(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。各図において、同一の符号を付した部位等については、同一の又はこれに相当する部位を表すものであって、これは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であって、本発明は明細書内の記載のみに限定されるものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
【0011】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る調理器具20が使用される加熱調理器100が組み込まれているキッチン1の斜視図である。加熱調理器100は、キッチン1の上側に天板10を露出させ、キッチン1の手前側にカバー30及びカバー40を露出させた状態で組み込まれている。加熱調理器100は、調理器具20を天板10の上に載置し、加熱調理を行うものである。以下の説明において、天板10が配置されている面を加熱調理器100の「上面」とし、カバー30及びカバー40が配置されている面を「前面」とする。左右方向は、加熱調理器100の前面側から見た時の左右方向を意味する。
【0012】
図2は、本発明の実施の形態1に係る調理器具20が使用される加熱調理器100の構成を説明する斜視図である。加熱調理器100は、キッチン1の内部に納められる筐体50を備える。筐体50の上面には天板10が配置されている。天板10は、後述する
図3に示される加熱源51、52が配置されている領域を示す加熱源目印11、12が設けられている。天板10の手前側の領域には、左側に加熱源目印11が設けられ、右側に加熱源目印12が設けられている。
【0013】
筐体50の前面には、カバー30及びカバー40が配置されている。カバー30は、指掛け部35が設けられており、キッチン1の手前側に引き出し可能に構成されている。カバー30により塞がれる筐体50の内部の空間は、調理器具20が納められる調理器具収納部54になっている。調理器具収納部54の内部の側壁37には、レールガイド36が設けられている。レールガイド36は、カバー30の調理器具収納部54を向いた側の面に取り付けられているレール32を案内するものであり、レール32は、レールガイド36に沿ってキッチン1の前後方向に水平に移動する。これにより、カバー30はキッチン1の前後方向に移動可能になっている。レール32は、調理器具収納部54の幅に合わせてカバー30に取り付けられている。レール32の上には、調理器具20を載置するトレイ33が載せられている。使用者は、指掛け部35を掴んでキッチン1の手前側にカバー30を引き出すことにより、調理器具収納部54の内部にあるトレイ33を露出させ、トレイ33の上に載置されている調理器具20を取り出すことができる。なお、トレイ33の底部38にはシート34が置かれており、調理器具20は、その上に載置される。
【0014】
カバー30の側方にはカバー40が設けられている。カバー40は、筐体50の前面に固定されており、キッチン1の手前側の面の意匠を構成している。
【0015】
図2において、天板10の上には本発明の実施の形態1に係る調理器具20が載置されている。調理器具20は、加熱源目印12の上に載置されている。
【0016】
図3は、
図1に示されている加熱調理器100の天面から見た図である。天板10は、平板形状であり、例えばガラスなどの耐熱性のある材質で構成されている。平板形状の天板10の外縁部15は、フレーム14により上側から覆われており、フレーム14に固定されている。フレーム14は、筐体50に固定される。以上の構成により、天板10は、筐体50の上面に支持される。
【0017】
天板10の表面には、加熱源51a、51b、52a、52bの位置を示す、加熱源目印11a、11b、12a、12bが設けられている。実施の形態1においては、加熱源目印11a、11b、12a、12bは、同じ大きさであり、加熱調理器の左右方向に並べられており、中心が一直線上に配置されている。
【0018】
天板10の下部には、加熱源51a、51b、52a、52bが配置されている。加熱源51aは、加熱源目印11aの下部に配置され、加熱源51bは、加熱源目印11bの下部に配置される。加熱源52aは、加熱源目印12aの下部に配置され、加熱源52bは、加熱源目印12bの下部に配置される。加熱調理器100の天面から見ると、加熱源51aの中心及び加熱源目印11aの中心、加熱源51bの中心及び加熱源目印11bの中心、加熱源52aの中心及び加熱源目印12aの中心、加熱源52bの中心及び加熱源目印12bの中心は、合わせて配置されている。なお、加熱源51a、51b、52a、52bは、例えば誘導加熱コイルである。誘導加熱コイルにより構成された加熱源51a、51b、52a、52bは、巻線が環状に巻き回されて構成され、天板10に載置された調理器具20等を誘導加熱により加熱する。また、
図4において加熱源51a、51b、52a、52bは、円形に示されているがこれに限定されず、適宜形状を設定することができる。
