(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載された方法では、あらかじめ棒状ライトに設定された発光ダイオードの色が発光されるだけで、ユーザの好みに応じた発光条件で発光することができないという問題があった。
【0008】
そこで本発明の目的は、ユーザが簡単に発光条件を調整することができ、ユーザが調整したオリジナルの発光条件をライトで再現することができるライト調整システムおよびライトを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るライト調整システムは、ライトの発光制御を行うライト調整システムにおいて、ライトと通信可能な携帯端末にインストールされたアプリケーションソフトと、アプリケーションソフトは、ユーザからの入力情報を受け付ける受付部と、入力情報に基づいて、色の要素を含む色の要素情報を調整する色調整部と、調整された色の要素情報をライトに送信する送信部とを備え、ライトは、送信された色の要素情報を受信する受信部と、受信された色の要素情報に基づいて、ライトの発光条件を制御する発光制御部と発光制御部が制御した発光条件に基づいてライトが発光する発光部とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るライトは、携帯端末にインストールされたアプリケーションソフトから、該アプリケーションソフトの受付部を介して、色の要素を調整し、該調整された色の要素情報を送信されたものを受信する受信部と、受信された色の要素情報に基づいて、ライトの発光条件を制御する発光制御部とを備えることを特徴とする。
【0011】
色調整部は、発光条件のうち、発光色を調整するものであって、発光色の調整は、少なくともRGB値であることができる。
【0012】
色調整部は、更に、発光条件のうち、発光色を調整するものであって、発光色は、明度を調整することにより、発光した際の明るさ、および/または、強さを調整されたものであることができる。
【0013】
色調整部は、発光条件のうち、発光する色の順番を調整されたものであることができる。
【0014】
色調整部は、発光条件のうち、点灯、および/または、消灯の時間を調整されたものであることができる。
【0015】
ライト調整システムは、複数のライトを備えるものであって、複数のライトそれぞれは、同一の色の要素情報を受信するものであることを特徴とすることができる。
【0016】
アプリケーションソフトは、更に、色の要素情報を表示制御部に表示するための表示制御部を備えることができる。
【0017】
アプリケーションソフトは、更に、受付部で受け付けた入力情報が音を含む情報であって、送信部は、音を含む情報および調整された色の要素情報を送信し、ライトは、更に、音を含む情報を受け付ける受音部を備え、発光部は、音を含む情報に基づいて、発光条件の発光を始めることができる。
【0018】
ライト調整システムは、ライトが複数の発光部を備え、ライトが発光する際に、複数の発光部をそれぞれ異なる発光条件で発光させることを特徴とするができる。
【0019】
ライト調整システムは、ライトを複数備えるものであって、複数のライトを連結することによって、一のライトが受信した発光条件を他のライトに送信し、複数のライトが同じ発光条件で発光することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、アプリケーションソフトは、ユーザからの入力情報を受け付ける受付部と、入力情報に基づいて、色の要素を含む色の要素情報を調整する色調整部と、調整された色の要素情報をライトに送信する送信部とを備え、ライトは、送信された色の要素情報を受信する受信部と、受信された色の要素情報に基づいて、ライトの発光条件を制御する発光制御部と、発光制御部が制御した発光条件に基づいてライトが発光する発光部とを備えることにより、ユーザが簡単に発光条件を調整することができ、ユーザが調整したオリジナルの発光条件をライトで再現することを可能にする。
【0021】
本発明のライトは、携帯端末にインストールされたアプリケーションソフトから、該アプリケーションソフトの受付部を介して、色の要素を調整し、該調整された色の要素情報を送信されたものを受信する受信部と、受信された色の要素情報に基づいて、ライトの発光条件を制御する発光制御部とを備えることにより、ユーザが簡単に発光条件を調整することができ、ユーザが調整したオリジナルの発光条件をライトで再現することを可能にする。
