(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるリストアシステムの構成例を示す図である。
図1において、リストアシステム1は、情報端末10a、情報端末10b、情報端末10c等の複数の情報端末10、及びバックアップサーバ20を含む。以下、情報端末10a、情報端末10b、情報端末10cを区別しない場合、「情報端末10」という。
【0011】
各情報端末10とバックアップサーバ20とは、インターネット等の通信回線によって通信可能に接続される。
【0012】
情報端末10は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話、PC(Personal Computer)等である。各情報端末10は、例えば、カメラ、指紋取得部、(IrDA Infrared Data Association)等の赤外線やBluetooth(登録商標)等の規格を用いた近距離無線通信部、FeliCa(登録商標)等の非接触ICチップ、ワンセグ受信部等のハードウェアを備え、当該ハードウェアを利用する各種機能に対する設定データを保持する。
【0013】
バックアップサーバ20は、情報端末10からアップロードされた、設定データのバックアップデータを保持する。また、バックアップサーバ20は、情報端末10からの要求に応じて、バックアップデータをダウンロードさせる。なお、バックアップサーバ20における、バックアップデータのアップロードやダウンロードは、公知の技術を用いて行われてよい。
【0014】
図2は、実施の形態における情報端末10のハードウェア構成例を示す図である。
図2の情報端末10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、インタフェース装置105、表示装置106、及び入力装置107等を有する。
情報端末10での処理を実現するプログラムは、SDメモリカード等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って情報端末10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はタッチパネル及びボタン等、またはキーボード及びマウス等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
【0015】
なお、記録媒体101の一例としては、SDメモリカード、CD−ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置102の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体101及び補助記憶装置102のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
【0016】
また、情報端末10は、カメラ、指紋取得部、近距離無線通信部、非接触ICチップ、ワンセグ受信部等の付加的な機能を実現するハードウェアを備える構成としてもよい。
【0017】
バックアップサーバ20のハードウェア構成は、サーバ用のコンピュータのハードウェア構成であり、
図2に示す情報端末10のハードウェア構成例と同様である。
【0018】
次に、
図3を参照し、情報端末10の機能構成について説明する。
図3は、情報端末10の機能ブロック図である。情報端末10は、通信部11、バックアップデータ取得部13、リストア部14、保存部15、操作部16、及びバックアップデータ生成部17を有する。これら各部は、情報端末10にインストールされた1以上のプログラムが、情報端末10のCPU104に実行させる処理により実現される。
【0019】
また、情報端末10は、記憶部12を有する。記憶部12は、例えば、補助記憶装置102等を用いて実現される。
【0020】
記憶部12は、HW構成情報12A、設定情報12B、非設定情報12C等のデータを記憶する。なお、非設定情報12Cは、補助記憶装置102において、情報端末10を工場出荷時等の状態に戻す初期化処理で、データが消去されないパーティション(記憶領域)に記憶する構成としてもよい。それにより、情報端末10を初期化しても、非設定情報12Cを保持しておくことが可能となる。
【0021】
図4は、HW構成情報12Aの一例を示す図である。HW構成情報12Aは、情報端末10のハードウェア構成の情報を含む。HW構成情報12Aは、例えば、情報端末10が有しており、設定データを設定、保持する必要があるハードウェア名を含む。ハードウェア名は、ハードウェアの種別を識別する名称であり、例えば「カメラ」、「IrDA」等である。なお、HW構成情報12Aのデータは、例えば工場出荷時等に予め設定されていてもよい。
【0022】
図5は、設定情報12Bの一例を示す図である。設定情報12Bには、情報端末10において現在設定されている設定データが記憶される。設定情報12Bは、「ハードウェア名」に対応付けて、各ハードウェアに応じた機能の設定項目と、各設定項目に対する設定値を含む。
【0023】
図6は、非設定情報12Cの一例を示す図である。非設定情報12Cには、情報端末10が有していないハードウェアに対する設定データであり、バックアップデータからリストアされなかった設定データが記憶される。非設定情報12Cは、設定情報12Bと同様のデータの項目を含む。
