特許第6641612号(P6641612)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6641612
(24)【登録日】2020年1月8日
(45)【発行日】2020年2月5日
(54)【発明の名称】天板付家具
(51)【国際特許分類】
   A47B 7/00 20060101AFI20200127BHJP
   A47B 13/02 20060101ALI20200127BHJP
【FI】
   A47B7/00 Z
   A47B13/02
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-103659(P2015-103659)
(22)【出願日】2015年5月21日
(65)【公開番号】特開2016-214613(P2016-214613A)
(43)【公開日】2016年12月22日
【審査請求日】2018年4月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社オカムラ
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(72)【発明者】
【氏名】早乙女 弘志
【審査官】 立澤 正樹
(56)【参考文献】
【文献】 実公平06−031945(JP,Y2)
【文献】 特開2011−125576(JP,A)
【文献】 実開昭61−118425(JP,U)
【文献】 米国特許第04630550(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 7/00
A47B 13/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面上に起立する複数の脚と、
複数の前記脚上に支持される天板と、
全ての前記脚の下部同士を連結する下部連結部材と、
前記天板の下方に設けられ、全ての前記脚の上部同士を連結する上部連結部材と、を備え、
前記下部連結部材および前記上部連結部材は、平面視して、互いに隣接する前記脚同士の間に、前記天板の内方に向かって凹となる凹部を有しているとともに、
前記下部連結部材および前記上部連結部材は、それぞれ、
前記天板の上面に沿った第一の方向において互いに隣接する前記脚同士を連結し、前記凹部を有した第一脚連結部と、
前記天板の上面に沿った面内で第一の方向に交差する第二の方向において互いに対向する前記第一脚連結部同士を連結し、前記天板の前記第一の方向に沿った幅寸法よりも小さい幅寸法を有した第二脚連結部と、
を備え、
前記上部連結部材と前記下部連結部材とは、互いに異なる平面視形状を有し、
前記上部連結部材の第二脚連結部は、前記第一の方向に互いに間隔を空けて二本一対で設けられて前記第二の方向に沿って延び、
前記下部連結部材の第二脚連結部は、前記第一の方向における中心部において前記第二の方向に沿って延びていることを特徴とする天板付家具。
【請求項2】
床面上に起立する複数の脚と、
複数の前記脚上に支持される天板と、
全ての前記脚の下部同士を連結する下部連結部材と、
前記天板の下方に設けられ、全ての前記脚の上部同士を連結する上部連結部材と、を備え、
前記下部連結部材および前記上部連結部材は、平面視して、互いに隣接する前記脚同士の間に、前記天板の内方に向かって凹となる凹部を有しているとともに、
前記下部連結部材および前記上部連結部材は、それぞれ、
前記天板の上面に沿った第一の方向において互いに隣接する前記脚同士を連結し、前記凹部を有した第一脚連結部と、
前記天板の上面に沿った面内で第一の方向に交差する第二の方向において互いに対向する前記第一脚連結部同士を連結し、前記天板の前記第一の方向に沿った幅寸法よりも小さい幅寸法を有した第二脚連結部と、
を備え、
前記下部連結部材における前記第一脚連結部と前記第二脚連結部との連結部位と、前記上部連結部材における前記第一脚連結部と前記第二脚連結部との連結部位とは、互いに上下方向に離間して空間を形成しており、
前記下部連結部材の第一脚連結部における前記第一の方向で前記空間よりも外側の端部と、前記上部連結部材の第一脚連結部における前記第一の方向で前記空間よりも外側の端部とは、互いに前記脚で連結されていることを特徴とする天板付家具。
【請求項3】
前記下部連結部材は、床面に平行に位置するプレート状をなしていることを特徴とする請求項1または2に記載の天板付家具。
【請求項4】
前記上部連結部材は、前記天板の下面に沿って固定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の天板付家具。
【請求項5】
前記上部連結部材は、前記天板の下面に直交する面内に位置する幕板状をなしていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の天板付家具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テーブル等の天板付家具に関する。
【背景技術】
【0002】
各種の会議、作業、飲食等を行うテーブルは、天板と、天板を支持する支持脚と、を備えている。
