(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施形態は、LTE−U技術とWi−Fi技術との間の互換性を容易にするために、信号伝送方法及び装置を開示する。
【0006】
本発明の実施形態の第1の態様が、信号伝送装置を開示する。本装置は、無認可周波数帯域ロングタームエボリューションLTE−U処理部と、ワイヤレスフィデリティWi−Fi処理部と、アンテナ部とを含む。本装置はさらに、結合装置を含む。結合装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部とに接続されている。結合装置は、アンテナ部により受信されたエアインタフェース信号を第1の信号及び第2の信号に分割し、第1の信号をLTE−U処理部へ送信し、第2の信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。結合装置はさらに、LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、当該LTE−U信号を第1のLTE−U信号及び第2のLTE−U信号に分割し、アンテナ部が第1のLTE−U信号を伝送するように、第1のLTE−U信号をアンテナ部へ送信し、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、第2のLTE−U信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。結合装置はさらに、Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、当該Wi−Fi信号を第1のWi−Fi信号及び第2のWi−Fi信号に分割し、アンテナ部が第1のWi−Fi信号を伝送するように、第1のWi−Fi信号をアンテナ部へ送信し、LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、第2のWi−Fi信号をLTE−U処理部へ送信するように構成されている。
【0007】
本発明の実施形態の第1の態様の第1の可能な実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第3の電力分割器と、第4の電力分割器とを含む。ここで、第1の電力分割器の第1の端部が第2の電力分割器の第1の端部に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がアンテナ部の入力端に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部が第3の電力分割器の第3の端部に接続されており、第3の電力分割器の第2の端部がアンテナ部の出力端に接続されており、第3の電力分割器の第1の端部が第4の電力分割器の第1の端部に接続されており、第4の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端に接続されており、第4の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端に接続されている。
【0008】
本発明の実施形態の第1の態様に関連して、本発明の実施形態の第1の態様の第2の可能な実装態様では、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第1の結合器と、第2の結合器とを含む。ここで、第1の電力分割器の第1の端部が第1の結合器の第1の端部に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端に接続されており、第1の結合器の第2の端部がアンテナ部の入力端に接続されており、第1の結合器の第3の端部が第2の結合器の第3の端部に接続されており、第2の結合器の第1の端部がアンテナ部の出力端に接続されており、第2の結合器の第2の端部が第2の電力分割器の第1の端部に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端に接続されている。
【0009】
本発明の実施形態の第1の態様に関連して、本発明の実施形態の第1の態様の第3の可能な実装態様では、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第3の電力分割器と、第4の電力分割器と、第5の電力分割器と、第6の電力分割器とを含む。ここで、第1の電力分割器の第1の端部がWi−Fi処理部の出力端に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部が第2の電力分割器の第2の端部に接続されており、第2の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の入力端に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部が第4の電力分割器の第3の端部に接続されており、第4の電力分割器の第2の端部が第3の電力分割器の第2の端部に接続されており、第3の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の出力端に接続されており、第4の電力分割器の第1の端部がLTE−U処理部の入力端に接続されており、第6の電力分割器の第1の端部がLTE−U処理部の出力端に接続されており、第6の電力分割器の第3の端部が第2の電力分割器の第3の端部に接続されており、第6の電力分割器の第2の端部が第5の電力分割器の第2の端部に接続されており、第5の電力分割器の第3の端部が第3の電力分割器の第3の端部に接続されており、第5の電力分割器の第1の端部がWi−Fi処理部の入力端に接続されている。
【0010】
本発明の実施形態の第1の態様の第1の可能な実装態様に関連して、本発明の実施形態の第1の態様の第4の可能な実装態様では、結合装置はさらに減衰器を含む。ここで、減衰器の入力端が第2の電力分割器の第3の端部に接続されており、減衰器の出力端が第3の電力分割器の第3の端部に接続されている。
【0011】
本発明の実施形態の第1の態様の第2の可能な実装態様に関連して、本発明の実施形態の第1の態様の第5の可能な実装態様では、結合装置はさらに減衰器を含む。ここで、減衰器の入力端が第1の結合器の第3の端部に接続されており、減衰器の出力端が第2の結合器の第3の端部に接続されている。
【0012】
本発明の実施形態の第1の態様の第3の可能な実装態様に関連して、本発明の実施形態の第1の態様の第6の可能な実装態様では
、結合装置はさらに、第1の減衰器と第2の減衰器とを含む。ここで、第1の減衰器の入力端が第1の電力分割器の第3の端部に接続されており、第1の減衰器の出力端が第4の電力分割器の第3の端部に接続されており、第2の減衰器の入力端が第6の電力分割器の第2の端部に接続されており、第2の減衰器の出力端が第5の電力分割器の第2の端部に接続されている。
【0013】
本発明の実施形態の第2の態様が、別の信号伝送装置を開示する。本装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部とを含む。本装置はさらに結合装置を含む。結合装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部とに接続されて
おり、LTE−U処理部は、Wi−Fi処理部に接続されている。ここで、結合装置は、アンテナ部により受信されたエアインタフェース信号を、第1の信号及び第2の信号に分割し、第1の信号をLTE−U処理部へ送信し、第2の信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。結合装置はさらに、LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、アンテナ部が当該LTE−U信号を伝送するように、当該LTE−U信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。結合装置はさらに、Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、アンテナ部が当該Wi−Fi信号を伝送するように、当該Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。LTE−U処理部は、LTE−U信号を結合装置へ送信する必要がある場合に、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、第1のプロンプトメッセージをWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。Wi−Fi処理部は、Wi−Fi信号を結合装置へ送信する必要がある場合に、LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、第2のプロンプトメッセージをLTE−U処理部へ送信するように構成されている。
【0014】
本発明の実施形態の第2の態様の第1の可能な実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と第2の電力分割器とを含む。ここで、第1の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の入力端に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端に接続されており、第2の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の出力端に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端に接続されている。
【0015】
本発明の実施形態の第3の態様が、さらに別の信号伝送装置を開示する。本装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部とを含む。本装置はさらに、結合装置と制御部とを含む。結合装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、制御部と、アンテナ部とに接続されている。制御部は、LTE−U処理部と、結合装置と、Wi−Fi処理部とに接続されている。結合装置は、アンテナ部により受信されたエアインタフェース信号を、第1の信号、第2の信号、及び第3の信号に分割し、第1の信号をLTE−U処理部へ送信し、第2の信号をWi−Fi処理部へ送信し、第3の信号を制御部へ送信するように構成されている。制御部は、チャネルがアイドル状態であることが検出された場合に当該チャネルについて競合し、競合によってチャネルを取得した場合に、LTE−U信号を送信するようにLTE−U処理部を制御し、且つWi−Fi信号を送信しないようにWi−Fi処理部を制御するか、又はWi−Fi信号を送信するようにWi−Fi処理部を制御し、且つLTE−U信号を送信しないようにLTE−U処理部を制御するように構成されている。結合装置はさらに、LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、アンテナ部が当該LTE−U信号を伝送するように、当該LTE−U信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。結合装置はさらに、Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、アンテナ部が当該Wi−Fi信号を伝送するように、当該Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。
