特許第6633799号(P6633799)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6633799
(24)【登録日】2019年12月20日
(45)【発行日】2020年1月22日
(54)【発明の名称】杖と傘の一体保持具
(51)【国際特許分類】
   A47G 25/12 20060101AFI20200109BHJP
【FI】
   A47G25/12 G
   A47G25/12 M
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-111640(P2019-111640)
(22)【出願日】2019年6月17日
【審査請求日】2019年6月17日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】596080880
【氏名又は名称】鈴木 規江
(74)【代理人】
【識別番号】100164862
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 昌宏
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 規江
【審査官】 片岡 弘之
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭47−008365(JP,U)
【文献】 特開2011−015937(JP,A)
【文献】 特開2001−070021(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 25/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
杖の下端を挿入通過させる輪状の上部杖係着部と、
該上部杖係着部に挿入され通過した杖の下端を挿入通過させる輪状の下部杖係着部と、
傘を巻回保持可能な変形自在で筒状の傘係着部と、を備え、
上部杖係着部と傘係着部の上部を連接し、下部杖係着部と傘係着部の下部を連接し、
上部杖係着部と傘係着部の上部を同時に窄めることが可能な上部緊締手段を設け、
下部杖係着部と傘係着部の下部を同時に窄めることが可能な下部緊締手段を設けた、
ことを特徴とする杖と傘の一体保持具。
【請求項2】
上部杖係着部と下部杖係着部との間に、杖を巻回し緊締可能な杖緊締手段を傘係着部に設けた、
ことを特徴とする請求項1記載の杖と傘の一体保持具。
【請求項3】
請求項1及び請求項2に記載の杖と傘の一体保持具を杖の持ち手に係着可能な紐状の持ち手係着部を傘係着部に設けた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の杖と傘の一体保持具。
【請求項4】
傘係着部の傘と接する面が吸水可能に形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の杖と傘の一体保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、杖に傘を簡単に保持することが出来る、杖と傘の一体保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、細長形状の杖本体の内部を中空状に形成し、該杖本体の内部に折り畳んだ傘を収納可能な杖が提案されている(特許文献1)。しかしながら、該杖は、杖本体の内部に収納された傘を取り出すには、逆U字形状をした杖の握り手部分を回転させて杖本体より取り外さなければならず、傘を取り出した後は、再び該杖の握り手部分を杖本体に螺嵌させなければならないという課題があり、この作業は杖を使用するやや体が不自由な高齢者等には大きな負担となる難しい動作であると言う課題がある。
【0003】
また、該課題を解決するため、特許文献2の傘収納具付き杖が提案されている(特許文献2)。該傘収納具付き杖は、傘収納具を備え、この傘収納具は、傘軸を囲むように傘軸に取り付けられ、上下両端が開いた、非透水性の筒状体と、この筒状体の下端に取り付けられた網状体を有する杖である。
【0004】
しかしながら、該傘収納具付き杖は、細長形状の傘軸(杖本体)の周りに、傘を収納する非透水性の筒状体が保持された形状となっていて、筒状体も杖と一体となっているため、全体として太いものとなって使用の際には、使い勝手が悪くなる場合があり、特に前後に杖を移動させる際に筒状体が足に衝突する場合があり、安全性が不十分な場合がある、という課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−70021号公報
