特許第6647434号(P6647434)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6647434特定のトリアゾロピリジンおよびトリアゾロピラジン、それらの組成物並びにそれらの使用方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6647434
(24)【登録日】2020年1月16日
(45)【発行日】2020年2月14日
(54)【発明の名称】特定のトリアゾロピリジンおよびトリアゾロピラジン、それらの組成物並びにそれらの使用方法
(51)【国際特許分類】
   C07D 471/04 20060101AFI20200203BHJP
【FI】
   C07D471/04 108A
   C07D471/04CSP
【請求項の数】2
【全頁数】115
(21)【出願番号】特願2019-28197(P2019-28197)
(22)【出願日】2019年2月20日
(62)【分割の表示】特願2017-155493(P2017-155493)の分割
【原出願日】2010年12月30日
(65)【公開番号】特開2019-108345(P2019-108345A)
(43)【公開日】2019年7月4日
【審査請求日】2019年2月22日
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2009/076321
(32)【優先日】2009年12月31日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512072474
【氏名又は名称】ハッチソン・メディファーマ・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100122644
【弁理士】
【氏名又は名称】寺地 拓己
(72)【発明者】
【氏名】スー,ウェイ−グオ
(72)【発明者】
【氏名】ジア,ホーン
(72)【発明者】
【氏名】ダイ,グワーンシウ
【審査官】 三木 寛
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−119250(JP,A)
【文献】 特表2002−516326(JP,A)
【文献】 特開2008−239617(JP,A)
【文献】 国際公開第2009/105782(WO,A1)
【文献】 特許第5337313(JP,B2)
【文献】 特許第6194046(JP,B2)
【文献】 特許第6486999(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D 471/04
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化1】
で表される化合物またはその塩。
【請求項2】

【化2】
で表され、遊離塩基である、請求項1に記載の化合物。



【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
[0001]肝細胞増殖因子(HGF)受容体としても知られているc−Metタンパク質はチロシンキナーゼ活性を有する膜貫通性190kDaヘテロ二量体であり、c−Met発癌遺伝子によってコード化されている。HGF/c−Met信号経路は分裂促進性、増殖性、形態形成活性、および血管形成活性などの種々の細胞応答を示すことが明らかになった。HGF/c−Met信号経路を阻害すれば癌治療の可能性が非常に高まる。
【0002】
[0002]以下の式1の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩が提供される:
【0003】
【化1】
【0004】
[式中、XはNであり、Yは−O−、−S−、および−N(R)−から選択され、またRはアリールおよびヘテロアリールから選択され、それらのそれぞれはハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環,ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって随意に置換され、あるいは、
XはNであり、Yは存在せず、またRは縮合二環式ヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって随意に置換され、あるいは、
XはC(R)であり、Yは−O−、−S−、および−N(R)−から選択されるかYは存在せず、またRはヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって随意に置換され、
およびRは水素およびアルキルから独立して選択され、またはRおよびRはそれらが結合する炭素とともに3〜7員環のシクロアルキルおよび3〜7員環のヘテロ環から選択される環を形成し、
はハロ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロ環、アリール、およびヘテロアリールから選択され、これらのうちハロを除くそれぞれは、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1以上の基によって随意に置換される低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換される低級アルコキシ、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるシクロアルコキシ、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロシクロアルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロ環、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロアリールオキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるアリール、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロアリール、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1以上の基によって随意に置換され、
は水素、ハロ、OH、NH、CF、−CFH、アルキル、アルケニル、およびアルキニルから選択され、
は水素、−OH、−NH、−NHC(O)R11、ハロ、およびアルキルから選択され、
は水素および低級アルキルから選択され、
それぞれのnは独立して0、1、または2であり、
11、R12、R13、およびR14は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロ環から独立して選択され、これらのうち水素を除くそれぞれはハロ、低級アルキル、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換され、またはR13およびR14はそれらが結合する窒素とともに結合してヘテロ環を形成し、その環はハロ、低級アルキル、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換され、さらにヘテロ環に1または2のさらなるヘテロ原子を随意に含み、その1または2のさらなるヘテロ原子は−O−、−S−、および−N(R15)−から選択され、かつ、
15は水素、低級アルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−S(O)12および−S(O)NR1314から選択される、
ただし、Rは随意に置換されたフェニルまたは随意に置換された4−ピリジニルではなく、
XはNであり、Rは水素またはメチル、RおよびRは水素であり、かつYが存在しない場合には、Rはキノリン−6−イル、7−フルオロキノリン−6−イル、3−キナゾリン−6−イル、2−3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル、または2,3−ジヒ
ドロ−ベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イルではなく、
XがNであり、R、R、およびRが水素であり、Yが−O−または−N(R)−であり、かつRがキノリン−6−イル、7−フルオロキノリン−6−イル、3−キナゾリン−6−イル、2−3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル、または2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イルの場合には、Rは随意に置換されたヘテロアリールである]。
【0005】
[0003]また、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩と、少なくとも1つの医薬的に許容される担体とを含む組成物が提供される。
【0006】
[0004]また、有効量の本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩を受容体に接触させることを含むc−Met活性を阻害する方法が提供される。
【0007】
[0005]また、有効量の本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩を必要とする被験者に投与することを含む、c−Metの阻害に応答して癌を治療する方法が提供される。
【発明を実施するための手段】
【0008】
[0006]本明細書で使用される下記の単語、語句、および記号は、使用の文脈中で他を表す場合を除き、通常は下記に説明する意味を有することとする。下記の略語および用語は全体を通じて指定された意味を有する。
【0009】
[0007]2つの文字または記号の間以外のダッシュ記号「−」は置換基が結合する点を指定する。例えば、−CONHは炭素原子を介して結合する。
[0008]本明細書では用語「アルキル」は1〜10個の炭素原子を含む直鎖または分岐の炭化水素をいう。アルキル基としてはメチル、エチル、n−プルロピル、i−プルロピル、n−ブチル、i−ブチル、およびt−ブチルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。「低級アルキル」は1〜4個の炭素原子を含む直鎖または分岐の炭化水素をいう。
【0010】
[0009]「アルコキシ」は酸素の架橋を介して結合する指定の数の炭素原子を有する直鎖または分岐のアルキル基を意味し、例えばメトキシ、エトキシ、プロキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペントキシ、2−ペンチルオキシ、イソペントキシ、ネオペントキシ、ヘキソキシ、2−ヘキソキシ、3−ヘキソキシ、3−メチルペントキシ、などである。アルコキシ基は通常は酸素の架橋を介して結合する1〜6個の炭素原子を有する。「低級アルコキシ」は直鎖または分岐のアルコキシをいい、そのアルキル部分は1から4個の炭素原子を含む。
【0011】
[0010]本明細書では、用語「アルケニル」は1つ以上のC=C二重結合を含むC2−10の直鎖または分岐の炭化水素をいう。アルケニル基としてはビニル、2−プロペニル、および2−ブテニルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0012】
[0011]本明細書では用語「アルキニル」は1つ以上のC≡C三重結合を含むC2−10の直鎖または分岐の炭化水素をいう。アルキニルとしてはエチニル、2−プロピニル、および2−ブチニルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0013】
[0012]本明細書では用語「シクロアルキル」は3〜12個の炭素を有する飽和または部分的に不飽和な環式炭化水素基をいう。シクロアルキルとしてはシクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロへプチル、およびシクロオクチルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。環は飽和しても、または1つ以上の二重結合(すなわち部分不飽和)を有してもよいが、完全共役ではない。
【0014】
[0013]「アリール」は、
例えばベンゼンのような5および6員の炭素環式芳香環、
例えばナフタレン、インダン、および1,2,3,4−テトラヒドロキノリンのような少なくとも1つの環が炭素環式芳香族である二環式の環系、および
例えばフルオレンのような少なくとも1つの環が炭素環式芳香族である三環式の環系、を包含する。
【0015】
[0014]例えば、アリールはN、O、およびSから選択される1つ以上のヘテロ原子を含む5および7員のヘテロ環式の環に縮合した5および6員の炭素環式芳香環を含むが、結合点は炭素環式芳香環にあることが条件になる。置換ベンゼン誘導体から形成され、環の原子に自由原子価(free valences)を有する2価のラジカルは置換フェニレンラジカル
と呼ばれる。自由原子価を有する炭素原子から1つの水素を除去することにより、その名称が「−イル(-yl)」で終わる1価の多環式炭化水素ラジカルから誘導される2価のラ
ジカルは対応する1価のラジカルの名称に「−イデン(-idene)」を付加した名称とし、例えば2つの結合点を有するナフチル基はナフチリデンと呼ばれる。しかしながら、アリールは下記に別に定義されるヘテロアリールを包含せず、または何ら重複しない。したがって、1つ以上の炭素環式芳香環がヘテロ環式芳香環と融合すると、生成される環系はヘテロアリールであり、本明細書で定義されるアリールではない。
【0016】
[0015]用語「ハロ」はフルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードを含み、用語「水素」はフッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を含む。
[0016]用語「ヘテロアリール」は、
N、O、およびSから選択された1個以上、例えば、1〜4個またはいくつかの態様で
は1〜3個のヘテロ原子を含み、残りの環原子は炭素である5〜8員の芳香単環式環、
N、O、およびSから選択された1個以上、例えば、1〜4個またはいくつかの態様で
は1〜3個のヘテロ原子を含み残りの環原子は炭素である8〜12員の二環式環で、少なくとも1つのヘテロ原子は芳香環に存在する、および
N、O、およびSから選択された1個以上、例えば、1〜4個またはいくつかの態様では1〜3個のヘテロ原子を1つ以上含み残りの環原子は炭素である11〜14員の三環式環で、少なくとも1個のヘテロ原子は芳香環に存在する、
をいう。
【0017】
[0017]例えば、ヘテロアリールは5〜7員のヘテロ環式芳香環が5〜7員のシクロアルキル環に縮合したものを含む。そのような縮合二環式ヘテロアリール環系では、1つの環のみが1つ以上のヘテロ原子を含み、結合点はヘテロ芳香環でもシクロアルキル環でもよい。
【0018】
[0018]ヘテロアリール基のSおよびO原子の総数が2以上の場合、これらのヘテロ原子は互いに隣り合わない。いくつかの態様では、ヘテロアリール基のSおよびO原子の総数は2を超えない。いくつかの態様では芳香ヘテロ環のSおよびO原子の総数は1を超えない。
