特許第6647316号(P6647316)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6647316
(24)【登録日】2020年1月16日
(45)【発行日】2020年2月14日
(54)【発明の名称】4本ケーブル操作式シザーグラブ
(51)【国際特許分類】
   B66C 3/12 20060101AFI20200203BHJP
【FI】
   B66C3/12
【請求項の数】23
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2017-555808(P2017-555808)
(86)(22)【出願日】2016年5月2日
(65)【公表番号】特表2018-514484(P2018-514484A)
(43)【公表日】2018年6月7日
(86)【国際出願番号】NL2016050314
(87)【国際公開番号】WO2016178568
(87)【国際公開日】20161110
【審査請求日】2019年3月6日
(31)【優先権主張番号】2014756
(32)【優先日】2015年5月1日
(33)【優先権主張国】NL
(73)【特許権者】
【識別番号】517369287
【氏名又は名称】ネマフ べー.フェー.
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デ クライフェル,ヴィレム アルベルト
(72)【発明者】
【氏名】コルボウ,ミシェル
【審査官】 羽月 竜治
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第00485193(US,A)
【文献】 特開2004−011292(JP,A)
【文献】 特開昭50−043658(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66C 1/00− 3/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピボット軸の回りを枢動するようにピボット継手にて接続された一対のシザーレバーを備える4本ケーブル操作式シザーグラブであって、
前記シザーレバーのそれぞれが、前記ピボット継手を介して前記レバーの第1側に配置されたグラブシェルおよびホイストケーブル接続部と、前記ピボット継手を介して反対側の前記レバーの第2側に配置された閉鎖ケーブル接続部とを含み、その結果として使用時に、ホイストケーブルが、前記レバーの前記第1側で各レバーに留められ、閉鎖ケーブルが、前記レバーの前記第2側で各レバーに留められ、前記シザーレバーのそれぞれが、前記レバーの前記第2側に綱車を含む4本ケーブル操作式シザーグラブにおいて、
前記綱車が、前記閉鎖ケーブルのための第1および最終閉鎖綱車としてそれぞれ配置されることを特徴とし、その結果として使用時に、前記2本の閉鎖ケーブルのそれぞれが、一方のレバーの前記第2側の前記閉鎖ケーブル接続部から、単一パスで他方のレバーの前記第2側の前記綱車を経て延在して前記グラブから離脱し、前記グラブを支えるクレーンの方へ上方に続いている、
4本ケーブル操作式グラブ。
【請求項2】
第1および最終閉鎖綱車のそれぞれが、前記ピボット継手から反対側にある前記レバーの前記第2側の端部またはその近くに配置されている、
請求項1に記載のグラブ。
【請求項3】
前記シザーレバーのそれぞれが、閉鎖綱車を1つだけ含む、
請求項1または2に記載のグラブ。
【請求項4】
前記グラブが、すべての回転ケーブル接続部は別として、前記2つの第1および最終閉鎖綱車ならびに前記ピボット継手においてのみ回転接続部を含んでいる、
請求項1から3のいずれかに記載のグラブ。
【請求項5】
各シザーレバーに対して、前記レバーの前記第1および第2側が、前記ピボット継手において切れ目なく延在している、
請求項1から4のいずれかに記載のグラブ。
【請求項6】
前記シザーレバーのそれぞれが、空間を空けた関係とされて延在する2つのレバー板を含んでいる、
請求項1から5のいずれかに記載のグラブ。
【請求項7】
前記シザーレバーのそれぞれが、前記ピボット継手に平行に延在する補剛異形材を前記第1側に含んでいる、
請求項1から6のいずれかに記載のグラブ。
【請求項8】
前記補剛異形材が、前記シェルの一方側から他方側へ続く交差補剛材を形成するように配置されている、
請求項に記載のグラブ。
【請求項9】
前記対の前記シザーレバーが、ほぼ同一で、前記ピボット継手によって鏡像配置で接続されている、
請求項1から8のいずれかに記載のグラブ。
【請求項10】
前記ピボット継手から反対側に第2レバーが設けられ、
前記閉鎖ケーブル接続部が、前記第2レバーの端部またはその近くに配置されている、
請求項1から9のいずれかに記載のグラブ。
【請求項11】
前記第1および最終閉鎖綱車の周囲の部分を覆って、前記閉鎖ケーブルを前記第1および最終閉鎖綱車上に保持するケーブル案内を、前記第1および最終閉鎖綱車のそれぞれが備えている、
