(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2のカラーは、前記アダプタにおける吸引力の印加に応じて、空気が前記球状本体から前記吸引管の中に流動し、空気が前記アダプタから前記球状本体の中に吹き込まれることを実質的に阻止することを可能にするように構成されている、第1の一方向フィルタを含む、請求項1に記載の吸引デバイス。
前記第2のカラーまたは前記アダプタの一方または両方は、粒子状物質が前記アダプタを通して吸引力を印加しているユーザの口に進入することを防止するための第2のフィルタを含む、請求項2に記載の吸引デバイス。
前記アダプタは、前記アダプタにおける吸引力の印加に応じて、空気が前記球状本体から前記吸引管の中に流動し、空気が前記アダプタから前記球状本体の中に吹き込まれることを実質的に阻止することを可能にするように構成されている、第1の一方向フィルタを含む、請求項1に記載の吸引デバイス。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1を参照すると、吸引器デバイス100の実施例が、示される。吸引器デバイス100は、吸引管20に結合された球状吸引器10を含む。
【0008】
球状吸引器10は、上側部分16において可撤性の第1のカラー14を受容するように構成される、球状本体12を含む。第1のカラー14はまた、先端30との着脱可能接続のためにも構成され、これは、穴、例えば、成人または乳児の鼻孔の中に挿入されることができる。球状本体12は、第1の構成において、停止部40を受容し、第2の構成において、吸引管20を受容するようにさらに構成される、下側部分17を含む。
【0009】
吸引管20は、気体または流体もしくはこれらの組み合わせの流動のための管部分22を含み、第2のカラー18は、管部分22の端部に配置される。アダプタ24が、管部分22の反対端に結合されることができ、ヒトの口に適合するように構成される。アダプタ24は、吸引力がヒトによって生成されることを可能にし、これは、空気をアダプタ24を通して第1の方向に口の中に押進させる。加えて、いくつかの実装では、アダプタ24は、空気がアダプタ24の中に押動されることを実質的に阻止し、口から出て管部分22の中に戻る空気の反対(例えば、第2の異なる)方向流動を実質的に遮断するように構成される。いくつかの実装では、一方向弁が、アダプタ24内に含まれる、または球状吸引器10内の別の場所に配置されてもよい。
【0010】
第1の構成、例えば、停止部40が下側部分17において球状本体12の中に挿入された構成では、ヒトは、例えば、球状本体12を圧搾し、球状本体12の内側の空気を先端30を通して排出することによって、球状本体12を変形させることができる。先端30は、次いで、穴、例えば、乳児の鼻孔の中に挿入され得、変形された球状本体12は、解放され得、これは、ひいては、空気および粒子状物質、例えば、粘液が、球状本体の12の中に先端30を通して吸引されることを引き起こす。
【0011】
吸引管20が球状吸引器10に取り付けられた第2の構成では、ヒトは、例えば、口および横隔膜内の筋肉を活性化させ、ヒトの身体の内側の空気の空間を急速に増加させることによって誘発される、負圧を生成し、吸引作用を開始すること等によって、アダプタ24を通して吸引力を生成し、大気圧(球状吸引器の先端に提示されるように)とヒトの身体と関連付けられた空間内の圧力との間の圧力差を調節することによって吸引力を制御することができる。圧力差は、次いで、先端30、球状本体12、吸引管20を通してアダプタ24からヒトの中に空気を押進させるであろう。ヒトは、吸引力、したがって、吸引器デバイス100を通る空気流動を制御することができるため、ヒトは、先端30を乳児の鼻孔の中に挿入し、繊細な鼻孔内で誘発される吸引力の優れた制御を有することができる。
【0012】