【0019】
[0019]ヘテロアリール基としては、(結合点から優先的に1の番号をつける)2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2、3−ピラジニル、3,4−ピラジニル、2,4−ピリミジニル、3,5−ピリミジニル、1−ピラゾリル、2,3−ピラゾリル、2,4
−イミダゾリニル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、チエニル、ベンゾチエニル、フリル、ベンゾフリル、ベンゾイミダゾリニル、インドリニル、ピリジジニル、トリアゾリル、キノリニル、ピラゾリル、および5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリンが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0020】
[0020]2価のラジカルはその名称が「イル」で終わる1価のヘテロアリールラジカルから自由原子価を有する原子から水素原子を除去することによって誘導され、対応する1価のラジカルの名称に「イデン」を付加して命名され、例えば2つの結合点を有するピリジル基はピリジリデンである。ヘテロアリールは上記に定義のアリールを包含したり重複したりすることはない。
【0021】
[0021]置換ヘテロアリールはまたピリジニルN−酸化物などの1つ以上の酸化物(−O)置換基で置換される環系を含む。
[0022]「ヘテロ環」は単一の脂肪族環であり、通常は3〜7個の環原子を有し、酸素、硫黄および窒素、並びに前記のヘテロ原子の少なくとも1つを含む組み合わせから独立に選択される1〜3個のヘテロ原子に加えて少なくとも2個の炭素原子を含む。「ヘテロ環」はまた5および6員の炭素環式芳香環と縮合したN、O、およびSから選択される1つ以上のヘテロ原子を含む5〜7員のヘテロ環式環をいうが、結合点はヘテロ環式環にあることが条件になる。これらの環は飽和していてもよく、1つ以上の二重結合(すなわち部分不飽和)を有してもよい。ヘテロ環はオキソによって置換することができる。結合点はヘテロ環式環の炭素またはヘテロ原子でよい。
【0022】
[0023]好適なヘテロ環としては、例えば(結合点から優先的に1の番号をつける)
1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、2,4−イミダゾリジニル、2,3−ピラゾリジニル、1−ピペリジニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、および2,5−ピペラジニルが含まれる。2−モルホリニルおよび3−モルホリニル(酸素に優先的に1の番号をつける)を含むモルホリニル基もまた考えられる。置換ヘテロ環はまたピペリジニルN−酸化物、モルホニル−N−酸化物、1−オキソ−1−チオモルホリニルおよび1,1−ジオキソ−1−チオモルホリニルなどの1つ以上のオキソ残基で置換された環系を含む。
【0023】
[0024]「随意の」または「随意に」はその後に記載の事象または状況が生じても生じなくてもよく、その記載は事象または状況が起こる事例および起こらない事例が含まれる。例えば、「随意に置換されたアルキル」は下記に定義される「アルキル」および「置換アルキル」の両方を包含する。当業者には1つ以上の置換基を含むいずれかの基に関しては原子配列上非現実的、合成不可能、および/または本質的に不安定である置換または置換形態の導入をしないこととすることが理解されよう。
【0024】
[0025]本明細書で使用の用語「置換(された)」は指定の原子または基にある1つ以上の水素が指定の基からの選択で置換されることを意味するが、指定の原子の標準の原子価を超えないことが条件になる。置換基がオキソ(すなわち=O)の場合、原子に結合する2つの水素が置換される。置換基および/または変数の組み合わせはそのような組み合わせが安定な化合物または有用な合成中間物を生成する場合にのみ許容される。安定な化合物または安定な構造というのは、化合物が十分に強固であり、反応混合物から分離し、少なくとも実用性のある物質として製剤することに耐えるという意味を含む。他に特定しない限り、置換基はコア構造に対して命名される。例えば、(シクロアルキル)アルキルが可能性のある置換基として記載される場合にはこの置換基のコア構造に対する結合点はアルキル部分にある。
【0025】
[0026]いくつかの態様では、「1つ以上の基で置換(された)」は指定の原子または基にある2つの水素が指定の置換基群からの2つの選択で独立して置換されることを意味する。いくつかの態様では、「1つ以上の基で置換(された)」は指定の原子または基にある3つの水素が指定の置換基群からの3つの選択で独立して置換されることを意味する。いくつかの態様では、「1つ以上の基で置換(された)」は指定の原子または基にある四つの水素が指定の置換基群からの四つの選択で独立して置換されることを意味する。
【0026】
[0027]本明細書に記載の化合物はそれらの光学異性体、ラセミ化合物、およびそれらの混合物を含むがこれらに限定されるものではない。そいう状況で、単一鏡像体またはジアステレオマーすなわち光学活性体は不斉合成によって、あるいはラセミ化合物またはジアステレオマーの混合物の分解によって得られる。ラセミ化合物またはジアステレオマーの混合物の分解は例えば分割剤を存在させた結晶化または例えばキラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)カラムを用いたクロマトグラフィーなどの従来からある方法によって達成することができる。さらには、そのような化合物はZ体およびE体(またはシス体およびトランス体)の炭素−炭素二重結合を有する化合物を含む。本明細書に記載の化合物が種々の互変異性体で存在する場合は、用語「化合物」はその化合物のすべての互変異性体を含むこととする。そのような化合物はまた多形体および包接化合物を含む結晶形を含む。同様に用語「塩」は化合物の塩のすべての異性体、ラセミ体、その他の混合物、ZおよびE体、互変異性体、および結晶形を含むこととする。
【0027】
[0028]「医薬的に許容される塩」は塩酸塩、リン酸塩、二リン酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、スルフィン酸塩、硝酸塩、および同類の塩などの無機酸との塩、およびリンゴ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、2−ヒドロキシエチルスルホン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、および酢酸塩、nが0〜4であるHOOC−(CH−COOH、などのアルカン酸塩、および同類の塩などの有機酸との塩を含むがこれらに限定されるものではない。同様に医薬的に許容される陽イオンにはナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム、リチウム、およびアンモニウムを含むがこれらに限定されるものではない。
【0028】
[0029]さらに、本明細書に記載の化合物が酸添加の塩として得られる場合には、酸性塩の溶液を塩基性化することにより遊離塩基を得ることができる。逆に、生成物が遊離塩基の場合、添加塩、特に医薬的に許容される添加塩は、塩基性化合物から酸添加塩を調製するための従来法に従って、適切な有機溶媒中に遊離塩基を溶解し、その溶液を酸で処理して生成することができる。当業者は非毒性の医薬的に許容される添加塩の調製に用いることができる種々の合成方法が分かっている。
【0029】
[0030]「水和物」などの「溶媒和物」は溶媒と化合物の相互作用により形成される。用語「化合物」は化合物の水和物を含む溶媒和物を含むものとする。同様に「塩」は塩の水和物を含む溶媒和物を含むものとする。好適な溶媒和物は一水和物および半水和物などの医薬的に許容される溶媒和物である。
【0030】
[0031]「キレート」は1つの金属イオンに2つ(またはさらに多く)の点で1つの化合物が配位することにより形成される。用語「化合物」は化合物のキレートを含むものとする。同様に「塩」は塩のキレートを含む。
【0031】
[0032]「非共有錯体」は1つの化合物ともう1つの分子の相互作用で形成され、共有結合がその化合物とその分子の間には形成されない。例えば、錯体形成はファンデルワールス相互作用、水素結合、および静電相互作用(イオン結合とも呼ぶ)により生じる。そのような非共有錯体は用語「化合物」に含まれる。
【0032】
[0033]用語「水素結合」は電気陰性の原子(水素結合受容体としても知られる)と第二の比較的電気陰性の原子(水素結合供与体としても知られる)に結合する水素原子との間の会合形態をいう。好適な水素結合供与体と受容体は医薬品化学でよく理解されている(G. C. Pimentel and A. L. McClellan, The Hydrogen Bond(水素結合), Freeman, San Francisco, 1960; R. Taylor and O. Kennard,“Hydrogen Bond Geometry in Organic Crystals”(「有機結晶の水素結合配列」), Accounts of Chemical Research, 17, pp. 320-326 (1984))。
【0033】
[0034]本明細書では用語「基」、「ラジカル」、または「断片」は同義であり、官能基あるいは結合または他の分子断片に結合することができる分子の断片をいうものとする。
[0035]用語「活性剤」は生物学的活性を有する化学物質を指すのに使用される。いくつかの態様では、「活性剤」は医薬用途を有する化学物質をいう。
【0034】
[0036]「処置(trating)」、「処理法(treatment)」、または「緩和(alleviation
)」は本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩を癌、または癌の兆候、または癌に至る傾向を有する被験者に、癌、または癌の兆候、または癌に至る傾向の治療、治癒、緩和、軽減、変更、改善、改良、好転、または影響することを目的として投与することをいう。
【0035】
[0037]用語「有効量」は被験者の病気または疾患を「処置」するのに効果的な本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩の量をいう。癌の場合には、有効量によって被験者が上述の「処置」、「処理法」、または「緩和」の定義に記載のような観察でき測定できる何らかの変化を起こすことができる。例えば、有効量によって癌または腫瘍細胞の数を減少させ、腫瘍の大きさを減少させ、例えば、腫瘍が軟組織や骨の中に拡大することを含めて腫瘍細胞が抹消器官に侵入することを阻害または阻止し、癌に関連する1つ以上の兆候をある程度軽減し、疾病率および死亡率を減少させ、生活の質を向上させ、またはそれらの効果を組み合わせることができる。有効量はc−Met活性の阻害に応答する病気の兆候を減らすのに十分な量でよい。癌の治療には生体内効能は例えば、生存期間、腫瘍増殖停止時間(TTP)、応答速度(RR)、応答期間、および/または生活の質を評価することにより測定することができる。当業者に認識されるように、有効量は投与の経路、賦形剤の使用、および他の薬剤との共用によって変化する。
【0036】
[0038]用語「阻害(inhibition)」は生物活性または過程の基準活性の減少を指す。「c−Met活性の阻害」は本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩の存在に直接的にまたは間接的に応答して、少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩が存在しない場合のc−Met活性に比較して、c−Met活性が減少することをいう。活性の減少は本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩とc−Metとの直接的相互作用によるか、または本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩と1つ以上のその他の因子であって入れ替わってc−Metに影響するものとの相互作用によることができる。例えば、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1種の医薬的に許容される塩の存在は、c−Metに直接結合することにより、(直接的にまたは間接的に)別の因子にc−Met活性を減少させることにより、または細胞または組織内に存在するc−Met量を(直接的にまたは間接的に)減少させることによりc−Met活性を減少させることができる。
【0037】
[0039]本発明の1以上の態様の詳細を下記に説明する。
[0040]以下の式1の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩が提供される:
【0038】
【化2】
【0039】
[式中、XはNであり、Yは−O−、−S−、および−N(R)−から選択され、またRはアリールおよびヘテロアリールから選択され、それらのそれぞれはハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環,ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基により随意に置換され、あるいは、
XはNであり、Yは存在せず、またRは縮合二環式ヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって随意に置換され、あるいは、
XはC(R)であり、Yは−O−、−S−、および−N(R)−から選択されるかYは存在せず、またRはヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって随意に置換され、
およびRは水素およびアルキルから独立して選択され、またはRおよびRはそれらが結合する炭素とともに3〜7員環のシクロアルキルおよび3〜7員環のヘテロ環から選択される環を形成し、
はハロ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロ環、アリール、およびヘテロアリールから選択され、これらのうちハロを除くそれぞれは、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1以上の基によって随意に置換される低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置
換される低級アルコキシ、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるシクロアルコキシ、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロシクロアルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロ環、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロアリールオキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるアリール、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換されるヘテロアリール、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1以上の基によって随意に置換され、
