【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態によるシステムおよび方法は、電子ファイル内に明視野画像データから合成される画像および画像を表すメタデータを記憶し、記憶された画像およびメタデータを使用して画像をレンダリングするように構成される。本発明の一実施形態は、プロセッサと、符号化アプリケーションおよび明視野画像データを含有するメモリとを含み、明視野画像データは、異なる視点から捕捉される光景の複数の低解像度画像を備える。加えて、符号化アプリケーションは、より高い解像度の画像を合成することが、より高い解像度の画像内のピクセルの参照視点から深度を規定する深度マップを作成することを伴う、低解像度画像を使用して参照視点から光景のより高い解像度の画像を合成し、より高い解像度の画像を符号化し、メタデータが深度マップを含む、符号化画像と、符号化画像を表すメタデータとを含む、明視野画像ファイルを作成するように、プロセッサを構成する。
【0009】
本発明のさらなる実施形態は、プロセッサと、レンダリングアプリケーション、および符号化画像と、符号化画像を表すメタデータとを含む、明視野画像ファイルを含有する、メモリとを含み、メタデータは、符号化画像内のピクセルの参照視点から深度を規定する深度マップを備える。加えて、レンダリングアプリケーションは、明視野画像ファイル内の符号化画像の場所を規定し、符号化画像を復号し、明視野画像ファイル内のメタデータの場所を規定し、レンダリングされた画像を作成するように、深度マップ内で示される深度に基づいてピクセルを修正することによって、復号画像を後処理するようにプロセッサを構成する。
【0010】
別の実施形態では、明視野画像ファイルは、JFIF規格に準拠する。
【0011】
別のさらなる実施形態では、高解像度画像は、JPEG規格に従って符号化される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
明視野画像データを明視野画像ファイルとして符号化するためのシステムであって、
プロセッサと、
符号化アプリケーションおよび明視野画像データを含有するメモリであって、上記明視野画像データは、異なる視点から捕捉される光景の複数の低解像度画像を備える、メモリと
を備え、
上記符号化アプリケーションは、
上記低解像度画像を使用して参照視点から上記光景のより高い解像度の画像を合成することであって、上記より高い解像度の画像を合成することは、上記より高い解像度の画像内のピクセルの参照視点から深度を規定する深度マップを作成することを伴う、ことと、
上記より高い解像度の画像を符号化することと、
符号化画像と、上記符号化画像を表すメタデータとを含む明視野画像ファイルを作成することであって、上記メタデータは、上記深度マップを含む、ことと
を行うように、上記プロセッサを構成する、システム。
(項目2)
上記符号化アプリケーションは、上記深度マップを符号化するように上記プロセッサを構成し、上記符号化画像を表す上記メタデータに含まれる上記深度マップは、符号化深度マップである、項目1に記載のシステム。
(項目3)
上記より高い解像度の画像を合成することは、上記参照視点内で閉塞される上記光景の上記複数の低解像度画像内のピクセルを識別することを伴い、
上記明視野画像ファイル内の上記符号化画像を表す上記メタデータは、閉塞ピクセルの説明を含む、
項目1に記載のシステム。
(項目4)
上記閉塞ピクセルの上記説明は、上記閉塞ピクセルの色、場所、および深度を含む、項目3に記載のシステム。
(項目5)
上記より高い解像度の画像を合成することは、上記深度マップの信頼マップを作成することを伴い、上記信頼マップは、上記深度マップ内のピクセルの深度値の信頼性を示し、
上記明視野画像ファイル内の上記符号化画像を表す上記メタデータは、上記信頼マップを含む、
項目3に記載のシステム。
(項目6)
上記符号化アプリケーションは、上記信頼マップを符号化するように上記プロセッサを構成する、項目1に記載のシステム。
(項目7)
上記符号化アプリケーションは、不連続性上に位置する合成画像内のピクセルを示すエッジマップを生成するように上記プロセッサを構成し、
上記明視野画像ファイル内の上記符号化画像を表す上記メタデータは、上記エッジマップを含む、
項目3に記載のシステム。
(項目8)
上記エッジマップは、ピクセルが強度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目7に記載のシステム。
(項目9)
上記エッジマップは、ピクセルが強度および深度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目7に記載のシステム。
(項目10)
上記符号化アプリケーションは、上記エッジマップを符号化するように上記プロセッサを構成する、項目7に記載のシステム。
(項目11)
上記符号化アプリケーションは、上記光景の上記複数の低解像度画像からのピクセルに対応しない、かつ合成画像内の隣接ピクセルからのピクセル値を補間することによって生成される、上記合成画像内のピクセルを示す、欠落ピクセルマップを生成するように上記プロセッサを構成し、
