特許第6643908号(P6643908)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6643908
(24)【登録日】2020年1月9日
(45)【発行日】2020年2月12日
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21V 17/16 20060101AFI20200130BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20200130BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20200130BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20200130BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20200130BHJP
【FI】
   F21V17/16 300
   F21S2/00 230
   F21V23/00 115
   F21V23/00 160
   F21Y115:10
   F21Y115:15
【請求項の数】8
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2016-11817(P2016-11817)
(22)【出願日】2016年1月25日
(65)【公開番号】特開2017-134917(P2017-134917A)
(43)【公開日】2017年8月3日
【審査請求日】2018年10月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099461
【弁理士】
【氏名又は名称】溝井 章司
(72)【発明者】
【氏名】谷口 諭史
【審査官】 安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−111539(JP,A)
【文献】 特開2016−004716(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 17/16
F21S 2/00
F21V 23/00
F21Y 115/10
F21Y 115/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具本体と、
光を照射する光源部と、前記光源部を片面で保持する保持部と、前記保持部に取り付けられ、前記光源部を覆うカバー部とを有し、前記器具本体に着脱自在に取り付けられ、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状の光源ユニットと、
前記カバー部に形成された発光面に対向する第1対向部と、前記保持部の前記光源部を保持する面とは別の片面である保持部背面に対向する第2対向部とを有し、前記光源ユニットに取り付けられ、前記第1対向部と前記第2対向部とで前記光源ユニットを挟み込むセンサユニットと
を備える照明器具。
【請求項2】
前記センサユニットは、前記光源ユニットの長さ方向の一端面に対向し、前記第1対向部と前記第2対向部とをつなぐ第3対向部を有する請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記センサユニットは、前記光源ユニットの幅方向の一端面に対向し、前記第1対向部と前記第2対向部とをつなぐ第3対向部を有する請求項1に記載の照明器具。
【請求項4】
前記光源ユニットは、前記保持部背面に設置された電源装置を有し、
前記第1対向部と前記第2対向部と前記第3対向部との内側には、互いに通じる空間が形成され、
前記センサユニットは、前記第1対向部に固定され、少なくとも一部が露出しているセンサと、前記空間に収納され、前記電源装置と前記センサとを接続している電子部品とを有する請求項2又は3に記載の照明器具。
【請求項5】
前記センサユニットは、前記電子部品として、前記第3対向部に収納された基板と、前記第2対向部の内側を通り、前記電源装置と前記基板とを接続している電線とを有する請求項4に記載の照明器具。
【請求項6】
前記センサユニットは、前記電子部品として、前記第1対向部に収納された基板と、前記第2対向部と前記第3対向部との内側を通り、前記電源装置と前記基板とを接続している電線とを有する請求項4に記載の照明器具。
【請求項7】
前記器具本体には、前記第2対向部及び前記第3対向部のそれぞれの一部が嵌められた切欠部が設けられている請求項2から6のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項8】
前記光源ユニットは、前記保持部背面の端縁に設置された壁部を有し、
前記センサユニットは、前記第2対向部に形成され、前記壁部に引っ掛けられた引掛部を有する請求項1から7のいずれか1項に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、長尺状の光源ユニットに、光源と電源装置とを備え、この光源ユニットが着脱自在に器具本体に取り付けられるとともに、機能部品が予め器具本体に取り付けられた照明器具がある(例えば、特許文献1参照)。保持部材に保持された機能部品を後付けで光源ユニットに追加できる照明器具もある(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−170732号公報
