【課題を解決するための手段】
【0002】
変形検知装置は、弾性基板と、弾性基板の第1面に形成された第1の歪みゲージ素子であって、第1の方向に付与された歪みに応じた第1の信号を出力するように構成された第1の歪みゲージ素子と、弾性基板の第1面とは反対の第2面に形成された第2の歪みゲージ素子であって、同じ第1の方向に付与された歪みに応じた第2の信号を出力するように構成された第2の歪みゲージ素子と、を備える。
【0003】
1つまたは複数の実施形態において、変形検知装置は、弾性誘電体基板の相対する平行な側にそれぞれ形成された2つの馬蹄形(例えば、U字形)抵抗器を備え、それらの間にコンデンサを形成している。2つの抵抗器のそれぞれから検知された抵抗を、それらの間で測定された静電容量と組み合わせて用いて、センサは、付与された異なる種類の変形を区別するために使用することが可能な3つの信号を提供する。例えば、基板の伸縮と撓みを区別するために、2つの抵抗と静電容量を示す3つの信号の組み合わせを用いることができる。この変形センサは、グローブ、ヘッドセット、または身体部位に適合するとともにその身体部位の動きを検出および区別するために用いることが可能な他の任意のファブリックのような、ウェアラブルデバイスにおいて使用されることがある。
【0004】
1つまたは複数の実施形態により、ウェアラブルデバイスは、1つ以上の変形センサと、測定回路と、変形分析器と、を備える。このような実施形態において、各々の変形センサは、可撓性の電気絶縁誘電材料を含む弾性基板と、弾性基板の第1面に形成された第1の歪みゲージ素子であって、第1の方向に付与された歪みに応じた第1の信号を出力するように構成された第1の歪みゲージ素子と、弾性基板の第1面とは反対の第2面に形成された第2の歪みゲージ素子であって、同じ第1の方向に付与された歪みに応じた第2の信号を出力するように構成された第2の歪みゲージ素子と、を有する。いくつかの実施形態では、変形センサは、付与された変形に応じた第3の信号を出力するように構成されており、第3の信号は、第1の歪みゲージ素子の第1端子と第2端子のうちの1つと、第2の歪みゲージ素子の第3端子と第4端子のうちの1つと、の間で測定可能である。測定回路は、付与された変形に応じて、第1の歪みゲージ素子からの第1の信号と、第2の歪みゲージ素子からの第2の信号と、を測定するように構成される。変形分析器は、第1の歪みゲージ素子から測定された第1の信号、第2の歪みゲージ素子から測定された第2の信号、および第3の信号に基づいて、付与された変形における、検知装置の伸縮変形の測度および撓み変形の測度を計算するように構成される。
【0005】
いくつかの実施形態では、ウェアラブルデバイス内の変形センサの第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の各々は、アーチ状ヘッドと、アーチ状ヘッドの両端から延出する一対の細長リードと、を含む馬蹄形状を有する。第1の歪みゲージ素子と第2の歪みゲージ素子の形状のアライメントは、弾性基板の第1面および第2面に直交する軸に沿って対応している。このような実施形態において、アライメントされた馬蹄形状は、関節動作する関節に外接する(取り囲む)ように構成されており、その関節の動きによって、結果的に変形センサの対応する変形が生じる。
【0006】
本発明による実施形態は、特に、システムおよび方法に関する添付の請求項において開示しており、ある1つの請求項カテゴリである例えば方法で記載されている特徴はいずれも、他の請求項カテゴリである例えばシステムでも同様に特許請求の対象となり得る。添付の請求項における従属関係または後方参照は、単なる形式的な理由で選択されたものである。しかしながら、先行する請求項への(特に多項従属での)意図的な後方参照の結果として得られる主題がいずれも、同様に特許請求の対象となり得ることで、請求項およびその特徴の任意の組み合わせが開示されているかのように、それらは、添付の請求項で選択されている従属関係にかかわりなく特許請求の対象となり得る。特許請求の対象となり得る主題は、添付の請求項に記載の特徴の組み合わせだけではなく、請求項に記載の特徴の他の任意の組み合わせも含み、このとき、請求項に記載の特徴はそれぞれ、請求項に記載の他のいずれかの特徴または他の特徴の組み合わせと組み合わせることができる。さらに、本明細書に記載もしくは図示の実施形態および特徴はいずれも、単独の請求項において、かつ/または本明細書に記載もしくは図示のいずれかの実施形態もしくは特徴との、または添付の請求項の特徴のいずれかとの任意の組み合わせで、特許請求され得る。