このようなテーブルにおいて、例えば特許文献1に開示されているように、天板の下面に枠材を設け、この枠材によって互いに対向する支持脚同士を連結する構成が開示されている。このような構成により、支持脚の上部同士が一体に連結され、天板に対する支持脚の接合強度が高まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−166657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような構成においては、天板が一方向に長く、支持脚同士の間隔が広い場合等、天板上に作用した荷重が大きいと、天板および枠材が下方に撓み、支持脚の下端部同士の間隔が広がる方向に変形することがある。
このような現象を防ぐには、天板や枠材を上下方向に厚くしてその強度を高めることが考えられる。しかし、このような手法では、天板の下方の空間が狭くなって使用者の下肢と干渉することがある。
そこでなされた本発明の目的は、強度を高めつつ、使用者の下肢との干渉を抑えることのできる天板付家具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明に係る天板付家具は、床面上に起立する複数の脚と、複数の前記脚上に支持される天板と、全ての前記脚の下部同士を連結する下部連結部材と、前記天板の下方に設けられ、全ての前記脚の上部同士を連結する上部連結部材と、を備え、前記下部連結部材および前記上部連結部材は、平面視して、互いに隣接する前記脚同士の間に、前記天板の内方に向かって凹となる凹部を有していることを特徴とする。
【0006】
このように、全ての脚で隣り合う脚同士を、下部連結部材と上部連結部材とで連結することで、それぞれの脚が上部と下部とで強固に固定される。これにより、脚を太くするのを抑えつつ、全ての脚と下部連結部材と上部連結部材とからなる天板の支持構造体の強度を高めることができる。
また、下部連結部材および上部連結部材は、互いに隣接する脚同士の間に、天板の内方に向かって凹となる凹部を有しているので、下部連結部材および上部連結部材と使用者の下肢との干渉を抑え、下肢収容空間を広く確保することができる。
【0007】
また、この発明に係る天板付家具は、上記天板付家具において、前記下部連結部材および前記上部連結部材が、それぞれ、前記天板の上面に沿った第一の方向において互いに隣接する前記脚同士を連結し、前記凹部を有した第一脚連結部と、前記天板の上面に沿った面内で第一の方向に交差する第二の方向において互いに対向する前記第一脚連結部同士を連結し、前記天板の前記第一の方向に沿った幅寸法よりも小さい幅寸法を有した第二脚連結部と、を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、天板において第二の方向に沿った一方の側と他方の側に、それぞれ複数の脚が設けられている場合、一方の側の他方の側のそれぞれにおいては、第一脚連結部により、第一の方向において互いに隣接する脚同士を連結することができる。そして、第二の方向に沿った一方の側の第一脚連結部と、他方の側の第一脚連結部とを、第二脚連結部により連結することで、下部連結部材および上部連結部材によって、全ての脚の上部同士、下部同士を一体に連結することができる。
また、第一脚連結部は、第一の方向において互いに隣接する脚同士の間に、天板の内方に向かって凹となる凹部を有している。第二脚連結部は、天板の第一の方向に沿った幅寸法よりも小さい幅寸法を有しているので、第二の方向において互いに隣接する脚同士の間に、天板の内方に向かって凹となる凹部を有している。
【0008】
また、この発明に係る天板付家具は、上記天板付家具において、前記下部連結部材が、床面に平行に位置するプレート状をなしているようにしてもよい。
このように構成することで、下部連結部材は、床面から上方への突出寸法を抑えることができる。したがって、複数の脚の下部同士を強固に連結しつつ、下部連結部材と使用者の下肢との干渉を抑えることができる。
【0009】
また、この発明に係る天板付家具は、上記天板付家具において、前記上部連結部材が、前記天板の下面に沿って固定されているようにしてもよい。
このように構成することで、上部連結部材が、天板の補強機能を果たすこととなり、天板の強度を高めることができる。
【0010】
また、この発明に係る天板付家具は、上記天板付家具において、前記上部連結部材が、前記天板の下面に直交する面内に位置する幕板状をなしているようにしてもよい。
このように構成することで、上部連結部材における上下方向の力に対する強度が高まる。さらに、上部連結部材により、天板を挟んで対向する使用者の下肢空間を仕切ることができる。
【発明の効果】
【0011】
この発明に係る天板付家具によれば、脚の強度を高めつつ、使用者の下肢との干渉を抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】この発明の一実施形態に係るテーブルの全体構成を示す斜視図である。
図2】上記テーブルの脚の構成を示す斜視図である。
図3】上記テーブルの第一変形例を示す斜視図である。
図4】上記テーブルの第二変形例を示す斜視図である。
図5】上記テーブルの第三変形例を示す斜視図である。
