(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記所定データを、前記動画データが送信される際のパケットのデータサイズの自然数倍のデータサイズを有するパケットとして、前記動画データに付加する、請求項1または2に記載の配信装置。
前記制御部は、前記動画データを前記外部機器に送信する転送レートが第1しきい値以下となったことに基づいて、前記所定データを前記動画データに付加する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の配信装置。
前記機器側制御部は、前記動画データの転送レートが第2しきい値以上となるデータサイズを有する前記所定データが付加された前記動画データを要求する前記要求信号を、前記外部配信装置に送信する、請求項5または6に記載の情報機器。
前記機器側制御部は、前記外部配信装置からダウンロードした前記動画データにおいて、所定のデータサイズ毎に、前記動画データまたは前記所定データのうちのいずれであるかを判断する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の情報機器。
前記機器側制御部は、前記所定データが付加された前記動画データのダウンロード完了後に、前記動画データを前記再生可能な形式に変換するための処理が所定期間内に完了しないことに基づいて、前記外部配信装置に前記要求信号を送信する、請求項9に記載の情報機器。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(配信システムの構成)
まず、
図1を参照して、本発明の第1実施形態による配信システム100の構成について説明する。
【0025】
本発明の第1実施形態による配信システム100は、
図1に示すように、配信装置1と情報機器2とを備える。また、配信システム100は、アクセスポイント3を備える。そして、配信システム100では、配信装置1と情報機器2とは、アクセスポイント3を介して互いに無線通信可能に構成されている。なお、配信装置1は、特許請求の範囲の「外部配信装置」の一例である。また、情報機器2は、特許請求の範囲の「外部機器」の一例である。
【0026】
配信装置1は、外部装置(たとえば、情報機器2)に動画データを配信する装置(
図2参照)である。具体的には、配信装置1は、デジタルテレビジョン放送を録画可能な録画装置(レコーダ)であり、録画された放送番組や視聴中の放送番組を動画データとして配信可能に構成されている。
【0027】
情報機器2は、外部装置(たとえば、配信装置1)から動画データをダウンロードする装置(
図3参照)である。具体的には、情報機器2は、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯型の情報機器(情報端末)であり、配信装置1から動画データをダウンロード(受信して記憶)することが可能に構成されている。また、情報機器2は、ダウンロードされた動画データを再生可能に構成されている。
【0028】
また、配信システム100では、たとえば、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)の技術に基づいて、配信装置1と情報機器2との間で通信を行うことが可能である。
【0029】
ここで、第1実施形態では、配信システム100は、情報機器2において動画データに対応するアプリケーションプログラム(動画再生アプリケーション23)がバックグラウンドで起動されている状態で情報機器2により動画データがダウンロードされる場合に、配信装置1により、動画データにダミーデータが付加されるように構成されている。そして、配信システム100は、配信装置1によりダミーデータが付加された動画データが、情報機器2に送信されるように構成されている。なお、動画再生アプリケーション23は、特許請求の範囲の「アプリケーション」の一例である。また、ダミーデータは、特許請求の範囲の「所定データ」の一例である。また、本願明細書では、ダミーデータを、動画データに付加されるデータ全般を意味するものとして記載しており、1つの値(たとえば、「0xFF」)に限らず、機器の識別情報(ID)なども含む広い概念を意味するものとして記載している。
【0030】
(配信装置の構成)
次に、
図2を参照して、配信装置1の構成について説明する。配信装置1には、制御部11が設けられている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を含み、配信装置1の全体の動作を制御するように構成されている。また、制御部11は、ソフトウェア12のプログラムを実行するように構成されている。
【0031】
また、配信装置1には、記憶部13が設けられている。記憶部13は、動画データを記憶(録画)することが可能に構成されている。そして、記憶部13は、受信部14によって受信し、復調部15により復調された動画データを記憶するように構成されている。また、記憶部13には、ソフトウェア12が予め記憶されている。
【0032】
また、配信装置1には、受信部14が設けられている。受信部14は、デジタルテレビジョン放送を受信するように構成されている。
【0033】
また、配信装置1には、復調部15が設けられている。復調部15は、受信部14が受信したデジタルテレビジョン放送を、所定の規格に基づいた形式に復調するように構成されている。たとえば、復調部15は、デジタルテレビジョン放送を、DR(Direct Recording)形式にエンコードするように構成されている。なお、記憶部13は、動画データをDR形式で記憶するように構成されている。
【0034】
また、配信装置1には、通信部16が設けられている。通信部16は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部16は、アクセスポイント3を介して、情報機器2と無線通信するように構成されている。
【0035】
また、配信装置1には、エンコーダ17が設けられている。エンコーダ17は、DR形式の動画データをAVC(Advanced Video Coding)形式に変換(再エンコード)するように構成されている。なお、情報機器2は、AVC形式の動画データを処理可能に構成されている。そして、情報機器2は、AVC形式の動画データをHLS(HTTP Live Streaming)変換処理することにより、動画データを再生可能に構成されている。
【0036】
また、配信装置1では、エンコーダ17により、動画データがDR形式からAVC形式に変換された状態で(変換しながら)、制御部11は、通信部16を介して、AVC形式の動画データが配信装置1から情報機器2に送信するように構成されている。このため、動画データをDR形式からAVC形式に変換する処理を行うことに起因して、変換処理せずに送信する場合に比べて、転送レートRが低下する場合がある。
【0037】
そして、後述するように、情報機器2のOS22は、バックグラウンドにおいて動画再生アプリケーション23が起動している状態で配信装置1から動画データをダウンロードする場合で、かつ、所定の期間(たとえば、30分〜60分)の経過後に、転送レートRと遮断しきい値t1とを比較するように構成されている。そして、OS22は、転送レートRが遮断しきい値t1を下回ったことに基づいて(下回った場合には)、動画データのダウンロードを停止するように構成されている。このため、転送レートRが低下する場合には、動画データのダウンロードを完了することができない場合が生じる。なお、遮断しきい値t1は、特許請求の範囲の「第2しきい値」の一例である。
【0038】
(配信装置の制御部の構成)
そこで、第1実施形態では、
図4に示すように、配信装置1の制御部11は、動画データにダミーデータを付加するように構成されている。詳細には、配信装置1の制御部11は、情報機器2において動画データに対応する動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動されている状態で(最中に)情報機器2により動画データがダウンロードされる場合に、動画データにダミーデータを付加するとともに、ダミーデータが付加された動画データを情報機器2に送信するように構成されている。すなわち、制御部11は、動画データにダミーデータを付加することにより、転送レートRを増加させる(低下を抑制する)ように構成されている。
【0039】
詳細には、エンコーダ17は、AVC形式にエンコードした動画データを、チャンクサイズ(たとえば、12288byte毎)のパケットとして、分割するように構成されている。なお、このAVC形式にエンコードした動画データを、以下、「エンコードデータ」とし、