【0016】
本発明の実施形態の第3の態様の第1の可能な実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と第2の電力分割器とを含む。ここで、第1の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の入力端に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端に接続されており、第2の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の出力端に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端に接続されており、第2の電力分割器の第4の端部が制御部の入力端に接続されている。
【0017】
本発明の実施形態の第4の態様が、信号伝送方法を開示する、本方法は信号伝送装置に適用され、本装置はアンテナ部を含む。本方法は、チャネルがアイドル状態かどうかを検出する段階と、当該チャネルがアイドル状態である場合に、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式でアンテナ部により伝送する段階とを含む。本方法はさらに、エアインタフェース信号をアンテナ部により受信する段階と、当該エアインタフェース信号を第1の信号及び第2の信号に分割する段階とを含む。
【0018】
本発明の実施形態の第4の態様の第1の可能な実装態様において、本装置はさらに結合装置を含む。LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式でアンテナ部により伝送する段階は、LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、当該LTE−U信号を第1のLTE−U信号及び第2のLTE−U信号に結合装置により分割して、第1のLTE−U信号をアンテナ部により伝送する段階であって、第2のLTE−U信号は、Wi−Fi信号を伝送しないように命令するのに用いられる、段階、又は、Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、当該Wi−Fi信号を第1のWi−Fi信号及び第2のWi−Fi信号に結合装置により分割して、第1のWi−Fi信号をアンテナ部により伝送する段階であって、第2のWi−Fi信号は、LTE−U信号を伝送しないように命令するのに用いられる、段階を含む。
【0019】
本発明の実施形態の第4の態様に関連して、本発明の実施形態の第4の態様の第2の可能な実装態様では、本装置はさらに、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、結合装置とを含む。LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式でアンテナ部により伝送する段階は、LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、LTE−U信号をアンテナ部へ結合装置により送信する段階と、第1のプロンプトメッセージをWi−Fi処理部へLTE−U処理部により送信する段階と、LTE−U信号をアンテナ部により伝送する段階とを含み、第1のプロンプトメッセージは、Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信しないようにWi−Fi処理部に命令するのに用いられる、又は、Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、Wi−Fi信号をアンテナ部へ結合装置により送信する段階と、第2のプロンプトメッセージをLTE−U処理部へWi−Fi処理部により送信する段階と、Wi−Fi信号をアンテナ部により伝送する段階とを含み、第2のプロンプトメッセージは、LTE−U信号をアンテナ部へ送信しないようにLTE−U処理部に命令するのに用いられる。
【0020】
本発明の実施形態の第4の態様に関連して、本発明の実施形態の第4の態様の第3の可能な実装態様では、本装置はさらに、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、制御部とを含む。LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式でアンテナ部により伝送する段階は、LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、制御部により、LTE−U信号をアンテナ部へ送信するようにLTE−U処理部を制御し、且つWi−Fi信号をアンテナ部へ送信しないようにWi−Fi処理部を制御する段階と、LTE−U信号をアンテナ部により伝送する段階とを含む、又は、Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、制御部により、Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信するようにWi−Fi処理部を制御し、且つLTE−U信号をアンテナ部へ送信しないようにLTE−U処理部を制御する段階と、Wi−Fi信号をアンテナ部により伝送する段階とを含む。
【0021】
本発明の実施形態の第4の態様、本発明の実施形態の第4の態様の第1の可能な実装態様、本発明の実施形態の第4の態様の第2の可能な実装態様、又は本発明の実施形態の第4の態様の第3の可能な実装態様に関連して、本発明の実施形態の第4の態様の第4の可能な実装態様では、チャネルがアイドル状態である場合に、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式でアンテナ部により伝送する段階の前に、本方法はさらに、チャネルが競合によって取得されるかどうかを判定する段階と、チャネルが競合によって取得された場合に、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式でアンテナ部により伝送するオペレーションを実行する段階とを含む。
【0022】
本発明の実施形態において提供される信号伝送装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、結合装置とを含む。アンテナ部は、エアインタフェース信号を受信するように構成されている。結合装置は、エアインタフェース信号を第1の信号及び第2の信号に分割して、第1の信号をLTE−U処理部へ送信し、第2の信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。結合装置はさらに、LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、当該LTE−U信号を第1のLTE−U信号及び第2のLTE−U信号に分割し、アンテナ部が第1のLTE−U信号を伝送するように、第1のLTE−U信号をアンテナ部へ送信し、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、第2のLTE−U信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。結合装置はさらに、Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、当該Wi−Fi信号を第1のWi−Fi信号及び第2のWi−Fi信号に分割し、アンテナ部が第1のWi−Fi信号を伝送するように、第1のWi−Fi信号をアンテナ部へ送信し、LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、第2のWi−Fi信号をLTE−U処理部へ送信するように構成されている。本発明の実施形態は、容易に配置される信号伝送装置を提供することができ、これにより、LTE−U技術は、時分割多重方式でWi−Fi技術と互換性を有し、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなることが分かり得る。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的ソリューションを詳細に明確に説明する。説明される実施形態は、単に本発明の実施形態の一部であって、全てではないことは明らかである。本発明の実施形態に基づいて、創造的努力をすることなく、当業者により取得された全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲に含まれることになる。
【0036】
本発明の実施形態は、信号伝送方法及び装置を開示し、これにより、LTE−U技術及びWi−Fi技術の両方をサポートすることができ、信号伝送装置は、サイズが比較的小さくなり、配置コストが低くなる。以下では、詳細な説明を個別に提供する。
【0037】
図2を参照すると、
図2は、本発明の一実施形態に従って、LTE−U技術及びWi−Fi技術の両方をサポートする基地局が、対応する端末にサービスを提供するシナリオの概略図である。
図2に示されるように、LTE−U技術及びWi−Fi技術の両方をサポートする基地局には、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、結合装置とを含む、本発明の本実施形態による信号伝送装置が設けられており、LTE−U技術及びWi−Fi技術の両方をサポートする基地局は、LTE−U端末、Wi−Fi端末、及びLTE−U&Wi−Fi端末にサービスを提供することができる。LTE−U&Wi−Fi端末にも、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、結合装置とを含む、本発明の本実施形態による信号伝送装置が設けられてよい。
【0038】
図3を参照すると、
図3は、本発明の一実施形態による、信号伝送装置の概略構造図である。
図3に示されるように、信号伝送装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、結合装置とを含んでよく、結合装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部とに接続されている。
【0039】
アンテナ部は、エアインタフェース信号を受信して、当該エアインタフェース信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0040】
アンテナ部はさらに、結合装置により送信された信号(LTE−U信号又はWi−Fi信号)を受信して、当該信号を伝送するように構成されている。
【0041】
結合装置は、エアインタフェース信号を受信し、当該エアインタフェース信号を第1の信号及び第2の信号に分割し、第1の信号をLTE−U処理部へ送信し、第2の信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。
【0042】
結合装置はさらに、LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、当該LTE−U信号を第1のLTE−U信号及び第2のLTE−U信号に分割し、アンテナ部が第1のLTE−U信号を伝送するように、第1のLTE−U信号をアンテナ部へ送信し、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、第2のLTE−U信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。
【0043】
