(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前端(128)を有し、前記前端に、相手コネクタ(102)を受け取るように構成されたキャビティ(106)を画定するハウジング(110)であって、前記キャビティに隣接して、前記キャビティに対して少なくとも部分的に開いているソケット(224)をさらに画定し、前記ソケット近傍に、ハードストップ面(244)を画定する少なくとも第1の突起(222)を含むハウジングと、
前記ハウジングの前記ソケット内に保持されており、前記ハウジングに対して着座位置と持上り位置との間で可動である丸形部材(162)であって、前記着座位置の方へ付勢されており、前記相手コネクタが前記キャビティに装入されると、前記相手コネクタによって前記着座位置から前記持上り位置へ動くように構成され、前記相手コネクタが前記キャビティ内で完全嵌合位置に到達すると、前記持上り位置に達する丸形部材と、
前記ハウジングに取り付けられており、前記ハウジングに対して延長位置と引込み位置との間で摺動可能であるコネクタ位置保証(CPA)レバー(118)であって、ベース(212)および前記ベースから延びる撓み性タブ(210)を含むCPAレバーとを備え、
前記丸形部材が前記着座位置にあるとき、前記延長位置から前記引込み位置への前記CPAレバーの動きが、前記第1の突起の前記ハードストップ面が前記撓み性タブに当接することによって機械的に阻止され、
前記丸形部材が前記持上り位置にあるとき、前記丸形部材は、前記撓み性タブに係合して、前記第1の突起に触れない逃げ位置へ前記撓み性タブを撓ませ、前記CPAレバーを前記延長位置から前記引込み位置へ動かすことを可能にする、
電気コネクタ(104)。
前記CPAレバー(118)の前記ベース(212)は、前記CPAレバーが前記延長位置にあるとき、前記ハウジング(110)の後端(130)を越えて後方へ突出し、前記CPAレバーの前記ベースは、前記CPAレバーが前記引込み位置にあるとき、前記CPAレバーが前記延長位置にあるときより、前記ハウジングの前記前端(128)の近傍に位置する、請求項1に記載の電気コネクタ(104)。
前記ハウジング(110)は、前記相手コネクタが前記完全嵌合位置にあるとき、前記相手コネクタ(102)のキャッチ(122)に係合して、前記相手コネクタを前記ハウジングに固定する撓み性の1次ラッチ(120)をさらに含み、前記延長位置にある前記CPAレバー(118)は、前記ハウジングに対して枢動可能であり、前記CPAレバーは、前記CPAレバーの枢動運動により、前記1次ラッチを前記キャビティ(106)から離れる方向に持ち上げて前記1次ラッチを前記キャッチから解放するように、前記1次ラッチ(120)に取り付けられている、請求項1に記載の電気コネクタ(104)。
前記CPAレバー(118)は、前記ベース(212)から延びる第1のランナ(214)および第2のランナ(216)を含み、前記CPAレバーの前記撓み性タブ(210)は、前記1次ラッチ(120)の上面(202)に沿って延び、前記第1のランナおよび前記第2のランナは、前記1次ラッチの対応する縁面(230)と境界を接し、前記第1のランナおよび前記第2のランナは、前記1次ラッチと前記キャビティ(106)との間に延びる少なくとも1つのレッジ(218)を含み、前記レッジ(218)は、前記CPAレバーが枢動されたとき、前記1次ラッチの底面(204)に係合して前記1次ラッチを持ち上げる、請求項3に記載の電気コネクタ(104)。
前記ハウジング(110)の前記キャビティ(106)は、嵌合軸(112)に沿って向けられており、したがって前記相手コネクタ(102)は、前記嵌合軸に沿って前記キャビティに装入され、前記CPAレバー(118)は、前記延長位置と前記引込み位置との間で前記嵌合軸に対して平行に摺動し、前記丸形部材(162)は、前記着座位置と前記持上り位置との間で前記嵌合軸に対して概ね横断方向に動く、請求項1に記載の電気コネクタ(104)。
前記CPAレバー(118)の前記撓み性タブ(210)は、前記撓み性タブの長さに沿って互いに隔置された第1の凹形くぼみ(246)および第2の凹形くぼみ(248)を画定し、前記第2の凹形くぼみは、前記第1の凹形くぼみと前記CPAレバーの前記ベース(212)との間に位置し、前記丸形部材(162)は、前記CPAレバーが前記延長位置にあるときは前記第1の凹形くぼみ内に受け取られ、前記CPAレバーが前記引込み位置にあるときは前記第2の凹形くぼみ内に受け取られる、請求項1に記載の電気コネクタ(104)。
前記ハウジング(110)は、前記相手コネクタが前記完全嵌合位置にあるとき前記相手コネクタ(102)のリブ(124)のキャッチ面(136)に係合して前記相手コネクタを前記ハウジングに固定するように構成されたラッチ面(254)を含む撓み性の1次ラッチ(120)をさらに含み、前記1次ラッチは、前記相手コネクタが前記キャビティに装入されると、前記相手コネクタの前記リブによって前記キャビティ(106)から離れる方向に撓むように構成されている、請求項1に記載の電気コネクタ(104)。