図4などには、単に「AVC」として図示している。なお、チャンクサイズは、特許請求の範囲の「動画データが送信される際のパケットのデータサイズ」の一例である。
【0040】
そして、
図4に示すように、制御部11は、ダミーデータを生成するように構成されている。ここで、第1実施形態では、ダミーデータは、動画データが送信される際のパケット(エンコードデータ)のデータサイズ(チャンクサイズ)の自然数倍(自然数倍)のデータサイズを有するパケットとして構成されている。そして、ダミーデータは、タイムスタンプの領域を含め、たとえば、「0xFF」の値に設定されている。
【0041】
そして、制御部11は、ダミーデータをエンコードデータに付加した状態で、通信部16を介して、情報機器2に送信するように構成されている。具体的には、
図4に示すように、制御部11は、エンコードデータとダミーデータ(ダミーパケット)とをチャンクサイズ分ごと、情報機器2に送信するように構成されている。なお、
図4では、ダミーパケットがチャンクサイズの1倍のデータサイズ(12288byte)に構成された場合を示している。この場合、制御部11は、エンコードデータとダミーデータとをチャンクサイズ分ごと、交互に、情報機器2に送信するように構成されている。
図4の例の場合、配信装置1は、転送レートRを、エンコードデータのみを送信する場合に比べて、略2倍にすることが可能である。
【0042】
また、第1実施形態では、制御部11は、情報機器2からのダミーデータが付加された動画データを要求する要求信号に基づいて、ダミーデータを動画データに付加するように構成されている。
【0043】
図5には、要求信号の例を示す。第1実施形態では、要求信号は、「DummyPacket」の信号(情報)を含む。「DummyPacket」の情報は、ダミーデータのデータサイズの情報であり、たとえば、自然数として示される。そして、制御部11は、「DummyPacket」の値に基づいて、ダミーデータのデータサイズを決定するように構成されている。なお、「DummyPacket」の情報は、特許請求の範囲の「データサイズの情報」の一例である。
【0044】
詳細には、制御部11は、「DummyPacket」の値が1の場合には、チャンクサイズの1倍のデータサイズ(たとえば、12288byte×1倍)に構成されたダミーデータをエンコードデータに付加するように構成されている。また、制御部11は、「DummyPacket」の値が4の場合には、チャンクサイズの4倍(たとえば、12288byte×4倍)のデータサイズに構成されたダミーデータをエンコードデータに付加するように構成されている。
【0045】
また、制御部11は、「DummyPacket」の値が0の場合には、ダミーデータをエンコードデータに付加しないで、エンコードデータを情報機器2に送信するように構成されている。たとえば、情報機器2は、動画再生アプリケーション23がフォアグラウンドで起動している状態で、動画データをダウンロードする場合に、「DummyPacket」の値を0に設定する。
【0046】
したがって、制御部11は、「DummyPacket」の値が1以上の自然数の場合には、情報機器2において動画データに対応する動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動されている状態で情報機器2により動画データがダウンロードされる場合として、動画データ(エンコードデータ)にダミーデータを付加するように構成されている。一方、制御部11は、「DummyPacket」の値が0の場合には、情報機器2において動画データに対応する動画再生アプリケーション23がフォアグラウンドで起動されている状態で情報機器2により動画データがダウンロードされる場合として、動画データ(エンコードデータ)にダミーデータを付加しないように構成されている。
【0047】
また、要求信号は、動画データを要求する信号である「GET」の情報(動画データのURLの情報)を含む。すなわち、制御部11は、「GET」の情報に基づいた動画データ(エンコードデータ)に、「DummyPacket」の値に基づいたデータサイズのダミーデータを付加するように構成されている。そして、制御部11は、要求信号に基づいて、ダミーデータが付加されたエンコードデータを、情報機器2に送信するように構成されている。
【0048】
(情報機器の構成)
次に、
図3を参照して、情報機器2の構成について説明する。
図3に示すように、情報機器2には、制御部21が設けられている。制御部21は、CPUを含み、情報機器2の全体の動作を制御するように構成されている。また、制御部21は、OS(オペレーティングシステム)22や動画再生アプリケーション23などのプログラムを実行するように構成されている。また、制御部21は、特許請求の範囲の「機器側制御部」の一例である。
【0049】
また、情報機器2には、出力部24が設けられている。出力部24は、動画データのうち映像データを出力するための表示部、および、動画データのうち音声データを出力するための音声出力部を含んでいる。出力部24は、動画データが再生される場合に、映像および音声を出力するように構成されている。
【0050】
また、情報機器2には、通信部25が設けられている。通信部25は、所定の規格(たとえば、IEEE802.11規格)に基づいて、無線通信が可能に構成されている。また、通信部25は、アクセスポイント3を介して、配信装置1と無線通信するように構成されている。なお、通信部25は、特許請求の範囲の「機器側通信部」の一例である。
【0051】
また、情報機器2には、記憶部26が設けられている。記憶部26は、ローカルサーバとして、データを記憶するように構成されている。記憶部26には、たとえば、ダウンロードされた動画データや、OS22、および、動画再生アプリケーション23などのプログラムが記憶される。なお、記憶部26は、特許請求の範囲の「機器側記憶部」の一例である。
【0052】
また、情報機器2には、操作部27が設けられている。操作部27は、操作ボタンやタッチパネルなどを含み、ユーザの操作を受け付けるように構成されている。これにより、情報機器2は、ユーザの操作に応じた動作を行うように構成されている。
【0053】
また、情報機器2には、OS22が設けられている。OS22は、情報機器2内のシステム全体を管理するプログラムである。このOS22は、
図6に示すアプリケーションライフサイクルに従って、動画再生アプリケーション23などのアプリケーションの状態を変化させるように構成されている。
【0054】
図6において、「Not running」は、アプリケーションが起動されていないか、または実行されていたが終了された状態である。
【0055】
「Inactive」は、アプリケーションがフォアグラウンドで起動中であるが、処理(コード)を実行していない状態である。なお、フォアグラウンドとは、出力部24の表示部に操作画面が表示され、アプリケーションが操作対象となる状態である。OS22は、たとえば操作部27を用いた操作によりアプリケーションが起動された場合などには、「Not running」から「Inactive」にアプリケーションを遷移させる。
【0056】
「Active」は、アプリケーションがフォアグラウンドで起動されている状態であり、処理(コード)を実行している状態である。OS22は、「Inactive」と「Active」との間でアプリケーションを遷移させる。
【0057】
「Background」は、アプリケーションがバックグラウンドで起動中であり、処理(コード)を実行している状態である。なお、バックグラウンドとは、出力部24の表示部に操作画面が表示されず、アプリケーションが操作対象とならない状態である。OS22は、「Inactive」と「Background」との間でアプリケーションを遷移させる。
【0058】
「Suspended」は、アプリケーションがバックグラウンドで起動中であるが、処理(コード)を実行していない状態である。OS22は、「Background」と「Suspended」との間でアプリケーションを遷移させる。また、OS22は、「Suspended」から「Not running」にアプリケーションを遷移させる。
【0059】
すなわち、フォアグラウンドは、「Inactive」の状態、および、「Active」の状態を含む。
【0060】
