【文献】
高橋 健志,メタ情報を活用したAndroidアプリケーションのリスク分析手法に関する検討,コンピュータセキュリティシンポジウム2015 論文集[CD−ROM],日本,一般社団法人情報処理学会,2015年10月14日,第2015巻 第3号,pp.199-206,ISSN:1882-0840
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
本発明の一実施形態は、ターゲティングされた情報データを提供する技術に関し、より詳細には、アプリケーションインストールリストを利用して情報データを提供するためのターゲティング対象を抽出することができる方法およびシステムに関する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態における、情報データ提供環境の例を説明するための図である。ここで、
図1は、情報提供者110、プラットフォーム120、パブリッシャ130、およびユーザ140を示している。ここで、情報提供者110とユーザ140とは、実質的には、情報提供者110やユーザ140が利用するPCやスマートフォンなどの端末機を意味してよい。すなわち、
図1において、情報提供者110、プラットフォーム120、パブリッシャ130、およびユーザ140間に示される矢印は、情報提供者110が利用する端末機、プラットフォーム120、パブリッシャ130、およびユーザ140が利用する端末機間で有線/無線ネットワークを利用してデータが送受信されることを意味してよい。
【0022】
プラットフォーム120は、情報提供者110の情報データとして提供されるコンテンツに対する入札、コンテンツを提供するユーザに対するターゲティング要素間のマッチング、コンテンツの整列、パブリッシャ130へのコンテンツの提供、およびコンテンツの表示による情報提供者110への課金などを実行するシステムを意味してよい。
【0023】
本明細書において「パブリッシャ」という用語は、「サイト」という用語に置き換えられて使われてよい。ただし、サイトという用語を使った説明が、モバイル端末機で実行されるアプリケーション画面などのように、一般的なPCのウェブサイト接続ではない環境における本発明の実施の可能性を排除するものではない。これとは逆に、「サイト」という用語は、パブリッシングサイトまたは上述した「パブリッシャ」という用語に互換されて使われてよい。言い換えれば、それぞれのサイトは、パブリッシャ130が含む個別パブリッシャ(第1パブリッシャ、第2パブリッシャ、・・・)に対応してよい。ここで、個別パブリッシャそれぞれは、1つ以上のパブリッシャサーバによって実現されてよい。このとき、「サイト」という用語は、コンテンツの表示が可能であり、有線ネットワークまたは無線ネットワークを介してユーザ140に提供することができるすべての種類のウェブサイトを含んでよく、ウェブサイトを構成する1つのウェブページを意味してもよい。
【0024】
また、本明細書において、コンテンツの「表示」は、パブリッシャ130を通じて情報提供者110と関連する広報性コンテンツ、すなわち情報データが、該当となるサイトの訪問者に提供されることを含むように解釈されてよい。
【0025】
パブリッシャ130は、自身のサイトを通じて提供するためのコンテンツをプラットフォーム120から受信してユーザ140に提供してよい。例えば、パブリッシャ130は、ユーザ140をターゲティング対象とする情報データの伝達をプラットフォーム120から受けてユーザ140に提供してよい。
【0026】
このように、パブリッシャ130は、ユーザ140がコンテンツの提供を直接受ける経路を提供してよく、一般的なオンライン環境では、コンテンツは、ウェブ/モバイルサイトを通じて提供されてよい。ここで、プラットフォーム120が含む複数の個別プラットフォーム(第1プラットフォーム、第2プラットフォーム、・・・)それぞれは、パブリッシャ130が含む複数の個別パブリッシャ(第1パブリッシャ、第2パブリッシャ、・・・)のうちの少なくとも1つの個別パブリッシャを通じてコンテンツを表示してよい。ここで、個別プラットフォームそれぞれは、1つ以上のプラットフォームサーバによって実現されてよい。
【0027】
図1で、ファイル配布システム150は、必要によって選択的に利用されてよい。例えば、ユーザ140がモバイル端末機を利用する場合、ファイル配布システム150は、パブリッシャ130と関連するアプリケーションをモバイル端末機にインストールするためのファイルをユーザ140に提供してよい。このために、ファイル配布システム150は、上述したファイルを格納および維持するファイル管理部と、ユーザ140のモバイル端末機からの要請にしたがってモバイル端末機に上述したファイルを送信するファイル送信部を含んでよい。送信されたファイルを利用してモバイル端末機にアプリケーションがインストールされてよく、アプリケーションは、モバイル端末機が本発明の一実施形態に係る情報データの提供のための段階を実行するようにモバイル端末機を制御してよい。
【0028】
本発明の一実施形態では、
