特許第6646148号(P6646148)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6646148
(24)【登録日】2020年1月14日
(45)【発行日】2020年2月14日
(54)【発明の名称】一種の偽造防止ラベル及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   G09F 3/02 20060101AFI20200203BHJP
   G09F 3/03 20060101ALI20200203BHJP
   G09F 3/00 20060101ALI20200203BHJP
   B42D 25/378 20140101ALI20200203BHJP
【FI】
   G09F3/02 V
   G09F3/03 D
   G09F3/00 Q
   G09F3/02 F
   B42D25/378
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-522839(P2018-522839)
(86)(22)【出願日】2016年7月15日
(65)【公表番号】特表2018-521365(P2018-521365A)
(43)【公表日】2018年8月2日
(86)【国際出願番号】CN2016090086
(87)【国際公開番号】WO2017016396
(87)【国際公開日】20170202
【審査請求日】2018年1月24日
(31)【優先権主張番号】201510445095.2
(32)【優先日】2015年7月27日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518026567
【氏名又は名称】ユー チー
(74)【代理人】
【識別番号】110000280
【氏名又は名称】特許業務法人サンクレスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユー チー
(72)【発明者】
【氏名】ユー プーツー
【審査官】 宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−036711(JP,A)
【文献】 特開昭62−280886(JP,A)
【文献】 中国実用新案第201281910(CN,Y)
【文献】 特開2012−032771(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 3/00 − 3/20
B42D 25/00 − 25/485
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
偽造防止ラベルであって、ベースプレート(1)が設けられ、前記ベースプレート(1)には偽造防止インクが充填された墨袋(2)が設けられ、二つ以上の前記墨袋(2)が配列されて偽造防止パターンが形成され、前記墨袋(2)の上部には密封遮蔽板(3)が設けられており、前記ベースプレート(1)の厚みは0.2―2.0mmであり、前記ベースプレート(1)上の前記墨袋(2)の深さは0.019―1.99mmであり、前記密封遮蔽板(3)として第1のプラスチックフィルム密封遮蔽板が採用され、前記密封遮蔽板の厚みは0.0001mmより大き
前記偽造防止ラベルの製造において前記偽造防止インク組成成分の濃度及び前記墨袋(2)の容量を調整することにより、ラベルが開けられた後に密封情報が消え得る速度が得られ、
前記偽造防止インクには、0.6―4.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、5―80重量分のグリセリン、10―200重量分のアルコール、1―100重量分のエーテルという各々の組成成分が含まれ、上記用量は100ミリリットルの蒸留水当たりの用量である、
ことを特徴とする偽造防止ラベル。
【請求項2】
偽造防止ラベルの製造方法であって、
前記偽造防止ラベルにおいて、ベースプレート(1)が設けられ、前記ベースプレート(1)には偽造防止インクが充填された墨袋(2)が設けられ、二つ以上の前記墨袋(2)が配列されて偽造防止パターンが形成され、前記墨袋(2)の上部には密封遮蔽板(3)が設けられており、前記ベースプレート(1)の厚みは0.2―2.0mmであり、前記ベースプレート(1)上の前記墨袋(2)の深さは0.019―1.99mmであり、前記密封遮蔽板(3)として第1のプラスチックフィルムの密封遮蔽板が採用され、前記密封遮蔽板の厚みは0.0001mmより大きく、
前記偽造防止インクの組成成分の濃度及び前記墨袋(2)の容量を調整することにより、ラベルが開けられた後に密封情報が消え得る速度が得られ、
前記ベースプレート(1)は紙製のベースプレートが採用され、紙製の前記ベースプレート上に前記墨袋(2)が設けられた後、紙製の前記ベースプレート(1)及び前記墨袋(2)の表面に第2のプラスチックフィルムが覆われ、前記墨袋(2)内に前記偽造防止インクが注入され、