図2は、第1の構成における、球状吸引器10の概略図である。前述のように、球状吸引器10は、球状本体12と、第1のカラー14と、先端30とを含む。球状吸引器10の第1の構成は、停止部40が球状本体12の下側部分17の中に挿入された、球状吸引器10を含む。球状本体の下側位置に位置付けられると、停止部40は、圧力差が、例えば、下側部分17からの空気の流動を遮断することによって、球状本体12の圧搾および解放を通して生成されることを可能にすることができる。
【0013】
いくつかの実装では、球状吸引器10内に含まれる球状本体12は、概して、変形可能材料から作製され、例えば、ヒトの手によって、球状本体12を変形させることができる。いくつかの実装では、球状本体12は、球状本体12を通して通過する、またはその中に留まる、空気、流体、および粒子状物質を含有し得る、クリアなプラスチック、例えば、高品位シリコーンプラスチックから作製されることができる。球状本体12の形状を画定するクリアなプラスチックは、実質的に、2、2.5、または3mm厚であることができ、球状本体12の内部は、中空であって、空気、流体、または固体、例えば、空気、粘液を保持することができる。
【0014】
いくつかの実装では、球状本体12は、概して、第1の軸1を中心として対称であって、実質的に、第1の軸1に沿って、50mm、55mm、または60mmであることができる。加えて、いくつかの実装では、球状本体12の中央区分は、直交する第2の軸2に沿って、実質的に、40mm、48mm、または54mmであることができる。いくつかの実装では、球状本体12は、本体が第1の軸1に沿って中央区分から離れて延在するにつれて、第2の軸2に沿ってテーパ状になり、球状本体の末端、例えば、以下に説明される上側部分16および下側部分17に到達する。
【0015】
球状本体12は、略回転楕円体、例えば、偏平回転楕円体として説明されることができ、球状本体12の末端における上側部分16と、球状本体12の反対末端における下側部分17とを伴う。下側部分17および上側部分16は、回転楕円体から延在する中空円筒形であって、球状本体12の末端に個別の開口部を伴う。
【0016】
第1の軸1に対する球状本体12の第2の軸2に沿った弧長4の導関数の絶対値は、球状本体12の下側部分17から上側部分16まで比較的に一定であることができる。弧長4の導関数は、上側部分16の開口部および下側部分の開口部からの距離、例えば、実質的に5mm、7mm、9mmにおいて減少し得る。本減少導関数は、球状本体12の回転楕円体の両側に取り付けられる略平坦円筒形を作成する。上側部分16の円筒形は、第1の構成において使用するとき、第1のカラー14との接続のためと、ヒトがその親指または指を円筒形上に静置するためとの両方を可能にする。
【0017】
下側部分17の円筒形は、
図2に図示されるように、第1の構成では、停止部30との接続を可能にする。下側部分17は、縮径領域5の第1の端部、例えば、開口部と、例えば、球状本体12の回転楕円体に隣接する、縮径領域5の第2の反対端部とを含む。縮径部5は、下側部分17の円筒形を画定することができ、第1の軸1に沿った特定の距離、例えば、実質的に4mm、8mm、または12mmであることができる。いくつかの実装では、縮径領域は、下側部分における球状本体12の略平坦底部を可能にするように陥凹されることができる。
【0018】
停止部40は、球状本体12の開口部と類似またはそれを上回る半径であるキャップと、キャップから延在する伸長部分とを含む。停止部40の伸長部分は、球状本体12の開口部を通して縮径部5の中に挿入され、縮径部5の内側に静置する(および維持される)ように適合される。伸長部分の半径は、第1の構成で使用されると、球状本体12が変形されるとき等、開口部を通した空気の流動を遮断するシールを生成する、圧力を縮径部5にかけるように選択される。
【0019】
縮径領域5は、停止部40に取り付けられるリング42を保持することができる、外部円周方向陥凹を含む。
図2に図示されるように、停止部40に取り付けられるリング42は、円周方向陥凹から懸架し、球状本体12の中に挿入されるとき、または挿入されないとき、停止部40が球状本体12に接続されたままであることを保つことができる。使用時または非使用時における停止部を保定するための他の手段もまた、可能性として考えられる。