は水素、ハロ、OH、NH、CF、−CFH、アルキル、アルケニル、およびアルキニルから選択され、
は水素、−OH、−NH、−NHC(O)R11、ハロ、およびアルキルから選択され、
は水素および低級アルキルから選択され、
それぞれのnは独立して0、1、または2であり、
11、R12、R13、およびR14は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロ環から独立して選択され、これらのうち水素を除くそれぞれはハロ、低級アルキル、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換され、またはR13およびR14はそれらが結合する窒素とともに結合してヘテロ環を形成し、その環はハロ、低級アルキル、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって随意に置換され、さらにヘテロ環に1または2のさらなるヘテロ原子を随意に含み、その1または2のさらなるヘテロ原子は−O−、−S−、および−N(R15)−から選択され、かつ、
15は水素、低級アルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−S(O)12および−S(O)NR1314から選択される、
ただし、Rは随意に置換されたフェニルまたは随意に置換された4−ピリジニルではなく、
XはNであり、Rは水素またはメチル、RおよびRは水素であり、かつYが存在しない場合には、Rはキノリン−6−イル、7−フルオロキノリン−6−イル、3−キナゾリン−6−イル、2−3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル、または2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イルではなく、
XがNであり、R、R、およびRが水素であり、Yが−O−または−N(R)−であり、かつRがキノリン−6−イル、7−フルオロキノリン−6−イル、3−キナゾリン−6−イル、2−3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル、または2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イルの場合には、Rは随意に置換されたヘテロアリールである]。
【0040】
[0041]いくつかの態様では、XはNである。いくつかの態様では、XはC(R)である。いくつかの態様では、Rは水素、ハロ、低級アルキルから選択される。いくつかの態様では、Rは水素である。
【0041】
[0042]いくつかの態様では、Yは−O−である。いくつかの態様では、Yは−S−である。いくつかの態様では、Yは−N(R)−である。いくつかの態様では、Rは水素またはメチルである。いくつかの態様では、Rは水素である。いくつかの態様では、Yは存在しない。
【0042】
[0043]いくつかの態様では、Rは8〜10員のヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換される。いくつかの態様では、Rは8〜10員のヘテロアリールであって、ハロ、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、および低級アルコキシ置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0043】
[0044]いくつかの態様では、Rはキノリン−6−イル、チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル、ベンゾ[d]チアゾール−6−イル、およびイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イルから選択され、それぞれがハロ、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、および低級アルコキシ置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換される。いくつかの態様では、Rはハロ、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、および低級アルコキシ置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換されるキノリン−6−イルから選択される。
【0044】
[0045]いくつかの態様では、Rは、
【0045】
【化3】
【0046】
から選択される環系であって、それぞれの環系はハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換される。疑義を避けるため付言すると、それぞれの環系は環系内のいずれかの環にある任意の開いた原子価で、RおよびRを有する炭素に付加することができる。いくつかの態様では、Rは、
【0047】
【化4】
【0048】
から選択される環系であり、それぞれの環系はハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換される。疑義避けるため付言すると、上記のそれぞれの環系は指定の位置において、RおよびRを有する炭素に付加することができる。
【0049】
[0046]いくつかの態様では、RおよびRは水素およびC−Cアルキルから独立して選択されるか、あるいはRおよびRはそれらが結合する炭素とともに3員のシクロアルキルを形成する。いくつかの態様では、Rは水素であり、Rは水素およびC−Cアルキルから選択される。いくつかの態様では、Rは水素であり、Rは水素およびメチルから選択される。いくつかの態様では、RおよびRは水素である。いくつかの態様では、RおよびRはそれらが結合する炭素とともに3員のシクロアルキルを形成する。
【0050】
[0047]いくつかの態様では、Rはアリールであって、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロ環、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロアリールオキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるアリール、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロアリール、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0051】
[0048]いくつかの態様では、Rはアリールであって、ハロ、ヒドロキシ、−NR13S(O)12、低級アルコキシ、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ、置換低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルコキシ、および低級アルコキシ置換低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0052】
[0049]いくつかの態様では、Rはフェニルであって、低級アルコキシ、ヒドロキシ置換低級アルコキシ、および低級アルコキシ置換低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0053】
[0050]いくつかの態様では、Rはヘテロ環であって、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0054】
[0051]いくつかの態様では、Rはピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、モルホリン−4−イル、および6,7−ジヒドロ
チエノ[3,2−c]ピリジン−5(4H)−イルから選択され、それぞれが、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基で随意に置換される低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0055】
[0052]いくつかの態様では、Rはピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、モルホリン−4−イル、および6,7−ジヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−5(4H)−イルから選択され、それぞれはハロ、CF,−CFH、ヒドロキシ、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、および低級アルコキシ置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0056】
[0053]いくつかの態様では、Rはヘテロアリールであって、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基で随意に置換される低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0057】
[0054]いくつかの態様では、Rは1H−ピラゾール−1−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−イミダゾール−1−イル、1H−イミダゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、チアゾール−2−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、およびピリジン−4−イルから選択され、それぞれは、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基で随意に置換さ
れる低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0058】
[0055]いくつかの態様では、Rは1H−ピラゾール−1−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−イミダゾール−1−イル、1H−イミダゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、チアゾール−2−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、およびピリジン−4−イルから選択され、それぞれは、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルキル、および
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により随意に置換されるヘテロ環、
から選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0059】
[0056]いくつかの態様では、Rは1H−ピラゾール−1−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−イミダゾール−1−イル、1H−イミダゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、チアゾール−2−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、およびピリジン−4−イルから選択され、それぞれはヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、およびハロから選択される1つ以上の基により随意に置換される低級アルキルから選択される1つ以上の基により随意に置換される。
【0060】
[0057]いくつかの態様では、Rは低級アルキルである。
[0058]いくつかの態様では、Rは水素である。
[0059]いくつかの態様では、nは0である。いくつかの態様では、nは1である。いくつかの態様では、nは2である。
【0061】
[0060]また、化合物1から332から選択される本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩が提供される。
[0061]本明細書に記載の化合物、および/または医薬的に許容されるそれらの塩は当業者によく知られた方法により市販の出発物質から合成することができる。下記の反応機構は化合物調製法の大半を説明する。それぞれの機構において、LGおよびLG’は同一または異なる離脱基である。Y’は−NHR、−OH、−SH、−B(OH)、またはB(OR’)であり、R、R、R、R、RおよびYは本明細書で定義される。
【0062】
【化5】
【0063】
【化6】
【0064】
[0062]このようにして得られる化合物はそれらの辺縁部でさらに修飾され所望の化合物になる。合成化学における転換については、例えばR. Larock, Comprehensive Organic Transformations(有機転換総覧)、 VCH Publishers (1989); T.W. Greene and P.G.M. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis(有機合成の保護基)、 3rd Ed., John Wiley and Sons (1999); L. Fieser and M. Fieser, Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis(有機合成のFieser and Fieser試薬)、John Wiley and Sons (1994); and L. Paquette, ed., Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis(有機合成試薬百科事典)、 John Wiley and Sons (1995) 、およびそれらの続版に記載されている。
【0065】
[0063]使用前に、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩をカラムクロマトグラフィー、高性能液体クロマトグラフィー、結晶化、またはその他の適切な方法により精製することができる。
【0066】
[0064]また、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩、および少なくとも1つの医薬的に許容される担体を含む組成物が提供される。
【0067】
[0065]本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬
的に許容される塩を含む組成物は、経口、非経口、吸入噴霧、または埋込容器経由などの種々の公知の方法で投与することができる。本明細書では用語「非経口」は皮下、皮内、静脈内、筋肉内、関節内、動脈内、腱滑液鞘内、胸骨内、鞘内、病巣内、頭蓋内への注入および輸液技術を含む。
