特許第6641314号(P6641314)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ユーバーの特許一覧

<>
  • 特許6641314-サブラック装置 図000002
  • 特許6641314-サブラック装置 図000003
  • 特許6641314-サブラック装置 図000004
  • 特許6641314-サブラック装置 図000005
  • 特許6641314-サブラック装置 図000006
  • 特許6641314-サブラック装置 図000007
  • 特許6641314-サブラック装置 図000008
  • 特許6641314-サブラック装置 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6641314
(24)【登録日】2020年1月7日
(45)【発行日】2020年2月5日
(54)【発明の名称】サブラック装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 7/14 20060101AFI20200127BHJP
【FI】
   H05K7/14 P
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-20808(P2017-20808)
(22)【出願日】2017年2月8日
(65)【公開番号】特開2018-129380(P2018-129380A)
(43)【公開日】2018年8月16日
【審査請求日】2018年10月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】501225427
【氏名又は名称】株式会社ユーバー
(74)【代理人】
【識別番号】100106013
【弁理士】
【氏名又は名称】田川 幸一
(72)【発明者】
【氏名】淡路 晋一
(72)【発明者】
【氏名】鈴江 修
(72)【発明者】
【氏名】森脇 健二
【審査官】 原田 貴志
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第05428507(US,A)
【文献】 特開平08−148864(JP,A)
【文献】 特開平06−152165(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 7/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラック側コネクタを備えたサブラックと、
前記サブラックに挿入・抜去可能に収納されたプラグインユニットと、
を備えたサブラック装置であって、
前記プラグインユニットは、略平面の回路基板と、略平面のフロントパネルと、挿抜ハンドルと、を備え、
前記回路基板は、
前記プラグインユニットを前記サブラックに挿入すると前記ラック側コネクタと嵌合し、前記プラグインユニットを前記サブラックから抜去すると前記ラック側コネクタから離脱するよう構成された基板側コネクタと、
当該回路基板に直交する方向の軸を有するハンドル支持軸と、
を備え、
前記フロントパネルは、
当該フロントパネルと前記回路基板とを直交するように結合する基板結合部を備えるとともに当該基板結合部を介して前記回路基板に結合され、前記プラグインユニットを前記サブラックに挿入すると前記サブラックの開口を被覆するよう構成され、
前記挿抜ハンドルは、
前記フロントパネルの内側に配置され前記ハンドル支持軸に支持されたハンドル基部と、
前記フロントパネルの外側に配置され、前記プラグインユニットを前記サブラックから抜去する際に、前記ハンドル支持軸まわりの第1方向の回動力を前記挿抜ハンドルに付与するための抜去用操作部と、
前記フロントパネルの外側に配置され、前記プラグインユニットを前記サブラックに挿入する際に、前記ハンドル支持軸まわりの第1方向と逆方向の第2方向の回動力を前記挿抜ハンドルに付与するための挿入用操作部と、
前記フロントパネルに設けられた切欠き部を介して、前記ハンドル基部と、前記抜去用操作部および挿入用操作部と、を連結するハンドル連結部と、
前記挿抜ハンドルに付与される第1方向の回動力によって、前記サブラックの前縁に当接する抜去用当接部と、
前記挿抜ハンドルに付与される第2方向の回動力によって、前記フロントパネルの前面の前記基板結合部に対応する部分に当接する挿入用当接部と、
を備え
前記フロントパネルの前面に、前記挿入用当接部の先端を全幅にわたり受容することが可能な凹条により構成された当接用凹部、
を設けたこと、を特徴とするサブラック装置。
【請求項2】
請求項1のサブラック装置において、
前記挿抜ハンドルの前記挿入用当接部は、前記ハンドル支持軸と平行な直線状であること、を特徴とするサブラック装置。
【請求項3】
請求項1ないし2のいずれかのサブラック装置において、