前記1次ラッチ(120)の前記ラッチ面(254)は、前記ソケット(224)と前記ハウジング(110)の前記前端(128)との間に位置し、前記ソケット内の前記丸形部材(162)は、前記相手コネクタ(102)の前記リブ(124)によって係合されて前記着座位置から前記持上り位置へ動くように構成され、前記丸形部材は、前記リブの前記キャッチ面(136)が前記1次ラッチの前記ラッチ面に係合すると、前記リブの上面(138)によって前記持上り位置で保持される、請求項8に記載の電気コネクタ(104)。
前記1次ラッチ(120)は、前記ソケット(224)を画定し、前記1次ラッチの上面(202)に沿って前記第1の突起(222)を含む、請求項8に記載の電気コネクタ(104)。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書に記載の1つまたは複数の実施形態は、コネクタ位置保証(CPA)レバーを含む電気コネクタを有するコネクタシステムを提供する。CPAレバーは、延長位置と引込み位置との間で可動である。たとえば、CPAレバーは、延長位置と引込み位置との間で前後に動かすことができる。延長位置にあるCPAレバーは、電気コネクタのハウジングから外方に突出し、レバーとして機能する。レバーは、相手コネクタのキャッチからの1次ラッチの解放、コネクタの切離し、または2つのコネクタを接続するときの相手コネクタのキャッチのための隙間の提供などのために、ハウジングの1次ラッチを持ち上げるために使用される。延長位置にあるCPAレバーは、ハウジングから外方に延びて、1次ラッチを持ち上げるためのてこの作用を提供し、ハウジングから突出するレバーを有していない他の機構に比べて、1次ラッチを持ち上げるために必要とされる力を低減させる。
CPAレバーは、CPAレバーを引込み位置に動かすことによって収納可能である。引込み位置では、CPAレバーは、CPAレバーが延長位置にあるときのようにハウジングから遠くへ突出しない。したがって、電気コネクタは、レバーが引込み位置にあるときはより小型になり、混み合った電気環境において電気ケーブルならびに他の構成要素およびデバイスに対してさらなる空間を提供することができる。
【0008】
本明細書に記載の実施形態では、CPAレバーは、相手電気コネクタが電気コネクタのハウジングに対して完全嵌合位置に達したことに応答したときのみ、延長位置から引込み位置へ可動になるように構成される。したがって、CPAレバーは、相手電気コネクタが電気コネクタと完全に嵌合されるまで、引込み位置へ動くことが制限され、相手コネクタが完全に嵌合された後は、CPAレバーは引込み位置へ動くことが制限されず、すなわち引込み位置へ動くことが可能になる。CPAレバーは、コネクタシステムを組み立てている作業者またはロボット機械に感覚(たとえば、触覚、視覚、聴覚など)フィードバックを提供することによって、電気コネクタが完全に嵌合されていることを確認するためのコネクタ位置保証機構として使用される。
【0009】
図1は、一実施形態によって形成されたコネクタシステム100の斜視図である。コネクタシステム100は、第1の電気コネクタ102および第2の電気コネクタ104を含む。図示の実施形態では、第1の電気コネクタ102はオスコネクタであり、第2の電気コネクタ104はメスコネクタであり、したがって第1の電気コネクタ102の一部分が、嵌合動作中に第2の電気コネクタ104のキャビティ106内に受け取られる。より具体的には、第1のコネクタ102のオスハウジング108(たとえば、ノーズコーン)が、第2のコネクタ104のメスハウジング110によって画定されるキャビティ106内に受け取られる。
図1には嵌合されていない状態で示されているが、第1のコネクタ102および第2のコネクタ104は、嵌合軸112に沿って嵌合する態勢が整っている。
本明細書では、第1の電気コネクタ102をオスコネクタ102または相手コネクタ102と呼び、第2の電気コネクタ104をメスコネクタ104または単にコネクタ104と呼ぶ。
【0010】
コネクタシステム100は、自動車業界、家庭用電気機器業界、航空機業界などの様々な業界にわたって多数の適用分野で、2つ以上のデバイスおよび/または電気構成要素を電気的に結合するために使用することができる。たとえば、自動車業界では、電気コネクタ102、104は、無線周波通信のために、アンテナをコントローラおよび/または処理デバイスに電気的に接続することなどのために使用することができる。
【0011】
オスコネクタ102およびメスコネクタ104はそれぞれ、異なる電気構成要素に電気的に接続されて、対応する電気構成要素間に導電経路を提供する。図示の実施形態では、オスコネクタ102は、プリント回路基板114にエッジマウントされ、メスコネクタ104は、同軸ケーブルなどの導電ケーブルまたはワイヤ116に電気的に接続される。代替実施形態では、メスコネクタ104を回路基板に取り付けることができ、かつ/またはオスコネクタ102をケーブルに終端させることができる。プリント回路基板114およびケーブル116はそれぞれ、コネクタ102、104が嵌合されたときに互いに係合するそれぞれのコネクタ102、104の電気コンタクト(図示せず)に電気的に終端される(たとえば、圧着、はんだ付けなど)。
