特許第6643731号(P6643731)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6643731
(24)【登録日】2020年1月9日
(45)【発行日】2020年2月12日
(54)【発明の名称】ガラス板の加工装置
(51)【国際特許分類】
   C03C 19/00 20060101AFI20200130BHJP
   C03B 35/00 20060101ALI20200130BHJP
   B24B 9/10 20060101ALI20200130BHJP
   B24B 9/00 20060101ALI20200130BHJP
   B28D 7/04 20060101ALI20200130BHJP
   B28D 5/00 20060101ALI20200130BHJP
【FI】
   C03C19/00 Z
   C03B35/00
   B24B9/10 C
   B24B9/00 601B
   B28D7/04
   B28D5/00 Z
【請求項の数】5
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-146277(P2017-146277)
(22)【出願日】2017年7月28日
(62)【分割の表示】特願2016-97407(P2016-97407)の分割
【原出願日】2015年7月28日
(65)【公開番号】特開2017-214280(P2017-214280A)
(43)【公開日】2017年12月7日
【審査請求日】2018年7月27日
(73)【特許権者】
【識別番号】000174220
【氏名又は名称】坂東機工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098095
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 武志
(72)【発明者】
【氏名】坂東 和明
【審査官】 和瀬田 芳正
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/039075(WO,A1)
【文献】 国際公開第2011/121895(WO,A1)
【文献】 特開2000−237939(JP,A)
【文献】 特開2009−160725(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0308217(US,A1)
【文献】 特開平08−231238(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C03B 35/00
C03C 15/00 − 23/00
B24B 1/00 − 1/04
B24B 9/00 − 19/28
B24B 41/00 − 51/00
B28D 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス板の搬送装置の搬送方向に直交し、かつ互いに独立してY軸移動する2基の研削ワークテーブルと、上記搬送方向に平行してX軸移動する1基の研削ヘッドとを備え、一方の研削ワークテーブルがガラス板を保持して研削ヘッドによりガラス板の周縁の研削加工中、他方の研削ワークテーブルは、研削後のガラス板の搬出、次のガラス板の受け取りを行う動作を交互に繰り返すようになっているガラス板の加工装置。
【請求項2】
互いに独立して角度制御回転し、かつガラス板の搬送方向に直交したY軸移動を行う2基の研削ワークテーブルと、この2基の研削ワークテーブルの各々と交互して平面座標系移動を行う1基の研削ヘッドとを備え、一方の研削ワークテーブルがガラス板を保持して研削ヘッドによりガラス板の周縁の研削加工中、他方の研削ワークテーブルは、研削後のガラス板の搬出、次のガラス板の受け取りを行う動作を交互に繰り返すようになっているガラス板の加工装置。
【請求項3】
研削ワークテーブルは、互いに独立して角度制御回転を行い、研削ヘッドがX軸に沿って研削ワークテーブルに対してX軸移動を行うようにした請求項2に記載のガラス板の加工装置。
【請求項4】
搬送装置は、互いに独立して往復動を行う搬送シャトルを備えている請求項1に記載のガラス板の加工装置。
【請求項5】
搬送シャトルは、ガラス板を吸着するガラス板吸着装置を備え、搬送シャトルは、ガラス板吸着装置によりガラス板を吸着した状態で、研削ワークテーブルへ搬送するようになっている請求項4に記載のガラス板の加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車の窓ガラス用ガラス板、その他の用途のガラス板等を、素板ガラス板から切出し、周縁エッヂの研削加工を行うガラス板の加工装置に関する。
【0002】
また、本発明は、ガラス板のスクライブ装置・折割分割装置と研削加工装置とを吸着搬送装置を介して接続し、スクライブ装置から連続して切り出したガラス板を切り出し姿勢のまま、次々に研削加工装置に供給し、連続して研削加工を行い、次々に取り出すガラス板の加工装置に係る。
【0003】
さらに、本発明は、スクライブ部、折割部、研削加工部、及びガラス板搬送装置がNC制御されて運転されるガラス板加工装置に係る。
【背景技術】
【0004】
