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(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1〜3のいずれか1項に記載のスフィンゴミエリンシンターゼ低分子の阻害剤の、スフィンゴミエリンのレベル異常増加による疾患の予防と治療の薬物の製造のための使用。
前記スフィンゴミエリンのレベル異常増加による疾患は、アテローム性動脈硬化症、脂肪肝、肥満またはII型糖尿病及びそれらの関連の代謝症候群である、請求項5に記載の使用。
【発明の概要】
【0010】
本発明の目的は、先行技術の欠点と不足を克服し、2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物及びその薬物用途を提供し、具体的には、2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物及びそのスフィンゴミエリンシンターゼ抑制剤の製造のための使用及びそのアテローム性動脈硬化症、脂肪肝、肥満及びII型糖尿病の予防と治療の薬物の製造のための使用に関連した。
【0011】
本発明第一の目的は、2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物またはその薬学的に許容される塩を提供することにある。前記2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物は、式Iで表される構造を有する遊離アルカリまたは塩である。
【0013】
その中、X、YおよびZはC原子またはN原子を表し、ただしX、YおよびZは同時にC原子から選べることがない;Gはフェニル基、置換のフェニル基とナフチル基を表し、YおよびXまたはYおよびZはC原子から選択された場合、Gは置換フェニル基またはナフチル基から選択される;特に、Gは置換のフェニル基である場合、その置換基はハロゲン、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメトキシ基、カルボキシル基、エステル基、ベンジルオキシ基、C
1−C
7のアルキル基またはC
1−C
7のアルコキシから選択される任意の一つまたは二つである。Rは水素、ハロゲン、ニトロ基またはC
1−C
4のアルコキシ基を表す。
【0014】
更に、Gは置換のフェニル基である場合、その置換基はo−F,m−F,p−F,o−Cl,m−Cl,p−Cl,o−Br,m−Br,p−Br,o−NO
2,m−NO
2,p−NO
2,o−CN,m−CN,p−CN,o−OCF
3,m−OCF
3,p−OCF
3,o−COOH,m−COOH,p−COOH,o−COOEt,m−COOEt,p−COOEt,o−OBn,m−OBn,p−OBn,o−OCH
2CO
2C
2H
5,m−OCH
2CO
2C
2H
5,o−OCH
2COOH,m−OCH
2COOH,C
1−C
7のアルキル基、C
1−C
7のアルコキシ基の中の一つまたは二つである。
【0015】
さらに具体的には、式I−1〜式I−60で表される化合物である:
【0020】
本発明の化合物はアルカリ性基を含み、酸と塩を形成でき、一般的な手段で誘導体の塩を形成することがきる。酢酸塩、クエン酸塩、フマル酸、マレイン酸塩、シュウ酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、琥珀酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、樟脳スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩、トリメタンスルホン酸塩などの有機酸塩;水素ハロゲン酸(フッ化水素酸、塩化水素酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸塩)塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩などの無機酸塩;または、グルタミン酸またはアスバラギン酸等のアミノ酸と形成されたグルタミン酸塩またはアスバラギン酸塩等が挙げられる。好ましく、塩は塩酸塩、臭化水素酸塩である。
【0021】
本発明は、2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物の溶媒和化合物にも関連する。前記溶媒は好ましく水、エタノールまたはメタノールである。
【0022】
本発明の第二の目的は式Iで表される2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物はスフィンゴミエリンシンターゼ低分子の阻害剤の製造のための使用を提供する。本発明は、文献で報道されたHPLC蛍光定量検査方法を用いて式Iで表される2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物がスフィンゴミエリンシンターゼ抑制剤に対する抑制活性を測定して(Xiaodong Deng; Hong Sun; et al. Analytical Letters, 2012, 45:12, 1581−1589)、その中のNBD−ceramideとNBD−sphingomyelinの含有量の変化により、抑制剤はスフィンゴミエリンシンターゼが触媒としてセラミドをスフィンゴミエリンに転換させる活性の変化を計算する。
【0023】
HPLC蛍光定量方法の活性測定実験では、式Iで表される2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物はサブミクロモル級のスフィンゴミエリンシンターゼの抑制活性を有し、スフィンゴミエリンシンターゼを抑制する有効成分であり;HPLC蛍光定量方法で前記化合物のスフィンゴミエリンシンターゼ2(SMS2)に対する抑制活性を検測した結果は以下の通りである:
1)2−(2−フルオロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−1)は5μM下の抑制率は53.8%である。
【0024】
2)2−(3−フルオロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−2)は5μM下の抑制率は69.3%である。
【0025】
3)2−(3−ニトロ−ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−3)は50μM下の抑制率は64.6%である。
【0026】
4)2−(3−シアノベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−4)は50μM下の抑制率は66.0%である。
【0027】
5)2−(4−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−5)は50μM下の抑制率は23.0%である。
【0028】
6)2−(2−シアノベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−6)は50μM下の抑制率は50.0%である。
【0029】
7)2−(3−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−7)は5μM下の抑制率は70.6%である。
【0030】
8)2−(3−ブロモベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−8)は50μM下の抑制率は67.1%である。
【0031】
9)2−(4−ブロモベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−9)は50μM下の抑制率は14.7%である。
【0032】
10)2−((3−メチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−10)は50μM下の抑制率は69.5%である。
【0033】
11)2−((2−メチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−11)は5μM下の抑制率は71.3%である。
【0034】
12)2−((2−ニトロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−12)は50μM下の抑制率は35.5%である。
【0035】
13)2−((4−ニトロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−13)は50μM下の抑制率は11.8%である。
【0036】
14)2−((4−メチルフェニル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−14)は50μM下の抑制率は69.0%である。
【0037】
15)2−((4−シアノベンジル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−15)は50μM下の抑制率は15.0%である。
【0038】
16)2−((2−クロロ−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−16)は5μM下の抑制率は75.7%である。
【0039】
17)2−((2,6−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−17)は5μM下の抑制率は77.2%である。
【0040】
18)2−((2−フルオロ−3−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−18)は5μM下の抑制率は55.2%である。
【0041】
19)4−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)安息香酸エチル (式I−19)は10μM下の抑制率は2.9%である。
【0042】
20)2−((4−トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−20)は10μM下の抑制率は3.9%である。
【0043】
21)2−((2−メチル−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−21)は10μM下の抑制率は84.7%である。
【0044】
22)2−(3−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)フェニルオキシ)酢酸エチル(式I−22)は10μM下の抑制率は15.3%である。
【0045】
23)2−((3−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−23)は10μM下の抑制率は59.8%である。
【0046】
24)2−((2−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−24)は10μM下の抑制率は89.4%である。
【0047】
25)2−((2,5−ジメトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−25)は10μM下の抑制率は78.9%である。
【0048】
26)2−((2−ベンジルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−26)は10μM下の抑制率は76.9%である。
【0049】
27)2−((2−エチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−27)は5μM下の抑制率は78.4%である。
【0050】
28)2−((4−エチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−28)は10μM下の抑制率は10.1%である。
【0051】
29)2−((2,6−ジメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−29)は10μM下の抑制率は88.8%である。
【0052】
30)2−((2−エトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−30)は10μM下の抑制率は86.3%である。
【0053】
31)2−((2−メトキシ−5−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−31)は10μM下の抑制率は92.4%である。
【0054】
32)2−((2−クロロ−6−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−32)は10μM下の抑制率は82.3%である。
【0055】
33)2−((2,5−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−33)は10μM下の抑制率は87.9%である。
【0056】
34)2−(2−(4−クロロブトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−34)は10μM下の抑制率は85.5%である。
【0057】
35)2−(2−(5−クロロペントキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−35)は10μM下の抑制率は91.3%である。
【0058】
36)2−(2−(6−クロロヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−36)は10μM下の抑制率は91.5%である。
【0059】
37)2−((2−ヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−37)は10μM下の抑制率は90.2%である。
【0060】
38)2−((2−ヘプチルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−38)は10μM下の抑制率は90.5%である。
【0061】
39)2−((5−クロロ−2−ヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−39)は5μM下の抑制率は85.5%である。
【0062】
40)2−((5−クロロ−2−ペントキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−40)は5μM下の抑制率は87.1%である。
【0063】
41)2−((3−フルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−41)は10μM下の抑制率は10.0%である。
【0064】
42)2−((2−トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−42)は5μM下の抑制率は65.5%である。
【0065】
43)2−((2−メチル−5−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−43)は5μM下の抑制率は74.8%である。
【0066】
44)2−((2−メチル−3−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−44)は5μM下の抑制率は47.0%である。
【0067】
45)2−((ナフタレン−1−基)めとキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−45)は10μM下の抑制率は78.0%である。
【0068】
46)4−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)安息香酸(式I−46)は10μM下の抑制率は2.6%である。
【0069】
47)2−(2−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル) ベンジルオキシ)酢酸(式I−47)は10μM下の抑制率は7.4%である。
【0070】
48)2−(3−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)フェニルオキシ)酢酸(式I−48)は10μM下の抑制率は3.0%である。
【0071】
49)2−((5−クロロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−49)は10μM下の抑制率は75.3%である。
【0072】
50)2−((5−クロロ−2−(2−メトキシエトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−50)は10μM下の抑制率は54.2%である。
【0073】
51)2−((5−クロロ−2−(2−モルホリのエトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−51)は10μM下の抑制率は24.9%である。
【0074】
52)2−ベンジルオキシ−N−(ピリジン−2−基)ベンズアミド(式I−52)は100μM下の抑制率は60.1%である。
【0075】
53)2−ベンジルオキシ−N−(ピリミジン−5−基)ベンズアミド(式I−53)は10μM下の抑制率は38.4%である。
【0076】
54)5−クロロ−2−((2,6−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−54)は10μM下の抑制率は42.3%である。