【0068】
[0066]経口組成物は経口で許容されるどんな調剤形態でもよく、錠剤、カプセル、乳液、水性懸濁液、分散液、および溶液を含むがこれらに限定されるものではない。錠剤に一般に使用される担体は乳糖およびトウモロコシデンプンを含む。ステアリン酸マグネシウムなどの平滑剤もまた錠剤に通常は添加される。カプセル形態での経口投与に有用な希釈剤には乳糖および乾燥トウモロコシデンプンが挙げられる。水性懸濁液または乳液が経口投与される場合は、活性原料は乳化剤または懸濁剤と結合する油相中に懸濁または溶解することができる。所望の場合は、特定の甘味料、香味料、または着色剤を添加することができる。
【0069】
[0067]無菌の注入組成物(例えば水性または油性懸濁液)は適切な分散または湿潤剤(例えばTween 80など)および懸濁剤を用いて、当業者に知られている技術に従って調剤することができる。無菌の注入調合液はまた、例えば1,3−ブタンジオール溶液などの非毒性で非経口的に許容される希釈剤または溶液中の無菌の注入溶液または懸濁液であってよい。採用可能な医薬的に許容される媒体および溶媒にはマンニトール、水、リンガー溶液、および等浸透圧塩化ナトリウム溶液がある。さらに、無菌の固定油が溶媒または懸濁媒体として従来から採用されている(例えば合成モノグリセリドまたはジグリセリド)。オレイン酸およびそのグリセリド誘導体などの脂肪酸は注入物質の調製に有用で、同様にオリーブ油またはヒマシ油などの医薬的に許容される天然油は特にポリオキシエチル化させて有用である。これらの油溶液または懸濁液はまた長鎖のアルコール希釈剤または分散剤、あるいはカルボキシメチルセルロースまたは同様の分散剤を含むことができる。
【0070】
[0068]吸入組成物は医薬製剤の当業者によく知られている技術に従って調製することができ、また、ベンジルアルコールまたは他の適切な防腐剤、生体利用効率を高める吸収促進剤、フッ化炭素、および/または当業者に知られている他の可溶化剤または分散剤を使用する生理食塩水溶液として調製することができる。
【0071】
[0069]局所用組成物は油、クリーム、ローション、軟膏などの形態で製剤することができる。この組成物に適切な担体としては、植物油または鉱油、白色ワセリン(白色軟パラフィン)、分岐鎖油脂、獣脂、および高分子量アルコール(C12より大きい)が挙げられる。いくつかの態様では、医薬的に許容される担体はその中に活性原料が溶解するものである。乳化剤、安定剤、保湿剤および酸化防止剤も挙げることができ、所望により色や香りの付与剤も含まれる。さらに経皮透過促進剤がこれらの局所用製剤に使用される。そのような促進剤は米国特許第3,989,816号および第4,444,762号に挙げられている。
【0072】
[0070]クリームは鉱油、自己乳化蜜ろう、および水の混合物から製剤され、その混合物に、活性原料をアーモンド油などの少量の油に溶解させたものが混ぜられる。そのようなクリームには、約40部の水、約20部の蜜ろう、約40部の鉱油、および約1部のアーモンド油を含むものがある。軟膏はアーモンド油などの植物油中の活性原料の溶液を、温かい軟パラフィンと混ぜ、混合物を冷却して製剤される。そのような軟膏には重量で約30%のアーモンドと重量で約70%の白色軟パラフィンを含むものがある。
【0073】
[0071]医薬的に許容される担体は組成物の活性原料と相溶性があり(いくつかの態様では、活性原料を安定化させることができ)、治療される治験者に有害でない担体をいう。例えば、シクロデキストリン(少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの
本明細書に記載の医薬的に許容される塩と特定の、より可溶性の錯体を形成する)などの可溶化剤を活性原料の送達のための製薬賦形剤として用いることができる。他の担体としてはコロイド状二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、セルロース、ラウリル硫酸ナトリウム、およびD&C黄色#10などの顔料が挙げられる。
【0074】
[0072]適切な体外での分析により、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩について、c−Met活性を阻害する有効性を予め評価することができる。本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩については、生体内分析により癌の治療の有効性をさらに調べることができる。例えば、本明細書に記載の化合物、および/または医薬的に許容されるそれらの塩を、癌を抱えた動物(例えば、マウスモデル)に投与することができ、その治療効果を評価することができる。その結果に基づき、ヒトのような動物について適切な用量範囲と投与経路を決定することができる。
【0075】
[0073]c−Metの活性を阻害する方法も提供される。この方法は受容体をc−Metの活性を阻害するのに有効な量の本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または医薬的に許容される少なくとも1つの塩に接触させることを含む。
【0076】
[0074]本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩は、例えば癌を抱える被験者に有益な治療または予防効果をもたらすのに使用することができる。本明細書で使用される用語「癌」は無統制または調節不全の細胞増殖、細胞分化の減少、不適切な周辺組織への侵入能、および/または異所での新成長達成能によって特徴づけられる細胞疾患をいう。用語「癌」には充実性腫瘍および血液感染性腫瘍を含むがこれらに限定されるものではない。用語「癌」は皮膚、細胞組織、器官、骨、軟骨、血液、および血管の病気を包含する。用語「癌」はさらに初期および転移性の癌を包含する。
【0077】
[0075]充実性腫瘍には膵臓癌、膀胱癌、結腸直腸癌、転移性乳癌を含む乳癌、アンドロゲン依存性とアンドロゲン非依存性前立腺癌とを含む前立腺癌、例えば転移性腎細胞癌腫を含む腎癌、肝細胞癌、例えば非小細胞肺癌(NSCLC)と肺大細胞癌(BAC)と肺腺癌とを含む肺癌、例えば進行性上皮または初期腹膜癌を含む卵巣癌、頸部癌、胃癌、食道癌、例えば頭頸部うろこ状細胞癌腫を含む頭頸部癌、例えば悪性黒色腫を含む皮膚癌、転移性神経内分泌腫瘍を含む神経内分泌癌、例えば神経膠腫、未分化希突起グリオーマ、成人多形膠芽細胞腫、成人未分化星細胞腫を含む脳腫瘍、骨肉腫、軟部組織の肉腫、および甲状腺癌が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0078】
[0076]悪性血液疾患には急性骨髄性白血病(AML)、加速期のCMLとCMLの急性転化期(CML−BP)を含む慢性骨髄性白血病(CML)、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、ホジキン病(HD)、濾胞性リンパ腫とマントル細胞リンパ腫とを含む非ホジキンリンパ腫(NHL)、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、多発性骨髄腫(MM)、ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症、骨髄異形成症候群(MDS)(不応性貧血(RA)、環状鉄芽球性不応性貧血(RARS)、芽球増加型不応性貧血(RAEB)、および移行期RAEB(RAEB−T)を含む)、ならびに骨髄増殖性症候群が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0079】
[0077]いくつかの態様では、治療される癌には肺癌、頭頸部癌、結腸直腸癌、膵癌、結腸癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、胃癌、腎癌、肝癌、脳腫瘍、骨肉腫、および白血病が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0080】
[0078]いくつかの態様では、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または
少なくとも1つの医薬的に許容される塩は、別の治療剤と併せて投与される。いくつかの態様では、その別の治療剤は治療中の病気または疾患を抱える患者に通常投与されるものである。本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩は、その別の治療剤とともに単一剤形でまたは別個の剤形で投与することができる。別個の剤形で投与される場合には、その別の治療剤は本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩の投与の前、同時、または後に投与することができる。
【0081】
[0079]いくつかの態様では、本明細書に記載の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容される塩は、抗癌薬と併せて投与される。本明細書で使用の用語「抗癌薬」は癌の治療を目的として癌を抱える被験者に投与される剤をいう。抗癌薬としては放射線治療、免疫療法、DNA損傷化学療法剤、および細胞複製を中断する化学療法剤が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0082】
[0080]DNA損傷化学療法剤としてはトポイソメラーゼI阻害薬(例えば、イリノテカン、トポテカン、カンプトセシンとその類似物または代謝体、およびドキソルビシン)、トポイソメラーゼII阻害薬(例えば、エトポシド、テニポシド、およびダウノルビシン)、アルキル化剤(例えば、メルファラン、クロラムブシル、ブスルファン、チオテパ、イホスファミド、カルムスチン、ロムスチン、セムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、メトトレキサート、マイトマイシンC、およびシクロホスファミド)、DNA挿入剤(例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、およびカルボプラチン)、ブレオマイシンなどのDNA挿入剤兼遊離基発生剤、およびヌクレオシド模倣剤(例えば、5−フルオロウラシル、カペシタビン、ゲムシタビン、フルダラビン、シタラビン、メルカプトプリン、チオグアニン、ペントスタチン、およびヒドロキシ尿素)が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0083】
[0081]細胞複製を中断する化学療法剤には、パクリタキセルとドセタキセルと関連の類似物、ビンクリスチンとビンブラスチンと関連の類似物(例えば、CC−5013とCC−4047)、タンパク質チロシンキナーゼ阻害剤(例えば、メシル酸イマチニブとゲフィチニブ)、プロテアソーム阻害剤(例えば、ボルテゾミブ)、IカッパBキナーゼの阻害剤を含むNFカッパB阻害剤、癌内で過剰に発現するタンパクに結合して細胞複製を阻害する抗体(例えば、トラスツズマブ、リツキシマブ、セテュキマブ、およびベバシズマブ)、および癌内で亢進され過剰に発現または活性化することが知られるその他のタンパクまたは酵素の阻害剤が含まれ、その阻止作用は細胞複製を阻害する。
【実施例】
【0084】
[0082]下記の実施例は純粋に典型例として意図され、なんらかの制限をするものと考えてはならない。使用する数値が正確であるように努力したが(例えば、量や温度など)、ある程度の実験誤差や偏差は不可避である。他に指示がない場合は、部は重量部、温度は摂氏の度で表し、圧力は大気圧またはその近傍である。すべてのMSデータはアジレント6120、アジレント1100で照合した。本発明で使用のすべての試薬は、中間体を除き市販されている。すべての化合物名は試薬を除きChemdraw 8.0で生成させた。
【0085】
[0083]下記の実施例では、次の略語を使用する。
AIBN a,a’−アゾ−イソブチロニトリル
BINAP 2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル
Boc tert−ブトキシカルボニル
BocO 二炭酸ジ−t−ブチル
i−BuNO 亜硝酸イソブチル
DCM ジクロロメタン
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
DMAP 4−ジメチルアミノピリジン
DPPA ジフェニルホスホリルアジド
DBU 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンDEA N,N−ジエチルアミン
ee 鏡像体過剰率
EtN トリエチルアミン
h 時間
HATU O−(7−アザベンゾトリアゾル−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート
HMTA ヘキサメチレンテトラミン
HOAc 酢酸
ローソン試薬 2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−2,4−ジチオキソ−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン
mL ミリリットル
min 分
MeOH メタノール
MsCl 塩化メタンスルホニル
NBS N−ブロモコハク酸イミド
Pd(dppf)Cl 1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体
Pd(dba) トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)Pd(PPh3) テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)
PPh トリフェニルホスフィン
THF テトラヒドロフラン
Ti(i−OPr) チタン(IV)イソプロポキシド
キサントホス (Xantphos) 9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)
キサンテン。
【0086】
アミンの合成(機構IおよびIIにおけるNHCR):
中間体A:
【0087】
【化7】
【0088】
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボアルデヒド(A−2)
[0084]酢酸(20mL)および水(40mL)中の1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(A−1)(7.23g、61.2mmol)の溶液にHMTA(9.42g、67.3mmol)を添加した。反応混合物を120℃で6時間撹拌した。氷浴で冷却後、生成した沈殿物を採取して乾燥し、標記の化合物(7.90g)を得た。MS(m/z):147(M+1)
【0089】
(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メタノール(A−3)
[0085]1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−カルボアルデヒド(A−2)(5.
