(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
大韓民国登録特許第 10-0493329号には スナップリングを利用した パイプ連結装置が開示されている。
【0009】
このような、大韓民国登録特許第 10-0493329号はスナップリング(50)のような別途の固定手段を使っているが、パイプ連結装置にスナップリング(50)を装着するためには別途の工具が必要となり、その作業が難解で煩わしいため、作用工数が増加し、制作費用が増加する問題点があった。
【0010】
又、大韓民国登録特許第 10-0493329号に開示されたパイプ連結装置は、
図1で図示したように、パイプ連結口(110)の内柱面に傾斜面(112)を持つストッパー(111)を形成し、ジョーホルダー(120)の外柱面に引っ掛かり突起(122)を持つ安着ホーム(123)を形成後、ジョーホルダー(120)を パイプ連結口(110)に挿入し引っ掛かり突起(122)が傾斜面(112)伝いに移動しトッパー(111)が安着ホーム(123)に差し込まれるようにし、パイプ連結口(110)とジョーホルダー(120)が連結を結合するように構成される。
【0011】
このように大韓民国登録特許第 10-0493329号はパイプ連結口(110)の内柱面に傾斜面(112)を持つストッパー(111)を形成し、ジョーホルダー(120)の外柱面に引っ掛かり突起(122)を持つ安着ホーム(123)を備えなければならないため、複雑なパイプ連結口(110)とジョーホルダー(120)を制作するのに制作時間と制作費用が増加される問題点がある。
【0012】
又、水圧、振動、気温変化などによりパイプに大きい張力が作用する場合、パイプに作用する張力によりストッパー(111)、もしくは引っ掛かり突起(122)が破損されやすいし、破損によりパイプ連結口(110)とジョーホルダー(120)が結合解除されガス、上水道などが流出される可能性があり
気密維持の信頼性を期待するのが難しい問題点がある。
【0013】
従って、本発明が解決しようとする技術的課題は、くみたてが容易で、制作時間と制作費用を節減する事が出来、
気密維持の信頼性を確保出来るパイプ連結装置を提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の一側面によると、複数のパイプが挿入されるパイプ連結口;および前記パイプ連結口の内部に備えられ、前記パイプ連結口に挿入された前記パイプを把持するパイプ把持ユニットを含み、前記パイプ連結口は、前記パイプが挿入される開口部を具備した本体部;および前記本体部内柱面から前記本体部半径方向に拡管され段差が出来るように形成され、前記パイプ把持ユニットが収納される収納ホーム部を含むパイプ連結装置を提供する事が出来る。
【0015】
前記収納ホーム部の底面は、前記パイプ把持ユニットが安着されるように前記本体部内柱面から前記本体部半径方向に拡管されて形成され、前記収納ホーム部の一側壁は、前記パイプ把持ユニットの側部に密着されるように前記本体部の開口部側末端から前記本体部の中心方向へ切曲されて形成され、前記収納ホーム部の他側壁は、前記本体部内柱面から前記本体部半径方向に 段差が出来るように形成される。
【0016】
前記パイプ連結口は前記本体部内柱面から前記本体部半径方向に拡管され段差が出来るように形成され、前記パイプが前記本体部に挿入される場合に前記パイプの一端部が密着される引っ掛かり丘をさらに含み、前記収納ホーム部は前記引っ掛かり丘から連続的に前記本外部の半径方向に拡管され段差が出来るように形成される。
【0017】
前記パイプ把持ユニットは、前記収納ホーム部に挿入されるが、貫通挿入される前記パイプの外柱面を把持して前記パイプ連結口に固定するパイプ把持モジュール;および前記収納ホーム部に収納されるが、前記パイプ把持モジュールを弾力支持しシーリングを維持するシーリングモジュールを含められる。
【0018】
前記パイプ把持モジュールは、前記収納ホーム部に収納された中空