コネクタ102、104を通ってプリント回路基板114とケーブル116との間で、電力、制御、データなどを伝える様々な電気信号を伝送することができる。
【0012】
メスコネクタ104は直角の形状を有するが、メスコネクタ104によって画定されるその角度は、約90°である必要はない。たとえば、オスコネクタ102がキャビティ106に装入される嵌合軸112は、ケーブル116がメスコネクタ104から出る向きに概ね直交している。この直角の形状により、メスコネクタ104の長さは、嵌合軸112に沿って制限される。したがって、嵌合動作中にオスコネクタ102およびメスコネクタ104が完全に嵌合されているかどうかを確認するために使用される従来のCPAデバイスを据え付けるために長さに沿って利用可能な面積が制限される。
【0013】
メスコネクタ104のメスハウジング110は、前端128と後端130との間に延びる。前端128は、オスコネクタ102の方を向いている嵌合端である。キャビティ106は、少なくとも部分的にメスハウジング110を通って前端128と後端130との間に延びる。キャビティ106は、前端128で開いている。メスコネクタ104は、メスハウジング110に取り付けられたCPAレバー118を含む。CPAレバー118は、キャビティ106内にまたはキャビティ106と一列に位置するのではなく、キャビティ106の径方向外方に配置される。図示の実施形態では、CPAレバー118は、キャビティ106の上に配置される。CPAレバー118は、メスハウジング110の撓み性の1次ラッチ120に動作可能に結合される。
1次ラッチ120は、オスコネクタ102のキャッチ122に係合して、メスハウジング110をオスコネクタ102に固定するように構成される。1次ラッチ120とキャッチ122との間の係合は、コネクタ102、104を引き離すために通常の使用で印加される力を吸収してそれに耐えるように設計される。1次ラッチ120は、キャビティ106に対して径方向外方に撓むように構成される。1次ラッチ120は、オスコネクタ102がキャビティ106に装入されると、オスハウジング108との係合に応答して撓むことができる。追加または別法として、1次ラッチ120は、以下により詳細に説明するように、CPAレバー118の枢動または転動によって撓むこともできる。
【0014】
オスハウジング108は、嵌合端132と後端134との間に延びる。オスハウジング108は、まず嵌合端132がキャビティ106内に受け取られるように、キャビティ106に装入され、後端134は、キャビティ106に入っても入らなくてもよい。図示の実施形態では、オスハウジング108は、略円筒形の形状を有するノーズコーンである。オスハウジング108は、その外面126から突出するリブ124を含む。リブ124は、1次ラッチ120に係合するように構成される。リブ124は、キャッチ122を画定するキャッチ面136を含む。キャッチ面136は、後端134の方を向いている。リブ124は、オスコネクタ102が装入されると、1次ラッチ120を撓ませることができる。
たとえば、リブ124の上面138は、斜面140を画定することができ、斜面140は、オスコネクタ102が嵌合軸112に沿って完全装入位置の方へ動くにつれて、1次ラッチ120に係合し、1次ラッチ120の撓みを徐々に増大させる。完全装入位置で、リブ124のキャッチ面136は、メスハウジング110の1次ラッチ120に係合し、オスコネクタ102をメスコネクタ104に固定する。オスハウジング108は、任意選択で、外面126から突出する少なくとも1つのキー突条142を含むことができる。各キー突条142は、嵌合中にオスハウジング108がメスハウジング110と適切に位置合わせされていることを確実にするために、キャビティ106の周囲に沿って対応するキー溝144内に受け取られるように構成される。
【0015】
任意選択で、コネクタシステム100内のオスコネクタ102およびメスコネクタ104は、FAKRA標準コネクタなどの標準化されたコネクタとすることができる。FAKRAは、ドイツ標準化機構内の自動車標準化委員会であり、自動車分野における国際標準化の利益を代表する。FAKRA標準は、適切なコネクタの取付けのためのキーイングおよび色コーディングに基づくシステムを提供する。たとえば、オスハウジング108のキー突条142およびメスハウジング110のキー溝144は、各コネクタ102、104と1つまたは複数の特有の相手コネクタとの嵌合性を制限するように所望のFAKRA仕様に従って設計された機構とすることができる。
【0016】
図2は、一実施形態によるメスコネクタ104の部分分解図である。メスコネクタ104は、ハウジングアセンブリ146およびコンタクトアセンブリ148を含む。図示の実施形態では、ハウジングアセンブリ146は分解されており、コンタクトアセンブリ148はそのままである。ハウジングアセンブリ146は、メスハウジング110、CPAレバー118、および丸形部材162を含む。一実施形態では、ハウジング110は、ともに結合された上部ハウジング部材164および下部ハウジング部材166によって画定される。上部ハウジング部材164は、1次ラッチ120を含む。下部ハウジング部材166は、キャビティ106を画定する。代替実施形態では、ハウジング110は、複数の個別の部材からなるアセンブリの代わりに、単体の構成要素として形成することもできる。
