【実施例1】
【0024】
図1は、第1の実施形態の信号変調回路の回路構成図である。信号変調回路は、減算器10と、積分器12と、位相反転回路14と、1価3値波形生成回路16と、ドライバ回路18と、帰還回路22を備える。信号変調回路は、負荷としてのスピーカー20に接続され、スピーカー20を駆動する。
【0025】
減算器10は、入力信号と帰還信号の差分を算出して積分器12に出力する。
【0026】
積分器12は、入力される差分信号を積分して位相反転回路14および1価3値波形生成回路16に出力する。積分器12は、信号を出力する際に、量子化器としての(図示しない)DFFにより1ビットデジタル信号に変換して出力する。量子化機能は、このDFFにより実現されるが、DFFではリセット端子に信号を供給することでその出力をゼロとすることが可能であり、従ってリセット端子にクロック信号を供給することでクロック信号に同期したタイミングでゼロレベルを挿入することができる。
【0027】
位相反転回路14は、積分器12の出力の位相を反転して1価3値波形生成回路16に出力する。位相反転回路14は、1価3値波形生成回路16に出力する際に、DFFにより1ビットデジタル信号に変換して出力する。上記と同様に、量子化機能は、このDFFにより実現され、リセット端子にクロック信号を供給することでクロック信号に同期したタイミングでゼロレベルを挿入することができる。
【0028】
クロック信号に同期したタイミングで常にゼロレベルを挿入することで、DFFの出力は1ビットデジタル信号であるとともに、そのパルス幅が常に固定のデジタル信号となる。すなわち、DFFでは入力されたクロック信号の立ち上がりエッジで信号を出力するところ、例えば遅延回路で遅延反転させてクロック信号を供給するとクロック信号の立ち下がりエッジで信号を出力し、次のクロック信号の立ち上がりエッジでその出力がゼロレベルにリセットされ、この処理が繰り返されることで、1ビットデジタル信号のパルス幅は、クロック信号のパルス幅に等しくなる。従って、パルス幅が固定のパルスの数により入力信号の大小を表現することができる。
【0029】
1価3値波形生成回路16は、積分器12及びDFFからの1ビットデジタル信号、すなわち+1、0の2値信号と、位相反転回路14及びDFFからの1ビットデジタル信号、すなわち−1、0(−1により位相反転していることを示す)の2値信号から、1価3値波形信号を生成する。ここで、「1価3値」とは、単電源で駆動されるスピーカー等の負荷に対し、正電流で駆動する状態、負電流で駆動する状態、オフ状態の3つの駆動状態を実現することを意味する。また、正電流及び負電流は、負荷を流れる電流の向きが互いに逆であることを意味する。
【0030】
ドライバ回路18は、1価3値波形生成回路16からの1価3値波形信号を用いて負荷としてのスピーカー20を駆動する。ドライバ回路18からの駆動信号は、スピーカー20に供給されるとともに、帰還回路22にも供給される。ドライバ回路18は、1価3値波形生成回路16から出力されるパルス信号をレベルシフトして出力する。ドライバ回路18の増幅率Gは、1.8V〜5V程度の入力パルス信号の電源電圧と、出力パルス信号であるスピーカー20への出力電圧20V〜100Vと、のレベルシフトの比として定義される。したがって、帰還回路22では、帰還信号のレベルを減算器10において入力信号と同程度にまで低下させて帰還する。
【0031】
帰還回路22は、ドライバ回路18からの駆動信号を減衰させて帰還信号を生成して減算器10に帰還させる。
図1において特徴的な点の一つは、ドライバ回路18が帰還ループ内に含まれている点である。すなわち、ドライバ回路18からの駆動信号はスピーカー20に供給されるだけでなく、帰還回路22を介して帰還信号として減算器10に帰還される。従って、ドライバ回路18が帰還ループ外に設けられていた場合にはドライバ回路18の歪がそのまま駆動信号としてスピーカー20に供給されてしまうところ、本実施形態ではドライバ回路18の歪もフィードバックされて低減され得る。
【0032】
図2は、1価3値波形生成回路16及びドライバ回路18の回路構成図である。1価3値波形生成回路16は、NORゲート33a,33b、及び4つのNOTゲート40a〜40dから構成される。これらのNOTゲート40a〜40dを図中上から順にG11,G12,G13,G14と称する、つまりNOTゲート40aをG11、NOTゲート40bをG12、NOTゲート40cをG13、NOTゲート40dをG14と称すると、G11及びG12にはNORゲート33aの出力信号が供給され、G13及びG14にはNORゲート33bの出力信号が供給される。G11〜G14はそれぞれの入力信号を反転し、出力信号をそれぞれドライバ回路18に供給する。
【0033】