請求項1から10のいずれかに記載のグラブ。
【請求項12】
前記ケーブル案内が、前記第1および最終閉鎖綱車に対して可動に配置されている、
請求項11に記載のグラブ。
【請求項13】
前記ケーブル案内が、前記第1および最終閉鎖綱車に対して移動可能とする前記閉鎖ケーブル接続部を含んでいる、
請求項12に記載のグラブ。
【請求項14】
前記閉鎖ケーブル接続部が、前記レバーに対して回転可能に配置されている、
請求項1から13のいずれかに記載のグラブ。
【請求項15】
前記閉鎖ケーブル接続部と前記ケーブル案内とが一体化されている、
請求項11から14のいずれかに記載のグラブ。
【請求項16】
前記レバーの前記第2側に回転可能に接続されたキャリアを備え、前記キャリアが、前記閉鎖ケーブルが接続し、回転継手から第1方向に延在する第1部分を含み、さらに、ケーブル案内部を備え、前記回転継手から第2の反対方向に延在する第2部分を含み、かつ、前記第1および最終閉鎖綱車の周囲の部分を覆って、前記閉鎖ケーブルを前記第1および最終閉鎖綱車上に保持する、
請求項15に記載のグラブ。
【請求項17】
前記第1および最終閉鎖綱車は、ピボット車軸をそれぞれ有し、
前記キャリアの前記回転継手が、前記第1および最終閉鎖綱車の前記ピボット車軸に支えられる、
請求項16に記載のグラブ。
【請求項18】
前記シザーレバーが、前記シェルの側縁および底縁が互いに隣接し、前記シェルが協働して、取り扱う材料をつかむことができるバケットを形成する、前記グラブの閉鎖位置と、側面および底面が離間され、それらの間に、取り扱う材料が通過できる最大開口を画定する、前記グラブの全開位置との間を、前記ピボット軸の周りを枢動するように配置されている、
請求項1から17のいずれかに記載のグラブ。
【請求項19】
前記グラブが前記閉鎖位置から前記全開位置に動くと、前記ピボット軸と、前記グラブシェルの前記側縁および底縁とを通る平面が、前記ピボット軸を中心として50度〜70度の範囲に含まれる、具体的には少なくとも55度、具体的には65度未満である角変位を有する、
請求項18に記載のグラブ。
【請求項20】
前記ホイストケーブル接続部に接続された一組の2本のホイストケーブルを含んでいる、
請求項1から19のいずれかに記載のグラブ。
【請求項21】
前記閉鎖ケーブル接続部に接続された一組の2本の閉鎖ケーブルを含んでいる、
請求項1から20のいずれかに記載のグラブ。
【請求項22】
前記閉鎖ケーブルが、接続片によって相互に接続されている、
請求項21に記載のグラブ。
【請求項23】
ピボット軸の回りを枢動するようにピボット継手にて接続された一対のシザーレバーを備える4本ケーブル操作式シザーグラブであって、
前記シザーレバーのそれぞれが、前記ピボット継手を介して前記レバーの第1側に配置されたグラブシェルおよびホイストケーブル接続部と、前記ピボット継手を介して反対側の前記レバーの第2側に配置された閉鎖ケーブル接続部とを含み、ホイストケーブルが、前記レバーの前記第1側で各レバーに留められ、閉鎖ケーブルが、前記レバーの前記第2側で各レバーに留められ、前記シザーレバーのそれぞれが、前記レバーの前記第2側に綱車を含む4本ケーブル操作式シザーグラブにおいて、
使用時に、前記一対のシザーレバーそれぞれの前記閉鎖ケーブルのそれぞれが、一方のレバーの前記第2側の前記閉鎖ケーブル接続部から、単一パスで他方のレバーの前記第2側の前記綱車を経て延在して前記グラブから離脱し、前記グラブを支えるクレーンの方へ上方に続いている、
ことを特徴とする、4本ケーブル操作式シザーグラブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、4本ケーブル操作式シザーグラブに関する。
【背景技術】
【0002】
この種のシザーグラブは、当該技術でよく知られており、石炭または鉄鉱石等のバルク材を取り扱うために一般に使用されている。商業的に成功している4本ケーブル操作式シザーグラブは、米国特許第4538848号明細書に開示されており、ピボット軸の回りを枢動するようにピボット継手にて接続された一対のシザーレバーを備えている。これらシザーレバーは、それぞれピボット継手を介してレバーの第1側に配置されたグラブシェルおよびホイストケーブル接続部と、ピボット継手を介して反対側のレバーの第2側に配置された閉鎖ケーブル接続部とを含んでおり、その結果として使用時に、ホイスト専用ケーブルは、レバーの第1側で各レバーに留められ、閉鎖専用ケーブルは、レバーの第2側で各レバーに留められる。一方または両方のシザーレバーは、レバーの第2側に閉鎖綱車を含むことができる。
【0003】