【特許文献2】特許第6348081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、杖に傘を容易に一体保持することが出来、杖に一体保持された傘を取り出すに当たっても、やや体が不自由な高齢者等であっても簡単な操作で傘を取り出すことが出来、本発明の杖と傘の一体保持具を使用して杖と傘を一体に保持しても、全体として嵩張らずコンパクトにまとめられるため、この状態での杖を、傘を保持していない状態の杖と同様に使用することができ、取り扱いにおいても安全である、杖と傘の一体保持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、杖の下端を挿入通過させる輪状の上部杖係着部と、
該上部杖係着部に挿入され通過した杖の下端を挿入通過させる輪状の下部杖係着部と、
傘を巻回保持可能な変形自在で筒状の傘係着部と、を備え、
上部杖係着部と傘係着部の上部を連接し、下部杖係着部と傘係着部の下部を連接し、
上部杖係着部と傘係着部の上部を同時に窄めることが可能な上部緊締手段を設け、
下部杖係着部と傘係着部の下部を同時に窄めることが可能な下部緊締手段を設けた、
ことを特徴とする杖と傘の一体保持具を提供する。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、上部杖係着部と下部杖係着部との間に、杖を巻回し緊締可能な杖緊締手段を傘係着部に設けた、
ことを特徴とする請求項1記載の杖と傘の一体保持具を提供する。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、請求項1及び請求項2に記載の杖と傘の一体保持具を杖の持ち手に係着可能な紐状の持ち手係着部を傘係着部に設けた、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の杖と傘の一体保持具を提供する。
【0010】
また、請求項4記載の発明は、傘係着部の傘と接する面が吸水可能に形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の杖と傘の一体保持具を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の杖と傘の一体保持具において、上部杖係着部と傘係着部の上部とは連接され、下部杖係着部と傘係着部の下部は連接されているため、杖の下端部を本発明の上部杖係着部に挿入通過させ、続いて該下端部を下部杖係着部に挿入通過させることにより、杖の細長形状の本体部に傘係着部が保持されることになる。傘係着部は傘を巻回保持可能に形成され、上部杖係着部と傘係着部の上部には上部緊締手段が設けられ、下部杖係着部と傘係着部の下部には下部緊締手段が設けられているため、これらの緊締手段による締め付け操作(上部杖係着部と傘係着部の上部及び下部杖係着部と傘係着部の下部をそれぞれ窄める操作)のみによって、容易に上部杖係着部と下部杖係着部は杖に強く係着され、傘係着部の上部及び傘係着部の下部は傘をしっかりと巻回保持することになって、傘と杖は一体となる効果がある。またこの状態はコンパクトである効果がある。
【0012】
また、杖と一体となっている傘を取り出すには、上部緊締手段及び下部緊締手段の締め付けを開放する操作(上部杖係着部と傘係着部の上部及び下部杖係着部と傘係着部の下部をそれぞれ広げる操作)のみによって、傘係着部上部及び傘係着部下部の巻回が弱くなり、これにより傘を傘係着部より簡単に抜き取ることが出来る効果がある。
【0013】
傘を抜き取った後は、少なくとも上部緊締手段と下部緊締手段のどちらかを締め付ければ、上部杖係着部と下部杖係着部のどちらかの輪が小さくなって(窄められて)杖に強く係着され、本発明の杖と傘の一体保持具が、杖の細長形状の本体部に係着し該本体部に沿ってずり落ちることがない効果がある。傘のない状態で上部杖係着部と下部杖係着部の両方を締め付ければ、本発明の杖と傘の一体保持具は、特に筒状の傘係着部が変形自在であるため、杖にコンパクトに保持されることになり、本発明の杖と傘の一体保持具が保持されていない状態の杖と同様に使用することが出来る効果があり、取り扱いにおいても本発明の杖と傘の一体保持具が足等に衝突することがなく安全である、という効果がある。特に杖を使用する際に、傘係着部を体から離れた位置に保持するようにして使用すれば傘係着部は足等に衝突することが無く、さらに安全である、という効果がある。
【0014】
また、請求項2に記載の杖と傘の一体保持具は、上部杖係着部と下部杖係着部との間に、杖を巻回し緊締可能な杖緊締手段が傘係着部に設けられているため、上部杖係着部及び下部杖係着部において上部緊締手段及び下部緊締手段を締め付けると同時に該杖緊締手段によって杖を緊締することで、より確実にまたコンパクトに本発明の杖と傘の一体保持具を杖に保持することが出来る効果がある。
【0015】