【特許文献2】特開2015−95434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の照明器具において、人感センサを機能部品として導入する場合、専用の器具本体と光源ユニットとを組み合わせて使用する必要がある。そのため、既設の照明器具との互換性がなく、また、専用の部品や加工が必要となるため、設備の導入や照明器具の製作にかかる費用が増大する。
【0005】
特に、人感センサを予め器具本体に取り付ける場合は、既存の照明器具よりも組み立てに要する工程が多くなる。そこで、施工時に人感センサを組み込むことが考えられるが、その場合は、高所での作業を増やすことになり、取付性が悪化したり、危険性が増大したりする。
【0006】
特許文献2に記載の照明器具では、機能部品を保持する保持部材が光源ユニットのカバーの端部である延出部に引っ掛けられており、カバーの延出部には常に機能部品の負荷がかかっている。そのため、樹脂製のカバーの延出部が変形したり、破損したりするおそれがある。カバーの延出部が変形又は破損した場合、機能部品が落下するおそれがある。
【0007】
本発明は、照明器具のセンサユニットの取付性、及び、センサユニットの取付時の安定性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る照明器具は、
器具本体と、
光を照射する光源部と、前記光源部を片面で保持する保持部と、前記保持部に取り付けられ、前記光源部を覆うカバー部とを有し、前記器具本体に着脱自在に取り付けられ、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状の光源ユニットと、
前記カバー部に形成された発光面に対向する第1対向部と、前記保持部の前記光源部を保持する面とは別の片面である保持部背面に対向する第2対向部とを有し、前記光源ユニットに取り付けられ、前記第1対向部と前記第2対向部とで前記光源ユニットを挟み込むセンサユニットとを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、センサユニットが、光源ユニットの発光面に対向する第1対向部と、光源ユニットの保持部背面に対向する第2対向部とを有し、第1対向部と第2対向部とで光源ユニットを挟み込むように光源ユニットに取り付けられるため、センサユニットの取付性、及び、センサユニットの取付時の安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態1に係る照明器具の斜視図。
図2】実施の形態1に係る照明器具の分解斜視図。
図3】実施の形態1に係る光源ユニットの斜視図。
図4】実施の形態1に係る光源ユニット及びセンサユニットの断面図。
図5】実施の形態1の変形例に係る光源ユニット及びセンサユニットの断面図。
図6】実施の形態1の変形例に係る光源ユニット及びセンサユニットの断面図及びA矢視図。
図7】実施の形態2に係る照明器具の斜視図。
図8】実施の形態2に係る照明器具の分解斜視図。
図9】実施の形態2に係る光源ユニット及びセンサユニットの断面図。
図10】実施の形態2の変形例に係る光源ユニット及びセンサユニットの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一又は相当する部分については、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった配置や向き等は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置や向き等を限定するものではない。装置、器具、部品等の構成について、その材質、形状、大きさ等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
【0012】
実施の形態1.
本実施の形態に係る器具の構成、本実施の形態の効果を順番に説明する。
【0013】
***構成の説明***
図1及び図2を参照して、本実施の形態に係る器具である照明器具11の構成を説明する。
【0014】
図1は、照明器具11を斜め下方から見た図である。図2は、図1の照明器具11を分解した図である。なお、本実施の形態の説明において、「上方」、「下方」、「側方」、「前方」、「後方」、「斜め上方」、「斜め下方」といった方向は、照明器具11が天井に取り付けられる場合の方向を示している。照明器具11は、壁等、天井以外の被取付部に取り付けられてもよい。
【0015】
照明器具11は、器具本体12と、光源ユニット13と、センサユニット14とを備える。
【0016】
器具本体12は、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状になっている。
【0017】
光源ユニット13は、器具本体12に着脱自在に取り付けられる。光源ユニット13は、幅寸法よりも長さ寸法が大きい長尺状になっている。
【0018】
センサユニット14は、光源ユニット13に取り付けられる。センサユニット14は、光源ユニット13に着脱自在に取り付けられることが望ましい。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、センサユニット14の一部は、光源ユニット13の側方に配置されている。具体的には、センサユニット14の一部は、光源ユニット13の高さ方向Zに沿って延び、光源ユニット13の長さ方向Yにおける一方の端部の面、即ち、光源ユニット13の長さ方向Yの一端面15に近接又は接触するように配置されている。