【0024】
図3に戻る。通信部11は、バックアップサーバ20等との通信を行う。
【0025】
バックアップデータ取得部13は、バックアップサーバ20や、SDカード等の外部記憶装置から、他の端末の設定データのバックアップデータ(以下、「第1のバックアップデータ」という。)を取得する。
【0026】
リストア部14は、HW構成情報12Aに格納されている、情報端末10が有するハードウェア構成の情報を参照し、第1のバックアップデータに含まれる各設定データについて、情報端末10が有するハードウェアに対する設定データであるか否かを判断する。
【0027】
リストア部14は、第1のバックアップデータに含まれる、情報端末10が有するハードウェアに対する設定データ(以下、「第1の設定データ」という)に基づいて、情報端末10の設定をリストアする。
【0028】
保存部15は、第1のバックアップデータに含まれる、情報端末10が有しないハードウェアに対する設定データ(以下、「第2の設定データ」という)を、非設定情報12Cに保存する。
【0029】
保存部15は、第1の設定データであって、リストア部14によるリストアに失敗した設定データ(例えば、情報端末10にてサポートしていない設定項目や設定値を含む設定データや、リストア部14により情報端末10にてサポートしている設定データのフォーマット等に変換できなかった設定データ)を、非設定情報12Cに保存する。
【0030】
なお、保存部15は、非設定情報12Cを、情報端末10の記憶部12に保持する代わりに、例えばSDカード、USBメモリ等の外部記憶装置や、ネットワークに接続されたファイルサーバ等に格納してもよい。
【0031】
操作部16は、情報端末10の設定データを変更する操作を受け付け、当該操作に応じて、設定情報12Bに記憶されている設定データを変更する。
【0032】
バックアップデータ生成部17は、設定情報12Bに記憶されることにより、情報端末10において現在設定されている設定データ、及び保存部15により非設定情報12Cに保存された設定データを含む、設定データのバックアップデータ(第2のバックアップデータ)を生成する。
【0033】
次に、
図7を参照し、設定データのバックアップ処理及びリストア処理について説明する。
図7は、設定データのバックアップ処理及びリストア処理のシーケンス図である。
【0034】
情報端末10aは、例えばユーザからバックアップの指示が入力されると、情報端末10aの設定データのバックアップデータを生成し、生成したバックアップデータを、バックアップサーバ20に保存する(ステップS101)。
【0035】
続いて、情報端末10bは、情報端末10aで生成されたバックアップデータを用いて、情報端末10bと情報端末10aとの間で共通する設定項目の設定データを、設定情報12Bに格納し、設定をリストアする(ステップS102)。
【0036】
続いて、情報端末10bは、情報端末10aで生成されたバックアップデータのうち、情報端末10bにて有していないハードウェアに対する設定データ等の、サポートしていない設定データを、非設定情報12Cに保存する(ステップS103)。
【0037】
続いて、情報端末10bは、例えばユーザからの設定操作に従って、設定情報12Bに格納されている設定データを変更する(ステップS104)。
【0038】
続いて、情報端末10bは、設定情報12Bに格納されている、情報端末10bにおいて現在設定されている設定データと、非設定情報12Cに保存されている、情報端末10aの設定データとを含むバックアップデータを生成し、バックアップサーバ20に保存する(ステップS105)。
【0039】
続いて、情報端末10cは、情報端末10bで生成されたバックアップデータを用いて、設定データをリストアする(ステップS106)。
【0040】
なお、
図7の処理の順序は一例であり、処理の順序は適宜変更することができる。例えば、ステップS103の設定データの保存を、ステップS102の設定データのリストアの前に行う構成としてもよい。
【0041】
次に、
図8を参照し、情報端末10bにて、
図7のステップS102、ステップS103の、情報端末10aのバックアップデータに基づいてリストアを行う際の処理について説明する。
図8は、バックアップデータに基づいてリストアを行う際の処理のフローチャートである。
【0042】
バックアップデータ取得部13は、操作部16がユーザからの所定の操作を受け付けた際や、所定の時期になった際に、リストアの指示を受け付ける(ステップS201)。
【0043】
続いて、バックアップデータ取得部13は、バックアップデータを取得する(ステップS202)。
【0044】
続いて、リストア部14は、バックアップデータに含まれる先頭のハードウェア名を選択する(ステップS203)。
【0045】
続いて、リストア部14は、選択したハードウェア名が、HW構成情報12Aに格納されているか否かに基づき、当該ハードウェア名に対する設定データがリストアの対象であるか判断する(ステップS204)。
【0046】
当該ハードウェア名に対する設定データがリストアの対象でない場合(ステップS204でNO)、保存部15は、バックアップデータに含まれる当該ハードウェア名に対する設定データ(ハードウェア名、設定項目名、及び設定値)を、非設定情報12Cとして記憶部12に保存(記憶)する(ステップS205)。
【0047】
