(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
取り外し可能な部材を挿着するための挿着孔が設けられたハウジングと、前記ハウジングにスライド可能に接続し、出入孔及び前記出入孔と貫通する係止孔が設けられたスライドモジュールと、を備える本体と、
挿着部品を含み、前記本体に接続する取り外し可能な部材と、
を備え、
前記スライドモジュールが第一位置から第二位置にスライドするとき、前記出入孔は前記挿着孔に対向し、前記取り外し可能な部材の前記挿着部品は前記挿着孔を介して前記出入孔内に延伸し、
前記スライドモジュールが第二位置から第一位置にスライドするとき、前記取り外し可能な部材の前記挿着部品は前記出入孔から前記係止孔に入り、前記スライドモジュールが前記係止孔を介して前記取り外し可能な部材をロックし、
前記ハウジングは、アウターカバーと、インナーカバーとを備え、前記アウターカバーと前記インナーカバーにより装着チャンバを囲み、前記スライドモジュールは、前記装着チャンバ内に設けられ、前記挿着孔は、前記アウターカバーに設けられ、
前記スライドモジュールは、スライダと、導電シート式圧縮バネとを備え、
前記スライダは、前記ハウジングにスライド可能に接続し、前記導電シート式圧縮バネは、前記スライダと連動する自由端と、前記ハウジングに固定される固定端とを備え、前記導電シート式圧縮バネの自由端が導電接続端から延出し、前記導電接続端に前記出入孔及び前記係止孔が設けられ、
外力の作用で、前記スライダが第一位置から第二位置にスライドすることにより、前記導電シート式圧縮バネは圧縮され、前記出入孔は前記挿着孔に対向し、前記取り外し可能な部材の前記挿着部品は前記挿着孔を介して前記出入孔内に延伸し、
前記外力がなくなると、前記スライダが前記導電シート式圧縮バネの復元力の作用で第二位置から第一位置にスライドすることにより、前記取り外し可能な部材の前記挿着部品は前記出入孔から前記係止孔に入り前記導電接続端と接触し、前記取り外し可能な部材は前記導電シート式圧縮バネと電気的に接続する、
ことを特徴とする接続機構。
前記凹溝内に弾性リセット部材収容溝がさらに設けられ、前記弾性リセット部材収容溝にはシリコーンスリーブが埋設され、前記弾性リセット部材は、下端が前記シリコーンスリーブ内に配置され、上端が前記ストッパ部の底面に当接する、
ことを特徴とする請求項13に記載の接続機構。
前記取り外し可能な部材に位置決め板が固設され、前記位置決め板は、前記バックル部材を前記取り外し可能な部材内に位置決めし、前記位置決め板には、前記ロッキング挿着部品及び前記導電挿着部品を避けて空洞部が設けられる、
ことを特徴とする請求項17に記載の接続機構。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の目的、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下に図面を参照して、本発明の実施例による技術的解決手段を明確、完全に説明する。説明する実施例は、すべての実施例ではなく、本発明の実施例の一部にすぎず、本発明の実施例に基づき、当業者が創造的な活動によらず、想到するその他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属することは明らかである。
【0013】
現在、VR体験者によく使用されているVRヘッドセットはいずれも外部コードによってVR装置に接続する必要がある。さらに、ヘッドホンは重く、着用する時に頭に圧力がかかり、イヤホンは音質も音響効果も低いた。このような従来技術の課題を解決するために、本発明では、取り外し可能な部材を本体から着脱しやすく、各種ニーズに応じて、取り外し可能な部材を交換できる接続機構を提供する。
【0014】
以下、図面と実施例を組み合わせて本発明の実施形態について詳細に説明する。これらにより、本願の実施例において、技術的手段を応用して技術的問題を解決し技術的効果を達成するプロセスを十分に理解することができ、かつそれに基づいて本発明を実施することができる。以下、図面と組み合わせて本発明の構造をさらに詳細に説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、本願の実施例1における接続機構の構造を示す模式図である。
図1に示すように、本願の実施例は、本体10と、本体10に接続される取り外し可能な部材20とを備える接続機構である。ここで、本体10は、ハウジング11と、スライドモジュール30とを備え、ハウジング11には取り外し可能な部材20を挿着するための挿着孔12が設けられている。スライドモジュール30は、
図2、
図11又は
図21に示すような様々な形態で実現可能である。挿着孔12の実現形態は、
図2、
図10又は
図21を参照でき、スライドモジュール30及び挿着孔12の具体的な実施形態は、実施例2、実施例3及び実施例4を参照できる。
【0016】
スライドモジュール30は、ハウジング11にスライド可能に接続され、かつスライドモジュール30には、出入孔31及び出入孔31と貫通する係止孔32が設けられている。出入孔31及び係止孔32は、
図3、
図11又は
図21に示すような様々な形態で実現可能であり、出入孔31及び係止孔32の具体的な実施形態は、実施例2、実施例3及び実施例4を参照できる。
【0017】
取り外し可能な部材20は、挿着部品21を含み、挿着部品21は、
図2、
図14又は