【0019】
図3を参照して、光源ユニット13の構成を説明する。
【0020】
図3は、光源ユニット13を斜め上方から見た図である。
【0021】
光源ユニット13は、図示していない光源部と、保持部31と、カバー部32と、光源蓋部33と、連結部34と、電源装置35とを有する。
【0022】
光源部は、光を照射する。本実施の形態において、光源部は、複数のLEDと、これら複数のLEDが実装された基板とからなる。基板は、光源ユニット13が器具本体12に装着された状態で長尺方向が器具本体12の長尺方向とほぼ一致するように長尺状に形成されている。LEDは、基板の長尺方向に沿って直線状に並ぶように基板に配置されている。LEDとしては、440ナノメートルから480ナノメートル程度の波長の青色光を発するLEDチップ上に青色光を黄色光に波長変換する蛍光体を配してパッケージ化した擬似白色LED等が使用される。なお、LEDに代えて、有機EL、レーザダイオード等、他の種類の固体発光素子が用いられてもよい。固体発光素子の数は、複数に限らず、1つであってもよい。
【0023】
保持部31は、光源部を片面である、図示してない光源設置面で保持し、電源装置35を別の片面である保持部背面16で保持している。本実施の形態において、保持部31は、長手状である。保持部31は、光源部が取り付けられる矩形板状の底壁部36と、底壁部36の長手方向の両側辺から垂直に突出した側壁部37とからなる。即ち、保持部31は、片面が光源設置面であり、別の片面が保持部背面16である底壁部36と、この別の片面の両側から立ち上がる側壁部37とを有する。底壁部36の光源部が取り付けられる面である光源設置面の反対側の保持部背面16には、電源装置35だけでなく、連結部34も配置されている。
【0024】
カバー部32は、保持部31の光源設置面がある側に取り付けられ、光源部を覆っている。カバー部32は、光源部から照射される光を、外側に露出している発光面17から出射する。本実施の形態において、カバー部32は、長手状である。カバー部32は、光源部の光軸方向に配置されて光源部から遠ざかる方向に張り出す第1湾曲部38と、第1湾曲部38の両側に形成されて光源部に近づく方向に凹む第2湾曲部39とを有する。第1湾曲部38は、断面が円弧状に形成されている。第1湾曲部38は、光源部から照射される光を拡散させることで配光を制御する。第2湾曲部39は、光源ユニット13の着脱時に作業者によってつまんで保持される。カバー部32は、さらに、断面がコ字状であり、第2湾曲部39の端部に形成され、保持部31を側壁部37側より挟み込むように保持部31に固定される接続部40を有する。カバー部32は、押出成形が可能な樹脂材料で形成されている。樹脂材料としては、ポリカーボネート(PC)等が使用される。カバー部32には、光の波長変換の機能が付加されていてもよい。
【0025】
光源蓋部33は、保持部31及びカバー部32の長手方向の両端部に形成される開口を塞いでいる。
【0026】
連結部34は、光源ユニット13を器具本体12に固定するための金具である。連結部34には、穴が開けられている。連結部34は、保持部31の底壁部36の2箇所にネジで固定されている。
【0027】
電源装置35は、光源部に電力を供給する。これにより、電源装置35は、光源部を点灯させる。具体的には、電源装置35は、器具本体12を介して入力される商用電源からの交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を光源部に供給することで、光源部を点灯させる。図示していないが、電源装置35は、交流電力を直流電力に変換する点灯回路部を有する。点灯回路部は、電源装置35の箱形状のケースに収容されている。
【0028】
図2を参照して、器具本体12の構成を説明する。
【0029】
器具本体12は、内側壁21と、外側壁22と、底壁23と、蓋部24とを有する。
【0030】
内側壁21及び外側壁22は、器具本体12の長手方向に延びるように1対ずつ設けられている。対になる内側壁21と底壁23とに囲まれた空間は、電源装置35を収納するための空間になっている。外側壁22は、光源ユニット13が器具本体12に装着された状態で保持部31の保持部背面16に対して斜めに延びるように形成されている。
【0031】
底壁23は、器具本体12の長手方向に延びるように設けられている。底壁23には、バネ部25と端子台26とが取り付けられている。底壁23は、被取付部に当たるように被取付部に固定される。底壁23には、商用電源に接続された電線を引き込むための引込孔28と、ボルト等の固定具により器具本体12を被取付部へ固定するための固定孔27とが設けられている。
【0032】
蓋部24は、器具本体12の短手方向に延びるように、器具本体12の長手方向の両端に設けられている。蓋部24には、センサユニット14との干渉を避けるための切欠部29が設けられている。蓋部24の切欠部29を除いた部分は、内側壁21、外側壁22及び底壁23の長手方向の両端部に形成される開口を塞いでいる。
【0033】
端子台26は、引込孔28から引き込まれる電線と接続し、商用電源から供給される電力を電源装置35に供給する。そのために、端子台26は、給電用の電線を介して電源装置35に接続される。
【0034】