【0020】
外部円周方向陥凹は、内部円周方向リッジを縮径部5内に生成する。いくつかの実装では、停止部40は、縮径部5の内部円周方向リッジを受容し得る、対応する円周方向陥凹を伸長部分上に含むことができる。このように、停止部40は、縮径部5に係止されることができ、シールを生成し、球状本体12の開口部を通した空気の流動を遮断することに役立つ。
【0021】
球状本体12は、第1のカラー14を受容するように構成される開口部を上側部分16に有する。上側部分16は、第1のカラー14の外側に含まれるリッジを受容するように構成される、内部円周方向リッジ(例えば、異なるサイズの第2のリッジから分離される第1のリッジ)を含む。
【0022】
いくつかの実装では、第1のカラー14は、硬質プラスチック、例えば、ポリプロピレンから作製され、空気、流体、および粒子状物質の流動のための中空通路を含むことができる。第1のカラー14は、内部リッジと反対のリッジを上側部分16に有し、例えば、第1のカラー14のリッジを上側部分16の内部リッジに係止する。このように、ユーザは、第1のカラー14を上側部分16の中に挿入し、第1のカラー4を取り付けることができる。
【0023】
いくつかの実装では、第1のカラー14の一部は、挿入されると、球状本体12の外側に留まる。第1のカラー14の本部分は、先端30の遠位端の中に挿入され、第1のカラー14との個別の接続を介して、球状本体12と先端14を接続するように構成される。
【0024】
先端30の遠位端は、(例えば、球状本体12の外側に留まる)第1のカラー14の一部に接続することができる、1つまたはそれを上回る内部リッジを含む。先端30のリッジは、それを第1のカラー14に接続後、ヒトが先端30を引っ張っても、先端30が十分な力を用いることなく弛緩しないであろうように形成されることができる。第1のカラー14、先端30、および球状本体12の着脱可能部分は、個別の構成要素の容易な清掃および/または滅菌を可能にする。同様に、球状本体12および先端30の透明材料の使用は、いったん組み立てられても、吸引器デバイス100の目視検査を可能にする。
【0025】
先端30は、内部中空ノズルとともに構成され、近位端における開口部32は、例えば、第1の構成において本体の変形によって、または第2の構成においてヒトによって、吸引力の印加に応じて、空気、流体、および粒子状物質を第1のカラー14の中空通路を通して中空球状本体12の中に通過させることができる。先端30の開口部32は、空洞(例えば、ヒト成人、子供、または乳児の鼻腔)の中に快適に挿入されるように角度付けられる。角度は、例えば、平均的乳児の鼻腔の形状の検査から判定されることができる。加えて、先端30の内部中空ノズルの半径は、ヒトの鼻孔の中への先端30の侵入の容易性を可能にするような十分に小さいサイズ、例えば、実質的に、2mm、4mm、または5mmであることができる。
【0026】
加えて、先端30は、変形可能材料から作製されることができる。変形可能材料は、ヒト、例えば、乳児の鼻孔内に挿入されるときの快適性等のために、シリコンゴムの形態であることができる。
【0027】
図3Aは、第1のカラー14の外部リッジ15と、第1のカラー14への先端30および球状本体12への第1のカラー14の接続との概略図である。第1のカラー14は、先端30の中への第1のカラー14の挿入によって、先端30に着脱可能に接続することができ、第1のカラー14は、球状本体12の中への第1のカラー14の挿入によって、球状本体12に着脱可能に接続することができる。他の接続手段も、可能性として考えられる(プレスフィット、スリーブ、または同等物)。
【0028】
先端30は、着脱可能な第1のカラー14のリッジ15に相補的である、