前記挿抜ハンドルは、前記挿入用操作部が面により構成され、かつ、当該面のいずれかの部分における法線が前記ハンドル支持軸の方向ベクトルに略直交するとともに当該部分における法線方向への押圧力により当該挿抜ハンドルに第2方向の回動力が発生するよう構成されたこと、
を特徴とするサブラック装置。
【請求項4】
請求項3のサブラック装置において、
前記挿抜ハンドルの前記挿入用操作部を構成する面が凹面であって、かつ、当該面の略中央部分における法線が前記ハンドル支持軸の方向ベクトルに略直交するとともに当該部分における法線方向への押圧力により当該挿抜ハンドルに第2方向の回動力が発生するよう構成されたこと、
を特徴とするサブラック装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかのサブラック装置に用いることを特徴とする前記プラグインユニット。
【請求項6】
請求項1ないし4のいずれかのサブラック装置に用いられる前記挿抜ハンドルであって、
当該挿抜ハンドルは、
前記挿入用当接部の先端が全幅にわたり前記フロントパネルの前記当接用凹部に受容可能となるよう構成されたこと、
を特徴とする挿抜ハンドル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、サブラック装置、ならびにそれに用いるプラグインユニットおよび挿抜ハンドルに関する。
【背景技術】
【0002】
筐体にプリント基板を実装する方法が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
この方法によれば、プリント基板の手前側端に設けられた挿抜レバーを用い、テコの原理を利用して、プリント基板の奥側端に設けられたコネクタと、筐体の奥に設けられたマザーボードのコネクタとの結合・離脱を行うことができる。(特許文献1の[0020]、[0021]および[0026]〜[0028]、ならびに、図1図2および図6参照)。このようにテコの原理を利用することで、筐体にプリント基板を挿入したり、筐体からプリント基板を抜去したりする作業を、容易に行うことができる。
【0004】
しかし、プリント基板を挿入する際にテコの原理を利用する場合、挿入時における作業の煩雑化を避けるためには、特別の機構(この例では付勢手段)を設ける必要がある(特許文献1の[0006]〜[0008]、[0022]、[0023]および[0025]、ならびに、図3および図4参照)。
【0005】
また、プリント基板を挿入する際にテコの原理を利用する場合、コネクタのピン数の増加に伴うコネクタ同士を結合させるのに必要な力の増加に対応するには、テコの作用点となる筐体部分(フロントレール)を補強する必要がある(特許文献2の[0004]〜[0008]および[0010]、ならびに、図2および図7参照)。
【0006】
このように、プリント基板を挿入する際にテコの原理を利用することに起因して、装置の複雑化、高額化が問題となる。
【0007】
その一方、プリント基板を挿入する作業は、プリント基板を抜去する作業に比較し、力の加減調整が容易であるから、プリント基板を挿入する作業におけるテコの原理の利用は、プリント基板を抜去する作業に比較して、その必要性は低い。
【0008】
そこで、筐体からプリント基板を抜去するときだけ、テコの原理を利用するプリント基板の着脱装置が提案されている(特許文献3の[0010]、ならびに、図1図3参照)参照)。
【0009】
この装置によれば、筐体にプリント基板を挿入する作業においてテコの原理を利用しないから、装置の複雑化、高額化を回避することが期待できる。
【0010】
さらに、この装置では、プリント基板間の空間をなくすためのパネルを配設することで、耐ノイズ性を向上させている(特許文献3の[0007]〜[0009]、ならびに、図2および図5参照)参照)。
【0011】
しかし、プリント基板に対してハンドルが回動可能となっているから、このプリント基板の着脱装置の構造からすると、プリント基板を筐体に挿入する際にハンドルの把持部を押すと、上記回動構造の遊び等に起因して、ハンドルに左右方向の傾きが生じるおそれがある。ハンドルに左右方向の傾きがが生ずると、ハンドルの把持部を押す力の方向とプリント基板の本来の挿入方向との間にずれが生じ、プリント基板の挿入に要する力が大きくなってしまう。さらに、このずれに起因して、プリント基板や筐体が破損するおそれがある。
【0012】
これを避けるために、プリント基板を筐体に挿入する際に、ハンドルではなく、パネルを押す方法がある。
【0013】
しかし、パネルは耐ノイズ性の観点から設けられる場合が多く、十分な剛性や強度を具備しているとは限らない。そのため、たとえば、パネルの中央近傍が強い力で押されると、パネルのたわみによってプリント基板が破損したり、パネル自体が破損したり変形したりするおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開2000−101269号公報
【特許文献2】特開2002−151868号公報