ガラス板の加工装置は、特許文献1及び2で知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特公平6−75819号公報
【特許文献2】特開平8−231238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び2に記載のガラス板の加工装置は、共に折割分割装置と研削加工装置とを吸着搬送装置を介して接続し、スクライブ装置から連続して切り出したガラス板を順次に研削加工装置に供給し、連続研削加工し、そして順次取り出すようにしたものである。
【0007】
しかし、斯かる加工装置では、研削ヘッドに対応するワークテーブルは、1基であるため、ワークテーブルに供給保持されたガラス板の研削加工が終了する度に、研削ヘッドはワークテーブルから離れ、待機点に復帰して待機停止する。ワークテーブルのガラス板搬出と、次のガラス板の受け取りが終われば研削ヘッドはワークテーブルに向かって進行し研削加工を開始する。このように、ワークテーブルのガラス板の受け渡しの度に研削加工の中断タイムロスが生じ、生産スピードを上げられない。
【0008】
本発明は、従来の上記ような欠陥を除去し、生産スピードが高く、かつ高精度で、均一寸法の研削加工が得られ、さらに、ワークテーブルへのガラス板の供給渡し高精度に行い得るガラス板の加工装置を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のガラス板の加工装置は、研削加工装置において、互いに独立してNC制御移動または回転を行う2基のワークテーブルとワークテーブルに対応してNC制御移動を行う1基の研削ヘッドとを備え、上記2基のワークテーブルは交互して上記研削ヘッドと平面座標系移動を行い、一方のワークテーブルがガラス板を保持して上記研削ヘッドによって研削加工中、他方のワークテーブルはガラス板の搬出、次のガラス板の受け取りを行う動作を交互に繰り返し、研削ヘッドが連続して研削加工を続けるようしたものである。
【0010】
また、ガラス板の搬送方向に直交し、かつ互いに独立してY軸移動する2基のワークテーブルと、上記搬送方向に平行してX軸移動する1基の研削ヘッドとを備え、上記2基のワークテーブルはガラス板搬送装置の搬送方向に平行して直列配置され、上記2基のワークテーブルは交互して、上記研削ヘッドとXY平面座標系移動を行い、一方のワークテーブルがガラス板を保持して研削ヘッドにより研削加工中、他方のワークテーブルはガラス板の搬出、次のガラス板の受け取りを行う動作を交互に繰り返し、研削ヘッドが連続して研削加工を続けるガラス板の加工装置である。
【0011】
さらに、また、互いに独立して角度制御回転し、かつガラス板の搬送方向に直交したY軸移動を行う2基のワークテーブルとこの2基のワークテーブルの各々と交互して平面極座標系移動を行う1基の研削ヘッドとを備え、上記2基のワークテーブルは、ガラス板の搬送方向に平行して直列配設され、研削ヘッドは上記2基のワークテーブルの各々に対応する位置に位置セットさせるようにガラス板の搬送方向に平行したX軸移動をさせるようになり、一方のワークテーブルがガラス板を保持して研削ヘッドにより研削加工中、他方のワークテーブルはガラス板の搬出、次のガラス板の受け取りを行う動作を交互に繰り返し、研削ヘッドが連続して研削加工を続けるガラス板の加工装置である。
【発明の効果】
【0012】
本発明は研削加工ポジションにおいて、2基のワークテーブルを備え、この2基のワークテーブルは互いに独立してNC制御され、交互して共通の1基の研削ヘッドとNC制御の座標移動をさせて、研削加工が行われる。
【0013】
このため、一方のワークテーブルが研削ヘッドと座標移動してのガラス板の研削加工中、他方のワークテーブルは原点に停止して、ガラス板の受け渡しが行われ、上記一方のワークテーブル上のガラス板研削加工が終われば、研削ヘッドは他方のワークテーブルに進行して、連続して研削加工を行う。研削ヘッドは2基のワークテーブルのガラス板を交互し、連続して研削加工を続け、待機点に復帰しての待機停止をすることが無い。このため、ロス時間がなく高い生産能力となる。
【0014】
また、1基の研削ヘッドで、2基のワークテーブルのガラス板を研削加工するため、2基のワークテーブルのガラス板の研削加工寸法にバラツキがなく、仕上りは一定する。
【0015】
さらに、2基のワークテーブルは、互いに相手に対して独立してNC制御されるため、2基のワークテーブルで異なる寸法、形状のガラス板の研削加工を行い得る。
【0016】
さらに、2基のワークテーブルはNC制御されて移動を行うため、同じくNC制御されてガラス板を搬送するガラス板搬送装置との共働によりワークテーブルにガラス板を位置精度の高い渡しができる。研削加工の輪郭線軌跡に合わせた精確な渡しができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明の第1実施例であるガラス板加工装置の正面図である。
図2図2は、図1に示すガラス板加工装置の背面図である。
図3図3は、図1のA−A線断面図である。
図4図4は、図1のB−B線断面図である。
図5図5は、図1のC−C線断面図である。
図6図6は、本発明の第2実施例であるガラス板加工装置の正面図である。