図21に示すような様々な形態で実現可能である。挿着部品21の具体的な実施形態は、実施例2、実施例3及び実施例4を参照できる。スライドモジュール30が第一位置から第二位置にスライドする場合、出入孔31は挿着孔12に対向し、取り外し可能な部材20の挿着部品21は挿着孔12を介して出入孔31内に延伸する。スライドモジュール30が第二位置から第一位置にスライドする場合、取り外し可能な部材20の挿着部品21は出入孔31から係止孔32に入り込み、それによってスライドモジュール30は係止孔32を介して取り外し可能な部材20をロックする。
【0018】
本実施例の技術的解決手段は、スライドモジュール30の操作により、取り外し可能な部材20と本体との取り外しを実現する。操作しやすく、装置で取り外し可能な部材20を容易に交換しやすく、交換用のツールを使用する必要がない。そのため、取り外し可能な部材20の着脱に利便性が得られ、異なる要求にも適応できる。
【0019】
本体から、取り外し可能な部材20を取り外すプロセスは上述した装着プロセスに類似している。スライドモジュール30を第一位置から第二位置にスライドさせると、取り外し可能な部材20の挿着部品21が係止孔32から出入孔31に入り込み、出入孔31は挿着孔12に対向し、取り外し可能な部材20を引き出すと、取り外し可能な部材20と本体との分離が完了する。本発明の一実施形態では、ハウジング11は、アウターカバー13及びインナーカバー14を含み、アウターカバー13とインナーカバー14は、
図2又は
図10に示すような様々な形態で実現可能である。アウターカバー13とインナーカバー14の具体的な実現形態は、実施例2、実施例3を参照できる。アウターカバー13とインナーカバー14により装着チャンバを囲む。装着チャンバ内に接続モジュールが設けられており、アウターカバー13に挿着孔12が設けられている。さらなる実施形態では、インナーカバー14をカバープレート45に変更し、カバープレート45はスライドモジュール30を遮蔽するために用いられる。カバープレート45の実現形態は、
図21に示され、具体的な実施形態は、実施例4を参照できる。
【0020】
本願の実施例において、スライドモジュール30と取り外し可能な部材20は、様々な形態で接続可能である。以下、スライドモジュール30と取り外し可能な部材20との接続形態について説明する。
【実施例2】
【0021】
図2は本願の実施例2における接続機構の局所的な分解構造を示す模式図であり、
図3は本願の実施例2における導電シート式圧縮バネの装着構造を示す模式図である。
図1−3に示すように、実施例2は実施例1に基づく、接続機構の実現可能な形態である。具体的には、本願の実施例は、本体10と、本体10に接続される取り外し可能な部材20とを備える接続機構を提供する。ここで、本体10は、ハウジング11と、スライドモジュール30とを備え、ハウジング11には取り外し可能な部材20を挿着するための挿着孔12が設けられている。スライドモジュール30は、スライダ及び導電シート式圧縮バネ33を含む。スライダはハウジング11にスライド可能に接続されており、導電シート式圧縮バネ33は、自由端331及び固定端332を含み、自由端331はスライダと連動し、固定端332はハウジング11に固定され、導電シート式圧縮バネ33の自由端331は導電接続端333から延出し、導電接続端333には出入孔31及び出入孔31と貫通する係止孔32が設けられている。
【0022】
外力の作用で、スライダが第一位置から第二位置にスライドすることによって、出入孔31は挿着孔12に対向し、取り外し可能な部材20の挿着部品21は挿着孔12を介して出入孔31内に延伸する。外力がなくなると、導電シート式圧縮バネ33の復元力の作用で、スライダが第二位置から第一位置にスライドすることによって、取り外し可能な部材20の挿着部品21は出入孔31から係止孔32に入り導電接続端333と接触する。それにより取り外し可能な部材20が導電シート式圧縮バネ33と電気的に接続される。なお、ハウジング11にはさらに回路基板が設けられており、回路基板はそれぞれ本体と導電シート式圧縮バネ33の固定端332に接続する。それにより導電シート式圧縮バネ33と本体との電気的接続を実現させる。
【0023】
本体から取り外し可能な部材20を取り外すプロセスは上述した装着プロセスに類似するため、ここで説明を省略する。挿着部品21、導電シート式圧縮バネ33及び回路基板によって取り外し可能な部材20と本体との電気的接続が実現される。取り外し可能な部材20には外部に露出するコードがなく、接続機構全体の構造を簡略化できる。
【0024】
以下、本発明の実施形態による接続機構についてさらに詳細に説明する。
【0025】
図2及び
図4に示すように、スライダは、スライドプレート40と、スライドプレート40に設けられているトグルポスト41と、スライド突起42とを備える。具体的には、ハウジング11のインナーカバー14にはトグル孔15及びスライド突起42と係合して使用するスライド溝16が設けられており、トグルポスト41はトグル孔15内に延伸し、スライド突起42はスライド溝16に設置されスライドプレート40とインナーカバー14とのスライド可能な接続を実現する。
【0026】
インナーカバー14とアウターカバー13は様々な形態で接続可能である。本発明の一実施形態では、超音波溶着により、インナーカバー14とアウターカバー13を固定させ、アウターカバー13に挿着孔12を設け、取り外し可能な部材20を挿着孔12を介してスライドモジュール30に接続してもよい。
【0027】