枢動する支持アームを有する三角形のフレームを含むクラムシェルグラブ等の他のタイプのグラブに比べると、シザーグラブは、バルクを取り扱うのに特に好都合ないくつかの操作特性を有する。例えば、シザーの構成は、比較的低重心、グラブシェルの広い広がり、シェルの底縁の水平方向の閉鎖経路、貨物倉への損傷を防ぐ柔軟なチェーン接続部、および比較的少数の保守が必要なピボット接続部を可能にする。しかしながら、シザーグラブの構造は、クラムシェルグラブに比べて比較的高価である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第4538848号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、特に、グラブ構造の効率および/またはその操作特性に関しシザーグラブを改善することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
これに対し、本発明は、ピボット軸の回りを枢動するようにピボット継手にて接続された一対のシザーレバーを備える4本ケーブル操作式シザーグラブを提供する。これらのシザーレバーのそれぞれは、ピボット継手を介してレバーの第1側に配置されたグラブシェルおよびホイストケーブル接続部と、ピボット継手を介して反対側のレバーの第2側に配置された閉鎖ケーブル接続部とを含み、その結果として使用時に、ホイスト専用ケーブルは、レバーの第1側で各レバーに留められ、閉鎖専用ケーブルは、レバーの第2側で各レバーに留められ、シザーレバーのそれぞれは、レバーの第2側に綱車を含み、前記綱車は、閉鎖ケーブルのための第1および最終閉鎖綱車としてそれぞれ配置されている。使用時に、2本の閉鎖ケーブルのそれぞれは、一方のレバーの第2側の閉鎖ケーブル接続部から、単一パスで他方のレバーの第2側の閉鎖綱車を経て延在でき、次いでグラブから離脱し、グラブを支えるクレーンの方へ上方に続くことができる。
【0007】
特許請求の範囲のように、各綱車を第1および最終閉鎖綱車として配置することによって、グラブの構造を大幅に簡素化できる。具体的に、各シザーレバーは、閉鎖綱車を1つだけしか含む必要がなく、閉鎖ケーブルを案内するさらなる閉鎖綱車をなくすことができる。これによって、すべての回転ケーブル接続部は別として、グラブは、最終閉鎖綱車およびピボット継手における回転接続部の保守しか必要がないので、グラブの効率が向上し、操作特性が改善される。2本の閉鎖ケーブルは、閉鎖ケーブル接続部から単一パスで閉鎖綱車を経て延在してグラブから離脱するので、閉鎖位置と全開位置との間でグラブを調節するために必要な閉鎖ケーブルのストロークを大幅に短くできる。これによって、開閉時間が短縮されるため、グラブをより効率的に使用できるので、操作特性が改善される。
【0008】
本明細書の文脈で使用するとき、閉鎖綱車は、例えば開閉サイクルの一部分だけ閉鎖ケーブルと接触する押上綱車または案内に対して、操作時に、閉鎖ケーブルと連続的に接触する綱車を意味することを留意すべきである。さらに、本明細書の文脈で使用するとき、閉鎖綱車は、閉鎖ケーブルを少なくとも60度、好ましくは少なくとも85度または90度で、その周りに案内する綱車を意味する。さらに、本明細書の文脈で使用するとき、閉鎖綱車は、好ましくはレバーに回転可能に接続される綱車を意味する。
【0009】
本明細書の文脈で使用するとき、ケーブルは、具体的には鋼製のワイヤ、ケーブル、またはチェーンなどの可撓性があり、引張負荷可能な接続要素であることを意味することをさらに留意すべきである。
【0010】
各最終閉鎖綱車を、ピボット継手から反対側にあるレバーの第2側の端部またはその近くに配置することによって、閉鎖力を最大限にできる。
【0011】
レバーの第1および第2側をピボット継手にて切れ目なく延在させることによって、レバーの構造を比較的簡単にできる。シザーレバーは、グラブシェルから最終閉鎖綱車まで連続した部分として延在する鋼製板等の板を含むことができる。
【0012】
空間を空けた関係で延在する2つのレバー板を含むように各シザーレバーを構成することによって、比較的高剛性で強くかつ軽量のレバーを得ることができる。ピボット軸に平行に延在する補剛異形材を第1側に含むようにシザーレバーを配置することによって、構造が高剛性であっても比較的軽量にできる。異形材は、開放断面または閉鎖断面を有するパイプ、チューブまたは梁として具現化できる。
【0013】
補剛異形材は、シェルの一方側から他方側へ続く交差補剛材を形成するように配置できる。これは、効率的で軽量であっても高剛性の構造とすることに大きく寄与する。異形材は、例えばレバー板の間、およびレバー板とグラブシェルの側面との間を延在できる。
【0014】
対のシザーレバーがほぼ同一となるように構成し、鏡像配置でピボット継手にてそれらを接続することによって、異なる部品数が減るので構造的な効率をさらに向上できる。
【0015】
閉鎖ケーブル接続部を、ピボット継手から反対側にある第2レバーの端部またはその近くに配置することによって、閉鎖力を最大限にできる。閉鎖ケーブル接続部を、最終閉鎖綱車またはその近くに配置できるのは好都合である。
【0016】
最終閉鎖綱車のそれぞれは、例えば閉鎖ケーブルがたるんだときに、最終閉鎖綱車の周囲の部分を覆って閉鎖ケーブルを最終閉鎖綱車上に保持するケーブル案内を備えることができる。具体的に、ケーブル案内は、閉鎖ケーブルを最終閉鎖綱車からおよびグラブからの離脱点まで周囲に沿って案内できる。