図7図7は、図6に示すガラス板加工装置の背面図である。
図8図8は、図6のD−D線断面図である。
図9図9は、図6のE−E線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施である第一実施例のガラス板加工装置1と第二実施例のガラス板加工装置100とについて詳述する。
【0019】
第1実施例
本ガラス板加工装置1は、床面に設置する基台3を備える。
【0020】
基台18は、右側端R、左側端Lに、門形状の枠柱4、4が、立設されている。
【0021】
両側の枠柱4及び4に、直状の架台6が、右側端Rから左側端Lに向かって架設されている。
【0022】
架台20に沿った左右方向がX軸方向である。
【0023】
ガラス板加工装置1は、右側Rから左側Lに向かって、入込みポジション7、スクライブポジション8、折割ポジション9、研削加工ポジション10、取出しポジション11が設けられている。
【0024】
入込みポジション7には、入込みテーブル12を備える。スクライブポジション8には、スクライブワークテーブル13とスクライブヘッド14とを備える。折割ポジション9には、折割装置15とベルトコンベア16とを備える。研削加工ポジション10には、2基の研削ワークテーブル17A及び17Bと、1基の研削ヘッド18を備える。取出しポジション11には、取出しコンベア19を備える。
【0025】
架台6の下方において、入込みテーブル12、スクライブワークテーブル13、支持ベルトコンベア16、2基の研削ワークテーブル17A、17B、取出しコンベア19が、架台6に沿って、即ちX軸方向に沿って、直列配置されている。さらに、ガラス板搬送装置20が入込みテーブル12、スクライブワークテーブル13、折割ベルトコンベア16、2基の研削ワークテーブル17A、17B、取出しコンベア19の上方を貫いて設けられている。なお、ガラス板搬送装置20は、前記架台6の背面側21に架台3に沿って、即ちX軸方向に沿って設けられている。
【0026】
スクライブワークテーブル13は、Y軸移動を行う。即ちこのスクライブワークテーブル13は、上面にガラス板2を平面支持するテーブル本体22と、このテーブル本体22を固定支持するテーブル支持台23と、テーブル支持台23を上面に載設したY軸移動手段24とを備える。
【0027】
Y軸移動手段24は基台3の上面に、Y軸方向に沿って並設された2本のガイドレール25、25と、これら2本ガイドレール25及び25に移動自在に保持されたスライドブロックへ架設したY軸移動台26と、このY軸移動台26にネジナットを介して連結され、かつ2本のガイドレール25、25の間に設けた送りネジ27と、この送りネジ27の一端に連結したY軸制御モータ28とよりなる。
【0028】
スクライブワークテーブル13は、テーブル支持台23において、Y軸移動台26に取付けられている。よって、スクライブワークテーブル13は、Y軸制御モータ28によりY軸移動される。
【0029】
架台6の正面36には、スクライブワークテーブル13に対応して、X軸移動するスクライブヘッド14が、スクライブヘッド14はX軸移動手段37を介して、架台6に設けられている。
【0030】
X軸移動手段37は、スクライブワークテーブル16に対応したX軸移動範囲において架台6に並設した2本のガイドレール37、37とこれらガイドレール37、37に保持され、自由移動スライドブロックに固定されてX軸移動台38と2組のガイドレール37、37の間に設けられた送りネジ39とこの送りネジ39に接続されたX軸制御モータ40とよりなる。
【0031】
スクライブヘッド14は、軸受装置41を介して、X軸移動台38に取付けられている。軸受装置41にはベアリング(図示なし)により保持された回転軸42を備える。回転軸42は軸心がXY平面座標系、つまりガラス板2の上面に対して直交した状態に組込まれている。
【0032】
この回転軸42の下端部にはブラケット43を介してスクライブヘッド本体44が取付けられている。上端部には角度制御モーター45が平歯車46を介して連結されている。
【0033】
スクライブヘッド本体44は、カッタホイール46を下端に備えたカッタヘッド47とカッタヘッド47の上部に取付けられ、カッタホイール46を上下動し、スクライブ時にはカッタホイール46に切り圧を与えるエアシリンダ装置48とを備える。
【0034】
カッタホイール46は回転軸42の軸線上に位置させ、角度制御モータ45によって回転軸42を介してカッタホイール46をガラス板2に直交する軸線の回りで角度制御させ、カッタホイール46の向きをスクライブ方向に合わせる。
【0035】
2基の研削ワークテーブル17A及び17Bは、交互独立して、上面にガラス板2を吸着してY軸移動を行う。
【0036】
即ち、2基の研削ワークテーブル17Aと17Bは、互いに独立して交互してY軸移動を行う。
【0037】
2基の研削ワークテーブル17A及び17Bのそれぞれは、上面においてガラス板2を吸着する複数の吸盤29、29、29、29とこれらの吸盤29、29、29、29を着脱自在に立設するテーブル台30とを備える。
【0038】
それぞれの研削ワークテーブル17A、17Bは、テーブル台30において、それぞれのY軸移動手段31A、31Bの上面に取付けられている。