結合装置はさらに、Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、当該Wi−Fi信号を第1のWi−Fi信号及び第2のWi−Fi信号に分割し、アンテナ部が第1のWi−Fi信号を伝送するように、第1のWi−Fi信号をアンテナ部へ送信し、LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、第2のWi−Fi信号をLTE−U処理部へ送信するように構成されている。
【0044】
本発明の本実施形態において、例えば、LTE−U処理部がLTE−U信号を結合装置へ送信する具体的な処理が、以下のように説明され得る。
【0045】
LTE−U処理部は、第1の信号を受信し、当該第1の信号の信号強度値が、事前設定された第1の信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定し、その判定結果が肯定である場合に、LTE−U信号が送信されるチャネルである第1のチャネルが、アイドルチャネルであると判定し、LTE−U信号を送信する必要がある場合に、第1のチャネルについて競合し、競合によって第1のチャネルを取得した場合に、LTE−U信号を結合装置へ送信する。LTE−U処理部が第1のチャネルについて競合する具体的な方式は、ランダムな時間を生成することと、時間計測を開始することと、時間計測を開始した時間からランダムな時間までの期間内に、第1のチャネルがまだアイドルチャネルである場合に、競合によって第1のチャネルを取得することとであってよい。
【0046】
本発明の本実施形態において、例えば、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を結合装置へ送信する具体的な処理が、以下のように説明され得る。
【0047】
Wi−Fi処理部は、第2の信号を受信し、当該第2の信号の信号強度値が、事前設定された第2の信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定し、その判定結果が肯定である場合に、Wi−Fi信号が送信されるチャネルである第2のチャネルが、アイドルチャネルであると判定し、Wi−Fi信号を送信する必要がある場合に、第2のチャネルについて競合し、競合によって第2のチャネルを取得した場合に、Wi−Fi信号を結合装置へ送信するように構成されている。Wi−Fi処理部が第2のチャネルについて競合する具体的な方式は、ランダムな時間を生成することと、時間計測を開始することと、時間計測を開始した時間からランダムな時間までの期間内に、第2のチャネルがまだアイドルチャネルである場合に、競合によって第2のチャネルを取得することとである。
【0048】
信号伝送装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、結合装置とを含むことが分かり得る。信号伝送装置は、基地局又は移動通信デバイスに容易に配置される。LTE−U処理部がLTE−U信号を送信するとき、Wi−Fi処理部はWi−Fi信号を送信せず、又は、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信するとき、LTE−U処理部はLTE−U信号を送信しない。これにより、LTE−U技術は、時分割多重方式でWi−Fi技術と互換性を有し、アンテナ部が省かれ得る。したがって、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなる。
【0049】
本発明の本実施形態において、アンテナ部は、電力増幅器と、低雑音増幅器と、無線周波数スイッチと、アンテナとを含んでよい。
【0050】
アンテナは、エアインタフェース無線周波数信号を受信し、無線周波数スイッチが受信モードにある場合に、当該エアインタフェース無線周波数信号を低雑音増幅器へ送信するように構成されている。低雑音増幅器は、低雑音増幅器により受信されたエアインタフェース無線周波数信号を増幅し、増幅されたエアインタフェース無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されており、これにより、結合装置は、増幅されたエアインタフェース無線周波数信号を第1の無線周波数信号及び第2の無線周波数信号に分割する。電力増幅器は、結合装置により送信された信号を受信し、当該信号の電力を増幅し、無線周波数スイッチが伝送モードにある場合に、アンテナが電力増幅された信号を伝送するように、電力増幅された信号をアンテナへ送信するように構成されている。
【0051】
本発明の本実施形態において、LTE−U処理部は、LTE−Uベースバンド処理部と、LTE−U無線周波数処理部とを含んでよい。
【0052】
LTE−U無線周波数処理部は、結合装置により送信された第1の無線周波数信号を受信し、当該第1の無線周波数信号に対してダウンコンバージョン処理を実行して、第1のベースバンド信号を取得し、当該第1のベースバンド信号をLTE−Uベースバンド処理部へ送信するように構成されている。LTE−Uベースバンド処理部は、第1のベースバンド信号を受信し、当該第1のベースバンド信号の信号強度値が、事前設定された第1の信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定し、その判定が肯定である場合に、第1のチャネルがアイドルチャネルであると判定するように構成されている。LTE−Uベースバンド処理部はさらに、LTE−U信号を送信する必要がある場合に、第1のチャネルについて競合し、競合によって第1のチャネルを取得した後に、LTE−U信号をLTE−Uベースバンド信号に符号化及び変調し、LTE−Uベースバンド信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信するように構成されている。LTE−U無線周波数処理部はさらに、LTE−Uベースバンド信号に対してアップコンバージョン処理を実行して、LTE−U無線周波数信号を取得し、当該LTE−U無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0053】
本発明の本実施形態において、Wi−Fi処理部は、Wi−Fiベースバンド処理部と、Wi−Fi無線周波数処理部とを含んでよい。
【0054】
Wi−Fi無線周波数処理部は、結合装置により送信された第2の無線周波数信号を受信し、当該第2の無線周波数信号に対してダウンコンバージョン処理を実行して、第2のベースバンド信号を取得し、当該第2のベースバンド信号をWi−Fiベースバンド処理部へ送信するように構成されている。Wi−Fiベースバンド処理部は、第2のベースバンド信号を受信し、当該第2のベースバンド信号の信号強度値が、事前設定された第2の信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定し、その判定が肯定である場合に、第2のチャネルがアイドルチャネルであると判定するように構成されている。Wi−Fiベースバンド処理部はさらに、Wi−Fi信号を送信する必要がある場合に、第2のチャネルについて競合し、競合によって第2のチャネルを取得した後に、Wi−Fi信号をWi−Fiベースバンド信号に符号化及び変調し、Wi−Fiベースバンド信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されてよい。Wi−Fi無線周波数処理部はさらに、Wi−Fiベースバンド信号に対してアップコンバージョン処理を実行して、Wi−Fi無線周波数信号を取得し、当該Wi−Fi無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0055】
任意選択の一実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第3の電力分割器と、第4の電力分割器と、減衰器とを含んでよい。この場合、信号伝送装置の構造が、
図4に示され得る。
図4は、本発明の一実施形態による、別の信号伝送装置の概略構造図である。
【0056】
第1の電力分割器の第1の端部が第2の電力分割器の第1の端部に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がアンテナ部の入力端(つまり、電力増幅器の入力端)に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部が減衰器の入力端に接続されており、減衰器の出力端が第3の電力分割器の第3の端部に接続されており、第3の電力分割器の第2の端部がアンテナ部の出力端(つまり、低雑音増幅器の出力端)に接続されており、第3の電力分割器の第1の端部が第4の電力分割器の第1の端部に接続されており、第4の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の入力端)に接続されており、第4の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の入力端)に接続されている。
【0057】
具体的には、
図4の結合装置の動作原理が以下のように説明される。
【0058】
第3の電力分割器は、低雑音増幅器からのエアインタフェース無線周波数信号を、第3の無線周波数信号に変換するように構成されている。第4の電力分割器は、第3の無線周波数信号を第1の無線周波数信号と第2の無線周波数信号とに変換し、第1の無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信し、第2の無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されている。第1の電力分割器は、LTE−U無線周波数処理部により送信されたLTE−U無線周波数信号を、第3のLTE−U無線周波数信号に変換するように構成されている。第2の電力分割器は、第3のLTE−U無線周波数信号を、第4のLTE−U無線周波数信号と、電力増幅器に送信される第1のLTE−U無線周波数信号とに変換するように構成されている。減衰器は、第4のLTE−U無線周波数信号の信号強度を減衰させ、信号強度の減衰を経た第4のLTE−U無線周波数信号を第3の電力分割器へ送信するように構成されている。第3の電力分割器はさらに、信号強度の減衰を経た第4のLTE−U無線周波数信号を、第5のLTE−U無線周波数信号に変換するように構成されている。第4の電力分割器はさらに、第5のLTE−U無線周波数信号を第2のLTE−U無線周波数信号に変換し、第2のLTE−U無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されている。第1の電力分割器はさらに、Wi−Fi無線周波数処理部により送信されたWi−Fi無線周波数信号を、第3のWi−Fi無線周波数信号に変換するように構成されている。第2の電力分割器はさらに、第3のWi−Fi無線周波数信号を、第4のWi−Fi無線周波数信号と、電力増幅器に送信される第1のWi−Fi無線周波数信号とに変換するように構成されている。減衰器はさらに、第4のWi−Fi無線周波数信号の信号強度を減衰させ、信号強度の減衰を経た第4のWi−Fi無線周波数信号を第3の電力分割器へ送信するように構成されてよい。第3の電力分割器はさらに、信号強度の減衰を経た第4のWi−Fi無線周波数信号を、第5のWi−Fi無線周波数信号に変換するように構成されてよい。第4の電力分割器はさらに、第5のWi−Fi無線周波数信号を第2のWi−Fi無線周波数信号に変換し、第2のWi−Fi無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信するように構成されてよい。第1の電力分割器、第2の電力分割器、第3の電力分割器、第4の電力分割器、及び減衰器によって、信号伝送装置がLTE−U信号及びWi−Fi信号を送信できるだけでなく、電力増幅器、低雑音増幅器、無線周波数スイッチ、及びアンテナを省くこともできる。したがって、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなる。さらに、