【0017】
ケーブル案内を最終閉鎖綱車に対して可動に配置することによって、ケーブル案内は、最終閉鎖綱車の周囲の適切な部分をグラブの位置または向きに関係なく覆うことができる。ケーブル案内は、最終閉鎖綱車に対して回転可能に配置されることが好ましい。
【0018】
ケーブル案内は、最終閉鎖綱車に対して移動可能とする閉鎖ケーブル接続部を含むことができる。このように、閉鎖ケーブルの端部は、周囲に閉鎖ケーブルを保持するように覆う必要がある最終閉鎖綱車の周囲の一部分へケーブル案内を動かす、具体的には回転させるように使用できる。閉鎖ケーブル接続部は、摩耗を防ぐためにレバーに対して回転可能に配置されることが好ましい。閉鎖ケーブル接続部とケーブル案内とは一体化され、ケーブル案内と一体化された閉鎖ケーブルコネクタを形成できることは有利である。ケーブル案内と一体化されたこのようなケーブルコネクタは、使用時にグラブ、具体的にはレバーの第2部分に回転可能に接続できるキャリアを備えることができる。キャリアは、回転継手から第1方向に延在し、ケーブルが接続する第1部分を含むことができ、かつ、回転継手から第2の反対方向に延在し、グラブの綱車の周囲の部分を覆ってケーブルを綱車の周囲に保持するケーブル案内を備えた第2部分をさらに含むことができる。このようなケーブルコネクタは、いかなるタイプのグラブにも使用でき、特許請求の範囲のようなグラブでの使用に限定されないが、他のタイプのシザーグラブ、または他のタイプのグラブにも使用できる。
【0019】
キャリアの回転継手を、最終閉鎖綱車のピボット車軸で支えることができることは有利である。これによって、構造がさらに簡素化される。最終閉鎖綱車およびキャリアは、レバーに対して独立して回転できるように配置できる。
【0020】
シザーレバーは、シェルの側縁および底縁が互いに隣接し、シェルが協働して、取り扱う材料をつかむようにバケットを形成する、グラブの閉鎖位置と、側縁および底縁が離間され、それらの間に、取り扱う材料が通過できる最大開口を画定する、グラブの全開位置との間を、ピボット軸の周りを枢動するように配置することができる。
【0021】
グラブが閉鎖位置から全開位置に動くと、ピボット軸と、グラブシェルの側縁および底縁とを通る平面は、ピボット軸を中心として50度〜70度の範囲に含まれる角変位を有するように配置できる。より簡単に、グラブシェルのそれぞれは、50度から70度の間の最大開口角度αを有することができる。具体的に、各シェルの最大開口角度αは、少なくとも55度である。驚くことに、このような限定的な角変位または限定的な最大開口角度αは、グラブの操作効率に必ずしも大きく影響せず、一方では、例えば、上述のような補剛異形材を設けることができるため、容易に軽量、高剛性、かつ効率的なグラブ構造にできることが分かった。
【0022】
特許請求の範囲のようなグラブ構造は、ホイストケーブル接続部に接続された一組の2本のホイストケーブルを含むことができる。特許請求の範囲のようなグラブ構造は、それに代えまたはそれに加えて、閉鎖ケーブル接続部に接続された一組の2本の閉鎖ケーブルを含むことができる。
【0023】
閉鎖ケーブルは、接続片にて相互に接続できる。このような接続片は、くびき等のように剛性のあるもの、あるいはチェーンまたはロープなどのように柔軟なものにできる。このような接続片は、グラブの近くで閉鎖ケーブルに取り付けられ、グラブの開閉ストロークをケーブルとともに動くことができる。このような接続片は、第1および最終閉鎖綱車のような綱車の配置と組み合わせて閉鎖力を強めるために役立つことができる。加えて、それは、グラブを支えるクレーンの綱車に関して、閉鎖ケーブルのフリートアングルを適正にするように補助できる。また、このような接続片は、グラブの近くでホイストケーブルに設けることができることは有利である。
【0024】
本発明は、さらに、ピボット継手にて枢結された一対のシザーレバーを備える4本ケーブル操作式シザーグラブに関する。これらのシザーレバーのそれぞれは、ピボット継手を介してレバーの第1側に配置されたグラブシェルおよびホイストケーブル接続部と、ピボット継手を介して反対側のレバーの第2側に配置された閉鎖ケーブル接続部とを含み、その結果として使用時に、ホイスト専用ケーブルが、レバーの第1側で各レバーに留められ、閉鎖専用ケーブルが、レバーの第2側で各レバーに留められ、シザーレバーが、シェルの側縁および底縁が互いに隣接し、シェルが協働して、取り扱う材料をつかむことができるバケットを形成する、グラブの閉鎖位置と、側縁および底縁が離間され、それらの間に、取り扱う材料が通過できる最大開口を画定する、グラブの全開位置との間を、ピボット軸の周りを枢動するように配置され、グラブが閉鎖位置から全開位置に動くと、ピボット軸と、各グラブシェルの側縁および底縁とを通る平面が、ピボット軸を中心として50度〜70度の範囲に含まれる、具体的には少なくとも55度、具体的には65度未満である角変位を有する。より簡単に、グラブシェルのそれぞれは、50度から70度の間の最大開口角度αを有することができる。具体的に、各シェルの最大開口角度αは、少なくとも55度である。驚くことに、このような限定的な角変位または限定的な最大開口角度αは、グラブの操作効率に必ずしも大きく影響せず、一方では、例えば、上述のような補剛異形材を設けることができるため、容易に軽量、高剛性かつ効率的なグラブの構造にできることが分かった。