形状のケーシング部;および前記パイプが貫通挿入されるように前記ケーシング部の内部にそなえられ、前記パイプの外柱面に接続され前記パイプを固定するパイプ把持部を含み、前記パイプ把持部は、前記パイプの外柱面に引っ掛かれる複数の楔を具備して前記パイプ連結口に前記パイプを固定するフーク;および前記パイプが貫通挿入されるように前記ケーシング部の内部に備えられ、前記フークが挿入され安着するフーク安着ホールが外柱面に複数形成されたフークホルダー部を含められる。
【0019】
前記ケーシング部の内柱面には、前記パイプが挿入される方向への水平部と、前記水平部から連続的に前記本体部の半径方向へ下向傾斜された傾斜部が形成され、前記パイプが前記フークホルダー部に貫通挿入される場合、前記フークが前記パイプの外注面に引っ掛かれ前記フークホルダー部と一緒に前記水平部と傾斜部の間で往復運動出来る。
【0020】
前記パイプ把持モジュールは、前記フークホルダー部の一側に備えられ、前記フークホルダー部を弾力支持する弾性部材をさらに含み、前記パイプが前記フークホルダー部に挿入される場合、前記弾性部材が圧縮され、前記フークが前記水平部から前記傾斜部伝いに移動され、前記パイプが前記フークホルダー部に挿入完了した場合には前記弾性部材が膨張され前記フークが前記傾斜部から前記水平部まで移動される事が出来る。
【0021】
前記フークが前記水平部から前記傾斜部伝いに移動された場合、前記複数の楔の末端を連結した仮想線が水平になるように配置し、前記フークが前記水平部から前記傾斜部伝いに移動された場合、前記複数の楔の末端を連結した仮想線が前記本体部の中心方向へ下向傾斜されるように配置する事が出来る。
【0022】
前記パイプ把持モジュールは、前記ケーシング部の一側に備えられ、前記弾性部材を支持する弾性部材支持部をさらに含み、前記弾性部材は、一端部が前記弾性部材支持部に連結され、他末端が前記フークホルダー部に連結され、前記フークホルダー部を弾力支持出来る。
【0023】
前記弾性部材は、前記パイプが貫通挿入されるコイルススプリング、又はウエーブスプリングである可能性がある。
【0024】
前記シーリングモジュールは、前記パイプが貫通挿入され、前記パイプ把持モジュールに接続され前記パイプ把持モジュールを弾力支持し、シーリングを維持するシーリング部材を含められる。
【0025】
前記シーリング部材は、前記パイプが貫通挿入される弾性材質のオーリングである可能性がある。
【0026】
前記シーリングモジュールは、前記パイプが貫通挿入され、一側が前記収納ホーム部の一側壁に接続され、他側が前記シーリング部材に接続され、前記シーリング部材を支持するシーリング部材支持部がさらに含められる。
【0027】
前記シーリングモジュールは、前記パイプが貫通挿入され、前記パイプ把持モジュールを弾力支持し、シーリングを維持するよう前記パイプ把持モジュールの両側にそれぞれ配置する事が出来る。
【発明の効果】
【0028】
本発明の実施例は、パイプ連結口の本体部内柱面にパイプ把持ユニットを収納する収納ホーム部を備え、パイプ連結口とパイプ把持ユニットの組み立てが容易にでき、作業工数を節減する事が出来て、またパイプ連結口とパイプ把持ユニットを結合する事にて、別途の固定手段を使わなくても良いので、制作時間と制作費用を節減する事が出来、そしてパイプ連結口とパイプ把持ユニットの結合を丈夫にする事が出来て、
気密維持の信頼性を確保出来る。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本発明と本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分理解するためには本発明の望ましい実施例を例示する添付図面及び添付図面に記載された内容を参照しなければならない。
【0031】
以下、添付された図面を参照し、本
発明の望ましい実施例を説明して、本発明を詳細に説明する。ぞれぞれの図面に提示された同一な参照部号は同一な部材を示す。
図2は本発明の一実施例によるパイプ連結装置を表す斜見図、
図3は本発明の一実施例によるパイプ連結装置を表す分解斜見図、
図4は本発明の一実施例によるパイプ連結装置を表す断面図、
図5及び
図6は本発明の一実施例によりパイプ把持モジュールの動作を表す動作状態図、
図7及び
図8は本発明の一実施例によるシーリングモジュールの動作を表す動作状態図である。