当該ハードウェア名に対する設定データがリストアの対象である場合(ステップS204でYES)、リストア部14は、設定情報12Bとして、当該ハードウェア名に対する設定データをリストアする(ステップS206)。
【0048】
続いて、リストア部14は、当該ハードウェア名に対する設定データのリストアに成功したか判断し(ステップS207)、当該ハードウェア名に対する設定データのリストアに成功した場合、後述するステップS209の処理に進む。
【0049】
当該ハードウェア名に対する設定データのリストアに失敗した場合(ステップS207でNO)、保存部15は、設定が失敗した設定データを、非設定情報12Cに格納する(ステップS208)。
【0050】
続いて、リストア部14は、バックアップデータに含まれる各ハードウェア名について、未選択のハードウェア名があるか判断する(ステップS209)。
【0051】
未選択のハードウェア名があれば(ステップS209でYES)、リストア部14は、未選択のハードウェア名を選択し(ステップS210)、ステップS204の処理に戻る。
【0052】
未選択のハードウェア名がなければ(ステップS209でNO)、処理を終了する。
【0053】
次に、
図9を参照し、情報端末10bのバックアップデータ生成部17が、設定情報12Bをリストアするためのバックアップデータを生成する際の処理について説明する。
図9は、リストア用のバックアップデータを生成する際の処理のフローチャートである。
【0054】
バックアップデータ生成部17は、設定データのバックアップデータの生成の指示を受け付ける(ステップS301)。
【0055】
続いて、バックアップデータ生成部17は、設定情報12Bから、現時点の設定データを取得する(ステップS302)。
【0056】
続いて、バックアップデータ生成部17は、非設定情報12Cから、情報端末10bにおいてリストアされなかった設定データを取得する(ステップS303)。
【0057】
続いて、バックアップデータ生成部17は、設定情報12B及び非設定情報12Cから取得した設定データを含む、設定データのバックアップデータを生成する(ステップS304)。
【0058】
次に、
図10を参照し、データのバックアップ処理及びリストア処理の具体例について説明する。
図10は、データのバックアップ処理及びリストア処理の具体例を示すシーケンス図である。
図10では、「カメラ」と「ワンセグ受信部」を有している情報端末10aの設定データを、「ワンセグ受信部」を有しており、「カメラ」を有していない情報端末10bにリストアする。そして、情報端末10bの設定データを、情報端末10aと同様に、「カメラ」と「ワンセグ受信部」を有している情報端末10cにリストアする場合の具体例について説明する。
【0059】
情報端末10aは、例えばユーザからの設定操作により、「カメラ」の「撮影データ保存先」の設定項目の値を、例えばSDカード等に保存する「外部記録媒体」に設定する(ステップS401)。
【0060】
続いて、情報端末10aは、例えばユーザからの設定操作により、「ワンセグ受信部」の「字幕表示」の設定項目の値を「ON」に設定する(ステップS402)。
【0061】
続いて、情報端末10aは、情報端末10aにおいて現在設定されている設定データのバックアップデータを生成し、例えばクラウドのバックアップサーバ20に格納(アップロード)する(ステップS403)。なお、この際のバックアップデータには、「カメラ」の「撮影データ保存先」の設定項目の値が「外部記録媒体」であり、「ワンセグ受信部」の「字幕表示」の設定項目の値が「ON」である設定データが含まれる。
【0062】
続いて、情報端末10bは、情報端末10aにより生成されたバックアップデータに基づいて、情報端末10bは、「ワンセグ受信部」の「字幕表示」の設定項目の値を「ON」に設定する(ステップS404)。情報端末10bは、「カメラ」を有していないため、「カメラ」を用いた機能に対する設定データは、サポートしている設定項目の設定データとは別の領域に記憶される、非設定情報12Cとして保存する(ステップS405)。
【0063】
その後、情報端末10bは、例えばユーザからの設定操作により、「ワンセグ受信部」の「字幕表示」の設定項目の値を「OFF」に設定する(ステップS406)。
【0064】
続いて、情報端末10bは、情報端末10bにおいて現在設定されている設定データ、及び情報端末10bにおいてサポートしていない、情報端末10aから引き継いだ設定データのバックアップデータを生成する(ステップS407)。生成したバックアップデータは、例えばクラウドのバックアップサーバ20や、SDカード等の記録媒体に格納する。なお、この際のバックアップデータには、「カメラ」の「撮影データ保存先」の設定項目の値が「外部記録媒体」であり、「ワンセグ受信部」の「字幕表示」の設定項目の値が「OFF」である設定データが含まれる。
【0065】
続いて、情報端末10cは、情報端末10bにより生成されたバックアップデータに基づいて、「カメラ」の「撮影データ保存先」の設定項目の値を「外部記録媒体」に設定する(ステップS408)。また、「ワンセグ受信部」の「字幕表示」の設定項目の値を「OFF」に設定する(ステップS409)。
【0066】
その結果、「カメラ」を有している情報端末10cにおいて、情報端末10aにて設定されていた、「カメラ」の「撮影データ保存先」の設定項目の値を「外部記録媒体」とする設定もリストアされる。