【0039】
一方の研削ワークテーブル17Aは、Y軸移動手段31Aに載設されている。
【0040】
このY軸移動手段31Aは、基台3の上面にY軸方向に沿って並設された2本のガイドレール32A、32Aと、これら2本のガイドレール32A及び32Aに移動自在に保持されたスライドブロックへ架設したY軸移動台33Aと、このY軸移動台33Aにナットを介して連結され、かつ2本のガイドレール32A、32Aの間に設けた送りネジ34Aと、この送りネジ34Aの一端に連結したY軸制御モータ35Aとよりなる。
【0041】
研削ワークテーブル17Aは、Y軸移動台33Aに載設され、Y軸制御モータ35Aの駆動によりY軸移動を行う。
【0042】
他方、研削ワークテーブル17Bは、Y軸移動手段31Bに載設されている。
【0043】
このY軸移動手段31Bは、基台3の上面にY軸方向に沿って並設された2本のガイドレール32B、32Bと、これら2本のガイドレール32B及び32Bに移動自在に保持されたスライドブロックへ架設したY軸移動台33Bと、このY軸移動台33Bにナットを介して連結され、かつ2本のガイドレール32B、32Bの間に設けた送りネジ34Bと、この送りネジ34Bの一端に連結したY軸制御モータ35Bとよりなる。
【0044】
研削ワークテーブル17Bは、Y軸移動台33Bに載設され、Y軸制御モータ35Bの駆動によりY軸移動を行う。
【0045】
また、架台6の正面5には、前記2基の研削ワークテーブル17A及び17Bに対応してX軸移動を行う1基の研削ヘッド18が設けられている。
【0046】
研削ヘッド18は、X軸移動手段21を介して架台6に取付けられている。
【0047】
1基の研削ヘッド18は、2基の研削ワークテーブル17A、17Bと交互してXY座標移動を行う。
【0048】
研削ヘッド18は、X軸移動手段50を介して架台6に設けられている。
【0049】
X軸移動手段50は、2基の研削ワークテーブル17A、17Bに対応したX軸移動範囲において、架台6に並設した2本のガイドレール51、51と、それぞれのガイドレール51、51に保持され、移動自在のスライドブロックに一体固定したX軸移動台52と、このX軸移動台52にナット連結され、ガイドレール51、51の間に設けられた送りネジ53とこの送りネジ53の一端に連結されたX軸制御モータ54とよりなる。
【0050】
X軸制御モータ54の駆動によりX軸移動台52は、2基の研削ワークテーブル17A、17Bに対応してX軸移動をする。
【0051】
そして、研削ヘッド18は後述の軸受装置55を介してX軸移動台52に取付けられている。
【0052】
従って、研削ヘッド18は、2基の研削ワークテーブル17A、17Bに対して、交互してX軸移動を行うようになっている。
【0053】
軸受装置55には、ベアリング(図示なし)により保持された回転軸56を備える。
【0054】
回転軸56は、軸心がXY平面座標系、つまりガラス板2の上面に対して直交した状態に組込まれている。
【0055】
この回転軸56の下端部にはブラケット57を介して、研削ヘッド本体58が取付けられている。
【0056】
一方、上端部59には、角度制御モーター60が平歯車61を介して連結されている。
【0057】
研削ヘッド本体58は、出力軸に研削ホイール62を取付けしたスピンドルモータ63とこのスピンドルモータ63の位置、延いては研削ホイール62の研削作業部の位置を直交XY方向において調節するスライド装置64とを備える。
【0058】
回転軸56の軸線上に研削ホイール62の研削作業部を位置させ、回転軸56を角度制御し、研削ホイール62を研削作業部を中心に首振りさせ、研削ホイール62が変化するガラス板エッヂ形状に、常に定角度をもって研削加工を行うようになっている。
【0059】
折割ポジション9には、搬送されてきたスクライブ線形成のガラス板2を載置する折割ベルトコンベア16とこの折割ベルトコンベア16上に置かれたガラス板2の折割を行う2基の折割装置15、15とを備える。
【0060】
各折割装置15、15は、端切りカッター装置70とプレス装置71と、端切りカッター装置70及びプレス装置71を保持し、ガラス板2の上面に沿って移動させる移動手段72とを備える。
【0061】
移動手段72は、端切りカッター装置70及びプレス装置71を保持し、Y方向にNC制御移動させるY方向移動装置73と、このY方向移動装置73を保持してX軸方向に移動させるX方向移動装置74を備え、このX方向移動装置74において、架台6及び基台3からの立設体75にブラケット76、76を介して取付けられている。
【0062】
折割ベルトコンベア16はコンベアベルト77を内側から平面に支える支持板兼フレーム78とコンベアベルト77を回走させる駆動装置79とを有し、支持板兼フレーム78において基台3から支持されている。
【0063】
折割ポジション9における動作は、まずスクライブポジション8においてスクライブ線を形成されたガラス板2が、スクライブポジション8に対応の搬送シャトル81Aの吸盤82Aにより折割ベルトコンベア16上に置かれる。
【0064】
するとこの搬送シャトル81Aは、スクライブポジション8へ復帰し、代りにこの折割ポジション9に復帰した搬送シャトル81Bの吸盤82Bが降下し、折割ベルトコンベア16上に置かれたガラス板2を吸着押えして固定状態とする。