上記明視野画像ファイル内の上記符号化画像を表す上記メタデータは、上記欠落ピクセルマップを含む、
項目3に記載のシステム。
(項目12)
上記符号化アプリケーションは、上記欠落ピクセルマップを符号化するように上記プロセッサを構成する、項目1に記載のシステム。
(項目13)
上記メタデータはまた、焦点面も含む、項目1に記載のシステム。
(項目14)
上記明視野画像ファイルは、JFIF規格に準拠する、項目1に記載のシステム。
(項目15)
上記高解像度画像は、JPEG規格に従って符号化される、項目14に記載のシステム。
(項目16)
上記メタデータは、上記明視野画像ファイル内のアプリケーションマーカーセグメント内に位置する、項目15に記載のシステム。
(項目17)
上記アプリケーションマーカーセグメントは、APP9マーカーを使用して識別される、項目16に記載のシステム。
(項目18)
上記符号化アプリケーションは、可逆圧縮を使用して上記JPEG規格に従って上記深度マップを符号化するように上記プロセッサを構成し、上記符号化深度マップは、上記メタデータを含有する上記アプリケーションマーカーセグメント内に記憶される、項目16に記載のシステム。
(項目19)
上記より高い解像度の画像を合成することは、上記参照視点内で閉塞される上記光景の上記複数の低解像度画像からピクセルを識別することを伴い、
上記閉塞ピクセルの説明は、上記メタデータを含有する上記アプリケーションマーカーセグメント内に記憶される、
項目18に記載のシステム。
(項目20)
上記閉塞ピクセルの上記説明は、上記閉塞ピクセルの色、場所、および深度を含む、項目19に記載のシステム。
(項目21)
上記より高い解像度の画像を合成することは、上記深度マップの信頼マップを作成することを伴い、上記信頼マップは、上記深度マップ内のピクセルの深度値の信頼性を示し、
上記信頼マップは、上記メタデータを含有する上記アプリケーションマーカーセグメント内に記憶される、
項目16に記載のシステム。
(項目22)
上記符号化アプリケーションは、可逆圧縮を使用して上記JPEG規格に従って上記信頼マップを符号化するように上記プロセッサを構成する、項目21に記載のシステム。
(項目23)
上記符号化アプリケーションは、不連続性上に位置する上記合成画像内のピクセルを示すエッジマップを生成するように上記プロセッサを構成し、
上記エッジマップは、上記メタデータを含有する上記アプリケーションマーカーセグメント内に記憶される、
項目16に記載のシステム。
(項目24)
上記エッジマップは、ピクセルが強度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目23に記載のシステム。
(項目25)
上記エッジマップは、ピクセルが強度および深度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目23に記載のシステム。
(項目26)
上記符号化アプリケーションは、可逆圧縮を使用して上記JPEG規格に従って上記エッジマップを符号化するように上記プロセッサを構成する、項目23に記載のシステム。
(項目27)
上記符号化アプリケーションは、上記光景の上記複数の低解像度画像からのピクセルに対応しない、かつ上記合成画像内の隣接ピクセルからのピクセル値を補間することによって生成される、上記合成画像内のピクセルを示す、欠落ピクセルマップを生成するように上記プロセッサを構成し、
上記欠落ピクセルマップは、上記メタデータを含有する上記アプリケーションマーカーセグメント内に記憶される、
項目16に記載のシステム。
(項目28)
上記符号化アプリケーションは、可逆圧縮を使用して上記JPEG規格に従って上記欠落ピクセルマップを符号化するように上記プロセッサを構成する、項目27に記載のシステム。
(項目29)
明視野画像データを明視野画像ファイルとして符号化するための方法であって、
符号化デバイスおよび明視野画像データを使用して、参照視点からの光景のより高い解像度の画像、および合成画像内のピクセルの深度を表す深度マップを合成することであって、上記明視野画像データは、異なる視点から捕捉される光景の複数の低解像度画像を備え、上記より高い解像度の画像を合成することは、上記より高い解像度の画像内のピクセルの上記参照視点から深度を規定する深度マップを作成することを伴う、ことと、
上記符号化デバイスを使用して、上記より高い解像度の画像を符号化することと、
上記符号化デバイスを使用して、上記符号化画像と、上記符号化画像を表すメタデータとを含む明視野画像ファイルを作成することであって、上記メタデータは、上記深度マップを含む、ことと
を含む、方法。
(項目30)
プロセッサ命令を含有する機械可読媒体であって、プロセッサによる上記命令の実行は、上記プロセッサに、
明視野画像データを使用して、参照視点からの光景のより高い解像度の画像を合成することであって、上記明視野画像データは、異なる視点から捕捉される光景の複数の低解像度画像を備え、上記より高い解像度の画像を合成することは、上記より高い解像度の画像内のピクセルの上記参照視点から深度を規定する深度マップを作成することを伴う、ことと、
上記より高い解像度の画像を符号化することと、