バネ部25は、底壁23において、器具本体12の長手方向の両端付近に1つずつ配置されている。バネ部25は、先端部分が折れ曲がっており、中間部分が湾曲している。底壁23におけるバネ部25の設置箇所は、保持部31の底壁部36における連結部34の設置箇所と対応している。
【0035】
ここで、光源ユニット13の器具本体12への装着方法を説明する。
【0036】
まず、器具本体12のバネ部25の先端部分が、光源ユニット13の連結部34の穴に引っ掛けられる。
【0037】
次に、光源ユニット13が器具本体12側へ押し込まれることで、光源ユニット13の一部が器具本体12の内側壁21の間に形成された空間内に挿入される。このとき、バネ部25の中間部分が連結部34の穴の縁部で摺動しながら、連結部34の先端部分が器具本体12の底壁23に当たるまで、光源ユニット13が押し込まれる。これにより、光源ユニット13が器具本体12に固定される。
【0038】
図1から図4を参照して、センサユニット14の配置及び構成を説明する。
【0039】
図4は、光源ユニット13の長さ方向Yの一端から途中までの部分とセンサユニット14とを光源ユニット13の長さ方向Yに沿って切断した縦断面を示す図である。
【0040】
前述したように、光源ユニット13は、保持部31の器具本体12に着脱自在に取り付けられる側の面である保持部背面16と、保持部背面16と反対側の発光面17とを有する。保持部背面16は、保持部31の光源部を保持する面とは別の片面である。発光面17は、カバー部32に形成された面である。光源ユニット13は、保持部背面16に設置された電源装置35を有する。光源ユニット13は、保持部背面16の端縁に設置された壁部に相当する光源蓋部33を有する。
【0041】
センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、センサユニット14は、光源ユニット13の長さ方向Yの一端面15と光源ユニット13の発光面17とに跨って取り付けられている。
【0042】
センサユニット14は、第1対向部42と、第2対向部49と、第3対向部41と、検出部であるセンサ43と、電子部品44と、引掛部45とを有する。本実施の形態において、センサユニット14は、電子部品44として、電線46を有する。
【0043】
センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、第1対向部42は、発光面17に対向し、第2対向部49は、保持部背面16に対向する。センサユニット14は、第1対向部42と第2対向部49とで光源ユニット13を挟み込む。本実施の形態では、センサユニット14が樹脂製のカバー部32の端部に引っ掛けられて固定されるのではなく、センサユニット14が光源ユニット13の保持部31とカバー部32とを挟み込むように固定されるため、カバー部32の端部の変形及び破損を防止できる。よって、カバー部32の端部の変形又は破損によるセンサユニット14の落下も防止でき、センサユニット14の取付時の安定性が高まる。
【0044】
第3対向部41は、第1対向部42と第2対向部49とをつないでいる。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、第3対向部41は、光源ユニット13の長さ方向Yの一端面15に対向する。本実施の形態では、第1対向部42と第2対向部49とが水平に延びるように設けられ、第3対向部41が垂直に延びるように設けられる。
【0045】
センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、第3対向部41は、光源ユニット13の長さ方向Yの一端面15に沿って配置されている。第1対向部42は、光源ユニット13の発光面17に沿って配置されている。即ち、第1対向部42は、光源ユニット13の幅方向Xに沿って見たときに第3対向部41と直角をなすように設けられている。第1対向部42及び第3対向部41は、内側に空洞部を有する中空形状である。第1対向部42は、第3対向部41につながっている。即ち、第1対向部42の内部空間は、第3対向部41の内部空間に通じている。本実施の形態では、第1対向部42と第3対向部41とが一体成形されている。
【0046】
センサ43は、第1対向部42に固定されている。センサ43の少なくとも一部は、第1対向部42の外側に露出している。本実施の形態では、第1対向部42の底面に貫通孔47が設けられており、センサ43の一部が、この貫通孔47から第1対向部42の下方に突き出ている。天井等に取り付けられた照明器具11の使用状態において、センサ43は、光源ユニット13よりも直下方向に配置されるため、光源ユニット13が発する光の影響による誤作動がなくなる。また、照明器具11の一部がセンサ43の感知を妨げることもなくなる。よって、センサ43の性能を最大限に発揮できる。また、センサ43への不要な光を遮る構造も必要ないため、センサユニット14の形状を簡略化することができる。
【0047】
電子部品44は、第2対向部49、第3対向部41及び第1対向部42に収納されている。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、電子部品44は、電源装置35とセンサ43とを接続している。本実施の形態では、電子部品44である電線46が、電源装置35とセンサ43とを直接接続している。電線46は、具体的には、電源装置35からセンサ43への給電用の電線であるか、電源装置35とセンサ43との間の信号入出力用の電線であるか、或いは、その両方である。電線46は、センサ43から、第1対向部42、第3対向部41を順番に通ってセンサユニット14の外側に延び、電源装置35の長手方向の一端に接続されている。この電源装置35の長手方向の一端には、電源装置35から光源部への給電用の電線も接続されている。電源装置35の長手方向の他端には、器具本体12からの給電用の電線が接続される。