【0065】
すると先ず、折割装置15、15の端切りカッター装置70が必要箇所へ順次移動してゆき、ガラス板2を端切り線を入れてゆく。
【0066】
次にプレス装置71が必要箇所に順次移動してプレスを加え、不要部を折割分離してゆく。
【0067】
不要部を折割、分離されたガラス板2は、折割ポジション9対応の搬送シャトル81Bの吸盤82Bのより吸着、持上げされ、この状態で研削ワークテーブル17A又は17Bへの搬送を待つ。
【0068】
このとき、折割ベルトコンベア16が作動し、折割カレットは外部へ排出される。
【0069】
ガラス板の搬送装置20が架台6の背面側21に背面に沿って、即ち、X軸方向に沿って設けられている。
【0070】
ガラス板搬送装置20は3基の搬送シャトル81A、81B、81Cを備える。
【0071】
3基のシャトル81A、81B、81Cは、架台3の背面に敷設された2本のガイドレール83、83に保持され、このガイドレール83、83にガイドされて往復直動する。
【0072】
ガイドレール83及び83は、入込みテーブル12の上方から取り出しコンベア19の上方に至って設けられている。
【0073】
さらに、ガイドレール83と83の間において、ガイドレール83に沿って共用のギアーラック84が並設されている。
【0074】
搬送シャトル81A、81B、81Cのそれぞれは、ガイドレール83、83のスライドブロックに架設のブラケット90を備え、これらのブラケット90、90、90に走行用モータ85とガラス板吸着装置86が取付けられている。
【0075】
走行用モータ85はギアラック84に向って取付けられ、出力軸にはピニオンギア86が取付けられ、このピニオンギア86をギアラック84にかみ合わせてある。
【0076】
即ち、3基の搬送シャトル81A、81B、81Cのそれぞれに走行用モータ85A、85B、85Cを独立して制御駆動することにより、3基の搬送シャトル81A、81B、81Cをそれぞれ互いに独立して必要距離の往復走行を行わせる。
【0077】
上記のように、3基の搬送シャトル81A、81B、81Cは、それぞれガラス板吸着装置87を備える。
【0078】
ガラス板吸着装置87は、下端において、ガラス板2の吸着と吸着開放を行う複数個の吸盤88と、この吸盤88が取付けさて、この吸盤88を昇降させる昇降装置89を備える。
【0079】
ガラス板吸着装置87は、上下方向に沿った姿勢で昇降装置89においてブラケット90に取付けられている。
【0080】
搬送シャトル87Aには2基のガラス板吸着昇降装置87、87を備える。
【0081】
1基は入込みテーブル12に対応して配置され、他方の1基はスクライブワークテーブル13に対応して配置されている。搬送シャトル81Aは、その復動端での位置においては、一方の吸着昇降装置87は、入込みテーブル12の上方に位置し、他方のガラス板吸着昇降装置87は、スクライブワークテーブル13の上方に位置する。
【0082】
次に、往動端での位置においては、一方のガラス板吸着昇降装置87Aは折割ベルトコンベア16上方に至る。
【0083】
搬送シャトル81Aは、往復動を繰り返すことより、ガラス板2を入込みテーブル12からスクライブワークテーブル13へ、スクライブテーブル13から折割ベルトコンベア16上へと置換搬送を行う。
【0084】
搬送シャトル81Bは折割ベルトコンベア13上と2基の研削ワークテーブル17A及び17Bの交互との間を往復移動し、折割ベルトコンベア16上に折割されたガラス板2を2基の研削ワークテーブル14A、14Bへ交互して搬送する。
【0085】
搬送シャトル81Cは、交互して研削ワークテーブル17Aまたは17B上の研削加工済みガラス板2の搬出専用のシャトルである。
【0086】
もちろん、本搬送シャトル81Cは他のシャトル81A、81Bと同じように共用のガイドレール83、83に移動自在に保持されたブラケット90に1基のガラス板吸着昇降装置87を備える。
【0087】
上記のようになる本ガラス板の加工装置1の運転、即ち加工運転の動作について説明する。
【0088】
本ガラス板加工装置1の運転開始と共に、ガラス板搬送装置20が動作する。即ち、入込みテーブル12において、吸盤82Aが降下し、入込みテーブル12上の素板ガラス板2を吸着、持上げると共に搬送シャトル81Aが往動する。この素板ガラス板を吸着した吸盤82Aがスクライブワークテーブル13上方に達すると吸盤82Aが降下し、吸着開放し、素板ガラス板2をスクライブワークテーブル13上に載置する。すると、空になった吸盤82Aは上昇し、搬送シャトル81の往動によって吸盤82Aは再び入込みテーブル12上に復帰する。代わって、スクライブワークテーブル13上にはこのスクライブワークテーブル13に対応の吸盤82Aが復帰する。と同時に、スクライブヘッド14とスクライブワークテーブル12とが、XY座標移動し、素板ガラス板2にスクライブ線を形成する。このスクライブ線形成が終了すると、スクライブワークテーブル13は原点に復帰する。
【0089】
