特許第6638270号(P6638270)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6638270
(24)【登録日】2020年1月7日
(45)【発行日】2020年1月29日
(54)【発明の名称】作業車両用フレーム
(51)【国際特許分類】
   B60K 11/04 20060101AFI20200120BHJP
   B62D 21/02 20060101ALI20200120BHJP
   B62D 21/18 20060101ALI20200120BHJP
   B66C 23/80 20060101ALI20200120BHJP
【FI】
   B60K11/04 E
   B62D21/02 Z
   B62D21/18 E
   B66C23/80
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-178737(P2015-178737)
(22)【出願日】2015年9月10日
(65)【公開番号】特開2017-52441(P2017-52441A)
(43)【公開日】2017年3月16日
【審査請求日】2018年7月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000148759
【氏名又は名称】株式会社タダノ
(74)【代理人】
【識別番号】110000383
【氏名又は名称】特許業務法人 エビス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】生宗 健治
(72)【発明者】
【氏名】太田 裕人
【審査官】 結城 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭54−179607(JP,U)
【文献】 特開昭52−140151(JP,A)
【文献】 特開平9−39645(JP,A)
【文献】 特開2015−116962(JP,A)
【文献】 特開2011−174288(JP,A)
【文献】 木下伸一ら,クローラクレーンの騒音低減とヒートバランスのシミュレーション技術,R&D:Research and Development:神戸製鋼技報,日本,神戸製鋼所,2012年 8月,Vol.62,No.1,pp.82-86,ISSN:2188-0913(online),0373-8868(print)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 11/04,
B62D 21/02,21/18,
B66C 23/80,
E02F 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体の前側の上部に設けられたキャブと、キャブの下方における車体の幅方向中央部に設けられたフロントジャッキと、キャブの後方に設けられたエンジンと、所定の作業を行う作業装置と、を有する作業車両に用いられる作業車両用フレームであって、
互いに幅方向に間隔をおいて前後方向に延びる一対のサイドメンバと、
一対のサイドメンバを互いに連結するように設けられ、フロントジャッキを支持するジャッキ支持部と、を備え、
ジャッキ支持部の上面には、前後方向に渡って溝状に延びるように形成され、エンジンを冷却する空気が流通する空気流通溝が設けられている
ことを特徴とする作業車両用フレーム。
【請求項2】
ジャッキ支持部は、一対のサイドメンバの間を幅方向に延びる支持部本体と、支持部本体の下端部から下方に延びるように設けられフロントジャッキが挿入される支持筒と、を有し、
空気流通溝は、支持部本体の上面に設けられ、
支持筒は、支持部本体接続される上面全体の幅寸法が空気流通溝の溝底の幅寸法よりも大きく形成され、上面全体の幅方向両側がそれぞれ空気流通溝の溝底の幅方向両外側の下方に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両用フレーム。
【請求項3】
空気流通溝の側壁は、幅方向両端部から幅方向中央部に向かって斜め下方に延びている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の作業車両用フレーム。
【請求項4】
空気流通溝には、ジャッキ支持部を介してジャッキ支持部の前側及び後側を前後方向に延びる配管または配線が配置される
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の作業車両用フレーム。
【請求項5】
