【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの実施形態に係る同軸ケーブルコネクタは、端子と、前記端子を支持するハウジングと、前記ハウジングの少なくとも一部と同軸ケーブルの少なくとも一部を覆う外部導体シェルと、同軸ケーブルとを含み、
前記外部導体シェルは、前記同軸ケーブルを固定するためのカシメ部を後端部分に備え、
前記外部導体シェルは、切断部を少なくとも前記カシメ部よりも先端側の任意の位置に備え、
前記切断部はコネクタキャリアから切断された跡であることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、
前記切断部は、前記カシメ部よりも先端側の縁部分に形成されたことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記外部導体シェルの縁部分に壁部を備え、前記切断部は前記壁部がない前記外部導体シェルの縁部分に形成されたことを特徴とする。
【0011】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記外部導体シェルの先端側に相手コネクタと接続するための略円筒部を含み、前記切断部は前記略円筒部の外周よりも外側に形成されたことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記切断部は、前記外部導体シェルの縁部分から凸状に形成されたことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記外部導体シェルの先端に前記略円筒部の一部を構成する折曲部を含み、前記切断部は前記折曲部の端部に形成されたことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記カシメ部よりも先端側の任意の位置に備えた前記切断部に加えて、前記カシメ部の端部に別の切断部を備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の係る1つの実施形態に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタは、端子と、前記端子を支持するハウジングと、前記ハウジングの少なくとも一部と同軸ケーブルの少なくとも一部を覆う外部導体シェルとを備える同軸ケーブルコネクタを1以上含み、
前記外部導体シェルは、同軸ケーブルを固定するためのカシメ部を備え、
前記外部導体シェルは、コネクタキャリアと連結したキャリア連結部を少なくとも前記カシメ部よりも先端側の任意の位置に備えることを特徴とする。
【0016】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記キャリア連結部は、前記カシメ部よりも先端側の縁部分に設けられたことを特徴とする。
【0017】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記外部導体シェルの縁部分に壁部を備え、前記キャリア連結部は前記壁部がない前記外部導体シェルの縁部分に設けられたことを特徴とする。
【0018】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記外部導体シェルの先端側に相手コネクタと接続するための略円筒部を含み、前記キャリア連結部は前記略円筒部の外周よりも外側に設けられたことを特徴とする。
【0019】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記キャリア連結部は、前記外部導体シェルの縁部分から凸状に形成されたことを特徴とする。
【0020】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記外部導体シェルの先端に前記略円筒部の一部を構成する折曲部を含み、前記キャリア連結部は前記折曲部の端部に形成されたことを特徴とする。
【0021】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記コネクタキャリアから延出した連結片を介して前記キャリア連結部で結合されたことを特徴とする。
【0022】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記キャリア連結部には、ノッチ又はハーフカットが形成されたことを特徴とする。
【0023】
本発明に係るコネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタの好ましい実施形態として、前記同軸ケーブルコネクタは、前記カシメ部よりも先端側の任意の位置に備えた前記キャリア連結部に加えて、前記カシメ部の端部に別のキャリア連結部を備え、前記別のキャリア連結部は、前記外部導体シェルの前記カシメ部を支持するサ
ブキャリアと連結され、前記
コネクタキャリアは、前記サ
ブキャリアから延出した支持片の先端の支持部と結合されたことを特徴とする。
【0024】
本発明の1つの実施形態に係る同軸ケーブルコネクタの製造方法は、前記コネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタから、前記カシメ部よりも先端側の任意の位置に備えた前記キャリア連結部を切断することで、前記コネクタキャリアを切離す工程を少なくとも含むことを特徴とする。
【0025】
本発明の1つの実施形態に係る同軸ケーブルコネクタの製造方法は、前記コネクタキャリア付き同軸ケーブルコネクタから、前記カシメ部の端部に備えた前記別のキャリア連結部を切断し、前記
コネクタキャリアと前記支持部との間の切断位置で切断することで、前記サブキャリアを前記コネクタキャリアから切離す工程と、
前記カシメ部よりも先端側の任意の位置に備えた前記キャリア連結部を切断することで、前記コネクタキャリアを切離す工程とを少なくとも含むことを特徴とする。
【0026】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの製造方法の好ましい実施形態として、前記カシメ部は、被覆カシメ部と、外部導体カシメ部とを含み、
前記同軸ケーブルコネクタの前記外部導体シェルは、芯線カシメ部をさらに備え、
前記コネクタキャリアを切離す工程の前に、
前記端子を支持する前記ハウジングを前記外部導体シェルに組み込む工程と、
前記外部導体シェルの縁部分から延出した前記芯線カシメ部を折り曲げることで、前記端子の芯線接続部に配置された前記同軸ケーブルの芯線を、前記芯線カシメ部の内側にある絶縁性の芯線固定部で、前記芯線接続部に圧着して接続するとともに、前記外部導体シェルの後端部分に設けられた前記外部導体カシメ部及び前記被覆カシメ部で、前記同軸ケーブルの外部導体及び被覆をそれぞれかしめて固定する工程を含むことを特徴とする。
【0027】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの製造方法の好ましい実施形態として、前記カシメ部は、被覆カシメ部と、外部導体カシメ部とを含み、
前記同軸ケーブルコネクタの前記外部導体シェルは、芯線カシメ部をさらに備え、
前記コネクタキャリアを切離す工程の前に、
前記ハウジングに支持された前記端子の前記芯線接続部に、前記同軸ケーブルの芯線を接続する工程と、
前記同軸ケーブルの芯線が芯線接続部に結線された前記端子を支持する前記ハウジングを前記外部導体シェルに組み込む工程と、
前記外部導体シェルの縁部分から延出した前記芯線カシメ部を折り曲げることで、前記端子を支持する前記ハウジングを前記外部導体シェルに固定するとともに、前記外部導体シェルの後端部分に設けられた前記外部導体カシメ部及び前記被覆カシメ部で、前記同軸ケーブルの外部導体及び被覆をかしめて固定する工程とを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明に係る同軸ケーブルコネクタの製造方法の好ましい実施形態として、前記カシメ部は、被覆カシメ部と、外部導体カシメ部とを含み、
前記同軸ケーブルコネクタの前記外部導体シェルは、芯線カシメ部をさらに備え、
前記コネクタキャリアを切離す工程の前に、
端子を支持していない絶縁性のハウジングを組み込む工程と、
前記同軸ケーブルの芯線が芯線接続部に接続された端子を、前記ハウジングに組み込む工程と、
前記外部導体シェルの縁部分から延出した前記芯線カシメ部を折り曲げることで、前記端子を支持する前記ハウジングを前記外部導体シェルに固定するとともに、前記外部導体シェルの後端部分に設けられた前記外部導体カシメ部及び前記被覆カシメ部で、前記同軸ケーブルの外部導体及び被覆をかしめて固定する工程とを含むことを特徴とする。