【0025】
上述の技術的な特徴のそれぞれは、他の特徴とは別、または開示される文脈に記載されるいくつかの特徴とだけ組み合わせて、グラブ、具体的にはシザーグラブにそれ自体具現化できる、すなわち記載される文脈から離れて具現化できることに留意すべきである。さらに、これらの特徴のそれぞれは、開示される任意の他の特徴と、任意の組合せとで組み合わせることができる。
【0026】
本発明は、図面に示された非限定的で例示的な実施形態に基づいて、さらに明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】閉鎖位置にある本発明に係るグラブの第1実施形態の概略斜視図である。
図2A】閉鎖位置にある図1に示すグラブの概略正面図である。
図2B】閉鎖位置にある図1に示すグラブの概略上面図である。
図3A】全開位置にある図1に示すグラブの概略正面図である。
図3B】全開位置にある図1に示すグラブの概略上面図である。
図4A】クレーンに取り付けられた閉鎖位置にある図1に示すグラブの概略正面図である。
図4B図4Aに示すグラブの概略側面図である。
図4C図4Aに示すグラブの概略上面図である。
図4D】全開位置にある図4Aに示すグラブの概略正面図である。
図4E図4Dに示すグラブの概略上面図である。
図5A】最終閉鎖綱車の外側および内側に閉鎖ケーブルを有する本発明に係るグラブを示す概略正面図である。
図5B】最終閉鎖綱車の外側および内側に閉鎖ケーブルを有する本発明に係るグラブを示す概略正面図である。
図6】ケーブル案内と一体化された閉鎖ケーブルコネクタの第1実施形態の概略斜視図である。
図7】ケーブル案内と一体化された閉鎖ケーブルコネクタの第2実施形態の概略斜視図である。
図8】閉鎖位置にある本発明に係るグラブのさらなる実施形態を示す概略斜視図である。
図9A図8に示すグラブの概略正面図である。
図9B図8に示すグラブの概略側面図である。
図10】全開位置にある図8に示すグラブの概略斜視図である。
図11A図10に示すグラブの概略正面図である。
図11B図10に示すグラブの概略上面図である。
図12図8に示すグラブのガフ部の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
これらの図面は、本発明の好ましい実施形態を単に概略的に示しているにすぎないことに留意すべきである。図面において、同一または対応する部品は、同じ参照符号で表されている。
【0029】
図1図3を参照すると、4本ケーブル操作式シザーグラブ1が示されている。グラブ1は、一対のシザーレバー2A,2Bを備えている。シザーレバー2A,2Bは、従来型のピボット継手3にて接続され、ピボット継手3の中心のピボット軸4の周りを枢動するように配置されている。
【0030】
シザーレバー2A,2Bのそれぞれは、グラブシェル5A,5Bと、第1および第2レバー2A,2Bの第1側7A,7Bにそれぞれ配置されたホイストケーブル接続部6A,6Bとを含んでいる。さらに、グラブ1のシザーレバー2A,2Bは、第1および第2レバー2A,2Bの第2側9A,9Bに閉鎖ケーブル接続部8A,8Bをそれぞれ含んでいる。図2Aおよび図3Aで最もよく分かるように、使用時に、ホイスト専用ケーブル10A,10Bは、レバー2A,2Bの第1側7A,7Bにそれぞれ留められ、閉鎖専用ケーブル11A,11Bは、第1および第2レバー2A,2Bの第2側9A,9Bにそれぞれ留められている。シザーレバー2A,2Bのそれぞれは、レバー2A,2Bの第2側9A,9Bに綱車を含んでおり、これらの綱車は、閉鎖ケーブル11A,11Bのための第1および最終閉鎖綱車12A、12Bとして配置されている。
【0031】
使用時に、2つの閉鎖ケーブル11A,11Bのそれぞれは、単一パスで、一方のレバー2A,2Bの第2側9A,9Bの各閉鎖ケーブル接続部8A,8Bから、他方のレバー2A,2Bの第2側9A,9Bの閉鎖綱車12A,12Bを通って延在している。閉鎖ケーブル11A,11Bは、グラブ1を離れて、グラブ1を支えるクレーン13の方へ上方に続いている。
【0032】
各最終閉鎖綱車12A,12Bは、ピボット継手3から反対側にある各レバー2A,2Bの第2側9A,9Bの端部14A,14Bに配置されている。シザーレバー2A,2Bのそれぞれは、最終閉鎖綱車12A,12Bとして具現化された閉鎖綱車を1つのみ含んでいる。さらなるまたは補助の閉鎖綱車は存在しない。グラブ1は、2つの最終閉鎖綱車12A,12Bおよびピボット継手3のみに回転接続部を含んでいる。
【0033】