空気流通溝の幅方向の寸法は、前側に対して後側が広く形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載の作業車両用フレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の前側の上部にキャブが設けられ、下部にフロントジャッキを備えたトラッククレーン等の作業車両に適用される作業車両用フレームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の作業車両用フレームを備えた作業車両としては、車体の前側の上部に設けられたキャブと、キャブの下方における車体の幅方向中央部設けられたフロントジャッキと、キャブの後方に設けられたエンジンと、エンジンの後方に設けられた作業装置と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記作業車両では、前後方向においてキャブとエンジンとの間にラジエータが配置されており、キャブの下側を流通した空気の一部をラジエータにおいて冷却水と熱交換させ、冷却水を放熱させている。
【0004】
作業車両用フレームは、キャブの下方において、互いに幅方向に間隔をおいて前後方向に延びる一対のサイドメンバと、一対のサイドメンバの間を幅方向に延びるように設けられ、フロントジャッキを支持するためのジャッキ支持部と、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−26394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記作業車両用フレームでは、ラジエータの下側の前方にジャッキ支持部が位置しており、作業車両の走行時においてキャブの下側の空気がラジエータ側に流通し難い。このため、前記作業車両用フレームでは、キャブの下側の空気をラジエータ側に流通させるために、ラジエータとジャッキ支持部との前後方向の距離を大きくすることが考えられるが、車体の前後方向の寸法が大きくなるという問題がある。
【0007】
本発明の目的とするところは、車体の前後方向の寸法を大きくすることなく、エンジンを冷却するために必要な空気をエンジン側に導くことのできる作業車両用フレームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記目的を達成するために、車体の前側の上部に設けられたキャブと、キャブの下方における車体の幅方向中央部に設けられたフロントジャッキと、キャブの後方に設けられたエンジンと、所定の作業を行う作業装置と、を有する作業車両に用いられる作業車両用フレームであって、互いに幅方向に間隔をおいて前後方向に延びる一対のサイドメンバと、一対のサイドメンバを互いに連結するように設けられ、フロントジャッキを支持するジャッキ支持部と、を備え、ジャッキ支持部の上面には、前後方向に渡って溝状に延びるように形成され、エンジンを冷却する空気が流通する空気流通溝が設けられている。
【0009】
これにより、キャブの下部とジャッキ支持部との間に空気が流通可能な隙間が形成されることから、キャブとジャッキ支持部を前後方向に離間させることなくエンジンを冷却するための空気がエンジン側に導かれる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、キャブとジャッキ支持部を前後方向に離間させることなくエンジンを冷却するための空気をエンジン側に導くことができるので、車体の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1実施形態を示す移動式クレーンの側面図である。
図2】キャリアフレームの平面図である。
図3図2のA−A断面図である。
図4】ジャッキ支持部を説明するためのキャリアフレームの要部平面図である。
図5】ジャッキ支持部を前方から見た図である。
図6】本発明の第2実施形態を示すジャッキ支持部を前方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態を示すものである。
【0013】
本発明の作業車両用フレームを備えた移動式クレーン1は、図1に示すように、一般の道路や作業エリア内を走行するための車体10と、クレーン作業を行うための作業装置としてのクレーン装置20と、を備えている。
【0014】
車体10は、前後方向に延びる後述するキャリアフレーム100の前側に設けられた走行操作用の走行キャブ11と、前側及び後側の幅方向両側に設けられた車輪12と、クレーン装置20の前方及び後方の幅方向両側に設けられた第1〜第4アウトリガ13,14,15,16(以降、13〜16と記載する)と、走行キャブ11の後側の下方に設けられたフロントジャッキ17と、を備えている。車体10は、エンジンEの駆動力がトランスミッションTを介して車輪12に伝達されることで走行する。
【0015】
クレーン装置20は、車体10に対して水平方向に旋回可能な旋回台21と、旋回台21の幅方向一方に設けられたクレーン操作用のクレーンキャブ22と、旋回台21の幅方向他方に設けられ、旋回台21に対して起伏自在に設けられた伸縮ブーム23と、伸縮ブーム23の基端側から先端側に沿って延びると共に伸縮ブーム23の先端部から垂下されるワイヤロープ24と、ワイヤロープ24の巻き取り及び繰り出しを行うウインチ25と、伸縮ブーム23の先端部から垂下されるワイヤロープ24に吊り下げられるフックブロック26と、を備えている。
【0016】
キャリアフレーム100は、図1及び図2に示すように、前後方向の所定位置の上面に、クレーン装置20の旋回台21が図示しない旋回サークルを介して連結される旋回リング101が設けられている。