【0032】
図2乃至
図8を参照すると、本発明の一実施例によるパイプ連結装置(200)は、複数のパイプ(P)が挿入されるパイプ連結口(210)と、パイプ連結口(210)の内部に備えられ、パイプ連結口(210)に挿入されたパイプ(P)を把持するパイプ把持ユニット(220)を含む。
【0033】
本実施例によるパイプ連結装置(200)は、複数のパイプ(P)をパイプ連結口(210)に挿入し、パイプ連結口(210)の内部に備えられたパイプ把持ユニット(220)を利用してパイプ連結口(210)に挿入されたパイプ(P)を把持
する事で複数のパイプ(P)を相互連通できるように連結する事である。
【0034】
図2乃至
図4を参照すると, 本実施例でパイプ連結口(210)は軸力を提供し、振動を低減させるように金属や合成樹脂材質で製造される。
【0035】
そして、パイプ連結口(210)は中空
形状で形成され、直線形、エルボー形、T字形、十字形など多様な形で使われている。
【0036】
パイプ連結口(210)は、パイプ(P)が挿入される開口部(212)を具備した本体部(211)と、本体部(211)の内柱面から本体部(211)の半径方向に拡管され段差が出来るように形成され、パイプ(P)が本体部(211)に挿入される時にパイプ(P)の一端部が密着される引っ掛かり丘(213)と、本体部(211)の 内柱面から本体部(211)の半径方向に拡管され段差が出来るように形成され、 パイプ把持ユニット(220)が収納される収納ホーム部(215)を含む。
【0037】
本実施例によるパイプ連結装置(200)は、パイプ連結口(210)に備えられた収納ホーム部にパイプ把持ユニットを収納する事によって、パイプ連結口(210)とパイプ把持ユニット(220)の組み立てが容易にでき、組み合わせによる作業工数を節減する事が出来る。
【0038】
そして、スナップリングなその別途の固定手段を使用しなくてもパイプ連結口(210)と把持ユニット(220)を容易に組み合わせ及び結合出来て、把持ユニット(220)の制作時間と制作費用を節減する事が出来る。
【0039】
本体部(211)は金属又は合成樹脂材質で製造し、中空
形状で形成され、直線形、エルボー形、T字形、十字形など多様な形で制作される。
【0040】
そして、本体部(211)の内柱面には挿入されたパイプ(P)の一端部が密着される引っ掛かり丘(213)が形成される。本体部(211)に挿入されたパイプ(P)は引っ掛かり丘(213)に密着し、パイプ(P)は引っ掛かり丘(213)によってその移動範囲が限られる。
【0041】
ここで、引っ掛かり丘(213)は本体部(211)の中心部から本体部(211)の半径方向に拡管され段差が出来るように形成される。そして引っ掛かり丘(213)はパイプ(P)の外径と同一な大きさに拡管される。
【0042】
そして、本体部(211)の内柱面にはパイプ把持ユニット(220)が収納される空間である収納ホーム部(215)が形成される。
【0043】
収納ホーム部(215)は引っ掛かり丘(213)から連続的に本体部(211)の半径方向に拡管され段差が出来るように形成される。すなわち、本体部(211)の中心部から開口部(212)側末端部方向まで引っ掛かり丘(213)と収納ホーム部(215)が順次に連続され形成される。
【0044】
収納ホーム部(215)の底面(216)はパイプ把持ユニット(220)が安着するように本体部(211)の内柱面から本体部(211)の半径方向に拡管されて形成される。そして、収納ホーム部(215)の底面(216)の長さはパイプ把持ユニット(220)を収容出来る長さを持つ事にする。
【0045】
そして、収納ホーム部(215)の一側壁(217)はパイプ把持ユニット(220)の側部に密着するように本体部(211)の開口部(212)側末端部から本体部(211)の中心方向へ切曲されて形成される。
【0046】
ここで、収納ホーム部(215)の一側壁(217)はパイプ把持ユニット(220)を収納ホーム部(215)の底面(216)に安着させた後、パイプ把持ユニット(220)の側部を加圧するように本体部(211)の開口部(212)側末端部を本体部(211)の中心方向へ切曲されて形成される。