また、バックグラウンドは、「Background」の状態、および、「Suspended」の状態を含む。すなわち、本願明細書では、バックグラウンドを、「Background」の状態のみならず、「Suspended」の状態を含む広い概念を意味するものとして記載している。そして、本願明細書では、バックグラウンドとは、コード(処理)を実行している状態およびコードを実行していない状態に関わらず、動画再生アプリケーション23を、制御部21または記憶部26のバックグラウンド用メモリに格納している状態を示している。また、本願明細書では、動画再生アプリケーション23が制御部21または記憶部26のバックグラウンド用メモリに格納されている状態を、バックグラウンドにおいて動画再生アプリケーション23が起動されている状態を意味するものとして記載している。
【0061】
また、OS22は、配信装置1からダウンロード中の動画データの転送レートRを取得するように構成されている。そして、OS22は、バックグラウンドにおいて動画再生アプリケーション23が起動されている状態で、配信装置1から動画データをダウンロードする場合で、かつ、所定の期間(たとえば、30分〜60分)の経過後に、転送レートRと遮断しきい値t1とを比較するように構成されている。たとえば、OS22は、現在の時点の直前の15秒間の転送レートRと遮断しきい値t1とを比較するか、または、直前の10チャンクの転送レートRと遮断しきい値t1とを比較するように構成されている。
【0062】
そして、転送レートRが遮断しきい値t1を下回ったことに基づいて、OS22は、動画データのダウンロードを中止(停止)する(配信装置1と情報機器2との通信を遮断する)ように構成されている。なお、OS22は、フォアグラウンドにおいて動画再生アプリケーション23が起動されている状態で、配信装置1から動画データをダウンロードする場合には、転送レートRの大きさに関わらず、ダウンロードは中止しないように構成されている。
【0063】
そして、OS22は、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動している状態(「Suspended」)で、動画データのダウンロードが中止されずに、動画データなどのデータのダウンロードを完了した後に、「Suspended」から「Background」にアプリケーションを遷移させるように構成されている。これにより、動画再生アプリケーション23は、ダウンロードされた動画データに対して、ダウンロード完了後の処理を行うことが可能になる。
【0064】
また、OS22は、動画データなどのデータのダウンロードの完了後、所定の期間(所定の制限時間)(たとえば、30秒)以内に「Background」での処理が完了しないことに基づいて(完了しない場合には)、「Background」から「Suspended」にアプリケーションを強制的に遷移させるように構成されている。
【0065】
(動画データのダウンロードに係る情報機器の制御部の構成)
動画再生アプリケーション23は、動画データを再生するためのアプリケーションである。具体的には、動画再生アプリケーション23は、通信部25を介して配信装置1から動画データをダウンロードするとともに、ダウンロードされた動画データを再生することが可能に構成されている。
【0066】
また、
図7に示すように、動画再生アプリケーション23は、動画配信再生機能と、動画ダウンロード機能とを有するアプリケーションである。
【0067】
動画再生アプリケーション23の動画配信再生機能は、配信装置1から動画データをダウンロードしながら逐次再生する機能である。この場合、動画再生アプリケーション23がフォアグラウンドで起動した状態で、配信装置1から動画データのダウンロードが行われる。
【0068】
動画再生アプリケーション23の動画ダウンロード機能は、動画配信再生機能と異なり、逐次再生せずに、配信装置1から動画データをダウンロードする機能である。この場合、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動した状態(「Suspended」の状態)で、配信装置1から動画データのダウンロードが行われる。
【0069】
ユーザは、必要に応じて、動画配信再生機能と動画ダウンロード機能とのうちいずれかの機能を選択して、動画データを視聴することが可能である。
【0070】
また、動画再生アプリケーション23は、
図8に示すように、ユーザの選択操作に基づいて、要求転送レートを決定するように構成されている。たとえば、ユーザは、必要に応じて、2.4Mbps、1.5Mbps、1.0Mbps、および、0.6Mbpsのいずれかから要求転送レートを選択することが可能である。なお、
図8では、2.4Mbpsが選択されている様子を示す画面の例を示している。
【0071】
ここで、第1実施形態では、
図5に示すように、制御部21は、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動している状態で(かつ動画データをダウンロードする場合に)、通信部25を介して、ダミーデータが付加された動画データを要求する要求信号を、配信装置1に送信するように構成さている。
【0072】
具体的には、制御部21は、上記したように、
図5に示す要求信号を、配信装置1に送信するように構成されている。ここで、制御部21(動画再生アプリケーション23)は、ユーザにより「動画配信再生機能」が選択された場合には(選択されたことに基づいて)、要求信号の「DummyPacket」の値を0に設定するように構成されている。すなわち、制御部21は、動画再生アプリケーション23がフォアグラウンドで起動している状態で動画データをダウンロードする場合には、ダミーデータを要求しないように構成されている。
【0073】
また、制御部21(動画再生アプリケーション23)は、ユーザにより「動画ダウンロード機能」が選択された場合には(選択されたことに基づいて)、要求信号の「DummyPacket」の値を1以上に設定するように構成されている。また、制御部21は、ユーザにより選択された要求転送レートに基づいて、「DummyPacket」の値を設定するように構成されている。
【0074】
そして、第1実施形態では、制御部21(動画再生アプリケーション23)は、転送レートRが遮断しきい値t1以上となるデータサイズを有するダミーデータが付加された動画データを要求する(「DummyPacket」の値を含む)要求信号を、配信装置1に送信するように構成されている。
【0075】
具体的には、第1実施形態では、制御部21(動画再生アプリケーション23)は、要求転送レートに対応するデータサイズのダミーデータが付加された動画データを要求する要求信号を、配信装置1に送信するように構成されている。たとえば、
図5および
図8に示すように、制御部21(動画再生アプリケーション23)は、「2.4Mbps」が選択された場合には(選択されたことに基づいて)、「DummyPacket」の値を1、「1.5Mbps」が選択された場合には、「DummyPacket」の値を2、「1.0Mbps」が選択された場合には、「DummyPacket」の値を3、「0.6Mbps」が選択された場合には、「DummyPacket」の値を4に設定(決定)するように構成されている。すなわち、上記の「DummyPacket」の値は、それぞれ、転送レートRが遮断しきい値t1以上となるためのデータサイズを示している。
【0076】
そして、
図4に示すように、制御部21は、配信装置1において、要求信号に基づいてダミーデータが付加され、AVC形式に変換された動画データ(エンコードデータ)をダウンロードするように構成されている。
【0077】
また、配信装置1からの動画データの送信が完了したことに基づいて(完了した場合には)、動画データの送信が完了したことを通知する送信完了信号が情報機器2に送信される。そして、情報機器2のOS22は、動画再生アプリケーション23が「Suspended」(
図6参照)で動画データのダウンロードが完了したことに基づいて(完了した場合には)(配信装置1から送信を完了したことを通知する送信完了信号の取得に基づいて)、動画再生アプリケーション23を「Suspended」から「Background」に遷移する。
【0078】
そして、動画再生アプリケーション23は、ダウンロードされた動画データを情報機器2において再生可能なHLS形式に変換するように構成されている。ここで、第1実施形態では、動画再生アプリケーション23は、動画データをHLS形式に変換する際に、付加されたダミーデータを削除する(ダミーデータ削除処理を行う)ように構成されている。
【0079】
具体的には、
図4に示すように、動画再生アプリケーション23は、ダウンロードされた動画データに基づいて、所定の時間間隔(たとえば、2秒間隔)毎に分割(TS分割)された複数の分割ファイルと、分割ファイルの再生指示を行うためのプレイリストファイルとを作成することにより、動画データをHLS形式に変換するように構成されている。