【特許文献3】特開平8−148864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
この発明は、このような問題を解決し、耐ノイズ性が高く、しかも、構造が単純でかつ安価でありながら、サブラックへのプラグインユニットの挿入作業を安全に行うことが可能なサブラック装置などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
この発明によるサブラック装置は、ラック側コネクタを備えたサブラックと、サブラックに挿入・抜去可能に収納されたプラグインユニットと、を備えたサブラック装置であって、プラグインユニットは、略平面の回路基板と、略平面のフロントパネルと、挿抜ハンドルと、を備え、回路基板は、プラグインユニットをサブラックに挿入するとラック側コネクタと嵌合し、プラグインユニットをサブラックから抜去するとラック側コネクタから離脱するよう構成された基板側コネクタと、回路基板に直行する方向の軸を有するハンドル支持軸と、を備え、フロントパネルは、フロントパネルと回路基板とを直行するように結合する基板結合部を備えるとともに基板結合部を介して回路基板に結合され、プラグインユニットをサブラックに挿入するとサブラックの開口を被覆するよう構成され、挿抜ハンドルは、フロントパネルの内側に配置されハンドル支持軸に支持されたハンドル基部と、フロントパネルの外側に配置され、プラグインユニットをサブラックから抜去する際に、ハンドル支持軸まわりの第1方向の回動力を挿抜ハンドルに付与するための抜去用操作部と、フロントパネルの外側に配置され、プラグインユニットをサブラックに挿入する際に、ハンドル支持軸まわりの第1方向と逆方向の第2方向の回動力を挿抜ハンドルに付与するための挿入用操作部と、フロントパネルに設けられた切欠き部を介して、ハンドル基部と、抜去用操作部および挿入用操作部と、を連結するハンドル連結部と、挿抜ハンドルに付与される第1方向の回動力によって、サブラックの前縁に当接する抜去用当接部と、挿抜ハンドルに付与される第2方向の回動力によって、フロントパネルの前面の基板結合部に対応する部分に当接する挿入用当接部と、を備えたこと、を特徴とする。
【0017】
本発明の特徴は、上記のように広く示すことができるが、その構成や内容は、目的および特徴とともに、図面を考慮に入れた上で、以下の開示によりさらに明らかになるであろう。
【発明の効果】
【0018】
本願の第1発明によるサブラック装置は、ラック側コネクタを備えたサブラックと、サブラックに挿入・抜去可能に収納されたプラグインユニットと、を備えたサブラック装置であって、プラグインユニットは、略平面の回路基板と、略平面のフロントパネルと、挿抜ハンドルと、を備え、回路基板は、プラグインユニットをサブラックに挿入するとラック側コネクタと嵌合し、プラグインユニットをサブラックから抜去するとラック側コネクタから離脱するよう構成された基板側コネクタと、回路基板に直行する方向の軸を有するハンドル支持軸と、を備え、フロントパネルは、フロントパネルと回路基板とを直行するように結合する基板結合部を備えるとともに基板結合部を介して回路基板に結合され、プラグインユニットをサブラックに挿入するとサブラックの開口を被覆するよう構成され、挿抜ハンドルは、フロントパネルの内側に配置されハンドル支持軸に支持されたハンドル基部と、フロントパネルの外側に配置され、プラグインユニットをサブラックから抜去する際に、ハンドル支持軸まわりの第1方向の回動力を挿抜ハンドルに付与するための抜去用操作部と、フロントパネルの外側に配置され、プラグインユニットをサブラックに挿入する際に、ハンドル支持軸まわりの第1方向と逆方向の第2方向の回動力を挿抜ハンドルに付与するための挿入用操作部と、フロントパネルに設けられた切欠き部を介して、ハンドル基部と、抜去用操作部および挿入用操作部と、を連結するハンドル連結部と、挿抜ハンドルに付与される第1方向の回動力によって、サブラックの前縁に当接する抜去用当接部と、挿抜ハンドルに付与される第2方向の回動力によって、フロントパネルの前面の基板結合部に対応する部分に当接する挿入用当接部と、を備えたこと、を特徴とする。
【0019】
挿抜ハンドルのハンドル基部を回路基板に回動可能に支持するとともに、抜去用操作部および挿入用操作部をフロントパネルに設けられた切欠き部を介してフロントパネルの外側に配置することで、挿抜ハンドルを備え、かつ、耐ノイズ性の高いプラグインユニットを、単純な構造で実現することができる。
【0020】
また、プラグインユニットをサブラックに挿入する際に、挿抜ハンドルの挿入用操作部を押すと、第2方向の回動力が挿抜ハンドルに付与され、挿抜ハンドルの挿入用当接部がフロントパネルの前面に当接する。この結果、フロントパネルに結合された回路基板が挿入方向に移動して、基板側コネクタがラック側コネクタと結合する。
【0021】
このように、サブラックにプラグインユニットを挿入する作業においてテコの原理を利用しないから、装置の複雑化、高額化を回避することができる。
【0022】