【0022】
本発明の色調整部は、発光条件のうち、発光色を調整するものであって、発光色は、少なくともRGB値であることにより、ユーザの好みに応じ、適宜使用する目的に合わせた発光条件で発光することが可能となる。
【0023】
本発明の色調整部は、更に、発光条件のうち、明度を調整することにより、ユーザの好みに応じ、発光した際の明るさ、および/または、強さを調整されたものであることが可能となる。
【0024】
本発明の色調整部は、発光条件のうち、発光する色の順番を調整されたものであることにより、ユーザの好みに応じ、適宜使用する目的に合わせた発光条件で発光することが可能となる。
【0025】
本発明の色調整部は、発光条件のうち、点灯、および/または、消灯の時間を調整されたものであることによって、ユーザの好みに応じ、適宜使用する目的に合わせた発光条件で発光することが可能となる。
【0026】
本発明のライト調整システムは、複数のライトを備えるものであって、複数のライトそれぞれは、同一の色の要素情報を受信することによって、他のユーザが作成した発光条件で共に発光することが可能となる。
【0027】
本発明のアプリケーションソフトは、更に、色の要素情報を表示制御部に表示するための表示制御部を備えることにより、ユーザが選択した発光条件を、その場で視覚的に認識することができる。
【0028】
本発明のアプリケーションソフトは、更に、受付部で受け付けた入力情報が音を含む情報であって、送信部は、音を含む情報および調整された色の要素情報を送信し、ライトは、更に、音を含む情報を受け付ける受音部を備え、発光部は、音を含む情報に基づいて、発光条件の発光を始めることによって、自動で再生が可能になる。
【0029】
本発明のライト調整システムは、ライトが複数の発光部を備え、ライトが発光する際に、複数の発光部をそれぞれ異なる発光条件で発光させることにより、例えば、発光部の右側面は消灯させ、発光部の左側面は点灯させる等の異なった発光条件を実行することができる。
【0030】
本発明のライト調整システムは、ライトを複数備えるものであって、複数のライトを連結することによって、一のライトが受信した発光条件を、他のライトに送信し、複数のライトが同じ発光条件で発光することによって、同じ発光条件に基づく発光を複数のライトがすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の実施の形態となるライト調整システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0033】
図1は、本発明の実施形態に従うライト調整システム100の概要を示す模式図である。
【0034】
本発明の実施の形態となるライト調整システムについて、ライトは、棒状ライトとして説明をする。
【0035】
なお、本発明の実施の形態となるライト調整システムにおけるライトは、棒状ライトに限られるものではなく、球体を有するライト等、アミューズメント性のあるイベント、コンサート等で用いられる形状を有するライトが含まれるものとする。
【0036】
図1に示すように、本発明のライト調整システム100は、棒状ライト200と、通信可能な携帯端末1にインストールされたアプリケーションソフトを備える。
【0037】
本発明のライト調整システム100は、アプリケーションソフトで作られた調整された色の要素情報を、回線300を介して棒状ライト200へ伝えることができる。
【0038】
携帯端末にアプリケーションソフトが初期設定として備わっていない場合でも、該アプリケーションソフトをダウンロードした上で、インストールをすれば、本発明のライト調整システム100を実施することができる。
【0039】
図2に示すように、上記携帯端末1は、携帯電話のアプリケーションソフト2を備えることができれば、パーソナルコンピュータのアプリケーションソフト3でも代替することができる。
【0040】
図1および
図2では、回線300に赤外線リモコンの信号解析用の受信機を使用している。アプリケーションソフト2を備えた携帯端末1から回線300を通じて、アプリケーションソフト2で作られた調整された色の要素情報を通信できればよいため、回線300は、有線でも良いし、赤外線、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線でも良い。
【0041】