符号化画像と、上記符号化画像を表すメタデータとを含む、明視野画像ファイルを作成することであって、上記メタデータは、上記深度マップを含む、ことと
を含む、プロセスを行わせる、
機械可読媒体。
(項目31)
符号化画像と、上記符号化画像を表すメタデータとを含む明視野画像ファイルを使用して、画像をレンダリングするためのシステムであって、上記メタデータは、上記符号化画像内のピクセルの参照視点から深度を規定する深度マップを備え、
上記システムは、
プロセッサと、
レンダリングアプリケーションと、符号化画像と上記符号化画像を表すメタデータとを含む明視野画像ファイルとを含有する、メモリであって、上記メタデータは、上記符号化画像内のピクセルの上記参照視点から深度を規定する深度マップを備える、メモリと
を備え、
上記レンダリングアプリケーションは、
上記明視野画像ファイル内の上記符号化画像の場所を規定することと、
上記符号化画像を復号することと、
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータの場所を規定することと、
レンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、復号画像を後処理することと
を行うように、上記プロセッサを構成する、システム。
(項目32)
上記レンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、上記復号画像を後処理するように上記プロセッサを構成する、上記レンダリングアプリケーションは、深度ベースの効果を上記復号画像の上記ピクセルに適用することを含む、項目31に記載のシステム。
(項目33)
上記深度ベースの効果は、
上記復号画像の焦点面を修正することと、
上記復号画像の被写界深度を修正することと、
上記復号画像の焦点外領域中のぼやけを修正することと、
上記復号画像の上記被写界深度を局所的に変化させることと、
上記復号画像内の異なる深度で複数の焦点領域を作成することと、
深度関連のぼやけを適用することと
から成る群より選択される、少なくとも1つの効果を含む、
項目32に記載のシステム。
(項目34)
上記符号化画像は、異なる視点から光景を捕捉する複数のより低い解像度の画像を使用して、参照視点から合成される光景の画像であり、
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からのピクセルを備え、
上記レンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、上記復号画像を後処理するように上記プロセッサを構成する、上記レンダリングアプリケーションは、上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることを含む、
項目31に記載のシステム。
(項目35)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータは、上記閉塞ピクセルの色、場所、および深度を含む、上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルの説明を含み、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、
上記ピクセルの上記深度に基づいて、上記復号画像からのピクセルおよび上記メタデータ内の上記閉塞ピクセルを上記異なる視点へ移行することと、
ピクセル閉塞を判定することと、
閉塞されていない移行ピクセルを使用して、かつ閉塞されていない隣接ピクセルを使用して欠落ピクセルを埋めるように補間することによって、上記異なる視点から画像を生成することと
を含む、
項目34に記載のシステム。
(項目36)
上記異なる視点からレンダリングされる上記画像は、立体の一対の画像の一部である、項目34に記載のシステム。
(項目37)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、上記深度マップの信頼マップを備え、上記信頼マップは、上記深度マップによってピクセルに提供される深度値の信頼性を示し、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、上記信頼マップに基づいて少なくとも1つのフィルタを適用することを含む、
項目34に記載のシステム。
(項目38)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、不連続性上に位置する上記復号画像内のピクセルを示すエッジマップを備え、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、上記エッジマップに基づいて少なくとも1つのフィルタを適用することを含む、
項目34に記載のシステム。
(項目39)
上記エッジマップは、ピクセルが強度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目38に記載のシステム。
(項目40)
上記エッジマップは、ピクセルが強度および深度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目38に記載のシステム。