すると、復帰してきた吸盤82Aが降下し、このスクライブ線入り素板ガラス板2を吸着持上げし、搬送シャトル81Aの往動により折割ポジション9へ向かって搬送される。折割ポジション9に達すると、吸盤82Aは降下し、吸着開放し、スクライブ線入り素板ガラス2を折割ベルトコンベア16に載置すると、この吸盤82Aはスクライブワークテーブル13上方に復帰する。代わって、この折割ポジション9には、この折割ポジション9に対応の搬送シャトル81Bが復帰して来、直ぐさま吸盤82Bを降下し、折割ベルトコンベア16上に載置のスクライブ線入り素板ガラス板2を吸着のうえ、動かないように折割ベルトコンベア16上に押付けする。この状態で折割装置15が動作する。即ち、端切りカッター装置、プレス装置がスクライブ線入り素板ガラス板2上方を移動し、必要位置に端切りを、次にプレス動作を行いスクライブ線に沿って外側域の不要部折割分離し、切出しガラス板2を得る。すると吸着を続けている吸盤82Bはそのまま上昇し、切出しガラス板2を持ち上げる。すると、吸盤82Bが切出しガラス板2を吸着持上げしたままで、搬送シャトル81Bが研削加工ポジション10に向って往動を開始する。この時、研削加工ポジション10においては、2基の研削ワークテーブル17A、17Bは、交差し、一方の研削ワークテーブル17Aには、ガラス板2を吸着し、研削ヘッド18とのXY座標移動によるガラス板エッヂの研削加工中にあり、他方の研削ワークテーブル17Bは、原点に復帰し、搬送シャトル81Cによる加工済みガラス板2の搬出中にある。この搬出のこの状態において、研削ワークテーブル17B上方に、終了と共に、搬送シャトル81Bが切出しガラス板2を吸着し、装着し、研削ワークテーブル17B、吸盤82Bを降下し、吸着開放して切出しガラス板2を吸着ワークテーブル17B上に搬入載置する。同時して、吸着ワークテーブル17Bは受け取った切出しガラス板2を吸着固定し、研削エリアに向って進行する。すると、先に研削加工作業中の研削ワークテーブル17Aの研削加工の終了と同時して、研削ヘッド18は、他方の新ガラス板搬入吸着の研削ワークテーブル17Bに進行し、この研削ワークテーブル17BとXY座標移動を行って研削加工に入る。
【0090】
上記のようにして、2基の研削ワークテーブル17A、17Bは、交互して研削ヘッド18と、平面座標系移動行い、一方の研削ワークテーブル17A又は17Bがガラス板2を保持して研削ヘッド18によって研削加工中、他方の研削ワークテーブル17B又は17Aは、ガラス板2の搬出中のガラス板2の受取を行う動作を交互に繰り返し、研削ヘッド18が連続して研削加工を続けるのである。
【0091】
第2実施例
図6から図9には、本発明の第2実施例のガラス板加工装置90が示されている。本ガラス板加工装置90もまた、第1実施例のガラス板加工装置1と同じように、正面において、左右方向がX軸方向である。
【0092】
本ガラス板加工装置90もまた、基台91を備える。基台91は、右側端R、左側端Lに門形状の枠柱92及び92が立設されている。この両側の枠柱92及び92に直状の架台93が、右側端Rから左側端Lに向って架設されている。この架台93に沿った左右方向がX軸である。さて、本ガラス板加工装置90は、図7に示すように右側端Rから左側端Lに向って、ガラス板2の入込みポジション94、スクライブ及び折割ポジション95、研削加工ポジション96、取出しポジション128が設けられている。
【0093】
尚、スクライブ及び折割ポジション95は、ガラス板2を同一位置に固定したまま、スクライブ線形成と折割分離を行う。
【0094】
入込みポジション94とスクライブ及び折割ポジション95は、スクライブ装置97に設けられている。研削加工ポジション96には、2基の研削ワークテーブル98A及び98Bと1基の研削ヘッド99とを備える。取出しポジション128には、取出しコンベア129を備える。
【0095】
スクライブ装置97、2基の研削ワークテーブル98A、98B、取出しコンベア129は架台93に沿って、即ちX軸方向に沿って、かつ必要な間隔をもって直列配置されている。さらに、ガラス板搬送装置100が、スクライブ装置97、2基の研削ワークテーブル98A、98B、取出しコンベア129の上方を直線状に貫いて設けられている。
【0096】
スクライブ装置97は、図1図9に示されるように、ガラス板2を平面支持して搬送また位置決め停止させるベルトコンベアテーブル102と、このベルトコンベアテーブル102の上面と平行してXY平面座標系移動を行うスクライブヘッド105を備える。
【0097】
ベルトコンベアテーブル102は、幅広のコンベアベルト103と、コンベアベルト103を下面から平面支持する支持台104と、コンベアベルト103をNC制御して走行させるNC制御モータ119とを備える。
【0098】
ベルトコンベアテーブル102は、上面(コンベアベルト103の上面)において、中央域Cを挟んで右側域Iに入込みポジション94が、左側域Oにスクライブ及び折割ポジション95が設けられている。
【0099】
ベルトコンベアテーブル102は、本体フレーム107の内側に、X軸方向に沿って取付けられている。そして、ベルトコンベアテーブル102の両側それぞれには、X軸方向に沿って一対のガイドレール108、108が、本体フレーム107に設けられ、両側それぞれのガイドレール108、108にはスライドブロック109、109のそれぞれが移動自在に保持されている。ベルトコンベアテーブル102の上方には、このベルトコンベアテーブル102を跨って走行フレーム110が、その両端をブラケット120を介してスライドブロック109、109、109、109に架設されている。
