(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6635719
(24)【登録日】2019年12月27日
(45)【発行日】2020年1月29日
(54)【発明の名称】光センサ回路および光センサ回路を備えた表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20200120BHJP
G06F 3/041 20060101ALI20200120BHJP
G06F 3/042 20060101ALI20200120BHJP
G02F 1/135 20060101ALI20200120BHJP
G02F 1/136 20060101ALI20200120BHJP
G02F 1/133 20060101ALI20200120BHJP
G09G 3/20 20060101ALI20200120BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20200120BHJP
【FI】
G09F9/30 349Z
G06F3/041 412
G06F3/042 471
G02F1/135
G02F1/136
G02F1/133 530
G09G3/20 691E
G09G3/20 611F
G09G3/20 621M
G09G3/20 680G
G09G3/20 621K
G09G3/20 623D
G09F9/00 366A
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-170400(P2015-170400)
(22)【出願日】2015年8月31日
(65)【公開番号】特開2017-49299(P2017-49299A)
(43)【公開日】2017年3月9日
【審査請求日】2018年8月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】501426046
【氏名又は名称】エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】松本 昭一郎
【審査官】
中村 直行
(56)【参考文献】
【文献】
特開平05−119910(JP,A)
【文献】
特開2003−131798(JP,A)
【文献】
特開2009−231643(JP,A)
【文献】
特開2008−304900(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2007/0046593(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00 − 9/46
G02F 1/133
G09G 3/00 − 3/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
nを1以上の整数とした場合に、
表示装置の特定の画素内に埋め込まれ、且つ、(n+1)ライン目のゲート線G(n+1)に接続されたフォトダイオードと、
第1のデータ線(Vros)及び第2のデータ線(Vrol)の間に接続された第1の薄膜トランジスタ(Tsel)及び第2の薄膜トランジスタ(Tread)であって、第1の薄膜トランジスタ(Tsel)のゲートはnライン目のゲート線G(n)に接続されている、第1の薄膜トランジスタ(Tsel)及び第2の薄膜トランジスタ(Tread)と、
を備え、
(n+1)ライン目のゲート線G(n+1)の信号をリセット信号として使用し、nライン目のゲート線G(n)の信号を読み出し信号として使用する光センサ回路であって、
前記表示装置のディスプレイモード時に使用する前記第2のデータ線(Vrol)を用いて、前記フォトダイオードによる検知信号をセンサモード時に出力可能とする
光センサ回路。
【請求項2】
前記第1のデータ線(Vros)は「H」信号を入力することで前記光センサ回路の電源配線として使用し、前記第2のデータ線(Vrol)は、前記検知信号の出力配線として使用する
請求項1に記載の光センサ回路。
【請求項3】
前記検知信号の出力配線は、
前記フォトダイオードの検出データ出力を行わないときには、ビデオデータが入力されるか、またはフローティング状態とされ、
前記フォトダイオードの検出データ出力を行うときには、前記フォトダイオードからのデータ電位が入力される
請求項1または2に記載の光センサ回路。
【請求項4】
前記特定の画素内で前記フォトダイオード及び前記第2の薄膜トランジスタ(Tread)に接続されたキャパシタをさらに備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の光センサ回路。
【請求項5】
前記フォトダイオードは、PIN型ダイオードである
請求項1から4のいずれか1項に記載の光センサ回路。
【請求項6】
前記フォトダイオードは、アモルファスダイオードである
請求項1から4のいずれか1項に記載の光センサ回路。
【請求項7】
前記フォトダイオードは、n型ダイオードである
請求項1から4のいずれか1項に記載の光センサ回路。
【請求項8】
前記フォトダイオードは、ノードに接続され、
前記第2の薄膜トランジスタは、前記ノードに接続され、
前記フォトダイオードは、前記ノードの電位を初期値にリセットして、リセット信号に応じてセンシングを開始し、前記ノードの電位に応じた検知信号を出力する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の光センサ回路。
【請求項9】