また、請求項3に記載の杖と傘の一体保持具は、請求項1及び請求項2に記載の杖と傘の一体保持具を杖の持ち手に係着する持ち手係着部が傘係着部に設けられているため、上記のように上部緊締手段及び下部緊締手段を締め付ける操作をしなくても、該持ち手係着部によって請求項1及び請求項2に記載の杖と傘の一体保持具が杖に係着保持される効果がある。これにより、請求項1及び請求項2に記載の杖と傘の一体保持具が杖からずり落ちることが無い効果がある。

【0016】
また、請求項4に記載の杖と傘の一体保持具は、傘係着部の傘と接する面が吸水可能に形成されているため、傘が雨水等により濡れている際には、その雨水が傘係着部の傘と接する面に吸水されることで、杖を伝って杖の下方の床に雨水が落下することが無くなり、杖を床面に突く際に、杖の石突部が落下した水により滑ることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に係る杖と傘の一体保持具の全体斜視図である。
図2】本発明に係る杖と傘の一体保持具を杖に保持させた状態を示す状態斜視図である。
図3】本発明に係る杖と傘の一体保持具を杖に保持させ、傘係着部に傘を巻回保持した状態を示す状態斜視図である。
図4】本発明の請求項2に係る杖と傘の一体保持具であって、上部杖係着部と下部杖係着部との間に、杖を巻回し緊締可能な杖緊締手段が設けられた、杖と傘の一体保持具の全体斜視図である。
図5】本発明の請求項3に係る杖と傘の一体保持具の持ち手係着部を杖の持ち手に係着させた状態を示す状態斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
次に本発明に係る杖と傘の一体保持具を実施するための形態に関し、図1乃至図5に基づき詳細に説明する。
【実施例】
【0019】
図1は、本発明に係る杖と傘の一体保持具の全体斜視図であり、1は杖Sの下端Saを上方より挿入し通過させる、全体として輪状に形成された上部杖係着部であり、2は該上部杖係着部1と同様に形成され、該上部杖係着部1に挿入され通過した杖Sの下端Saを、同様に上方(上部杖係着部1側)から挿入し通過させる、全体として輪状に形成された下部杖係着部である。
【0020】
図2は、該上部杖係着部1及び下部杖係着部2に杖Sの下端Saが挿入通過されて、本発明の杖と傘の一体保持具が杖Sに係着保持されている状態を示した状態斜視図である。図1において、3は窄められた傘Uの布生地部分を外側から巻回保持可能な傘係着部であり、該傘係着部3は、変形自在の布帛等やシート素材で形成され、全体として筒状に形成されている。
【0021】
前記上部杖係着部1と筒状の傘係着部3の上部4は、上部杖係着部1であって傘係着部3側の湾曲部1aと、傘係着部3の上部4であって上部杖係着部1側の湾曲部4aとを、表裏一体に形成することで連接された状態に成っている。同様に、前記下部杖係着部2であって筒状の傘係着部3の下部5は、下部杖係着部2であって傘係着部3側の湾曲部2aと傘係着部3の下部5であって下部杖係着部2側の湾曲部5aとを表裏一体に形成することで連接された状態に成っている。
【0022】
また、輪状に形成されている上部杖係着部1であって、傘係着部3の上部4と連接されている部分以外の上部ブリッジ部1bは、傘係着部3の上部4の最上部4bと連続していて、該上部ブリッジ部1bと傘係着部3の上部4の最上部4bは袋状に形成されている。傘係着部3は、本実施例では、図1等に示されるように、連接されている上部杖係着部1と略反対側が分割された状態に形成されているが、分割されずに全体として筒状を形成していてもよい。本実施例では分割されている部分にスライドファスナーを設けていて(スライドファスナーの細かな図示は省略)、該分割部3aを開閉自在に形成し、図1等では開かれた状態を示している。スライドファスナーが閉じれば傘係着部3は筒状となる。
【0023】
袋状に形成されている上部杖係着部1の上部ブリッジ部1bと傘係着部3の上部4の最上部4bの袋内には一本の紐6が挿通されていて、該紐6の両端は取りまとめられ、該端部から紐6に沿って摺動可能な上部掛止駒7が挿通されている。該上部掛止駒7はその位置を変えることにより、上部ブリッジ部1bと最上部4bとを同時に開閉できるように(窄めたり広げたりできるように)成っている。上部掛止駒7を上部杖係着部1側へ移動させれば、上部杖係着部1と傘係着部3の上部4が同時に窄められるように成っていて、上部ブリッジ部1bと最上部4bと紐6と上部掛止駒7とで上部緊締手段K1と成している。
【0024】
同様に輪状に形成されている下部杖係着部2であって、傘係着部3の下部5と連接されている部分以外の下部ブリッジ部2bは、傘係着部3の下部5の最下部5bと連続していて、該下部ブリッジ部2bと傘係着部3の下部5の最下部5bは袋状に形成されている。
【0025】