さらに、フロントパネルの前面のうち挿抜ハンドルの挿入用当接部が当接する部分は、回路基板とフロントパネルとを結合する基板結合部に対応する部分である。したがって、挿抜ハンドルの挿入用当接部を介してフロントパネルに作用する押圧力は、フロントパネルをたわませることなく、基板結合部を介して回路基板に伝達される。
【0023】
このため、仮に強い力がフロントパネルに作用した場合であっても、フロントパネルのたわみによって回路基板が破損したり、フロントパネル自体が破損したり変形したりするおそれは小さい。つまり、サブラックへのプラグインユニットの挿入作業を安全に行うことが可能となる。
【0024】
すなわち、耐ノイズ性が高く、しかも、構造が単純でかつ安価でありながら、サブラックへのプラグインユニットの挿入作業を安全に行うことが可能なサブラック装置を実現することができる。
【0025】
本願の第2発明によるサブラック装置は、本願の第1発明によるサブラック装置において、挿抜ハンドルの挿入用当接部は、ハンドル支持軸と平行な直線状であること、を特徴とする。
【0026】
挿抜ハンドルの挿入用当接部を、ハンドル支持軸と平行な直線状とすることで、ハンドル支持軸と挿抜ハンドルとの間の嵌め合いが緩い場合であっても、直線状の挿入用当接部を均等にフロントパネルの前面に当接させることが容易となる。
【0027】
直線状の挿入用当接部を均等にフロントパネルに当接させることで、挿抜ハンドルの姿勢を安定化することができる。このため、挿入作業の際に、挿抜ハンドルの挿入用操作部を、プラグインユニットの本来の挿入方向と同一方向に押すことが容易となる。したがって、プラグインユニットの挿入に要する力が不用意に大きくなったり、プラグインユニットやサブラックが破損したりすることを抑止することができる。
【0028】
すなわち、ハンドル支持軸と挿抜ハンドルとの間の嵌め合い精度に頼ることなく、容易かつ安全に、サブラックへのプラグインユニットの挿入作業を行うことが可能となる。
【0029】
本願の第3発明によるサブラック装置は、本願の第1ないし第2のいずれかの発明によるサブラック装置において、挿抜ハンドルは、挿入用操作部が面により構成され、かつ、当該面のいずれかの部分における法線がハンドル支持軸の方向ベクトルに略直行するとともに当該部分における法線方向への押圧力により挿抜ハンドルに第2方向の回動力が発生するよう構成されたこと、を特徴とする。
【0030】
したがって、挿入用操作部を構成する面のいずれかの部分を、面に垂直に押すことで、挿入用操作部への押圧力を、効率的に、挿抜ハンドルの第2方向の回動力に変換することができる。このため、効率的にフロントパネルに押圧力を与えることができる。
【0031】
すなわち、サブラックへのプラグインユニットの挿入作業を、容易に行うことが可能となる。
【0032】
本願の第4発明によるサブラック装置は、本願の第3発明によるサブラック装置において、挿抜ハンドルの挿入用操作部を構成する面が凹面であって、かつ、当該面の略中央部分における法線がハンドル支持軸の方向ベクトルに略直行するとともに当該部分における法線方向への押圧力により挿抜ハンドルに第2方向の回動力が発生するよう構成されたこと、を特徴とする。
【0033】
挿入用操作部を構成する面を凹面とすることで、面の略中央部分に指先を誘導することが容易となる。加えて、面の略中央部分を、面に垂直に押すと、挿入用操作部への押圧力を、効率的に、挿抜ハンドルの第2方向の回動力に変換することができる。このため、容易かつ効率的にフロントパネルに押圧力を与えることができる。
【0034】
すなわち、サブラックへのプラグインユニットの挿入作業を、さらに容易に行うことが可能となる。
【0035】
本願の第5発明によるプラグインユニットは、本願の第1ないし第4のいずれかの発明によるサブラック装置に用いることを特徴とする。
【0036】
したがって、このプラグインユニットをサブラック装置に用いることで、上記第1ないし第4のいずれかの発明と同様の効果を奏する。
【0037】
本願の第6発明による挿抜ハンドルは、本願の第1ないし第4のいずれかの発明によるサブラック装置に用いることを特徴とする。
【0038】
したがって、この挿抜ハンドルをサブラック装置に用いることで、上記第1ないし第4のいずれかの発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1図1は、サブラック装置1の構成を示す斜視図である。
図2図2は、サブラック装置1の正面図である。
図3図3は、プラグインユニット3の構成を示す斜視図である。
図4図4Aおよび図4Bは、フロントパネル31の上端部31a近傍における、プラグインユニット3を構成する部品の分解斜視図である。
図5図5Aおよび図5Bは、図2におけるVA−VA'断面に相当する図面であって、プラグインユニット3のサブラック2への挿入・抜去動作を説明するための図面である。