それぞれのシザーレバー2A,2Bでは、レバー2A,2Bの第1側7A,7Bおよび第2側9A,9Bが同じ平面内を延在している。レバー2A,2Bのそれぞれは、ピボット継手3にて切れ目なく延在している。レバー2A,2Bのそれぞれは、2つの鋼製のレバー板16を含んでおり、2つの鋼製のレバー板16は、グラブシェル5A,5Bから最終閉鎖綱車12A,12Bまで相互に空間を空けて切れ目なくそれぞれ延在している。
【0034】
最終閉鎖綱車12A,12Bは、回転接続部15A,15Bにてレバー2A,2Bの第2側9A,9Bにそれぞれ設けられている。回転接続部15A,15Bは、最終閉鎖綱車12A,12Bが軸支されて取り付けられたピボット車軸28にて形成されている。
【0035】
シザーレバー2A,2Bのそれぞれは、ピボット軸4に平行に延在する補剛異形材17を第1側7A,7Bに含んでいる。異形材17は、シェル5A,5Bの一方の側から別の側まで続く交差補剛材を形成するように、レバー板16の間、およびレバー板16とグラブシェル5A,5Bの側面19との間を延在する部分にて具現化されている。異形材17は、グラブシェル5A,5Bの底部31に沿う空間を空けて延在している。
【0036】
シザーレバー2A,2Bは、ほぼ同一で、ピボット継手3にて鏡像配置されて接続されており、その結果、対称構造が構成されている。
【0037】
閉鎖ケーブル接続部8A,8Bのそれぞれは、第1および第2レバー2A,2Bそれぞれの第2側9A,9Bの端部14A,14Bに配置されている。図6にて詳細に示すように、最終閉鎖綱車12A,12Bの周囲21A,21Bの部分を覆って、閉鎖ケーブル10A,10Bを最終閉鎖綱車12A,12B上に保持するケーブル案内20A,20Bを、最終閉鎖綱車12A,12Bのそれぞれが備えている。これは、操作中に、閉鎖ケーブル11A,11Bがたるんできたときに特に有用である。ケーブル案内20A,20Bは、最終閉鎖綱車12A,12Bに対して回転可能に配置されている。ケーブル案内20A,20Bは、閉鎖ケーブル接続部8A,8Bを含んでおり、操作中にケーブル案内20A,20Bが、最終閉鎖綱車12A,12Bに対して移動できる。閉鎖ケーブル接続部8A,8Bは、レバー2A,2Bに対して回転可能に配置されている。この例では、閉鎖ケーブル接続部8A,8Bとケーブル案内20A,20Bとが一体化され、ケーブル案内20A,20Bと一体化された閉鎖ケーブルコネクタ32を形成している。これは、図6および図7に、より詳細に示している。
【0038】
シザーレバー2A,2Bは、シェル5A,5Bの側縁29A,29Bおよび底縁30A,30Bが互いに隣接し、シェル5A,5Bが協働して、取り扱う材料をつかむことができるバケットを形成する、グラブ1の閉鎖位置Iと、グラブ1の全開位置IIとの間を、ピボット軸4の周りを枢動するように配置されている。グラブ1の全開位置IIでは、シェル5A,5Bの側縁29A,29Bおよび底縁30A,30Bが離間され、それらの間に、取り扱う材料が通過できる最大開口を画定する。全開位置IIは、図3A図3B図4Cおよび図4Eに示されている。グラブ1が閉鎖位置Iから全開位置IIに動くと、ピボット軸4と、側縁29A,29Bおよび底縁30A,30Bとを通る平面は、ピボット軸4を中心として65度の角変位αをする。また、図示する角度αは、当業者には、グラブ1のシェル5A,5Bの最大開口角度として知られる。
【0039】
図4には、グラブ1がクレーン13から吊り下げられた状態を図示しているが、クレーン13の構造物からは、その綱車37のみが示されている。クレーン13は、ホイストケーブル接続部6A,6Bに接続された一組の2本のホイストケーブル10A,10Bを含んでいる。グラブ1もまた、閉鎖ケーブル接続部8A,8Bに接続された一組の2本の閉鎖ケーブル11A,11Bを含んでいる。
【0040】
閉鎖ケーブル11A,11Bは、チェーンとして具現化された接続片35にて相互に接続されている。接続片35は、グラブ1の近くで閉鎖ケーブル11A,11Bに取り付けられ、グラブ1が閉鎖位置Iと全開位置IIとの間を動くとき、グラブ1の開閉ストロークSを閉鎖ケーブル11A,11Bとともに動く。
【0041】
ホイストケーブル10A,10Bもまた、接続片36にて相互に接続されている。接続片36は、ホイストケーブル10A、10Bとは別体であり、グラブ1の近くでホイストケーブル10A、10Bに取り付けられ、グラブ1が閉鎖位置Iと全開位置IIとの間を動くとき、グラブ1の開閉ストロークSを開放ケーブルとともに動く。ホイストケーブル10A,10B用のこのような接続片36の一部が、図4Dに点線で示されている。ここで、接続片36もまた、グラブ1を支えるクレーン13の綱車37に関して、ケーブルのフリートアングルを適正にするように補助できる。
【0042】