前記偽造防止インクには、0.6―4.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、5―80重量分のグリセリン、10―200重量分のアルコール、1―100重量分のエーテルという各々の組成成分が含まれ、上記用量は100ミリリットルの蒸留水当たりの用量である、ことを特徴とする製造方法
【請求項3】
請求項1に記載の前記偽造防止ラベルの製造方法であって、以下のステップを含んでいる:
ステップ1:厚みが0.2―2.0mmである第2のプラスチックフィルムを用いてベースプレートとし、前記ベースプレート上に深さが0.019―1.99mmである円形又は方形のホールをボーリングして墨袋とする、或いは、紙を用いてベースプレートし、ボーリングされた後、第2のプラスチックフィルムが覆われてベースプレート及び墨袋が形成され、厚みが0.0001以上の第1のプラスチックフィルムを用いて墨袋の密封遮蔽板とする;
ステップ2:墨袋が作成された前記ベースプレート及び前記密封遮蔽板は、濃度が10―80%のワセリンーエーテルの溶液に浸す又はブラッシングし、乾燥される;
ステップ3:乾燥された後、ワセリンが濡れられたベースプレート及び密封遮蔽板は、0.6―5.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、20―200重量分のアルコール、及び100ミリリットルの蒸留水の溶液に浸される又は上記溶液でブラッシングされ、浸す又はブラッシングし終えた後乾燥して用意される;
ステップ4:前記ベースプレートの前記墨袋に偽造防止インクが注入されており、
二つ以上の前記墨袋が配列されて字体、アルファベット、数字、パターン等の偽造防止情報が形成され、
前記偽造防止インクには、0.6―4.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、5―80重量分のグリセリン、10―200重量分のアルコール、1―100重量分のエーテルという各々の組成成分が含まれており、上記用量は100ミリリットルの蒸留水当たりの用量である;
ステップ5:密封遮蔽板と情報が作成されたベースプレートを一体にプラスチックカバーされ、又は熱圧カバーされ、インクが墨袋に密封され、偽造防止情報があるラベルが形成される;
ステップ6:偽造防止情報が問い合わせすべきデータベースに記憶される;
ステップ7:ラベルが商品上又は包装上に貼られる、ことを特徴とする偽造防止ラベルの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、偽造防止技術に関するものである。具体的に、識別期間を超えると自動的に消去可能であり、偽造防止効果も良く、動作も安定的であり、アプリケーションを大規模的に押し広げるのに適する偽造防止ラベル及びその製造方法である。
【0002】
今までの偽造防止手段として、主に、化学印刷用インクの偽造防止、デジタル偽造防止(メッセージ偽造防止、電話偽造防止)、光学偽造防止、バーコード偽造防止、2次元コード偽造防止、無線周波数(RF)偽造防止等がある。その中の化学印刷用インク偽造防止では、偽造防止方法は肉眼観察であり、大きな局限性があり、模倣者が印刷用インクの直観的な色に基づいて偽造情報を直接に得て偽造する。肉眼で識別し難い時に、メーカーからの偽造防止結果を即時に得ることができない。デジタル偽造防止では、メッセージ又は電話によって問い合わせる。消費者はラベル又は包装上の若干組の数字を調べ、メーカーの問い合わせプラットホームへメッセージを送る、又は、電話をかけることによって問い合わせを行い、商品の真偽を得る。しかしながら、このような方法は使用上複雑であり、特に、消費者がキーボードで情報を入力する時に、間違って入力し易い又は入力速度が遅いこともあるため、簡便で、快速的の問い合わせに有利ではない。2次元コード偽造防止では、このごろ数年に新興し始めた方位又は情報の問い合わせ技術であり、主に、2次元コードパターン用のPC端末、即ち、携帯電話を採用し、携帯電話のスキャンソフトウェアを用いて2次元コード情報を識別し、メーカーのネットワークにアップロードして問い合わせることによって、商品の価格、産地等の情報を得る。しかしながら、このような方法において、一つの類別の製品の2次元コードパターンが固定であるため、偽造者がパターンをコピーして印刷することが容易になり、またその情報がロット製品において固定的であるため、偽造者がロット的に偽造をすることが容易になる。且つ、この方法は複数回認証される必要がある上、購買者が第1の認証者であることを保証することができないと共に、問い合わせレートを低下させる。バーコード偽造防止は、原理及びメカニズムが2次元コードの問い合わせとほとんど同じであり、偽造者の大規模な偽造を阻止できない。
【0003】