図6図6Aは、図2にけるVA−VA'断面に相当する図面であって、プラグインユニット3のサブラック2への挿入・抜去動作を説明するための図面である。図6Bは、図6Aの部分拡大図である。
図7図7は、プラグインユニット103の構成を示す正面図である。
図8図8Aは、プラグインユニット203の構成を示す部分斜視図である。図8Bは、プラグインユニット203を構成する挿抜ハンドル234の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
図1は、この発明の一実施形態によるサブラック装置1の構成を示す斜視図である。図2は、サブラック装置1の正面図である。
【0041】
図1および図2に示すように、サブラック装置1は、サブラック2と、サブラック2の前面開口部10から挿入され、サブラック2に挿入・抜去可能に収納された複数枚のプラグインユニット3と、を備えている。サブラック装置1は、電子装置の一部として用いられる。
【0042】
サブラック2は、略直方体状の筐体であり、その前面側(図中Y2方向端側)の天面側(図中Z1方向端側)および底面側(図中Z2方向端側)に、それぞれ、フロントレール(上フロントレールおよび下フロントレール)5が配置されている。
【0043】
サブラック2の後面側(図中Y1方向端側)の天面側および底面側には、それぞれ、リアレール(上リアレールおよび下リアレール)6が配置されている。サブラック2の左側面側(図中X2方向端側)および右側面側(図中X1方向端側)には、それぞれ、サイドパネル(左サイドパネルおよび右サイドパネル)8が配置されている。
【0044】
左右のサイドパネル8の前面側には、それぞれ、フランジ(左フランジおよび右フランジ)9が配置されている。サブラック2の後面側の略中央には、左右のサイドパネル8をつなぐセンタレール7が配置されている(図2参照)。
【0045】
上下のフロントレール5、上下のリアレール6、センタレール7は、それらの左右の端部を、それぞれ、左右のサイドパネル8に、ネジ止めなどにより固定されており、左右のフランジ9は、それぞれ、左右のサイドパネル8に、ネジ止めなどにより固定されている。サブラック2の底面内側および天面内側に、それぞれ、複数のガイドレール4が、所定間隔で、配置されている。
【0046】
底面内側に配置されたガイドレール(下ガイドレール)4は、下フロントレール5および下リアレール6の上側に接して配置され、下フロントレール5および下リアレール6に対して位置決めされて固定されている。
【0047】
天面内側に配置されたガイドレール(上ガイドレール)4は、上フロントレール5および上リアレール6の下側に接して配置され、上フロントレール5および上リアレール6に対して位置決めされて固定されている。
【0048】
対応する上下のガイドレール4は、相互の溝部41の位置が上下方向に対向するように、位置決めされている。プラグインユニット3を、サブラック2の前面開口部10からサブラック2内に挿入する際、プラグインユニット3の回路基板30(図3参照)の上下端が、それぞれ、上下のガイドレール4の溝部41に沿ってY1方向に案内される。
【0049】
図3は、プラグインユニット3の構成を示す斜視図である。図3に示すように、プラグインユニット3は、略平面状の回路基板30と、回路基板30の前端部30aに取り付けられた略平面状のフロントパネル31と、を備えている。フロントパネル31の材質はとくに限定されるものではないが、耐ノイズ性に優れた際質が好ましい。この例ではアルミニウム板を用いている。
【0050】
回路基板30の後端部30bには、基板側コネクタ13が設けられている。一方、サブラック2の後面側(図2参照)にはバックプレーン11が配置されており、バックプレーン11上には、複数のラック側コネクタ12が、各プラグインユニット3の基板側コネクタ13と対向するように設けられている。
【0051】
プラグインユニット3を、サブラック2内に、ガイドレール4の溝部41(図1参照)に沿ってY1方向に最後まで挿入すると、回路基板30に設けられた基板側コネクタ13と、バックプレーン11に設けられたラック側コネクタ12とが嵌合し、回路基板30とバックプレーン11とが電気的に接続されるよう構成されている。プラグインユニット3をサブラック2に挿入すると、フロントパネル31によって、サブラック2の前面開口部10が被覆される。
【0052】
フロントパネル31の上端部31aおよび下端部31bには、挿抜ハンドル34が、それぞれ、配置されている。挿抜ハンドル34の材質はとくに限定されるものではないが、この例では合成樹脂の成型品を用いている。
【0053】
また、フロントパネル31の上端部31aおよび下端部31bには、それぞれ、ネジ保持部であるスリーブ32が設けられている。上下のスリーブ32には、それぞれ、固定用ビス33が、回動自在に保持されている。
【0054】
一方、フロントレール5の前端部5a近くに設けられた保持溝5bには、ネジ切りインサート51が挿入されて保持されている(図5A参照)。ネジ切りインサート51は、図2に示すように、図中X方向を長手方向とする長尺板状の部材であって、多数の固定用ネジ孔52が設けられている。