0g、34.21mmol)のEtOH(150mL)溶液にNaBH(1.30g、34.21mmol)を添加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した。これをシリカゲルクロマトグラフィーで濃縮、精製して標記の化合物(5.0g)を得た。MS(m/z):149(M+1)
【0090】
3−(アジドメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(A−4)
[0086]無水THF(50mL)と(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メタノール(A−3)(1.0g、6.75mmol)の混合物にDPPA(3.71g、13.5mmol)およびDBU(0.821g、5.4mmol)を添加した。Nの下で6時間還流し、その後減圧して濃縮した。生成した残留物をEtOAc(50mL)に溶解し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(0.587g)を得た。MS(m/z):174(M+1)
【0091】
(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メタンアミン(A)
[0087]EtOAc(150mL)と3−(アジドメチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン(A−4)(1.50g、8.63mmol)の混合物に10%Pd/C(1.10g)を添加した。生成した反応混合物を1気圧のHの下、室温で3時間撹拌した。混合物を濾過して、濾液を濃縮して標記の化合物(1.15g)を得た。
【0092】
中間体B:
【0093】
【化8】
【0094】
1−(2−クロロピリジン−3−イル)エタノン(B−2)
[0088]2−クロロニコチン酸(B−1)(7.88g、50.0mmol)のTHF(100mL)溶液に臭化メチルマグネシウム(42mL、3Mエチルエーテル溶液)を0℃で滴下して添加した。添加完了後、反応混合物を0℃で0.5時間、その後室温で一晩中撹拌した。反応混合物を氷/水(150mL)中に添加し、酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層をNaSOで乾燥し濃縮して、標記の化合物1−(2−クロロピリジン−3−イル)エタノン(B−2)を得た。MS(m/z):156(M+1)
【0095】
3−メチル−1H−ピラゾロピロロ[3,4−b]ピリジン(B−3)
[0089]1−(2−クロロピリジン−3−イル)エタノン(B−2)(6g、38.6mmol)とヒドラジン(85%、9.1g、154.4mmol)のピリジン(80mL)溶液を一晩中還流させながら撹拌した。混合物を室温に冷却し、濃縮し、水(80mL)で希釈した後、酢酸エチル(100mL´3)で抽出した。一体化した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮した。生成した残留物をさらに精製するこ
となく次工程に用いた。MS(m/z):134(M+1)
【0096】
tert−ブチル3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−カルボキシレート(B−4)
[0090]3−メチル−1H−ピラゾロピロロ[3,4−b]ピリジン(B−3)のEtOAc(300mL)溶液に(Boc)O(16.4g、75mmol)、DMAP(610mg、5mmol)、およびEtN(10g、100mmol)を添加した。反応生成物を室温で一晩中撹拌した。減圧して溶媒を除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(2工程により5.3g、45.5%)を得た。MS(m/z):134。
【0097】
3−(ブロモメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(B−5)
[0091]3−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(B−4)(699mg、3mmol)のCCl(15mL)中の溶液にNBS(641mg、3.6mmol)およびAIBN(70mg、0.3mmol)を添加した。反応混合物を一晩中還流しながら撹拌した後、濾過した。濾液を飽和NaCO水溶液(15mL)で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し濃縮して、粗生成物を得た。粗生成物をさらに精製することなく次工程に用いた。MS(m/z):212(M+1)
【0098】
3−(アジドメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(B−6)
[0092]3−(ブロモメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(B−5)およびNaN(390mg、6mmol)をDMF(6mL)に混合し、80℃で1.5時間撹拌した。混合物を室温に冷却後、水(25mL)を添加した。得られた混合物を酢酸エチル(40mL´3)で抽出した。一体化した有機層を塩水(40mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を減圧除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製した。固形物が得られた(2工程により152mg、29.1%)。
【0099】
(1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−3−イル)メタナミニウムクロリド(B)
[0093]3−(アジドメチル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(B−6)(152mg、0.87mmol)、PPh(465mg、1.74mmol)、および1mLのNHOHをTHF(20mL)に混合し、室温で一晩中撹拌した。溶液を濃縮して、残留物を酢酸エチルに溶解した。溶液を2M塩酸で処理して、沈殿させた。沈殿物を濾過により採取して標記の化合物(121mg)を得た。MS(m/z):149(M+1)
【0100】
中間体C:
【0101】
【化9】
【0102】
3−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(C−2)
[0094]3−クロロピリジン−2−カルボニトリル(C−1)(1.01g、7.29mmol)とKCO(1.10g、7.96mmol)をDMF(10mL)と水(1mL)に混合し、チオグリコール酸メチル(0.709mL、7.93mmol)を滴下して添加した。反応混合物を40℃で3時間撹拌した。混合物を冷水(70mL)で急冷して、氷の上に置き沈殿を促進した。沈殿物を濾過により採取して標記の化合物を得た。MS(m/z):209(M+1)
【0103】
チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(C−3)
[0095]氷浴で冷却した次亜リン酸(35mL)に溶解したメチル3−アミノチエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボキシレート(C−2)(930mg、4.47mmol)の溶液に、必要最低限量の亜硝酸ナトリウム(620mg、8.98mmol)水溶液を添加した。反応混合物を氷浴中で3時間撹拌した後、30%水酸化ナトリウム水溶液でpHを約7.0に調節した。生成した混合物をEtOAcで抽出した。一体化した有機層を乾燥し、濃縮して標記の化合物を得た。MS(m/z):194(M+1)
【0104】
チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イルメタノール(C−4)
チエノ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(C−3)(600mg、3.1mmol)の30mLの無水THF溶液(0℃)に、LiAlH(472mg、12.4mmol)の無水THF(25mL)溶液を20分かけて滴下した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。MeOHを添加して、生成した混合物をクロマトグラフィーで精製して、標記の化合物を得た。MS(m/z):166(M+1)
【0105】
2−(クロロメチル)チエノ[3,2−b]ピリジン(C−5)
[0096]チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イルメタノール(C−4)(17mg、0.1mmol)の無水ジクロロメタン(10mL)溶液に、SOCl(120mg)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した後、濃縮してさらに精製することなく次工程に用いた。MS(m/z):184(M+1)
【0106】
チエノ[3,2−b]ピリジン−2−イルメタンアミン(C)
[0097]2−(クロロメチル)チエノ[3,2−b]ピリジン(C−5)(183g、1mmol)をNH/メタノール(7N、10mL)に溶解した。得られた混合物を50℃で16時間撹拌して、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製した。MS(m/z):165(M+1)
【0107】
中間体DおよびD’:
チエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸メチル(D−2)
[0098]DMF(10mL)および水(1mL)に溶解した4−クロロピリジン−3−カ
ルボキシアルデヒド(D−1)(1.4g、10mmol)の溶液にKCO(1.66g、12mmol)およびメチルチオグリコラート(1.07mL、12mmol)を少しずつ添加した。反応混合物を45℃で一晩中撹拌した後冷水で急冷した。フラスコを氷の上に置いて沈殿を促進した。沈殿物を濾過により採取して空気乾燥して標記の化合物(1.23g)を得た。MS(m/z):194(M+1)
【0108】
チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イルメタノール(D−3)
[0099]チエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸メチル(D−2)(15g、77.6mmol)の無水THF(250mL)溶液にLiAlH(4.42g、116.4mmol)を少しずつ0℃で添加した。懸濁液を0℃で1時間撹拌した後、飽和NHCl水溶液を加えて急冷し、濾過した。濾液を塩水で洗浄し濃縮した。残留物をさらに
精製することなく次工程に用いた(10.3g)。
【0109】
【化10】
【0110】
2−(アジドメチル)チエノ[3,2−c]ピリジン(D−4)
[0100]チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イルメタノール(D−3)(3.2g、19.4mmol)を入れた火炎乾燥丸底フラスコにDPPA(8g、6.26mL、29.1mmol)のTHF(50mL)溶液を添加した。反応混合物を5分間撹拌して0℃に冷却した後、DBU(4.43g、4mL、29.1mmol)を注射器で添加した。混合物を一晩中還流しながら撹拌した。反応物をその後水とエチルエーテルで分配した。水層をエチルエーテルで抽出した。一体化した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮後、クロマトグラフィーで精製して生成物(3.27g)を得た。MS(m/z):191(M+1)
【0111】
チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イルメタンアミンヒドロクロリド(D)
[0101]2−(アジドメチル)チエノ[3,2−c]ピリジン(D−4)(3g、15.8mmol)の無水THF(50mL)溶液にPhP(8.27g、31.5mmol)を添加し、その後NHOH(2mL)を添加した。溶液を一晩中室温で撹拌した。溶媒を除去し、残留物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(2.5g)を得た。
【0112】
チエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸(D’−1)
[0102]チエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸メチル(D−2)(12g、62.1mmol)のMeOH(150mL)およびHO(15mL)溶液にLiOH・HO(5.2g、124.2mmol)を添加した。溶液を一晩中室温で撹拌して、その後1NのHCl水溶液で酸性にした。生成した白色沈殿物を濾過して採取し、空気乾燥して標記の化合物を得た。MS(m/z):179(M)
【0113】
N−メトキシ−N−メチルチエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボキサミド(D’−2)
[0103]チエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボン酸(D’−1)(11.5g、64.2mmol)のDCM(200mL)およびDMF(50mL)溶液にEtN(19.5g、26.6mL、192.6mmol)を添加した後、HATU(36.6g、96.3mmol)を添加した。反応溶液を室温で20分間撹拌した後、N,O−ジメチルヒドロキシルアミンヒドロクロリド(6.9g、70.6mmol)で処理した。撹拌
を一晩中室温で継続した。溶媒を除去した。残留物をEtOAcに溶解し水と塩水で洗浄した。有機層を乾燥し濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):223(M+1)
【0114】
1−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)エタノン(D’−3)
[0104]N−メトキシ−N−メチルチエノ[3,2−c]ピリジン−2−カルボキサミド(D’−2)(11.1g、50mmol)の無水THF(150mL)溶液にMeMgBr(エチルエーテル中3M、25mL、75mmol)を0CのN気流中で添加した。反応混合物を雰囲気温度に温め、一晩中撹拌した。飽和したNHCl水溶液を添加して反応物を急冷した。生成した混合物をその後EtOAcで抽出した。一体化した有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、および濃縮して標記の化合物を得た。MS(m/z):178(M+1)
【0115】
1−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)エタノール(D’−4)