【0047】
そして、収納ホーム部(215)の他側壁(218)は本体部(211)の内柱面から本体部(211)の半径方向に 段差が出来るように形成される。すなわち、引っ掛かり丘(213)から連続的に段差が出来た壁部が収納ホーム部(215)の他側壁(218)にあたる。
【0048】
このように、パイプ連結口(210)の本体部(211)を本体部(211)の半径方向に拡管してパイプ把持ユニット(220)を安着させた後、本体部(211)の開口部(212)側末端部を本体部(211)の中心方向へ切曲させてパイプ把持ユニット(220)が挿入出来る収納ホーム部(215)を形成して、パイプ連結口(210)とパイプ把持ユニット(220)を簡単に組み合わす事が出来て、組み合わせによる作業工数及び制作費用を節減する事が出来る。
【0049】
一方、本実施例によるパイプ把持ユニット(220)はパイプ連結口(210)
に挿入されるパイプ(P)を把持する役割をする。
【0050】
図2及び
図4を参照すると、パイプ把持ユニット(220)は、収納ホーム部(215)に収納され、貫通挿入されるパ
イプ(P)の外柱面を把持しパイプ連結口(210)に固定するパイプ把持モジュール(230)と、収納ホーム部(215)に収納されながらパイプ把持モジュール(230)を弾力支持し、シーリングを維持するシーリングモジュール(281、285)を含む。
【0051】
本実施例でパイプ把持ユニット(220)は一つの単位体として制作されて収納ホーム部(215)に挿入及び収容出来るが、これに限られず、パイプ把持ユニット(220)を構成するそれぞれの構成要素を順次に収納ホーム部(215)に挿入及び収容出来る。
【0052】
本実施例でパイプ把持モジュール(230)は、パイプ連結口(210)に挿入されたパイプ(P)の外柱面を直接把持し、挿入されたパイプ(P)をパイプ連結口に固定する役割を担当する。
【0053】
パイプ把持モジュール(230)は収納ホーム部(215)に挿入された中空
形状のケーシング部(240)と、パイプ(P)が貫通挿入されるようにケーシング部(240)の内部に備えられ、パイプ(P)の外柱面に接続してパイプ(P)を固定するパイプ把持部(250)と、パイプ把持部(250)の一側に備えられパイプ把持部(250)を弾力支持する弾性部材(260)と、ケーシング部(240)の一側に備えられ弾性部材(260)を支持する弾性部材支持部(270)を含む。
【0054】
ケーシング部(240)は、収納ホーム部(215)
に収容及び収納されパイプ把持部(250)を支持する役割を担当する。
【0055】
ケーシング部(240)は金属又は合成樹脂で製造され、パイプ把持部(250)が内部に挿入出来るように中空
形状で形成され、内部に挿入されたパイプ把持部(250)の外柱面を支持する。
【0056】
そして、パイプ把持部(250)は、パイプ連結口(210)に挿入されたパイプ(P)の外柱面に接続し、パイプ連結口(210)にパイプ(P)を固定する役割を担当する。
【0057】
パイプ把持部(250)はパイプ(P)の外柱面に引っ掛かれる複数の楔(257)を具備し、パイプ連結口(210)にパイプ(P)を固定するフーク(hook, 255)と、パイプ(P)が貫通挿入されるようにケーシング部(240)の内部に備えられ、フーク(255)が挿入されて安着するフーク安着ホール(252)が外柱面に複数形成されたフークホルダー部(251)を含む。
【0058】
フーク(255)は金属材質で製造されて、水平して形成されたプレート形状のボデイー(256)と、ボデイー(256)の一面に形成されてパイプ(P)が挿入される方向へ傾斜して配置された複数の楔(257)を含む。
【0059】
ここで複数の楔(257)は複数の楔(257)の末端を連結した仮想線が傾斜した傾きを持つように、すなわちパイプ連結口(210)の中心部に引接して配置された楔(257)の高さが漸次高まるように形成される。
【0060】
本実施例でフーク(255)はフークホルダー部(251)の外柱面に所定間隔隔離されて複数は位置される。すなわち、複数のフーク(255)がパイプ(P)の外柱面伝いに等間隔で配置されて、それぞれのフーク(255)に備えられた複数の楔(257)がパイプ(P)の外柱面に引っ掛かれてパイプ(P)がパイプ連結口(210)から逸脱する事を防止する。