【0055】
プラグインユニット3をサブラック2に挿入したのち、スリーブ32に保持された固定用ビス33を締め込むと、固定用ビス33が、対向する固定用ネジ孔52にねじ込まれ、当該プラグインユニット3がサブラック2に固定される。
【0056】
図4Aおよび図4Bは、フロントパネル31の上端部31a近傍における、プラグインユニット3を構成する部品の分解斜視図である。フロントパネル31の下端部31b(図3参照)近傍も、上端部31a近傍と略同様の構成(鏡面対象の構成)である。
【0057】
スリーブ32は、フロントパネル31に設けられた貫通孔31eに保持されている。
【0058】
基板結合部である結合金具35は、略L字ブロック状の金具本体35aと、金具本体35aの側面(図中X2側の側面)に突設された円柱状のハンドル支持軸35bとを備えている。金具本体35aの前面端には略平面状のパネル支持部35fとねじ穴35dとが設けられている。フロントパネル31に設けられた貫通孔31dを介して、ビス37をねじ穴35dに螺入することで、フロントパネル31に結合金具35を固定する。
【0059】
結合金具35の材質はとくに限定されるものではないが、この例ではアルミニウムなどの金属を用いている。
【0060】
ハンドル支持軸35bの端面(図中X2側の端面)には略平面状の基板支持部35eとねじ穴35cとが設けられている。挿抜ハンドル34の貫通孔34bにハンドル支持軸35bを通したあと、回路基板30に設けられた貫通孔30cを介して、ビス36をねじ穴35cに螺入することで、結合金具35に回路基板30を固定する。この状態で、挿抜ハンドル34が、ハンドル支持軸35bまわりに回動し得るよう構成されている。
【0061】
結合金具35を介して、略平面状のフロントパネル31と略平面状の回路基板30とが直行するように結合される。この状態で、略平面状の回路基板30とハンドル支持軸35bの中心軸とが直交するよう構成されている。
【0062】
挿抜ハンドル34は、フロントパネル31の内側(図中Y1側)に配置されハンドル支持軸35bに支持されたハンドル基部34aと、フロントパネル31の外側(図中Y2側)に配置された操作部34dと、ハンドル連結部34cとを備えている。
【0063】
ハンドル連結部34cは、フロントパネル31に設けられた切欠き部31cを通って、ハンドル基部34aと、操作部34dとを連結する。
【0064】
図5A図6Aは、図2におけるVA−VA‘断面に相当する図面であって、プラグインユニット3のサブラック2への挿入・抜去動作を説明するための図面である。図6Bは、図6Aの部分拡大図である。
【0065】
図5Aに示すように、挿抜ハンドルの操作部34dは、抜去用操作部34gと挿入用操作部34hとを備えている。
【0066】
抜去用操作部34gは、プラグインユニット3をサブラック2から抜去する際に、ハンドル支持軸35bまわりのR1方向(第1方向)の回動力を挿抜ハンドル34に付与するための部分である。この例では、抜去用操作部34gを略平面により構成するとともに、当該面に、ハンドル支持軸35bと平行な凹凸条を形成し、滑り止めとしている。
【0067】
図6Bに示すように、挿入用操作部34hは、プラグインユニット3をサブラック2に挿入する際に、ハンドル支持軸35bまわりのR2方向(第2方向)の回動力を挿抜ハンドル34に付与するための部分である。
【0068】
挿入用操作部34hの形状は、とくに限定されるものではないが、この例では、挿入用操作部34hを凹面で構成している。凹面の種類は、とくに限定されるものではないが、この例では、ハンドル支持軸35bと平行な中心軸を持つ円筒面の一部により構成している。
【0069】
もちろん、挿入用操作部34hを構成する凹面として、ハンドル支持軸35bの方向ベクトルと直交する中心軸を持つ円筒面の一部を用いたり、球面の一部を用いたりすることもできる。さらに、挿入用操作部34hを凸面で構成したり、凹面、凸面、平面を任意に組み合せて構成したりすることもできる。
【0070】
また、この例では、当該凹面の略中央部分における法線が、ハンドル支持軸35bの方向ベクトルに略直行するとともに、ハンドル支持軸35bの中心Oより下方(図中Z2方向より)を通るよう構成している。このように構成することで、当該部分における法線方向への押圧力により、挿抜ハンドル34をR2方向に回動させることができる。
【0071】
さらに、この例では、挿入用操作部34hを構成する凹面に、ハンドル支持軸35bと平行な凹凸条を形成し、滑り止めとしている。
【0072】
操作部34dには、挿入用操作部34hの上端に続いて、銘板シール等を貼付することのできる凹部34eが形成されている。
【0073】
図5Aに示すように、ハンドル連結部34cには、挿抜ハンドル34に付与されるR1方向の回動力によって、サブラック3の前縁であるフロントレール5の前縁5jに当接する抜去用当接部34jが設けられている。
【0074】