NORゲート33aは、積分器12の出力を1ビットデジタル信号に変換するDFF32の反転出力端子(Qバー)からの信号と、位相反転回路14からの出力を1ビットデジタル信号に変換するDFF33の出力端子(Q)からの信号を論理演算する。NORゲート33bは、DFF32の出力端子(Q)からの信号と、DFF33の反転出力端子(Qバー)からの信号を論理演算して出力する。
【0034】
ドライバ回路18は、レベルシフト回路42a1,42a2、ゲート駆動回路42b1〜42b4及びスイッチングFET42c1〜42c4から構成される。スイッチングFET42c1及び42c3はPチャンネルFET,スイッチングFET42c2及び42c4はNチャンネルFETである。
【0035】
負荷としてのスピーカー20は、互いに直列接続されたスイッチングFET42c1及びスイッチングFET42c2の接続節点にその一端が接続されるとともに、互いに直列接続されたスイッチングFET42c3及びスイッチングFET42c4の接続節点にその他端が接続される。
【0036】
スイッチングFET42c1及びスイッチングFET42c3は単電源の正極側に接続され、スイッチングFET42c2及びスイッチングFET42c4は単電源の負極側に接続される。従って、スイッチングFET42c1がオンしスイッチングFET42c2がオフし、かつ、スイッチングFET42c3がオフし、スイッチングFET42c4がオンすると、
スイッチングFET42c1→スピーカー44→スイッチング42c4
の如く電流が流れ、正電流オン状態となる。
また、スイッチングFET42c1がオフしスイッチングFET42c2がオンし、かつ、スイッチングFET42c3がオンしスイッチングFET42c4がオフすると、
スイッチングFET42c3→スピーカー→スイッチングFET42c2
の如く電流が流れ、負電流オン状態となる。
【0037】
さらに、スイッチングFET42c1,42c3がオフし、スイッチングFET42c2,42c4がオンすると、スピーカー44には電流は流れずオフ状態(ショートによるオフ状態)となる。
【0038】
1価3値波形生成回路16の4つの論理ゲートG11〜G14の出力信号は、4つのスイッチングFET42c1〜42c4を駆動するためのそれぞれのゲート駆動回路42b1〜42b4に供給される。すなわち、G11の出力信号は、レベルシフト回路42a1を介してゲート駆動回路42b1に供給され、スイッチングFET42c1を駆動する。G12の出力信号は、ゲート駆動回路42b2に供給され、スイッチングFET42c2を駆動する。G14の出力信号は、レベルシフト回路42a2を介してゲート駆動回路42b3に供給され、スイッチングFET42c3を駆動する。G13の出力信号は、ゲート駆動回路42b4に供給され、スイッチングFET42c4を駆動する。
【0039】
NORゲート33a,33bの出力がそれぞれ「1」、「0」である場合、G11及びG12の出力は「1」を反転した「0」となり、G13及びG14の出力は「0」を反転した「1」となる。すると、スイッチングFET42c1はオン、スイッチングFET42c2はオフ、スイッチングFET42c3はオフ、スイッチングFETc4はオンとなり、電流は、
スイッチングFET42c1→スピーカー44→スイッチングFET42c4
と流れる(+ON状態)。
【0040】
NORゲート33a、33bの出力がそれぞれ「0」、「1」である場合、G11及びG12の出力は「0」を反転した「1」となり、G13及びG14の出力は「1」を反転した「0」となる。すると、スイッチングFET42c1はオフ、スイッチングFET42c2はオン、スイッチングFET42c3はオン、スイッチングFET42c4はオフとなり、電流は
スイッチングFET42c3→スピーカー44→スイッチングFET42c2
と流れる(−ON状態)。
【0041】
NORゲート33a,33bの出力がそれぞれ「1」である場合、G11〜G14の出力は「1」を反転した「0」となる。すると、スイッチングFET42c1はオン、スイッチングFET42c2はオフ、スイッチングFET42c3はオン、スイッチングFETc4はオフとなり、スピーカー44に電流は流れない(オフ状態)。
【0042】
さらに、NORゲート33a,33bの出力が「0」である場合、G11〜G14の出力は「0」を反転した「1」となる。すると、スイッチングFET42c1はオフ、スイッチングFET42c2はオン、スイッチングFET42c3はオフ、スイッチングFETc4はオンとなり、スピーカー44に電流は流れない(オフ状態)。
【0043】
以上のように、1価3値波形生成回路16およびドライバ回路18により、3値パルス密度変調信号から単電源3状態スピーカーを駆動するための信号を生成することで、回路規模を増大させることなくスピーカー20を駆動することができる。
【0044】
帰還回路22は、ドライバ回路18の駆動信号から帰還信号を生成するが、例えば、
図1および