図1を参照しながら説明した情報データ提供環境を適用してよいが、このとき、プラットフォーム120の事業者は、情報提供者110のコンテンツである情報データに対する基本的なトラフィックあたりの費用(入札価格など)や再生時間(running time)、情報データが提供されるユーザに対するターゲティング要素(地域、時間、天気、カテゴリなど)などを情報提供者110が選択することができるようにプラットフォーム120を設計してよい。これにより、情報提供者110は、プラットフォーム120に情報データをアップロードし、再生時間やターゲティング要素に応じた費用を支払ったり入札(bidding)したりすることによってプラットフォーム120上に自身のコンテンツを登録してよい。
【0029】
パブリッシャ130は、ユーザ140をターゲティング対象とする情報データをプラットフォーム120から受信してユーザ140に提供してよく、情報データの提供による収益をプラットフォーム事業者と共有してよい。一例として、パブリッシャ130は、各種コンテンツ(例えば、広告、動画、ニュース、ウェブトゥーン(登録商標)(WebToon)、ショッピング情報など)を提供する会社のサイトやアプリケーションなどを意味してよく、ユーザ140を対象にしてコンテンツを提供し、このコンテンツによって収益を発生させるすべての媒体を含んでよい。
【0030】
ユーザ140が利用する端末には、パブリッシャ130と関連するプログラムがインストールされてよい。例えば、プログラムは、アプリケーション形態またはプラグイン(plug−in)形態でユーザ140の端末にインストールされてよく、パブリッシャ130から提供される情報を出力することができるようにユーザ140の端末やユーザ140の端末にインストールされたウェブブラウザを制御してよい。
【0031】
本発明に係る情報提供システムおよび情報提供方法を具体的に説明すれば、次のとおりとなる。
【0032】
図2は、本発明の一実施形態における、情報提供システムの内部構成を説明するためのブロック図であり、
図3は、本発明の一実施形態における、情報提供方法を示したフローチャートである。
【0033】
本発明の実施形態で説明する情報提供システム200は、実施形態によって、
図1を参照しながら上述した複数の個別プラットフォームのうちの1つのプラットフォームを構成するコンピュータシステムであってよい。
【0034】
本実施形態に係る情報提供システム200は、プロセッサ210、バス220、ネットワークインタフェース230、メモリ240、およびデータベース250を含んでよい。メモリ240は、オペレーティングシステム241および情報提供ルーチン242を含んでよい。プロセッサ210は、収集部211、抽出部212、選定部213、および提供部214を含んでよい。他の実施形態において、情報提供システム200は、
図2の構成要素よりもさらに多くの構成要素を含んでもよい。
【0035】
メモリ240は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでよい。また、メモリ240には、オペレーティングシステム241と、情報提供ルーチン242のためのプログラムコードが格納されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)(図示せず)を利用してメモリ240とは別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からロードされてもよい。このような別のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体(図示せず)を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない、ネットワークインタフェース230を通じてメモリ240にロードされてもよい。
【0036】
バス220は、情報提供システム200の構成要素間の通信およびデータ送信を可能にする。バス220は、高速シリアルバス(high−speed serial bus)、パラレスバス(parallel bus)、SAN(Storage Area Network)、および/または他の適切な通信技術を利用して構成されてよい。
【0037】
ネットワークインタフェース230は、情報提供システム200をコンピュータネットワークに接続するためのコンピュータハードウェア構成要素であってよい。ネットワークインタフェース230は、情報提供システム200を無線または有線接続によってコンピュータネットワークに接続させてよい。
【0038】
データベース250は、情報提供者110によって登録されたコンテンツである情報データを格納および維持する役割を担う。情報データは、映像、音声、イメージ、テキストなどを含むものであって、デジタル方式によって製作されて流通する各種情報またはその内容物を包括したものを意味してよい。
図2では、情報提供システム200の内部にデータベース250を構築して含むものを示しているが、これに限定されることはなく、サービスの実現方式や環境などに応じて全体または一部のデータベースが別の他のシステム上に構築された外部データベースとして存在することも可能である。
【0039】
プロセッサ210は、基本的な算術、ロジック、および情報提供システム200の入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ240またはネットワークインタフェース230によって、バス220を介してプロセッサ210に提供されてよい。プロセッサ210が含む収集部211、抽出部212、選定部213、および提供部214は、メモリ240にロードされたプログラムコードを実行して