前記第2の薄膜トランジスタ(Tread)に接続された第3の薄膜トランジスタ(Tro)を更に備え、バイアス電圧(Vbias)又は制御電圧(Vrocont)が前記第3の薄膜トランジスタ(Tro)のゲートに入力される、請求項1から7のいずれか1項に記載の光センサ回路。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の光センサ回路を備えた表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示装置あるいは有機EL表示装置といった表示装置の駆動方法に関し、特に、パネル基板上に光センサを製作する場合の画素駆動回路技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
モバイル機器の高性能化、無線通信環境の高度化、指紋認証ソフトウェアの高度化などにより、携帯端末から指紋認証可能な携帯機器が販売され始めた。このような技術分野では、光センサを搭載した表示装置に関する技術がキーポイントとなる。
【0003】
従来技術として、感度の高い光センサを画素領域内に備えた表示装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、単チャンネル薄膜トランジスタのみを使用する表示装置において、画素に光センサを組み込む場合に、光センサとしてPIN型フォトダイオードを使用せずに、コストを低減する表示装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
さらに、発光回路と受光回路を含む画素を行列状に配置し、CCDセンサやCMOSセンサ、さらにはタッチパネルを設けなくても、画像情報を取り込めるようにするとともに、取り込んだ画像情報をデジタルデータで外部に出力する表示装置がある(例えば、特許文献3参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2011−065558号
【特許文献2】特開2011−39806号公報
【特許文献3】特開2005−148285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
ディスプレイ面へ光センサを内蔵することを可能とすることで、部品点数低減によるコスト低下、顧客への新機能提供が可能となる。従って、特別な制御を必要とせず、開口率低下を抑制可能な光センサ回路方式が求められている。その一方で、ディスプレイ表示面にセンサを内蔵した製品は、未だ発売には至ってないのが現状である。
【0007】
特許文献1に係る表示装置は、ゲート線とは別に、Reset信号RSTとRead Out信号RESが追加され、ゲート線とは異なる電源とタイミングでセンサが駆動される構成となっている。従って、センサ回路の制御が複雑化し、専用駆動系(専用ICあるいはDDIへの組み込み)が必要であるという問題があった。
【0008】
また、特許文献2に係る表示装置は、ResetにCLK2信号、Read OutにSGND信号、電源線にCLK1信号が追加された構成となっている。この構成では、各信号線が、ゲート線制御とは異なっており、回路構成および制御が複雑化する問題がある。
【0009】
さらに、特許文献3に係る表示装置は、発光と受光の素子に有機ELを用いたAM型センサ回路であり、新たに3本の制御信号、2本のbias電位線と1本の出力線が追加された構成となっている。従って、この構成によっても、回路が複雑化する問題があるとともに、開口率が低下する問題もある。
【0010】
すなわち、いずれの従来技術も、問題点の発生原因として、以下の3点を有している。
(原因1)表示のための映像信号入力と光センサからの出力データの読み出しとを両立することが難しい点。
(原因2)制御線としてゲート線を用いていない点。
(原因3)Read Out線として、データ線を用いていない点。
【0011】
換言すると、従来の表示装置は、光センサの制御(Reset、Read Out)を簡単に行える方式がなく、表示のための映像信号入力と、光センサからの出力データの読み出しを両立することが難しく、センサ専用の駆動信号、入出力信号が必要となり、回路構成や制御が複雑化し、開口率の低下も招いていた。
【0012】
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、新たな配線を追加することなしに、開口率低下を抑制可能な光センサ回路および光センサ回路を備えた表示装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る光センサ回路は、表示装置の特定の画素内に光センサが埋め込まれており、nを1以上の整数とした場合に、(n+1)ライン目のゲート線G(n+1)をリセット信号として使用し、nライン目のゲート線G(n)を読み出し信号として使用する光センサ回路であって、表示装置のディスプレイモード時に使用するデータ線と同一配線を用いて、特定の画素内に埋め込まれた光センサによる検知信号をセンサモード時に出力可能とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ゲート線G(n+1)をReset信号として用い、ゲート線G(n)を読み出し信号として用いる光センサ回路であって、データ線と同一配線を用いて光センサによる検知信号を出力する回路構成を備えている。この結果、新たな配線を追加することなしに、開口率低下を抑制可能な光センサ回路および光センサ回路を備えた表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施の形態1における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。