図2の回路構成において、スイッチングFET42c2とスピーカー20の接続点から正相側の帰還信号FB+を第1の入力信号d1として入力するとともに、スイッチングFET42c4とスピーカー20の接続点から逆相側の帰還信号FB−を第2の入力信号d2として入力し、これらの両信号から帰還信号e0を生成して減算器10に帰還する。
【0045】
帰還回路22は、電位生成回路24を含む。電位生成回路24は、第1電位を生成する第1電位生成回路24aと、第1電位よりも小さい第2電位を生成する第2電位生成回路24bと、第1電位よりも小さく第2電位よりも大きい基準電位を生成する基準電位生成回路としての第3電位生成回路24cと、を含む。第1電位は単電源の正極電位に対応し、第2電位は単電源の負極電位に対応し、基準電位は単電源の正極電位と負極電位との中間の電位に対応する。したがって、単電源であって第2電位が接地電位である場合には、基準電位は所定の正電位であればよい。
【0046】
帰還回路22は、さらに、切換出力回路23を含む。切換出力回路23は、スイッチSW1、SW2、SW3、および、SW4と、第1の入力信号d1および第2の入力信号d2から、これらのスイッチSW1〜SW4をそれぞれオン/オフ制御する制御信号s1、s2、s3、および、s4をそれぞれ出力する切換制御信号生成回路26を含む。スイッチSW1は、第1電位を第1出力信号e1として出力するか否かを切り換える。スイッチSW2は、第2電位を第2出力信号e2として出力するか否かを切り換える。スイッチSW3は、第3電位を第1出力信号e1として出力するか否かを切り換える。そして、スイッチSW4は、第3電位を第2出力信号e2として出力するか否かを切り換える。
【0047】
したがって、帰還回路22の切換出力回路23は、制御信号s1、s2、s3、および、s4をそれぞれ出力して、スピーカーを駆動する3状態の信号に対応する。切換制御信号生成回路26は、第1の入力信号d1および第2の入力信号d2を論理演算することで、制御信号s1、s2、s3、および、s4をそれぞれ出力して、スイッチSW1、SW2、SW3、および、SW4をそれぞれオン/オフ制御するので、切換出力回路23は、第1出力信号e1および第2出力信号e2を出力することができる。
【0048】
帰還回路22は、さらに、加算回路25を含む。加算回路25は、切換出力回路23の第1出力信号e1および第2出力信号e2を加算した信号を帰還信号e0として出力する。したがって、帰還回路22は、ドライバ回路18からの駆動信号FB+およびFB−から帰還信号e0を生成して減算器10に帰還させることで、ドライバ回路18の歪みを低減した1価3値パルス密度変調型増幅器を実現している。
【0049】
ここで、帰還回路22の動作を詳しく説明する。帰還回路22の切換出力回路23は、第1電位に対応する第1出力信号d1または第2電位に対応する第2出力信号d2に対してそれぞれ対になる変動を含む基準電位を、第2出力信号d2または第1出力信号として帰還する。
【0050】
具体的には、帰還回路22の切換出力回路23は、駆動信号が正電流オンの通電状態である場合に対応して、スイッチSW1をオンにして第1電位を第1出力信号e1として出力し、かつ、スイッチSW4をオンにして基準電位を第2出力信号e2として出力し、かつ、スイッチSW2およびスイッチSW3をオフにする。
【0051】
または、帰還回路22の切換出力回路23は、駆動信号が負電流オンの通電状態である場合に対応して、スイッチSW3をオンにして基準電位を第1出力信号e1として出力し、かつ、スイッチSW2をオンにして第2電位を第2出力信号e2として出力し、かつ、スイッチSW1およびスイッチSW4をオフにする。
【0052】
または、帰還回路22の切換出力回路23は、駆動信号がオフの通電状態である場合に対応して、スイッチSW3をオンにして基準電位を第1出力信号e1として出力し、かつ、スイッチSW4をオンにして基準電位を第2出力信号e2として出力し、かつ、スイッチSW1およびスイッチSW2をオフにする。
【0053】
したがって、帰還回路22が、ドライバ回路18からの帰還信号e0を生成する際に、正側回路または負側回路の非対称性等に起因する基準電圧のわずかな変動が存在する場合にも、第1電位または第2電位に対して対になる変動を含む基準電位を帰還することができる。その結果、デルタシグマ変調における信号の帰還による歪みの低減性能が十分に発揮されて、出力信号の歪みを十分に低減できる。
【実施例2】
【0054】
図3は、第2の実施形態の信号変調回路の回路構成図である。信号変調回路は、加算器11と、積分器12と、位相反転回路14と、1価3値波形生成回路16と、ドライバ回路18と、帰還回路22を備える。第2の実施形態の信号変調回路は、第1の実施形態の信号変調回路と、減算器10に代えて加算器11を備え、ドライバ回路18および帰還回路22の接続の正負が逆の関係になっている点で相違し、その他の点で共通する。したがって、重複する説明は省略する。
【0055】