【0100】
走行フレーム110は、両側のスライドブロック109、109、109、109に支持され、かつ一対のガイドレール108、108にガイドされ、X軸方向を移動自在である。さらに、ベルトコンベアテーブル102の両側それぞれには、ガイドレール108、108と平行して、ラック111、111が並設されている。
【0101】
走行フレーム110の両側の一対のブラケットには、一対のピニオンギア装置112、112が取付けられ、それぞれのピニオンギア112がそれぞれのラック111に噛み合わされている。
【0102】
走行フレーム110には、両側に貫通してシャフト121が組付けてあり、シャフト121には両側部において、両側のピニオンギア装置112、112にプリー、ベルトを介して連結され、シャフトの一端には、X軸サーボモータ113が連結されている。
【0103】
走行フレーム110は、X軸サーボモータ113によりX軸移動する。走行フレーム110には、Y軸方向に沿って一対のガイドレール114、114が並設され、更に、ガイドレール114、114に沿ってラック115が並設されている。ガイドレール114、114に移動自在に保持されたスライドブロックに、正面において立面に形成されたブラケット116が取付けられている。
【0104】
ブラケット116は、一対のガイドレール114、114にガイドされ、Y軸方向に移動自在である。
【0105】
ブラケット116の上面には、Y軸サーボモータ117が取付けられ、その出力シャフトにピニオンギア118が取付けられ、ピニオンギア118は、ラック115に噛み合わされている。ブラケット116はY軸サーボモータ117によりY軸移動する。
【0106】
ブラケット116の正面には、スクライブヘッド105と折割装置106が並設されている。よって、スクライブヘッド105と折割装置106とは、一体となって、ベルトコンベアテーブル102の正面上方をXY平面座標移動を行う。
【0107】
このスクラブ及び折割ポジション95においての切出しガラス板2の生成を説明する。
【0108】
記憶させたスクライブ形成情報に基づいてスクライブヘッド105及び折割装置106を一体としてNC制御移動させ、先ず、スクライブヘッド105を動作させて素板ガラス板2にスクライブ線を形成する。次に、折割情報に基づいてスクライブヘッド及び折割装置106を一体とし、かつ折割装置106を基準としてNC制御して複数のプレス必要位置を巡行させて順次プレス押しを作用させて、不要域を折割分離し、切出しガラス板2を生成させる。すると、この切出しガラス板2の上方に搬送シャトル150Bが復帰し、吸盤151Bを降下させて、この切出しガラス板2を吸着持上げし、研削加工ポジション96に向って搬送する。
【0109】
研削加工ポジション96は、研削ヘッド99が、交互して、2基の研削ワークテーブル98A、98Bに対応した位置に移動し、それぞれの位置において、研削ワークテーブル98A又は98Bと極座標動作を行う。
【0110】
研削ワークテーブル98A,98Bは、それぞれ、上面にガラス板2を吸着し、ガラス板2をNC制御された角度制御回転させながら、Y軸移動し、固定した研削ヘッド99と、極座標動作を行い、ガラス板2の周縁を研削ヘッド99の研削ホイール145により極座標研削加工させる。
【0111】
即ち、研削ポジション96には、2基の各研削ワークテーブル98A、98Bの位置において、ワーク座標系が設けられ、それぞれのワーク座標系の対応位置へ研削ヘッド99が交互して、X軸方向に沿って移動、停止し、それぞれのワーク座標系においてガラス板を角度制御回転させながら、Y軸移動してくるそれぞれの研削ワークテーブル98A,98Bと極座標動作を行う。
【0112】
尚、2基の研削ワークテーブル98A、98Bは、互いに独立して、角度制御回転を行い、Y軸移動を行う。
【0113】
研削ワークテーブル98Aは、上面にガラス板を吸着する複数の吸盤131、131、131とこれらの吸盤131、131、131を吸着支持させるテーブル台132とテーブル台132を回転自在に軸受保持し、テーブル台132をNC制御された角度制御回転を行わせる本体装置133Aとからなる。
【0114】
研削ワークテーブル98Aは本体装置133Aにおいて、Y軸移動手段134Aに載設されている。
【0115】
このY軸移動手段134Aは、基台91の上面にY軸方向に沿って並設された2本のガイドレール136、136と、これら2本のガイドレール136、136に移動自在に保持されたスライドンブロックへ架設したY軸移動台135Aと、このY軸移動台135Aにナットを介して連結され、かつ2本のガイドレール136、136の間に設けた送りネジ137と、この送りネジ137の一端に連結したY軸制御モータ138Aとよりなる。
【0116】
研削ワークテーブル98Aは、Y軸移動台135Aに載設され、Y軸制御モータ138Aの駆動によりY軸移動を行う。
【0117】
一方、研削ワークテーブル98Bは、上面にガラス板を吸着する複数の吸盤131、131、131とこれらの吸盤131、131、131を吸着支持させるテーブル台132とテーブル台132をを回転自在に軸受保持し、テーブル台132をNC制御された角度制御回転を行わせる本体装置133Bとからなる。