スライドプレート40のインナーカバー14に対向する側には、スライド突起42及びトグルポスト41が設けられている。一実施形態では、スライド突起42が2つ、トグルポスト41の両側に対称的に設ける。これに対応して、スライド溝16も2つとし、スライド突起42は、スライド溝16内に設置され、スライド溝16内においてスライドすることができる。トグル孔15の位置は、トグルポスト41の位置に対応し、トグルポスト41は、トグル孔15内に延伸し、トグル孔15内においてスライドすることができる。使用する時、外力の作用で、トグルポスト41をトグル孔15内においてスライドさせ、トグルポスト41はスライド突起42を介してスライド溝16内においてスライドプレート40をスライドさせる。
【0028】
図3及び
図5に示すように、本願の実施例において、導電シート式圧縮バネ33は、2つあり、電気的に接続する時、それぞれ電気信号の正負極に接続されるために用いられる。導電シート式圧縮バネ33の表面には、金属めっきが施されている。例えば、導電シート式圧縮バネ33の表面に銅めっきが施され、銅めっきによって導電シート式圧縮バネ33の耐摩耗性を高め、錆びが出にくくなり、かつ導電性を高めることができる。導電シート式圧縮バネ33は、平行に設けられている2つの波状伸縮バネ334を含み、波状伸縮バネ334の一端は固定端332であり、他端は自由端331である。導電シート式圧縮バネ33の自由端331がスライダと連動する場合、導電シート式圧縮バネ33は、波状伸縮バネ334を介して復元力を提供する。
【0029】
固定端332には、接続孔335が設けられており、ネジは接続孔335を貫通して固定端332をインナーカバー14に固定する。具体的には、回路基板は、メインボードと2つの導電端子とを備え、回路基板の2つの導電端子には、接続孔335に対応する貫通孔が設けられている。インナーカバー14には装着溝が設けられており、回路基板のメインボードがインナーカバー14の装着溝内に接着され、2つの導電端子が2つの導電シート式圧縮バネ33の固定端332にそれぞれ接続される。2つの導電端子が導電シート式圧縮バネ33の下に押圧され、回路基板の2つの導電端子と導電シート式圧縮バネ33との接触部分の表面に露出銅が付着することにより、回路基板からの正負信号が導電シート式圧縮バネ33に伝送される。導電シート式圧縮バネ33と回路基板上の露出銅との直接接触により導電し、電気コネクタを省略できるため、設計空間を削減させることができる。ネジは、固定端332に設けられている接続孔335及び導電端子上の貫通孔を貫通してインナーカバー14に接続し、導電シート式圧縮バネ33の固定端332と回路基板の導電端子が固定される。
【0030】
導電シート式圧縮バネ33の自由端331とスライダが連動する場合、ヘッドセットの挿着部品21は、出入孔31から係止孔32に順調に挿入される。妨害を避けるために、自由端331から延出する導電接続端333の係止孔32の長手方向は、波状伸縮バネ334の伸縮方向と平行としてある。
【0031】
図4及び
図5に示すように、スライドプレート40は、第一プレート表面及び第一プレート表面に対向する第二プレート表面を含む。第一プレート表面には、トグルポスト41とスライド突起42が設けられている。本実施例において、2枚の導電シート式圧縮バネ33が設けられており、2枚の導電シート式圧縮バネ33の接触による短絡現象の発生を回避するために、第二プレート表面には、T型バッフル43が設けられている。T型バッフル43は、側板431とセパレータ432とを備える。T型バッフル43は、第二プレート表面を2つの鏡面対称の領域に分割し、領域ごとに1つの波状伸縮バネ334が設けられている。セパレータ432は平行に設けられている2つの波状伸縮バネ334を隔て、2つの波状伸縮バネ334の自由端331は側板431に当接する。
【0032】
具体的には、スライダが外力の作用でスライドする場合、導電シート式圧縮バネ33の自由端331が側板431に押されて移動する。外力がなくなると、導電シート式圧縮バネ33の自由端331が、側板431を押してスライダを伴い移動する。2つの導電シート式圧縮バネ33は、セパレータ432により隔てられているため、正負極の信号間の短絡は生じない。
【0033】
再び
図5に戻る。導電シート式圧縮バネ33の伸縮時に自由端331が側板431から離脱しないようにするために、側板431にはストッパ部材433が設けられている。ストッパ部材433は、第二プレート表面と平行であるため、側板431とストッパ溝を形成し、2つの波状伸縮バネ334の自由端331はストッパ溝内に位置する。
【0034】
図2及び
図6に示すように、固定板44も含まれている。固定板44は、インナーカバー14に接続し、かつスライダ及び導電シート式圧縮バネ33は固定板44とインナーカバー14との間に挟まれる。導電シート式圧縮バネ33は固定板44に覆われており、かつ固定板44は、ネジによりインナーカバー14に固定接続する。このとき、固定板44は、スライダと導電シート式圧縮バネ33を、インナーカバー14との間に挟む。固定板44は、POM(ポリホルムアルデヒド、polyformaldehyde)材質で製造されてもよいが、これに限定されるものではない。POM材質の表面は滑らかで耐摩耗性が高いため、導電シート式圧縮バネ33は滑らかにスライドすることができる。一実施形態において、固定板44は、T字型であり、二重連結板と単一連結板とを備え、二重連結板を介して2つの波状伸縮バネ334の固定端332をインナーカバー14に固定する。単一連結板は、2つの導電接続端333の間に位置してインナーカバー14に接続される。
【0035】