図3の段階が実行されるように実現されてよい。このようなプログラムコードは、プログラムファイルからメモリ240のような記録装置にロードされてよい。
【0040】
段階S310で、収集部211は、ユーザ140を識別するユーザ識別子と該当の識別子にインストールされたアプリケーションリスト情報を収集してよい。本明細書において、ユーザ識別子とは、ユーザ140の個人情報ではなく、ユーザ140を識別したり特定したりするために情報提供システム200で割り当てられた任意のIDを意味してよい。ユーザ識別子は、ユーザ140が利用する端末機別に生成されてよく、ユーザ140の要請にしたがって初期化や再設定などが可能である。一例として、情報提供システム200は、ユーザ140別に任意の識別子を付与し、ユーザ140のプロフィールを生成したり関心基盤情報データを提供したりするときに識別子を使用してよい。収集部211は、ユーザ識別子を基準に、ユーザ140別にユーザ140が利用するPCやスマートフォンなどの端末機にインストールされたアプリケーションリスト情報を収集してよい。一例として、収集部211は、ユーザ140が利用するPCやスマートフォンなどの端末機上にインストールされて情報提供システム200と連動可能な特定のアプリケーション(例えば、不正行為探知機能、デコンパイル防止機能、ファイル無欠性検証機能などを提供する保安アプリケーションなど)を通じてユーザ140のアプリケーションリスト情報を収集してよい。このように収集されたアプリケーションリスト情報は、ユーザ識別子を基準にして区分および管理されてよく、アプリケーションリスト情報には、アプリケーション別の付加説明情報(例えば、カテゴリ、主要キーワードなど)が含まれてよい。
【0041】
段階S320で、抽出部212は、ユーザ識別子を基準にアプリケーションリストに対する主題分析によってテキスト情報を抽出してよい。言い換えれば、抽出部212は、ユーザ識別子それぞれに対し、ユーザ識別子にインストールされたアプリケーションリストのアプリケーション別の主題分析によってテキスト情報を抽出してよい。一例として、抽出部212は、LDA(Latent Dirichlet Allocation)分析技法などを利用してアプリケーション別の主題分析によって主要単語を抽出してよい。したがって、抽出部212は、アプリケーションリスト情報を利用してユーザ識別子別にテキスト情報を抽出してよい。すなわち、ユーザ識別子を基準にテキスト情報を有するようになり、ユーザ識別子別のテキスト情報は、データベース化によって格納および維持されてよい。
【0042】
段階S330で、選定部213は、所定のキーワードに対し、このキーワードに対応するテキスト情報を有するユーザ識別子をターゲティング対象として選定してよい。例えば、ユーザ識別子別のテキスト情報は、マーケティングしようとする情報に対する関心対象者を予測し、この対象者をターゲティング対象として選定するのに使用されてよい。選定部213は、ユーザ識別子別のテキスト情報に対して検索フローを反映し、所定のキーワードの検索時に、所定のキーワードにマッピングされるユーザ識別子を抽出することにより、該当のキーワードに対するターゲティング対象を一括選定することができる。
【0043】
段階S340で、提供部214は、段階S330でターゲティング対象として選定されたユーザを対象に、所定のキーワードと関連する情報データをターゲット情報として提供してよい。言い換えれば、提供部214は、ユーザ識別子別のテキスト情報に基づき、ユーザ識別子のうち所定のキーワードを有しているユーザ識別子をターゲティングし、所定のキーワードと関連するマーケティング情報を提供してよい。また、提供部214は、モバイルアプリ上でユーザを識別するためのユーザ識別子とウェブ上でユーザを識別するための識別情報(例えば、クッキーやログインIDなど)とをマッピングし、マッピングされた情報に基づいてアプリとウェブ間に共通するターゲティング要素を適用してよい。例えば、モバイルアプリからウェブに切り換わった場合、ユーザ識別子にマッピングされたクッキーを利用してユーザ140を追跡することができ、このような追跡によってユーザ140に対するリターゲティングが可能となる。
【0044】
アプリケーションリストからテキスト情報を抽出する過程の例を説明すれば、次のとおりとなる。
図4〜
図6は、本発明の一実施形態における、アプリケーションリストからテキスト情報を抽出する過程の一例を説明するための図である。
【0045】
図4に示すように、収集部211は、ユーザ140を識別するためのユーザ識別子401を収集し、ユーザ識別子401別に、ユーザ識別子401にインストールされたアプリケーションリスト402を収集してよい。例えば、
図4において、ユーザ識別子「aaaaa123−45b6−7c89」の場合、このユーザの端末機には、アプリケーション「ウリ銀行」、「Doodle」、「Tmon」がインストールされているということを意味する。
【0046】
アプリケーションの付加説明情報に基づいてアプリケーション別の主題分析が可能となり、アプリケーションに対する主題分析結果データの例は、