【0019】
図3に示されるように、キッチン1の手前側、つまり加熱調理器の前側のフレーム14には、加熱調理器100の操作部16が設置されている。
図3に示されるように、操作部16には、中央に電源スイッチ74、その左右に操作スイッチ75、76が配置されている。電源スイッチ74及び操作スイッチ75、76の配置は一例であり、
図4及び
図5に示された位置に限定されず、適宜配置することができる。
【0020】
また、キッチン1の奥側、つまり加熱調理器100の後側のフレーム14には、排気口72が開口され、排気口72を、排気カバー70及び排気カバー71が覆っている。
【0021】
図4は、
図1の調理器具20の蓋23を開けた状態を示す斜視図である。
図5は、
図3の調理器具20の容器部21の上面、側面及び断面を示す説明図である。調理器具20は、容器部21と蓋23との2つの部分から構成される。容器部21は、有底筒形状であり、有底筒形状の開口部が略矩形に形成されている。容器部21の底面は、中央を含む領域に突出部27を有している。突出部27の周囲は、溝部28に囲まれている。つまり、溝部28は、突出部27の側面27ca、27cbと有底筒形状の容器部21の側壁21aとから形成されている。
【0022】
容器部21の側壁21aの上端部25は、平面が形成されている。上端部25の外周部には、縁部26が立設されている。縁部26は、蓋23の下端面23aの外周よりも大きく形成されている。縁部26の内周側に蓋23が嵌り、容器部21は蓋23に覆われる。
【0023】
容器部21は、長手方向の両端の縁部26に把手部24a、24bが設けられている。把手部24a、24bは、容器部21の開口側に設置されており、実施の形態1においては、容器部21の縁部26の上端面と把手部24a、24bの上面が同一面を形成している。
【0024】
また、容器部21は、有底筒形状の開口側から見ると長方形の角を丸めた、略矩形状になっている。なお、容器部21の有底筒形状の開口側から見た形状は、上記の略矩形に限定されず、正方形の角を丸めた形状、円、長円、又は楕円等の形状であっても良い。
【0025】
蓋23は、上部に蓋把手23cが取り付けられている。使用者は、蓋把手23cを掴み、容器部21に蓋23を被せたり取り外したりする。蓋23の上面には蒸気孔23bが形成されている。蒸気孔23bは、蓋23をしめた状態の調理器具20を加熱したときに、調理器具20内部の気体が通過出来るようになっている。また、蒸気孔23bは、蓋23をしめた状態の調理器具20を加熱が終了した後において、内部の空気が冷えることにより内部の気圧が下がり蓋23が容器部21に密着して取り外せなくなる状態を回避するための通気口としても機能する。
【0026】
図5に示されているように、容器部21に設けられている突出部27の上面には、凹凸形状が形成されている。凹凸形状は、容器部21の長手方向に対し直交する方向に伸びている。突出部27の上面には、凸部27aが所定の間隔を空けて複数配置されている。それぞれの凸部27aは、表面が円弧状に形成されており、頂点が同じ高さになっている。調理器具20により調理される食材は、凸部27aの上に載置される。そして、それぞれの凸部27aの間に凹部27bが形成される。凹部27bの底面は、突出部27の中心から端に向かって傾斜している。
図5(c)に示される断面において、凹部27bの底面は、容器部21の短い方向の幅の中心を頂点とした円弧形状になっている。このように形成されることにより、突出部27の上に載置されている食材から落ちる油が凹部27bの底面の傾斜に従って溝部28へと流れ落ちる。そのため、調理器具20は、食材から余計な油を落としながら加熱調理をすることができる。
【0027】
図6は、
図1の調理器具20の底面図である。調理器具20の容器部21の底面には、磁性体部29が設けられている。磁性体部29が設けられていることにより、調理器具20は、加熱調理器100の天板10の上に載置され誘導加熱調理が可能となる。磁性体部29は、底面に垂直な方向から見て矩形に設けられている。磁性体部29の長手方向の幅cは、容器部21の突出部27の長手方向の幅a以上に設定されている。また、磁性体部29の幅の短い方向、つまり長手方向に直交する方向の幅dは、容器部21の突出部27の長手方向に直交する方向の幅b以下に設定されている。
図5(a)において、突出部27の凹凸形状が伸びる方向に対し直交する方向には、容器部21の底面に磁性体部29が全範囲にわたって設けられている。そのため、例えば、
図3に示されるように2つの加熱源51a、51bにより加熱する場合に、磁性体部29の長手方向においては、突出部27の加熱ムラが生じにくい。
【0028】