【0080】
ここで、
図9に示すように、第1実施形態では、動画再生アプリケーション23は、配信装置1からダウンロードした動画データ(ダミーデータが付加されたエンコードデータ)において、所定のデータサイズ毎(たとえば、TSパケット毎(192byte毎))に、動画データまたはダミーデータのうちのいずれであるかを判断するように構成されている。
【0081】
図9に示すように、動画データのTSパケットでは、192byte毎にタイムスタンプ(最初の4byte)が付されている一方、ダミーデータのTSパケットでは、全て「0xFF」となっているため、ダウンロードされた動画データのタイムスタンプ(最初の4byte)(好ましくは、さらに次の1byte)を解析することにより、動画再生アプリケーション23により、データが動画データまたはダミーデータのいずれであるかを判断することが可能である。また、動画再生アプリケーション23は、タイムスタンプを解析して、複数の分割ファイル(
図4参照)と、プレイリストファイルとを作成するように構成されている。
【0082】
たとえば、動画再生アプリケーション23は、TSパケット(192byte)の最初の5byteが、ダミーデータでないと判断したことに基づいて(判断した場合には)、次のTSパケットの最初の5byteが、ダミーデータであるか否か(「0xFF」であるか否か)を判断するように構成されている。
【0083】
一方、動画再生アプリケーション23は、TSパケット(192byte)の最初の5byteが、ダミーデータであると判断したことに基づいて(判断した場合には)、ダミーデータが含まれるチャンク(12288byte)をダミーデータであると判断するように構成されている。そして、動画再生アプリケーション23は、TSパケット(192byte)の最初の5byteが、ダミーデータであると判断したことに基づいて(判断した場合には)、そのTSパケットが含まれるチャンク(ダミーパケット)を削除するように構成されている。そして、動画再生アプリケーション23は、次のチャンク(12288byte)のTSパケットの最初の5byteが、ダミーデータであるか否か(「0xFF」であるか否か)を判断するように構成されている。動画再生アプリケーション23は、これらを繰り返すことにより、付加されたダミーデータを削除しながら、動画データをHLS変換するように構成されている。
【0084】
ここで、OS22は、所定時間以内にHLS変換処理およびダミーデータ削除処理が完了しないことに基づいて(完了しない場合には)、「Background」から「Suspended」に動画再生アプリケーション23を強制的に遷移する。すなわち、HLS変換処理およびダミーデータ削除処理が中断される。
【0085】
そこで、第1実施形態では、制御部21(動画再生アプリケーション23)は、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動している状態で、ダミーデータが付加されたエンコードデータ(動画データ)のダウンロード完了後のHLS変換処理およびダミーデータ削除処理が所定期間以内に完了しないことに基づいて(完了しない場合には)、配信装置1に再び要求信号の送信を行うように構成されている。
【0086】
この際、制御部21は、動画データのダウンロード完了後のHLS変換処理およびダミーデータ削除処理が完了するまで、要求信号を繰り返し送信するように構成されている。
【0087】
(動画ダウンロード処理)
次に、
図10を参照して、第1実施形態による動画ダウンロード処理をシーケンス図に基づいて説明する。動画ダウンロード処理では、配信装置1の動作(処理)は、制御部11により実行される。また、情報機器2のOS22および動画再生アプリケーション23の動作(処理)は、情報機器2の制御部21により実行される。
【0088】
図10に示すように、ステップS1において、動画再生アプリケーション23からOS22に、ダミーデータが付加された動画データを要求する要求信号(
図5参照)が伝達(送信)される。
【0089】
そして、ステップS2において、OS22から配信装置1に要求信号が送信される。
【0090】
そして、ステップS3において、動画再生アプリケーション23が「Suspended」に遷移される。
【0091】
そして、ステップS4において、配信装置1により、動画データがDR形式からAVC形式のエンコードデータに変換(再エンコード)されるとともに、エンコードデータにダミーデータが付加される。
【0092】
そして、ステップS5において、配信装置1からOS22にダミーデータが付加された動画データの送信が完了した旨を示す信号(送信完了信号)が送信される。すなわち、配信装置1からOS22にダウンロード完了が通知される。
【0093】
そして、ステップS6において、OS22から動画再生アプリケーション23に送信完了信号が伝達される。
【0094】
そして、ステップS7において、動画再生アプリケーション23がOS22により「Suspended」から「Background」に遷移される。
【0095】
そして、ステップS8において、ダウンロードされた動画データをHLS形式に変換するHLS変換処理、および、付加されたダミーデータを削除するダミーデータ削除処理が行われる。すなわち、付加されたダミーデータを削除(
図4参照)しながら、ダウンロードされた動画データに基づいて、複数の分割ファイルとプレイリストファイルとが作成される。
【0096】
そして、所定期間以内にHLS変換処理が完了しないことに基づいて(完了しない場合には)、HLS変換処理が中断されるとともに、ステップS9において、動画再生アプリケーション23からOS22に再び要求信号の送信が行われる。なお、所定期間以内にHLS変換処理が完了したことに基づいて(完了した場合には)、動画ダウンロード処理が終了される。
【0097】
そして、ステップS10において、所定期間が経過することによって、動画再生アプリケーション23がOS22により「Background」から「Suspended」に遷移される。
【0098】
そして、ステップS11において、OS22から配信装置1に再び要求信号が送信される。
【0099】
そして、ステップS12において、配信装置1により、動画データがDR形式からAVC形式のエンコードデータに変換(再エンコード)されるとともに、エンコードデータにダミーデータが付加される。
【0100】
その後、ステップS13において、配信装置1からOS22に再び送信完了信号が送信される。
【0101】
そして、ステップS14において、OS22から動画再生アプリケーション23に再び送信完了信号が伝達(送信)される。
【0102】
そして、ステップS15において、動画再生アプリケーション23がOS22により再び「Suspended」から「Background」に遷移される。
【0103】
そして、ステップS16において、ステップS10の前に中断されたHLS変換処理およびダミーデータ削除処理(ステップS8の処理)の続きの処理が行われる。すなわち、ステップS1〜S6においてダウンロードされたダミーデータが付加された動画データに基づいて、ダミーデータを削除する処理と、複数の分割ファイルとプレイリストファイルとの作成する処理とが継続される。なお、ステップS9〜S13において再びダウンロードされた動画データは、処理に用いられることなく、消去される。
【0104】
そして、ステップS16においても、所定期間以内にHLS変換処理およびダミーデータ削除処理が完了しないことに基づいて(完了しない場合には)、HLS変換処理およびダミーデータ削除処理が中断されるとともに、ステップS17において、動画再生アプリケーション23からOS22に再び要求信号が送信される。
【0105】
そして、ステップS18において、動画再生アプリケーション23がOS22により「Background」から「Suspended」に遷移される。
【0106】
その後、HLS変換処理およびダミーデータ削除処理が完了するまでステップS9〜S18の処理と同様の処理が繰り返される。
【0107】
[第1実施形態の効果]
(第1実施形態の配信装置の効果)
第1実施形態の配信装置1では、以下のような効果を得ることができる。
【0108】