【0017】
コンタクトアセンブリ148は、同軸コンタクトアセンブリとすることができ、中心コンタクト(図示せず)と、中心コンタクトを取り囲む誘電体150と、誘電体150を取り囲む外側コンタクト152とを含む。コンタクトアセンブリ148はまた、前部シールド154および後部シールド156を含む。誘電体150は、中心コンタクトと外側コンタクト152との間に絶縁を提供する。前部シールド154および後部シールド156は導電性であり、コネクタ104を通って伝送される信号の信号品質を劣化させうるクロストークなどの電磁干渉を低減させるためのシールドを提供する。コンタクトアセンブリ148は、前部シールド154および後部シールド156ならびにケーブル116の外側ジャケット160の周りに圧着されたフェルール158によって、ケーブル116に終端される。フェルール158はまた、ケーブル116のケーブル編組(図示せず)の周りに圧着することもできる。
【0018】
コネクタ104は、後端130を通ってメスハウジング110内へコンタクトアセンブリ148のコンタクト区分167を挿入することによって組み立てられる。コンタクト区分167は、中心コンタクト、誘電体150、および外側コンタクト152を含む。コンタクト区分167は、オスコネクタ102がキャビティ106に装入されたとき、オスコネクタ102(
図1に示す)の対応する構成要素に係合してコネクタ102、104を電気的に接続するように構成される。コンタクトアセンブリ148をハウジング110に固定するために、コンタクト区分167に続いて、任意選択の保持クリップ(図示せず)をメスハウジング110に挿入することもできる。
【0019】
ハウジング110、CPAレバー118、および丸形部材162の構成および詳細について、以下で個々に説明する。これらの構成要素の相互操作性は、後続の図を参照して説明する。一実施形態では、ハウジング110の上部ハウジング部材164および下部ハウジング部材166ならびにCPAレバー118は、プラスチックなどの1つまたは複数の誘電体材料から構成され、したがってハウジング部材164、166およびCPAレバー118は電気絶縁性である。ハウジング部材164、166およびCPAレバー118の1つまたは複数の誘電体材料は、同じである必要はない。ハウジング部材164、166およびCPAレバー118は、射出成形などの成形プロセスを介して形成することができる。
代替実施形態では、上部ハウジング部材164、下部ハウジング部材166、および/またはCPAレバー118は、少なくとも部分的に導電金属材料から形成することができる。
【0020】
一実施形態では、丸形部材162は、アルミニウム、銅、銀、またはアルミニウム、銅、もしくは銀の少なくとも1つを含有する合金などの導電金属材料から構成される。別法として、丸形部材162は、1つまたは複数のプラスチックなどの誘電体材料から構成することができる。丸形部材162は、少なくとも部分的に丸形である。たとえば、丸形部材162は、球形または長円形とすることができる。図示の実施形態では、丸形部材162は球体である。球体は、中空または中実とすることができる。任意選択で、球体は、玉軸受で使用するものなどの軸受球とすることができる。代替実施形態では、丸形部材162は、卵形(ovoid)、丸い端部を有する円筒形、卵形(egg−shape)など、球以外の他の丸い形状を有することができる。
【0021】
下部ハウジング部材166は、底壁170、第1の側壁172、および反対側の第2の側壁174を含む。下部ハウジング部材166の上端176は、少なくとも部分的に開いている。本明細書では、「上」、「下」、「前」、「後」、「第1」、および「第2」などの相対的または空間的な用語は、メスコネクタ104の参照する要素を区別するためだけに使用されており、重力の方向および/またはオスコネクタ102(
図1に示す)を含むメスコネクタ104の周囲環境に対して特定の位置または向きを必要としない。上部ハウジング部材164は、キャビティ106の上で上端176を通って下部ハウジング部材166に結合するように構成される。下部ハウジング部材166は、キャビティ106を少なくとも部分的に画定するプラットホーム180をさらに含む。
プラットホーム180は、上部ハウジング部材164が下部ハウジング部材166に結合されたとき、キャビティ106と上部ハウジング部材164との間に配置される。プラットホーム180は、上面178および底面179を含む。上面178は、下部ハウジング部材166の上端176の方を向いており、底面179は、キャビティ106の一部分を画定する。図示の実施形態では、プラットホーム180は、プラットホーム180を通って上面178と底面179との間に垂直方向に延びるチャネル182を画定する。チャネル182は、下部ハウジング部材166の前端128から長手方向後方へ延びる。チャネル182は、オスハウジング108がキャビティ106に入ると、オスハウジング108(
図1に示す)のリブ124(
図1)を収容するように構成される。
【0022】