一方で、突出部27の凹凸形状が伸びる方向には、磁性体部29の幅dが突出部27の幅bよりも小さく形成されている。これにより、磁性体部29は、溝部28の下には設けられていないように構成される。溝部28には、突出部27の凹部27bを伝って流れ落ちてきた油が溜まるため、磁性体部29が溝部28の下に設置されていると、溝部28に溜まった油が直接加熱されてしまい、調理時に煙や炎が発生してしまう場合がある。しかし、実施の形態1の調理器具20においては、突出部27の凹凸形状が伸びる方向の突出部27の側面27caに隣接する溝部28の下には磁性体部29は設けられていないため、溝部28に溜まった油が直接加熱されるのを抑制することができ、煙や炎の発生を抑制することができるという効果が得られる。
【0029】
また、実施の形態1においては、突出部27の長手方向の側面27cbに隣接する溝部28の下部に磁性体部29が設けられていても良い。突出部27に設けられた凹部27bは、長手方向に直交する向きに伸びており、側面27cbが配置されている側には油が溜まりにくいためである。突出部27の長手方向は、加熱ムラを抑制するために磁性体部29が大きく設置されている方が有利である。
【0030】
図7及び
図8は、
図3に対し加熱源51、52の配置を変更した加熱調理器100を天面から見た図である。加熱調理器100の加熱源51、52の配置は、
図3の配置に限られず、例えば、
図7及び
図8に示されるような複数の加熱源で同時に調理器具20を加熱しても良い。
図7においては、中央に同心円状に2つのコイルを並べた加熱源151aが配置されており、略長円形状のコイルで形成された加熱源151b〜151dで加熱源151aの周囲を取り囲んで形成されている。このように構成されることで、加熱調理器100は、加熱源151a〜151dを選択して作動させ、調理器具20の形状及び必要な加熱量に応じた加熱をすることができる。また、
図8においては、小さい円形のコイルである加熱源251a〜251hが2列に並べられている。このように構成されることで、加熱調理器100は、調理器具20の形状及び必要な加熱量に応じて最小限の加熱源を作動させ、略長方形の調理器具20の長手方向に均等に加熱することができる。
図7及び
図8のような加熱調理器100を使用した場合であっても、調理器具20は上記で説明したような磁性体部29と突出部27との位置関係になっているため、加熱ムラを抑制しつつ、油の加熱による煙や炎の発生を抑制することができる。
【0031】
なお、磁性体部29は、例えば、表面が鉄溶射により仕上げられている。つまり、磁性体部29は、表面に鉄の被膜が形成されている。例えば、容器部21は、全体がアルミなどの軽い金属で構成され、底面の磁性体部29を含む表面が鉄溶射により製造されると良い。これにより、容器部21全体を磁性体で構成するよりも重量を軽くすることができ、製造コストを低減できる。また、容器部21を鉄溶射した後に外観塗装することにより、容器部21の側面と底面にある磁性体部29を同じ色にできるため、デザイン性が向上する。
【0032】
また、容器部21は、全体をアルミなどの軽い金属で構成し、底面の磁性体部29にステンレスの板を貼り付けることにより構成しても良い。このように構成されることにより、容器部21全体を磁性体で構成するよりも重量を軽くすることができ、製造コストを低減できる。
【0033】
<実施の形態1の効果>
(1)実施の形態1に係る調理器具20は、底部と該底部を囲む側壁により形成される有底筒形状の容器部21と、該容器部21の底部に設けられた磁性体部29と、を備える。容器部21は、開口されている方向から見て略矩形に形成され、底部の当該容器部21の開口されている側に突出している突出部27と、突出部27の側面27ca、27cbと側壁21aとにより形成された溝部28と、を備える。磁性体部29は、容器部21の底部に平行な一方向において、突出部27の幅寸法aよりも大きく形成され、一方向と直交する方向において、突出部の幅寸法bよりも小さく形成されている。突出部27は、一方向と直交する方向に該突出部27の一方の端から他方の端まで伸びる複数の凸部27a及び凹部27bを備える。
このように構成されることにより、調理器具20は、溝部28に溜まった油が直接加熱されるのを抑制することができ、煙や炎の発生を抑制することができるという効果が得られる。また、調理器具20の突出部27に設けられた凹部及び凸部が伸びる方向と直交する方向においては、磁性体部29が広く設けられていることにより、加熱ムラを抑えることができる。
【0034】
(2)実施の形態1に係る調理器具20によれば、容器部21は、開口側から見て一方向を長手方向とした略矩形に形成されている。
このように構成されることにより、複数の加熱源を用いた共同加熱を実施することができ、上記(1)の効果も同時に得られる。
【0035】
(3)実施の形態1に係る調理器具20によれば、磁性体部29は、表面に鉄の被膜が形成されている。
(4)実施の形態1に係る調理器具20によれば、磁性体部29は、ステンレスにより構成されている。
このように構成されることにより、調理器具20は、容器部21全体を磁性体で構成するよりも重量を軽くすることができ、製造コストを低減できる。容器部21を鉄溶射した後に外観塗装することにより、容器部21の側面と底面にある磁性体部29を同じ色にできるため、デザイン性が向上する。
【0036】
実施の形態2.