【0048】
本実施の形態において、センサ43は、人感センサであり、電線46を介して、電源装置35の点灯回路部に、人体を感知したかどうかを示す信号を入力する。点灯回路部は、入力された信号に応じて、光源部を点灯又は消灯させたり、調光したりする。人感センサとしては、焦電型の赤外線センサが用いられるが、カメラ等、他の種類の人感センサが用いられてもよい。なお、センサ43は、照度センサ等、他の種類のセンサであってもよい。即ち、センサユニット14は、本実施の形態では、直下方向における人の動き等を感知するセンサ43によって人感センサ機能を発揮するが、連続調光や初期照度補正等、他の機能を発揮するユニットでもよい。
【0049】
引掛部45は、第1対向部42と反対側で第3対向部41につながっている。本実施の形態では、第2対向部49に引掛部45が形成されている。第2対向部49は、光源ユニット13の幅方向Xに沿って見たときに第3対向部41と直角をなすように、即ち、第1対向部42と平行に延びるように設けられている。第2対向部49は、第1対向部42及び第3対向部41と同じように、内側に空洞部を有する中空形状である。第2対向部49は、第1対向部42と反対側で第3対向部41につながっている。即ち、第2対向部49の内部空間は、第1対向部42の内部空間と反対側で第3対向部41の内部空間に通じている。本実施の形態では、第1対向部42と第3対向部41と第2対向部49とが一体成形されている。引掛部45は、第2対向部49の光源ユニット13に対向する面、即ち、第2対向部49の下端面から断面が三角形状をなすように突き出ている。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、引掛部45は、光源ユニット13の光源蓋部33に引っ掛けられている。光源ユニット13の一部に引掛部45が嵌められることで、特別な工具を必要とせずに簡易的にセンサユニット14を光源ユニット13に取り付けることができる。そのため、センサ機能の付加による光源ユニット13の組立性や着脱性の悪化を最小限に抑えることができる。
【0050】
センサユニット14の内部は、センサ43が設置された第1対向部42から、引掛部45が形成された第2対向部49にわたって空洞となっている。即ち、第1対向部42と第2対向部49と第3対向部41との内側には、互いに通じる空間48が形成されている。この空間48は、電子部品44を収納するためのものであり、本実施の形態では、前述した電線46を配線するための配線路として使用される。そのため、電線46が露出することによる光源ユニット13の着脱性の悪化や電線46の損傷を防止することができる。
【0051】
センサユニット14とともに光源ユニット13が器具本体12に取り付けられた状態において、第2対向部49及び第3対向部41のそれぞれの一部は、器具本体12に設けられた切欠部29に嵌められている。そのため、既存の光源ユニット13より突出したセンサユニット14と器具本体12との干渉を回避することができる。よって、センサユニット14を搭載することによる光源ユニット13の着脱性への影響をなくすことができ、施工作業が既存の照明器具と同等の作業量となる。切欠部29は、器具本体12の長手方向の一端部のみに設けられていてもよいが、本実施の形態では、器具本体12の長手方向の両端部に設けられている。そのため、センサユニット14を光源ユニット13の長さ方向Yの両端部のどちらに取り付けた場合でも、光源ユニット13を器具本体12に取り付けることができる。なお、本実施の形態では、切欠部29の端縁がコ字状になっているが、切欠部29の形状は、センサユニット14の第2対向部49及び第3対向部41の形状に合わせて適宜変更することができる。
【0052】
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、センサユニット14の一部が光源ユニット13の高さ方向Zに沿って光源ユニット13の長さ方向Yの一端面15の上を横断するように、センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられるため、センサユニット14の取付性、及び、センサユニット14の取付時の安定性が向上する。
【0053】
本実施の形態では、センサユニット14を既存の光源ユニット13に取り付けることができるため、光源ユニット13を専用品とする必要がなく、比較的安価な器具本体12を専用品とするだけで、センサ機能を導入することができる。
【0054】
本実施の形態では、器具本体12に対する光源ユニット13の着脱時に影響のない位置に、センサユニット14を簡易的に取り付けることができるため、予め光源ユニット13にセンサユニット14を取り付けることで、高所での余計な作業が発生せず、施工作業が既存の照明器具と同等の作業量となる。
【0055】
***他の構成***
本実施の形態では、センサユニット14が、電子部品44として、電線46を有するが、変形例として、センサユニット14が、他の部品を有していてもよい。2つの変形例について、主に本実施の形態との差異を説明する。
【0056】