操作部34dには、挿抜ハンドル34に付与されるR2方向の回動力によって、フロントパネル31の前面(図中Y2側の面)の、基板結合部35に対応する部分に当接する挿入用当接部34kが設けられている。挿入用当接部34kの形状は、とくに限定されるものではないが、この例では、ハンドル支持軸35bと平行な略直線状である。
【0075】
図6Bに示すように、上述の挿入用操作部34hを構成する凹面の略中央部分における法線が、挿入用当接部34kを通るよう構成されている。このように構成することで、挿抜ハンドル34に曲げ応力を発生させることなく、プラグインユニット3の挿入作業を行うことができる。このため、力のロスなく挿入作業を行うことができるうえ、挿抜ハンドル34の損傷を低減することができる。
【0076】
図4Aに示すように、この例では、挿抜ハンドル34のハンドル基部34aおよびハンドル連結部34cの横幅(図中X方向の厚さ)が、フロントパネル31に設けられた切欠き部31cの横幅よりも小さくなるよう構成されている。一方、抜去用操作部34gおよび挿入用操作部34hの横幅は、切欠き部31cの横幅よりも大きくなるよう構成されている。
【0077】
このように構成することで、フロントパネル31の切欠き部31cの横幅を小さく抑えて耐ノイズ性を確保しつつ、操作部34dの横幅をある程度大きくして操作性を確保することができる。
【0078】
また、挿入用当接部34kの横幅は、抜去用操作部34gおよび挿入用操作部34hの横幅と略等しくなるよう構成されている。このように、挿入用当接部34kの横幅をできるだけ大きくすることで、プラグインユニット3の挿入作業における挿抜ハンドル34の望ましくない傾き(Z軸まわりの回転)を抑制することができる。
【0079】
さらに、この例では、図6Bに示すように、挿入用当接部34kが当接するフロントパネル31の前面の部分に、当接用凹部31fを設けている。当接用凹部31fは、直線状の挿入用当接部34kと平行であって、挿入用当接部34kの先端を全幅(X方向)にわたり受容することが可能な凹条により構成されている。
【0080】
このように構成することで、挿入用当接部34kがフロントパネル31の前面に当接したとき、挿入用当接部34kの先端がすべて当接用凹部31fに入り込む。したがって、プラグインユニット3の挿入作業における挿抜ハンドル34の望ましくない傾き(Y軸まわりの回転)を抑制することができ、挿抜ハンドル34の姿勢をより安定化することができる。
【0081】
当接用凹部31fの断面形状はとくに限定されるものではないが、たとえば矩形状凹部とすることができる。また、挿入用当接部34kと平行な、当接用凹部31fの一対のエッジのうち少なくとも一方のエッジが挿入用当接部34kと線接触するよう構成することで、プラグインユニット3の挿入作業における挿抜ハンドル34の姿勢をより安定化することができる。
【0082】
もちろん、当接用凹部31fを設けずに、挿入用当接部34kが当接するフロントパネル31の前面の部分を、他の部分と同様の平面とすることもできる。
【0083】
つぎに、図5A図6Bに基づいて、プラグインユニット3のサブラック2への挿入・抜去動作を説明する。
【0084】
図5Aは、サブラック2にプラグインユニット3が挿入された状態を示している。この状態からプラグインユニット3を抜去するには、挿抜ハンドル34の抜去用操作部34gにF1方向の力を加えればよい。これにより、挿抜ハンドル34がハンドル支持軸35bまわりにR1方向に回動して、抜去用当接部34jがフロントレール5の前縁5jに当接する。
【0085】
さらに、抜去用操作部34gにF1方向の力を加え続けると、図5Bに示すように、プラグインユニット3は、サブラック2に対して前方(図中Y2方向)に移動する。このようにして、テコの原理を利用して、基板側コネクタ13(図3参照)をラック側コネクタ12(図2参照)から離脱させることができる。
【0086】
プラグインユニット3を、サブラック2からさらに前方に移動させるには、挿抜ハンドル34の操作部34dをつまんで前方に引き抜けばよい。
【0087】
一方、プラグインユニット3をサブラック2に挿入するには、図6A図6Bに示すように、挿抜ハンドル34の挿入用操作部34hの略中央をその法線方向(図中F2方向)に押せばよい。これにより、挿抜ハンドル34がハンドル支持軸35bまわりにR2方向に回動して、挿入用当接部34kがフロントパネル31の前面に当接する。
【0088】
さらに、挿入用操作部34hの略中央にF2方向の力を加え続けると、その力は、フロントパネル31を介してプラグインユニット3全体に伝わり、プラグインユニット3が、サブラック2に対して後方(図中Y1方向)に移動する。このようにして、テコの原理を利用することなく、基板側コネクタ13をラック側コネクタ12と嵌合させることができる。
【0089】
図7は、この発明の他の実施形態によるプラグインユニット103の構成を示す正面図である。プラグインユニット103は、上述のサブラック装置1において、プラグインユニット3に替えて用いることができる。