赤外線を用いて調整された色の要素情報を上記棒状ライト200に伝える場合には、あえて微弱な赤外線を用いることによって、携帯端末1を接近させた棒状ライト200のみに上記調整された色の要素情報を伝達するようにすることができる。微弱な赤外線を用いることにより、周囲の他の赤外線情報を混線を防ぐ事ができる。
【0042】
図1に示す例では、微弱な赤外線を用いる回線300によりアプリケーションソフト2と棒状ライト200とを繋いでいるため、回線300と棒状ライト200とがかなり接近した状態で通信を行っている。
【0043】
図1に示すように、上記携帯端末10が赤外線通信のための機能を内蔵していない場合には、
図3に示すように、赤外線リモコンの信号解析用の受信機4を使用することによって、赤外線通信を可能とすることができる。
【0044】
図1に示すように、例えば、Android端末(登録商標)を上記携帯端末1として利用する場合には、イヤホンジャックに赤外線リモコンの信号解析用の受信機4を接続することによって、赤外線による通信が可能になる。
【0045】
本発明のライト調整システム100は、棒状ライト200の発光制御を行うライト調整システム100において、棒状ライト200と通信可能な携帯端末1にインストールされたアプリケーションソフト2と、アプリケーションソフト2は、ユーザからの入力情報を受け付ける受付部と、入力情報に基づいて、色の要素を含む色の要素情報を調整する色調整部と、調整された色の要素情報を棒状ライトに送信する送信部とを備え、棒状ライト200は、送信された色の要素情報を受信する受信部と、受信された色の要素情報に基づいて、棒状ライト200の発光条件を制御する発光制御部と発光制御部が制御した発光条件に基づいて棒状ライト200が発光する発光部とを備えるものとする。
【0046】
まず、本発明のライト調整システム100における、アプリケーションソフト2について説明する。
【0047】
図4は、本発明の実施形態に従うアプリケーションソフトを含む携帯端末1および棒状ライト200を示すブロック図である。
図4に示すように、アプリケーションソフト2は、ユーザからの入力情報を受け付ける受付部10と、入力情報に基づいて、色の要素を含む色の要素情報を調整する色調整部20と、調整された色の要素情報を棒状ライト200に送信する送信部30とを備えるものとする。
【0048】
ユーザは、携帯端末のタッチパネル機能を介して、発光色(例えば、白色、赤色、青色等)、発光の強弱(光の強さ)、発光色の濃淡、これらを発光させる順番およびこれらの発光時間・リズム等の情報を入力することができる。また、タッチパネルではなく、キーボード入力機能またはペンタッチ機能であってもよい。
【0049】
ユーザは、入力することにより、棒状ライトの発光色を、上述したように、少なくともRGB値を調整することにより幅広い色の表現を棒状ライト200で再現することができるようになる。
【0050】
受付部10で入力した情報をユーザが選択し、色の要素情報として決定すると、その情報が上記送信部30から棒状ライト200に送信することができる。
【0051】
具体的には、送信部30から送信された色の要素情報は、受信部40で受信することができる。
【0052】
アプリケーションソフト2は、色の要素情報を制御する、色の要素情報制御部を備えることができる。
【0053】
色の要素情報には、発光色、発光の強弱、発光色の濃淡、これらを発光させる順番およびこれらの発光時間・リズム等の情報を含むことができるものとする。
【0054】
次に、本発明のライト調整システム100における、棒状ライト200について説明する。
【0055】
図4に示すように、本発明の棒状ライト200は、携帯端末にインストールされたアプリケーションソフト2から、該アプリケーションソフト2の受付部10を介して、色の要素を調整し、該調整された色の要素情報を送信されたものを受信する受信部40と、受信された色の要素情報に基づいて、棒状ライト200の発光条件を制御する発光制御部50とを備える。
【0056】
受信部40は、アプリケーションソフト2で作られた情報が色の要素を調整することにより作られた発光条件であって、上記回線300を通じて上記棒状ライト200が上記発光条件を受信することができる。上記アプリケーションソフト2で作られた情報には、発光する色の情報を含むものとすることができる。
【0057】
上記色の要素は、1つの要素でもよいし、複数の要素でも良い。例えば、1つの要素による単色の発光もできるし、RGB値を調整することによる発光もすることができる。
【0058】