実施の形態2に係る調理器具220は、実施の形態1に係る調理器具20に対し、突出部27の周囲に設けられた溝部28を変更したものである。実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。実施の形態2に係る調理器具220の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示するものとする。
【0037】
図9は、本発明の実施の形態2に係る調理器具220の斜視図である。
図10は、
図9の調理器具20の容器部21の上面、側面及び断面を示す説明図である。突出部27の周囲に設けられている溝部228は、油溜まり部228aを備えている。油溜まり部228aは、突出部27に形成された凹凸形状が伸びる方向の突出部27の側面27caに沿って形成されており、溝部228のうちで最も低い位置に形成されている。突出部27の長手方向の側面27cbに隣接する溝部228は、油溜まり部228aよりも高い位置に形成されている。実施の形態2において、溝部228は、容器部21の短い幅方向の中央部が最も高い位置にあり、そこから傾斜部228bが接続され、さらに傾斜部228cが接続され、油溜まり部228aに至る。つまり、溝部228は、容器部21の短い幅方向の中央部から油溜まり部228aに至るまで下りの勾配が形成されており、溝部228に流れ込んだ油などの液体は、全て油溜まり部228aに集まるようになっている。
【0038】
実施の形態2に係る調理器具220においても、磁性体部29は実施の形態1と同様に配置されている。油溜まり部228aは、突出部27の凹凸形状が伸びる方向の側面27caに隣接して形成されているため、油溜まり部228aの下には磁性体部29は設置されていない。よって、油溜まり部228aに油が集中して溜まっても、油が直接加熱されることがないため、調理時に煙や炎が発生するのを抑制することができる。また、油溜まり部228aが設けられていることにより、溜まった油の除去も容易であるという利点がある。
【0039】
<実施の形態2の効果>
(5)実施の形態2に係る調理器具20によれば、溝部228は、少なくとも一部に傾斜部228b、228cと、当該溝部の最も低い位置に位置する油溜まり部228aと、を備える。傾斜部228b、228cは、油溜まり部228aに接続し、油溜まり部228aに向かって低くなるように形成されている。
(6)また、油溜まり部228aは、一方向と直交する方向(凸部27a及び凹部27bが伸びる方向)の突出部27に隣接して形成されている。
(7)また、溝部228は、容器部21の一方向と直交する方向(凸部27a及び凹部27bが伸びる方向)の中央部が最も高く、中央部と油溜まり部228aとの間に傾斜部228b、228cが形成されている。
このように構成されることにより、調理器具220は、溝部228に流れ込んだ油が油溜まり部228aに集中しやすい。油溜まり部228aは、下に磁性体部29が設けられていないため、油が直接加熱されないため煙や炎が発生するのを抑えられる。
【0040】
実施の形態3.
実施の形態3に係る調理器具320は、実施の形態2に係る調理器具220に対し、突出部27及び油溜まり部228aの形状を変更したものである。実施の形態3においては、実施の形態2に対する変更点を中心に説明する。実施の形態3に係る調理器具320の各部については、各図面において同一の機能を有するものは実施の形態1の説明で使用した図面と同一の符号を付して表示するものとする。
【0041】
図11は、本発明の実施の形態3に係る調理器具320の容器部21の開口側から見た図である。実施の形態3における調理器具320は、容器部21に設けられている突出部327の長手方向の中央部が内側に凹んでいる。この部分に隣接する溝部328の一部分は、油溜まり部328aであり、溝部328の中で最も低い位置に位置する。よって、溝部328に流れ込んだ油などの液体は、油溜まり部328aに集中する。油溜まり部328aが広く形成されていることにより、調理する食材から流出する油が多くても溜めることができる。また、実施の形態1及び実施の形態2と同様に油溜まり部328aの下には磁性体部29は設置されていないため、油が直接加熱されることがなく、調理時の煙や炎の発生を抑えることができる。
【0042】
(8)実施の形態3に係る調理器具320によれば、油溜まり部328aは、溝部328の当該油溜まり部328a以外の部分よりも幅が広く形成され、油溜まり部328aが設けられている部分の突出部327は、幅寸法が油溜まり部328aが設けられていない部分の突出部327の幅よりも小さい。
(9)溝部328は、容器部21の一方向と直交する方向(凸部27a及び凹部27bが伸びる方向)の中央部が最も高く、前記中央部と前記油溜まり部との間に前記傾斜部が形成されている。
このように構成されることにより、油溜まり部328aが広く形成されていることにより、調理する食材から流出する油が多くても溜めることができる。また、実施の形態1及び実施の形態2と同様に油溜まり部328aの下には磁性体部29は設置されていないため、油が直接加熱されることがなく、調理時の煙や炎の発生を抑えることができる。