図6】上記テーブルの第四変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明による天板付家具を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。
【0014】
図1は、この発明の一実施形態に係るテーブルの全体構成を示す斜視図である。図2は、上記テーブルの脚の構成を示す斜視図である。
図1図2に示すように、テーブル(天板付家具)10は、床面F上に起立する複数の脚20と、上部連結部材40(図2参照)と、下部連結部材50と、これら複数の脚20上に支持される天板30と、を備えている。
この実施形態のテーブル10において、天板30は、例えば平面視楕円形状で、その上面30fに沿った第一の方向Xに短く、上面30fに沿った面内で第一の方向Xに直交する第二の方向Yに長く形成されている。天板30は、平面視長方形状に限らず、長円形、長方形等の平面視形状としてもよい。
【0015】
図2に示すように、脚20は、天板30において第二の方向Yの一方の側と他方の側とに、それぞれ2本ずつ設けられている。各脚20は、平面視略長方形状で、第一の方向Xおよび第二の方向Yに対して傾斜し、その長手方向が、天板30の第一の方向Xにおける中心部から離間するにしたがって、第二の方向Yの外方に向かって延びるよう配置されている。
【0016】
上部連結部材40は、全ての脚20の上端部(上部)20t同士を連結する。上部連結部材40は、上部ビーム42と、第一ビーム43と、第二ビーム(第二脚連結部)44と、を備える。
【0017】
上部ビーム42は、各脚20の上端部20tに固定され、各脚20よりも第二の方向Yに沿って天板30の内方に向かうにしたがって、第一の方向Xの中心部に向かって斜めに延出して設けられている。
【0018】
第一ビーム43は、天板30の第二の方向Yにおける一方の側と他方の側のそれぞれにおいて、第一の方向Xに沿って延びるように設けられ、第一の方向Xにおいて互いに隣接する上部ビーム42、42同士を連結する。
【0019】
これら上部ビーム42および第一ビーム43により、天板30の上面に沿った第一の方向Xにおいて互いに隣接する脚20の上端部20t同士を連結する端部連結部(第一脚連結部)41が形成されている。
【0020】
第二ビーム44は、第一の方向Xに互いに間隔を空けて二本一対で設けられている。それぞれの第二ビーム44は、第二の方向Yに沿って延び、第二の方向Yにおいて互いに隣接する上部ビーム42、42同士を連結する。
【0021】
このような上部連結部材40は、天板30の下面に、図示しない複数の取付金具を介して固定されている。
【0022】
下部連結部材50は、全ての脚20の下端部(下部)20b同士を連結する。下部連結部材50は、天板30において第二の方向Yの一方の側と他方の側のそれぞれに設けられた端部プレート(第一脚連結部)51、51と、これら端部プレート51、51同士を連結する連結ビーム(第二脚連結部)52と、を備える。
【0023】
各端部プレート51は、上下方向に薄い板状で、天板30の第一の方向Xにおける中心部に位置する基部51aから、第二の方向Yに沿って天板30の外方に向かうにしたがって第一の方向Xの両側方に延びるよう、Y字(V字)状に形成された延出部51b,51bを有している。各延出部51bは、第一の方向Xにおいて互いに隣接する二つの脚20のそれぞれの下端部20bに固定されている。
【0024】
連結ビーム52は、上下方向に薄い板状で、天板30の第一の方向Xにおける中心部において第二の方向Yに沿って延びて形成されている。連結ビーム52は、第二の方向Yの一方の側の端部プレート51の基部51aと、他方の側の端部プレート51の基部51aとにそれぞれ連結されている。
【0025】
このような上部連結部材40および下部連結部材50は、第二ビーム44、44、および連結ビーム52が、天板30の第一の方向Xにおける両端部30s、30sに対して内方に配置され、天板30の第一の方向Xに沿った幅寸法よりも小さい幅寸法を有している。これにより、上部連結部材40および下部連結部材50を平面視すると、互いに隣接する脚20同士の間に、天板30の内方に向かって凹となる部分(凹部)100A、100Bを有している。
【0026】
上述したような構成のテーブル10においては、このように、全ての脚20で隣り合う脚20同士を、下部連結部材50と上部連結部材40とで連結することで、それぞれの脚20が上端部20tと下端部20bで強固に固定される。これにより、脚20を太くするのを抑えて、全ての脚20と、下部連結部材50と、上部連結部材40とからなる、天板30の支持構造体の強度を高めることができる。
また、下部連結部材50および上部連結部材40は、互いに隣接する脚20同士の間に、天板30の内方に向かって凹となる部分100A、100Bを有しているので、この凹となる部分100A、100Bに、使用者の下肢を収容することができる。
その結果、脚20の強度を高めつつ、天板30の下方において使用者の下肢と干渉するのを抑え、下肢収容空間を広く確保することが可能となる。
【0027】