図5の表のとおりとなる。例えば、アプリケーション「ウリ銀行」、「IBK」、「スマートロッテ」、「KB国民銀行」などは、「モバイル金融」という共通する主題に分類されてよく、このような主題分析結果から、該当のアプリケーションに対するテキスト情報として取得してよい。また、アプリケーション「Buzz Launcher(登録商標)」、「Doodle」、「Phone Theme Shop」などは、「スマホデコ」という共通する主題に分類されてよく、このような主題分析結果から、該当のアプリケーションに対するテキスト情報として取得してよい。同じように、アプリケーション「クーパン(登録商標)」、「Coocha」、「ウィメプ」、「Tmon」などは、「ソーシャルコマース」という共通する主題に分類されてよく、このような主題分析結果から、該当のアプリケーションに対するテキスト情報として取得してよい。したがって、抽出部212は、アプリケーションの付加説明情報などを利用してアプリケーション別に主題分析が可能となり、これによってアプリケーションそれぞれに対するテキスト情報を抽出することができる。
【0047】
図6を参照すると、抽出部212は、ユーザ識別子401を基準に、アプリケーションリスト402に含まれたアプリケーション別の主題分析によってテキスト情報603を抽出してよい。テキスト情報603は、ユーザ端末機にインストールされたアプリケーションリスト402から抽出されるが、これはユーザの関心性向に対する分析結果に該当してよい。例えば、
図6において、ユーザ識別子「aaaaa123−45b6−7c89」の場合、このユーザの端末機には、アプリケーション「ウリ銀行」、「Doodle」、「Tmon」がインストールされており、インストールされたアプリケーション別の主題分析結果から、テキスト情報「モバイル金融」、「スマホデコ」、「ソーシャルコマース」を抽出してよい。したがって、抽出部212は、ユーザ識別子別にアプリケーションリスト情報を利用してテキスト情報603を抽出することができ、これによってユーザ識別子を基準としたテキスト情報603を有するようになる。
【0048】
図7は、本発明の一実施形態における、所定のキーワードにマッピングされるユーザ識別子を抽出する過程の一例を説明するための例示図である。
【0049】
選定部213は、ユーザ識別子別のテキスト情報に対して検索フローを反映し、所定のキーワードの検索時に、所定のキーワードにマッピングされるユーザ識別子を抽出することにより、該当のキーワードに対するターゲティング対象を一括選定してよい。例えば、
図7に示すように、マーケターが進行しなければならない商品が「モバイル金融」に関連する商品である場合、ユーザ識別子別のテキスト情報603に対する検索キーワード705として「モバイル金融」を適用してよいが、このとき、検索キーワード705にマッピングされるユーザ識別子、すなわち、テキスト情報603として「モバイル金融」を有しているユーザ識別子を選別し、「モバイル金融」に関連する商品のターゲティング対象706として選定してよい。
【0050】
したがって、本発明では、ユーザ識別子とユーザ識別子にインストールされたアプリケーションリストを収集した後、ユーザ識別子それぞれに対してアプリケーションリストからユーザの性向を示すテキスト情報を抽出してよく、ユーザ識別子別のテキスト情報を利用してユーザ識別子から所定のキーワードに対応するテキスト情報を有するユーザ識別子を一括選別し、このキーワードと関連する情報データに対するターゲティング対象として容易に活用することができる。
【0051】
図8は、本発明の一実施形態における、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。コンピュータシステム800は、少なくとも1つのプロセッサ(processor)810、メモリ(memory)820、周辺装置インタフェース(peripheral interface)830、入力/出力サブシステム(I/O subsystem)840、電力回路850、および通信回路860を少なくとも含んでよい。ここで、コンピュータシステム800は、ユーザ端末に該当してよい。
【0052】
メモリ820は、一例として、高速ランダムアクセスメモリ(high−speed random access memory)、磁気ディスク、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、または非揮発性メモリを含んでよい。メモリ820は、コンピュータシステム800の動作に必要なソフトウェアモジュール、命令語集合、またはその他の多様なデータを含んでよい。ここで、プロセッサ810や周辺装置インタフェース830などの他のコンポーネントからメモリ820へのアクセスは、プロセッサ810によって制御されてよい。
【0053】
周辺装置インタフェース830は、コンピュータシステム800の入力および/または出力周辺装置をプロセッサ810およびメモリ820に結合させてよい。プロセッサ810は、メモリ820に格納されたソフトウェアモジュールまたは命令語集合を実行してコンピュータシステム800のための多様な機能を実行し、データを処理してよい。
【0054】
入力/出力サブシステム840は、多様な入力/出力周辺装置を周辺装置インタフェース830に結合させてよい。例えば、入力/出力サブシステム840は、モニタやキーボード、マウス、プリンタ、または必要によっては、タッチスクリーンやセンサなどの周辺装置を周辺装置インタフェース830に結合させるためのコントローラを含んでよい。他の側面によると、入力/出力周辺装置は、入力/出力サブシステム840を経ずに周辺装置インタフェース830に結合されてもよい。