本実施例において、本体は、頭部着用型VR(Virtual Reality、仮想現実)装置/AR(Augmented Reality、拡張現実)装置における頭部着用型ディスプレイを含むが、これらに限定されるものではない。取り外し可能な部材20は、ヘッドホン及び/又はマイクロフォンを含む。以下、取り外し可能な部材20として、ヘッドホンを例に挙げて詳細に説明する。
図7は、本発明の一実施形態における取り外し可能な部材20の構造を示す模式図である。
【0036】
取り外し可能な部材20はヘッドホンであり、ヘッドホンはイヤピース50とアーム51とを備える。イヤピース50のコードは、アーム51の下端から延伸し、アーム51を貫通してアーム51の上端から引き出される。アーム51の上端には挿着部品21が設けられており、挿着部品21は、コードと接続する。挿着部品21の表面には、銅メッキなどの金属メッキが施されている。銅メッキにより、挿着部品21の耐摩耗性が向上し、錆びが出にくくなりかつ導電性が補強される。ヘッドホンは挿着部品21を介して本体に接続し、導電シート式圧縮バネ33を介して回路基板に電気的に接続する。装着後の模式図について、
図8に示す。
【0037】
以下、本実施例におけるヘッドホンについて、さらに詳細に説明する。
【0038】
図2及び
図7に示すように、アーム51は、支持ロッド部52と、支持ロッド部52の端部に設けられて収容室を有する接続部53と、封止カバー54とを備える。コードは支持ロッド部52を貫通して接続部53の収容室に入り込む。封止カバー54には固定孔が設けられており、挿着部品21は固定孔内に装着されている。接続部53の開口部には、収容室を封止するための封止カバー54が設けられている。一実施形態においては、インサート射出成形により、挿着部品21と封止カバー54とが一体的に接続し、ヘッドホンの正極、負極リード線がそれぞれ2つの挿着部品21に溶着する。封止カバー54の中央には貫通孔が設けられており、ネジにより封止カバー54を接続部53に固定する。ヘッドホンのハウジング11に対する角度を調整するために、封止カバー54は接続部53に対して回転する。本実施例においては、角度の調整後に、ヘッドホンを調整後の角度で固定するために、場合により、接続部53の収容室の壁に複数の調整用ストッパ板55が設けられる。接続部53を、封止カバー54に対して回転した後、ヘッドホンのハウジング11に対する角度を調整するために、ストッパ板55によって接続部53を回転した後の位置に固定することができる。
【0039】
図7及び
図9に示すように、本実施例において、挿着部品21は、同軸に接続された第一係止部211、第二係止部212及び第三係止部213を含む。ここで、第三係止部213は、イヤピース50のコードに接続する。ヘッドホンが挿着部品21を介して本体に接続すると、スライダが第一位置から第二位置にスライドし、出入孔31が挿着孔12に対向し、第一係止部211が挿着孔12と出入孔31を貫通し、第二係止部212を伴い挿着孔12を出入孔31に挿入する。外力がなくなると、導電シート式圧縮バネ33の復元力の作用で、スライダが第二位置から第一位置にスライドする。このとき、挿着部品は第一係止部211を出入孔31に貫通させかつ第二係止部212を介して係止孔32に入り込ませる。第一係止部211及び第三係止部213は、挿着部品21を係止孔32内に固定して挿着部品21に沿って軸方向に移動する。ヘッドホンの挿着部品21は、導電接続端333と接触する。装着が完了した後、ヘッドホンは挿着部品21及び導電シート式圧縮バネ33を介して回路基板と電気的に接続する。
【0040】
なお、取り外し可能な部材20がマイクロフォンである場合、ヘッドホンのイヤピース50をマイクに変更すればよく、具体的には、マイクロフォンはマイクとアーム51とを備える。マイクロフォンとヘッドホンの構造は、イヤピース50とマイクの構造が異なるほかは同じである。
【0041】
本願の実施例2の技術的解決手段においては、スライドモジュール30の操作により、取り外し可能な部材20と本体との取り外しが実現する。導電シート式圧縮バネ33は、バネ機能と導電性能を両立でき、導電シート式圧縮バネ33によって機械的接続と電気的接続を含む接続が実現される。この構成では、取り外し可能な部材20には外部に露出するコードがないため、接続機構全体の構造が簡略化される。挿着部品は電気を通すために用いられるほか、取り外し可能な部材20を装置本体に固定することもでき、電気コネクタが省略される。取り外し可能な部材20は、装置本体に対する角度が調整可能で、調整モードが簡単であり、ユーザが着用し、調整しやすい。
【実施例3】
【0042】
図10は、本願の実施例3における接続機構の分解構造を示す模式図であり、
図11は、本願の実施例3におけるスライドモジュール30の構造を示す模式図であり、
図12は、本願の実施例3におけるアウターカバー13の構造を示す模式図である。
図1、
図10、
図11及び
図12に示すように、実施例3は実施例1を基礎として、接続機構の他の実施形態を示す。具体的には、スライドモジュール30には、突起構造60付きの弾性片61が設けられる。ハウジング11には、ロッキング溝62とルーズ溝63が設けられている。スライドモジュール30が第一位置から第二位置にスライドする場合、スライドモジュール30は、弾性片61を伴い突起構造60を介してルーズ溝63内に延伸する。スライドモジュール30が第二位置から第一位置にスライドする場合、スライドモジュール30は、弾性片61を伴い突起構造60を介してロッキング溝62内に延伸する。スライドモジュール30の動きは、ロッキング溝62によって制限される。
図13には、突起構造60を介して弾性片61がロッキング溝62に入り込む状態を示す。
【0043】