現在、より先進的な偽造防止技術としては無線周波数偽造防止技術である。該技術は、製品上の無線周波数ラベルをデータ読み取りのキャリアとして、専門的な読み取り設備によって製品情報を読み取る。該技術は製品毎に一つの特有の身分証を与えることに相当し、且つ唯一でコピーできない。しかし、該技術の不足は、生産メーカーのコストが増加され、偽造防止チップの価格も高くなり、消費者が問い合わせる時に、専門的な無線周波数のコード読み取り設備を使用するしかなく、設備も価格がかなり高く、ある時スーパー又は小売業者付近でメーカーの設備を使用して検証を行うしかないため、大衆化の偽造防止にはならないことにある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、現在技術に存在する欠点及び不足に対して、識別期間の後に自動的に消去可能であり、偽造防止効果も良く、動作も安定的であり、アプリケーションを大規模的に押し広げるのに適する偽造防止ラベル及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の措置で上記目的を達成できる。
【0006】
偽造防止ラベルであって、ベースプレートが設けられ、ベースプレートには偽造防止インクが充填された墨袋が設けられ、二つ以上の墨袋が配列されて偽造防止パターンが形成され、墨袋の上部には遮蔽板が設けられており、前記ベースプレートの厚みは0.2―2.0mmであり、前記ベースプレート上の墨袋の深さは0.019―1.99mmであり、前記遮蔽板としてプラスチックフィルム遮蔽板が採用され、遮蔽板の厚みは0.0001mmよりも大きい。
【0007】
好ましくは、前記ベースプレートは紙製のベースプレートが採用されてもよく、紙製のベースプレート上に墨袋が開設された後、紙製のベースプレート及び墨袋の表面にプラスチックフィルムが覆われ、その後に墨袋内に偽造防止インクが注入される。
【0008】
前記偽造防止インクには、0.6―4.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、5―80重量分のグリセリン、10―200重量分のアルコール、1―100重量分のエーテルという各々の組成成分が含まれ、上記用量は100ミリリットルの蒸留水当たりの用量であり、実際の使用過程において、アルコール、アルコールの濃度及び墨袋の容量を調整することにより、ラベルが開けられた後に密封情報が消え得る速度が得られる。
【0009】
前記偽造防止ラベルの製造方法であって、以下のステップを含んでいる:
【0010】
ステップ1:厚みが0.2―2.0mmであるプラスチックフィルムを用いてベースプレートとし、ベースプレート上に深さが0.019―1.99mmである円形又は方形のホールをボーリングして墨袋とする、或いは、紙を用いてベースプレートし、ボーリングされた後、プラスチックフィルムが覆われてベースプレート及び墨袋が形成され、厚みが0.0001以上のプラスチックフィルムを用いて墨袋の遮蔽板とする;
【0011】
ステップ2:墨袋が作成されたベースプレート及び密封遮蔽板は、濃度が10―80%のワセリンーエーテルの溶液に浸す又はブラッシングし、乾燥される;
【0012】
ステップ3:乾燥された後、ワセリンが濡れられたベースプレート及び遮蔽板は、0.6―5.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、20―200重量分のアルコール、及び100ミリリットルの蒸留水の溶液に浸される又は上記溶液でブラッシングされ、浸す又はブラッシングし終えた後乾燥して用意される;
【0013】
ステップ4:ベースプレートの墨袋に偽造防止インクが注入され、二つずつ隣接されて字体、アルファベット、数字、パターン等の偽造防止情報が形成され、前記偽造防止インクには、0.6―4.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、5―80重量分のグリセリン、10―200重量分のアルコール、1―100重量分のエーテルという各々の組成成分が含まれており、上記用量は100ミリリットルの蒸留水当たりの用量である;
【0014】
ステップ5:遮蔽板と、情報が作成されたベースプレートをプラスチックカバーされる又は熱圧カバーされ、インクが墨袋に密封され、偽造防止情報があるラベルが形成される;
【0015】
ステップ6:偽造防止情報(字体、アルファベット、数字、パターン等)が問い合わせすべきデータベースに記憶される;
【0016】
ステップ7:ラベルが商品上又は包装上に貼られる。
【0017】
本発明では、使用される時に、消費者が密封遮蔽板を引き裂き、携帯電話を用いて情報が識別され、読み取られ、情報がデータベースのネットワークにアップロードされ、ネットワークで情報がユーザにフィードバックされる。同時に、ラベル上の情報が所定の時間(例えば、3―5分又は10分)で消えると、該製品が販売された又は消費されたことを意味し、第1の消費者が情報を読み取って所定の時間(例えば、3―5分又は10分)後に、該情報が再び出現されると偽造されたものを見なされる。或いは、模倣者がこの情報で模倣した製品が2回出現された以降の全ての製品は、いずれも偽造されたものと見なされる。即ち、該偽造防止ラベル又はその使用方法は、模倣者が一つか二つだけ製造するしかなく、ロット的に偽造することは絶対にできない。
【発明の効果】
【0018】