【0077】
55)5−クロロ−2−((2−クロロ−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−55)は10μM下の抑制率は31.7%である。
【0078】
56)4−クロロ−2−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−56)は10μM下の抑制率は20.0%である。
【0079】
57)2−(2−クロロベンジルオキシ)−5−ニトロ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−57)は10μM下の抑制率は1.7%である。
【0080】
58)4−ブロモ−2−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−58)は10μM下の抑制率は19.4%である。
【0081】
59)2−(2−クロロベンジルオキシ)−5−メトキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−59)は10μM下の抑制率は7.2%である。
【0082】
60)2−(2−クロロベンジルオキシ)−4−メトキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−60)は10μM下の抑制率は13.3%である。
【0083】
本発明はさらなる目的は、式Iで表される2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物及びその塩類または溶媒和化合物がスフィンゴミエリンのレベル異常増加による疾患、例えば、アテローム性動脈硬化症、脂肪肝、肥満体及びII型糖尿病の予防と治療の薬物の製造のための使用を提供する。
【0084】
本発明は、実験で以下のことを検証できた。前記化合物は従来技術のスフィンゴミエリンシンターゼの低分子抑制剤D609とD2に比べ、SMS2に対する抑制活性がD609とD2より著しく高い;水溶性と安定性などの理化学的性質がD609とD2により優れた;潜在的な毒性グループを含んでいないため、潜在的な毒性副作用が小さく、スフィンゴミエリンのレベル異常増加による疾患、例えば、アテローム性動脈硬化症、脂肪肝、肥満及びII型糖尿病の治療薬物として使用することができる。
【0085】
以上の薬物の中に、一種または多種の薬学的に許容される担体も含むことができ、前記担体は薬学領域における通常の希釈剤、付形剤、充填剤、結合剤、湿潤剤、ディスインテグラント、吸収促進剤、界面活性剤、吸収担体、潤滑剤などを含み、必要なとき、香り剤、甘味剤なども加えることができる。
【0086】
本発明の有益な効果は、本発明で提供される2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物が新しい構造を持つスフィンゴミエリンシンターゼの抑制剤で、サブミクロモル級の分子レベルの抑制活性があって、良好な潜在力と応用前景があって、さらに、アテローム性動脈硬化症、脂肪肝、肥満及びII型糖尿病の治療薬物に製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0087】
実施例1:2−((2,6−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−17)の合成
1)2−ベンジルオキシ安息香酸メチル(化合物3a)の合成
【0089】
サリチル酸メチル11.4 g(75 mmol,1.0 eq)を室温で200 mlアセトンに溶解し、均一まで撹拌後に炭酸カリウム15.52 g(112.5 mmol,1.5 eq)を加えた。臭化ベンジル13.5 g(78.75 mmol,1.05 eq)を緩やかに滴下してから、加熱して3時間還流した。TLC測定で原料が消えたことを確認し、加熱を停止した。室温まで冷却してから、減圧濾過し、フィルターケーキをアセトンで二回洗浄して、濾液をまとめて濃縮して、無色透明オイル18.06 gを得た。収率は99.4 %であった。その粗生成物は精製せずに直接次の反応で用いることができる。MS(ESI) (m/z): 243.1(M+H)
+。
【0090】
2)2−ベンジルオキシ安息香酸(化合物4a)の合成
【0092】
2−ベンジルオキシ安息香酸メチル(化合物3a)18.17 g(75 mmol,1.0 eq)を75 mlメタノールに溶解し、均一まで撹拌後に室温で水酸化ナトリウム水溶液75 ml(4 mol/L)を滴下してから、室温で4.5時間反応した。反応系が透明溶液になってから、TLCで原料が消えたことを検測した。メタノールを蒸留で除いて、アイスバスで2M 塩酸(aq)を滴下し、pH 5−6に調節し、白い固体を析出させた。次は、濾過し、真空乾燥してから白い固体15.0 gを得た。収率は87.6%。その粗生成物は精製せずに直接次の反応で用いることができる。MS(ESI) (m/z): 227.1(M−H)
−。
【0093】
3)2−ベンジルオキシ−N−(ピリジン−3−基) ベンズアミド(化合物6a)の合成
【0095】
2−ベンジルオキシ安息香酸(化合物4a) 0.55 g(2.4 mmol, 1.2 eq)を乾燥したフラスコに加えた。その後、SOCl
27.25 mlを加え、5分間攪拌してから、2滴ピリジンを加え、2.5時間加熱攪拌した。TLCで原料が消えたことを検測し、減圧蒸留でSOCl
2を除いて、浅黄色いろう状化合物5aを得た。その粗生成物は精製せずに直接次の反応で用いることができる。
【0096】
3−アミノピリジン0.19 g(2 mmol, 1.0 eq)を10 ml乾燥したジクロロメタンに溶解し、その後、0.32 ml(4 mmol, 2.0 eq)ピリジンを加え十分に混ぜた。この中に、アイスバスで、前の反応で得た化合物5aを含んだジクロロメタン溶液がゆっくり滴下された。滴下終了してから、室温で2時間反応した。次は、反応系を水で2回洗浄し、飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して0.53 g浅黄色固体を得た。粗生成物を混合溶媒(PE:EA=2:1)で再結晶し、白い粉末状の固体0.28g(化合物6a)を得た。収率は46.7%であった。検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:m.p 107.6−108.9
oC. MS(ESI)(m/z): 305.2(M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.36 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.27 (dd, J = 4.7, 1.3 Hz, 1H), 8.10 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.69 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.57 − 7.50 (m, 3H), 7.40 − 7.32 (m, 4H), 7.30 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.25 (s, 2H).
4)2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)の合成
【0098】
2−ベンジルオキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物6a) 5.01 g(16.46 mmol, 1.0 eq)を85 mlメタノールの中に溶解し、10% Pd/Cを加えた。次は、室温で、3Atm圧力の水素ガスで2時間反応した。濾過でPd/Cを除いて、ろ液を濃縮して3.47 g白い粉末状固体(化合物7)を得た。収率は98.6%であった。検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:MS(ESI) (m/z): 215.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.65 (s, 1H), 10.53 (s, 1H), 8.88 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.35 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.17 (ddd, J = 8.3, 2.4, 1.5 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 7.9, 1.6 Hz, 1H), 7.49 − 7.39 (m, 2H), 7.04 − 6.95 (m, 2H).
5)2−((2,6−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−17)の合成
2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7) 0.21 g(1.0 mmol,1.0 eq)を6 mlアセトンの中に溶解し、炭酸カリウム0.28 g(2.0 mmol,2.0 eq)を加え、続いて2,6−ジクロロベンジル臭化物0.24 g(1.0 mmol,1.0 eq)を加え、1.0時間反応した。反応終了後、蒸留でアセトンを除去し、水を加え、EAで抽出した。次は,有機層を飽和食塩水で2回洗って、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して0.34 g浅黄色オイルを得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィーで精製し、流動性相はPE:EA=2:1である。0.24 g浅黄色の固体(式I−17)を得た。収率は64.9%である。検測結果は以下の通り:m.p 115.0−116.4
oC. MS(ESI) (m/z): 373.0(M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.16 (s, 1H), 8.51 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.25 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.05 − 7.98 (m, 1H), 7.71 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.63 − 7.53 (m, 3H), 7.47 (dd, J = 9.0, 7.0 Hz, 2H), 7.33 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.18 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 5.43 (s, 2H).
実施例2:化合物I−1,I−2,I−3,I−4,I−5,I−6,I−7,I−8,I−9,I−10,I−11,I−12,I−13,I−14,I−15,I−16,I−18,I−19,I−20の合成
【0101】
実施例1のスッテプ5の化合物I−17の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と対応する市販のベンジル臭化物の誘導体(化合物8−1a〜8−1t) とを反応させて、式I−1からI−16と式I−18からI−20の化合物を得た。具体的には2−(2−フルオロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−1);2−(3−フルオロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−2);2−(3−ニトロ−ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−3);2−(3−シアノベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−4);2−(4−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−5);2−(2−シアノベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−6);2−(3−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−7);2−(3−ブロモベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−8);2−(4−ブロモベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−9);2−((3−メチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−10);2−((2−メチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−11);2−((2−ニトロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−12);2−((4−ニトロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−13);2−((4−メチルフェニル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−14);2−((4−シアノベンジル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−15);2−((2−クロール−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−16);2−((2−フルオロ−3−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−18);4−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)安息香酸エチル (式I−19);2−((4−トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−20)である。
【0102】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−1 m.p 101.6−102.5
oC. MS(ESI) (m/z): 323.2(M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.56 (s, 1H), 8.86 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.39 (dd, J = 4.9, 1.1 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.68 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.66 − 7.61 (m, 1H), 7.60 − 7.53 (m, 2H), 7.44 − 7.34 (m, 2H), 7.25 (dd, J = 9.8, 8.9 Hz, 1H), 7.19 (td, J = 7.5, 0.8 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.33 (s, 2H).
式I−2 m.p 102.8−104.2
oC.
MS(ESI) (m/z): 323.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.40 (s, 1H), 8.76 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.29 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.18 − 8.10 (m, 1H), 7.67 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.57 − 7.50 (m, 1H), 7.45 − 7.34 (m, 4H), 7.27 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.19 − 7.09 (m, 2H), 5.27 (s, 2H).
式I−3 m.p 138.2−141.1
oC. MS(ESI) (m/z): 350.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.43 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.27 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 8.14 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.50 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 7.7, 4.8 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.39 (s, 2H).