弾性片61の突起構造60を介してロッキング溝62とルーズ溝63にそれぞれ入り込み、スライドモジュール30を第一位置又は第二位置にロックさせることができる。これにより、スライドモジュール30の往復移動が防止され、取り外し可能な部材20と本体との接続安定性に対する影響を回避できると同時に、注意喚起の役割も果たす。例えば、弾性片61の突起構造60がロッキング溝62又はルーズ溝63に入り込む場合及び離脱する場合、クリック音が発生し、ユーザがスライドモジュール30を押す時にもクリック音が発生する。これは、スライドモジュール30の弾性片61が、突起構造60を介してロッキング溝62/ルーズ溝63に入り込む/離脱することを意味する。弾性片61の突起構造60がロッキング溝62/ルーズ溝63に入り込むと、ロッキング溝62/ルーズ溝63は突起構造60の移動を制限することができ、外力の作用がない状態で、突起構造60は、ロッキング溝62/ルーズ溝63から離脱できない。同時に、弾性片61の突起構造60がロッキング溝62/ルーズ溝63に入り込む/離脱することを保証する。ここで、突起構造60とロッキング溝62/ルーズ溝63との間の摩擦力を低減するために、ロッキング溝62/ルーズ溝63と突起構造60との接触面は滑らかな曲面とする。
【0044】
本実施例において、取り外し可能な部材20と本体との接続が完了すると、電気的接続も可能となる。一実施形態において、
図10に示すように、スライドモジュール30はさらに、本体に接続された電気コネクタを含む。電気コネクタには、2つの孔状の電気的接続部が設けられており、電気的接続部の接触部分の表面の露出部には銅が付着される。2つの電気的接続部はそれぞれ電気信号の正極および負極に接続する。取り外し可能な部材20の挿着部品21の表面には、銅メッキのような金属メッキが施される。取り外し可能な部材20の挿着部品21は、電気的接続部を貫通する際に電気的接続部と接触する。それにより、本体から取り外し可能な部材20に、正負の信号が伝送される。
【0045】
他の電気的な接続の実施形態においては、
図10、
図11、
図12及び
図14に示すように、ハウジング11に、さらに電気的接続孔64が設けられる。取り外し可能な部材20の挿着部品21は、ロッキング挿着部品65及び導電挿着部品66を含む。スライドモジュール30が第一位置から第二位置にスライドする場合、出入孔31は挿着孔12に対向し、ロッキング挿着部品65は挿着孔12を介して出入孔31内に延伸し、導電挿着部品66は電気的接続孔64内に延伸しかつ電気コネクタに接続する。本実施例において、導電挿着部品66は、Pogo pinを含むが、これに限定されるものではない。Pogo pinとは、ピン軸、バネ、ニードルチューブという3つの基本部材が精密機器にリベット押圧されたバネ式プローブであり、その内部には、精密なバネ構造がある。導電挿着部品66が電気コネクタに接続する場合、ピン軸を介して電気コネクタと接触する。
【0046】
スライドモジュール30が第二位置から第一位置にスライドする場合、ロッキング挿着部品65は、出入孔31から係止孔32に入り込む。ロッキング挿着部品65が係止孔32に入り込むと位置ロックが実現される。一実施形態では、
図15に示すように、ロッキング挿着部品65は、同軸に接続された第一係止部211、第二係止部212と第三係止部213を含む。その具体的な特徴は実施例2に示したとおりであり、実施例2の対応する部分の特徴と実施例3の特徴は、相互に参照することができるため、ここでの説明は省略する。
【0047】
図11及び
図12に示すように、本実施例において、スライドモジュール30は、さらにスライドプレート40と、スライドプレート40に設けられているトグルポスト41とを備える。ハウジング11には、トグル孔15と、スライドプレート40と係合して使用されるスライド溝16が設けられている。トグルポスト41は、トグル孔15を貫通して外へ延出し、スライドプレート40がスライド溝16を通過してハウジング11とスライド可能に接続する。具体的には、トグルポスト41は、スライドプレート40の側壁に設けられており、スライド溝16は、2つあり、それぞれハウジング11のスライドプレート40に対向する両側壁に対応する位置に設けられている。スライドプレート40は、側壁を介してスライド溝16に入り込み、スライドプレート40はスライド溝16内でスライド可能である。トグル孔15は、ハウジング11のトグルポスト41に対応する位置に設けられている。トグルポスト41は、トグル孔15内でスライド可能である。使用時、外力の作用で、トグルポスト41をトグル孔15内でスライドさせ、トグルポスト41はスライドプレート40を率いて移動させ、スライドプレート40は側壁を介してスライド溝16内でスライドする。
【0048】
一実施形態では、トグルポスト41が支持部及び操作部を含む。トグルポスト41は支持部を介してスライドプレート40に接続し、操作部はトグル孔15から延出しかつ取り外し可能な部材20の方向に折り曲げられ、それによってトグル孔15の位置する平面と平行になる。操作部がトグル孔15の位置する平面と平行になることによって、ユーザがトグルポスト41を使用する際により便利になり、かつスライドモジュール30とハウジング11の構造がよりコンパクトになる。同時に操作部に滑り止め構造が設けられるため、より操作しやすい。
【0049】
図10、
図12、