図5を参照して、第1の変形例におけるセンサユニット14の配置及び構成を説明する。
【0057】
図5は、図4と同じように、光源ユニット13の長さ方向Yの一端から途中までの部分とセンサユニット14とを光源ユニット13の長さ方向Yに沿って切断した縦断面を示す図である。
【0058】
本例において、センサユニット14は、電子部品44として、電線46のほかに、基板50を有する。
【0059】
本例においても、電子部品44は、第2対向部49、第3対向部41及び第1対向部42に収納されている。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、電子部品44は、電源装置35とセンサ43とを接続している。本例では、電子部品44の1つである基板50が、第3対向部41に収納されている。基板50には、センサ43が実装されている。電線46は、電源装置35とセンサ43とを直接接続する代わりに、電源装置35と基板50とを接続している。電線46は、具体的には、基板50から、第2対向部49の内側を通ってセンサユニット14の外側に延び、電源装置35の長手方向の一端に接続されている。なお、電線46の第2対向部49を通る部分は、コネクタであってもよい。
【0060】
図6を参照して、第2の変形例におけるセンサユニット14の配置及び構成を説明する。
【0061】
図6は、図4及び図5と同じように、光源ユニット13の長さ方向Yの一端から途中までの部分とセンサユニット14とを光源ユニット13の長さ方向Yに沿って切断した縦断面を示す図である。図6は、矢印Aからセンサユニット14を見た図も含んでいる。
【0062】
本例においても、センサユニット14は、電子部品44として、電線46のほかに、基板50を有する。
【0063】
本例においても、電子部品44は、第2対向部49、第3対向部41及び第1対向部42に収納されている。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、電子部品44は、電源装置35とセンサ43とを接続している。本例では、電子部品44の1つである基板50が、第3対向部41ではなく、第1対向部42に収納されている。基板50には、センサ43だけでなく、タイマースイッチ51及び可変スイッチ52が実装されている。電線46は、電源装置35とセンサ43とを直接接続する代わりに、電源装置35と基板50とを接続している。電線46は、具体的には、基板50から、第3対向部41、第2対向部49の内側を順番に通ってセンサユニット14の外側に延び、電源装置35の長手方向の一端に接続されている。
【0064】
本例では、第1対向部42の底面に貫通孔47が3つ設けられており、センサ43、タイマースイッチ51及び可変スイッチ52の一部が、それぞれの貫通孔47から第1対向部42の下方に突き出ている。タイマースイッチ51は、点灯保持時間を調節するためのスイッチである。可変スイッチ52は、センサ43の感度を調節するためのスイッチである。
【0065】
第1の変形例では、センサ43を基板50に実装する際に、センサ43のリード端子を曲げる加工が必要であるが、第2の変形例では、そのような加工が不要となる。また、第2の変形例では、基板50を小さくすることができる。
【0066】
実施の形態2.
本実施の形態に係る器具の構成、本実施の形態の効果を順番に説明する。主に実施の形態1との差異を説明する。
【0067】
***構成の説明***
図7及び図8を参照して、本実施の形態に係る器具である照明器具11の構成を説明する。
【0068】
図7は、図1と同じように、照明器具11を斜め下方から見た図である。図8は、図7の照明器具11を分解した図である。
【0069】
本実施の形態では、センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、センサユニット14の一部が、光源ユニット13の高さ方向Zに沿って延び、光源ユニット13の幅方向Xにおける一方の端部の面、即ち、光源ユニット13の幅方向Xの一端面18に近接又は接触するように配置されいる。
【0070】
光源ユニット13の構成については、図3に示した実施の形態1のものと同じであり、説明を省略する。
【0071】
図8を参照して、器具本体12の構成を説明する。
【0072】
実施の形態1では、センサユニット14との干渉を避けるための切欠部29が蓋部24に設けられているが、本実施の形態では、同様の切欠部29が内側壁21に設けられている。
【0073】
図7から図9を参照して、センサユニット14の配置及び構成を説明する。
【0074】
図9は、光源ユニット13とセンサユニット14とを光源ユニット13の幅方向Xに沿って切断した縦断面を示す図である。
【0075】
実施の形態1と同じように、光源ユニット13は、保持部31の器具本体12に着脱自在に取り付けられる側の面である保持部背面16と、保持部背面16と反対側の発光面17とを有する。保持部背面16は、保持部31の光源部を保持する面とは別の片面である。発光面17は、カバー部32に形成された面である。光源ユニット13は、保持部背面16に設置された電源装置35を有する。光源ユニット13は、保持部背面16の端縁に設置された壁部に相当する側壁部37を有する。
【0076】
センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、センサユニット14は、光源ユニット13の幅方向Xの一端面18と光源ユニット13の発光面17とに跨って取り付けられている。