式I−4 m.p 150.2−152.6
oC. MS(ESI) (m/z): 330.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.41 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.27 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.84 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.77 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.62 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.59 - 7.47 (m, 2H), 7.36 (dd, J = 8.1, 4.7 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.27 (s, 2H).
式I−5 m.p 114.9−118.4
oC. MS(ESI) (m/z): 335.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.34 (s, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.25 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 7.34 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.08 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 5.15 (s, 2H), 3.72 (s, 3H).
式I−6 m.p 122.8−125.2
oC. MS(ESI) (m/z): 330.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.32 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.25 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.78 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 12.1, 7.0 Hz, 2H), 7.53 (dd, J = 9.0, 4.4 Hz, 2H), 7.33 (dd, J = 12.6, 6.5 Hz, 2H), 7.13 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.41 (s, 2H).
式I−7 m.p 125.1−125.6
oC. MS(ESI) (m/z): 339.2 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.40 (s, 1H), 8.79 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.29 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.20 - 8.07 (m, 1H), 7.66 (dd, J = 7.7, 1.6 Hz, 2H), 7.58 − 7.50 (m, 1H), 7.50 − 7.44 (m, 1H), 7.43 − 7.33 (m, 3H), 7.28 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.25 (s, 2H).
式I−8 m.p 151.4−152.4
oC. MS(ESI) (m/z): 384.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.39 (s, 1H), 8.78 (s, 1H), 8.26 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.77 (s, 1H), 7.63 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.51 (dd, J = 14.6, 7.6 Hz, 3H), 7.35 (dd, J = 8.2, 4.8 Hz, 1H), 7.30 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.22 (s, 2H).
式I−9 m.p 147.2−148.7
oC. MS(ESI) (m/z): 384.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.36 (s, 1H), 8.72 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.26 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.10 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.54 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 7.48 (t, J = 8.9 Hz, 3H), 7.35 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.08 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.21 (s, 2H).
式I−10 m.p 151.9−153.6
oC. MS(ESI) (m/z): 319.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.37 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.26 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.34 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 7.28 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 7.22 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.10 (dd, J = 12.8, 6.3 Hz, 2H), 5.18 (s, 2H), 2.20 (s, 3H).
式I−11 m.p 95.9−98.0
oC. MS(ESI) (m/z): 319.2 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.37 (s, 1H), 8.61 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.27 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.09 − 8.02 (m, 1H), 7.69 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.58 − 7.52 (m, 1H), 7.50 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.39 − 7.32 (m, 2H), 7.28 − 7.21 (m, 2H), 7.15 (ddd, J = 17.3, 11.2, 4.7 Hz, 2H), 5.26 (s, 2H), 2.34 (s, 3H).
式I−12 m.p 110.7−112.9
oC. MS(ESI) (m/z): 350.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.42 (s, 1H), 8.76 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.28 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.13 (dt, J = 8.2, 2.0 Hz, 2H), 7.84 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.69 − 7.54 (m, 3H), 7.52 − 7.45 (m, 1H), 7.36 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.11 (td, J = 7.5, 0.7 Hz, 1H), 5.60 (s, 2H).
式I−13 m.p 142.4−144.6
oC. MS(ESI) (m/z): 350.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.43 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.27 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 8.14 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 7.75 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.50 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 7.7, 4.8 Hz, 1H), 7.23 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.39 (s, 2H).
式I−14 m.p 133.3−137.6
oC. MS(ESI) (m/z): 319.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.35 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.26 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.51 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.34 (dd, J = 7.9, 4.6 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.08 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.18 (s, 2H), 2.27 (s, 3H).
式I−15 m.p 139.1−140.5
oC. MS(ESI) (m/z): 330.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.40 (s, 1H), 8.76 (s, 1H), 8.27 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.85 − 7.78 (m, 2H), 7.68 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.62 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.50 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 8.2, 4.6 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.33 (s, 2H).
式I−16 m.p 118.0−119.2
oC. MS(ESI) (m/z): 357.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.41 (s, 1H), 8.76 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.29 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.17 - 8.11 (m, 1H), 7.66 (dd, J = 7.5, 1.6 Hz, 1H), 7.59 − 7.48 (m, 3H), 7.38 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.25 (td, J = 8.5, 3.1 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.30 (s, 2H). 式I−16の塩酸塩m.p 167.3−169.0
oC.
式I−18 m.p 149.8−150.6
oC. MS(ESI) (m/z): 357.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.33 (s, 1H), 8.72 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.28 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.14 − 8.08 (m, 1H), 7.66 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.63 − 7.51 (m, 3H), 7.39 − 7.32 (m, 2H), 7.21 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.36 (s, 2H).
式I−19 m.p 93.7−97.0
oC. MS(ESI) (m/z): 377.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.42 (s, 1H), 8.76 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.27 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.18 - 8.12 (m, 1H), 7.91 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.67 − 7.60 (m, 3H), 7.54 − 7.47 (m, 1H), 7.35 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.31 (s, 2H), 4.28 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.28 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
式I−20 m.p 144.6−147.8
oC. MS(ESI) (m/z): 373.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.41 (s, 1H), 8.77 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.27 (d, J = 4.6 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.76 − 7.67 (m, 4H), 7.67 − 7.61 (m, 1H), 7.50 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 7.35 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.24 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.34 (s, 2H).
実施例3:化合物I−21、I−22、I−23、I−24、I−25およびI−26の合成
1)化合物8−2a〜8−2dの合成
【0105】
2−メトキシベンズアルデヒド(化合物10c) 1.10 g(8 mmol, 1.0 eq)を12 ml無水エタノールの中に溶解し、0.32 g (8 mmol, 1.0 eq)96% NaBH
4を加え,室温で3.0 時間反応し、少量の水を加え、蒸留でエタノールを除いて、15 ml水を加え、EA(20 ml*2)で抽出した。次は、飽和食塩水で有機層を2回洗って、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮して1.02 g無色透明のオイル(化合物13c)を得た。収率は92.3%であった。以上の反応操作を参照し、化合物10a、10bと10dを用いて反応し、化合物13a、13bと13dを得た。
【0106】
化合物(13c) 1.02 g(7.38 mmol, 1.0 eq)を40 ml ジクロロメタンの中に溶解し、アイスバスで0.84 ml (8.90 mmol, 1.2 eq)PBr
3を加え、室温で1時間反応した。その後、少量飽和炭酸水素ナトリウムで有機層を1回洗って、飽和食塩水で2回洗って、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し濃縮乾燥して、1.15 g薄紅色のオイル(化合物8−2c)を得た。収率は77.5%であった。その粗生成物は精製せずに直接次の反応で用いることができる。以上の反応操作を参照し、化合物13a、13bと13dを用いて反応し、化合物8−2a、8−2bと8−2dをえた。
【0107】
2)化合物I−21、I−23、I−24及びI−25の合成
【0110】
2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7) 0.32 g(1.5 mmol,1.0 eq)を9 mlアセトンの中に溶解し、0.42 g(3.0 mmol,2.0 eq)炭酸カリウムを加え、続いて、0.30 g(1.5 mmol,1.0 eq) 2−メトキシベンジル臭化物(化合物8−2c)を加えてから、1.0時間反応した。反応終了後、蒸留でアセトンを除き、水を加え、EAで抽出した。次は、有機層を飽和食塩水で2回洗って、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮して浅黄色オイルを得た。粗生成物はカラムクロマトグラフィーで精製し、流動性相はPE:EA=2:1である。0.27 g白い粉末状固体(式I−24)を得た。収率は76.2%であった。
【0111】
以上の反応操作を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と対応したベンジル臭化物の誘導体(化合物8−2a、8−2b及び8−2d)とを反応させ、式I−21、式I−23及び式I−25の化合物を得た。具体的には2−((2−メチル−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−21);2−((3−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−23);2−((2,5−ジメトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−25)である。
【0112】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−21 m.p 156.2−157.7
oC.
MS(ESI) (m/z): 337.0 (M+H)
+.
1H NMR (600 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.05 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 9.21 (s, 1H), 8.59 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.47 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.90 (dt, J = 9.1, 4.7 Hz, 1H), 7.63 (dd, J = 7.5, 1.7 Hz, 1H), 7.60 - 7.55 (m, 1H), 7.36 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 10.0, 2.7 Hz, 1H), 7.23 (dd, J = 8.2, 6.0 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.02 (td, J = 8.5, 2.8 Hz, 1H), 5.24 (s, 2H), 2.28 (s, 3H). 式I−21の塩酸塩m.p 156.2−157.7
oC.
式I−23 m.p 168.6−171.0
oC. MS(ESI) (m/z): 335.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.37 (s, 1H), 8.72 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.28 (dd, J = 4.7, 1.3 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.69 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.59 - 7.48 (m, 1H), 7.36 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 12.8, 5.0 Hz, 2H), 7.18 − 7.03 (m, 3H), 6.89 (dd, J = 8.1, 2.2 Hz, 1H), 5.23 (s, 2H), 3.67 (s, 3H).
式I−24 m.p 136.4−137.6
oC. MS(ESI) (m/z): 335.0 (M+H)
+.
1H NMR (600 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.34 (s, 1H), 8.59 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.28 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.09 − 8.01 (m, 1H), 7.76 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.56 − 7.50 (m, 2H), 7.38 − 7.31 (m, 3H), 7.14 − 7.06 (m, 2H), 6.93 (td, J = 7.4, 0.7 Hz, 1H), 5.26 (s, 2H), 3.78 (s, 3H).
式I−25 MS(ESI) (m/z): 365.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.38 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.26 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 8.08 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 7.7 Hz, 1H), 7.34 (dd, J = 8.0, 4.7 Hz, 1H), 7.29 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 15.2, 4.9 Hz, 2H), 6.96 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.86 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 5.19 (s, 2H), 3.71 (s, 3H), 3.55 (s, 3H).