【0061】
前述した複数のフーク(255)はフークホルダー部(251)に安着し、フークホルダー部(251)は金属又は合成樹脂で製造され、ケーシング部(240)の内部に備えられてフーク(255)を支持する役割を担当する。
【0062】
フークホルダー部(251)の外柱面にはフーク(255)が挿入されて安着するようにフーク安着ホール(252)が備えられる。
【0063】
フークホルダー部(251)とフーク(255)の結合に説明すると、複数の楔(257)はパイプ(P)の外柱面に接するようにフーク安着ホール(252)に挿入されて、ボデイー(256)の両端部はフーク安着ホール(252)に引っ掛かれるように配置される。そして、ボデイー(256)はケーシング部(240)の内柱面に接して、フークホルダー部(251)に挿入されたパイプ(P)の移動に従って一緒に移動される。
【0064】
かつ、ケーシング部(240)の内柱面にはパイプ(P)が挿入される方向へ水平部(241)と、水平部(241)から連続的に本体部(211)の半径方向へ下向傾斜した傾斜部(243)が形成される。
【0065】
従って、パイプ(P)がフークホルダー部(251)に貫通挿入される場合、複数の楔(257)がパイプ(P)の外柱面に引っ掛かれるので、パイプ(P)の移動方向によってフーク(255)のボデイー(256)がケーシング部(24)の内柱面に形成された水平部(241)及び傾斜部(243)に接して往復運動する事になる。
【0066】
かつ、本実地例ではフーク(255)とフークホルダー部(251)
が往復運動出来るように、フークホルダー部(251)を弾力支持する弾性部材(260)が備えられる。
【0067】
本実施例での弾性部材(260)は、パイプ(P)が貫通挿入されるコイルスポリング又はウェーブスプリングなどが望ましい。
【0068】
弾性部材(260)は、フークホルダー部(251)の一側、特にパイプ(P)がフークホルダー部(251)に挿入されてパイプ(P)が挿入される方向に移動する場合、フークホルダー部(251)が弾性部材(260)を圧縮して、フーク(255)のボデイー(256)がケーシング部(240)の内柱面に密着した状態で水平部(241)で傾斜部(243)伝いに移動される。
【0069】
又、
図6で図示したように、パイプ(P)がフークホルダー部(251)に挿入完了した場合(例えば、パイプ(P)の一端部が引っ掛かり丘(213)に引っ掛かれる場合)に弾性部材(260)が膨張されてフークホルダー部(251)をパイプ(P)の挿入方向と反対方向へ移動させ、フーク(255)のボデイー(256)がケーシング部(240)の内柱面に密着した状態で傾斜部(243)から水平部(241)へ
移動される。
【0070】
前記のように、パイプ(P)に挿入によりフークホルダー部(251)及びフーク(255)の往復運動は、フーク(255)がパイプ(P)の外柱面に引っ掛かれて一緒に移動するからだ。
【0071】
そして、
図5で図示したように、パイプ(P)がフークホルダー部(251)に挿入される場合、パイプ(P)に外柱面に引っ掛かれた複数の楔(257)の末端を連結した仮想線が水平になるように配置される。これはパイプ(P)の挿入が円滑に進行されるようにするためだ。
【0072】
又、
図6で図示したように、パイプ(P)の挿入が完了された場合、弾性部材(260)によってパイプ(P)の外柱面に引っ掛かれたフーク(255)が傾斜部(243)から水平部伝いに移動される事により、複数の楔(257)の末端を連結した仮想線が本体部(211)の中心方向へ下向傾斜して配置される。これは複数の楔(257)の配置を変えるためにケーシング部(240)の内柱面に水平部(241)と傾斜部(243)が形成される。
【0073】
かつ、弾性部材支持部(270)は、ケーシング部(240)の一側に備えられて弾性部材(260)を支持する役割を担当する。
【0074】