図4に示すように、クレーン13から吊り下げられたとき、グラブ1の動作は以下の通りである。閉鎖ケーブル11A,11Bが引き出されると、グラブ1は、重力の効果で閉鎖位置Iから全開位置IIに動く。その際に、クレーン13は、その綱車37によって閉鎖ケーブル11A,11Bを開放ストロークSだけ引き出す。クレーン13は、閉鎖ケーブル11A,11Bを閉鎖ストロークSだけ戻すようにウインチで動かして、グラブ1を全開位置IIから閉鎖位置Iまで動かす。クレーン13は、ホイストケーブル10A,10Bおよび閉鎖ケーブル11A,11Bのそれぞれを、その綱車37にてウインチで上げることによって、グラブ1を閉鎖位置Iと開放位置IIとの間を動かすことなく、グラブ1を吊り上げることができ、かつ、ホイストケーブル10A,10Bおよび閉鎖ケーブル11A,11Bを引き出すことによって、グラブ1を再び下げることができる。
【0043】
図5A図5Bは、本発明に係るグラブ1の2つの概略正面図であり、閉鎖ケーブル11A,11Bの退避状態を示している。図5Aおよび図5Bは、二者択一の退避パターンを示している。両パターンとも、各閉鎖ケーブル11A,11Bは、レバー2A,2Bの接続部8A,8Bの地点と最終閉鎖綱車12A,12Bとの間を単一の退避だけで延在し、次いで、最終閉鎖綱車12A,12Bの周囲の一部の周りを、最終閉鎖綱車12A,12Bの周囲21A,21Bの離脱点23A,23Bまで延在してグラブ1から離脱し、クレーン13の方へ上方に続く。使用時に、閉鎖ケーブル11A,11Bは、最終閉鎖綱車12A,12Bの周囲を約90度延在する。さらなる、または補助の閉鎖綱車12A,12Bを備える必要はない。図5Aおよび図5Bに示すように、離脱点23A,23Bは、グラブ1の外側または内側にそれぞれ配置できる。内側に配置したとき、閉鎖ケーブル11A,11Bは、最終閉鎖綱車12A,12Bの周囲を約270度延在する。
【0044】
グラブ1の閉鎖綱車が、最終閉鎖綱車12A,12Bとして配置されることにより、グラブ1の閉鎖位置Iでの閉鎖ケーブル11A,11Bは、ほぼグラブ1の回転軸を通る、またはそれを含むグラブ1の直立中央面Aから離間して鏡像関係のクレーン13の方へ上方に延在する。最終閉鎖綱車12A,12Bを離れた後、閉鎖ケーブル11A,11Bは、グラブ1の中央を通り越すことなく、具体的には直立中央面Aを通って、ケーブル接続部を支えるレバーアームの方へ戻るように案内されることなくクレーン13へ延在する。
【0045】
図6には、ケーブル案内と一体化した閉鎖ケーブルコネクタ32を、より詳細に示している。それは、第1および第2のレバー2A,2Bの第2側9A,9Bにそれぞれ回転可能に接続されたキャリア24を備えている。キャリア24は、閉鎖ケーブル10A,10Bが接続され、回転継手26から第1方向に延在するケーブル接続部33を有する第1部分25を備えている。さらに、キャリア24は、ケーブル案内部34を備え、回転継手26から第2の反対方向に延在する第2部分27を含んでいる。キャリア24の回転継手26は、最終閉鎖綱車12A,12Bのピボット車軸28にて支えられ、独立して回転可能とされている。
【0046】
ケーブル案内部34は、最終閉鎖綱車12A,12Bの周囲21A,21Bの一部を覆っている。操作時に、それは、閉鎖ケーブル10A,10Bを閉鎖綱車12A,12Bの周囲21A,21B上に保持している。図6の実施形態では、ケーブル案内と一体化したケーブルコネクタ32は、周囲21A,21Bのその点のみで案内するように具現化されている。キャリア24の第1部分25の閉鎖ケーブル接続部33は、いわゆるロープ楔ソケットとして具現化されている。
【0047】
図7に示す第2の実施形態において、ケーブル案内部34は、閉鎖ケーブルを閉鎖綱車21A,21Bの周囲21A,21Bの弓形形状の周りに、例えば90度案内するように配置されている。この実施形態で、ケーブル接続部33は、ケーブルピアを含んでいる。
【0048】
図8図12を参照すると、本発明に係るグラブ1のさらなる実施形態が示されている。このさらなる実施形態において、シザーレバー2A,2Bの第2側9A,9Bは、外向きに湾曲しており、最終閉鎖綱車12A,12Bは、シザーレバー2A,2Bの第2側9A,9Bの端部14A,14Bを形成するガフ部38A,38Bに配置されている。ガフ部38A,38Bは、ここではチューブ39として具現化された横補剛材に回転不能に取り付けられた平行な平面ガフ板40を含んでいる。各ガフ部38A,38Bの2つの平行な平面板40は、それらの間に最終閉鎖綱車12が収納されている。各最終閉鎖綱車12は、回転接続部15を形成するように、車軸に軸支されて取り付けられている。ここで、閉鎖ケーブル接続部8は、ガフ板40に回転可能に支持された従来のロープ楔ソケットにて形成されている。湾曲したスカートとして形成された静止ケーブル案内42は、図12に示すように、最終閉鎖綱車12Aの一部に沿って延在している。ガフ案内42は、ガフ板40のうちの1つのガフ板40上のスカートの基部とともに取り付けられ、対向するガフ板40に向かってその高さに沿って横方向に延在している。
【0049】