図3Bに説明される内部リッジ33を含む。相補的リッジは、リッジが相互係止し得るように、異なるリッジとほぼ反対の高さであるリッジである。図示されるように、リッジ15は、テーパ状円筒形19から延在し、例えば、先端30の遠位端に向かってテーパ状となり、これは、第1のカラー14の基本形態を説明する。リッジ15は、先端30内の相補的内部リッジ33に対して静置されると、シールが生成されるように、テーパ状円筒形19に対して可変高さである。第1のカラー14は、第1のカラー14が球状本体12の中に挿入されると球状本体12から延在する、第1のカラー14の1つまたはそれを上回るリッジ15を介して、先端30に接続する。
【0029】
先端30が変形可能材料から作製される実装では、第1のカラー14のテーパ状円筒形19は、挿入されると、先端30の内部リッジ33上に圧力をかけるために十分な半径であることができる。このように、第1のカラー14は、先端30および第1のカラー14内の個別の相補的リッジに加え、圧力によって定位置に保持されることができる。
【0030】
球状本体12は、球状本体12の上側部分16の中への第1のカラー14の挿入によって、第1のカラー14を受容することができる。球状本体12は、第1のカラー14の外部リッジ15を受容することができる、
図3Bに説明される内部リッジを含む。球状本体12の上側部分16の半径は、挿入されると、球状本体12と第1のカラー14との間に圧力を生成するように、第1のカラー14のテーパ状円筒形19の半径15に対して十分に小半径であることができる。
【0031】
第1のカラー14の外部リッジ15のうちの1つまたはそれを上回るものは、球状本体12の中に挿入されるように構成され、外部リッジ15のうちの1つまたはそれを上回るものは、第1のカラー14が挿入されると、球状本体の外側に留まるように構成される。これをもたらすために、
図3Bに説明される球状本体14の内部リッジは、第1のカラー14の外部リッジ15の全量未満まで相補的であることができる。このように、第1のカラー14が挿入されると、球状本体12内の相補的内部リッジを欠いている外部リッジ15は、球状本体12の外側に留まるであろう。
【0032】
前述のように、球状本体12の外側に残る外部リッジ15は、先端30内に挿入されるように構成される。先端および球状本体は、特定のサイズおよび構成を有するように参照されたが(2つの個々の部片の分離を可能にし、球状本体の内側の清掃を可能にする等のために)、第1のカラーと関連付けられた分離点は、要求に応じて、球状本体上の種々の場所のいずれにあってもよい。
【0033】
図3Bは、先端30および球状本体12の内部リッジの概略図である。前述のように、球状本体12は、第1のカラー14を受容するように構成され、先端30は、第1のカラー14を受容するように構成される。
【0034】
先端30は、1つまたはそれを上回る内部リッジ33、例えば、内部円周方向リッジを含み、各リッジは、第1のカラー14の相補的外部リッジ15との接続を受容する。
【0035】
球状本体12は、1つまたはそれを上回る内部リッジ17、例えば、内部円周方向リッジを含み、各リッジは、第1のカラー14の相補的外部リッジ15との接続を受容する。
【0036】
図3Bに図示されるように、第1のカラー14は、球状本体12の相補的内部リッジ17の中に挿入されることができる、2つの外部リッジ15を含む。第1のカラー14はまた、先端30の相補的内部リッジ33の中に挿入されることができる、第3の外部リッジ15を含む。このように、第1のカラーは、球状本体12を先端30に接続することができる。球状本体12は、したがって、先端30の遠位端と同一平面であって、先端30の近位端から球状本体12の反対側まで球状吸引器10の外部表面上に連続経路を生成する。
【0037】
先端30が球状本体12に接続された後、空気、流体、および粒子状物質流動のための連続経路が、先端30の近位端の中空ノズル32から第1のカラー14を通して球状本体12の中に延在するように生成される。先端30と第1のカラー14および第1のカラー14と球状本体12との間の相互係止接続は、球状吸引器10内に含有される空気、流体、および粒子状物質の流動を保つ、シールを生成する。
【0038】