発光条件には、光に関する色、光に関する色の濃淡、点滅のリズム、光の強さ、光の強さ、これらを発光させる順番、および、これらの情報を再生するための条件等の情報を含むことができる。
【0059】
発光制御部50は、上記受信部40が受信した上記発光条件に関して、上記棒状ライト200が発光条件を制御することができる。つまり、上記アプリケーションソフト2で作られた情報を棒状ライト200が内蔵する制御部で制御することができる。
【0060】
発光制御部50は、制御回路を有することができる。制御回路として、例えば、CPUやICチップ等の基板回路を挙げることができる。
【0061】
本発明のライト調整システム100は、棒状ライト200にあらかじめ、デフォルトの発光条件を上記制御回路に記憶させておいても良い。
【0062】
棒状ライト200は、利用者が棒状ライト200をつかむための保持部110を有していても良い。保持部110は、ストラップ等を装着できるような突起物を有してもよい。保持部110は、更に、上記発光制御部50を備える構成としてもよい。
【0063】
棒状ライト200は、発光部90に動力を供給する電源部を有していても良い。具体的には、乾電池やボタン電池等が挙げられる。電源部は、前述の乾電池のように内部に電力を蓄えたものの方が望ましいが、例えばバッテリーのように、外部電源と接続し、電源の供給を受けるものとしてもよい。
【0064】
棒状ライト200は、更に、発光制御部50に対して、発光条件の切り替え指示を与えるスイッチ部を備えることができる。
【0065】
スイッチ部は、例えば、スイッチ部を押す回数によって、発光部40の照度を段階的に切り替え可能とすることができる。
【0066】
保持部は、更に、上記スイッチ部を備える構成としてもよい。
【0067】
色調整部20は、発光条件のうち、発光色を調整するものであって、少なくともRGB値を用いて調整することができる。
【0068】
RGB値は、液晶ディスプレイ、デジタルカメラなどで画像再現に使われている色の表現法の一種であって赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の三つの原色を混ぜて色を再現する加法混合の一種である。また、RGB値ではなく、CMYKでの色設定であってもよい。また、RGBW値を用いることもできる。
【0069】
RGB値を指定することによって、赤,緑,青の各色を0〜255の値で指定し、この値の組み合わせによって色を決定するため、より細やかに、ユーザの希望する色を発光させることができる。
【0070】
色調整部20は、更に、棒状ライト200が発光する発光条件に関して、明度を調整することにより、および/または、出力を調整することにより、発光した際の明るさ、および/または、強さを調整されたものであることができる。
【0071】
色調整部20は、発光条件のうち、発光する色の順番を調整されたものであることができる。
【0072】
上記色調整部20は、発光条件のうち、点灯、および/または、消灯の時間を調整されたものであることができる。このようにして、光の点滅のリズムを数値で調整することができる。
【0073】
上記ライト調整システム100は、複数の棒状ライト200を備えるものであって、複数の棒状ライト200それぞれは、同一の色の要素情報を受信することができる。
【0074】
例えば、同じイベントに参加するコミュニティがあった場合に、イベントで使用をする同じ発光条件を携帯端末を介して、複数の棒状ライト200が受信することによって、イベント会場において、棒状ライト200が同じ発光をすることができる。発光条件は、予め自分で設定しておいてもよいし、イベントに対応したアプリを、サーバー上からダウンロードすることで設定してもよい。
【0075】
上記アプリケーションソフト2は、更に、色の要素情報を表示部に表示するための表示制御部80を備えることができる。表示制御部80によって決定した発光条件をリアルタイムに確認することができる。上記表示制御部80を見ながら、選択して確定し、この情報を棒状ライト200に送信することができる。
【0076】
受信部40は、受信部40が受信した発光条件を他の棒状ライト200へ送信することができる。
【0077】
なお、受付部10は、上記受信部40が受信した上記発光条件を受け付けることができる。
【0078】
なお、表示制御部80で発光条件を確認できるほか、上記棒状ライト200でリアルタイムに発光条件を確認できるようにしても良い。
【0079】