加算器11は、入力信号と帰還信号e0を加算して積分器12に出力する。この第2の実施形態の場合には、後述するように、第1の実施形態の場合に対して帰還信号e0が実質的に反転されている。
【0056】
帰還回路22は、ドライバ回路18の駆動信号から帰還信号を生成するが、例えば、
図2の回路構成において、スイッチングFET42c2とスピーカー20の接続点から正相側の帰還信号FB+を第2の入力信号d2として入力するとともに、スイッチングFET42c4とスピーカー20の接続点から逆相側の帰還信号FB−を第1の入力信号d1として入力し、これらの両信号から帰還信号e0を生成して減算器10に帰還する。
【0057】
第2の実施形態の場合においても、帰還回路22の切換出力回路23は、第1電位に対応する第1出力信号d1または第2電位に対応する第2出力信号d2に対してそれぞれ対になる変動を含む基準電位を、第2出力信号d2または第1出力信号として帰還する。ただし、第1の実施形態の場合とは、正負電流に対応する関係が反転した逆相の関係になる。
【0058】
具体的には、帰還回路22の切換出力回路23は、駆動信号が負電流オンの通電状態である場合に対応して、スイッチSW1をオンにして第1電位を第1出力信号e1として出力し、かつ、スイッチSW4をオンにして基準電位を第2出力信号e2として出力し、かつ、スイッチSW2およびスイッチSW3をオフにする。
【0059】
または、帰還回路22の切換出力回路23は、駆動信号が正電流オンの通電状態である場合に対応して、スイッチSW3をオンにして基準電位を第1出力信号e1として出力し、かつ、スイッチSW2をオンにして第2電位を第2出力信号e2として出力し、かつ、スイッチSW1およびスイッチSW4をオフにする。
【0060】
または、帰還回路22の切換出力回路23は、駆動信号がオフの通電状態である場合に対応して、スイッチSW3をオンにして基準電位を第1出力信号e1として出力し、かつ、スイッチSW4をオンにして基準電位を第2出力信号e2として出力し、かつ、スイッチSW1およびスイッチSW2をオフにする。
【0061】
加算回路25は、切換出力回路23の第1出力信号e1および第2出力信号e2を加算した信号を帰還信号e0として出力する。この場合には、帰還信号e0が既に反転されている関係になるので、第1の実施形態の場合の減算器10を、回路構成が簡易になる加算器11に置き換えることができる。したがって、帰還回路22は、ドライバ回路18からの駆動信号FB+およびFB−から反転した帰還信号e0を生成して加算器11に帰還させることで、ドライバ回路18の歪みを低減した1価3値パルス密度変調型増幅器を実現できる。
【0062】
また、帰還回路22が、ドライバ回路18からの帰還信号e0を生成する際に、正側回路または負側回路の非対称性等に起因する基準電圧のわずかな変動が存在する場合にも、第1電位または第2電位に対して対になる変動を含む基準電位を帰還することができる。その結果、デルタシグマ変調における信号の帰還による歪みの低減性能が十分に発揮されて、出力信号の歪みを十分に低減できる。
【0063】
図4は、第2の実施形態の場合の高調波歪を説明するグラフである。具体的には、グラフの横軸は基準化した駆動信号のパワーであり、縦軸はノイズの混入を示す基準化した高調波歪率+ノイズ(%)であって、パワーに係わらず高調波歪率が低いことが好ましい。比較のため、第1電位または第2電位に対して対になる変動を含む基準電位を帰還しない従来の通りの場合の比較例も併せて示す。
【0064】
本実施形態の実施例のように、第1電位または第2電位に対して対になる変動を含む基準電位を帰還すると、全てのパワー領域において高調波歪が抑制されており、性能が向上している。本実施例においては、高調波歪率+ノイズを約20dB近く従来よりも改善できる。全てのパワー領域において高調波歪が抑制されており、性能が向上している。本実施形態では、より高性能にスピーカー20を駆動することができる。なお、第1の実施形態の場合も同様である。
【0065】
一方で、単第1電位または第2電位に対して対になる変動を含む基準電位を帰還しない比較例の場合には、基準電圧の値が変動してもこれを帰還できないので、デルタシグマ変調において信号の帰還による歪みの低減性能が十分でなくなり、性能が劣化する問題がある。
【0066】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0067】
例えば、本実施形態では、量子化器としてDFFを設けているが、これに代えて、チョッパ回路とDFFから量子化器を構成してもよい。チョッパ回路のスイッチングのオンオフをクロック信号で制御することで、クロック信号に同期したタイミングでゼロレベルを挿入しつつ1ビットデジタル信号を生成することができる。
【0068】
また、本実施形態では、
図1〜
図2および
図3に図示するような信号変調回路を示したが、これは例示にすぎず、スピーカー20の駆動信号(駆動電圧信号)から帰還信号を生成する任意の回路構成に適用することができる。