【0077】
センサユニット14は、第1対向部53と、第2対向部49と、第3対向部41と、第4対向部54と、検出部であるセンサ43と、電子部品44と、引掛部45とを有する。本実施の形態において、センサユニット14は、電子部品44として、電線46を有する。
【0078】
センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、第1対向部53は、発光面17に対向し、第2対向部49は、保持部背面16に対向する。センサユニット14は、第1対向部53と第2対向部49とで光源ユニット13を挟み込む。本実施の形態では、実施の形態1と同じように、センサユニット14が樹脂製のカバー部32の端部に引っ掛けられて固定されるのではなく、センサユニット14が光源ユニット13の保持部31とカバー部32とを挟み込むように固定されるため、カバー部32の端部の変形及び破損を防止できる。よって、カバー部32の端部の変形又は破損によるセンサユニット14の落下も防止でき、センサユニット14の取付時の安定性が高まる。
【0079】
第3対向部41は、第1対向部53と第2対向部49とをつないでいる。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、第3対向部41は、光源ユニット13の幅方向Xの一端面18に対向する。本実施の形態では、第1対向部53が湾曲するように設けられ、第2対向部49が水平に延びるように設けられ、第3対向部41と第4対向部54とが垂直に延びるように設けられる。
【0080】
センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、第3対向部41は、光源ユニット13の幅方向Xの一端面18に沿って配置されている。第1対向部53は、光源ユニット13の発光面17に沿って配置されている。第1対向部53及び第3対向部41は、内側に空洞部を有する中空形状である。第1対向部53は、第3対向部41につながっている。即ち、第1対向部53の内部空間は、第3対向部41の内部空間に通じている。本実施の形態では、第1対向部53と第3対向部41とが一体成形されている。
【0081】
センサ43は、第1対向部53に固定されている。センサ43の少なくとも一部は、第1対向部53の外側に露出している。本実施の形態では、第1対向部53の底面に貫通孔47が設けられており、センサ43の一部が、この貫通孔47から第1対向部53の下方に突き出ている。天井等に取り付けられた照明器具11の使用状態において、センサ43は、光源ユニット13よりも直下方向に配置されるため、光源ユニット13が発する光の影響による誤作動がなくなる。また、照明器具11の一部がセンサ43の感知を妨げることもなくなる。よって、センサ43の性能を最大限に発揮できる。また、センサ43への不要な光を遮る構造も必要ないため、センサユニット14の形状を簡略化することができる。
【0082】
電子部品44は、第2対向部49、第3対向部41及び第1対向部53に収納されている。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、電子部品44は、電源装置35とセンサ43とを接続している。本実施の形態では、電子部品44である電線46が、電源装置35とセンサ43とを直接接続している。電線46は、具体的には、センサ43から、第1対向部53、第3対向部41を順番に通ってセンサユニット14の外側に延び、電源装置35の長手方向の一端に接続されている。
【0083】
センサ43は、本実施の形態においても、人感センサであるが、照度センサ等、他の種類のセンサであってもよい。
【0084】
引掛部45は、第1対向部53と反対側で第3対向部41につながっている。本実施の形態では、第2対向部49に引掛部45が形成されている。第2対向部49は、光源ユニット13の長さ方向Yに沿って見たときに第3対向部41と直角をなすように設けられている。第2対向部49は、第1対向部53及び第3対向部41と同じように、内側に空洞部を有する中空形状である。第2対向部49は、第1対向部53と反対側で第3対向部41につながっている。即ち、第2対向部49の内部空間は、第1対向部53の内部空間と反対側で第3対向部41の内部空間に通じている。本実施の形態では、第1対向部53と第3対向部41と第2対向部49とが一体成形されている。引掛部45は、第2対向部49の光源ユニット13に対向する面、即ち、第2対向部49の下端面から断面が三角形状をなすように突き出ている。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、引掛部45は、光源ユニット13の側壁部37に引っ掛けられている。光源ユニット13の一部に引掛部45が嵌められることで、特別な工具を必要とせずに簡易的にセンサユニット14を光源ユニット13に取り付けることができる。そのため、センサ機能の付加による光源ユニット13の組立性や着脱性の悪化を最小限に抑えることができる。
【0085】
センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、第4対向部54は、光源ユニット13の幅方向Xの他端面19に沿って配置されている。即ち、第4対向部54は、第3対向部41と平行に延びるように設けられている。第4対向部54は、第3対向部41と反対側で第1対向部53につながっている。本実施の形態では、第4対向部54と第1対向部53と第3対向部41と第2対向部49とが一体成形されている。なお、第4対向部54は、中空形状でなくてよい。