上部ハウジング部材164は、1次ラッチ120と、1次ラッチ120の固定端186に接続されたフレーム184とを含む。フレーム184は、1次ラッチ120を支持し、下部ハウジング部材166に結合される。たとえば、フレーム184は、上部ハウジング部材164および下部ハウジング部材166をともに結合するために、下部ハウジング部材166の相補形キャッチ194に係合して引っ掛かるように構成された保持バーブ190を有する取付け脚部188を含むことができる。1次ラッチ120は片持ち梁式であり、したがって固定端186は、フレーム184に接続されるが、1次ラッチ120の反対側の遠位または自由端196は、フレーム184に係合しないようになっている。1次ラッチ120は、上面202および反対側の底面204を有する。ハウジング110が組み立てられたとき、底面204はキャビティ106の方を向いている。
【0023】
CPAレバー118は、ベース212と、ベース212から延びる撓み性タブ210とを含む。ベース212は、球状のノブのような構造であり、少なくとも部分的に湾曲させることができる。ベース212の大きい湾曲構造は、本明細書により詳細に説明するように、操作者がCPAレバー118を作動(たとえば、摺動および/または枢動)させるためにCPAレバー118を把持および/または保持するための接触箇所を提供する。撓み性タブ210は片持ち梁式であり、したがってタブ210は、ベース212に接続された固定端208と、タブ210の静止または未付勢位置でベース212またはCPAレバー118の他の部分に係合しない遠位自由端206とを含む。
【0024】
一実施形態では、CPAレバー118はまた、ベース212から延びる第1のランナ214および第2のランナ216を含む。ランナ214、216は、同一でない場合でも類似している、互いを映した形状を有する。ランナ214、216は、互いに対して略平行に、ベース212から撓み性タブ210とほぼ同じ方向に延びる。第1のランナ214および第2のランナ216は、互いに隔置されており、上部ハウジング部材164に取り付けられたときは1次ラッチ120にまたがる。撓み性タブ210は、第1のランナ214と第2のランナ216との間の空間内に延びる。一実施形態では、撓み性タブ210は、ランナ214、216のいずれにも係合しない。一方または両方のランナ214、216の少なくとも一部分は、1次ラッチ120の下(たとえば、1次ラッチ120とプラットホーム180との間)に他方のランナ214、216の方へ延びる。
図示の実施形態では、第1のランナ214および第2のランナ216はそれぞれ、1次ラッチ120の下に他方のランナ214、216の方へ延びるそれぞれのレッジまたはリップ218を含む。レッジ218は、本明細書に説明するように、CPAレバー118が枢動されたとき、1次ラッチ120の底面204に係合し、1次ラッチ120を持ち上げて撓ませるように構成される。図示の実施形態は、2つのレッジ218を示すが、代替実施形態では、レッジ218を互いに接合することができ、したがって1次ラッチ120の下に延びる単一のレッジが、第1のランナ214および第2のランナ216を接続する。
【0025】
図3は、一実施形態による組立て状態にあるハウジングアセンブリ146の上面斜視図である。上部ハウジング部材164は、下部ハウジング部材166に結合されて、組み立てられたハウジング110を画定する。CPAレバー118は、ハウジング110に取り付けられ、丸形部材162は、ハウジング110によって保持される。ハウジングアセンブリ146は、垂直または仰角軸191、横軸193、および嵌合軸112に対して向けられている。軸191、193、112は、相互に直交している。仰角軸191は重力に対して略平行に延びているように見えるが、軸191、193、112は、重力に対して特定の向きを有する必要がないことが理解される。
【0026】
1次ラッチ120は、横軸193に沿ってハウジング110の第1の側壁172と第2の側壁174との間で略中心に位置する。CPAレバー118は、1次ラッチ120に直接取り付けることができる。CPAレバー118の第1のランナ214および第2のランナ216は、1次ラッチ120にまたがる。たとえば、第1のランナ214は、1次ラッチ120と第1の側壁172との間に延び、第2のランナ216は、1次ラッチ120と第2の側壁174との間に延びる。CPAレバー118の撓み性タブ210は、垂直軸191に沿って1次ラッチ120の上に配置される。撓み性タブ210は、1次ラッチ120の上面202に係合することができる。一実施形態では、1次ラッチ120は、ラッチ120を通って上面202と底面204(
図2に示す)との間に垂直方向に延びる開口220を画定する。
開口220は、嵌合軸112に沿って細長い。
図3では、開口220を通して丸形部材162を見ることができる。丸形部材162は、少なくとも部分的に1次ラッチ120の開口220内に保持することができる。丸形部材162は、少なくとも部分的にCPAレバー118の撓み性タブ210の下に位置する。
【0027】
CPAレバー118は、ハウジング110に対して延長位置(
図5〜7に示す)と引込み位置(
図8に示す)との間で可動である。