【0118】
研削ワークテーブル98Bは本体装置133においてY軸移動手段134Bに載設されている。
【0119】
このY軸移動手段134Bは、基台91の上面Y軸方向に沿って並設された2本のガイドレール136、136と、これら2本のガイドレール136、136に移動自在に保持されたスライドブロックへ架設したY軸移動台135と、このY軸移動台135Bにナットを介して連結され、かつ2本のガイドレール136、136の間に設けた送りネジ137と、この送りネジ137に連結したY軸制御モータ138Bとよりなる。
【0120】
研削ワークテーブル98Bは、Y軸移動台135に載設され、Y軸制御モータ138Bの駆動によりY軸移動を行う。
【0121】
研削ヘッド99は、X軸方向移動手段140を介して架台6に設けられている。
【0122】
X軸方向移動手段140は、2基の研削ワークテーブル98A、98Bに対応した位置ガイドレール141、141と、それぞれのガイドレール141、141に保持され移動自在のスライドブロックに一体固定したX軸方向移動台142と、このX軸方向移動台142にナット連結され、ガイドレール141、141の間に設けられた送りネジ143と、この送りネジ143の一端に連結されたX軸方向制御モータ144とよりなる。
【0123】
X軸制御モータ144の駆動によりX軸方向移動台140、延いては、研削ヘッド99は、研削ワークテーブル98A、98Bのそれぞれのワーク座標に対応した位置に交互して進行し、研削ワークテーブル98A又は98Bと極座標動作を行う。研削ヘッド99はブラケット147を介してX軸移動台142に取付けられている。
【0124】
ブラケット147の下端部にはスライド装置148を介してスピンドルモータ146が取付けられ、スピンドルモータ146の出力シャフトに研削ホイール145が取付けられている。
【0125】
尚、スライド装置148は、研削ホイール146のY軸方向の位置を調節する装置である。
【0126】
前記架台93の背面149には、ガラス板搬送装置100が、架台93の背面149に沿って、即ちX軸方向に沿って設けられている。
【0127】
ガラス板搬送装置93は、2基の搬送シャトル150A、150Bを備える。
【0128】
これら搬送シャトル150A、150Bは、架台93の背面に並設した2本のガイドレール152、152にスライドブロックを介して移動自在に保持されて往復直動を行う。
【0129】
ガイドレール152及び152は、スクライブ装置97のスクライブ及び折割ポジション95の上方から取出しコンベア101の上方に至って設けられている。更に、ガイドレール152及び152の間において、背面149にギアラック153が並設されている。
【0130】
搬送シャトル150A、150Bは、それぞれ、板ブラケット158を介してガイドレール152及び152のスライドブロックに取付けられている。それぞれの搬送シャフト150A、150Bは、板ブラケット158に走行サーボモータ154A、154Bが取付けられている。走行サーボモータ154A、154Bは、ギアラック153に向って取付けられ、出力軸にはピニオンギア155が取付けられ、そのピニオンギア155は、ラック153に噛み合わされている。
【0131】
2基の搬送シャトル150A、150Bのそれぞれの走行サーボモータ154A、154Bを独立してNC制御駆動することにより、2基の搬送シャトル150A、150Bをそれぞれ独立して必要距離のNC制御の往復走行を行わせる。
【0132】
それぞれの搬送シャトル150A、150Bには、1基のガラス板吸着昇降装置156を備える。ガラス板吸着昇降装置156は、下端において、ガラス板の吸着と吸着開放を行う複数個の吸盤151と、この吸盤151が取付され、この吸盤151を上下方向に昇降させる昇降装置157とを備える。そして、このガラス板吸着昇降装置156は、上下方向に沿った姿勢で、昇降装置157において板ブラケット158に取付けられている。
【0133】
上記のようになる本ガラス板加工装置90は、互いに独立して角度制御回転し、かつガラス板の搬送方向に直交したY軸移動を行う2基の研削ワークテーブル98A,98Bと、この2基の研削ワークテーブル98A,98Bの各々と交互して平面極座標系移動を行う1基の研削ヘッド99を備え、2基の研削ワークテーブル98A、98Bは、ガラス板2の搬送方向に平行して直列配設され、研削ヘッド99は原点に帰ることなく2基の研削ワークテーブル98A,98Bの各々に対応する位置に交互に位置し、研削ヘッド99が、一方の研削ワークテーブル98Aに対応する位置に位置するとき、この一方の研削ワークテーブル98Aは上面に吸着したガラス板2を角度制御回転しながらY軸移動して研削ヘッド99と極座標移動してガラス板の研削加工中他方の研削ワークテーブル98Bは、搬送シャトル150Cにより研削加工済みガラス板2の搬出と、搬送シャトル150Bにより新しいガラス板2の受け取りを行う。
【0134】
上記動作を交互に繰り返し、研削ヘッド99が連続して研削加工を続ける。
【符号の説明】
【0135】
1 ガラス板加工装置
2 ガラス板
3 基台
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9