【0090】
プラグインユニット103を構成する挿抜ハンドル134は、上述の挿抜ハンドル34と鏡面対象の形状となっている。すなわち、上述のフロントパネル31の下端部31bに配置されていた挿抜ハンドル34(図3参照)と同一のものを、フロントパネル131の上端部131aに配置し、フロントパネル31の上端部31aに配置されていた挿抜ハンドル34(図3参照)と同一のものを、フロントパネル131の下端部131bに配置した構成となっている。
【0091】
挿抜ハンドル134を挿抜ハンドル34と鏡面対象の形状とすることで、ドライバー等の工具を用いることなく、手で直接、固定用ビス33回すことが可能となる。このため、さらに容易に、プラグインユニット3の挿抜作業を行うことができる。
【0092】
また、このように構成することで、プラグインユニット103を構成するフロントパネル131の切欠き部131cを、フロントパネル131の幅方向(図中X方向)の略中央に形成することができる。このため、切欠き部31cの開口面積を小さくすることができ、耐ノイズ性を、さらに向上させることが可能となる。
【0093】
プラグインユニット103のその余の構成は、プラグインユニット3と同様である。
【0094】
図8Aは、この発明のさらに他の実施形態によるプラグインユニット203の構成を示す部分斜視図である。図8Bは、プラグインユニット203を構成する挿抜ハンドル234の構成を示す断面図であって、図6Bと同様の図面である。
【0095】
プラグインユニット203は、上述のサブラック装置1において、プラグインユニット3に替えて用いることができる。
【0096】
図8Bに示すように、プラグインユニット203を構成する挿抜ハンドル234は、上述の挿抜ハンドル34(図6B参照)と類似の構成である。すなわち、挿抜ハンドル234は、ハンドル支持軸35bに支持されたハンドル基部234aと、フロントパネル231の外側(図中Y2側)に配置された操作部234dと、ハンドル連結部234cとを備えている。
【0097】
ハンドル連結部234cは、フロントパネル231に設けられた切欠き部231cを通って、ハンドル基部234aと、操作部234dとを連結する。操作部234dは、抜去用操作部234gと挿入用操作部234hとを備えている。ハンドル連結部234cには抜去用当接部234jが設けられ、操作部234dには挿入用当接部234kが設けられている。また、フロントパネル231の前面の、挿入用当接部234kが当接する部分に、当接用凹部231fを設けている。
【0098】
ただし、挿入用操作部234hの形状は、略平面で構成されている点で、凹面で構成されている挿抜ハンドル34の挿入用操作部34hと異なる。
【0099】
また、挿入用操作部234hの下部(図中Z2方向端近傍)における法線が、ハンドル支持軸35bの方向ベクトルに略直行するとともに、ハンドル支持軸35bの中心Oより下方(図中Z2方向より)を通るよう構成されている。当該部分における法線方向への押圧力F2により、挿抜ハンドル234をR2方向に回動させることができる。そして、上述の挿入用操作部234hの下部における法線が、挿入用当接部234kを通るよう構成されている。
【0100】
また、挿入用操作部234hは、その大部分が、操作部234dに設けられた凹部234eに嵌め込まれた銘板カバー234mにより構成されている。
【0101】
さらに、図8Aに示すように、操作部234dは、ハンドル連結部234cに対して両横方向(図中X1方向およびX2方向の両方向)に延設するよう構成され、その横幅はフロントパネル231の横幅と略同一となっている。このため、フロントパネル231の前面に当接する挿入用当接部234kの横幅(図中X方向の長さ)を最大限大きくとることが可能となり、プラグインユニット203の挿入作業における挿抜ハンドル234の姿勢をより安定化することができる。
【0102】
上記においては、本発明を好ましい実施形態として説明したが、各用語は、限定のために用いたのではなく、説明のために用いたものであって、本発明の範囲および精神を逸脱することなく、添付のクレームの範囲において、変更することができるものである。また、上記においては、本発明のいくつかの典型的な実施形態についてのみ詳細に記述したが、当業者であれば、本発明の新規な教示および利点を逸脱することなしに上記典型的な実施形態において多くの変更が可能であることを、容易に認識するであろう。したがって、そのような変更はすべて、本発明の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0103】
1:サブラック装置
2:サブラック
3:プラグインユニット
12:ラック側コネクタ
13:基板側コネクタ
30:回路基板
31:フロントパネル
34:挿抜ハンドル
34h:挿入用操作部
34k:挿入用当接部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8