第1実施形態の配信装置1では、上記のように、制御部11を、情報機器2からの要求信号に基づいて、ダミーデータが付加された動画データを情報機器2に送信するように構成する。好ましくは、制御部11を、情報機器2において動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動されている状態で情報機器2により動画データがダウンロードされる場合に、動画データにダミーデータを付加するとともに、ダミーデータが付加された動画データを情報機器2に送信するように構成する。これにより、動画データにダミーデータが付加される分、配信装置1から情報機器2に送信される動画データの転送レートRを低下するのを抑制することができる。その結果、転送レートRが遮断しきい値t1を下回ることが抑制されるので、OS22により、情報機器2と配信装置1との通信が遮断されるのを抑制することができる。この結果、情報機器2の動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動されている状態でダウンロードが行われる場合に、転送レートRが低下することに起因して、動画データの送信が中止されるのを抑制することができる。
【0109】
また、第1実施形態の配信装置1では、上記のように、要求信号を、ダミーデータのデータサイズの情報(「DummyPacket」の情報)を含むように構成する。また、制御部11を、要求信号のデータサイズの情報に基づいたデータサイズ(チャンクサイズ)を有するダミーデータを動画データに付加するように構成する。これにより、配信装置1は、情報機器2の要求に応じた適切なデータサイズのダミーデータを動画データに付加することができる。すなわち、情報機器2が必要とするデータサイズに比べて、過度にデータサイズが大きいダミーデータが付加された動画データが送信されることが抑制されるので、動画データおよびダミーデータを記憶するために必要な情報機器2の記憶部26の容量が増大することを抑制することができる。また、情報機器2が必要とするデータサイズに比べて、過度にデータサイズが小さいダミーデータが動画データに付加されて送信されることが抑制されることにより、データサイズが小さすぎるために、転送レートRの低下に起因して、OS22により、情報機器2と配信装置1との通信が遮断されるのを抑制することができる。
【0110】
また、第1実施形態の配信装置1では、上記のように、制御部11を、ダミーデータを、動画データが送信される際のパケットのデータサイズの自然数倍のデータサイズを有するパケットとして、動画データに付加するように構成する。これにより、動画データのパケットと、ダミーデータのパケットとを、別々のパケット(チャンク)として送信することができる。その結果、情報機器2は、ダウンロードされたデータが、動画データまたはダミーデータのうちのいずれであるかを、チャンクごとに、容易に判断することができる。
【0111】
(第1実施形態の情報機器の効果)
第1実施形態の情報機器2では、以下のような効果を得ることができる。
【0112】
第1実施形態の情報機器2では、上記のように、制御部21を、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動している状態で、通信部25を介して、ダミーデータが付加された動画データを要求する要求信号を、配信装置1に送信するとともに、情報機器2からダミーデータが付加された動画データを受信するように構成する。これにより、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動している状態でダウンロードが行われる場合に、転送レートRが低下することに起因して、動画データの送信(ダウンロード)が中止されるのを抑制することができる。また、制御部21を、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動している状態で、通信部25を介して、ダミーデータが付加された動画データを要求する要求信号を、配信装置1に送信するように構成する。これにより、配信装置1に、動画再生アプリケーション23がバックグラウンドで起動している状態で動画データをダウンロードすることを、容易に通知することができるとともに、ダミーデータが付加された動画データを要求することができる。
【0113】
また、第1実施形態の情報機器2では、上記のように、要求信号を、要求転送レートの情報と、要求するダミーデータのデータサイズの情報とを含むように構成する。そして、制御部21を、要求転送レートに対応するデータサイズのダミーデータが付加された動画データを要求する要求信号を、配信装置1に送信するように構成する。これにより、転送レートが小さくOS22により通信が比較的遮断されやすい状態で動画データをダウンロードする場合に、大きいデータサイズのダミーデータを動画データに付加させるように、配信装置1に要求することができる。この結果、より適切なデータサイズを有するダミーデータが付加された動画データをダウンロードすることができるので、転送レートRが低下するのを効果的に抑制することができる。
【0114】
また、第1実施形態の情報機器2では、上記のように、制御部21を、転送レートRが遮断しきい値t1以上となるデータサイズを有するダミーデータが付加された動画データを要求する(「DummyPacket」の値を含む)要求信号を、配信装置1に送信するように構成する。これにより、より確実に、転送レートRが遮断しきい値t1以上となる状態で、ダミーデータが付加された動画データをダウンロードすることができる。その結果、OS22により、動画データのダウンロードが停止されるのを抑制することができる。
【0115】
また、第1実施形態の情報機器2では、上記のように、制御部21を、配信装置1からダウンロードした動画データにおいて、所定のデータサイズ毎(192byte毎)に、動画データまたはダミーデータのうちのいずれであるかを判断するように構成する。これにより、全データについて、動画データまたはダミーデータのうちのいずれであるかを判断する場合に比べて、動画データまたはダミーデータのうちのいずれであるかを判断する処理の回数を削減することができる。
【0116】
また、第1実施形態の情報機器2では、上記のように、制御部21を、ダウンロードされたダミーデータが付加された動画データの形式を再生可能な形式に変換するとともに、動画データを再生可能な形式(HLS形式)に変換する際に、付加されたダミーデータを削除するように構成する。これにより、ダミーデータが削除された状態で動画データを再生することができる。
【0117】
また、第1実施形態の情報機器2では、上記のように、制御部21を、ダミーデータが付加された動画データのダウンロード完了後に、動画データを再生可能な形式に変換するための処理が所定期間内に完了しないことに基づいて、配信装置1に要求信号を(再び)送信する。これにより、HLS変換処理およびダミーデータ削除処理を、所定期間に完了することができなかった場合でも、再び送信された動画データのダウンロード完了後の所定期間に、HLS変換処理およびダミーデータ削除処理を行うことができるので、実質的に所定期間を延長させることができる。すなわち、実質的に所定期間を延長させることができる。
【0118】
[第2実施形態]
次に、
図1、
図3および
図11〜
図15を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態の情報機器202は、上記第1実施形態の情報機器2の構成と異なり、動画データにおける再生位置を指定して再生するシーク再生のためのシーク再生用データ(シーク再生用テーブル、)を作成する処理を行うように構成されている。なお、シーク再生用データは、特許請求の範囲「再生用データ」の一例である。
【0119】
(配信システムの構成)
本発明の第2実施形態による配信システム200は、
図1に示すように、配信装置1および情報機器202を備える。また、情報機器202は、
図3に示すように、制御部221、OS222、動画再生アプリケーション223および記憶部226を備える。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。また、情報機器202は、特許請求の範囲の「外部機器」の一例である。また、動画再生アプリケーション223は、特許請求の範囲の「アプリケーション」の一例である。
【0120】
(動画データのダウンロードに係る情報機器の制御部の構成)
OS222は、第1実施形態のOS22と異なり、動画データのダウンロード完了後に、動画再生アプリケーション223が処理を開始する時点を遅延させるように構成されている。そして、OS222では、ダウンロードの回数が増大する程、動画再生アプリケーション223が処理を開始する時点を遅延させる遅延期間を増大させるように構成されている。
【0121】