【0086】
センサユニット14の内部は、センサ43が設置された第1対向部53から、引掛部45が形成された第2対向部49にわたって空洞となっている。即ち、第1対向部42と第2対向部49と第3対向部41との内側には、互いに通じる空間48が形成されている。この空間48は、電子部品44を収納するためのものであり、本実施の形態では、前述した電線46を配線するための配線路として使用される。そのため、電線46が露出することによる光源ユニット13の着脱性の悪化や電線46の損傷を防止することができる。
【0087】
センサユニット14とともに光源ユニット13が器具本体12に取り付けられた状態において、第2対向部49及び第3対向部41のそれぞれの一部は、器具本体12に設けられた切欠部29に嵌められている。そのため、既存の光源ユニット13より突出したセンサユニット14と器具本体12との干渉を回避することができる。よって、センサユニット14を搭載することによる光源ユニット13の着脱性への影響をなくすことができ、施工作業が既存の照明器具と同等の作業量となる。切欠部29は、器具本体12の一方の内側壁21のみに設けられていてもよいが、本実施の形態では、器具本体12の両方の内側壁21に設けられている。そのため、センサユニット14を光源ユニット13の幅方向Yにおいてどちらの向きに取り付けた場合でも、光源ユニット13を器具本体12に取り付けることができる。なお、本実施の形態でも、切欠部29の端縁がコ字状になっているが、切欠部29の形状は、センサユニット14の第2対向部49及び第3対向部41の形状に合わせて適宜変更することができる。
【0088】
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、センサユニット14の一部が光源ユニット13の高さ方向Zに沿って光源ユニット13の幅方向Xの一端面18の上を横断するように、センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられるため、センサユニット14の取付性、及び、センサユニット14の取付時の安定性が向上する。
【0089】
本実施の形態では、センサユニット14を光源ユニット13の長さ方向Yの任意の位置に取り付けることができる。そのため、照明器具11が施工される環境に応じて、センサユニット14の配置を柔軟に変更することができる。
【0090】
***他の構成***
本実施の形態では、センサユニット14が、電子部品44として、電線46を有するが、変形例として、センサユニット14が、他の部品を有していてもよい。1つの変形例について、主に本実施の形態との差異を説明する。
【0091】
図10を参照して、変形例におけるセンサユニット14の配置及び構成を説明する。
【0092】
図10は、図9と同じように、光源ユニット13とセンサユニット14とを光源ユニット13の幅方向Xに沿って切断した縦断面を示す図である。
【0093】
本例において、センサユニット14は、電子部品44として、電線46のほかに、基板50を有する。
【0094】
本例においても、電子部品44は、第2対向部49、第3対向部41及び第1対向部53に収納されている。センサユニット14が光源ユニット13に取り付けられた状態において、電子部品44は、電源装置35とセンサ43とを接続している。本例では、電子部品44の1つである基板50が、第1対向部53に収納されている。基板50は、具体的には、第1対向部53の内部で斜めに配置されている。基板50には、センサ43が実装されている。電線46は、電源装置35とセンサ43とを直接接続する代わりに、電源装置35と基板50とを接続している。電線46は、具体的には、基板50から、第3対向部41、第2対向部49の内側を順番に通ってセンサユニット14の外側に延び、電源装置35の長手方向の一端に接続されている。
【0095】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、いくつかを組み合わせて実施しても構わない。或いは、これらの実施の形態のうち、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施しても構わない。具体的には、これらの実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組み合わせを採用してもよい。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0096】
11 照明器具、12 器具本体、13 光源ユニット、14 センサユニット、15 一端面、16 保持部背面、17 発光面、18 一端面、19 他端面、21 内側壁、22 外側壁、23 底壁、24 蓋部、25 バネ部、26 端子台、27 固定孔、28 引込孔、29 切欠部、31 保持部、32 カバー部、33 光源蓋部、34 連結部、35 電源装置、36 底壁部、37 側壁部、38 第1湾曲部、39 第2湾曲部、40 接続部、41 第3対向部、42 第1対向部、43 センサ、44 電子部品、45 引掛部、46 電線、47 貫通孔、48 空間、49 第2対向部、50 基板、51 タイマースイッチ、52 可変スイッチ、53 第1対向部、54 第4対向部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10