(項目41)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、上記光景の上記複数の低解像度画像からのピクセルに対応しない、かつ合成画像内の隣接ピクセルからのピクセル値を補間することによって生成される、上記復号画像内のピクセルを示す、欠落ピクセルマップを備え、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、上記欠落ピクセルマップに基づいてピクセルを無視することを含む、
項目34に記載のシステム。
(項目42)
上記明視野画像ファイルは、JFIF規格に準拠し、上記符号化画像は、JPEG規格に従って符号化され、
上記メモリは、JPEGデコーダアプリケーションを備え、
上記レンダリングアプリケーションは、
上記明視野画像ファイル内で画像開始マーカーの場所を規定することによって、上記符号化画像の場所を規定することと、
上記JPEGデコーダを使用して、上記符号化画像を復号することと
を行うように、上記プロセッサを構成する、
項目31に記載のシステム。
(項目43)
上記メタデータは、上記明視野画像ファイル内のアプリケーションマーカーセグメント内に位置する、項目42に記載のシステム。
(項目44)
上記アプリケーションマーカーセグメントは、APP9マーカーを使用して識別される、項目43に記載のシステム。
(項目45)
上記深度マップは、可逆圧縮を使用して上記JPEG規格に従って符号化され、
上記レンダリングアプリケーションは、
上記深度マップを備える上記メタデータを含有する、少なくとも1つのアプリケーションマーカーセグメントの場所を規定することと、
上記JPEGデコーダを使用して、上記深度マップを復号することと
を行うように、上記プロセッサを構成する、
項目43に記載のシステム。
(項目46)
上記符号化画像は、異なる視点から光景を捕捉する複数のより低い解像度の画像を使用して、参照視点から合成される上記光景の画像であり、
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からのピクセルを備え、
上記レンダリングアプリケーションは、上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からのピクセルを備える、上記メタデータを含有する、少なくとも1つのアプリケーションマーカーセグメントの場所を規定するように上記プロセッサを構成し、
上記レンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記ピクセルの上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、上記復号画像を後処理するように上記プロセッサを構成する、上記レンダリングアプリケーションは、上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることを含む、
項目43に記載のシステム。
(項目47)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータは、上記閉塞ピクセルの色、場所、および深度を含む、上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルの説明を含み、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、
上記ピクセルの上記深度に基づいて、上記復号画像からのピクセルおよび上記メタデータ内の上記閉塞ピクセルを上記異なる視点へ移行することと、
ピクセル閉塞を判定することと、
閉塞されていない移行ピクセルを使用して、かつ閉塞されていない隣接ピクセルを使用して欠落ピクセルを埋めるように補間することによって、上記異なる視点から画像を生成することと
を含む、
項目46に記載のシステム。
(項目48)
上記異なる視点からレンダリングされる上記画像は、立体の一対の画像の一部である、項目46に記載のシステム。
(項目49)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、上記深度マップの信頼マップを備え、上記信頼マップは、上記深度マップによってピクセルに提供される深度値の信頼性を示し、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、上記信頼マップに基づいて少なくとも1つのフィルタを適用することを含む、
項目46に記載のシステム。
(項目50)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、不連続性上に位置する上記復号画像内のピクセルを示すエッジマップを備え、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、上記エッジマップに基づいて少なくとも1つのフィルタを適用することを含む、
項目46に記載のシステム。
(項目51)
上記エッジマップは、ピクセルが強度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目50に記載のシステム。