図16に示すように、本実施例において、アウターカバー13には、挿着孔12、電気的接続孔64、トグル孔15、及びスライドプレート40と係合して使用されるスライド溝16が設けられている。電気コネクタは、スライドプレート40とアウターカバー13との間に設けられている。ロッキング溝62/ルーズ溝63は、弾性片61の突起構造60の突起方向に応じて、アウターカバー13又はインナーカバー14に設けることができる。ロッキング溝62/ルーズ溝63の設定位置は、突起構造60の方向により定められる。
【0050】
スライドモジュール30の構造をよりコンパクトにするために、アウターカバー13に装着溝を設け、スライドモジュール30は装着溝内に設け、インナーカバー14により装着溝を閉鎖する。装着溝は、装着チャンバの深さを増大させてスライドモジュール30の構造をよりコンパクトにすることができる。これにより、取り外し可能な部材20とスライドモジュール30との接続がより強固になり、安定する。
【0051】
本実施例において、インナーカバー14とアウターカバー13との接続は、超音波溶着により実現できる。その他の接続として、
図12及び
図16に示すように、アウターカバー13に、第一位置決めポスト67を設け、インナーカバー14に、第二位置決めポスト68を設ける。スライドモジュール30には、長円状の位置決め孔69が設けられて、電気コネクタには装着孔が設けられる。第二位置決めポスト68は、長円状の位置決め孔69内に延伸し、順次装着孔及び長円状の位置決め孔69を貫通する第一位置決めポスト67とスリーブ状に形成されている。第一位置決めポスト67と第二位置決めポスト68を介してアウターカバー13とインナーカバー14を接続し、同時に第一位置決めポスト67及び第二位置決めポスト68を介してスライドモジュール30及び電気コネクタに対する位置決めを行うことができる。これによって電気コネクタの移動を防止し、長円状の位置決め孔69、第一位置決めポスト67及び第二位置決めポスト68の組み合わせの作用により、スライドモジュール30が一定方向のみに移動するように制限される。
【0052】
次に、取り外し可能な部材20と本体との着脱について詳細に説明する。
【0053】
図17に示すように、装着する場合、まず外力で、スライドモジュール30を第一位置から第二位置にスライドさせる。出入孔31は挿着孔12に対向し、取り外し可能な部材20のロッキング挿着部品65を挿着孔によって出入孔31内に延伸させる。このとき、導電挿着部品66は電気コネクタに接続し、弾性片61の突起構造60はルーズ溝63に入り込む。図の矢印方向に沿ってスライドモジュール30を第二位置から第一位置にスライドさせる。ロッキング挿着部品65が出入孔31から係止孔32に入り込み、係止孔32がロッキング挿着部品65をロックし、弾性片61の突起構造60がロッキング溝62に入り込んで、装着が完了する。
【0054】
図18に示すように、取り外す場合、図の矢印方向に沿ってまず外力でスライドモジュール30を第一位置から第二位置にスライドさせる。ロッキング挿着部品65は係止孔32から出入孔31に入り込み、出入孔31は挿着孔12に対向し、ロッキング挿着部品65を引き出し、導電挿着部品66を電気コネクタから分離して取り外しが完了する。
【0055】
実施例3の特徴部分は実施例2の特徴部分を参照することができるため、ここでの説明は省略する。
【0056】
本願の実施例3の技術的解決手段は、スライドモジュール30の操作により、取り外し可能な部材20と本体との着脱を実現する。挿着部品21は、機械的接続と電気的接続の両方を実現することができ、取り外し可能な部材20には、外部に露出するコードがない。スライドモジュール30は、それ自身が弾性を有するため、バネ部材を省略できる。取り外し可能な部材20は、装置本体に対する角度が調整可能で、調整モードが簡単であり、ユーザが着用し、調整しやすい。
【実施例4】
【0057】
実施例4は、実施例1を基礎として、他の接続機構の実施形態を示す。具体的には、
図19〜
図22、
図24〜
図26に示すように、部材Aを他の部材Bに接続して装着するために用いられ、ハウジング11及び取り外し可能な部材20を含む接続機構であって、取り外し可能な部材20にはバックル部材70が設けられている。ロッキング挿着部品65と導電挿着部品66がバックル部材70に設けられている。スライドモジュール30は、トグルポスト41及びスライドプレート40を含む。スライドプレート40には、出入孔31、係止孔32及び導電挿着部品66が貫通する貫通孔が設けられている。ここで、スライドプレート40はトグルポスト41と一体的に接続している。
【0058】
トグルポスト41を押すと、出入孔31は挿着孔12に対向する。取り外し可能な部材20のロッキング挿着部品65は、挿着孔12を介して出入孔31内に延伸し、導電挿着部品66は、電気的接続孔64内に延伸して電気コネクタに接続されている。押圧力がなくなると、取り外し可能な部材20のロッキング挿着部品65が出入孔31から係止孔32に入り込み、それによってスライドモジュール30が係止孔32を介して取り外し可能な部材20をロックさせる。簡単に言えば、トグルポスト41を押すと、スライドプレート40がトグルポスト41と共に移動し、ロッキング挿着部品65を、係止孔32から離脱させ又は係止孔32と係合させ、部材Aを部材Bから取り外し又は部材Bに装着する。
図19〜
図22、
図24〜
図26に示すように、接続機構は仮想現実装置に適用され、取り外し可能な部材20はヘッドホンユニットである。そして、ハウジング11をヘッドバンドに配置することにより、ヘッドホンユニットがヘッドバンドにおいて着脱しやすくしている。ここで、
図19及び
図20は、ヘッドバンドにおけるヘッドホンユニットの正常な装着状態を示し、ヘッドバンドから取り外した後のヘッドホンユニットを
図26に示す。
【0059】