【
図2】本発明の実施の形態1における
図1に示した光センサ回路の、センシング時および読み出し時の波形を示した図である。
【
図3】本発明の実施の形態2における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。
【
図4】本発明の実施の形態3における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。
【
図5】本発明の実施の形態4における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。
【
図6】本発明の実施の形態5における光センサ回路を応用した表示装置の模式図である。
【
図7】本発明の実施の形態5における光センサ回路を応用した表示装置の駆動波形を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に係る光センサ回路および光センサ回路を備えた表示装置は、以下の2点を技術的特徴とするものである。
(特徴1)新たな制御線を追加しないセンサ回路と制御方法
(特徴2)特徴1を実現するためのRead Out方式
そこで、本発明の光センサ回路および光センサ回路を備えた表示装置の好適な実施の形態につき、以下に図面を用いて説明する。
【0017】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。この
図1に示した本実施の形態1における光センサ回路は、以下の構成、特徴を有している。
・画素回路は、1つのフォトダイオードPDと、1つのキャパシタCss、そして、2つのTFT Tsel、Treadから構成されている。
・Vsst、Vsvol、Vros、Vrolのそれぞれの添字は、以下の意味を表している。
Vsst :Sense Start
Vsvol:Sense Voltage
Vros :Read Out Source
Vrol :Read Out Line
【0018】
・Resetは、ゲート線G(n+1)が立ち上がることで開始され、Read Outは、ゲート線G(n)が立ち上がることで開始される。
・センサ出力時は、Vrosに、あるVsvol電位が供給され、この電位とVss電位との間の電位が、OUTとして出力される。
【0019】
次に、表示処理を実行するディスプレイモードと、センサによる検出処理を実行するセンサモードのそれぞれの駆動について、説明する。
【0020】
<ディスプレイモード時>
映像用画素には、RGBまたはRGBWのビデオデータを入力する。なお、
図1では図示していないが、センサ画素の2本の入出力線(VrosとVrol)には、隣接映像画素用のビデオデータを入力するか、あるいは、出力線測をFloatingに設定する。
【0021】
<センサモード時>
センサ部の映像用画素の制御が変わることとなる。すなわち、ディスプレイ部の映像用画素には、ディスプレイモード時と同様に、RGBまたはRGBWのビデオデータを入力する。
【0022】
その一方で、センサ部の映像用画素には「H」を入力し、この入力が、センサ画素の電源となる。また、センサ画素用の入力線は、Read Out線として使用する。さらに、
図1の下段に示したRead Out TFT(Tro)のゲートは、Bias電位Vbiasに接続されており、ソースは、低電位Vssに接続されている。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態1における
図1に示した光センサ回路のセンサモード時におけるセンシング時および読み出し時の波形を示した図である。Reset動作は、ゲート線G(n+1)が立ち上がることで、ノードVsがVgh−VthpdにResetされることで行われ、ノードVsの初期値Vsiniは、下式として表される。
Vsini=Vgh−Vthpd
【0024】
それ以後、フォトダイオードが逆バイアス状態になり、光量に従った電流が、ゲート線G(n+1)に流れ、ノードVsの電位は、低下する。この状態が、
図2中で「Sensing期間」として表されている。
【0025】
・この「Sensing期間」の状態は、次のタイミングでゲート線G(n)が活性化されるまで続き、ゲート線G(n)の立ち上がりで、TFTのゲート電位(Vs)に応じた電位が、出力される。
【0026】
以上のように、実施の形態1によれば、ゲート線G(n+1)をReset信号として用い、ゲート線G(n)を読み出し信号として用いる光センサ回路であって、データ線と同一配線を用いて光センサによる検知信号を出力する構成を実現している。この結果、新たな配線を追加することなしに、開口率低下を抑制可能とする光センサ回路および光センサ回路を備えた表示装置を得ることができる。
【0027】
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。この
図3に示した本実施の形態2における光センサ回路の回路構成は、先の実施の形態1における
図1の回路構成と同一であるが、Read Out TFT(Tro)の制御方法が異なっている。
【0028】
なお、
図3で新たに追加された電圧Vrocont、Vspのそれぞれの添字は、以下の意味を表している。
Vrocont:Read Out Control
Vsp :Sense Pulse
【0029】
本実施の形態2における光センサ回路は、以下の構成、特徴を有している。