このさらなる実施形態において、グラブ1は、第1の実施形態のグラブ1と同一の基本構造および機能を有している。しかしながら、シザーレバー2A,2Bは、第1の実施形態とは異なる構成とされている。具体的に、シザーレバー2A,2Bのそれぞれは、横方向の剛性要素にて空間が空けられた平行な平面板にて組み立てられている。一方のシザーレバー2Bは、ピボット軸4にて切れ目なく延在しているが、他方のシザーレバー2Aは、ピボット軸4にて分断されている。交差するレバー2Aの内側部、すなわち第2側9Aは、横チューブ44を超えて延在する延長部43を含んでおり、ピボットチューブに平行に配置された横補剛材45まで交差するレバー2Aの外側部、すなわち第1側7Aと部分的に重なっている。この実施形態において、横補剛材45は、チューブとして具現化されている。また、シザーレバー2A,2Bの端部14A,14Bは、ガフ部38を支える、ここでもチューブとして具現化された横補剛材39を備えている。ガフ部38は、ここでも平行な平面ガフ板40として配置されている。横補剛材39にて空間が空けられた平行な平面板としてのシザーレバー2A,2Bのこのような配置によって、例えば比較的軽量なピボット継手3を有する軽量ながら剛性を有する構造が可能となる。したがって、本発明はまた、ピボット継手にて接続された一対のシザーレバーを備える4本ケーブル操作式シザーグラブに関し、これらのシザーレバーのそれぞれは、ピボット継手を介してレバーの第1側に配置されたグラブシェルおよびホイストケーブル接続部と、ピボット継手を介して反対側のレバーの第2側に配置された閉鎖ケーブル接続部とを含み、その結果として使用時に、ホイスト専用ケーブルは、レバーの第1側で各レバーに留められ、閉鎖専用ケーブルは、レバーの第2側で各レバーに留められ、シザーレバーは、シェルの側縁および底縁が互いに隣接し、シェルが協働して、取り扱う材料をつかむことができるバケットを形成する、グラブの閉鎖位置と、側縁および底縁が離間され、それらの間に、取り扱う材料が通過できる最大開口を画定する、グラブの全開位置との間を、ピボット軸の周りを枢動するように配置され、シザーレバーは、横剛性材にて空間が空けられた平行な平面板として配置されている。
【0050】
本発明は、本明細書で示した例示的な実施形態に限定されるものではなく、変形を含んでいる。例えば、クレーンの綱車の構成は変更できる。本発明はまた、グラブのケーブル配置にて規定され、さらに、単一の最終閉鎖綱車のみが存在することに限定されない場合がある。そのときは、追加の補助の閉鎖綱車が存在する場合がある。そのような点で、本発明は、ピボット軸の回りを枢動するようにピボット継手にて接続された一対のシザーレバーを備える4本ケーブル操作式シザーグラブに関し、これらのシザーレバーのそれぞれは、ピボット継手を介してレバーの第1側に配置されたグラブシェルおよびホイストケーブル接続部と、ピボット継手を介して反対側のレバーの第2側に配置された閉鎖ケーブル接続部とを含み、ホイスト専用ケーブルは、レバーの第1側で各レバーに留められ、閉鎖専用ケーブルは、レバーの第2側で各レバーに留められ、シザーレバーのそれぞれは、レバーの第2側に綱車を含み、使用時に、2本の閉鎖ケーブルのそれぞれが、一方のレバーの第2側の閉鎖ケーブル接続部から、単一パスで他方のレバーの第2側の閉鎖綱車を経て延在してグラブから離脱し、グラブを支えるクレーンの方へ上方に続くことを特徴とする。このような変形は、当業者には明らかであり、添付の特許請求の範囲に規定された本発明の範囲内にあるものと考えられる。
【符号の説明】
【0051】
1 グラブ
2A,2B レバー
3 ピボット継手
4 ピボット軸
5A,5B グラブシェル
6A,6B ホイストケーブル接続部
7A,7B 第1および第2のレバー2A,2Bそれぞれの第1側
8A,8B 閉鎖ケーブル接続部
9A,9B 第1および第2のレバー2A,2bそれぞれの第2側
10A,10B ホイストケーブル
11A,11B 閉鎖ケーブル
12A,12B 最終閉鎖綱車
13 クレーン
14A,14B 第1および第2のレバー2A,2Bそれぞれの第2部分の端部
15A,15B 最終閉鎖綱車12A、12Bの回転接続部
16 レバー板
17 補剛異形材
18 交差補剛材
19 シェル5A,5Bの側面
20A,20B ケーブル案内
21A,21B 最終閉鎖綱車12A,12Bの周囲
22 使用せず
23A,23B 離脱点
24 キャリア
25 キャリア24の第1部分
26 回転継手
27 キャリア24の第2部分
28 ピボット車軸
29A,29B 側縁
30A,30B 底縁
31 シェル5A,5Bの底部
32 ケーブル案内と一体化したケーブルコネクタ
33 ケーブル接続部
34 ケーブル案内部
35 閉鎖ケーブル11A,11Bの接続片
36 ホイストケーブル10A,10Bの接続片
37 クレーン13の綱車
38A,38B ガフ部
39 チューブ
40 ガフ板
41 ロープ楔ソケット
42 ケーブル案内
43 延長部
44 ピボットチューブ
45 チューブ
I グラブ1の閉鎖位置
II グラブ1の全開位置
α グラブシェル5A,5Bの最大開口角度
A 中央面
S ストローク
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9A
図9B
図10
図11A
図11B
図12