【0067】
本実施形態によれば、このように、バックアップを生成した情報端末10aと、リストアを行う情報端末10bとの間では、情報端末10aと情報端末10bで共通の設定項目に対する設定データのみならず、情報端末10bにて有していないハードウェアに関する設定データも保持される。そのため、情報端末10aと、別の情報端末10bをまたいでリストアを行う情報端末10cにおいて、情報端末10bにてサポートしていなかった設定項目に対する設定データをリストアすることができる。
【0068】
<まとめ>
上述したように、本実施形態では、リストアの際、他の情報端末の設定データのリストア用の第1のバックアップデータのうち、情報端末が有していないハードウェアの設定項目の設定データを保存しておく。そして、設定データのリストア用のバックアップデータを生成する際、情報端末において現在設定されている設定データ、及びリストア時に保存しておいた設定データを含む、第2のバックアップデータを生成する。
【0069】
それにより、ハードウェア(HW)構成の異なる情報端末へリストアされた場合でも、元の設定データを将来にわたって引き継ぐことができるため、情報端末の設定データに関するバックアップデータの流用性を高めることができる。
【0070】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0071】
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
情報端末が、
他の端末の設定データのバックアップデータを取得し、
前記情報端末が有するハードウェア構成の情報を参照し、前記バックアップデータに含まれる各設定データについて、前記情報端末が有するハードウェアに対する第1の設定データであるか、前記情報端末が有しないハードウェアに対する第2の設定データであるかを判断し、
前記第1の設定データに基づいて、前記情報端末の設定をリストアし、
前記第2の設定データを、所定の記憶部に保存する、
処理を実行することを特徴とするリストア制御方法。
(付記2)
設定データのバックアップの指示に応じ、前記情報端末に現在設定されている設定データと、前記所定の記憶部に保存されている設定データとを含む、設定データのバックアップデータを生成する処理を実行することを特徴とする付記1記載のリストア制御方法。
(付記3)
前記第1の設定データであって、前記リストアに失敗した設定データを、前記所定の記憶部に保存する処理を実行することを特徴とする付記1または2記載のリストア制御方法。
(付記4)
前記所定の記憶部は、前記情報端末の初期化処理でデータが消去されないパーティションであることを特徴とする、付記1乃至3のいずれか一項に記載のリストア制御方法。
(付記5)
情報端末であって、
他の端末の設定データのバックアップデータを取得するバックアップデータ取得部と、
前記情報端末が有するハードウェア構成の情報を参照し、前記バックアップデータに含まれる各設定データについて、前記情報端末が有するハードウェアに対する第1の設定データであるか、前記情報端末が有しないハードウェアに対する第2の設定データであるかを判断し、前記第1の設定データに基づいて、前記情報端末の設定をリストアするリストア部と、
前記第2の設定データを、所定の記憶部に保存する保存部と、
を備えることを特徴とする情報端末。
(付記6)
設定データのバックアップの指示に応じ、前記情報端末に現在設定されている設定データと、前記所定の記憶部に保存されている設定データとを含む、設定データのバックアップデータを生成するバックアップデータ生成部を備えることを特徴とする付記5記載の情報端末。
(付記7)
前記保存部は、前記第1の設定データであって、前記リストアに失敗した設定データを、前記所定の記憶部に保存することを特徴とする付記5または6記載の情報端末。
(付記8)
前記所定の記憶部は、前記情報端末の初期化処理でデータが消去されないパーティションであることを特徴とする、付記5乃至7のいずれか一項に記載の情報端末。
(付記9)
情報端末に、
他の端末の設定データのバックアップデータを取得し、
前記情報端末が有するハードウェア構成の情報を参照し、前記バックアップデータに含まれる各設定データについて、前記情報端末が有するハードウェアに対する第1の設定データであるか、前記情報端末が有しないハードウェアに対する第2の設定データであるかを判断し、
前記第1の設定データに基づいて、前記情報端末の設定をリストアし、
前記第2の設定データを、所定の記憶部に保存する、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
(付記10)
設定データのバックアップの指示に応じ、前記情報端末に現在設定されている設定データと、前記所定の記憶部に保存されている設定データとを含む、設定データのバックアップデータを生成する処理を実行させることを特徴とする付記9記載のプログラム。
(付記11)
前記第1の設定データであって、前記リストアに失敗した設定データを、前記所定の記憶部に保存する処理を実行させることを特徴とする付記9または10記載のプログラム。(付記12)
前記所定の記憶部は、前記情報端末の初期化処理でデータが消去されないパーティションであることを特徴とする、付記9乃至11のいずれか一項に記載のプログラム。