【0055】
電力回路850は、端末機のコンポーネントの全部または一部に電力を供給してよい。例えば、電力回路850は、電力管理システム、バッテリや交流(AC)などのような1つ以上の電源、充電システム、電力失敗感知回路(power failure detection circuit)、電力変換器やインバータ、電力状態表示子、または電力生成、管理、分配のための任意の他のコンポーネントを含んでよい。
【0056】
通信回路860は、少なくとも1つの外部ポートを利用して他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてよい。または、上述したように、必要によって、通信回路860はRF回路を含み、電磁気信号(electromagnetic signal)としても周知のRF信号を送受信することにより、他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてもよい。
【0057】
このような
図8の実施形態は、コンピュータシステム800の一例に過ぎず、コンピュータシステム800は、
図8に示された一部のコンポーネントが省略されてもよいし、
図8に示されていない追加のコンポーネントをさらに備えてもよいし、2つ以上のコンポーネントを結合させる構成または配置を有してもよい。
例えば、モバイル環境の通信端末のためのコンピュータシステムは、
図8に示されたコンポーネントの他にも、タッチスクリーンやセンサなどをさらに含んでもよく、通信回路860に多様な通信方式(Wi‐Fi、3G、LTE、Bluetooth(登録商標)、NFC、Zigbeeなど)のRF通信のための回路が含まれてもよい。コンピュータシステム800に含まれることのできるコンポーネントは、1つ以上の信号処理またはアプリケーションに特化した集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現されてよい。
【0058】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行されることのできるプログラム命令(instruction)形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてよい。
【0059】
このように、本発明の実施形態によると、ユーザ識別子別にアプリケーションリストに関する情報を収集し、収集された情報に基づいて情報データにマッピングされるユーザ識別子を抽出することにより、情報データに対するターゲティング対象を迅速かつ効率的に確保することができる。言い換えれば、ユーザ識別子を基準にアプリケーションリストを利用してユーザの関心分野を示すテキスト情報を収集することができ、このように収集されたユーザ識別子別のテキスト情報を利用して情報データにマッピングされるユーザ識別子を一括抽出することができ、これによって個々のユーザにマッピングされる広告を選別して提供する方式とは異なり、ターゲティング対象が確保されたマーケティング環境を提供することにより、情報提供者を中心としたマーケティングを展開することができる。
【0060】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、本発明の一実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)および前記OS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の促進のために、1つの処理装置が使用される場合を例として説明される場合もあるが、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよい。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0061】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの2つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体または装置、または伝送される信号波に永久的または一時的に具現化されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で格納されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0062】
本発明の一実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェア当業者に公知な使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、本発明の一実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0063】
以上のように、本発明の一実施形態を、限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0064】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。