図4の減衰器は、Wi−Fi処理部及びLTE−U処理部が、比較的強い信号強度を有する信号を互いに受信するのを防止することができ、その結果、干渉を低減して、信号伝送装置が遮断され、又は浪費されるのを防止することができる。
【0059】
別の任意選択の実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第1の結合器と、第2の結合器と、減衰器とを含んでよい。この場合、信号伝送装置の構造が、
図5に示され得る。
図5は、本発明の一実施形態による、さらに別の信号伝送装置の概略構造図である。
【0060】
第1の電力分割器の第1の端部が第1の結合器の第1の端部に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第1の結合器の第2の端部がアンテナ部の入力端(つまり、電力増幅器の入力端)に接続されており、第1の結合器の第3の端部が減衰器の入力端に接続されており、減衰器の出力端が第2の結合器の第3の端部に接続されており、第2の結合器の第1の端部がアンテナ部の出力端(つまり、低雑音増幅器の出力端)に接続されており、第2の結合器の第2の端部が第2の電力分割器の第1の端部に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の入力端)に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の入力端)に接続されている。
【0061】
具体的には、
図5の結合装置の動作原理が以下のように説明される。
【0062】
第2の結合器は、低雑音増幅器からのエアインタフェース無線周波数信号を、第3の無線周波数信号に変換するように構成されている。第2の電力分割器は、第3の無線周波数信号を第1の無線周波数信号と第2の無線周波数信号とに変換し、第1の無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信し、第2の無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されている。第1の電力分割器は、LTE−U無線周波数処理部により送信されたLTE−U無線周波数信号を、第3のLTE−U無線周波数信号に変換するように構成されている。第1の結合器は、第3のLTE−U無線周波数信号を、第4のLTE−U無線周波数信号と、電力増幅器に送信される第1のLTE−U無線周波数信号とに変換するように構成されている。減衰器は、第4のLTE−U無線周波数信号の信号強度を減衰させ、信号強度の減衰を経た第4のLTE−U無線周波数信号を第2の結合器へ送信するように構成されている。第2の結合器はさらに、信号強度の減衰を経た第4のLTE−U無線周波数信号を、第5のLTE−U無線周波数信号に変換するように構成されてよい。第2の電力分割器はさらに、第5のLTE−U無線周波数信号を第2のLTE−U無線周波数信号に変換し、第2のLTE−U無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されてよい。第1の電力分割器はさらに、Wi−Fi無線周波数処理部により送信されたWi−Fi無線周波数信号を、第3のWi−Fi無線周波数信号に変換するように構成されている。第1の結合器はさらに、第3のWi−Fi無線周波数信号を、第4のWi−Fi無線周波数信号と、電力増幅器に送信される第1のWi−Fi無線周波数信号とに変換するように構成されている。減衰器はさらに、第4のWi−Fi無線周波数信号の信号強度を減衰させ、信号強度の減衰を経た第4のWi−Fi無線周波数信号を第2の結合器へ送信するように構成されてよい。第2の結合器はさらに、信号強度の減衰を経た第4のWi−Fi無線周波数信号を、第5のWi−Fi無線周波数信号に変換するように構成されてよい。第2の電力分割器はさらに、第5のWi−Fi無線周波数信号を第2のWi−Fi無線周波数信号に変換し、第2のWi−Fi無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信するように構成されてよい。第1の電力分割器、第2の電力分割器、第1の結合器、第2の結合器、及び減衰器によって、信号伝送装置がLTE−U信号及びWi−Fi信号を送信できるだけでなく、電力増幅器、低雑音増幅器、無線周波数スイッチ、及びアンテナを省くこともできる。したがって、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなる。さらに、
図5の減衰器は、Wi−Fi処理部及びLTE−U処理部が、比較的強い信号強度を有する信号を互いに受信するのを防止することができ、その結果、干渉を低減して、信号伝送装置が遮断され、又は浪費されるのを防止することができる。
【0063】
さらに別の任意選択の実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第3の電力分割器と、第4の電力分割器と、第5の電力分割器と、第6の電力分割器と、第1の減衰器と、第2の減衰器とを含んでよい。この場合、信号伝送装置の構造が、
図6に示され得る。
図6は、本発明の一実施形態による、さらに別の信号伝送装置の概略構造図である。
【0064】
第1の電力分割器の第1の端部がWi−Fi処理部の出力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部が第2の電力分割器の第2の端部に接続されており、第2の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の入力端(つまり、電力増幅器の入力端)に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部が第1の減衰器の入力端に接続されており、第1の減衰器の出力端が第4の電力分割器の第3の端部に接続されており、第4の電力分割器の第2の端部が第3の電力分割器の第2の端部に接続されており、第3の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の出力端(つまり、低雑音増幅器の出力端)に接続されており、第4の電力分割器の第1の端部がLTE−U処理部の入力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の入力端)に接続されており、第6の電力分割器の第1の端部がLTE−U処理部の出力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第6の電力分割器の第3の端部が第2の電力分割器の第3の端部に接続されており、第6の電力分割器の第2の端部が第2の減衰器の入力端に接続されており、第2の減衰器の出力端が第5の電力分割器の第2の端部に接続されており、第5の電力分割器の第3の端部が第3の電力分割器の第3の端部に接続されており、第5の電力分割器の第1の端部がWi−Fi処理部の入力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の入力端)に接続されている。
【0065】
具体的には、
図6の結合装置の動作原理が以下のように説明される。
【0066】
第3の電力分割器は、低雑音増幅器からのエアインタフェース無線周波数信号を、第3の無線周波数信号と第4の無線周波数信号とに変換するように構成されている。第4の電力分割器は、第3の無線周波数信号を第1の無線周波数信号に変換し、第1の無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信するように構成されている。第5の電力分割器は、第4の無線周波数信号を第2の無線周波数信号に変換し、第2の無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されている。第6の電力分割器は、LTE−U無線周波数処理部により送信されたLTE−U無線周波数信号を、第3のLTE−U無線周波数信号と第4のLTE−U無線周波数信号とに変換するように構成されている。第2の電力分割器は、第3のLTE−U無線周波数信号を第1のLTE−U無線周波数信号に変換し、第1のLTE−U無線周波数信号を電力増幅器へ送信するように構成されている。第2の減衰器は、第4のLTE−U無線周波数信号の信号強度を減衰させるように構成されている。第5の電力分割器はさらに、信号強度の減衰を経た第4のLTE−U無線周波数信号を、第2のLTE−U無線周波数信号に変換し、第2のLTE−U無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されてよい。第1の電力分割器は、Wi−Fi無線周波数処理部により送信されたWi−Fi無線周波数信号を、第3のWi−Fi無線周波数信号と第4のWi−Fi無線周波数信号とに変換するように構成されている。第2の電力分割器はさらに、第3のWi−Fi無線周波数信号を第1のWi−Fi無線周波数信号に変換し、第1のWi−Fi無線周波数信号を電力増幅器へ送信するように構成されてよい。第1の減衰器は、第4のWi−Fi無線周波数信号の信号強度を減衰させるように構成されている。第4の電力分割器はさらに、信号強度の減衰を経た第4のWi−Fi無線周波数信号を第2のWi−Fi無線周波数信号に変換し、第2のWi−Fi無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信するように構成されてよい。このように、信号伝送装置がLTE−U信号及びWi−Fi信号を送信できるだけでなく、電力増幅器、低雑音増幅器、無線周波数スイッチ、及びアンテナを省くこともできる。したがって、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなる。さらに、
図6の減衰器(第1の減衰器及び第2の減衰器)は、Wi−Fi処理部及びLTE−U処理部が、比較的強い信号強度を有する信号を互いに受信するのを防止することができ、その結果、干渉を低減して、信号伝送装置が遮断され、又は浪費されるのを防止することができる。
【0067】
図7を参照すると、
図7は、本発明の一実施形態による、さらに別の信号伝送装置の概略構造図である。信号伝送装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、結合装置とを含んでよい。結合装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部とに接続されており、LTE−U処理部はWi−Fi処理部に接続されている。
【0068】
アンテナ部は、エアインタフェース信号を受信して、当該エアインタフェース信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0069】
アンテナ部はさらに、結合装置により送信された信号(LTE−U信号又はWi−Fi信号)を受信して、当該信号を伝送するように構成されている。
【0070】
結合装置は、エアインタフェース信号を受信し、当該エアインタフェース信号を第1の信号及び第2の信号に分割し、第1の信号をLTE−U処理部へ送信し、第2の信号をWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。
【0071】