トグルポスト41を操作することにより、バックル部材70のロッキング挿着部品65とスライドプレート40の係止孔32との係合又は離脱を実現させ、さらに取り外し可能な部材20とハウジング11との接続及び離脱を実現する。これに対応して、接続機構によって接続された個々の部品の接続及び取り外しを実現し、ワンタッチ操作が実現され、追加のツールが不要で、操作がしやすくかつ迅速である。
【0060】
また、
図23に示すように、スライドプレート40の移動をガイドするために、その縁部にガイドフィン71が設けられ、ハウジング11に対応してスライド溝16が設けられている。ガイドフィン71は対応するスライド溝16内に嵌め込まれている。そして、トグルポスト41の押圧に伴ってスライドプレート40が移動すると、そのガイドフィン71とスライド溝16との組み合わせによって移動のガイドが実現される。これにより、スライドプレート40の移動が安定して確実に行われ、揺れが防止され、ロッキング挿着部品65と係止孔32との位置合わせに有利となる。
【0061】
図22及び
図23に示すように、トグルポスト41は、キー本体72と、キー本体72をリセットするための弾性リセット部材73とを備える。キー本体72は、一体的に固定された押圧部721とストッパ部722とを含む。本実施例において、ストッパ部722が押圧部721の下方に位置する。凹溝74がハウジング11の一側面に開設され、凹溝74の上壁にトグル孔15が開設されている。押圧部721はトグル孔15内に穿設されかつ押圧部721の上端はトグル孔15から突出しており、押圧部721がトグルポスト41の押圧操作部となり、操作しやすい。
【0062】
ストッパ部722は、凹溝74の上壁の内側面に当接し、すなわち、凹溝74の上壁はトグルポスト41を上方に固定し、ハウジング11からの離脱を防止する。スライドプレート40は、凹溝74内に位置し、かつストッパ部722の下方においてストッパ部722に固着されている。これによってスライドプレート40は、トグルポスト41に固着されてトグルポスト41の押圧動作に伴って移動する。具体的には、ストッパ部722の底面には接続板が形成されており、
図22に示すように、接続板とスライドプレート40の上端とがネジで接続されている。スライドプレート40はハウジング11の凹溝74内に位置しており、ロッキング挿着部品65と係合溝とを組み合わせるために、
図21に示すように、ハウジング11には、ロッキング挿着部品65が貫通する挿着孔12が対応して設けられている。
【0063】
また、ハウジング11の厚みが限られているため、押圧部721とストッパ部722はいずれも細長く、ハウジング11の上面に位置している。本実施例において、トグルポスト41により押圧部とストッパを一体化させるため、ストッパ部722を別途配置する必要がなく、構造がシンプルで、装着しやすい。当然のことながら、トグルポスト41としては、従来技術における他のトグルポストの構造を採用してもよく、特に限定されない。
【0064】
弾性リセット部材73を装着しやすくするために、本実施例において、凹溝74内に弾性リセット部材収容溝75がさらに設けられている。弾性リセット部材73の下端は、弾性リセット部材収容溝75に嵌め込まれており、その上端はストッパ部722の底面に当接する。弾性リセット部材73は、自身が弾性を有するバネやシリコーン部材などから選択することができ、自身の弾性変形で弾性リセット部材収容溝75内に圧入される。弾性リセット部材73は、ストッパ部722の底部に2箇所設けられることが好ましく、それによってリセットの信頼性を高めることができる。
【0065】
さらに、ストッパ部722の底面にはガイドポスト77が設けられる。弾性リセット部材73はバネで、ガイドポスト77に挿通することが好ましい。ガイドポスト77は、ストッパ部722、押圧部721と一体成形することができる。ガイドポスト77を設けることにより、弾性リセット部材73の圧縮及びリセットに対してガイドの役割を果たす一方、弾性リセット部材73のリセット信頼性を高め、さらにトグルポスト41の押圧信頼性を高めることができる。
【0066】
弾性リセット部材73が確実に装着されるように、弾性リセット部材収容溝75にはシリコーンスリーブ76が埋設されており、弾性リセット部材73の下端はシリコーンスリーブ76内に配置されている。シリコーンスリーブ76は、干渉固定により、すなわちそれ自身の弾性変形によって弾性リセット部材収容溝75に圧入されるため、その固定は簡単で信頼性が高い。弾性リセット部材73の下端はシリコーンスリーブ76内に嵌め込まれ、強力な接着剤によって安定性を向上させることができる。
【0067】
ロッキング挿着部品65が係止孔32に挿入された後の位置ロックを実現するための一実施形態においては、
図7又は
図15に示すように、ロッキング挿着部品65は、同軸に接続された第一係止部211、第二係止部212及び第三係止部213を含む。具体的な特徴は実施例2及び実施例3に説明したものを参照することができる。実施例4の特徴的部分は実施例3における特徴を参照にすることができるため、ここでの説明を省略する。
【0068】
他の実施形態においては、
図21〜