弾性部材支持部(270)は、ケーシング部(240)の一側、特にパイプ(P)の挿入方向に対向して備えられる。又、弾性部材支持部(270)はケーシング部(240)とシーリングモジュール(285)の間に備えられる。
【0075】
従って、弾性部材(260)の一端部は弾性部材支持部(270)につながり、他段部はフークホルダー部(251)につながって、弾性部材(260)がフークホルダー部を弾力支持するようにする。
【0076】
かつ、弾性部材支持部(270)はケーシング部(240)の一側に密着し、パイプ(P)が挿入されてフークホルダー部(251)が水平方向へ移動するとき、フークホルダー部(251)が弾性部材支持部(270)に密着するように配置する。従って、弾性部材支持部(270)はフークホルダー部(251)の水平方向移動を限る役割も担当する。
【0077】
かつ、本実施例でシーリングモジュール(281、285)は、収納ホーム部に収納されたパイプ把持モジュール(230)を弾力支持し、パイプ連結口(210)を通じてガス、上水道などが流出する事を防止する役割を担当する。
【0078】
図4を参照すると、シーリングモジュール(281、285)は、パイプ(P)が貫通挿入され、パイプ把持モジュール(230)に接続してパイプ把持モジュール(230)を弾力支持してシーリングを維持するシーリング部材(282、286)と、パイプ(P)が貫通挿入されるが一側が収納ホーム部の一側壁(217、218)に接続して他側
がシーリング部材(282、286)に接続してシーリング部材(282、286)を支持するシーリング部材支持部(283、287)を含む。
【0079】
シーリング部材(282、286)はパイプ(P)が貫通挿入出来る
形状で形成され、パイプ把持モジュール(230)を弾力支持出来るように合成樹脂はゴムなど弾性材質のオーリングで構成される。
【0080】
シーリング部材(282、286)はパイプ連結口(210)のシーリングを維持し、パイプ把持モジュール(230)に弾性を提供する。
【0081】
そして、シーリング部材支持部(283、287)は金属及び合成樹脂材質で製造され、パイプ(P)が貫通挿入されるような形象で形成される。
【0082】
シーリング部材支持部(283、287)はシーリング部材(282、286)が収納ホーム部(215)から
離脱する事を防止し、パイプ連結口(210)のシーリングを強化するよう収納ホーム部(215)の一側壁(217、218)に配置される。
【0083】
図4で図示したように、本実施例でシーリングモジュール(281、285)はパイプ把持モジュール(230)の両側にそれぞれ配置される。すなわち、収納ホーム部(215)の両側壁(217、218)にそれぞれ密着するようにシーリングモジュール(281、285)が配置され、二つのシーリングモジュール(281、285)の間にパイプ把持モジュール(230)を配置する。
【0084】
図4のように、シーリングモジュール(281、285)はパイプ連結口(210)の開口部(212)側に引接した第一シーリングモジュール(281)と、パイプ連結口(210)の中心部側に引接した第二シーリングモジュール(285)で構成する事が出来る。
【0085】
このとき、第一シーリングモジュール(281)は、シーリング部材支持部(283)が収納ホーム部(215)の一側壁(217)に密着するように配置され、シーリング部材(282)がケーシング部(240)とシーリング部材支持部(283)の間に密着するように配置される。
【0086】
そして、第二シーリングモジュール(285)は、シーリング部材支持部(287)
が収納ホーム部(215)の他側壁(218)に密着するように配置され、シーリング部材(286)が弾性部材支持部(270)とシーリング部材支持部(287)の間に密着するように配置される。
【0087】
前記のように、シーリン
グモジュール(281、285)をパイプ把持モジュール(230)の両側にそれぞれ配置する時にシーリン
グモジュール(281、285)の作用を見てみると次のようになる。
【0088】