従来技術と比べると、本発明は、偽造防止ラベルの遮蔽板が破壊された後、ラベルの一部又は全体の情報が、所定の時間内に消え得る。この方法は、偽造防止のコストが高く、問い合わせ手段が複雑である不足点を解決することができると共に、偽造者が製品の古い包装を使用してロット的に偽造することを有効的に避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明による偽造防止ラベルのベースプレートの構造概略図である。
図2】本発明による偽造防止ラベルの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1に示されるように、本発明において、偽造防止ラベルであって、ベースプレート1が設けられ、ベースプレート1には偽造防止インクが充填された墨袋2が設けられ、二つ以上の墨袋2が配列されて偽造防止パターンが形成され、墨袋2の上部には遮蔽板3が設けられており、前記ベースプレート1の厚みは0.2―2.0mmであり、前記ベースプレート1上の墨袋2の深さは0.019―1.99mmであり、前記遮蔽板3としてはプラスチックフィルム遮蔽板が採用され、遮蔽板の厚みは0.0001mmよりも大きい。
【0021】
本発明において、前記ベースプレート1は紙製のベースプレートが採用されてもよく、紙製のベースプレート1上に墨袋2が開設された後、紙製のベースプレート1及び墨袋2の表面にプラスチックフィルムが覆われ、その後に墨袋2内に偽造防止インクが注入される。
【0022】
本発明において、前記偽造防止インクには、0.6―4.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、5―80重量分のグリセリン、10―200重量分のアルコール、1―100重量分のエーテルという各々の組成成分が含まれ、上記用量は100ミリリットルの蒸留水当たりの用量であり、実際の使用過程において、アルコールとアルコールの濃度及び墨袋の容量を調整することにより、ラベルが開けられた後に密封情報が消え得る速度が得られる。
【0023】
本発明において、前記偽造防止ラベルの製造方法であって、以下のステップを含んでいる:
【0024】
ステップ1:厚みが0.2―2.0mmであるプラスチックフィルムを用いてベースプレート1とし、ベースプレート1上に深さが0.019―1.99mmである円形又は方形のホールをボーリングして墨袋2とする、或いは、紙を用いてベースプレートし、ボーリングされた後、プラスチックフィルムが覆われてベースプレート及び墨袋が形成され、厚みが0.0001以上のプラスチックフィルムを用いて墨袋の遮蔽板とする;
【0025】
ステップ2:墨袋2が作成されたベースプレート1及び密封遮蔽板3は、濃度が10―80%のワセリンーエーテルの溶液に浸す又はブラッシングし、乾燥される;
【0026】
ステップ3:乾燥された後、ワセリンが濡れられたベースプレート1及び遮蔽板3は、0.6―5.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、20―200重量分のアルコール、及び100ミリリットルの蒸留水の溶液に浸される又は上記溶液でブラッシングされ、浸す又はブラッシングし終えた後乾燥して用意される;
【0027】
ステップ4:ベースプレートの墨袋2に偽造防止インクが注入され、二つずつ隣接されて字体、アルファベット、数字、パターン等の偽造防止情報が形成され、前記偽造防止インクには、0.6―4.0重量分の水酸化ナトリウム、1.6―5.0重量分のチモールフタレイン、5―80重量分のグリセリン、10―200重量分のアルコール、1―100重量分のエーテルという各々の組成成分が含まれており、上記用量は100ミリリットルの蒸留水当たりの用量である;
【0028】
ステップ5:遮蔽板3及び情報が作成されたベースプレート1が一体にプラスチックカバーされる又は熱圧カバーされ、インクが墨袋に密封され、偽造防止情報があるラベルが形成される;
【0029】
ステップ6:偽造防止情報(字体、アルファベット、数字、パターン等)が問い合わせすべきデータベースに記憶される;
【0030】
ステップ7:ラベルが商品上又は包装上に貼られる。
【工業実用性】
【0031】
本発明では、使用される時に、消費者が密封遮蔽板を引き裂き、携帯電話を用いて情報が識別され、読み取られ、情報がデータベースのネットワークにアップロードされ、ネットワークで情報がユーザにフィードバックされる。同時に、ラベル上の情報が所定の時間(例えば、3―5分又は10分)で消えると、該製品が販売された又は消費されたことを意味し、第1の消費者が情報を読み取って所定の時間(例えば、3―5分又は10分)後に、該情報が再び出現されると偽造されたものを見なされる。或いは、模倣者がこの情報で模倣した製品が2回出現された以降の全ての製品は、いずれも偽造されたものと見なされる。即ち、該偽造防止ラベル又はその使用方法は、模倣者が一つか二つだけ製造するしかなく、ロット的に偽造することは絶対にできない。
【符号の説明】
【0032】
1:ベースプレート
2:墨袋
3:遮蔽板
図1
図2