図3では、CPAレバー118は延長位置に示されている。CPAレバー118は、嵌合軸112に沿って延長位置と引込み位置との間で動くように構成される。CPAレバー118のランナ214、216は、この動きの間に、プラットホーム180および/または1次ラッチ120の長さに沿って摺動することができる。CPAレバー118は、操作者がハウジング110に対してベース212を押したり引いたりすることなどによって、操作者の介入を介して動かされる。
【0028】
一実施形態では、1次ラッチ120は、CPAレバー118の動きを阻止するために、1次ラッチ120の表面から外方に延びる少なくとも1つの突起222を画定する。図示の実施形態では、1次ラッチ120は、上面202に沿って、垂直方向上方(たとえば、キャビティ106から離れる方向)へ延びる2つの突起222を含む。突起222は、延長位置から引込み位置へのCPAレバー118の動きを阻止するために、撓み性タブ210の遠位端206に当接するように構成される。図示の実施形態では、1次ラッチ120が突起222を画定するが、代替実施形態では、フレーム184またはハウジング110の他の部分が、引込み位置へのCPAレバー118の動きを阻止するために、CPAレバー118の経路内に延びる突起を画定することもできる。
【0029】
図4は、
図3に示すハウジングアセンブリ146の上部ハウジング部材164、CPAレバー118、および丸形部材162の底面斜視図である。下部ハウジング部材166(
図3に示す)は、
図4には示されていない。一実施形態では、丸形部材162は、ハウジング部材164のソケット224内に保持される。ソケット224は、CPAレバー118の底面204から突出するカラー226によって少なくとも部分的に画定される。ソケット224はまた、開口220を画定する1次ラッチ120の内面228によって部分的に画定することもできる。カラー226は、丸形部材162の円周または周囲の大部分など、丸形部材162の一部分を取り囲む。カラー226は、ハウジング部材164の前端128の方を向いている前部に沿って開いており、したがってカラー226は、前端128の方を向いている丸形部材162の前部を取り囲んでいない。
カラー226は、馬蹄の形状に似たものとすることができる。一実施形態では、カラー226は、丸形部材162が垂直軸191に沿ってカラー226を通ってキャビティ106(
図3に示す)の方へ、または嵌合軸112および横軸193によって画定される平面に沿ってカラー226から下方へ落ちないように、ソケット224内に丸形部材162を受け取るようにサイズ設定される。一実施形態では、撓み性タブ210は、丸形部材162がソケット224から垂直方向上方へ出ていくのを防止する蓋として機能するように、ソケット224の上に延びることができる。したがって、丸形部材162は、ソケット224内に保持される。
【0030】
ソケット224は、丸形部材162がハウジング部材164に対して着座位置と持上り位置との間で動くことを可能にするように、ある程度の隙間をあけてサイズ設定される。図示の実施形態では、丸形部材162は着座位置に示されている。丸形部材162は、垂直軸191に沿って垂直方向上方へ動かすことができ、それにより持上り位置に達する。任意選択で、丸形部材162はまた、ソケット224の制約によって画定されるように、着座位置と持上り位置との間で横方向に動かすこともでき、したがって丸形部材162は、垂直軸191に沿って動くことができるだけではない。丸形部材162は、着座位置の方へ付勢される。たとえば、丸形部材162は、重力を介して着座位置に付勢することができる。
任意選択で、ばねまたは別の圧縮部材が、着座位置の方への付勢力を丸形部材162に印加して丸形部材162を着座位置に付勢するように構成することができ、したがって丸形部材162は、丸形部材162が相手コネクタ102(
図1に示す)によって係合されなくなると着座位置に戻る。
【0031】
図4はまた、第1のランナ214および第2のランナ216と1次ラッチ120との間の係合を示す。たとえば、ランナ214、216は、1次ラッチ120の対応する縁面230と境界を接する。レッジ218は、1次ラッチ120の底面204に係合する。ランナ214、216は、縁面230および底面204の両方に係合するため、ランナ214、216は、1次ラッチ120の周りに実質上引っ掛かる。任意選択で、ラッチ120の対応する縁面230の方を向いているランナ214、216の内面232は、縁面230と蟻継ぎにすることができる。代替実施形態では、ラッチ120の縁面230は、ランナ214、216のレッジ218を受け取ってランナ214、216を1次ラッチ120に結合するT字状スロットなどのスロットを画定することができる。
CPAレバー118が延長位置にあるとき、ランナ214、216と1次ラッチ120との間の係合により、CPAレバー118を枢動させ、1次ラッチ120を持ち上げて撓ませることが可能になる。
【0032】
図3および
図4の両方を次に参照すると、丸形部材162が嵌合動作中に着座位置から持上り位置へ相手コネクタ102(