結合装置はさらに、LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、アンテナ部がLTE−U信号を伝送するように、LTE−U信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。
【0072】
結合装置はさらに、Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、アンテナ部がWi−Fi信号を伝送するように、Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。
【0073】
任意選択で、第1のプロンプト情報は、第1のチャネルが占有される開始時刻であってよく、第2のプロンプト情報は、第2のチャネルが占有される開始時刻であってよい。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
【0074】
LTE−U処理部は、LTE−U信号を結合装置へ送信する必要がある場合に、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、第1のプロンプトメッセージをWi−Fi処理部へ送信するように構成されている。
【0075】
Wi−Fi処理部は、Wi−Fi信号を結合装置へ送信する必要がある場合に、LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、第2のプロンプトメッセージをLTE−U処理部へ送信するように構成されている。
【0076】
本発明の本実施形態において、例えば、LTE−U処理部がLTE−U信号を結合装置へ送信する具体的な処理が、以下のように説明され得る。
【0077】
LTE−U処理部は、第1の信号を受信し、当該第1の信号の信号強度値が、事前設定された第1の信号強度閾値より小さいかどうかを判定し、その判定結果が肯定である場合に、LTE−U信号が送信されるチャネルである第1のチャネルが、アイドルチャネルであると判定し、LTE−U信号を送信する必要がある場合に、第1のチャネルについて競合し、競合によって第1のチャネルを取得した場合に、LTE−U信号を結合装置へ送信する。LTE−U処理部が第1のチャネルについて競合する具体的な方式は、ランダムな時間を生成することと、時間計測を開始することと、時間計測を開始した時間からランダムな時間までの期間内に、第1のチャネルがまだアイドルチャネルである場合に、競合によって第1のチャネルを取得することとであってよい。
【0078】
本発明の本実施形態において、例えば、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を結合装置へ送信する具体的な処理が、以下のように説明され得る。
【0079】
Wi−Fi処理部は、第2の信号を受信し、当該第2の信号の信号強度値が、事前設定された第2の信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定し、その判定結果が肯定である場合に、Wi−Fi信号が送信されるチャネルである第2のチャネルが、アイドルチャネルであると判定し、Wi−Fi信号を送信する必要がある場合に、第2のチャネルについて競合し、競合によって第2のチャネルを取得した場合に、Wi−Fi信号を結合装置へ送信する。Wi−Fi処理部が第2のチャネルについて競合する具体的な方式は、ランダムな時間を生成することと、時間計測を開始することと、時間計測を開始した時間からランダムな時間までの期間内に、第2のチャネルがまだアイドルチャネルである場合に、競合によって第2のチャネルを取得することとであってよい。
【0080】
信号伝送装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、結合装置とを含むことが分かり得る。信号伝送装置は、基地局又は移動通信デバイスに容易に配置される。LTE−U処理部は、LTE−U信号を送信する場合に、Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、Wi−Fi処理部に通知を提供し、又は、Wi−Fi処理部は、Wi−Fi信号を送信する場合に、LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、LTE−U処理部に通知を提供する。このように、LTE−U技術は、時分割多重方式でWi−Fi技術と互換性を有し、アンテナ部が省かれ得る。したがって、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなる。
【0081】
本発明の本実施形態において、アンテナ部は、電力増幅器と、低雑音増幅器と、無線周波数スイッチと、アンテナとを含んでよい。
【0082】
アンテナは、エアインタフェース無線周波数信号を受信し、無線周波数スイッチが受信モードにある場合に、当該エアインタフェース無線周波数信号を低雑音増幅器へ送信するように構成されている。低雑音増幅器は、低雑音増幅器により受信されたエアインタフェース無線周波数信号を増幅し、増幅されたエアインタフェース無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されており、これにより、結合装置は、増幅されたエアインタフェース無線周波数信号を第1の無線周波数信号及び第2の無線周波数信号に分割する。電力増幅器は、結合装置により送信された信号を受信し、当該信号の電力を増幅し、無線周波数スイッチが伝送モードにある場合に、アンテナが電力増幅された信号を伝送するように、電力増幅された信号をアンテナへ送信するように構成されている。
【0083】
本発明の本実施形態において、LTE−U処理部は、LTE−Uベースバンド処理部と、LTE−U無線周波数処理部とを含んでよい。
【0084】
LTE−U無線周波数処理部は、結合装置により送信された第1の無線周波数信号を受信し、当該第1の無線周波数信号に対してダウンコンバージョン処理を実行して、第1のベースバンド信号を取得し、当該第1のベースバンド信号をLTE−Uベースバンド処理部へ送信するように構成されている。LTE−Uベースバンド処理部は、第1のベースバンド信号を受信し、当該第1のベースバンド信号の信号強度値が、事前設定された第1の信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定し、その判定が肯定である場合に、第1のチャネルがアイドルチャネルであると判定するように構成されている。LTE−Uベースバンド処理部はさらに、LTE−U信号を送信する必要がある場合に、第1のチャネルについて競合し、競合によって第1のチャネルを取得した後に、第1のプロンプト情報をWi−Fi処理部へ送信し、LTE−U信号をLTE−Uベースバンド信号に符号化及び変調し、LTE−Uベースバンド信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信するように構成されている。LTE−U無線周波数処理部はさらに、LTE−Uベースバンド信号に対してアップコンバージョン処理を実行して、LTE−U無線周波数信号を取得し、当該LTE−U無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0085】
本発明の本実施形態において、Wi−Fi処理部は、Wi−Fiベースバンド処理部と、Wi−Fi無線周波数処理部とを含んでよい。
【0086】
Wi−Fi無線周波数処理部は、結合装置により送信された第2の無線周波数信号を受信し、当該第2の無線周波数信号に対してダウンコンバージョン処理を実行して、第2のベースバンド信号を取得し、当該第2のベースバンド信号をWi−Fiベースバンド処理部へ送信するように構成されている。Wi−Fiベースバンド処理部は、第2のベースバンド信号を受信し、当該第2のベースバンド信号の信号強度値が、事前設定された第2の信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定し、その判定が肯定である場合に、第2のチャネルがアイドルチャネルであると判定するように構成されている。Wi−Fiベースバンド処理部はさらに、Wi−Fi信号を送信する必要がある場合に、第2のチャネルについて競合し、競合によって第2のチャネルを取得した後に、第2のプロンプト情報をLTE−Uベースバンド処理部へ送信し、Wi−Fi信号をWi−Fiベースバンド信号に符号化及び変調し、Wi−Fiベースバンド信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されてよい。Wi−Fi無線周波数処理部はさらに、Wi−Fiベースバンド信号に対してアップコンバージョン処理を実行して、Wi−Fi無線周波数信号を取得し、当該Wi−Fi無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0087】
別の任意選択の実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器とを含んでよい。この場合、信号伝送装置の構造が、
図8に示され得る。
図8は、本発明の一実施形態による、さらに別の信号伝送装置の概略構造図である。
【0088】
第1の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の入力端(つまり、電力増幅器の入力端)に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端(つまり、Wi−Fiベースバンド処理部の出力端)に接続されており、第2の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の出力端(つまり、低雑音増幅器の出力端)に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の入力端)に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端(つまり、Wi−Fiベースバンド処理部の入力端)に接続されている。
【0089】
具体的には、
図8の結合装置の動作原理が以下のように説明される。
【0090】
第2の電力分割器は、低雑音増幅器により送信されたエアインタフェース無線周波数信号を、第1の無線周波数信号と第2の無線周波数信号とに変換し、第1の
無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信し、第2の無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されている。第1の電力分割器は、LTE−U無線周波数処理部により送信されたLTE−U無線周波数信号を、第1のLTE−U無線周波数信号に変換し、第1のLTE−U無線周波数信号を電力増幅器へ送信するように構成されている。第1の電力分割器はさらに、Wi−Fi無線周波数処理部により送信されたWi−Fi無線周波数信号を、第1のWi−Fi無線周波数信号に変換し、第1のWi−Fi無線周波数信号を電力増幅器へ送信するように構成されている。第1の電力分割器及び第2の電力分割器によって、信号伝送装置は、LTE−U信号及びWi−Fi信号を送信することができ、さらにLTE−U処理部は、LTE−U無線周波数信号を送信する場合に、Wi−Fi処理部がWi−Fi無線周波数信号を送信しないように、Wi−Fi処理部に通知を提供することができ、またWi−Fi処理部は、Wi−Fi無線周波数信号を送信する場合に、LTE−U処理部がLTE−U無線周波数信号を送信しないように、LTE−U処理部に通知を提供することができる。このように、LTE−U技術は、時分割多重方式でWi−Fi技術と互換性を有し、電力増幅器、低雑音増幅器、無線周波数スイッチ、及びアンテナが省かれ得る。したがって、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなる。さらに、LTE−U処理部及びWi−Fi処理部は、互いに信号を受信することができず、その結果、比較的強い信号強度を有する信号を相互に受信することが原因で、信号伝送装置が遮断され、又は浪費されるという場合を回避し、高いセキュリティを実現して干渉を低減する。