3)化合物8−2eと8−2fの合成
【0115】
3−ヒドロキシベンズアルデヒド(化合物9b) 1.47 g (12 mmol,1.0 eq)を30 mlアセトンの中に溶解し、3.30 g (24 mmol,2.0 eq)炭酸カリウムと1.34 ml (12 mmol,1.0 eq)ブロモ酢酸エチルを加え、室温で一晩攪拌した。その後、溶媒を除いて、EA(10 ml)で2回抽出した。次は、有機層を飽和食塩水で2回洗って、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。得た黄色透明オイルはPE:EA = 6:1の流動性相を使って、カラムクロマトグラフィーで精製し、1.50 g浅黄色透明オイル(化合物10e)をえた。以上の反応操作を参照し、サリチルアルデヒド(化合物9a)とベンジル臭化物とを原料として反応させて化合物10fを得た。
【0116】
実施例3のスッテプ1の化合物8−2aと8−2dの合成条件を参照し、それぞれに化合物10eと10fはNaBH
4で還元反応及びPBr
3で臭化反応し、得た化合物は式8−2eと8−2fで、直接次の反応を進行する。
【0120】
実施例1のステップ5の化合物I−17の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)とベンジル臭化物の誘導体(化合物8−2eと8−2f)とを反応させ、式I−22と式I−26の化合物を得た。具体的には2−(3−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)フェニルオキシ)酢酸エチル(式I−22)と2−((2−ベンジルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−26)である。
【0121】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−22 MS(ESI) (m/z): 407.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.11 (s, 1H), 9.27 (s, 1H), 8.61 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.97 (dd, J = 8.5, 5.5 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.53 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 10.4, 5.9 Hz, 2H), 7.13 − 7.04 (m, 3H), 6.82 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 5.21 (s, 2H), 4.71 (s, 2H), 4.11 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.16 (t, J = 7.1 Hz, 3H).
式I−26 MS(ESI) (m/z): 411.2 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.10 (s, 1H), 9.21 (s, 1H), 8.61 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.44 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 8.3, 5.5 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.49 (dd, J = 13.5, 7.0 Hz, 2H), 7.38 (d, J = 7.2 Hz, 2H), 7.31 − 7.21 (m, 5H), 7.08 (t, J = 8.3 Hz, 2H), 6.89 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.29 (s, 2H), 5.13 (s, 2H).
実施例4:化合物I−27,I−28,I−29,I−30,I−31,I−32和I−33の合成
1)化合物8−3aから8−3gまでの合成
【0124】
2−エチル安息香酸(化合物12a) 0.30 g(2 mmol,1.0 eq)を16 ml乾燥したTHFの中に溶解し、アイスバスで4 ml(4 mmol,2.0 eq) 1MのBH
3/THF溶液を滴下し、室温で3時間反応した。次は、溶媒を除いて、アイスバスで1 M HCl(aq)を加え、泡が生じないまでになってから、EA(10 ml)で2回抽出した。抽出液は飽和炭酸水素ナトリウム溶液で2回、飽和食塩水で2回洗って、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して浅黄色オイル状の粗生成物(化合物13g)を得た。その粗生成物は精製しないで直接次の反応で用いることができる。以上の還元反応操作を参照し、化合物12bから12gまでは還元反応で、対応したベンジルアルコール中間体13hから13mまでを得た。
【0125】
実施例3のスッテプ1の化合物8−2aと8−2dの合成条件を参照し、それぞれに化合物13gから13mまではPBr
3で臭化反応し、得た化合物は8−3aから8−3gまでで、そして精製せずに直接次の反応で用いることができる。
【0126】
2)化合物I−27,I−28,I−29,I−30,I−31,I−32和I−33の合成
【0129】
実施例1のスッテプ5の化合物I−17の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と対応したベンジル臭化物の誘導体 (化合物8−3aから8−3gまで)とを反応させ、式I−27からI−33までの化合物を得た。具体的には2−((2−エチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−27);2−((4−エチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−28);2−((2,6−ジメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−29);2−((2−エトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−30);2−((2−メトキシ−5−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−31);2−((2−クロロ−6−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−32);2−((2,5−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−33)である。
【0130】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−27 MS(ESI) (m/z): 333.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.06 (s, 1H), 9.18 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.44 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.94 (dd, J = 8.5, 5.4 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.61 − 7.55 (m, 1H), 7.49 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.26 (dt, J = 13.9, 6.5 Hz, 2H), 7.19 − 7.10 (m, 2H), 5.27 (s, 2H), 2.68 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 1.12 (t, J = 7.5 Hz, 3H).
式I−28 m.p 164.8−167.1
oC.
MS(ESI) (m/z): 333.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.17 (s, 1H), 9.27 (s, 1H), 8.64 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 8.00 (dd, J = 8.4, 5.6 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 6.7 Hz, 1H), 7.52 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.27 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.08 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.19 (s, 2H), 2.54 (q, J = 7.5 Hz, 2H), 1.11 (t, J = 7.6 Hz, 3H).
式I−29 MS(ESI) (m/z): 333.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.07 (s, 1H), 9.08 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.30 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.91 (dd, J = 8.5, 5.5 Hz, 1H), 7.58 (dd, J = 13.8, 4.6 Hz, 2H), 7.45 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.11 (dd, J = 13.3, 7.1 Hz, 2H), 7.00 (d, J = 7.5 Hz, 2H), 5.18 (s, 2H), 2.31 (s, 6H). 式I−29の塩酸塩m.p 145.7−148.5
oC.
式I−30 MS(ESI) (m/z): 349.2 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.34 (s, 1H), 8.53 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 4.5 Hz, 1H), 8.03 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.77 (dd, J = 7.6, 1.4 Hz, 1H), 7.57 − 7.47 (m, 2H), 7.32 (dd, J = 12.9, 6.2 Hz, 3H), 7.10 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.90 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.24 (s, 2H), 3.99 (q, J = 6.9 Hz, 2H), 1.20 (t, J = 6.9 Hz, 3H).
式I−31 m.p 119.0−122.8
oC. MS(ESI) (m/z): 369.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.39 (s, 1H), 8.74 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.27 (dd, J = 4.7, 1.3 Hz, 1H), 8.11 (ddd, J = 8.3, 2.3, 1.5 Hz, 1H), 7.67 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.56 − 7.48 (m, 2H), 7.38 − 7.31 (m, 2H), 7.27 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.10 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.18 (s, 2H), 3.77 (s, 3H).
式I−32 MS(ESI) (m/z): 357.0 (M+H)
+.
1H NMR (600 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.87 (s, 1H), 9.11 (s, 1H), 8.57 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.66 − 7.58 (m, 2H), 7.50 − 7.44 (m, 2H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.33 (s, 2H). 式I−32の塩酸塩m.p 177.3−179.1
oC.
式I−33 MS(ESI) (m/z): 372.9 (M+H)
+.
1H NMR (600 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.18 − 11.07 (m, 1H), 9.26 (s, 1H), 8.65 - 8.48 (m, 2H), 7.94 (d, J = 4.7 Hz, 1H), 7.70 − 7.63 (m, 2H), 7.62 − 7.56 (m, 1H), 7.53 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.42 (dd, J = 8.5, 2.5 Hz, 1H), 7.35 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.30 (s, 2H). 式I−33の塩酸塩m.p 185.0−186.9
oC.
実施例5:化合物I−34,I−35,I−36,I−37,I−38,I−39及びI−40の合成
1)化合物8−4aから8−4eまでの合成
【0133】
サリチルアルコール(化合物11a) 2.00 g (16 mmol,1.0 eq)を100 mlアセトニトリルの中に溶解し、5.20 g (37.6 mmol,2.35 eq)炭酸カリウムと4.00 g (24 mmol,1.5 eq)n−ブロモヘキサンを加え、60℃で10時間反応した。次は、濾過し、濃縮して粗生成物を得た。PE:EA = 25:1からPE:EA = 9:1までの流動性相を使用し、カラムクロマトグラフィーで精製して、1.80 g浅黄色透明オイル(化合物13q)を得た。収率は54.1%であった。以上の方法を参照し、化合物11aと1−ブロモ−4−クロロブタン、1−ブロモ−5−クロロペンタン、1−ブロモ−6−クロロヘキサン及びn−ブロモヘプタンとをそれぞれ反応され、化合物13nから13pまで及び化合物13rを得た。
【0134】
実施例3のスッテプ1の化合物8−2aと8−2dの合成条件を参照し、それぞれに化合物13nから13rまではPBr
3で臭化反応し、得た化合物は8−4aから8−4eまでで、直接次の反応に使える。
【0135】
2)化合物I−34,I−35,I−36,I−37及びI−38の合成
【0138】
実施例1のスッテプ5の化合物I−17の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と対応したベンジル臭化物の誘導体(化合物8−4a〜8−4e)とを反応させ、式I−34からI−38までの化合物を得た。具体的には2−(2−(4−クロロブトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−34);2−(2−(5−クロロペントキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−35);2−(2−(6−クロロヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−36);2−((2−ヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−37)及び2−((2−ヘプチルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−38)である。
【0139】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−34 MS(ESI) (m/z): 411.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.96 (s, 1H), 9.15 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.40 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 8.5, 5.4 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.61 − 7.54 (m, 1H), 7.50 − 7.45 (m, 1H), 7.31 (dd, J = 10.2, 5.0 Hz, 2H), 7.13 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.91 (t, J = 7.3 Hz, 1H), 5.26 (s, 2H), 4.03 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 3.64 (t, J = 6.1 Hz, 2H), 1.88 − 1.72 (m, 4H). 式I−34の塩酸塩m.p 127.4−128.1
oC.