たとえば、OS222は、配信装置1から同一の動画データを3回ダウンロードした場合には、1回目の送信完了信号を動画再生アプリケーション223に伝達するための遅延時間を0秒、2回目は30秒、3回目は90秒に設定するように構成されている。すなわち、このOS222では、第1実施形態の動画再生アプリケーション23のように複数回動画データのダウンロードを行う場合、OS222による遅延期間に起因して、動画データを再生可能な形式に変換するための処理を完了するための期間が増大する。
【0122】
そこで、第2実施形態では、
図11に示すように、制御部221は、記憶部226(ローカルサーバ)にダミーデータが付加された動画データを記憶するとともに、動画データの再生時間と動画データの容量値とを関連付けた再生用データ(シーク再生用テーブル)を作成するように構成されている。そして、制御部221は、シーク再生を行う際に、シーク再生用テーブルに基づいて、指定された再生位置を始点として、動画データを再生可能な形式に変換するように構成されている。
【0123】
具体的には、第2実施形態では、動画データのダウンロード完了後(送信完了信号の取得後)(直後)に、HLS変換処理およびダミーデータ削除処理を行った上記第1実施形態と異なり、動画再生アプリケーション223は、
図11に示すように、動画データのダウンロード完了後にシーク再生用テーブルを作成する処理(以下、「シーク再生用テーブル作成処理」という)を行うように構成されている。
【0124】
シーク再生用テーブルは、動画データにおける再生位置を指定して再生するシーク再生のためのデータであり、動画データの再生時間(秒)と動画データの容量値(byte)とを関連付けしたデータである。
図11では、シーク再生用テーブルは、1秒の時間間隔で動画データの再生時間(秒)と動画データの容量値(byte)とを関連付けしたデータを有している。
【0125】
また、
図12に示すように、動画再生アプリケーション223は、動画データのビットレート(byte/s)情報(要求転送レート)に基づいて、動画データのタイムスタンプ(
図9参照)を検索して解析することにより、動画データの再生時間(秒)と動画データの容量値(byte)とを関連付けしたシーク再生用テーブルを作成するように構成されている。
【0126】
ここで、
図13に示すように、動画再生アプリケーション223は、同一の要求転送レートにおいて、ダミーデータが付加されていない動画データを検索するための検索データサイズよりも、ダミーデータが付加されている動画データを検索するための検索データサイズの方が大きく設定するように構成されている。
【0127】
詳細には、
図13に示すように、たとえば、動画再生アプリケーション223は、ダミーデータが付加されていない動画データを検索するための検索データサイズを、約3分の1秒に対応するデータ毎に検索可能な値に決定(設定)する。
【0128】
具体的には、制御部221(動画再生アプリケーション223)は、要求転送レートが「2.4Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×500(byte)に決定する。動画再生アプリケーション223は、要求転送レートが「1.5Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×360(byte)に決定する。動画再生アプリケーション223は、要求転送レートが「1.0Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×250(byte)に決定する。動画再生アプリケーション223は、要求転送レートが「0.6Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×130(byte)に決定する。
【0129】
そして、
図13に示すように、たとえば、動画再生アプリケーション223は、ダミーデータが付加されている動画データを検索するための検索データサイズを、付加されたダミーデータのデータサイズを考慮するとともに、約3分の1秒に対応するデータ毎に検索可能な値に決定(設定)する。たとえば、動画再生アプリケーション223は、「DummyPacket」の値が1の場合、検索データサイズを、約3分の2秒に対応するデータ毎に検索可能な値に決定(設定)する。
【0130】
具体的には、制御部221(動画再生アプリケーション223)は、要求転送レートが「2.4Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×896(byte)に決定する。動画再生アプリケーション223は、要求転送レートが「1.5Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×640(byte)に決定する。動画再生アプリケーション223は、要求転送レートが「1.0Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×512(byte)に決定する。動画再生アプリケーション223は、要求転送レートが「0.6Mbps」の場合には、検索データサイズを、192×256(byte)に決定する。
【0131】
(動画データの再生に係る情報機器の制御部の構成)
ここで、第2実施形態では、制御部221(動画再生アプリケーション223)は、動画データを再生する際に、HLS形式変換処理およびダミーデータ削除処理を行うように構成されている。すなわち、動画再生アプリケーション223は、動画データを再生する際に、記憶部226に記憶されたダミーデータが付加された動画データのダミーデータを削除しながら、HLS形式に変換して、動画データを再生するように構成されている。
【0132】
そして、制御部221は、再生位置が操作部27を用いてユーザにより指定されたことに基づいて(指定された場合には)、シーク再生用テーブルに基づいて、動画データにおける再生位置を特定するように構成されている。そして、制御部221は、特定された再生位置からHLS形式変換処理およびダミーデータ削除処理を行い、動画データを再生するように構成されている。
【0133】
具体的には、
図14に示すように、制御部221(動画再生アプリケーション223)は、再生位置を特定するためのローカル要求信号を記憶部226に送信するように構成されている。そして、制御部221(動画再生アプリケーション223)は、
図15に示すように、HLS変換して再生するための変換コードを実行することにより、記憶部226から取得した特定された再生位置からのデータに対して、HLS形式変換処理およびダミーデータ削除処理を行い、特定された再生位置からの動画データを再生するように構成されている。
【0134】
たとえば、
図11に示すように、操作部27を用いてユーザにより、10秒の再生時間が指定されたことに基づいて(指定された場合には)、
図14に示すように、動画再生アプリケーション223は、シーク再生用テーブル(
図11参照)に基づいて、「Range」に再生位置(再生時間10秒)に対応する容量値として、3456000byte(「3456000−」)の情報を含むローカル要求信号を、記憶部226に伝達する。
【0135】
そして、
図15に示すように、動画再生アプリケーション223は、記憶部226から取得した再生時間10秒からの動画データを、変換コードを実行して、HLS変換処理およびダミーデータ削除処理(
図4参照)を行い、動画データを再生するように構成されている。
【0136】
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0137】
(動画ダウンロード処理)
次に、
図16を参照して、第2実施形態による動画ダウンロード処理をシーケンス図に基づいて説明する。動画ダウンロード処理では、OS222および動画再生アプリケーション223の動作は、制御部221により実行される。なお、上記第1実施形態の動画ダウンロード処理と同一の処理については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0138】
図16に示すように、ステップS1〜S7において、上記第1実施形態と同様の処理が行われる。
【0139】
そして、ステップS8aにおいて、シーク再生用テーブル作成処理が行われる。すなわち、動画データのビットレート情報およびダミーデータのデータサイズに基づいて、動画データのタイムスタンプを解析することにより、動画データの再生時間(秒)と動画データの容量値(byte)とを関連付けしたシーク再生用テーブルが作成される。
【0140】
そして、ステップS9aにおいて、所定期間の経過後、動画再生アプリケーション223がOS22により「Background」から「Suspended」に遷移される。
【0141】