【0091】
図9を参照すると、
図9は、本発明の一実施形態による、さらに別の信号伝送装置の概略構造図である。
図9に示されるように、信号伝送装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、アンテナ部と、制御部と、結合装置とを含んでよい。結合装置は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、制御部と、アンテナ部とに接続されており、制御部は、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、結合装置とに接続されている。
【0092】
アンテナ部は、エアインタフェース信号を受信して、当該エアインタフェース信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0093】
アンテナ部はさらに、結合装置により送信された信号(LTE−U信号又はWi−Fi信号)を受信して、当該信号を伝送するように構成されている。
【0094】
結合装置は、アンテナ部により送信されたエアインタフェース信号を、第1の信号、第2の信号、及び第3の信号に分割し、第1の信号をLTE−U処理部へ送信し、第2の信号をWi−Fi処理部へ送信し、第3の信号を制御部へ送信するように構成されている。
【0095】
制御部は、チャネルがアイドル状態であることを検出した場合に、チャネルについて競合し、競合によってチャネルが取得された場合に、LTE−U信号を送信するようにLTE−U処理部を制御し、且つWi−Fi信号を送信しないようにWi−Fi処理部を制御する、又は、Wi−Fi信号を送信するようにWi−Fi処理部を制御し、且つLTE−U信号を送信しないようにLTE−U処理部を制御するように構成されている。チャネルがアイドル状態であることを、制御部が検出する具体的な方式は、第3の信号の信号強度値が、事前設定された信号強度閾値より小さいか又はそれに等しいかを判定することと、その判定結果が肯定である場合に、チャネルがアイドル状態であると判定することとであってよい。制御部がチャネルについて競合する具体的な方式は、ランダムな時間を生成することと、時間計測を開始することと、時間計測を開始した時間からランダムな時間までの期間内に、チャネルがまだアイドルチャネルである場合に、競合によってチャネルを取得することとであってよい。競合によってチャネルを取得した後に、制御部は、事前設定された選択ルールに従って、送信される必要がある信号を判定してよい。つまり、制御部は、LTE−U信号を送信するようにLTE−U処理部を制御する場合、Wi−Fi信号を送信しないようにWi−Fi処理部を制御する、又は、制御部は、Wi−Fi信号を送信するようにWi−Fi処理部を制御する場合、LTE−U信号を送信しないようにLTE−U処理部を制御する。事前設定された選択ルールは、ランダム選択ルール、優先順位選択ルール(つまり、より高い優先順位を有するサービスを搬送する信号が、優先的に選択される)、又は遅延選択ルール(つまり、より高い遅延要件を有するサービスを搬送する信号が、優先的に選択される)であってよい。このことは、本発明の本実施形態において限定されない。
【0096】
結合装置はさらに、LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、アンテナ部がLTE−U信号を伝送するように、LTE−U信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。
【0097】
結合装置はさらに、Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、アンテナ部がWi−Fi信号を伝送するように、Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信するように構成されている。
【0098】
本発明の本実施形態において、アンテナ部は、電力増幅器と、低雑音増幅器と、無線周波数スイッチと、アンテナとを含んでよい。
【0099】
アンテナは、エアインタフェース無線周波数信号を受信し、無線周波数スイッチが受信モードにある場合に、当該エアインタフェース無線周波数信号を低雑音増幅器へ送信するように構成されている。低雑音増幅器は、低雑音増幅器により受信されたエアインタフェース無線周波数信号を増幅し、増幅されたエアインタフェース無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されており、これにより、結合装置は、増幅されたエアインタフェース無線周波数信号を第1の無線周波数信号、第2の無線周波数信号、及び第3の無線周波数信号に分割する。電力増幅器は、結合装置により送信された信号を受信し、当該信号の電力を増幅し、無線周波数スイッチが伝送モードにある場合に、アンテナが電力増幅された信号を伝送するように、電力増幅された信号をアンテナへ送信するように構成されている。
【0100】
本発明の本実施形態において、LTE−U処理部は、LTE−Uベースバンド処理部と、LTE−U無線周波数処理部とを含んでよい。
【0101】
LTE−U無線周波数処理部は、結合装置により送信された第1の無線周波数信号を受信し、当該第1の無線周波数信号に対してダウンコンバージョン処理を実行して、第1のベースバンド信号を取得し、当該第1のベースバンド信号をLTE−Uベースバンド処理部へ送信するように構成されている。LTE−Uベースバンド処理部は、第1のベースバンド信号を受信するように構成されている。LTE−Uベースバンド処理部はさらに、制御部の制御のもとで、LTE−U信号をLTE−Uベースバンド信号に符号化及び変調し、LTE−Uベースバンド信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信するように構成されている。LTE−U無線周波数処理部はさらに、LTE−Uベースバンド信号に対してアップコンバージョン処理を実行して、LTE−U無線周波数信号を取得し、当該LTE−U無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0102】
本発明の本実施形態において、Wi−Fi処理部は、Wi−Fiベースバンド処理部と、Wi−Fi無線周波数処理部とを含んでよい。
【0103】
Wi−Fi無線周波数処理部は、結合装置により送信された第2の無線周波数信号を受信し、当該第2の無線周波数信号に対してダウンコンバージョン処理を実行して、第2のベースバンド信号を取得し、当該第2のベースバンド信号をWi−Fiベースバンド処理部へ送信するように構成されている。Wi−Fiベースバンド処理部は、第2のベースバンド信号を受信するように構成されている。Wi−Fiベースバンド処理部はさらに、制御部の制御のもとで、Wi−Fi信号をWi−Fiベースバンド信号に符号化及び変調し、Wi−Fiベースバンド信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信するように構成されている。Wi−Fi無線周波数処理部はさらに、Wi−Fiベースバンド信号に対してアップコンバージョン処理を実行して、Wi−Fi無線周波数信号を取得し、当該Wi−Fi無線周波数信号を結合装置へ送信するように構成されている。
【0104】
任意選択の一実装態様において、結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器とを含んでよい。この場合、信号伝送装置の構造が、
図10に示され得る。
図10は、本発明の一実施形態による、さらに別の信号伝送装置の概略構造図である。
【0105】
第1の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の入力端(つまり、電力増幅器の入力端)に接続されており、第1の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の出力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第1の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の出力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の出力端)に接続されており、第2の電力分割器の第1の端部がアンテナ部の出力端(つまり、低雑音増幅器の出力端)に接続されており、第2の電力分割器の第2の端部がLTE−U処理部の入力端(つまり、LTE−U無線周波数処理部の入力端)に接続されており、第2の電力分割器の第3の端部がWi−Fi処理部の入力端(つまり、Wi−Fi無線周波数処理部の入力端)に接続されており、第2の電力分割器の第4の端部が制御部の入力端に接続されている。
【0106】
具体的には、
図10の結合装置の動作原理が以下のように説明される。
【0107】
第2の電力分割器は、低雑音増幅器からのエアインタフェース無線周波数信号を、第1の無線周波数信号、第2の無線周波数信号、及び第3の無線周波数信号に変換し、第1の無線周波数信号をLTE−U無線周波数処理部へ送信し、第2の無線周波数信号をWi−Fi無線周波数処理部へ送信し、第3の無線周波数信号を制御部へ送信する。第1の電力分割器は、LTE−U無線周波数処理部又はWi−Fi無線周波数処理部により送信された第1の無線周波数信号を受信し、第1の無線周波数信号を第2の無線周波数信号に変換し、第2の無線周波数信号を電力増幅器へ送信する。
【0108】
本発明の本実施形態において提供された信号伝送装置によると、LTE−U技術は、時分割多重方式でWi−Fi技術と互換性を有することができ、信号伝送装置は、サイズが小さくなり、配置コストが低くなることが分かり得る。さらに、LTE−U処理部及びWi−Fi処理部は、互いに信号を受信することができず、その結果、比較的強い信号強度を有する信号を相互に受信することが原因で、信号伝送装置が遮断され、又は浪費されるという場合を回避し、高いセキュリティを実現して干渉を低減する。
【0109】
図11を参照すると、
図11は、本発明の一実施形態による信号伝送方法の概略フローチャートである。
図11に示される方法は、信号伝送装置に適用されてよく、信号伝送装置は、アンテナ部を含んでよい。
図11に示されるように、信号処理方法は以下の段階を含んでよい。
【0110】
S1101:チャネルがアイドル状態かどうかを検出する。
【0111】
本発明の本実施形態において、段階S1101の検出結果が肯定である場合、段階S1102が実行され、又は段階S1101の検出結果が否定である場合、段階S1101が引き続き実行されてよい。
【0112】
S1102:チャネルがアイドル状態の場合に、アンテナ部は、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で伝送する。
【0113】
本発明の本実施形態において、アンテナ部がLTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で伝送することは、LTE−U信号が伝送されるときに、Wi−Fi信号は伝送されず、Wi−Fi信号が伝送されるときに、LTE−U信号は伝送されないことを意味する。