図4は、第2の構成における球状吸引器10の概略図である。前述のように、吸引器デバイス100は、球状吸引器10と、球状吸引器10の球状本体12に結合されるように構成される吸引管20とを含む。第2の構成では、球状吸引器10の球状本体12は、吸引管20に結合され、先端30から球状本体12の中への粒子状物質、例えば、乳児の鼻からの粘液の吸引、例えば、アダプタ24に印加されるヒトの口から生成される吸引を可能にする。
【0039】
第2のカラー18は、球状本体12の下側部分17の中に着脱可能に挿入されるように適合され、さらに、吸引管20の管部分22の中に着脱可能に挿入されるように適合される。
【0040】
第2のカラー18は、硬質プラスチック、例えば、ポリプロピレンか生成されることができ、これは、球状本体12の下側部分17の中に挿入されることができる。前述のように、球状本体12は、変形可能材料から構築されることができ、これは、第2のカラー18の周囲に伸展されることができる。第2のカラー18は、したがって、球状本体12の下側部分17の中に挿入され、第2のカラー18と球状本体12との間に生成される圧力によって定位置に保持されることができる。いくつかの実装では、第2のカラー18は、挿入されると、第2のカラー18の一部を球状本体12の外側に延在させるように適合されることができる。第2のカラー18の本部分は、次いで、管部分22の中に挿入され、球状本体12と管部分22との間に接続を生成することができる。
【0041】
いくつかの実装では、第2のカラー18は、フィルタ25を含み、粒子状物質または流体が、ヒトによるアダプタ24上への吸引力の印加に応じて、管部分20の中に吸引されないように遮断する。フィルタ25、例えば、材料、例えば、金属、プラスチック、または繊維材料の層の微細メッシュは、特定のサイズを上回る粒子状物質を遮断することができる。フィルタ25は、先端30からアダプタ24への空気の通過を可能にしながら、粘液および液体の流動を実質的に遮断するように動作可能であるように選択される。
【0042】
いくつかの実装では、フィルタは、球体の先端のすぐ内側からヒトの口の中に挿入されるアダプタまで生成される空気流路に沿った任意の位置に位置してもよい。例えば、いくつかの実装では、フィルタ25は、球状本体12の下側部分17の中に挿入されることができる。フィルタ25は、第2のカラー18が挿入されると、球状本体12の下側部分17上に圧力をかけるような十分な半径であることができる。いくつかの実装では、フィルタ25は、管部分22の中に挿入されることができ、第2のカラー18が挿入されると、管部分22上に圧力をかけるような十分な半径であることができる。
【0043】
フィルタ25が着脱可能な第2のカラー18内に含まれる構成では、フィルタ25は、例えば、清掃または交換のために、ヒトによって除去されることができる。他の場所も、要求に応じて容易な除去を可能にし得る。いくつかの実装では、フィルタ25は、例えば、流水で洗うことによって、清掃されるように設計される。いくつかの実装では、フィルタ25は、単回使用専用フィルタであって、ヒトは、吸引器デバイス10の適用毎に、新しいフィルタ25を利用することができる。
【0044】
いくつかの実装では、第2のカラー18は、吸引器デバイス10の中へのヒトによって排出された空気の流動を実質的に阻止し、かつ、例えば、大気圧によって、空気の流動が吸引器デバイスを通してヒトの中に押動されることを可能にすることができる、一方向フィルタ26を含む。一方向フィルタ26は、逆止弁、例えば、ボール逆止弁、ダイヤフラム逆止弁、スイング逆止弁等であることができる。このように、ヒトは、空気を鼻孔の中に偶発的に吹き込む恐れなく、ヒト、例えば、乳児の鼻孔に吸引力を印加することができる。フィルタ25と同様に、いくつかの実装では、一方向フィルタ26は、ヒトによって交換可能であることができる。
【0045】
管部分22は、実質的に、300mm、350mm、または400mmの長さであって、変形可能材料、例えば、球状本体12と同一材料、プラスチック、ゴムから生成されることができ、実質的に透明であることができる。このように、管部分は、ヒトによって清潔度が容易にチェックされることができる。