その後、第2実施形態による動画ダウンロード処理が終了される。
【0142】
(第2実施形態の情報機器の効果)
第2実施形態の情報機器202では、以下のような効果を得ることができる。
【0143】
第2実施形態の情報機器202は、上記のように、動画データを記憶する記憶部226(ローカルサーバ)をさらに備える。そして、制御部221を、記憶部226にダミーデータが付加された動画データを記憶して、動画データにおける再生位置を指定して再生するシーク再生のための(動画データの再生時間(秒)と動画データの容量値(byte)とを関連付けした)シーク再生用データ(
図11参照)を作成するとともに、シーク再生を行う際に、シーク再生用データに基づいて、指定された再生位置を始点として、動画データを再生可能な形式に変換する。これにより、シーク再生用データ(再生用データ)を作成する処理が要する期間は、動画データを再生可能な形式に変換する処理が要する期間に比べて小さいので、ダウンロードの回数の増大を抑制することができる。また、シーク再生用データに基づいて、任意の再生位置から動画データを再生することができる。
【0144】
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0145】
[第3実施形態]
次に、
図1、
図2および
図17を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、配信装置301の制御部311は、動画データを情報機器202に送信する転送レートRが付加開始しきい値t2以下となったことに基づいて(以下となった場合には)、ダミーデータを動画データに付加するように構成されている。
【0146】
(配信システムの構成)
本発明の第3実施形態による配信システム300は、
図1に示すように、配信装置301と情報機器202とを備える。また、配信装置301は、ソフトウェア312を実行する制御部311を含む。なお、上記第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。また、配信装置301は、特許請求の範囲の「外部配信装置」の一例である。
【0147】
(配信装置の制御部の構成)
ここで、第3実施形態では、
図17に示すように、制御部311は、動画データを情報機器202に送信する転送レートRが付加開始しきい値t2以下となったことに基づいて(以下となった場合には)、ダミーデータを動画データ(エンコードデータ)に付加するように構成されている。なお、付加開始しきい値t2は、特許請求の範囲の「第1しきい値」の一例である。
【0148】
具体的には、付加開始しきい値t2は、遮断しきい値t1よりも大きい値に設定されている。そして、制御部311は、動画データを情報機器202に送信する際に、転送レートRの値を取得するように構成されている。詳細には、制御部311は、チャンクサイズ毎のデータ配信時間から転送レートRを取得(算出)するように構成されている。そして、制御部311は、転送レートRと付加開始しきい値t2とを比較するように構成されている。
【0149】
そして、制御部311は、転送レートRが付加開始しきい値t2以下となったことに基づいて(以下となった場合には)、取得した転送レートRに対応するチャンクの次のチャンクをダミーデータとして、動画データに付加するように構成されている。なお、制御部311は、転送レートRが付加開始しきい値t2を上回ったことに基づいて(上回った場合には)、ダミーデータを付加せずに動画データ(AVC形式のエンコードデータ)のみを、情報機器2に送信するように構成されている。
【0150】
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0151】
(動画ダウンロード処理)
次に、
図18を参照して、第3実施形態による動画ダウンロード処理をシーケンス図に基づいて説明する。動画ダウンロード処理では、OS222および動画再生アプリケーション223の動作は、制御部221により実行される。また、配信装置301の動作は、制御部311により実行される。なお、上記第1実施形態および第2実施形態の動画ダウンロード処理と同一の処理については、同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0152】
図18に示すように、ステップS1〜S3において、上記第1実施形態と同様の処理が行われる。
【0153】
そして、ステップS4aにおいて、配信装置301では、DR形式の動画データがAVC形式に再エンコードされながら、再エンコードされた動画データ(エンコードデータ)が情報機器202に送信される。この時、配信装置301により、転送レートRが取得される。
【0154】
そして、ステップS4bにおいて、配信装置301により、転送レートRと付加開始しきい値t2との比較が行われ、転送レートRが付加開始しきい値t2よりも大きい場合で、かつ、動画データの送信が完了していない場合には、ステップS4aに戻り、転送レートRが付加開始しきい値t2よりも大きい場合で、かつ、動画データの送信が完了した場合には、ステップS5に進む。また、転送レートRが付加開始しきい値t2以下の場合には、ステップS4cに進む。
【0155】
そして、ステップS4cにおいて、動画データ(エンコードデータ)にダミーデータが付加される。その後、動画データの送信が完了した場合には、ステップS5に進む。動画データの送信が完了していない場合には、ステップS4aに戻る。
【0156】
そして、ステップS5〜S9aにおいて、上記第2実施形態と同様の処理が行われ、第3実施形態による動画ダウンロード処理が終了される。
【0157】
(第3実施形態の配信装置の効果)
第3実施形態の配信装置301では、以下のような効果を得ることができる。
【0158】
第3実施形態の配信装置301では、上記のように、制御部311は、動画データを情報機器202に送信する転送レートR≦付加開始しきい値t2となったことに基づいて(の場合に)、ダミーデータを動画データに付加する。これにより、転送レートR>付加開始しきい値t2の場合でも、ダミーデータが付加されてしまうのを抑制することができる。また、転送レートR≦付加開始しきい値t2の場合には、効果的にダミーデータが動画データに付加されるので転送レートRが低下することに起因して動画データの送信が中止されるのを効果的に抑制することができる。
【0159】
なお、第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0160】
[第4実施形態]
次に、
図1、
図3および
図19を参照して、第4実施形態について説明する。この第4実施形態では、配信装置401は、多重データ要求情報に基づいて、複数の動画データを多重化した状態で、複数の動画データを情報機器402に送信し、複数の動画データのうちの一部の動画データの送信が完了したことに基づいて(完了した場合には)、送信が完了していない動画データにダミーデータを付加するとともに、ダミーデータが付加された動画データを情報機器402に送信するように構成されている。
【0161】
(配信システムの構成)
本発明の第4実施形態による配信システム400は、
図1に示すように、配信装置401と情報機器402とを備える。また、配信装置401は、
図19に示すように、ソフトウェア412を実行する制御部411と、エンコーダ417aおよび417bとを備える。また、情報機器402は、
図3に示すように、制御部421と、動画再生アプリケーション423とを含む。なお、上記第1〜第3実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。なお、配信装置401は、特許請求の範囲の「外部配信装置」の一例である。また、情報機器402は、特許請求の範囲の「外部機器」の一例である。また、動画再生アプリケーション423は、特許請求の範囲の「アプリケーション」の一例である。
【0162】
(情報機器の制御部の構成)
第4実施形態では、
図20に示すように、情報機器402の動画再生アプリケーション423は、複数の動画データを多重化した(まとめた)状態で、複数の動画データの送信を行うように要求する多重データ要求情報(多重データ要求信号)(「CombinationStream」)を含む要求信号を、配信装置401に送信するように構成されている。
【0163】
たとえば、
図20に示すように、2つの動画データを多重化した状態で、2つの動画データの送信を配信装置401に要求することに基づいて(場合には)、動画再生アプリケーション423は、要求信号のリクエストヘッダにCombinationID(重ねる動画データを特定するための情報(URLの情報))を付加するように構成されている。そして、情報機器402は、この要求信号を配信装置401に送信するように構成されている。