(項目52)
上記エッジマップは、ピクセルが強度および深度不連続性上に位置するかどうかを識別する、項目50に記載のシステム。
(項目53)
上記エッジマップは、可逆圧縮を使用して上記JPEG規格に従って符号化され、
上記レンダリングアプリケーションは、
上記エッジマップを備える上記メタデータを含有する、少なくとも1つのアプリケーションマーカーセグメントの場所を規定することと、
上記JPEGデコーダを使用して、上記エッジマップを復号することと
を行うように、上記プロセッサを構成する、
項目50に記載のシステム。
(項目54)
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、上記光景の上記複数の低解像度画像からのピクセルに対応しない、かつ上記合成画像内の隣接ピクセルからのピクセル値を補間することによって生成される、上記復号画像内のピクセルを示す、欠落ピクセルマップを備え、
上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用して、異なる視点から画像をレンダリングすることはさらに、上記欠落ピクセルマップに基づいてピクセルを無視することを含む、
項目46に記載のシステム。
(項目55)
上記欠落ピクセルマップは、可逆圧縮を使用して上記JPEG規格に従って符号化され、
上記レンダリングアプリケーションは、
上記欠落ピクセルを備える上記メタデータを含有する、少なくとも1つのアプリケーションマーカーセグメントの場所を規定することと、
上記JPEGデコーダを使用して、上記欠落ピクセルマップを復号することと
行うように、上記プロセッサを構成する、
項目54に記載のシステム。
(項目56)
符号化画像と、上記符号化画像を表すメタデータとを含む、明視野画像ファイルを使用して、画像をレンダリングするための方法であって、上記メタデータは、上記符号化画像内のピクセルの参照視点から深度を規定する深度マップを備える、方法であって、
レンダリングデバイスを使用して、上記明視野画像ファイル内の上記符号化画像の場所を規定することと、
上記レンダリングデバイスを使用して、上記符号化画像を復号することと、
上記レンダリングデバイスを使用して、上記明視野画像ファイル内の上記メタデータの場所を規定することと、
上記レンダリングデバイスを使用してレンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、上記復号画像を後処理することと
を含む、方法。
(項目57)
上記レンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、上記復号画像を後処理することは、上記レンダリングデバイスを使用して、深度ベースの効果を上記復号画像の上記ピクセルに適用することを含む、項目56に記載の方法。
(項目58)
上記深度ベースの効果は、
上記レンダリングデバイスを使用して、上記復号画像の焦点面を修正することと、
上記レンダリングデバイスを使用して、上記復号画像の被写界深度を修正することと、
上記レンダリングデバイスを使用して、上記復号画像の焦点外領域中のぼやけを修正することと、
上記レンダリングデバイスを使用して、上記復号画像の上記被写界深度を局所的に変化させることと、
上記レンダリングデバイスを使用して、上記復号画像内の異なる深度で複数の焦点領域を作成することと、
上記レンダリングデバイスを使用して、深度関連のぼやけを適用することと
から成る群より選択される、少なくとも1つの効果を含む、
項目57に記載の方法。
(項目59)
上記符号化画像は、異なる視点から光景を捕捉する複数のより低い解像度の画像を使用して、参照視点から合成される上記光景の画像であり、
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータはさらに、上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からのピクセルを備え、
上記レンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、上記復号画像を後処理することは、上記レンダリングデバイスを使用して異なる視点から画像をレンダリングするために、上記深度マップ、および上記参照視点内で閉塞される上記より低い解像度の画像からの上記ピクセルを使用することを含む、
項目57に記載の方法。
(項目60)
プロセッサ命令を含有する機械可読媒体であって、プロセッサによる上記命令の実行は、上記プロセッサに、
明視野画像ファイル内の符号化画像の場所を規定することであって、上記明視野画像ファイルは、符号化画像と、上記符号化画像内のピクセルの参照視点から深度を規定する深度マップを備える、上記符号化画像を表すメタデータとを含む、ことと、
上記符号化画像を復号することと、
上記明視野画像ファイル内の上記メタデータの場所を規定することと、
レンダリングされた画像を作成するように、上記深度マップ内で示される上記深度に基づいて上記ピクセルを修正することによって、上記復号画像を後処理することと
を含む、プロセスを行わせる、
機械可読媒体。