【0007】
本発明による一実施形態では、変形検知装置は、
弾性基板と、
弾性基板の第1面に形成された第1の歪みゲージ素子であって、第1の方向に付与された歪みに応じた第1の信号を出力するように構成された第1の歪みゲージ素子と、
弾性基板の第1面とは反対の第2面に形成された第2の歪みゲージ素子であって、同じ第1の方向に付与された歪みに応じた第2の信号を出力するように構成された第2の歪みゲージ素子と、を備える。
【0008】
本発明による一実施形態では、
第1の歪みゲージ素子は、2つの別個の端子である第1端子および第2端子を有し、
第1の信号は、第1の歪みゲージ素子の第1端子と第2端子の間で測定可能であり、
第2の歪みゲージ素子は、2つの別個の端子である第3端子および第4端子を有し、
第2の信号は、第2の歪みゲージ素子の第3端子と第4端子の間で測定可能である。
【0009】
本発明による一実施形態では、
弾性基板は、可撓性の電気絶縁誘電材料を含み、
変形検知装置は、付与された変形に応じた第3の信号を出力するように構成されており、第3の信号は、第1の歪みゲージ素子の端子と第2の歪みゲージ素子の端子の間で測定可能である。
【0010】
本発明による一実施形態では、変形検知装置は、さらに、
付与された変形に応じて、第1の歪みゲージ素子からの第1の信号と、第2の歪みゲージ素子からの第2の信号と、を測定するように構成された測定回路と、
第1の歪みゲージ素子から測定された第1の信号、第2の歪みゲージ素子から測定された第2の信号、および第3の信号に基づいて、付与された変形における、検知装置の伸縮変形の測度および撓み変形の測度を計算するように構成された変形分析器と、を備え得る。
【0011】
本発明による一実施形態では、
第1の信号は、第1の歪みゲージ素子の第1の抵抗を示し、
第2の信号は、第2の歪みゲージ素子の第2の抵抗を示し、
第3の信号は、付与された変形に応じて測定された弾性基板の静電容量を示している。
【0012】
変形分析器は、第1の信号、第2の信号、および第3の信号に基づいて、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の長さの変化割合((ΔL)/L
0)としての伸縮変形の測度を、以下の式を用いて計算し得る。
【0013】
【数1】
【0014】
【数2】
ただし、R
1は第1の抵抗、R
2は第2の抵抗、Cは静電容量であり、
Areaは、第1の歪みゲージ素子と第2の歪みゲージ素子とのオーバラップであり、
GFは、歪みと抵抗を関係付けるゲージ率であり、
γは、軸間の変形を関係付ける、弾性基板のポアソン比であり、
L
0は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の変形前の長さであり、
ΔL、ΔL
1、ΔL
2は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の長さの変化であり、
W
0は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の変形前の長さであり、
εは、弾性基板の誘電率であり、
R
0は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の基準抵抗であり、
g、g
0は、それぞれ弾性基板の変形後の幅および基準幅である。
【0015】
変形分析器は、第1の信号、第2の信号、および第3の信号に基づいて、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の曲げ半径としての撓み変形の測度を、以下の式を用いて計算し得る。
【0016】
【数3】
【0017】
【数4】
ただし、R
1は第1の抵抗、R
2は第2の抵抗であり、
GFは、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の歪みと抵抗を関係付けるゲージ率であり、
γは、軸間の変形を関係付ける、弾性基板のポアソン比であり、
L
0は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の変形前の長さであり、