図23に示すように、出入孔31と係止孔32は、逆L字状の係合溝を形成する。すなわち上部の広溝と下部の細溝とを備え、ロッキング挿着部品65は、スライドプレート40と直交するL字状のバックルである。具体的には、スライドプレート40は、ハウジング11の側面に貼り合わせる。本実施例において、スライドプレート40は、トグルポスト41の下方に位置し、トグルポスト4が下へ押圧されて上へリセットされると、トグルポスト41に伴って上下移動する。正常な装着状態では、ロッキング挿着部品65が係合溝の細溝にスライドプレート40を引っ掛けて締め付けを行い、トグルポスト41が下に押圧されるのに伴ってスライドプレート40が下へ移動する。そして、その上方の広溝をロッキング挿着部品65に対応させ、ロッキング挿着部品65と係合溝との間の締め付けを解除した場合、取り外し可能な部材20を外部へ引き出すことができる。このような構造の係合溝とロッキング挿着部品65によれば、スライドプレート40がトグルポスト41と共に上下移動する際に締め付けと離脱を実現しやすく、取り外し可能な部材20の取り外しが容易になる。
【0069】
取り外し可能な部材20の機能を実現するために、バックル部材70には、さらに導電挿着部品66が設けられている。導電挿着部品66は、ポゴピン装着部78及びポゴピン装着部78に取り付けられたポゴピン79を含む。具体的には、スライドプレート40に、ポゴピン79が貫通する貫通孔が設けられている。ハウジング11には、電気コネクタとポゴピン79が貫通する電気的接続孔64が設けられている。電気コネクタには銅露出領域が設けられ、ポゴピン79は銅露出領域と接触し、通電によって取り外し可能な部材20の機能が実現される。
【0070】
取り外し可能な部材20にバックル部材70を取り付けるために、具体的には、取り外し可能な部材20に位置決め板80が固定して設置される。位置決め板80により、バックル部材70を取り外し可能な部材20内で位置決めする。位置決め板80には、ロッキング挿着部品65及び導電挿着部品66を避けた空洞部81が設けられている。装着プロセスは、まず、ツールでポゴピン79をポゴピン装着部78に圧入し、つづいてバックル部材70を取り外し可能な部材20に装着した後、ネジにより、位置決め板80を、取り外し可能な部材20に固定する。
【0071】
また、
図20及び
図21に示すように、ハウジング11には、さらにスライドプレート40及び電気コネクタを覆うためのカバープレート45が設けられ、安全性を確保するために、カバープレート45をバックルでハウジング11に係合させることもできる。
【0072】
本実施例において、ホストは仮想現実装置のホストであってもよく、ハウジング11はヘッドバンドに位置する。具体的にはヘッドバンドの一部であってもよく、ヘッドバンドと一体的に成形されても、独立した部材としてもよい。取り外し可能な部材20は、ヘッドホンユニット又はマイクユニットである。ヘッドホンユニットを例として挙げると、本実施例は、ヘッドホンユニットの3方向(すなわちユーザが仮想現実装置を着用する状態で、ヘッドホンユニットがユーザの頭部に対応する前後、上下、左右という3つの方向)への動きを実現することができる。着用の快適性と汎用性を向上させ、それによってヘッドホンユニットの3方向の運動機能を実現し、容易に取り外すことができる。
【0073】
以下、本実施例のヘッドホンユニットの着脱プロセスを具体的に説明する。ヘッドバンドにおけるヘッドホンユニットの装着状態は、
図24に示される。バックル部材70のロッキング挿着部品65(本実施例においてロッキング挿着部品65は4つ配置されており、それによって係止の信頼性を高める)が、スライドプレート40の係合溝の下部の細溝に係合することにより、ヘッドホンユニットの固定が実現される。
図25に示すように、トグルポスト41を下へ押圧すると、弾性リセット部材73が力を受けて圧縮し、スライドプレート40は、ハウジング11のスライド溝16に導かれてロッキング挿着部品65が係合溝上部の広溝に位置するまで下へ移動する。このとき、ロッキング挿着部品65はスライドプレート40から離脱し、
図25に示すように、既存の状態でヘッドホンユニットを外へ引き出すと、ヘッドホンユニットの取り外しを実現できる。ヘッドホンユニットを装着する場合、同様にトグルポスト41を押圧してロッキング挿着部品65を係合溝上部の広溝に対応させ、ロッキング挿着部品65はヘッドバンドの挿着孔12を貫通してそのフック部が係合溝上部の広溝に挿入する。このとき、トグルポスト41を解放してリセットさせて、ロッキング挿着部品65は係合溝の下部に締め付けられる細溝内にスライドプレート40を締め付け、ヘッドホンユニットの装着が実現される。
【0074】
本発明の具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明したが、これらが本発明の技術的範囲を限定するものと解釈されるべきではない。特許請求の範囲に記載された範囲において、創作能力をもたなくとも当業者が行うことができる様々な変更及び変形は、本発明の技術的範囲に属する。本発明の実施例に挙げられる例は、本発明の実施例の技術的特徴を簡単に説明するものであり、当業者が本発明の実施例の技術的特徴を直感的に理解可能となるが、本発明を不適切に限定するものではない。
【0075】
前述の装置の実施例は例示的なものにすぎず、別々の構成要素として記載された装置は物理的に分離していてもいなくてもよい。当業者は、創作的な能力をもたなくとも理解し、実施することができる。上記内容は、本発明の実施例における複数の好ましい実施例を示しかつ説明したが、前述したように、本発明の実施例は、本明細書の形態に限定されるものではなく、他の実施例を排除するものではない。様々な他の組み合わせ、修正及び環境に使用することができ、かつ本明細書に記載の技術的範囲で、上記教示又は関連分野の技術又は知識によって修正することができる。本発明の技術思想及び技術的範囲から逸脱することなく、当業者が行う修正及び変更は、いずれも本発明の添付の特許請求の範囲に属する。