【0164】
そして、
図21に示すように、情報機器402の動画再生アプリケーション423は、配信装置401から複数の動画データを重ねられた状態のデータを取得するとともに、動画データ毎に、HLS変換処理を行うように構成されている。また、動画再生アプリケーション423は、HLS変換処理の際に、第1実施形態の動画再生アプリケーション23と同様に、動画データに付加されたダミーデータを検索するとともに、ダミーデータを削除するダミーデータ削除処理を行う。
【0165】
(配信装置の構成)
そして、第4実施形態では、
図21に示すように、配信装置401の制御部411は、多重データ要求情報に基づいて、複数の動画データを多重化した状態で、複数の動画データを情報機器402に送信する(動画データの多重化処理を行う)ように構成されている。そして、制御部411は、複数の動画データのうちの一部の動画データの送信が完了したことに基づいて(場合には)、送信が完了していない動画データにダミーデータを付加するとともに、ダミーデータが付加された動画データを情報機器402に送信するように構成されている。
【0166】
具体的には、制御部411は、要求信号に基づいて、エンコーダ417aおよび417bにより、複数の動画データを再エンコードしながら、チャンクサイズごとに複数の動画データを互いに結合するように構成されている。そして、制御部411は、複数の動画データのうちの一部の動画データの送信が完了したことに基づいて(場合には)、送信が完了した動画データに対応する位置(時間)にダミーデータ(ダミーパケット)を挿入することにより、ダミーデータが付加された動画データを情報機器402に送信するように構成されている。
【0167】
たとえば、
図21では、要求信号に、2つの動画データ(第1動画データおよび第2動画データ)を要求する多重データ要求情報が含まれている場合について示している。なお、第1動画データは、第2動画データよりも全体のデータサイズが大きいとする。エンコーダ417aおよび417bは、複数(たとえば、2つ)のDR形式の動画データを同時に、AVC形式の動画データに変換(再エンコード)することが可能に構成されている。そして、配信装置401の制御部411は、要求信号に基づいて、エンコーダ417aおよび417bにより、第1動画データおよび第2動画データを再エンコードしながら、チャンクサイズごとに、第1動画データおよび第2動画データを互いに結合するように構成されている。
【0168】
そして、制御部411は、第2動画データの送信が完了したことに基づいて(場合には)、第2動画データに対応する位置(時間)にダミーデータを挿入して(付加して)、ダミーデータが付加された動画データを情報機器402に送信するように構成されている。
【0169】
なお、第4実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
【0170】
(動画ダウンロード処理)
次に、
図22を参照して、第4実施形態による動画ダウンロード処理をシーケンス図に基づいて説明する。動画ダウンロード処理では、配信装置401の動作は、制御部411により実行される。OS422および動画再生アプリケーション423の動作は、制御部421により実行される。
【0171】
図22に示すように、ステップS1〜S3において、上記第1実施形態と同様の処理が行われる。なお、第4実施形態では、要求信号には、多重データ要求情報が含まれている。
【0172】
そして、ステップS4dにおいて、配信装置401により、動画データの多重化処理が行われる。そして、複数の動画データのうちの一部の動画データの送信が完了した場合に、ステップS4eに進む。
【0173】
そして、ステップS4eにおいて、配信装置401により、送信が完了していない動画データにダミーデータが付加される。その後、ステップS5に進む。
【0174】
そして、ステップS5〜S11において、上記第1実施形態と同様の処理が行われる。
【0175】
そして、ステップS12dにおいて、配信装置401により、動画データの多重化処理が行われる。そして、複数の動画データのうちの一部の動画データの送信が完了した場合に、ステップS12eに進む。
【0176】
そして、ステップS12eにおいて、配信装置401により、送信が完了していない動画データにダミーデータが付加される。その後、ステップS13に進む。
【0177】
そして、ステップS13〜S18において、上記第1実施形態と同様の処理が行われる。
【0178】
(第4実施形態の配信装置の効果)
第4実施形態の配信装置401では、以下のような効果を得ることができる。
【0179】
第4実施形態では、上記のように、要求信号は、複数の動画データを多重化した状態で、複数の動画データの送信を行うように要求する情報(多重データ要求情報)を含む。また、配信装置401の制御部411を、要求信号(多重データ要求情報)に基づいて、複数の動画データを多重化した状態で、複数の動画データを情報機器401に送信し、複数の動画データのうちの一部の動画データの送信が完了したことに基づいて(場合には)、送信が完了していない動画データにダミーデータを付加するとともに、ダミーデータが付加された動画データを情報機器402に送信する。これにより、複数の動画データのうちの一部の動画データの送信が完了した場合でも、送信が完了していない動画データにダミーデータが付加されるので、一部の動画データの送信が完了することに起因する転送レートRの低下を抑制することができる。
【0180】
なお、第4実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
【0181】
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
【0182】
たとえば、上記第1〜第4実施形態では、本発明の様々な態様を示したが、本発明は各実施形態の態様に限られない。本発明は、各実施形態の一または複数の構成と他の実施形態の構成とを適宜組み合わせた態様をも含んでいる。
【0183】
また、上記第1〜第4実施形態では、配信装置として録画装置を用い、情報機器として携帯型の情報機器を用いた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、動画データを配信可能な装置であれば、録画装置以外の装置(たとえば、サーバ装置など)を配信装置として用いてもよい。また、動画データをダウンロード可能な装置であれば、携帯型の情報機器以外の情報機器を用いてもよい。
【0184】
また、上記第1〜第4実施形態では、ダミーデータの例として、「0xFF」の値を用いたが、本発明はこれに限られない。本発明では、ダミーデータとして特定可能な値であれば、「0xFF」以外の値を用いてもよい。たとえば、ダミーデータとして配信装置、情報機器、動画データ等のIDを(複製して)付加してもよい。
【0185】
また、上記第1〜第4実施形態では、ダミーデータを、動画データのチャンクサイズの自然数倍のデータサイズを有するパケットに構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ダミーデータを、動画データのチャンクサイズの分数倍として構成してもよいし、チャンクサイズに関わらず所定のデータサイズを有するように構成してもよい。
【0186】
また、上記第1〜第4実施形態では、要求転送レートに対応するデータサイズのダミーデータを動画データに付加する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、要求転送レートに関わらず、一定のデータサイズのダミーデータを動画データに付加するように構成してもよい。
【0187】
また、上記第1〜第4実施形態では、ダウンロードされた動画データを情報機器において再生可能なHLS形式に変換する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、情報機器において再生可能な形式であれば、HLS形式以外の形式に変換してもよい。
【0188】
また、上記第2実施形態および第3実施形態では、動画データにおける再生位置を指定して再生するシーク再生のためのデータとして、シーク再生用テーブルを作成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、動画データにおける再生位置を指定して再生するシーク再生のためのデータとして、シーク再生用テーブルを以外のデータを作成してもよい。