上記棒状ライト200は、更に、発光制御部50が制御した発光条件に基づいて棒状ライト200が発光する発光部90を備えることができる。
【0080】
発光部90は、上記発光制御部50が制御した上記発光条件に基づいて上記棒状ライト200が発光する。具体的には発光ダイオード等を用いることができる。発光部90は、単一の発光色に発光するものとしても良いし、複数の発光色に発光するものとしてもよい。
【0081】
アプリケーションソフト2は、更に、受付部10で受け付けた入力情報が音を含む情報であって、送信部30は、音を含む情報および調整された色の要素情報を送信し、棒状ライト200は、更に、音を含む情報を受け付ける受音部を備え、発光部90は、音を含む情報に基づいて、発光条件の発光を始めることができる。
【0082】
音を認識できる受信部40として棒状ライト200にスピーカーを設けることができる。
【0083】
ライト調整システム100は棒状ライト200が複数の発光部90を備え、棒状ライト200が発光する際に、複数の発光部90をそれぞれ異なる発光条件で発光させることができる。
【0084】
上記ライト調整システム100は、棒状ライト200を複数備えるものであって、複数の棒状ライト200を連結することによって、一の棒状ライト200が受信した発光条件を、他の棒状ライト200に送信し、複数の棒状ライト200が同じ発光条件で発光することができる。
【0085】
図1に示すように、棒状ライト200は、胴体部120および保持部110を連結して構成したものとしても良い。発光部90は、胴体部120の前端に設けることができる。
【0086】
ここで、上記胴体部120は、発光部90の発光の様子が外から確認できるように透過性を有したものをいう。例えば、半透明のプラスチックやガラス等で構成されてもよい。
【0087】
続いて、本発明のライト調整システム100により処理されるライト調整の一例について図面を参照しながら説明する。
【0088】
図5は、本発明のライト調整システム100の一例を示す模式図であり、
図5(a)は、携帯端末1においてアプリケーションソフト2を起動した画面を含む模式図を、
図5(b)は、起動したアプリケーションソフト2において色の要素情報を選択し、決定をする画面を含む模式図を表示したものである。
【0089】
図5に示す例では、棒状ライト200と携帯端末1を赤外線リモコンの信号解析用の受信機4で通信したライト調整システム100を示す。携帯端末1のタッチパネルからユーザからの入力情報を受け付け、必要な情報を調整する。
【0090】
図5(b)に示すように、選択した色味等が視覚的にユーザに認識できるように表示することができる。その上で、ユーザが調整し終えたら「SET」を示すボタンを押して色の要素情報を決定する。
【0091】
なお、上記ボタンの配置位置は、ユーザの操作が容易なように設計されれば良く、特に限定されるものではない。
【0092】
図6は、本発明のライト調整システム100により生成されるアプリケーションソフトの画面の一例を示す模式図であり、RGB値を用いて色調を調整する画面の一例を示したものである。
【0093】
図6に示すように、IDの登録と、色の設定を画面下方の数字版によって設定することができる。さらに、デフォルトカラーを表示することによって、実際の色味とRGB値の関係を感覚的に捉えやすくしている。
【0094】
例えば、
図6に示す表示制御部80の
中段には、Default Colorの欄で数値が設定されている。01の欄には、Rが255、Gが0、Bが0の数字が並んでいる。個の色味表として、01とRGB値の間に、表示する色である赤をサンプルとして載せることができる。
【0095】
同様にして、02の欄には、Rが0、Gが0、Bが255の数字が並んでいる。この場合には、表示する色である青をサンプルとして載せることができる。
【0096】
ユーザは、上記デフォルトカラーを参考にしながら、
図6に示すテンキーからRGB値の数値を選択して入力をすることができる。
【0097】
このように、RGB値を用いた色調の調整をユーザにとって感覚的に理解しやすくすることによって、より細やかにユーザの希望する色を再現することができる。
【0098】
図6では、RGB値を用いた調整を説明したが、RGBW値等、他の値でも同様に調整することができる。
【0099】
本発明のライト調整方法の実施の形態について、
図7を参照しながら説明する。
【0100】