【0114】
本信号伝送方法はさらに、以下の段階、つまり、エアインタフェース信号を受信する段階と、当該エアインタフェース信号を第1の信号及び第2の信号に分割する段階とを含んでよい。
【0115】
任意選択で、チャネルがアイドル状態の場合に、段階S1102が実行される前に、以下のオペレーションがさらに実行されてよい。つまり、チャネルが競合によって取得されたかどうかを判定する段階と、チャネルが競合によって取得された場合に、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式でアンテナ部により伝送するオペレーションを実行する段階とである。
【0116】
任意選択の一実装態様において、信号伝送装置はさらに、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、結合装置とを含んでよい。この場合、アンテナ部がLTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で伝送することは、LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、LTE−U処理部により伝送される必要があるLTE−U信号を、結合装置が第1のLTE−U信号及び第2のLTE−U信号に分割することと、アンテナ部が第1のLTE−U信号を伝送することと、結合装置が第2のLTE−U信号をWi−Fi処理部へ送信することとを含んでよく、第2のLTE−U信号は、Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信しないようにWi−Fi処理部に命令するのに用いられる、又は、Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、Wi−Fi処理部により伝送される必要があるWi−Fi信号を、結合装置が第1のWi−Fi信号及び第2のWi−Fi信号に分割することと、アンテナ部が第1のWi−Fi信号を伝送することと、結合装置が第2のWi−Fi信号をLTE−U処理部へ送信することとを含んでよく、第2のWi−Fi信号は、LTE−U信号をアンテナ部へ送信しないようにLTE−U処理部に命令するのに用いられる。
【0117】
別の任意選択の実装態様において、本装置はさらに、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、結合装置とを含んでよい。この場合、アンテナ部がLTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で伝送することは、LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、伝送される必要があるLTE−U信号を、結合装置がアンテナ部へ送信することと、LTE−U処理部が第1のプロンプトメッセージをWi−Fi処理部へ送信することと、アンテナ部がLTE−U信号を伝送することとを含んでよく、第1のプロンプトメッセージは、Wi−Fi信号をアンテナ部へ送信しないようにWi−Fi処理部に命令するのに用いられる、又は、Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、伝送される必要があるWi−Fi信号を、結合装置がアンテナ部へ送信することと、Wi−Fi処理部が第2のプロンプトメッセージをLTE−U処理部へ送信することと、アンテナ部がWi−Fi信号を伝送することとを含んでよく、第2のプロンプトメッセージは、LTE−U信号をアンテナ部へ送信しないようにLTE−U処理部に命令するのに用いられる。
【0118】
さらに別の任意選択の実装態様において、本装置はさらに、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、制御部とを含んでよい。この場合、アンテナ部がLTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で伝送することは、LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、制御部が、伝送される必要があるLTE−U信号をアンテナ部へ送信するようにLTE−U処理部を制御し、且つWi−Fi信号をアンテナ部へ送信しないようにWi−Fi処理部を制御することと、アンテナ部が、伝送される必要があるLTE−U信号を伝送することとを含んでよく、又は、Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、制御部が、伝送される必要があるWi−Fi信号をアンテナ部へ送信するようにWi−Fi処理部を制御し、且つLTE−U信号をアンテナ部へ送信しないようにLTE−U処理部を制御することと、アンテナ部がWi−Fi信号を伝送することとを含んでよい。
【0119】
本発明の本実施形態を実装することで、Wi−Fi技術が、時分割多重方式でLTE−U技術と互換性を有することができ、信号伝送装置ではアンテナ部が省かれ得ることが分かり得る。したがって、信号伝送装置のサイズ及び配置コストが低減される。
【0120】
前述の実施形態において、各実施形態の説明には、それぞれ注目点があることに留意されたい。一実施形態において詳細に説明されていない部分については、他の実施形態の関連した説明が参照されてよい。さらに、当業者であれば、本明細書において説明された実施形態が、全て好ましい実施形態に属しており、関連した動作及び装置が、必ずしも本発明に必須であるとは限らないことも理解されたい。
【0121】
本発明の実施形態における本方法の段階の順序は、調整されてよく、またいくつかの段階は、実際の必要性に従って、併合されるか又は削除されてもよい。
【0122】
当業者であれば、本実施形態における本方法の段階の全て又は一部が、関連したハードウェアに命令するプログラムによって実装され得ることを理解し得る。本プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。記憶媒体には、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、光ディスクなどが含まれてよい。
【0123】
前述の事項は、本発明の実施形態において提供された信号伝送方法及び装置を詳述している。本発明の原理及び実装態様は、具体的な例を用いることで、本明細書に説明されている。前述の実施形態についての説明は、単に、本発明の方法及び中心となる概念を理解するのに役立つように提供されているだけである。さらに、当業者であれば、本発明の概念に基づいて、特定の実装態様及び応用範囲に変化を加えることができる。したがって、本明細書の内容は、本発明に対する限定と解釈されるべきではない。
[項目1]
無認可周波数帯域ロングタームエボリューションLTE−U処理部と、
ワイヤレスフィデリティWi−Fi処理部と、
アンテナ部と
を備え、
結合装置をさらに備える、信号伝送装置であって、
上記結合装置は、上記LTE−U処理部と、上記Wi−Fi処理部と、上記アンテナ部とに接続されており、
上記結合装置は、上記アンテナ部により受信されたエアインタフェース信号を、第1の信号及び第2の信号に分割し、上記第1の信号を上記LTE−U処理部へ送信し、上記第2の信号を上記Wi−Fi処理部へ送信するように構成されており、
上記結合装置はさらに、上記LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、上記LTE−U信号を第1のLTE−U信号及び第2のLTE−U信号に分割し、上記アンテナ部が上記第1のLTE−U信号を伝送するように、上記第1のLTE−U信号を上記アンテナ部へ送信し、上記Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、上記第2のLTE−U信号を上記Wi−Fi処理部へ送信するように構成されており、
上記結合装置はさらに、上記Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、上記Wi−Fi信号を第1のWi−Fi信号及び第2のWi−Fi信号に分割し、上記アンテナ部が上記第1のWi−Fi信号を伝送するように、上記第1のWi−Fi信号を上記アンテナ部へ送信し、上記LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、上記第2のWi−Fi信号を上記LTE−U処理部へ送信するように構成されている、信号伝送装置。
[項目2]
上記結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第3の電力分割器と、第4の電力分割器とを有し、
上記第1の電力分割器の第1の端部が上記第2の電力分割器の第1の端部に接続されており、上記第1の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の出力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の出力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第2の端部が上記アンテナ部の入力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第3の端部が上記第3の電力分割器の第3の端部に接続されており、上記第3の電力分割器の第2の端部が上記アンテナ部の出力端に接続されており、上記第3の電力分割器の第1の端部が上記第4の電力分割器の第1の端部に接続されており、上記第4の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の入力端に接続されており、上記第4の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の入力端に接続されている、項目1に記載の装置。
[項目3]
上記結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第1の結合器と、第2の結合器とを有し、
上記第1の電力分割器の第1の端部が上記第1の結合器の第1の端部に接続されており、上記第1の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の出力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の出力端に接続されており、上記第1の結合器の第2の端部が上記アンテナ部の入力端に接続されており、上記第1の結合器の第3の端部が上記第2の結合器の第3の端部に接続されており、上記第2の結合器の第1の端部が上記アンテナ部の出力端に接続されており、上記第2の結合器の第2の端部が上記第2の電力分割器の第1の端部に接続されており、上記第2の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の入力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の入力端に接続されている、項目1に記載の装置。
[項目4]
上記結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器と、第3の電力分割器と、第4の電力分割器と、第5の電力分割器と、第6の電力分割器とを有し、