ΔL
1、ΔL
2は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の長さの変化であり、
R
0は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の基準抵抗であり、
gは、弾性基板の変形後の幅であり、
ρ
1およびρ
2は、弾性基板の第1面および第2面の曲げ半径である。
【0018】
本発明による一実施形態では、
第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の各々は、アーチ状ヘッドと、アーチ状ヘッドの両端から延出する一対の細長リードと、を含む馬蹄形状を有し、
第1の歪みゲージ素子と第2の歪みゲージ素子の形状のアライメントは、弾性基板の第1面および第2面に直交する軸に沿って対応しており、
第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の中心軸は、弾性基板の第1面および第2面に直交する平面に沿って互いに平行かつ同一平面上にアライメントされており、
第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の細長リード対の対応するリード同士は、それぞれ、長さ方向に平行であるとともに、略同じ寸法を有する。
【0019】
本発明による一実施形態では、変形検知装置において、
測定回路は、付与された変形に応じて、第1の歪みゲージ素子からの第1の信号と、第2の歪みゲージ素子からの第2の信号と、を測定するように構成されており、
変形分析器は、第1の歪みゲージ素子から測定された第1の信号、第2の歪みゲージ素子から測定された第2の信号、および第3の信号に基づいて、付与された変形における、検知装置の伸縮変形の測度および撓み変形の測度を計算するように構成されている。
【0020】
本発明による一実施形態では、
伸縮変形の測度は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の変形前の長さに対する長さの平均変化を示しており、
撓み変形の測度は、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子が形成された弾性基板面の角曲がりの曲げ半径を示している。
【0021】
変形分析器は、さらに、測定された第1の信号、第2の信号、第3の信号を比較することによって、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の抵抗変化の符号ならびに弾性基板の静電容量変化の符号に基づいて、その伸縮変形が圧縮伸縮に相当するのか、または伸長伸縮に相当するのかを判定するように構成することができる。
【0022】
本発明による一実施形態では、変形検知装置は、
弾性基板と、
第1の歪みゲージ対であって、
弾性基板の第1面に形成された第1の歪みゲージ素子であって、第1の方向に付与された歪みに応じた第1の信号を出力するように構成された第1の歪みゲージ素子と、
弾性基板の第1面とは反対の第2面に形成された第2の歪みゲージ素子であって、同じ第1の方向に付与された歪みに応じた第2の信号を出力するように構成された第2の歪みゲージ素子と、を含み、
この変形検知装置は、付与された変形に応じた第3の信号を出力するように構成されており、第3の信号は、第1の歪みゲージ素子の端子と第2の歪みゲージ素子の端子の間で測定可能である、第1の歪みゲージ対と、
第2の歪みゲージ対であって、
弾性基板の第1面に概ね形成された第3の歪みゲージ素子であって、第2の方向に付与された歪みに応じた第4の信号を出力するように構成された第3の歪みゲージ素子と、
弾性基板の第1面とは反対の第2面に概ね形成された第4の歪みゲージ素子であって、同じ第2の方向に付与された歪みに応じた第5の信号を出力するように構成された第4の歪みゲージ素子と、を含み、
この変形検知装置は、付与された変形に応じた第6の信号を出力するように構成されており、第6の信号は、第3の歪みゲージ素子の端子と第4の歪みゲージ素子の端子の間で測定可能である、第2の歪みゲージ対と、を備え、
第1の方向は第2の方向に直交しており、
第1の歪みゲージ対の歪みゲージ素子と第2の歪みゲージ対の歪みゲージ素子とは、互いに直交している。
【0023】
変形検知装置は、