【0017】
キャリアフレーム100の旋回リング101の前方の下部には、それぞれ幅方向に延びる第1アウトリガ13の第1アウトリガボックス13a及び第2アウトリガ14の第2アウトリガボックス14aが互いに前後に配置されている。また、キャリアフレーム100の旋回リング101の後方の下部には、それぞれ幅方向に延びる第3アウトリガ15の第3アウトリガボックス15a及び第4アウトリガ16の第4アウトリガボックス16aが互いに前後に配置されている。
【0018】
キャリアフレーム100の前側には、フロントジャッキ17を支持する後述するジャッキ支持部200が設けられている。また、ジャッキ支持部200の前方には、移動式クレーン1の走行時に車体10の前端にフックブロック26を係止する際に用いられるワイヤロープを通すためのフック係止ブラケット102が設けられている。
【0019】
キャリアフレーム100は、図2及び図3に示すように、互いに幅方向に間隔をおいて配置された一対のサイドメンバ110と、一対のサイドメンバ110を互いに連結する複数のクロスメンバ120と、一対のサイドメンバ110の上部を前後方向に渡って互いに連結するように設けられた上板130と、一対のサイドメンバ110のそれぞれ下端に沿って前後方向に延びる下板140と、上板130の下方において下板140の間を連結するロアプレート150と、を有している。
【0020】
キャリアフレーム100には、第1アウトリガボックス13aとジャッキ支持部200との間、且つ、一対のサイドメンバ110の間にエンジンE及びトランスミッションTを取り付けるための開口部103が設けられている。
【0021】
開口部103の前側には、開口部103から上方に張り出すようにエンジンEが取り付けられる。また、開口部103の後側には、開口部103から下方に張り出すようにトランスミッションTが取り付けられる。
【0022】
また、開口部103内におけるエンジンEとジャッキ支持部200との間には、開口部103から上方に張り出すようにラジエータRが取り付けられる。ラジエータRは、エンジンEのウォータジャケットを流通して吸熱した冷却水を外部の空気と熱交換させることで放熱させるためものである。また、ラジエータRには、冷却水と熱交換する空気を流通させるための図示しないラジエータファンが設けられている。
【0023】
ジャッキ支持部200は、一対のサイドメンバ110の間を幅方向に延びる支持部本体210と、支持部本体210の下面の幅方向中央部から下方に延びる支持筒220と、を有している。
【0024】
支持部本体210の幅方向中央部には、フロントジャッキ17を通すためのジャッキ取付孔211が上下方向に延びるように設けられている。
【0025】
また、支持部本体210の上面には、前後方向に渡って溝状に延びるように形成され、走行キャブ11の下側の空気をラジエータR側に流通させるための空気流通溝212が設けられている。
【0026】
空気流通溝212は、側壁が幅方向両端部から幅方向中央部に向かって斜め下方に延びるとともに、溝底が幅方向に延びている。また、空気流通溝212は、前端部から後方に向かって溝の幅が徐々に大きくなるように形成されている。また、空気流通溝212には、ジャッキ支持部200を介してジャッキ支持部200の前側及び後側を前後方向に延びる油圧ホース等の配管Pや電力供給用のケーブル等の配線Cが配置される。配管P及び配線Cは、一対のサイドメンバ110の幅方向内側面に沿って前方に延びた後、空気流通溝212の幅方向外側を通って、さらに支持部本体210の前方に延びるように配置される。
【0027】
支持筒220は、フロントジャッキ17を挿入可能な角筒状の部材かなり、下端部にフロントジャッキ17をねじ等の締結部材によって固定するためのジャッキ固定板221が設けられている。
【0028】
以上のように構成された移動式クレーン1において、走行キャブ11の下側からラジエータR側に流通する空気の流路は、空気流通溝212が形成された支持部本体210の上面と走行キャブ11の下部との間に形成される。移動式クレーン1の走行時には、走行キャブ11の下側を流通する空気の一部が支持部本体210の空気流通溝212を流通してラジエータRに導かれる。また、移動式クレーン1のクレーン作業時には、ラジエータファンを駆動させることにより、走行キャブ11の下側の空気の一部が空気流通溝212を流通してラジエータRに導かれる。
【0029】
このように、本実施形態の作業車両用フレームによれば、ジャッキ支持部200の支持部本体210の上面には、前後方向に渡って溝状に延びるように形成され、エンジンEを冷却するための空気が流通する空気流通溝212が設けられている。
【0030】
これにより、走行キャブ11とジャッキ支持部200を前後方向に離間させることなくエンジンEを冷却するための空気をラジエータR側に導くことができるので、車体10の小型化を図ることが可能となる。
【0031】
また、空気流通溝212の側壁は、幅方向両端部から幅方向中央部に向かって斜め下方に延びている。
【0032】