図7で図示したように、水圧、振動などによってパイプ(P)に張力が作用しパイプ(P)がパイプ連結口(210)の外側へ移動するときに、パイプ(P)と結合したパイプ把持モジュール(230)も一緒に移動されてケーシング部(240)が第一シーリンングモジュール(281)のシーリング部材(282)を圧着する。このとき、第一シーリングモジュール(281)のシーリング部材(282)は張力に抵抗し、パイプ(P)の移動による衝撃を吸収してパイプ連結口(210)の
気密維持の信頼性を確保する事が出来る。
【0089】
反対に、
図8で図示したように、水圧、振動などによってパイプ連結口(210)の外側へ移動したパイプ(P)が温度変化などによって膨張してパイプ連結口(210)の中心部方向へ移動する場合に、パイプ(P)と結合したパイプ把持モジュール(230)も一緒に移動されて弾性部材支持部(270)が第二シーリングモジュール(285)のシーリング部材(286)を圧着する。このときに、第二シーリングモジュール(285)のシーリング部材(286)は膨張に抵抗し、パイプ(P)の移動による衝撃を吸収してパイプ連結口(210)の
気密維持の信頼性を確保する事が出来る。
【0090】
前記のように構成される本発明の一実施例によるパイプ連結装置(200)の動作を説明すると次のようになる。
【0091】
まず、
図4で図示したように、パイプ連結装置(200)はパイプ連結口(210)に備えられた収納ホーム部(215)にパイプ把持ユニット(220)を収納して構成し、パイプ連結口(210)挿入されたパイプ(P)はパイプ把持ユニット(220)によって把持され、パイプ連結口(210)に固定結合される。
【0092】
前記のように、パイプ連結口(210)に備えられた収納ホーム部(215)にパイプ把持ユニット(220)を収納してパイプ(P)とパイプ把持ユニット(220)を容易に組み合わせられるので作業工数を節減出来て、パイプ連結口(210)とパイプ把持ユニット(220)の結合を丈夫にする事が出来るので、気密維持の信頼性を確保出来る。
【0093】
次に、パイプ把持ユニット(220)によるパイプ(P)の把持動作を説明すると次のようになる。
【0094】
図5で図示したように、パイプ(P)をパイプ連結口(210)の開口部(212)側から挿入する場合、パイプ(P)は順次に第一シーリングモジュール(281)及びフークホルダー部(251)に挿入される。
【0095】
このとき、フークホルダー部(251)の外柱面に配置された複数のフーク(255)にそれぞれ備えられた複数の楔(257)がパイプ(P)の外柱面に引っ掛かれて圧入され、フークホルダー部(251)と一緒にフーク(255)がケーシング部(240)の内柱面に備えられた水平部(241)から傾斜部(243)伝いに移動される。
【0096】
そして、フークホルダー部(251)は弾性部材(260)を圧縮し、フーク(255)がケーシング部(240)の内柱面に備えられた水平部(241)から傾斜部(243)伝いに移動される事によって複数の楔(257)末端を連結した仮想線が水平するように配置される。
【0097】
そして、挿入されたパイプ(P)はその末端がパイプ連結口(210)の引っ掛かり丘(213)に引っ掛かれてその移動が限られる。
【0098】
そして、
図6で図示したように、パイプ(P)の挿入が完了した場合弾性部材(260)が膨張しフークホルダー部(251)をパイプ(P)の挿入方向の反対方向で移動させる。このとき、フークホルダー部(251)と一緒にフーク(255)
がケーシング部(240)の内柱面に備えられた傾斜部(243)から水平部(241)伝いに移動される。
【0099】
フーク(255)がケーシング部(240)の内柱面に備えられた傾斜部(243)から水平部(241)伝いに移動する事により、複数の楔(257)の末端を連結した仮想線が本体部(211)の中心方面に下向傾斜して配置される。従って、複数の楔(257)はパイプ(P)の外柱面にさらに圧入される。
【0100】
前記のようにパイプ把持ユニット(220)を利用してパイプ(P)をパイプ連結口(210)に丈夫に固定出来る。
【0101】
このように本発明は記載された実施例に限られるのではなく、本発明の思想及び範囲から外れない限り多様に修正、変更出来ることは、この技術の分野で通常の知識を持った人には自明である。従ってそのような修正例又は変更例は本発明の特許請求範囲に属するものである。