図1に示す)によって動かされたとき、丸形部材162は、CPAレバー118の撓み性タブ210に係合し、突起222に触れない逃げ位置へタブ210を垂直方向上方に撓ませる。撓み性タブ210が逃げ位置にあるとき、突起222は撓み性タブ210を阻止せず、したがってCPAレバー118を延長位置から引込み位置へ動かすことが可能になる。CPAレバー118が引込み位置へ動いたとき、CPAレバー118は、ハウジング110の前端128の方へ動く。
【0033】
図5〜8は、一実施形態による嵌合動作の様々な段階における
図3に示す線5−5に沿って切り取ったハウジングアセンブリ146の断面図である。
図5〜8は、オスコネクタ102(
図1に示す)がメスコネクタ104(
図1)のキャビティ106に装入される動きが、丸形部材162を介してCPAレバー118の撓み性タブ210をどのように作動させて、CPAレバー118を解放し、コネクタ位置保証を提供するかを示す。たとえば、丸形部材162は、オスコネクタ102がメスハウジング110に対して完全装入位置に到達するまで、持上り位置に達しない。丸形部材162は、オスコネクタ102がメスハウジング110に完全に装入されたときのみ持上り位置にくるため、CPAレバー118は、オスコネクタ102が完全に装入されたときのみ解放され、延長位置から引込み位置へ可動になる。
したがって、オスコネクタ102とメスコネクタ104との間の嵌合動作の完了後にCPAレバー118を引込み位置へ動かすことができるということは、コネクタ102、104が互いに完全かつ適切に嵌合されていることを示す。CPAレバー118が引込み位置にある状態は、コネクタ102、104が完全かつ適切に嵌合されているという保証を提供するため、CPAレバー118の引込み位置は、コネクタシステム100(
図1に示す)の保証位置に相当する。CPAレバー118の動きは、視覚(CPAレバー118がロック位置にあることを見る)、触覚(CPAレバー118がロック位置へ動くことを感じる)、および/または聴覚(CPAレバー118がロック位置へ動くことを聞く)インジケータなどの感覚による通知を操作者に提供する。
【0034】
図5は、一実施形態による嵌合前段階にあるハウジングアセンブリ146の断面図である。嵌合前段階は、オスコネクタ102(
図1に示す)のオスハウジング108(
図6)がメスハウジング110に完全には嵌合されていないことを示す。図示の実施形態では、オスハウジング108は、メスハウジング110のキャビティ106内に受け取られていない。丸形部材162は着座位置にあり、カラー226の底部リップ240に静止している。リップ240は、カラー226のうちリップ240の上にある部分より小さい直径を画定する。リップ240の直径は、丸形部材162の直径より小さくすることができ、それにより丸形部材162がソケット224から下方へ落ちるのを防止する。丸形部材162の下部242は、プラットホーム180を通って画定されたチャネル182内へ少なくとも部分的に延びる。
【0035】
CPAレバー118は、延長位置にある。延長位置で、レバー118のベース212は、ハウジング110の後端130を越えて後方へ突出する。CPAレバー118がハウジング110から後方へ突出することで、コネクタ102、104が完全には嵌合されていない可能性があるという表示を提供する。CPAレバー118はまた、後方へ突出して、てこの作用を提供し、1次ラッチ120を撓ませるために必要な枢動力を低減させるように構成される。
図5に示すように、撓み性タブ210は静止位置にあり、したがって撓み性タブ210は現在、丸形部材162によって逃げ位置へ撓まされていない。撓み性タブ210が静止位置にあるとき、突起222はCPAレバー118の経路内に位置し、したがって撓み性タブ210の遠位端206が突起222のハードストップ面244に当接し、CPAレバー118を引込み位置へ動かそうとする試みを阻止する。
【0036】
一実施形態では、撓み性タブ210は、1次ラッチ120の方を向いているその下面250に沿って、第1の凹形くぼみ246および第2の凹形くぼみ248を画定する。第1の凹形くぼみ246および第2の凹形くぼみ248は、撓み性タブ210の長さに沿って互いに隔置される。第2の凹形くぼみ248は、第1の凹形くぼみ246とCPAレバー118のベース212との間に位置する。くぼみ246、248は、丸形部材162の上部252を受け取るようにサイズ設定される。
図5に示すように、丸形部材162は、CPAレバー118が延長位置にあるとき、第1の凹形くぼみ246内に受け取られる。丸形部材162は、
図8に示すように、CPAレバー118が引込み位置にあるとき、第2の凹形くぼみ248内に受け取られるように構成される。
凹形くぼみ246、248は、CPAレバー118が延長位置にあるかそれとも引込み位置にあるかを示すための感覚フィードバックを提供するソフトストップである。
【0037】
図6は、一実施形態による別の嵌合前段階にあるハウジングアセンブリ146の断面図である。
図6は、キャビティ106に装入されているが完全嵌合位置に到達する前のオスハウジング108を示す。オスハウジング108のリブ124は、1次ラッチ120に係合され、ラッチ120をキャビティ106から離れる方向に撓ませる。具体的には、リブ124の上面138が、1次ラッチ120の底面204に係合し、1次ラッチ120を持ち上げて撓み状態で保持する。