付与された変形に応じて、第1の歪みゲージ素子からの第1の信号と、第2の歪みゲージ素子からの第2の信号と、第3の歪みゲージ素子からの第4の信号と、第4の歪みゲージ素子からの第5の信号と、を測定するように構成された測定回路と、
第1の歪みゲージ素子から測定された第1の信号、第2の歪みゲージ素子から測定された第2の信号、第3の歪みゲージ素子から測定された第4の信号、第4の歪みゲージ素子から測定された第5の信号に基づいて、第1の方向および第2の方向における、検知装置の伸縮変形の測度および撓み変形の測度をそれぞれ計算するように構成された変形分析器と、を備え得る。
【0024】
本発明による一実施形態では、変形検知装置において、
変形分析器は、さらに、第1の歪みゲージ対および第2の歪みゲージ対から検出された第1の信号、第2の信号、第4の信号、第5の信号の大きさを比較することによって、第1の方向または第2の方向の伸縮のいずれかとして伸縮変形方向を判定するように構成されており、
第1の方向の伸縮の場合には、変形分析器は、第1の信号および第2の信号を用いて伸縮の大きさを計算するように構成されており、
第2の方向の伸縮の場合には、変形分析器は、第4の信号および第5の信号を用いて伸縮の大きさを計算するように構成されている。
【0025】
本発明による一実施形態では、変形検知装置において、
変形分析器は、さらに、測定された第1の信号、第2の信号、第4の信号、第5の信号に基づいて、撓み変形の大きさおよび撓み変形の方向を特定するように構成されている。
【0026】
本発明による一実施形態では、
変形分析器は、さらに、第1の歪みゲージ対および第2の歪みゲージ対から検出された第1の信号、第2の信号、第4の信号、第5の信号の大きさを比較することによって、第1の方向または第2の方向の撓みのいずれかとして撓み変形方向を判定するように構成されており、
第1の方向の撓みの場合には、変形分析器は、第1の信号および第2の信号を用いて撓みの大きさを計算するように構成されており、
第2の方向の撓みの場合には、変形分析器は、第4の信号および第5の信号を用いて撓みの大きさを計算するように構成されている。
【0027】
変形分析器は、さらに、測定された第1の信号、第2の信号、第4の信号、第5の信号を比較することによって、その撓み変形が弾性基板の第1面に向けた撓みに相当するのか、または弾性基板の第2面に向けた撓みに相当するのかを判定するように構成することができる。
【0028】
本発明による一実施形態では、変形検知装置は、
弾性基板と、
弾性基板の第1面に形成された第1の歪みゲージ素子であって、第1の方向に付与された歪みに応じた第1の信号を出力するように構成された第1の歪みゲージ素子と、
弾性基板の第1面とは反対の第2面に形成された第2の歪みゲージ素子であって、第2の方向に付与された歪みに応じた第2の信号を出力するように構成された第2の歪みゲージ素子と、を備え、
変形検知装置は、付与された変形に応じた第3の信号を出力するように構成されており、第3の信号は、第1の歪みゲージ素子の端子と第2の歪みゲージ素子の端子の間で測定可能であり、
第1の方向は第2の方向に直交しており、
第1の歪みゲージ素子と第2の歪みゲージ素子とは、互いに直交している。
【0029】
本発明による一実施形態では、
測定回路は、付与された変形に応じて、第1の歪みゲージ素子からの第1の信号と、第2の歪みゲージ素子からの第2の信号と、第3の信号と、を測定するように構成されており、
変形分析器は、第1の歪みゲージ素子から測定された第1の信号、第2の歪みゲージ素子から測定された第2の信号、および測定された第3の信号に基づいて、第1の方向および第2の方向における、検知装置の伸縮変形の測度および撓み変形の測度をそれぞれ計算するように構成されている。
【0030】
本発明による一実施形態では、変形検知装置において、
変形分析器は、さらに、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子から検出された第1の信号および第2の信号の大きさを比較することによって、第1の方向または第2の方向の伸縮のいずれかとして伸縮変形方向を判定するように構成されており、
第1の方向の伸縮の場合には、変形分析器は、第1の信号および第3の信号を用いて伸縮の大きさを計算するように構成されており、
第2の方向の伸縮の場合には、変形分析器は、第2の信号および第3の信号を用いて伸縮の大きさを計算するように構成されている。