[0105]1−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)エタノン(D’−3)(3.5g、1mmol)の無水THF(50mL)溶液にLiAlH(1.13g、1.5mmol)を少しずつ0℃で添加した。懸濁液をこの温度で1時間撹拌した。反応混合物を飽和したNHCl水溶液で急冷し、濾過した。濾液を塩水で洗浄し、濃縮した後、さらなる精製をしないで次工程に使用した。
【0116】
1−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)エタンアミン(D’)
中間体D’は上述したA−3から中間体Aを合成する方法と同様にして、1−(チエノ[3,2−c]ピリジン−2−イル)エタノール(D’−4)から調製した。
【0117】
中間体E:
【0118】
【化11】
【0119】
チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イルメタノール(E−2)
E−2は上述したA−2から中間体A−3を合成する方法と同様にして、チエノ[2,3−b]ピリジン−2−カルボアルデヒド(E−1)から調製した。MS(m/z):166(M+1)
【0120】
チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イルメタンアミン(E)
中間体Eは上述したC−4から中間体Cを合成する方法と同様にして、チエノ[2,3−b]ピリジン−2−イルメタノール(E−2)から調製した。MS(m/z):165(M+1)
【0121】
中間体F:
【0122】
【化12】
【0123】
5−メチルチオフェン−2−カルボン酸メチル(F−2)
[0106]5−メチルチオフェン−2−カルボン酸(F−1)(14.0g、0.1mol)のMeOH(250mL)溶液に濃HSO(2.0mL)を添加した。反応混合物を還流しながら60時間撹拌した。溶媒は減圧して除去した。酢酸エチルを添加して反応混合物を希釈した。その後、有機溶液を飽和したNaCO水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を除去して標記の化合物を得た(13.4g)。
【0124】
5−メチル−4−ニトロチオフェン−2−カルボン酸メチル(F−3)
[0107]濃HNO(7.2mL、111.5mmol)の濃HSO(20mL)溶液を5−メチルチオフェン−2−カルボン酸メチル(F−2)(13.4g、86.0mmol)の濃HSO(30mL)溶液に0℃で滴下した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、氷水に注いだ。沈殿物を濾過して水で洗浄した。固形物を生成物(14.8g)として採取した。
【0125】
4−アミノ−5−メチルチオフェン−2−カルボン酸メチル(F−4)
[0108]5−メチル−4−ニトロチオフェン−2−カルボン酸メチル(F−3)(14.8g、73.6mmol)のMeOH/THF(1:1、300mL)溶液にラネーニッケルを添加した。反応混合物を脱気して水素を3回充填し、その後室温で1気圧の水素の下、36時間撹拌した。ラネーニッケルを濾過し、濾液を濃縮した。残留物をHCl(1N、150mL)水溶液で処理して濾過した。濾液をNaOH(1N)水溶液で処理してpHを約8〜9にした。その後、混合物を酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層をNaSOで乾燥し、溶媒を除去して標記の化合物(8.1g)を得た。
【0126】
1−アセチル−1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−カルボン酸メチル(F−5)
4−アミノ−5−メチルチオフェン−2−カルボン酸メチル(F−4)(5.1g、30mmol)のトルエン(120mL)溶液に無水酢酸(16.0g、0.12mol)および酢酸カリウム(1.5g、15.1mmol)を添加した。反応混合物を100℃で3時間撹拌した。室温に冷却後、亜硝酸イソブチル(10.5g、90.0mmol)で処理し、その後100℃で一晩中撹拌した。水を添加し、その後混合物を酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。残留物をPet/EtOAc=10/1で溶離するクロマトグラフィーで精製して生成物として標記の化合物(5.3g)を得た。
【0127】
(1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−イル)メタノール(F−6)
[0109]1−アセチル−1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−カルボン酸メチル
(F−5)(4.5g、20.0mmol)のMeOH(30mL)溶液にNaBH(836mg、22.0mmol)をゆっくりと添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、その後濃縮した。残留物を無水THF(80mL)に溶解し、その後LiAlH(1.5g、40.0mmol)を0℃でゆっくりと添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。NHCl水溶液を滴下して反応を止めた。生成混合物を濾過し、濾液を酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧濃縮し、標記の化合物(2.9g)を得た。
【0128】
(1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−イル)メタナミニウムクロリド(F)
中間体Fは上述したD−3から中間体Dを合成する方法と同様にして、(1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−イル)メタノール(F−6)から調製した。
【0129】
中間体GおよびG’:
1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸(G−1)
[0110]1−アセチル−1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−カルボン酸メチル(F−5)(4.9g、21.8mmol)のMeOH(15mL)溶液にKOH水溶液(6N、10mL)を添加した。反応混合物を室温で2時間混合し、その後減圧して濃縮した。HCl水溶液(6N)を添加してpHを5〜6に調整した。沈殿物を濾過して採取し、標記の化合物(3.0g)を得た。
【0130】
【化13】
【0131】
1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(G−2)
[0111]1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸(G−1)(3.0g、17.9mmol)のMeOH(50mL)溶液に濃HSO(0.3mL)を添加した。反応混合物を還流しながら60時間撹拌した。溶媒を減圧除去した。酢酸エチルを添加して混合物を希釈した。混合物をNaHCO水溶液で洗浄し、NaSOで乾燥し、減圧濃縮し、標記の化合物(2.4g)を得た。
【0132】
2−エチル−2H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(G−3)および1−エチル−1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(G’−3)
[0112]1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(G−2)(76
0mg、4.2mmol)のDMF(4mL)溶液にブロモエタン(915mg、8.3mmol)およびKCO(1.7g、12.6mmol)を添加した。反応混合物を密封管中110℃で3時間撹拌した。室温に冷却後、混合物を濃縮しクロマトグラフィーで濃縮し2つの生成物を得た。
【0133】
[0113]2−エチル−2H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(351mg)(G−3)。MS(m/z):211(M+1)
[0114]1−エチル−1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(272mg)(G’−3)。MS(m/z):211(M+1)
【0134】
(2−エチル−2H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−イル)メタナミニウムクロリド(G)
中間体Gは上述したD−2から中間体Dを合成する方法と同様にして、2−エチル−2H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(G−3)から調製した。MS(m/z):182(M+1)
【0135】
(1−エチル−1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−イル)メタンアミンクロリド(G’)
中間体G’は上述したD−2から中間体Dを合成する方法と同様にして、1−エチル−1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール5−カルボン酸メチル(G’−3)から調製した。MS(m/z):182(M+1)
【0136】
中間体HおよびH’:
【0137】
【化14】
【0138】
1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(H−2)
[0115]1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(H−1)(880mg、5.0mmol)のMeOH(2mL)溶液にNH・HO(6mL)を添加した。反応物を80℃で一晩中加熱した。室温に冷却後、混合物を減圧して濃縮し黄色の固形物として標記の化合物(805mg)を得て、これをさらに精製することなく次工程に用いた。MS(m/z):162(M+1)
【0139】
(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタンアミン(H)
[0116]1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボキサミド(H−2)(805mg、5.0mmol)の乾燥THF(10mL)溶液に0Cで1気圧のNの下でLiAlH(570mg、15mmol)をゆっくりと添加した。混合物を80℃で一晩中撹拌した。混合物をその後0℃に冷却し、濃縮し、その後シリカゲルクロマトグラフィ
ーで精製して標記の化合物(720mg)を得た。MS(m/z):148(M+1)
【0140】
1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(H’−1)
[0117]1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(H−1)(528mg、3mmol)の乾燥THF(5mL)溶液に0℃において、NaH(240mg、6mmol)を添加した。反応物をNの下で0.5時間撹拌した後、SEMCl(526mg、3mmol)を滴下した。混合物を室温で2時間撹拌した。HOを添加して反応を停止した。生成した混合物をEtOAcで抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、濃縮して標記の化合物(750mg)を得て、これを精製することなく次工程で用いた。MS(m/z):307(M+1)
【0141】
(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−イル)メタンアミン(H’)
中間体H’は上述したD−2から中間体Dを合成する方法と同様にして、1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(H’−1)から調製した。MS(m/z):278(M+1)
【0142】
中間体I:
【0143】
【化15】
【0144】
(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−イル)メタンアミン(I)
中間体Iは上述した中間体Hを合成する方法と同様にして、1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−2−カルボン酸メチル(I−1)から調製した。MS(m/z):148(M+1)
【0145】
中間体J:
【0146】
【化16】
【0147】
チエノ[2,3−b]ピリジン(J−2)
[0118]激しく撹拌した2−ニトロチオフェン(J−1)(13g、0.1mol)と濃
塩酸(195mL)の混合物にスズ(25g)を0℃で添加した。ほとんどのスズが溶解した後に、EtOH(70mL)および無水ZnCl(6g)を添加した。混合物を85℃まで加熱した後、マロンアルデヒドビス(ジエチルアセタール)(17.2g、0.078mol)のEtOH(30mL)溶液で処理した。生成した混合物を85℃で1時間維持した後、氷(100g)の上に注ぎ、NH・HOで塩基性にし、DCM(75mL´3)で抽出した。一体化した有機層を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):135(M)
【0148】
3−ブロモチエノ[2,3−b]ピリジン(J−3)
[0119]還流しながら16時間撹拌したチエノ[2,3−b]ピリジン(J−2)(1.35g、10mmol)、オルトリン酸二水素カリウム(940mg、5.4mmol)、炭酸水素ナトリウム(840mg、10mmol)、および硫酸マグネシウム(2.0g、16.7mmol)をクロロホルム溶液(40mL)に混合し、臭素(2.08g、13mmol)を滴下した後、生成した混合物を還流しながら24時間撹拌し、その後に濾過してDCMで洗浄した。濾液を濃縮し、クロマトグラフィーで精製した。MS(m/z):214(M+1)
【0149】
チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニトリル(J−4)
[0120]3−ブロモチエノ[2,3−b]ピリジン(J−3)(107mg、0.5mmol)およびCuCN(60mg、0.67mmol)の無水DMF(4mL)撹拌溶液にPd(PPh(57mg、0.05mmol)を添加した。反応物を窒素で脱気し、120℃で5時間撹拌した。その後冷却した混合物を濃縮し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):161(M+1)
【0150】
チエノ[2,3−b]ピリジン−3−イルメタンアミン(J)
[0121]チエノ[2,3−b]ピリジン−3−カルボニトリル(J−4)(320mg、2mmol)のNH・EtOH(25mL)溶液にラネーニッケル(約300mg)を添加した。反応物を水素で脱気して室温で2時間撹拌した。その後混合物を濾過し、濾液を濃縮して標記の化合物を得て、これを精製することなく次工程で用いた。MS(m/z):165(M+1)