図6では、オスハウジング108は丸形部材162に係合しておらず、したがって丸形部材162は着座位置に留まっている。丸形部材162が着座位置にあるため、CPAレバー118は、引込み位置へ動くことが依然として制限されている。
【0038】
一実施形態では、1次ラッチ120は、オスハウジング108のリブ124のキャッチ面136に係合してオスハウジング108をメスハウジング110に固定するように構成されたラッチ面254を画定する。図示の実施形態では、ラッチ面254は、1次ラッチ120を通って画定された開口220の後向きの前壁である。
図6に示すように、1次ラッチ120のラッチ面254は、キャッチ面136に係合されておらず、これはオスハウジング108が完全装入位置にないことを示す。
【0039】
図7は、一実施形態による初期嵌合段階にあるハウジングアセンブリ146の一部分の断面図である。
図7では、オスハウジング108はメスハウジング110に完全に嵌合されている。1次ラッチ120のラッチ面254は、リブ124のキャッチ面136に係合されている。リブ124の斜面140は、丸形部材162に係合され、丸形部材162を持上り位置で支持する。たとえば、丸形部材162の下部242は、カラー226の下へ突出しなくなり、丸形部材162は、カラー226のリップ240に静止していない。丸形部材162は、リブ124によってキャビティ106から離れて外方向256に持ち上げられたため、丸形部材162の上部252は、同様にCPAレバー118の撓み性タブ210を上方へ撓ませる。
一実施形態では、外方向256は、
図3に示す垂直軸191に沿って垂直方向上方である。
図7に示すように、撓み性タブ210は、突起222に触れない逃げ位置へ持ち上げられる。たとえば、タブ210の遠位端206は、垂直方向に突起222のハードストップ面244より上に配置される。したがって、突起222は、撓み性タブ210の経路内にない。CPAレバー118は引込み位置の方へ可動であるが、
図7では、CPAレバー118は延長位置に残っている。CPAレバー118は、収納方向260に押されてCPAレバー118を引込み位置へ動かすように構成される。
【0040】
図8は、一実施形態による最終嵌合段階にあるハウジングアセンブリ146の一部分の断面図である。オスハウジング108は、完全嵌合位置に留まり、丸形部材162は、持上り位置でリブ124によって支持されたままである。
図7に示す初期嵌合段階との唯一の違いは、CPAレバー118がハウジング110に対して引込み位置にあることである。引込み位置で、丸形部材162の上部252は、第2の凹形くぼみ248内に受け取られる。CPAレバー118を引込み位置へ動かすことで、コネクタ位置保証を提供する。さらに、CPAレバー118のベース212は、ベース212が延長位置にある場合と比較すると、引込み位置では後端130から遠くへ延びない。ベース212は、任意選択で、後端130を越えてまったく延びない可能性があり、したがってベース212は、前端128と後端130との間に位置合わせされる。
したがって、引込み位置で、CPAレバー118は、ハウジング110内に収納され、ハウジングアセンブリ146および/またはその付近に取り付けられたケーブルおよび他の電気構成要素によって干渉されにくくなる。
【0041】
後にオスハウジング108をメスハウジング110から切り離すために、CPAレバー118は、収納方向260(
図7に示す)とは概ね反対の延長方向262に動くように構成される。CPAレバー118は、第2の凹形くぼみ248によって提供されるソフトストップに打ち勝つのに十分な力で、ベース212の前壁264に係合してベース212を延長方向262に押したり引いたりすることによって、延長方向262に動かすことができる。
図4に示すように、ランナ214、216の少なくとも1つは、保持斜面266を有することができ、保持斜面266は、フレーム184の支柱に当接して、CPAレバー118がハウジング110から結合解除されるほどCPAレバー118が延長方向262に遠くへ引っ張られ過ぎるのを禁止するように構成される。
【0042】
上記の説明は、限定ではなく例示を意図するものであることを理解されたい。たとえば、前述の実施形態(および/またはそれらの態様)は、互いに組み合わせて使用することができる。追加として、特定の状況または材料を本発明の教示に適合させるために、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの修正を加えることができる。本明細書に記載の寸法、材料のタイプ、様々な構成要素の向き、ならびに様々な構成要素の数および位置は、特定の実施形態のパラメータを定義することを意図するものであり、何ら限定的ではなく、単に例示的な実施形態である。特許請求の範囲の精神および範囲内の多くの他の実施形態および修正形態は、上記の説明を読めば当業者には明らかであろう。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲を参照して、そのような特許請求の範囲に与えられる完全な均等物の範囲とともに決定されるべきである。