【0031】
本発明による一実施形態では、
変形分析器は、さらに、第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子から検出された第1の信号および第2の信号の大きさを比較することによって、第1の方向または第2の方向の撓みのいずれかとして撓み変形方向を判定するように構成されており、
第1の方向の撓みの場合には、変形分析器は、第1の信号および第3の信号を用いて撓みの大きさを計算するように構成されており、
第2の方向の撓みの場合には、変形分析器は、第2の信号および第3の信号を用いて撓みの大きさを計算するように構成されている。
【0032】
本発明による一実施形態では、ウェアラブルデバイスは、
1つ以上の変形センサであって、各々の変形センサは、
可撓性の電気絶縁誘電材料を含む弾性基板と、
弾性基板の第1面に形成された第1の歪みゲージ素子であって、第1の方向に付与された歪みに応じた第1の信号を出力するように構成された第1の歪みゲージ素子と、
弾性基板の第1面とは反対の第2面に形成された第2の歪みゲージ素子であって、同じ第1の方向に付与された歪みに応じた第2の信号を出力するように構成された第2の歪みゲージ素子と、を有し、
変形センサは、付与された変形に応じた第3の信号を出力するように構成されており、第3の信号は、第1の歪みゲージ素子の第1端子と第2端子のうちの1つと、第2の歪みゲージ素子の第3端子と第4端子のうちの1つと、の間で測定可能である、1つ以上の変形センサと、
付与された変形に応じて、第1の歪みゲージ素子からの第1の信号と、第2の歪みゲージ素子からの第2の信号と、を測定するように構成された測定回路と、
第1の歪みゲージ素子から測定された第1の信号、第2の歪みゲージ素子から測定された第2の信号、および第3の信号に基づいて、付与された変形における、検知装置の伸縮変形の測度および撓み変形の測度を計算するように構成された変形分析器と、を備える。
【0033】
本発明による一実施形態では、
ウェアラブルデバイス内の変形センサの第1の歪みゲージ素子および第2の歪みゲージ素子の各々は、アーチ状ヘッドと、アーチ状ヘッドの両端から延出する一対の細長リードと、を含む馬蹄形状を有し、
第1の歪みゲージ素子と第2の歪みゲージ素子の形状のアライメントは対応しており、それらの形状は、関節動作する関節に外接するように構成されており、その関節の動きによって、結果的に変形センサの対応する変形が生じる。
【0034】
本発明による一実施形態では、変形センサの変形を検知する方法は、付与された変形に応じて、
変形センサの弾性基板の第1面に形成された第1の歪みゲージ素子から、第1の歪みゲージ素子の抵抗を示す第1の信号を測定することと、
変形センサの弾性基板の第2面に形成された第2の歪みゲージ素子から、第2の歪みゲージ素子の抵抗を示す第2の信号を測定することと、
付与された変形に応じて測定された弾性基板の静電容量を示す第3の信号を、第1の歪みゲージ素子と第2の歪みゲージ素子の間で測定することと、
第1の歪みゲージ素子から測定された第1の信号、第2の歪みゲージ素子から測定された第2の信号、および第3の信号に基づいて、付与された変形における、変形センサの伸縮変形の測度および撓み変形の測度を計算することと、を含む。
【0035】
本発明によるさらなる実施形態において、1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ソフトウェアを具現化しており、そのソフトウェアは、実行されることで、本発明または上記実施形態のいずれかによる方法を実施するように機能する。
【0036】
本発明によるさらなる実施形態において、システムは、1つ以上のプロセッサと、プロセッサに結合された少なくとも1つのメモリであって、プロセッサで実行可能な命令を含むメモリと、を備え、プロセッサは、命令を実行することで、本発明または上記実施形態のいずれかによる方法を実施するように機能する。
【0037】
本発明によるさらなる実施形態において、好ましくは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含む、コンピュータプログラムプロダクトは、データ処理システム上で実行されることで、本発明または上記実施形態のいずれかによる方法を実施するように機能する。