式I−35 MS(ESI) (m/z): 425.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.95 (s, 1H), 9.14 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.39 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.93 (dd, J = 8.5, 5.4 Hz, 1H), 7.73 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.61 − 7.54 (m, 1H), 7.47 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 7.32 (dd, J = 10.7, 4.8 Hz, 2H), 7.14 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.91 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.26 (s, 2H), 3.99 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.58 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 1.76 − 1.62 (m, 4H), 1.52 − 1.42 (m, 2H).
式I−36 MS(ESI) (m/z): 439.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.90 − 10.79 (m, 1H), 9.06 (d, J = 12.3 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 8.31 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.87 (t, J = 9.5 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.62 − 7.55 (m, 1H), 7.48 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.33 (t, J = 7.1 Hz, 2H), 7.14 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.92 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.27 (s, 2H), 3.98 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 3.57 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 1.64 (dd, J = 13.1, 6.5 Hz, 4H), 1.43 - 1.31 (m, 4H). 式I−36の塩酸塩m.p 113.7−115.4
oC.
式I−37 MS(ESI) (m/z): 405.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.04 (s, 1H), 9.18 (s, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.42 (d, J = 6.6 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.71 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.60 − 7.42 (m, 2H), 7.25 (d, J = 7.6 Hz, 2H), 7.17 − 6.83 (m, 3H), 5.22 (s, 2H), 3.92 (s, 2H), 1.59 (s, 2H), 1.27 (dd, J = 17.1, 8.5 Hz, 2H), 1.18 (d, J = 21.4 Hz, 4H), 0.76 (s, 3H).
式I−38 MS(ESI) (m/z): 419.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.00 (s, 1H), 9.16 (s, 1H), 8.61 (d, J = 5.1 Hz, 1H), 8.40 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.95 (dd, J = 8.4, 5.5 Hz, 1H), 7.72 (dd, J = 7.6, 1.4 Hz, 1H), 7.54 (t, J = 7.1 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 7.7 Hz, 2H), 7.10 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.88 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.23 (s, 2H), 3.93 (t, J = 6.3 Hz, 2H), 1.66 − 1.54 (m, 2H), 1.34 − 1.23 (m, 2H), 1.23 − 1.06 (m, 6H), 0.78 (t, J = 6.9 Hz, 3H).
3)化合物8−4fと8−4gの合成
【0142】
5−クロロサリチルアルデヒド(化合物9c) 4.70 g (30 mmol,1.0 eq)を150 mlアセトニトリルの中に溶解し、10.35 g (75 mmol,2.5 eq)炭酸カリウムと7.43 g (45 mmol,1.5 eq)n−ブロモブタンを加え、60℃で10時間反応した。反応終了後、濾過し、濃縮してから、浅黄色透明オイル(化合物10g)を得た。以上の反応操作を参照し、化合物9cとn−ブロモヘプタンは反応してから、化合物10hを得た。実施例3のスッテプ3の化合物8−2eと8−2fの合成条件を参照し、化合物10gと10hはNaBH
4で還元反応及びPBr
3で臭化反応し、得た化合物は式8−4fと8−4gで、直接次の反応で用いる。
【0146】
実施例1のスッテプ5の化合物I−17の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と対応したベンジル臭化物の誘導体(化合物8−4fと8−4g)とを反応させ、式I−39とI−40の化合物を得た。具体的には2−((5−クロロ−2−ヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−39)と2−((5−クロロ−2−ペントキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−40)である。
【0147】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−39 MS(ESI) (m/z): 439.2 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.18 (s, 1H), 9.27 (d, J = 1.8 Hz, 1H), 8.64 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 8.00 (dd, J = 8.6, 5.5 Hz, 1H), 7.65 (dd, J = 7.6, 1.5 Hz, 1H), 7.58 − 7.51 (m, 1H), 7.45 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 12.2, 5.7 Hz, 2H), 7.11 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.17 (s, 2H), 3.95 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.68 − 1.58 (m, 2H), 1.32 (dd, J = 14.4, 7.1 Hz, 2H), 1.22 (dt, J = 7.1, 4.7 Hz, 4H), 0.80 (t, J = 7.0 Hz, 3H). 式I−39の塩酸塩m.p 155.3−158.0
oC.
式I−40 MS(ESI) (m/z): 453.3 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.16 (s, 1H), 9.26 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.64 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.99 (dd, J = 8.6, 5.5 Hz, 1H), 7.66 (dd, J = 7.6, 1.6 Hz, 1H), 7.58 − 7.52 (m, 1H), 7.46 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 12.4, 5.8 Hz, 2H), 7.12 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 5.17 (s, 2H), 3.95 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 1.69 − 1.57 (m, 2H), 1.38 − 1.28 (m, 2H), 1.27 − 1.11 (m, 6H), 0.80 (t, J = 6.9 Hz, 3H).I−40の塩酸塩m.p 156.9−159.2
oC.
実施例6:化合物I−41,I−42,I−43,I−44及びI−45の合成
1)化合物13uの合成
【0149】
実施例3のスッテプ1の化合物13aから13dまでの合成条件を参照し、化合物10iは原料としてNaBH
4で還元反応をしてから、化合物13uを得た。その粗生成物は精製せずに直接次の反応で用いることができる。
【0152】
Ph
3P 0.20 g(0.75 mmol,1.5 eq)とDEAD 0.12 ml(0.75 mmol,1.5 eq)とを10 ml乾燥したTHFの中に溶解し、アイスバスで0.11 g(0.5 mmol,1.0 eq)2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基) ベンズアミド(化合物7)の含んだ5 mlTHF溶液を滴下し、続いて0.10 g(0.55 mmol,1.1 eq) 化合物13uの含んだ5 mlTHF溶液を滴下した。その後、室温で2時間反応し、THFを除いて、15 mlEAと10 ml水を加え、希塩酸でPH=2に調節し、EA層を分離し、NaOH(aq)でpH=8〜9に調節してから固体を生成した。濾過してから白い粉末状固体を得た。それをPE:EA = 2:1の流動性相を使用し、カラムクロマトグラフィーで精製して、0.04 g白い粉末状固体を得た。収率は21.5%であった。
【0153】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:式I−41 m.p 70.2−72.9
oC. MS(ESI) (m/z): 373.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.41 (s, 1H), 8.75 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.25 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.09 (ddd, J = 8.3, 2.4, 1.5 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.79 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.68 − 7.49 (m, 4H), 7.36 − 7.26 (m, 2H), 7.13 − 7.07 (m, 1H), 5.31 (s, 2H).
3)化合物I−42,I−43及びI−44の合成
【0156】
実施例6のスッテプ2の化合物I−41の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と対応したベンジル臭化物の誘導体(化合物8−4a〜8−4e)とを反応させ、式I−42からI−44までの化合物を得た。具体的には2−((2−トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−42);2−((2−メチル−5−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−43);2−((2−メチル−3−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−44)である。
【0157】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−42 m.p 73.6−75.1
oC. MS(ESI) (m/z): 373.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.37 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.28 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.13 − 8.07 (m, 1H), 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.79 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.71 − 7.61 (m, 2H), 7.61 − 7.52 (m, 2H), 7.36 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.27 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.40 (s, 2H).
式I−43 MS(ESI) (m/z): 353.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 11.20 (s, 1H), 9.26 (s, 1H), 8.62 (d, J = 5.3 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.97 (dd, J = 8.5, 5.5 Hz, 1H), 7.60 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 7.47 (s, 1H), 7.36 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.24 − 7.17 (m, 2H), 7.12 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 5.20 (s, 2H), 2.27 (s, 3H). 式I−43の塩酸塩m.p 177.8−178.9
oC.
式I−44 m.p 98.6−100.5
oC.
MS(ESI) (m/z): 353.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.37 (s, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.66 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.26 (d, J = 4.1 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.64 − 7.57 (m, 2H), 7.39 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.37 − 7.31 (m, 2H), 7.15 (t, J = 7.8 Hz, 1H), 7.09 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.27 (s, 2H), 2.33 (s, 3H).
4)化合物I−45の合成
実施例6のスッテプ2の化合物I−41の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と1−ナフトールメタノールと反応させて、化合物2−((ナフトール−1−基)メトキシ)−N−(ピリジン−3−基) ベンズアミド(式I−45)を得た。
【0158】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:式I−45 m.p 91.4−93.9
oC. MS(ESI) (m/z): 355.1 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.23 (s, 1H), 8.99 (s, 1H), 8.31 (d, J=2.3, 1H), 8.25 − 8.14 (m, 2H), 7.95 (dd, J=13.3, 5.3, 2H), 7.84 − 7.78 (m, 1H), 7.75 − 7.68 (m, 2H), 7.64 − 7.43 (m, 4H), 7.23 (dd, J=8.3, 4.7, 1H), 7.13 (t, J=7.4, 1H), 5.72 (s, 2H).
実施例7:化合物I−46,I−47及びI−48の合成
1)化合物I−46とI−48の合成
【0160】
化合物I−19(0.63 g, 1.67 mmol,1.0 eq)を7.5 mlメタノールの中に溶解し、アイスバスで7.5 ml LiOH水溶液(0.45 mol/L)をゆっくり加え、室温で12時間反応した。次は、メタノールを除いて、アイスバスでその中に1 mol/LのHCl(aq)を滴下し、,pH 2〜3に調整し、濾過し、乾燥した。0.49 g白い粉末状固体化合物(式I−46)を得た。収率は84.5%であった。
【0161】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:m.p. 256.6−258.0oC. MS (ESI) (m/z): 349.0(M+H)
+. 347.0(M−H)
−.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 12.98 (s, 1H), 10.40 (s, 1H), 8.76 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.29 (dd, J = 4.7, 1.2 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.92 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.74 − 7.59 (m, 3H), 7.58 − 7.46 (m, 1H), 7.38 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 7.28 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.12 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.34 (s, 2H).