これにより、空気流通溝212が設けられたジャッキ支持部200に応力集中が生じにくいため、キャリアフレーム100の耐久性を向上させることが可能となる。
【0033】
また、空気流通溝212には、ジャッキ支持部200を介してジャッキ支持部200の前側及び後側を前後方向に延びる配管P・配線Cが配置される。
【0034】
これにより、配管P・配線Cを通すための孔を支持部本体210に形成する必要がないので、製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0035】
また、空気流通溝212の幅方向の寸法は、前側に対して後側が広く形成されている。
【0036】
これにより、一対のサイドメンバ110の幅方向内側面に沿って前方に延びる配管P及び配線Cに大きな曲りを生じさせることなく、配管P及び配線Cを空気流通溝212に配置することができるので、キャリアフレーム100に配管P及び配線Cを設置する作業が容易となる。
【0037】
図6は、本発明の第2実施形態を示すものである。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
【0038】
本実施形態のジャッキ支持部300は、一対のサイドメンバ110のそれぞれの幅方向内側に設けられた一対の支持部本体310と、一対の支持部本体310の下部を互いに連結する支持筒320と、を有している。
【0039】
支持筒320は、ジャッキ固定板321の上面から幅方向両側が幅方向外側に向かって斜め上方に延びるとともに、上面が幅方向に延びるように形成されている。支持筒320は、支持部本体310との接続部となる上面の幅寸法が空気流通溝312の溝底の幅寸法よりも大きく形成され、上面の幅方向両側がそれぞれ空気流通溝312の溝底の幅方向両外側に配置されている。
【0040】
即ち、支持部本体310の上面に形成される空気流通溝312は、側壁が一対の支持部本体310の幅方向内側面によって形成され、溝底が支持筒320の上面によって形成されている。
【0041】
以上のように構成された移動式クレーン1において、前記実施形態と同様に、走行キャブ11の下側からラジエータR側に流通する空気の流路は、走行キャブ11の下部と空気流通溝312が形成された支持部本体310の上面との間に形成される。
【0042】
このように、本実施形態の作業車両用フレームによれば、前記実施形態と同様に、走行キャブ11とジャッキ支持部300を前後方向に離間させることなくエンジンEを冷却するための空気をラジエータR側に導くことができるので、車体10の小型化を図ることが可能となる。
【0043】
また、支持筒320は、支持部本体310との接続部となる上面の幅寸法が空気流通溝312の溝底の幅寸法よりも大きく形成され、接続部となる上面の幅方向両側がそれぞれ空気流通溝312の溝底の幅方向両外側の下方に配置されている。
【0044】
これにより、支持筒320によって一対の支持部本体310を互いに連結することで、ジャッキ支持部300の剛性を得ることが可能となるので、走行キャブ11の下部と空気流通溝312が形成された支持部本体310の上部との間の開口面積を大きくすることが可能となり、ラジエータR側に流通する空気の流量を大きくしてエンジンEの冷却効率を向上させることが可能となる。
【0045】
尚、第2実施形態では、幅方向一対の支持部本体310と、一対の支持部本体310を連結する支持筒320と、からジャッキ支持部300を構成したもの示したが、支持部本体310を幅方向の両側にそれぞれ設けるものに限られない。第1実施形態で示した支持部本体210に第2実施形態で示した支持筒320を適用することにより、支持部本体を支持筒によって補強する構造となるため、空気流通溝の深さ寸法を大きくすることが可能となる。
【0046】
尚、前記第1及び第2実施形態では、作業車両として移動式クレーンを示したが、キャブの後方に設けられたエンジンと、キャブの下方に設けられたフロントジャッキと、を備えた作業車両であれば、本発明を適用することができる。
【0047】
また、前記第1及び第2実施形態では、ラジエータRにおいて冷却水を放熱させる水冷式のエンジンEについて示したが、これに限られるものではなく、走行キャブ11の下側の空気で直接エンジンを冷却する空冷式のエンジンを備えた作業車両に対しても適用可能である。
【0048】
また、前記第1及び第2実施形態では、空気流通溝212,312を、側壁と、側壁の下端から幅方向に延びる溝底と、から形成したものを示したが、幅方向両端部から幅方向中央部に向かって斜め下方に延びる側壁のみによって空気流通溝を形成してもよい。
【符号の説明】
【0049】
1…移動式クレーン、10…車体、11…走行キャブ、17…フロントジャッキ、100…キャリアフレーム、110…サイドメンバ、200…ジャッキ支持部、210…支持部本体、212…空気流通溝、300…ジャッキ支持部、310…支持部本体、312…空気流通溝、320…支持筒、E…エンジン、R…ラジエータ、P…配管、C…配線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6