【0151】
中間体K:
【0152】
【化17】
【0153】
H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(K−2)
[0122]6−アミノニコチノニトリル(K−1)(4.0g、33.6mmol)の無水EtOH(160mL)溶液に2−クロロアセトアルデヒド(HO中40%、27.5mL、168mmol)を添加した。反応物を4時間還流した後、濃縮した。生成した残留物を水に溶解し、飽和NaHCO溶液でpH>7に調整した。沈殿物を採取し、乾燥して標記の化合物(4.80g)を得た。
【0154】
(H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)メタンアミン(K)
中間体Kは上述したJ−4から中間体Jを合成する方法と同様にして、H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(K−2)から調製した。
【0155】
中間体L:
【0156】
【化18】
【0157】
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボニトリル(L−2)
[0123]6−アミノニコチノニトリル(L−1)(8.7g、73mmol)のDMF(35mL)溶液にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(35mL、294mmol)を添加した。反応混合物を一晩中130℃に加熱した。室温に冷却後、揮発物を減圧除去して所望の中間体N’−(5−シアノピリジン−2−イル)−N,N−ジメチルホルムアミジンを得た。
【0158】
[0124]上記生成物のメタノール(200mL)およびピリジン(11.5mL、143mmol)溶液を氷で冷却して撹拌し、ヒドロキシルアミン−O−スルホン酸(11.3g、100mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、一晩中撹拌した。揮発物を減圧除去して、残留物を重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルの間に分配した。水層はさらに酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層を水と塩水で連続して洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過濃縮した。生成した残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(5.5g)を得た。MS(m/z):145(M+1)
【0159】
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イルメタンアミン(L)
中間体Lは上述したJ−4から中間体Jを合成する方法と同様にして、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−6−カルボニトリル(L−2)から調製した。
【0160】
中間体M:
【0161】
【化19】
【0162】
ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イルメタンアミン(M)
中間体Mは上述したJ−4から中間体Jを合成する方法と同様にして、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニトリル(M−1)から調製した。MS(m/z):149(M+1)
【0163】
中間体N:
【0164】
【化20】
【0165】
中間体Nは米国2007/第0265272号に記載されるようにキノリン−6−カルボン酸から調製した。
中間体O:
【0166】
【化21】
【0167】
キノリン−6−カルボニルクロリド(O−2)
[0125]キノリン−6−カルボン酸(O−1)(2.0g、11.5mmol)のCHCl(250mL)溶液に3滴のDMFを0Cで添加し、その後塩化オキサリル(7.3g、57.5mmol)を滴下した。生成した反応物を室温で一晩中撹拌した後、濃縮して標記の化合物(2.2g)を得た。
【0168】
キノリン−6−カルボキサミド(O−3)
[0126]キノリン−6−カルボニルクロリド(O−2)(2.2g、10.5mmol)のTHF(100mL)溶液にアンモニア(5mL)を0Cで添加した。混合物を室温で1時間撹拌した後、濃縮して水(15mL)で洗浄し、標記の化合物(1.5g)を得た。MS(m/z):173(M+1)
【0169】
キノリン−6−カルボニトリル(O−4)
[0127]キノリン−6−カルボキサミド(O−3)(1.2g、7.2mmol)およびトリエチルアミン(2.2g、21.8mmol)をDCM(50mL)中に混合し、トリフルオロ無水酢酸(1.9g、8.9mmol)を0℃で添加した。反応物を0℃で10分間撹拌した後、水で反応を止めた。生成した混合物をDCMで抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥し、濃縮して所望の標記化合物(1.0g)を得た。MS(m/z):154(M)
【0170】
1−(キノリン−6−イル)シクロプロパンアミン(O)
[0128]エチルマグネシウムブロミド(7.7mmol、エチルエーテル中3M)をキノリン−6−カルボニトリル(O−4)(540mg、3.5mmol)およびTi(Oi−Pr)(3.9mmol、1.16mL)のEtO(15mL)溶液に−70Cで添加した。生成した黄色溶液を10分間撹拌し、1.5時間にわたり室温に温めた後、BF・OEt(7mmol、0.88mL)で処理した。生成した混合物を1時間撹拌した。その後1NのHCl水溶液(11mL)およびエチルエーテル(40mL)を添加し、次にNaOH(10%水溶液、30mL)を添加した。混合物をエチルエーテルで抽出した。一体化したエチルエーテル層を無水NaSOで乾燥し、濾過し、減圧濃縮して粗製標記化合物を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):185(M+1)
【0171】
中間体P:
【0172】
【化22】
【0173】
6−ブロモ−7−フルオロキノリンおよび6−ブロモ−5−フルオロキノリン(P−2)
[0129]4−ブロモ−3−フルオロアニリン(P−1)(5.7g、30mmol)、プロパン−1,2,3−トリオール(11.04g、120mmol)、FeSO・7HO(1.92g、6.9mmol)、およびニトロベンゼン(2.22g、18mmol)の混合物を室温で10分間撹拌した後、濃HSO(9.7g、9.9mmol)を添加した。生成した混合物を還流しながら7時間撹拌した。室温に冷却後、反応物を水に注ぎ、NH・HOでpH約8の塩基性にして、DCMで抽出した。濃縮した有機層をシリカゲルクロマトグラフィー(Pet/EtOAc=15/1で溶離)で精製して標記の化合物の混合物を得た。6.78g。MS(m/z):226(M+1)
【0174】
(7−フルオロキノリン−6−イル)メタンアミンおよび(5−フルオロキノリン−6−イル)メタンアミン(P)
[0130]これらの化合物は上述したJ−3から中間体Jを合成する方法と同様にして、6−ブロモ−7−フルオロキノリンおよび6−ブロモ−5−フルオロキノリン(P−2)から調製した。MS(m/z):177(M+1)
【0175】
中間体Q:
【0176】
【化23】
【0177】
5−クロロチアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミン(Q−2)
[0131]予め5℃に冷却した氷酢酸(125mL)にチオシアン酸カリウム(93g、961mmol)および6−クロロピリジン−3−アミン(Q−1)(15g、117mmol)を添加した。混合物を氷と塩の冷凍混合物中に置き撹拌し、一方10mLの臭素の氷酢酸(30mL)溶液を温度が0℃よりも決して高くならないようにして滴下ロートから添加した。すべての臭素を添加したら、溶液をさらに0℃で2時間、室温で一晩中撹拌した。水(60mL)を素早く添加し、スラリーを90℃に維持して熱いまま濾過した。
オレンジ色の濾過ケーキを反応フラスコに入れた。氷酢酸(60mL)をフラスコに添加した。フラスコ内の混合物を85℃に維持しもう一度熱いまま濾過した。一体化した濾液を冷却して濃いアンモニア溶液でpH6に中和した。沈殿物を標記の化合物(19g)として採取した。MS(m/z):186(M+1)
【0178】
3−アミノ−6−クロロピリジン−2−チオール(Q−3)
[0132]亜硫酸ナトリウム(2g)を含む5−クロロチアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−アミン(Q−2)(19g、103mmol)を20%水酸化ナトリウム溶液(150mL)中で一晩中還流した。固形物は1時間後には完全に溶解し、その後室温に冷却した。溶液をギ酸で中和した。沈殿物を濾過して標記の化合物(16.4g)として採取した。
【0179】
5−クロロチアゾロ[5,4−b]ピリジン(Q−4)
[0133]3−アミノ−6−クロロピリジン−2−チオール(Q−3)(16.4g、103mmol)のギ酸(80mL)溶液を110℃で2時間還流した。反応混合物を冷却し、濃いアンモニアでpH7に中和した。沈殿物を濾過して標記の化合物(14.5g)として採取した。MS(m/z):171(M+1)
【0180】
チアゾロ[5,4−b]ピリジン−5−カルボニトリル(Q−5)
[0134]磁気撹拌子つきの8mLのネジ蓋ビンに5−クロロチアゾロ[5,4−b]ピリジン(Q−4)(460mg、2.7mmol)、Zn(CN)(316mg、2.7mmol)、Pd(dba)(123mg、0.13mmol)、DPPF(150mg、0.27mmol)およびDMF(5mL、湿潤、1%のH0含有)を添加した。ビンを窒素で洗浄後、ネジ蓋で密封した。混合物を120℃で一晩中撹拌した後、減圧濃縮した。生成した残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(151mg)を得た。
【0181】
チアゾロ[5,4−b]ピリジン−5−イルメタンアミン(Q)
中間体Qは上述したJ−4から中間体Jを合成する方法と同様にして、チアゾロ[5,4−b]ピリジン−5−カルボニトリル(Q−5)から調製した。MS(m/z):166(M+1)
【0182】
中間体R:
【0183】
【化24】
【0184】
2−(4−クロロピリジン−3−イルアミノ)−2−オキソ酢酸エチル(R−2)
[0135]4−クロロピリジン−3−アミン(R−1)(5g、38.9mmol)のTHF(100mL)溶液にEtN(4.72g、6.5mL、46.7mmol)を添加し、次に2−クロロ−2−オキソ酢酸エチル(5.84g、4.78mL、42.8mmol)のTHF(5mL)溶液を0℃で滴下した。生成した混合物を室温で1時間撹拌し
た後、減圧濃縮した。生成した残留物をEtOAc中に溶解し、飽和NaHCO水溶液で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥濃縮して標記の化合物を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):229(M+1)
【0185】
チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル(R−3)
[0136]2−(4−クロロピリジン−3−イルアミノ)−2−オキソ酢酸エチル(R−2)(8g、35mmol)およびローソン試薬(8.5g、21mmol)のトルエン(100mL)溶液を2時間還流した後、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):209(M+1)
【0186】
チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメタノール(R−4)
[0137]チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−カルボン酸エチル(R−3)(5g、24mmol)のエタノール(100mL)溶液にNaBH(0.9g、24mmol)を0℃で少しずつ添加した。懸濁液を室温で1時間撹拌して、その後濃縮した。生成した残留物をEtOAc中に溶解して水で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥し、減圧濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):167(M+1)
【0187】
チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメタンアミン(R)
中間体Rは上述したA−3から中間体Aを合成する方法と同様にして、チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメタノール(R−4)から調製した。MS(m/z):165(M)
【0188】
中間体S:
【0189】
【化25】
【0190】
N−(2−クロロピリジン−3−イル)アセトアミド(S−2)
[0138]3−クロロピリジン−2−アミン(S−1)(12.8g、100mmol)およびEtN(3mL)を乾燥DCM(50mL)に混合し、塩化アセチル(8mL)を滴下した。反応物を室温で一晩中撹拌した後、NaHCO水溶液でpHを約7に調整し、DCMで抽出した。有機層を水で洗浄し、NaSOで乾燥濃縮して標記の化合物(17.1g)を得た。MS(m/z):171.6(M+1)
【0191】
2−メチルチアゾロ[5,4−b]ピリジン(S−3)
中間体S−3は上述したR−2から中間体R−3を合成する方法と同様にして、N−(2−クロロピリジン−3−イル)アセトアミド(S−2)から調製した。MS(m/z):151.6(M+1)
【0192】
2−(ブロモメチル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン(S−4)
中間体S−4は上述したB−4から中間体B−5を合成する方法と同様にして、2−メチルチアゾロ[5,4−b]ピリジン(S−3)から調製した。
【0193】
チアゾロ[5,4−b]ピリジン−2−イルメタンアミン(S)
中間体Sは上述したC−5から中間体Cを合成する方法と同様にして、2−(ブロモメ
チル)チアゾロ[5,4−b]ピリジン(S−4)から調製した。MS(m/z):166(M+1)
【0194】
中間体TおよびT’:
【0195】
【化26】
【0196】
ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル(T−2)
中間体T2は上述したF−1から中間体F−2を合成する方法と同様にして、ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸(T−1)から調製した。