本発明のライト調整方法は、棒状ライト200の発光制御を行うライト調整方法において、棒状ライト200と通信可能な携帯端末1にインストールされたアプリケーションソフト2により、受付ステップS10と、色調整ステップS20と、送信ステップS30と、を処理し、棒状ライト200により、受信ステップS40と、発光制御ステップS50とを処理することを特徴とする。
【0101】
上記受付ステップS10では、コンピュータの受付手段が、ユーザからの入力情報を受け付ける。受付手段は、上述した受付部10とすることができる。詳細については上述した通りである。
【0102】
上記色調整ステップS20では、コンピュータの色調整手段が、入力情報に基づいて、色の要素を含む色の要素情報を調整する。色調整手段は、上述した色調整部20とすることができる。詳細については上述した通りである。
【0103】
上記送信ステップS30では、コンピュータの送信手段が、調整された色の要素情報を棒状ライト200に送信する。送信手段は、上述した送信部30とすることができる。詳細については上述した通りである。
【0104】
上記受信ステップS40では、コンピュータの受信手段が、送信された色の要素情報を受信する。受信手段は、上述した受信部40とすることができる。詳細については上述した通りである。
【0105】
上記発光制御ステップS50では、コンピュータの発光制御手段が、受信された色の要素情報に基づいて、棒状ライトの発光条件を制御する。発光制御手段は、上述した発光制御部50とすることができる。詳細については上述した通りである。
【0106】
続いて、棒状ライト200における本発明のライト調整方法の実施の形態について、
図7を参照しながら説明する。
【0107】
棒状ライト200における本発明のライト調整方法は、コンピュータが、受信ステップS60と、発光制御ステップS70とを処理することを特徴とする。
【0108】
上記受信ステップS60では、コンピュータの受信手段が、携帯端末1にインストールされたアプリケーションソフト2から、該アプリケーションソフト2の受付ステップを介して、色の要素を調整し、該調整された色の要素情報を送信されたものを受信する。受信手段は、上述した受信部40とすることができる。詳細については上述した通りである。
【0109】
上記発光制御ステップS70では、コンピュータの発光制御手段が、受信された色の要素情報に基づいて、棒状ライト200の発光条件を制御する。発光制御手段は、上述した発光制御部50とすることができる。詳細については上述した通りである。
【0110】
最後に、本発明のゲームプログラムについて説明する。
【0111】
本発明のライト調整プログラムは、棒状ライト200の発光制御を行うライト調整プログラムにおいて、コンピュータに、棒状ライト200と通信可能な携帯端末1にインストールされたアプリケーションソフト2と、アプリケーションソフト2が、受付機能と、色調整機能と、送信機能とを実現し、棒状ライト200が、受信機能と、発光制御機能とを実現させる。
【0112】
受付機能は、ユーザからの入力情報を受け付ける。受付機能は、上述した受付部10により実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0113】
色調整機能は、入力情報に基づいて、色の要素を含む色の要素情報を調整する。色調整機能は、上述した色調整機部20により実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0114】
送信機能は、調整された色の要素情報を前記棒状ライトに送信する。送信機能は、上述した送信部30により実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0115】
受信機能は、送信された色の要素情報を受信する。受信機能は、上述した受信部40により実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0116】
発光制御機能は、受信された色の要素情報に基づいて、棒状ライト200の発光条件を制御する。発光制御機能は、上述した発光制御部50により実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0117】
棒状ライト200における本発明のライト調整プログラムは、受信機能と、発光制御機能とを実現させる。
【0118】