・Read Out TFT(Tro)のゲートには、制御信号Vrocontが入力され、ソースには、あるPulse波形(Vsp)が入力される。
・Vspが入力されることで、出力(OUT)値の電位範囲を制御できる。
【0030】
駆動方法は、先の実施の形態1に準じるものであり、説明を省略する。
【0031】
以上のように、実施の形態2によれば、ゲート線G(n+1)をReset信号として用い、ゲート線G(n)を読み出し信号として用いる光センサ回路であって、データ線と同一配線を用いて光センサによる検知信号を出力する構成を実現している。この結果、新たな配線を追加することなしに、開口率低下を抑制可能とする光センサ回路および光センサ回路を備えた表示装置を得ることができる。
【0032】
さらに、Read Out TFTに所定電位のパルス波形を入力する構成とすることで、出力(OUT)値の電位範囲を制御できるというさらなる効果を得ることができる。
【0033】
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態3における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。この
図4に示した本実施の形態3における光センサ回路は、先の実施の形態1、2とは異なる以下の構成、特徴を有している。
・画素回路は、1つのフォトダイオードPD、1つのキャパシタCss、そして、2つのTFT Tsel、Treadから構成されている。ここで、キャパシタCssの接続位置が、先の実施の形態1、2と異なっている。具体的には、本実施の形態3におけるキャパシタCssは、Treadのゲートとドレインとの間に接続されている。
【0034】
・その他、回路動作、駆動波形は、先の実施の形態1、2に準じる。
・先の実施の形態2と同様に、Read Out TFT(Tro)のゲートには、制御信号Vrocontが入力され、ソースには、あるPulse波形(Vsp)が入力される。
・Vspが入力されることで、出力(OUT)値の電位範囲を制御できる。
【0035】
以上のように、実施の形態3によれば、キャパシタの接続位置を変更した構成の光センサ回路によっても、先の実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
【0036】
実施の形態4.
図5は、本発明の実施の形態4における表示装置の1画素に対応する領域での光センサ回路の回路図である。この
図5に示した本実施の形態4における光センサ回路は、先の実施の形態1〜3とは異なる以下の構成、特徴を有している。
・画素回路は、1つのフォトダイオードPD、1つのキャパシタCss、そして、2つのTFT Tsel、Treadから構成されている。ここで、キャパシタCssの接続位置が、先の実施の形態1〜3と異なっている。具体的には、本実施の形態4におけるキャパシタCssは、Treadのゲートと、ゲート線G(n)との間に接続されている。
【0037】
・その他、回路動作、駆動波形は、先の実施の形態1〜3に準じる。
・先の実施の形態2、3と同様に、Read Out TFT(Tro)のゲートには、制御信号Vrocontが入力され、ソースには、あるPulse波形(Vsp)が入力される。
・Vspが入力されることで、出力(OUT)値の電位範囲を制御できる。
【0038】
以上のように、実施の形態4によれば、キャパシタの接続位置を変更した構成の光センサ回路によっても、先の実施の形態2、3と同様の効果を得ることができる。
【0039】
実施の形態5.
本実施の形態5では、先の実施の形態1〜4で説明した光センサ回路を表示装置に適用する場合について説明する。特に、以下の具体例では、Read Out制御信号Vrocontを備えた光センサ回路を表示装置に適用する場合について説明する。
【0040】
図6は、本発明の実施の形態5における光センサ回路を応用した表示装置の模式図である。具体的には、
図6に示した表示装置は、1つのディスプレイの上部分をディスプレイモードとしてのみ駆動し、下部分をディスプレイモードとセンサ出力モードを活性化した場合の模式図である。
【0041】
図7は、本発明の実施の形態5における光センサ回路を応用した表示装置の駆動波形を示した図である。ディスプレイモードとしてのみ駆動される上部領域では、ゲートラインGL_1からGL_xまでが、順次駆動される。
【0042】
一方、ディスプレイモードとセンサ出力モードとして駆動される下部領域では、ゲートラインGL_x+1からGL_Dummyまでが、順次駆動されるとともに、この領域に対応して、センサ出力開始信号VsstとRead Out制御信号Vrocontが活性化されることで、センサ出力が開始される様子を示している。
【0043】
以上のように、実施の形態5によれば、本発明の光センサ回路を適用した表示装置を用いることで、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)光センサの制御にゲート線(G(n)、G(n+1))を採用していることで、特別な駆動ICが不要となる。
(効果2)センサ用電源と出力にデータ線を使用することで、追加配線が不要となり、開口率の低下を最小限に抑制することができる。
【0044】
なお、上述した実施の形態1〜5の光センサ回路で使用されているフォトダイオードは、PIN型ダイオード、アモルファスダイオード、n型ダイオードなど、種々のタイプが適用可能である。
【符号の説明】
【0045】
PD フォトダイオード、Css キャパシタ、Tsel、Tread、Tro 薄膜トランジスタ(TFT)。