【0163】
化合物(式I−22)0.20 g(0.49 mmol,1.0 eq)を3.0 mlメタノールの中に溶解し、アイスバスで3.0 ml LiOH水溶液(0.45 mol/L)をゆっくり加え、室温で半時間反応した。次は、メタノールを除いて、アイスバスでその中に1 mol/LのHCl(aq)を滴下し、,pH3〜4に調整し、濾過し、乾燥した。0.10 g白い粉末状固体化合物(式I−48)を得た。収率は53.8であった。
【0164】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:m.p 203.6−205.9
oC. MS(ESI) (m/z): 379.0(M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.42 (s, 1H), 8.79 (s, 1H), 8.28 (s, 1H), 8.10 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.26 (d, J = 5.8 Hz, 2H), 7.18 − 7.02 (m, 3H), 6.85 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.63 (s, 2H).
2)化合物I−47の合成
【0166】
実施例3のスッテプ3の化合物8−2eと8−2fの合成条件を参照し、化合物9aはブロモ酢酸エチルと求核置換反応をして、10jを得、続いて、NaBH
4で還元反応し、PBr
3で臭化反応し、化合物8−5を得た。それは直接次の反応で用いる。
【0168】
実施例1のスッテプ5の化合物I−17の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と前の反応から得たベンジル臭化物の誘導体(化合物8−5)とを反応させ、化合物14を得た。そして、実施例7のスッテプ1の化合物I−48の合成方法を参照し、化合物14はLiOHで加水反応をして化合物I−47を得た。
【0169】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:m.p 179.9−183.8
oC. MS(ESI) (m/z): 379.0(M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 13.14 (s, 1H), 10.62 (s, 1H), 8.89 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.43 (dd, J = 5.0, 1.1 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.74 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.62 (dd, J = 8.4, 5.0 Hz, 1H), 7.59 − 7.48 (m, 2H), 7.36 − 7.28 (m, 2H), 7.13 (t, J = 7.5 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 6.94 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.33 (s, 2H), 4.77 (s, 2H).
実施例8:化合物I−49,I−50及びI−51の合成
1)化合物8−6aと8−6bの合成
【0172】
実施例3のスッテプ1の化合物13aから13dまでの合成条件を参照し、化合物9cはNaBH
4で還元反応し、化合物11bを得た。
【0173】
以上で得た4−クロロ−2−(ヒドロキシメチル)フェニル(化合物11b) 0.48 g (3 mmol,1.0 eq)を7.5 mlDMFの中に溶解し、2.49 g (18 mmol,6.0 eq)炭酸カリウムと2.75 g (18 mmol,6.0 eq) 1−ブロモ−3−メトキシポロパンを加え、100℃で10時間反応した。終了後、その中に20 ml水を加え、15 ml EAで2回抽出した。抽出液は飽和食塩水で2回あらって、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮してから黄色透明オイルをえた。それはPE:EA = 10:1の流動性相を使用し、カラムクロマトグラフィーで精製して、0.33 g浅黄色透明オイル(化合物13w)を得た。収率は48%であった。以上の方法を参照し、化合物11bと1−ブロモ−2−メトキシエタンは原料をとして反応し、化合物13xを得た。
【0174】
実施例5のスッテプ1の化合物8−4aから8−4eまでの合成条件を参照し、それぞれに化合物13wと13xはPBr
3で臭化反応し、得た化合物は8−6aと8−6bで、直接次の反応で用いることができる。
【0178】
実施例1のステップ5の化合物I−17の合成条件を参照し、2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)と対応したベンジル臭化物の誘導体 (化合物8−6aと8−6b)とを反応させ、I−49とI−50の化合物を得た。具体的には2−((5−クロロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−49);2−((5−クロロ−2−(2−メトキシエトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−50)である。
【0179】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−49 MS(ESI) (m/z): 427.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.36 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.26 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.12 - 8.06 (m, 1H), 7.70 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 12.3, 2.2 Hz, 2H), 7.37 − 7.30 (m, 2H), 7.28 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.11 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 7.05 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.19 (s, 2H), 4.01 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.36 (t, J = 6.2 Hz, 2H), 3.13 (s, 3H), 1.87 (p, J = 6.2 Hz, 2H).
式I−50 MS(ESI) (m/z): 413.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.35 (s, 1H), 8.71 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.27 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.10 (ddd, J = 8.3, 2.4, 1.5 Hz, 1H), 7.69 (dd, J = 7.6, 1.7 Hz, 1H), 7.55 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.53 − 7.49 (m, 1H), 7.37 − 7.34 (m, 1H), 7.32 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.25 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 5.19 (s, 2H), 4.11 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.59 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.21 (s, 3H).
3)化合物I−51の合成
【0181】
5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアルデヒド(化合物9c) 3.14 g (20 mmol,1.0 eq)を100 mlアセトンの中に溶解し、11.0 g (80 mmol,4.0 eq)炭酸カリウムと3.62 ml (48 mmol,2.4 eq) 塩化メトキシメチル (MOMCl)を加え、30℃で1時間反応した。次は、濾過し、濾液を濃縮してから粗生成物をえた。それはPE:EA = 25:1の流動性相を使用し、カラムクロマトグラフィーで精製し、1.50 g無色透明オイル(化合物10k)を得た。収率は37.3%であった。
【0182】
実施例3のスッテプ3の化合物8−2eと8−2fの合成条件を参照し、化合物10kはNaBH
4で還元反応し、13yを得た。それは直接次の反応で用いる。
【0183】
Ph
3P (0.80 g, 3.0 mmol,1.5 eq)とDEAD(0.48 ml, 3.0 mmol,1.5 eq)を20 ml乾燥したTHFの中に溶解し、アイスバスで0.43 g(2.0 mmol,1.0 eq) 2−ヒドロキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(化合物7)を含んだ10 mlTHF溶液を滴下し、続いて、0.41 g(2.0 mmol,1.0 eq) 化合物13yを含んだ10 mlTHF溶液を滴下した。終了後、室温で2時間反応してから、THFを除いて、ブラウンオイルを得た。それはPE:EA = 2:1の流動性相を使用し、カラムクロマトグラフィーで精製して、0.74 g白い固体(化合物15)を得た。収率は92.5%であった。
【0184】
化合物15 (0.53 g , 1.32 mmol, 1.0 eq)を24 mlメタノールの中に溶解し、アイスバスで0.24 ml HCl(con)を滴下した。次は、55
oCで10時間反応してから、メタノールを除いて、0.39 g白い固体(化合物16)を得た。収率は83.0%であった。
【0185】
Ph
3P(0.13 g, 0.50 mmol,1.5 eq)とDEAD(0.08 ml , 0.50 mmol,1.5 eq)を2 ml乾燥したTHFの中に溶解し、アイスバスで0.12 g(0.33 mmol,1.0 eq)化合物16を含んだ1 ml THF溶液を滴下し、続いて、0.04 g (0.33 mmol,1.0 eq) 2−モルホリンノエタノールを含んだ1 ml THF溶液を滴下した。次は、室温で2時間反応してから、THFを除いて、黄色オイルを得た。それはPE:EA = 1:1の流動性相を使用し、カラムクロマトグラフィーで精製して、40 mg白い蝋状固体(化合物式I−51)を得た。,収率は25.3%であった。
【0186】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:式I−51 MS(ESI) (m/z): 468.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ ppm 10.02 (s, 1H), 8.32 − 8.18 (m, 3H), 8.09 (s, 1H), 7.58 − 7.48 (m, 1H), 7.47 − 7.30 (m, 2H), 7.25 − 7.21 (m, 1H), 7.15 (dd, J = 16.4, 8.1 Hz, 2H), 6.98 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.20 (s, 2H), 4.08 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 3.54 − 3.43 (m, 4H), 2.60 (t, J = 5.6 Hz, 2H), 2.38 − 2.26 (m, 4H).
実施例9:化合物I−52とI−53の合成
【0188】
実施例1のスッテプ3の化合物5aから6aの合成方法を参照し、化合物5aは2−アミノピリジン及び5−アミノピリジンとそれぞれに反応し、化合物式I−52と式I−53を得た。具体的には2−ベンジルオキシ−N−(ピリジン−2−基)ベンズアミド(式I−52)と2−ベンジルオキシ−N−(ピリミジン−5−基)ベンズアミド(式I−53)である。
【0189】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−52 m.p 112.3−114.9
oC. MS(ESI) (m/z): 305.2 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.58 (s, 1H), 8.30 (dd, J = 4.8, 1.0 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.86 (dd, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 7.84 − 7.77 (m, 1H), 7.53 (dd, J = 13.9, 4.5 Hz, 3H), 7.39 − 7.28 (m, 4H), 7.12 (dt, J = 12.3, 4.1 Hz, 2H), 5.34 (s, 2H).
式I−53 m.p 145.3−148.9
oC. MS(ESI) (m/z): 306.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.53 (s, 1H), 9.00 (s, 2H), 8.88 (s, 1H), 7.68 (dd, J=7.6, 1.6, 1H), 7.57 − 7.45 (m, 3H), 7.33 (ddd, J=16.5, 10.5, 5.3, 4H), 7.10 (t, J=7.5, 1H), 5.24 (s, 2H).