上記受信機能は、コンピュータに、携帯端末1にインストールされたアプリケーションソフト2から、該アプリケーションソフト2の受付機能を介して、色の要素を調整し、該調整された色の要素情報を送信されたものを受信する。受信機能は、上述した受信部40により実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0119】
発光制御機能は、コンピュータに、受信された色の要素情報に基づいて、棒状ライトの発光条件を制御する。発光制御機能は、上述した発光制御部50により実現されることができる。詳細については上述した通りである。
【0120】
ところで、本実施の形態に係るライト調整システム100は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、
図9に示すように、棒状ライト200に接続コード401を介して接続可能な通信端末400を備え、色調整ステップS20で調整した色の要素を含む色の要素情報を無線(又は有線)で受信する用にしてもよい。
【0121】
この際、通信端末400は、携帯端末1で送信可能な通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標)など)に対応した回線300を介して要素情報(発光条件)を受信する受信器401と、受信器401にリール方式で巻き取り・引き出し可能な接続コード402と、棒状ライト200に設けた接続孔(図示せず)に接続可能な端子ピン403と、を備える。通信端末400は、受信器401で受信した携帯端末1からの要素情報(発光条件)を受信し、上記制御回路(内部メモリ)に記憶する。この際、受信した要素情報(発光条件)は、デフォルトの発光条件と置き換えても良いし、いずれの発行条件を用いるかの選択を可能としても良い。また、受信器401は、接続コード402の巻き取りをリール方式等で可能としており、例えば、アイドルグッズとしてのキーホルダー等のアクセサリとすることができる。なお、通信端末400は、例えば、
図10に示すように、棒状ライト200に対しても無線方式で通信可能な通信端末500としてもよい。
【0122】
この場合、通信端末500は、携帯端末1の既存の雌側コネクタ(図示せず)に接続可能な雄側コネクタ501と、雄側コネクタ501を一端に接続した接続コード502と、棒状ライト200に非接触で通信可能な送信器503と、を備える。これにより、通信端末500は、送信器501から送信された携帯端末1からの要素情報を図示しない内部受信器で受信し、上記制御回路(内部メモリ)に記憶する。なお、送信器501は、接続コード502の巻き取りをリール方式等で可能としており、例えば、アイドルグッズとしてのキーホルダー等のアクセサリとすることができる。なお、通信端末500は、雄側コネクタ501及び接続コード502を廃止し、携帯端末1から送信された要素情報(発光条件)を無線で受信し、無線(非接触)で棒状ライト200に送信するようにしてもよい。
【0123】
さらに、
図11に示すように、携帯端末1は、色調整ステップS20で調整した色の要素を含む色の要素情報を、表示制御部(表示画面)80に表示したマトリックス型二次元コード(QRコード)マークを用いて他の携帯端末1のカメラ機能を利用した読み取り機能で他の利用者と共有(シェア)することができる。
【0124】
これにより、
図12に示すように、色の要素を含む色の要素情報をシェアした棒状ライト200とシェアしていない棒状ライト200とで点灯状態を異ならせることができる。なお、表示制御部(表示画面)80に表示したマトリックス型二次元コードマークは、例えば、棒状ライト200の保持部100のバッテリカバー100aの裏面に貼り付けたQRコードシールにより個体識別情報として保持し、このコードを携帯端末1で読み取ることにより対応させることができる。そして、携帯端末1で調整した色の要素を含む色の要素情報を、この読み取ったコードマークに展開して表示制御部80に表示する。
【0125】
また、通信端末400は、例えば、複数台の通信端末400に対して一つの携帯端末1から要素情報を受信することができる。このため、例えば、歌謡コンサートの主催者側でキーホルダー等のグッズとして通信端末400を販売するとともに、ユーザの好みの一つ以上の歌謡曲の曲調に対応した要素情報を棒状ライト200に送信することができる。この際、ユーザは、複数の歌謡曲を選択し、選択した曲単位で単価を設定するなどの応用も可能である。
【0126】
以上、本発明について実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。