上記第1の電力分割器の第1の端部が上記Wi−Fi処理部の出力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第2の端部が上記第2の電力分割器の第2の端部に接続されており、上記第2の電力分割器の第1の端部が上記アンテナ部の入力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第3の端部が上記第4の電力分割器の第3の端部に接続されており、上記第4の電力分割器の第2の端部が上記第3の電力分割器の第2の端部に接続されており、上記第3の電力分割器の第1の端部が上記アンテナ部の出力端に接続されており、上記第4の電力分割器の第1の端部が上記LTE−U処理部の入力端に接続されており、上記第6の電力分割器の第1の端部が上記LTE−U処理部の出力端に接続されており、上記第6の電力分割器の第3の端部が上記第2の電力分割器の第3の端部に接続されており、上記第6の電力分割器の第2の端部が上記第5の電力分割器の第2の端部に接続されており、上記第5の電力分割器の第3の端部が上記第3の電力分割器の第3の端部に接続されており、上記第5の電力分割器の第1の端部が上記Wi−Fi処理部の入力端に接続されている、項目1に記載の装置。
[項目5]
上記結合装置はさらに、減衰器を有し、
上記減衰器の入力端が上記第2の電力分割器の上記第3の端部に接続されており、上記減衰器の出力端が上記第3の電力分割器の上記第3の端部に接続されている、項目2に記載の装置。
[項目6]
上記結合装置はさらに、減衰器を有し、
上記減衰器の入力端が、上記第1の結合器の上記第3の端部に接続されており、上記減衰器の出力端が上記第2の結合器の上記第3の端部に接続されている、項目3に記載の装置。
[項目7]
上記結合装置はさらに、第1の減衰器と、第2の減衰器とを有し、
上記第1の減衰器の入力端が上記第1の電力分割器の上記第3の端部に接続されており、上記第1の減衰器の出力端が上記第4の電力分割器の上記第3の端部に接続されており、上記第2の減衰器の入力端が上記第6の電力分割器の上記第2の端部に接続されており、上記第2の減衰器の出力端が上記第5の電力分割器の上記第2の端部に接続されている、項目4に記載の装置。
[項目8]
LTE−U処理部と、
Wi−Fi処理部と、
アンテナ部と
を備え、
結合装置をさらに備える、信号伝送装置であって、
上記結合装置は、上記LTE−U処理部と、上記Wi−Fi処理部と、上記アンテナ部とに接続されており、上記LTE−U処理部は、上記Wi−Fi処理部に接続されており、
上記結合装置は、上記アンテナ部により受信されたエアインタフェース信号を、第1の信号及び第2の信号に分割し、上記第1の信号を上記LTE−U処理部へ送信し、上記第2の信号を上記Wi−Fi処理部へ送信するように構成されており、
上記結合装置はさらに、上記LTE−U処理部により送信されたLTE−U信号を受信し、上記アンテナ部が上記LTE−U信号を伝送するように、上記LTE−U信号を上記アンテナ部へ送信するように構成されており、
上記結合装置はさらに、上記Wi−Fi処理部により送信されたWi−Fi信号を受信し、上記アンテナ部が上記Wi−Fi信号を伝送するように、上記Wi−Fi信号を上記アンテナ部へ送信するように構成されており、
上記LTE−U処理部は、上記LTE−U信号を上記結合装置へ送信する必要がある場合に、上記Wi−Fi処理部がWi−Fi信号を送信しないように、第1のプロンプトメッセージを上記Wi−Fi処理部へ送信するように構成されており、
上記Wi−Fi処理部は、上記Wi−Fi信号を上記結合装置へ送信する必要がある場合に、上記LTE−U処理部がLTE−U信号を送信しないように、第2のプロンプトメッセージを上記LTE−U処理部へ送信するように構成されている、信号伝送装置。
[項目9]
上記結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器とを有し、
上記第1の電力分割器の第1の端部が上記アンテナ部の入力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の出力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の出力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第1の端部が上記アンテナ部の出力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の入力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の入力端に接続されている、項目8に記載の装置。
[項目10]
LTE−U処理部と、
Wi−Fi処理部と、
アンテナ部と
を備え、
結合装置と、
制御部と
をさらに備える、信号伝送装置であって、
上記結合装置は、上記LTE−U処理部、上記Wi−Fi処理部、上記制御部、及び上記アンテナ部に接続されており、上記制御部は、上記LTE−U処理部、上記結合装置、及び上記Wi−Fi処理部に接続されており、
上記結合装置は、上記アンテナ部により受信されたエアインタフェース信号を、第1の信号、第2の信号、及び第3の信号に分割し、上記第1の信号を上記LTE−U処理部へ送信し、上記第2の信号を上記Wi−Fi処理部へ送信し、上記第3の信号を上記制御部へ送信するように構成されており、
上記制御部は、チャネルがアイドル状態であることを検出した場合に、上記チャネルについて競合し、上記チャネルが競合によって取得された場合に、LTE−U信号を送信するように上記LTE−U処理部を制御し、且つWi−Fi信号を送信しないように上記Wi−Fi処理部を制御するか、又は、Wi−Fi信号を送信するように上記Wi−Fi処理部を制御し、且つLTE−U信号を送信しないように上記LTE−U処理部を制御するように構成されており、
上記結合装置はさらに、上記LTE−U処理部により送信された上記LTE−U信号を受信し、上記アンテナ部が上記LTE−U信号を伝送するように、上記LTE−U信号を上記アンテナ部へ送信するように構成されており、
上記結合装置はさらに、上記Wi−Fi処理部により送信された上記Wi−Fi信号を受信し、上記アンテナ部が上記Wi−Fi信号を伝送するように、上記Wi−Fi信号を上記アンテナ部へ送信するように構成されている、信号伝送装置。
[項目11]
上記結合装置は、第1の電力分割器と、第2の電力分割器とを有し、
上記第1の電力分割器の第1の端部が上記アンテナ部の入力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の出力端に接続されており、上記第1の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の出力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第1の端部が上記アンテナ部の出力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第2の端部が上記LTE−U処理部の入力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第3の端部が上記Wi−Fi処理部の入力端に接続されており、上記第2の電力分割器の第4の端部が上記制御部の入力端に接続されている、項目10に記載の装置。
[項目12]
アンテナ部を備える信号伝送装置に適用される信号伝送方法であって、
チャネルがアイドル状態であるかどうかを検出する段階と、
上記チャネルがアイドル状態である場合に、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で上記アンテナ部により伝送する段階と
を備え、
エアインタフェース信号を上記アンテナ部により受信する段階と、
上記エアインタフェース信号を、第1の信号及び第2の信号に分割する段階と
をさらに備える、方法。
[項目13]
上記装置はさらに、結合装置を備え、
LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で上記アンテナ部により上記伝送する段階は、
上記LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、上記LTE−U信号を第1のLTE−U信号及び第2のLTE−U信号に上記結合装置により分割して、上記第1のLTE−U信号を上記アンテナ部により伝送する段階であって、上記第2のLTE−U信号は、上記Wi−Fi信号を伝送しないように命令するのに用いられる、段階、又は、
上記Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、上記Wi−Fi信号を第1のWi−Fi信号及び第2のWi−Fi信号に上記結合装置により分割して、上記第1のWi−Fi信号を上記アンテナ部により伝送する段階であって、上記第2のWi−Fi信号は、上記LTE−U信号を伝送しないように命令するのに用いられる、段階
を有する、項目12に記載の方法。
[項目14]
上記装置はさらに、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、結合装置とを備え、
LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で上記アンテナ部により上記伝送する段階は、
上記LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、上記LTE−U信号を上記アンテナ部へ上記結合装置により送信する段階と、第1のプロンプトメッセージを上記Wi−Fi処理部へ上記LTE−U処理部により送信する段階と、上記LTE−U信号を上記アンテナ部により伝送する段階とを有し、上記第1のプロンプトメッセージは、上記Wi−Fi信号を上記アンテナ部へ送信しないように上記Wi−Fi処理部に命令するのに用いられる、又は、
上記Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、上記Wi−Fi信号を上記アンテナ部へ上記結合装置により送信する段階と、第2のプロンプトメッセージを上記LTE−U処理部へ上記Wi−Fi処理部により送信する段階と、上記Wi−Fi信号を上記アンテナ部により伝送する段階とを有し、上記第2のプロンプトメッセージは、上記LTE−U信号を上記アンテナ部へ送信しないように上記LTE−U処理部に命令するのに用いられる、項目12に記載の方法。
[項目15]
上記装置はさらに、LTE−U処理部と、Wi−Fi処理部と、制御部とを備え、
LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で上記アンテナ部により上記伝送する段階は、
上記LTE−U信号が伝送される必要がある場合に、上記制御部により、上記LTE−U信号を上記アンテナ部へ送信するように上記LTE−U処理部を制御し、且つWi−Fi信号を上記アンテナ部へ送信しないように上記Wi−Fi処理部を制御して、上記LTE−U信号を上記アンテナ部により伝送する段階、又は、
上記Wi−Fi信号が伝送される必要がある場合に、上記制御部により、上記Wi−Fi信号を上記アンテナ部へ送信するように上記Wi−Fi処理部を制御し、且つLTE−U信号を上記アンテナ部へ送信しないように上記LTE−U処理部を制御して、上記Wi−Fi信号を上記アンテナ部により伝送する段階
を有する、項目12に記載の方法。
[項目16]
上記チャネルがアイドル状態の場合に、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で上記アンテナ部により上記伝送する段階の前に、
上記チャネルが競合によって取得されたかどうかを判定する段階と、
上記チャネルが競合によって取得された場合に、LTE−U信号及びWi−Fi信号を時分割多重方式で上記アンテナ部により伝送するオペレーションを実行する段階と
をさらに備える、項目12から15のいずれか一項に記載の方法。