実施例10:化合物I−54,式I−55,式I−56,式I−57,式I−58,式I−59及びI−60の合成
【0192】
5−クロロサリチル酸(化合物1a) 0.86 g(5 mmol, 1.0 eq)を7 mlメタノールの中に溶解し、アイスバスで0.90 g(7 mmol, 1.4 eq)SOCl
2を滴下した。終了後、7時間還流してから、室温に冷却した。次は、メタノールをのぞいてから浅黄色オイル0.90 g(化合物2b)を得た。それは精製せずに直接次の反応で用いることができる。その方法を参照し、それぞれに4−クロロサリチル酸(化合物物1b)、5−ニトロサリチル酸(化合物1c)、4−ブロモサリチル酸(化合物1d)及び5−メトキシサリチル酸(化合物1e)は対応したサリチル酸メチル化合物2cから2fまでを合成した。
【0193】
実施例1のスッテプ1の化合物2aから3aの合成方法を参照し、前の反応から得た化合物2bから2fまで及び市販の4−メトキシサリチル酸メチル(化合物2g)とそれぞれにベンジル臭化物誘導体とを反応させ、化合物3bから3hまでを得た。続いて実施例1のスッテプ2の化合物3a から4aの合成方法を参照し、化合物3bから3hまではそれぞれに加水分解反応し、化合物4bから4hまでを得た。実施例1のスッテプ3の化合物4aから6aの合成方法を参照し、化合物4bから4hまではそれぞれにアシル塩化とアミド化反応し、化合物I−54からI−60までを得た。具体的には5−クロロ−2−((2,6−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−54);5−クロロ−2−((2−クロロ−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−55);4−クロロ−2−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−56);2−(2−クロロベンジルオキシ)−5−ニトロ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−57);4−ブロモ−2−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−58);2−(2−クロロベンジルオキシ)−5−メトキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−59);2−(2−クロロベンジルオキシ)−4−メトキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−60)である。
【0194】
検測してから構造は正しいである。検測結果は以下の通り:
式I−54 m.p 129.2−131.9
oC. MS(ESI) (m/z): 407.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.27 (s, 1H), 8.54 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.24 (dd, J = 4.6, 1.2 Hz, 1H), 7.99 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.64 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 7.61 (dd, J = 8.7, 2.7 Hz, 1H), 7.53 − 7.40 (m, 4H), 7.31 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 5.37 (s, 2H).
式I−55 m.p 153.3−154.7
oC. MS(ESI) (m/z): 391.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.51 (s, 1H), 8.75 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 8.29 (d, J = 4.2 Hz, 1H), 8.11 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 2.5 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.52 (dd, J = 8.8, 5.1 Hz, 1H), 7.45 (dd, J = 9.4, 2.9 Hz, 1H), 7.36 (dd, J = 8.3, 4.8 Hz, 1H), 7.32 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 7.21 (td, J = 8.5, 3.0 Hz, 1H), 5.27 (s, 2H).
式I−56 m.p 117.6−121.7
oC. MS(ESI) (m/z): 373.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.32 (s, 1H), 8.62 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.26 (dd, J = 4.6, 1.1 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.68 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.65 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 7.49 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 7.40 - 7.27 (m, 3H), 7.19 (dd, J = 8.2, 1.5 Hz, 1H), 5.34 (s, 2H).
式I−57 m.p 175.7−177.9
oC. MS(ESI) (m/z): 384.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.56 (s, 1H), 8.69 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.46 (d, J = 2.9 Hz, 1H), 8.42 (dd, J = 9.1, 2.9 Hz, 1H), 8.31 - 8.27 (m, 1H), 8.08 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.67 - 7.61 (m, 1H), 7.55 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.50 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.37 (dd, J = 7.8, 5.6 Hz, 2H), 7.31 (t, J = 7.4 Hz, 1H), 5.45 (s, 2H).
式I−58 m.p 117.6−120.1
oC. MS(ESI) (m/z): 417.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.32 (s, 1H), 8.62 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.26 (dd, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.05 (ddd, J = 8.3, 2.3, 1.5 Hz, 1H), 7.64 (dd, J = 7.6, 1.5 Hz, 1H), 7.59 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 7.49 (dd, J = 7.9, 1.1 Hz, 1H), 7.34 (qdd, J = 15.9, 7.5, 1.4 Hz, 4H), 5.33 (s, 2H).
式I−59 m.p 97.3−99.8
oC. MS(ESI) (m/z): 369.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.36 (s, 1H), 8.64 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.29 - 8.23 (m, 1H), 8.07 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.63 (d, J = 6.4 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.39 - 7.22 (m, 5H), 7.10 (dd, J = 9.0, 3.1 Hz, 1H), 5.25 (s, 2H), 3.75 (s, 3H).
式I−60 m.p 122.1−124.4
oC. MS(ESI) (m/z): 369.0 (M+H)
+.
1H NMR (400 MHz, DMSO−d
6) δ ppm 10.05 (s, 1H), 8.46 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.23 (dd, J = 4.7, 1.3 Hz, 1H), 8.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.82 - 7.76 (m, 1H), 7.71 (dd, J = 7.4, 1.3 Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 7.9, 1.0 Hz, 1H), 7.41 (td, J = 7.7, 1.7 Hz, 1H), 7.35 (td, J = 7.5, 1.1 Hz, 1H), 7.30 (dd, J = 8.3, 4.7 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 6.71 (dd, J = 8.7, 2.2 Hz, 1H), 5.37 (s, 2H), 3.84 (s, 3H).
実施例11:化合物I−16,I−21,I−24,I−27,I−29,I−32,I−33,I−34,I−36,I−39,I−40及びI−43の塩酸塩の合成
1)化合物I−24の塩酸塩の合成
化合物(I−24) 0.33 g(1.0 mmol, 1.0 eq)を10 ml乾燥した酢酸エチルの中に溶解し、アイスバスでそれに1.2 ml(1.5 mmol, 1.5 eq) HCl(g)を含んだ酢酸エチル溶液(c =1.25 mol/L)を滴下し、10 分間反応し、濾過し、乾燥してから0.24 g白い粉末状固体を得た。収率は64.9%であった。式I−24の塩酸塩m.p 154.4−157.2
oC.
2)化合物I−27の塩酸塩の合成
化合物(I−27) 0.42 g(1.26 mmol, 1.0 eq)を13 ml乾燥した酢酸エチルの中に溶解し、アイスバスでそれに1.5 ml(1.75 mmol, 1.5 eq) HCl(g)を含んだ酢酸エチル溶液(c =1.25 mol/L)を滴下し、10 分間反応し、濾過し、乾燥してから0.33 g白い粉末状固体を得た。収率は70.8%であった。式I−27の塩酸塩m.p 158.0−161.3
oC.
3)化合物I−40の塩酸塩の合成
化合物(I−40) 0.23 g(0.5 mmol, 1.0 eq)を5 ml乾燥した酢酸エチルの中に溶解し、アイスバスでそれに0.6 ml(0.75 mmol, 1.5 eq) HCl(g) を含んだ酢酸エチル溶液(c =1.25 mol/L)を滴下し、10分間反応し、濾過し、乾燥してから0.16 g白い粉末状固体を得た。収率は64.0%であった。式I−40の塩酸塩m.p 156.9−159.2
oC.