袋状に形成されている下部杖係着部2の下部ブリッジ部2bと傘係着部3の下部5の最下部5bの袋内には一本の紐8が挿通されていて、該紐8の両端は取りまとめられ、該端部から紐8に沿って摺動可能な下部掛止駒9が挿通されている。該下部掛止駒9はその位置を変えることにより、下部ブリッジ部2bと最下部5bを同時に開閉できるように(窄めたり広げたりできるように)成っている。下部掛止駒9を下部杖係着部2側へ移動させれば、下部杖係着部2と傘係着部3の下部5が同時に窄められるようになっていて、下部ブリッジ部2bと最下部5bと紐8と下部掛止駒9とで下部緊締手段K2と成している。
【0026】
本発明の杖と傘の一体保持具は、上記のように形成されているため、まず図2に示すように杖Sを上部杖係着部1と下部杖係着部2に挿通させ、次に図3に示すように傘Uを傘係着部3の傘係着部3の上部4の上方から挿入して傘係着部3の下部5を挿通させるようにすれば、窄められた傘Uの布生地部分を外側から傘係着部3が巻回する状態となり、次に上部緊締手段K1の上部掛止駒7を上部杖係着部1側に移動させて、上部杖係着部1及び傘係着部3の上部4を窄めれば、本発明の杖と傘の一体保持具の上部で杖Sと傘Uが一体に保持される。さらに下部緊締手段K2の下部掛止駒8を下部杖係着部2側に移動させて、下部杖係着部2及び傘係着部3の下部5を窄めれば、本発明の杖と傘の一体保持具の下部で杖Sと傘Uが一体に保持される。
【0027】
このように、本発明の杖と傘の一体保持具で杖Sと傘Uを一体に保持すれば、少なくとも2か所で杖Sと傘Uが本保持具で緊締されることになり、コンパクトにしっかりとまとめられることになる。
【0028】
図4は上記請求項1記載の杖と傘の一体保持具に、さらに、上部杖係着部1と下部杖係着部2との間であって、杖Sを巻回し緊締可能な杖緊締手段K3が傘係着部3に設けられた請求項2の杖と傘の一体保持具を示している。杖緊締手段K3は、面ファスナー10のフック部10aとループ部10bと、該面ファスナー10と略同一高さにある傘係着部3の杖が挿通される側部分、とから構成されこれらは全体として輪状と成っていて、フック部10a及びループ部10bはそれぞれ筒状の傘係着部3の略中央部に固着されている。杖Sは、その下端Saを上部杖係着部1及び下部杖係着部2に挿通させて図2の状態にしたのち、面ファスナー10を強く締めること(前記全体として輪状に形成されている該輪を窄めること)でも本発明の杖と傘の一体保持具に保持されることになる。
【0029】
図5は、請求項1に記載の杖と傘の一体保持具の傘係着部3にさらに紐状の持ち手係着部11が設けられ、該持ち手係着部11によって本発明の杖と傘の一体保持具が杖Sの持ち手Sbに係着されている状態の請求項3に記載の杖と傘の一体保持具を示している。より具体的には、持ち手係着部11の端部には輪11aが設けられていて、該輪11aを杖Sの持ち手SbのT字部分に通すことで、本発明の杖と傘の一体保持具を杖Sに係着し、その部分より下方にずり落ちないように形成している。紐状とは紐に限定されることではなく、細長く変形自在であることの意義である。したがって鎖等であってもよい。
【0030】
なお、上記筒状の傘係着部3の内側は、窄められた傘Uの布生地部分が接するが、この内側部分を吸水性の布帛等で形成し、巻回する傘Uに付着している雨水を該吸水性の布帛により吸水するようにしてもよい。こうすることにより、雨水が付着した傘Uと杖Sを、本発明の杖と傘の一体保持具で一体に保持していても、床面に傘Uからの雨水が落下することが無くなり、杖Sの石突部が該雨水で滑る、ということが無い。また吸水された雨水は、上記傘係着部3の分割部3aのスライドファスナー(図示せず)を閉じた状態にすれば、そのまま傘係着部3の内側に保持され、該スライドファスナーを開いて分割部3aを開放させれば、吸水された雨水等を蒸発させて傘係着部3の内側を素早く乾かすことが出来る。
【符号の説明】
【0031】
1 上部杖係着部
1a 湾曲部
1b 上部ブリッジ部
2 下部杖係着部
2a 湾曲部
2b 下部ブリッジ部
3 傘係着部
3a 分割部
4 上部
4a 湾曲部
4b 最上部
5 下部
5a 湾曲部
5b 最下部
6 紐
7 上部掛止駒
8 紐
9 下部掛止駒
10 面ファスナー
10a フック部
10b ループ部
11 持ち手係着部
11a 輪
K1 上部緊締手段
K2 下部緊締手段
K3 杖緊締手段
S 杖
Sa 下端
Sb 持ち手
U 傘
【要約】
【課題】杖に傘を容易に一体保持することが出来、杖と傘をコンパクトにまとめることが出来る杖と傘の一体保持具を提供する。
【解決手段】杖の下端を挿入通過させる輪状の上部杖係着部1と下部杖係着部2と、傘を巻回保持可能な変形自在で筒状の傘係着部3と、を備え、上部杖係着部1と傘係着部3の上部4を連接し、下部杖係着部2と傘係着部3の下部5を連接し、上部杖係着部1と傘係着部3の上部4を同時に窄めることが可能な上部緊締手段K1を設け、下部杖係着部2と傘係着部3の下部5を同時に窄めることが可能な下部緊締手段K2を設けたことを特徴とする杖と傘の一体保持具である。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5