【0046】
管部分22は、前述のように、第2のカラー18との接続と、また、ヒトの口の中に挿入されることができるアダプタ24との接続も受容する。このように、管部分22は、ヒトが吸引力を生成し得る、アダプタ24と、先端30を通して吸引される粒子状物質が収集され得る、球状本体12の間のブリッジとして作用する。
【0047】
図5において以下に説明されるアダプタ24は、第2のカラー18内に含まれる一方向フィルタ26に加え、一方向フィルタ26を含むことができる、またはアダプタ24は、単独の一方向フィルタ26を含むことができる。同様に、アダプタは、粒子状物質、例えば、粘液の流動を遮断するためのフィルタ25を含むことができる。
【0048】
図5は、管部分22の中に挿入されるアダプタ24の概略図である。図示されるように、アダプタ24は、一方向フィルタ26と、ヒトの口に適合される吸引先端27とを含む。いくつかの実装では、アダプタ24は、一方向フィルタ26とともに、またはそれに加え、フィルタ25を含むことができる。
【0049】
いくつかの実装では、アダプタ24は、硬質プラスチック、例えば、ポリプロピレンから作製されることができ、アダプタ24のコネクタ28は、管部分22の中に挿入されることができる。コネクタ28は、管部分22の半径を上回る半径であって、挿入されると、コネクタ28と管部分22との間に圧力を生成することができる。加えて、コネクタ28の長さは、実質的に、5mm、8mm、または10mmであることができ、管部分22の中への長さまで延在することができる。
【0050】
アダプタ24のコネクタ28は、例えば、管部分22へのアダプタ24の取付を可能にするように、一方向フィルタ26から延在することができる。いくつかの実装では、一方向フィルタ26は、コネクタ28とともに、管部分22の中に挿入され、コネクタ28と実質的に類似半径であることができる。いくつかの実装では、一方向フィルタ26は、より大きな直径であって、管部分22に結合するために適合される部分を含むことができる。
【0051】
吸引先端27は、ヒトの口の中への空気の通過を可能にするように構成され、例えば、アダプタ24は、図示されるような連続内部中空部分を含む。
【0052】
いくつかの実装では、吸引先端27は、
図6において以下に説明される一方向フィルタ26を交換するように、アダプタ24から除去されることができる。
【0053】
図6は、吸引先端27が除去されたアダプタ24の概略図である。いくつかの実装では、アダプタ24は、少なくとも2つの構成要素、例えば、吸引先端27と、一方向フィルタ26とに分離されることができる。
【0054】
吸引先端27は、例えば、一方向フィルタ27内に含まれる内部のねじ山と、吸引先端27上に含まれる外部の相補的ねじ山とによって、一方向フィルタ27に接続することができる。一方向フィルタ27および吸引先端27の捻転は、接続をもたらすことができる一方、捻転解除は、分離を可能にする。このように、吸引先端27は、使用の合間に清掃または滅菌されることができる。アダプタ24がフィルタ25を含む実装では、別個の除去は、可能ではなく、必要に応じて、アダプタ24の交換を要求し得る。
【0055】
本発明のいくつかの実施形態が、説明された。なお、種々の修正が、本発明の精神および範囲から逸脱することなく行われてもよいことを理解されたい。例えば、特定の接続タイプが参照されたが、他のタイプの接続も、可能性として考えられる(他のタイプのスリーブ、オス型/メス型接続、または同等物等)。同様に、あるタイプの弁またはフィルタが参照されたが、他のものも、可能性として考えられる(スリップ弁等)。さらに、ある構成では、吸引器の1つまたはそれを上回る構成要素が分離可能であるように参照されたが(清掃等のために)、ある実装は、分離点を含まず、代わりに、一体型構造として形成され得る(成形プロセスまたは同等物等によって)。故に、他の実施形態も、以下の請求項の範囲内である。