以上の方法を参照し、それぞれ反応しれから、化合物I−16,I−21,I−29,I−32,I−33,I−34,I−36,I−39及びI−43の塩酸塩を得た。
【0195】
実施例12:2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物は体外でスフィンゴミエリンシンターゼ2にたいしての抑制作用を測定した
実験器具と材料
1. エレクトリックヒートサモスタッチク水浴(上海一恒科技有限公司)
2. 渦混合器(上海精科実業有限公司XW−80A)
3. 高速遠心機(Eppendorf 5804R)
4. HPLC Agilent 1100 (Agilent Technologies, Palo Alto, CA, USA)、四次ポンプ、真空脱気,FLD蛍光検出器。
【0196】
5. HPLCカラム:Agilent C18 RP (250 mm×4.6 mm 5μm)。
【0197】
6. DMPCはSanta Cruz (USA)から購入、エタノールで溶解し、濃度は40 mMである。
【0198】
7.C6−NBD−Ceramide(6−((N−(7−ニトロベンズ−2−オキサ−1,3−ジアゾル−4−イル)アミノ)ヘキサノイル)−スフィングシン)はSanta Cruz (USA)から購入、エタノールで溶解し、濃度は1.16 mMである。
【0199】
8.C6−NBD−SM.(N−(N−(7−ニトロ−2,1,3−ベンゾキサジアゾル−4−イル)−エプシロン−アミノヘキサノイル)スヒィンゴシルホスホリルコリン)はSigma−Aldrich (USA)から購入、エタノールで溶解し、濃度は1 mg/mLである。
【0200】
9.使用された有機溶媒はすべて上海国薬試薬公司から購入したものである。メタノールはHPLC級で、水はMilli−Qポンプで濾過し、脱イオン化し、0.22 μm膜で濾過した超純水である。その他の生物サプライは国産公司から購入した。
【0201】
10.SMSホモ抽出した緩衝液(Buffer1)の製法:(50 mMトリヒドロキシメチルアミノメタン塩酸塩pH 7.4、5%無水白糖、1 mM エチレンジアミンテトラアセチックアシッド):1.2114 g トリヒドロキシメチルアミノメタン塩酸塩tris(hydroxymethyl)aminomethane hydrochloride, Tris−HCl)は溶解于100 mL蒸留水の中に溶解し、84 mL 0.1 mol/Lの塩酸を加えた。混合液は200 mLに恒容積した。無水白糖(sucrose)10 g、エチレンジアミンテトラアセチックアシッド(EDTA)58.45 mgは以上の溶液に溶解した。
【0202】
11.SMSテスト緩衝液(Buffer2)の製法:(100 mMヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸、30 mM MnCl
2、3%脱脂牛血清蛋白):ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸(4−(2−hydroxyethyl)−1−peperazineethanesulfonic acid, Hepes) 1.1916 g、MnCl
2・4H
2O 0.2969 g及び脱脂牛血清蛋白(fatty acid free BSA, Bovine serum albumin) 0.3 gは蒸留水に溶解し、50 mLに恒容積した。
【0203】
12.テスト化合物溶液を製法;それぞれのテスト化合物1〜2 mgをアキュレイト量り,まずに適当な量のDMSOを加え、6 mM的貯蔵溶液をアキュレイト生成した。一定の体積のテスト化合物のDMSO貯蔵溶液を取って,適当な体積のDMSOを加え、テスト化合物はほしいな濃度の溶液に希釈した。
【0204】
13.SMS2高表現の昆虫細胞ホモゲネートは復旦大学生物医学研究院徐彦輝課題グループが製造した。
【0205】
1)2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物のスフィンゴミエリンシンターゼ2に対する抑制活性の検測
250 μL三重蒸留水、30 μL Buffer2、4 μL SMS2高表現の昆虫細胞ホモゲネート(総蛋白質含有量は0.5 μg/μLである)及び10 μLテスト化合物のDMSO溶液または空白のDMSO溶液を、1.5 mLのeppendorf管の中に加え、30秒渦振動し、37 ℃の水浴の中で半時間抱卵した。それから、3 μL DMPCのエタノール溶液(40 mM)と3 μL C6−NBD−Ceramideのエタノール溶液(1.16 mM)を加え、30秒渦振動してから、37 ℃の水浴の中で2時間抱卵した。取り出してから、加入600 μLの無水エタノールを加え、1分間渦振動した。10 分間10000 rpmで遠心し、取り出してから、4 ℃で600 μLの上清液は貯蔵し、HPLC分析の為に備えた。
【0206】
文献(Xiaodong Deng; Hong Sun; et al. Analytical Letters, 2012, 45:12, 1581−1589)を参照し、文献と同じのHPLC方法を採用し、以上で得たサンプルを蛍光定量分析した。空白グループ、陽性対照グループ(化合物D2)及びテスト化合物グループサンプルの中のC6−NBD−SMとC6−NBD−Ceramideが対応したHPLC譜図にのピーク面積のAsm値とAcer値を分析及び記録し、化合物ごとを3回平行測定した。下の公式でテスト化合物の抑制率を計算した。
【0208】
以上の方法で、化合物I−1 からI−60までは体外でスフィンゴミエリンシンターゼ2の抑制活性を測定し、結果は以下で表す。
【0209】
1)2−(2−フルオロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−1)は5μM下の抑制率は53.8%である。
【0210】
2)2−(3−フルオロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−2)は5μM下の抑制率は69.3%である。
【0211】
3)2−(3−ニトロ−ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−3)は50μM下の抑制率は64.6%である。
【0212】
4)2−(3−シアノベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−4)は50μM下の抑制率は66.0%である。
【0213】
5)2−(4−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−5)は50μM下の抑制率は23.0%である。
【0214】
6)2−(2−シアノベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−6)は50μM下の抑制率は50.0%である。
【0215】
7)2−(3−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−7)は5μM下の抑制率は70.6%である。
【0216】
8)2−(3−ブロモベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−8)は50μM下の抑制率は67.1%である。
【0217】
9)2−(4−ブロモベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−9)は50μM下の抑制率は14.7%である。
【0218】
10)2−((3−メチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−10)は50μM下の抑制率は69.5%である。
【0219】
11)2−((2−メチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−11)は5μM下の抑制率は71.3%である。
【0220】
12)2−((2−ニトロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−12)は50μM下の抑制率は35.5%である。
【0221】
13)2−((4−ニトロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−13)は50μM下の抑制率は11.8%である。
【0222】
14)2−((4−メチルフェニル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−14)は50μM下の抑制率は69.0%である。
【0223】
15)2−((4−シアノベンジル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−15)は50μM下の抑制率は15.0%である。
【0224】
16)2−((2−クロロ−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−16)は5μM下の抑制率は75.7%である。
【0225】
17)2−((2,6−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−17)は5μM下の抑制率は77.2%である。
【0226】
18)2−((2−フルオロ−3−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−18)は5μM下の抑制率は55.2%である。
【0227】
19)4−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)安息香酸エチル (式I−19)は10μM下の抑制率は2.9%である。
【0228】
20)2−((4−トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−20)は10μM下の抑制率は3.9%である。
【0229】
21)2−((2−メチル−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−21)は10μM下の抑制率は84.7%である。
【0230】
22)2−(3−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)フェニルオキシ)酢酸エチル(式I−22)は10μM下の抑制率は15.3%である。
【0231】
23)2−((3−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−23)は10μM下の抑制率は59.8%である。
【0232】
24)2−((2−メトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−24)は10μM下の抑制率は89.4%である。
【0233】
25)2−((2,5−ジメトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−25)は10μM下の抑制率は78.9%である。
【0234】
26)2−((2−ベンジルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−26)は10μM下の抑制率は76.9%である。
【0235】
27)2−((2−エチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−27)は5μM下の抑制率は78.4%である。
【0236】
28)2−((4−エチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−28)は10μM下の抑制率は10.1%である。
【0237】
29)2−((2,6−ジメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−29)は10μM下の抑制率は88.8%である。
【0238】
30)2−((2−エトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−30)は10μM下の抑制率は86.3%である。
【0239】
31)2−((2−メトキシ−5−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−31)は10μM下の抑制率は92.4%である。
【0240】
32)2−((2−クロロ−6−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−32)は10μM下の抑制率は82.3%である。
【0241】
33)2−((2,5−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−33)は10μM下の抑制率は87.9%である。
【0242】
34)2−(2−(4−クロロブトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−34)は10μM下の抑制率は85.5%である。
【0243】
35) 2−(2−(5−クロロペントキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−35)は10μM下の抑制率は91.3%である。
【0244】
36) 2−(2−(6−クロロヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−36)は10μM下の抑制率は91.5%である。
【0245】
37)2−((2−ヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−37)は10μM下の抑制率は90.2%である。
【0246】
38)2−((2−ヘプチルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−38)は10μM下の抑制率は90.5%である。
【0247】
39)2−((5−クロロ−2−ヘキシルオキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−39)は5μM下の抑制率は85.5%である。
【0248】
40)2−((5−クロロ−2−ペントキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−40)は5μM下の抑制率は87.1%である。
【0249】
41)2−((3−フルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−41)は10μM下の抑制率は10.0%である。
【0250】
42)2−((2−トリフルオロメチル)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−42)は5μM下の抑制率は65.5%である。
【0251】
43)2−((2−メチル−5−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−43)は5μM下の抑制率は74.8%である。
【0252】
44)2−((2−メチル−3−クロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−44)は5μM下の抑制率は47.0%である。
【0253】
45)2−((ナフタレン−1−基)めとキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−45)は10μM下の抑制率は78.0%である。
【0254】
46)4−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)安息香酸(式I−46)は10μM下の抑制率は2.6%である。
【0255】
47)2−(2−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル) ベンジルオキシ)酢酸(式I−47)は10μM下の抑制率は7.4%である。
【0256】
48)2−(3−((2−(ピリジン−3−基カルバモイル)フェニルオキシ)メチル)フェニルオキシ)酢酸(式I−48)は10μM下の抑制率は3.0%である。
【0257】
49)2−((5−クロロ−2−(3−メトキシプロポキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−49)は10μM下の抑制率は75.3%である。
【0258】
50)2−((5−クロール−2−(2−メトキシエトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−50)は10μM下の抑制率は54.2%である。
【0259】
51)2−((5−クロロ−2−(2−モルホリのエトキシ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−51)は10μM下の抑制率は24.9%である。
【0260】
52)2−ベンジルオキシ−N−(ピリジン−2−基)ベンズアミド(式I−52)は100μM下の抑制率は60.1%である。
【0261】
53)2−ベンジルオキシ−N−(ピリミジン−5−基)ベンズアミド(式I−53)は10μM下の抑制率は38.4%である。
【0262】
54)5−クロロ−2−((2,6−ジクロロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−54)は10μM下の抑制率は42.3%である。
【0263】
55)5−クロロ−2−((2−クロロ−5−フルオロ)ベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−55)は10μM下の抑制率は31.7%である。
【0264】
56)4−クロロ−2−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−56)は10μM下の抑制率は20.0%である。
【0265】
57)2−(2−クロロベンジルオキシ)−5−ニトロ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−57)は10μM下の抑制率は1.7%である。
【0266】
58)4−ブロモ−2−(2−クロロベンジルオキシ)−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−58)は10μM下の抑制率は19.4%である。
【0267】
59)2−(2−クロロベンジルオキシ)−5−メトキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−59)は10μM下の抑制率は7.2%である。
【0268】
60)2−(2−クロロベンジルオキシ)−4−メトキシ−N−(ピリジン−3−基)ベンズアミド(式I−60)は10μM下の抑制率は13.3%である。
【0269】
2)2−アルコキシベンゾイル芳香族アミン化合物I−1〜I−60のスフィンゴミエリンシンターゼ2に対する半数抑制濃度(IC
50)の測定
テスト化合物6 mMのDMSO貯蔵溶液を階段式希釈し、五つの濃度段階の溶液を調製し、それぞれに10 μLを取って実施例12のステップ1の測定システムの中に加え、実施例12のステップ1の方法でサンプルを製造し、そしてHPLC方法で五つの濃度でのAsm値を測定し、五つの濃度での抑制率をそれぞれ計算し、整合して半数抑制濃度IC
50を得て、化合物毎は3グループを平行測定した。化合物式I−1〜I−60のSMS2の半数抑制濃度(IC
50)は表1で表す。