また、下部連結部材50および上部連結部材40は、端部連結部41、端部プレート51により、第一の方向Xにおいて互いに隣接する脚20同士を連結する。さらに、下部連結部材50および上部連結部材40は、第二ビーム44、連結ビーム52により、第二の方向Yにおいて互いに対向する端部連結部41、端部プレート51同士を連結する。このように構成することで、天板30において第二の方向Yに沿った一方の側と他方の側に大きな間隔を空けて、それぞれ複数の脚20が設けられていても、全ての脚20の上端部20t同士、下端部20b同士を強固に一体に連結することができる。
【0028】
また、下部連結部材50が、床面Fに平行に位置するプレート状をなしている。このように構成することで、下部連結部材50は、床面Fから上方への突出寸法を抑えることができる。したがって、複数の脚20の下端部20b同士を強固に連結しつつ、下部連結部材50と下肢との干渉を抑えることができる。
【0029】
また、上部連結部材40が、天板30の下面に沿って固定されている。これにより、上部連結部材40が、天板30の補強機能を果たすこととなり、天板30の強度を高めることができる。
【0030】
(その他の実施形態)
なお、本発明の天板付家具は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
(第一変形例)
図3は、上記テーブルの第一変形例を示す斜視図である。
上記実施形態では、上部連結部材40と下部連結部材50とが、異なる平面視形状を有するようにしたがこれに限らない。
例えば、図3に示すように、上部連結部材40Aを、下部連結部材50と同様の平面視形状とし、V字状に延び、第一の方向Xにおいて互いに隣接する脚20の上端部20t同士を連結する端部ビーム(第一脚連結部)45、45と、天板30の第一の方向Xにおける中心部に沿って第二の方向Yに延び、これら端部ビーム45、45同士を結ぶ連結ビーム(第二脚連結部)46と、を備える構成としてもよい。
【0031】
(第二変形例)
図4は、上記テーブルの第二変形例を示す斜視図である。
この図4に示すように、上部連結部材40Bを構成する端部ビーム45、45および連結ビーム46に、天板30の下面から下方に向かって垂下し、天板30の下面に直交する面内に位置する垂下壁45w、45w、46wと一体に形成してもよい。
このような構成によれば、垂下壁45w、45w、46wは、天板30の下方において、天板30を挟んで対向する使用者の下肢空間を仕切り、天板30を挟んで対向する使用者の下肢の少なくとも一部を隠す幕板として機能させることができる。さらに、このような上部連結部材40Bは、上下方向の力に対する強度が高まり、天板30の補強効果を高めることができる。
【0032】
(第三変形例)
図5は、上記テーブルの第三変形例を示す斜視図である。
この図5に示すように、上部連結部材40Cの端部ビーム(第一脚連結部)47や、下部連結部材50Cの端部プレート(第一脚連結部)57は、平面視形状を、第一の方向Xに沿って延びる基部47a、57aと、基部47a、57aの両端からそれぞれ脚20に向かって斜めに延びる延出部47b、57bと、を備える構成としてもよい。
【0033】
(第四変形例)
図6は、上記テーブルの第四変形例を示す斜視図である。
この図6に示すように、上部連結部材40D、下部連結部材50Dは、天板30の中心部から、それぞれの脚20に向かって放射状に延びる複数本(図6の例では例えば4本)の延出部48、58を備える構成とすることもできる。
【0034】
さらには、各脚20は、第一の方向Xおよび第二の方向Yに対して傾斜して配置する構成に限らず、その長手方向が、第一の方向Xまたは第二の方向Yに沿って延びるように配置してもよい。
加えて、各脚20は、平面視略長方形状に限らず、円形状、多角形状等、他の平面視形状であってもよい。
【0035】
また、複数の脚20の上端部20b、下端部20t同士を、上部連結部材40、40A〜40D、下部連結部材50、50C、50Dにより連結するようにしたが、脚20の上部同士および下部同士を連結するのであれば、上部連結部材40、40A〜40D、下部連結部材50、50C、50Dの設置高さは適宜変更することができる。
【0036】
さらに、上記実施形態で示したテーブル10を構成する脚20、天板30、上部連結部材40、下部連結部材50等の部材の材質については、何ら問うものではなく、木系材料、金属系材料、樹脂系材料、あるいはこれらを組み合わせて形成した構成としてもよい。
加えて、テーブル10に限らず、カウンター等、他の天板付家具においても、本発明は同様に適用することができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
【符号の説明】
【0037】
10 テーブル(天板付家具)
20 脚
20b 下端部(下部)
20t 上端部(上部)
30 天板
30f 上面
40、40A〜40D 上部連結部材
41 端部連結部(第一脚連結部)
44 第二ビーム(第二脚連結部)
45、47 端部ビーム(第一脚連結部)
45w 垂下壁
46、52 連結ビーム(第二脚連結部)
50、50C、50D 下部連結部材
51、57 端部プレート(第一脚連結部)
100A、100B 凹となる部分(凹部)
F 床面
X 第一の方向
Y 第二の方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6