【0197】
ベンゾ[d]チアゾール−6−イルメタンアミン(T)
中間体Tは上述したD−2から中間体Dを合成する方法と同様にして、ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸メチル(T−2)から調製した。MS(m/z):165(M+1)
【0198】
1−(ベンゾ[d]チアゾール−6−イル)エタンアミン(T’)
中間体T’は上述したD’−1から中間体D’−5を合成する方法およびD−4から中間体Dを合成する方法と同様にして、ベンゾ[d]チアゾール−6−カルボン酸(T−1)から調製した。MS(m/z):179(M+1)
【0199】
ホウ酸またはエステル中間体の合成
中間体U:
【0200】
【化27】
【0201】
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル=メタンスルホナート(U−2)
[0139]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(U−1)(1.02g、10mmol)およびEtN(1mL)を乾燥DCM(20mL)に混合し、MsCl(2mL)を滴下した。反応物を室温で1時間撹拌した後、水で洗浄した。有機層を分離し、NaSOで乾燥濃縮して標記の化合物(1.8g)を得た。
【0202】
4−ブロモ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール(U−3)
[0140]テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル=メタンスルホナート(U−2)(1.8g、10mmol)、4−ブロモ−1H−ピラゾール(1.46g、10mmol)およびKCO(1.4g、10mmol)をDMF(10mmol)に混合し、80Cで一晩中撹拌した後、クロマトグラフィーで精製し、標記の化合物(861mg)を得た。MS(m/z):231(M+1)
【0203】
1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(U)
[0141]4−ブロモ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール(U−3)(1.13g、4.48mmol)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(861mg、3.73mmol)およびKOAc(12.43g、12.68mmol)をDMSO(5mL)に混合し、Pd(dppf)Cl(172mg、0.21mmol)をNの下で添加した。混合物を80℃でNの下で一晩中撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、減圧濃縮した後、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(170mg)を得た。MS(m/z):279(M+1)
【0204】
中間体V:
【0205】
【化28】
【0206】
1−エチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(V)
[0142]4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(V−1)(3g、15mmol)のDMF(6mL)溶液にブロモエタン(3.24g、30mmol)およびKCO(4.26g、30mmol)を添加した。反応混合物を60℃で一晩中撹拌した後、EtOAcで希釈し、水と塩水で洗浄した。有機層を分離した後、NaSOで乾燥濃縮して標記の化合物(3.40g)を得た。MS(m/z):223(M+1)
【0207】
中間体W:
【0208】
【化29】
【0209】
2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロペンタノン(W−1)
中間体W−1は上述した中間体(V)を合成する方法と同様にして、2−クロロシクロ
ペンタノン(1.06g、9mmol)から調製した。MS(m/z):277(M+1)
【0210】
2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロペンタノール(W)
[0143]2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロペンタノン(W−1)(550mg、2mmol)のメタノール(5mL)溶液にNaBH(150mg、4mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧除去して、残留物をEtOAcで抽出し、水で洗浄し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(200mg)を得た。MS(m/z):279(M+1)
【0211】
中間体X:
【0212】
【化30】
【0213】
[0144]この中間体は米国2007/第02652724号に記載の4−ブロモ−1H−ピラゾールから調製した。
その他のピラゾールホウ酸またはエステルは中間体(U−X)の方法に従って調製した。
【0214】
中間体Y:
2−(2,4−ジニトロフェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(Y−2)
[0145]2−ヒドロキシイソインドリン−1,3−ジオン(20.0g、0.12mol)のアセトン懸濁液(400mL)にEtN(14.9g、0.15mol)を添加し、混合物を室温で撹拌して均質溶液とした後、1−ブロモ−2,4−ジニトロベンゼン(Y−1)(30.2g、0.12mol)を添加した。反応物を室温で3時間撹拌した後、氷水に注ぎ、生成した沈殿物を濾過して、冷たいMeOHで3回洗浄し減圧乾燥して標記の化合物(38.1g)を得た。
【0215】
【化31】
【0216】
2−(2,4−ジニトロフェニル)ヒドロキシルアミン(Y−3)
[0146]2−(2,4−ジニトロフェノキシ)イソインドリン−1,3−ジオン(Y−2)(20.0g、60.7mmol)のCHCl(400mL)溶液にヒドラジン水和物(10.0mL、85%、177mmol)のMeOH(60mL)溶液を0Cで添加した。反応混合物を0℃で6時間撹拌した後、冷HCl水溶液(1N、400mL)で処理した。生成した混合物を素早く濾過しMeCNで洗浄した。濾液をロートに移した。有機相を分離した。水層をCHClで抽出した。一体化した有機層を無水NaSOで乾燥後濃縮して標記の化合物(7.9g)を得た。MS(m/z):183(M−16)
【0217】
1−アミノ−4−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)ピリジニウム=2,4−ジニトロフェノラート(Y−4)
[0147]ピリジン−4−イルメタノール(21.8g、0.20mol)のCHCl(200mL)溶液にEtN(30.0g、0.30mmol)およびTBSCl(45.0g、0.30mmol)を0Cで添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した後、水で反応を止めた。有機相を分離し、水層をCHClで抽出した。一体化した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して4−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)ピリジンを得た。
【0218】
[0148]4−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)ピリジン(8.9g、39.7mmol)およびO−(2,4−ジニトロフェニル)ヒドロキシルアミン(Y−3)(7.9g、39.7mmol)をMeCN(27mL)に混合し、40℃で24時間撹拌した後、濃縮して標記の化合物(17.1g)を得て、さらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):239(M−183)
【0219】
5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(Y−5)
[0149]1−アミノ−4−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)ピリジニウム=2,4−ジニトロフェノラート(Y−4)(13.4g、31.6mmol)の
DMF(60mL)溶液にプロピオール酸メチル(2.7g、31.6mmol)およびKCO(6.5g、47.4mmol)を添加した。反応物を室温で24時間撹拌した後、水で処理した。生成した混合物を酢酸エチル(100mL´3)で抽出し、一体化した有機層を水と塩水で洗浄し、NaSOで乾燥後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(2.9g)を得た。MS(m/z):321(M+1)
【0220】
5−(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(Y−6)
[0150]5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(Y−5)(2.9g、9.1mmol)の乾燥THF(20mL)溶液にTBAF(3.5g、13.7mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した後、酢酸エチルで処理した。生成した混合物を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥濃縮し、標記の化合物(1.9g)を得た。
【0221】
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルメタノール(Y−7)
[0151]5−(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(Y−6)(1.9g、9.1mmol)の40%HSO懸濁液を80Cで24時間撹拌した後、3NのNaOHでpH=7〜8に中和した。生成した混合物を酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(1.1g)を得た。MS(m/z):149(M+1)
【0222】
中間体(Y):
中間体Yは上述したD−3から中間体Dを合成する方法と同様にして、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルメタノール(Y−7)から調製した。
【0223】
中間体Z:
H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸メチル(Z−2)
【0224】
【化32】
【0225】
[0152]Z−1(9.0g、59.21mmol)の無水EtOH(160ml)溶液にクロロアセトアルデヒド(40%水溶液、48.6mL、296mmol)を添加した。反応混合物を4時間還流してから濃縮した。残留物を水に溶解し、飽和NaHCO溶液でpH>7に調整し、EtOAcで抽出し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(6.60g)を得た。MS(m/z):177(M+1)
【0226】
N−メトキシ−N−メチル−H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド(Z−3)
[0153]Z−2(5.0g、28.4mmol)およびN−メトキシメタンアミン(5.54g、56.8mmol)を乾燥THF(50ml)に混合し、−20CでNの下、イソプロピルマグネシウムクロリド(56.8mL、113.6mmol)を30分間かけて添加した。生成した混合物を−20Cで30分間撹拌した後、20%NHCl溶液で反応を止め、EtOAc(50mL´3)で抽出した。一体化した有機層をNaSOで乾燥濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(3.0g)を得た。MS(m/z):206(M+1)
【0227】
1−(H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)エタンアミン(Z)
[0154]それは上述したD’−2から中間体D’を合成する方法と同様にして、化合物Z−3から調製した。
【0228】
中間体1:
【0229】
【化33】
【0230】
イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボン酸(1−2)
[0155]密封したフラスコ内で6−アミノピリダジン−3−カルボン酸(1−1)(1.39g、10mmol)をエタノール中に混合し、2−クロロアセトアルデヒド(4mL、40%水溶液)を添加した。反応混合物を室温で5分間撹拌した後、一晩中100℃に加熱した。室温に冷却した後、混合物を濃縮して標記の化合物(1.63g)を得た。MS(m/z):164(M+1)
【0231】
イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボン酸メチル(1−3)
[0156]SOCl(15mL)中にイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボン酸(1−2)(1.63g、10mmol)を混合し、10滴のDMFを室温で添加した。生成した溶液を還流しながら3時間加熱した。室温に冷却後、反応物を濃縮して生成した固形物をメタノールに溶解し、しばらくの間撹拌した後、飽和NaHCO水溶液で処理してpH7にした。混合物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(891mg)を得た。MS(m/z):178(M+1)
【0232】
イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルメタノール(1−4)
[0157]イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−カルボン酸メチル(1−3)(891mg、5.03mmol)のエタノール(25mL)溶液にNaBH(420mg、11.1mmol)を室温で添加した。懸濁液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(630mg)を得た。MS(m/z):150(M+1)
【0233】
イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルメタンアミン(中間体1)
[0158]中間体1を上述したD−3から中間体Dを合成する方法と同様にして、イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルメタノール(1−4)から調製した。MS(m/z):149(M+1)
【0234】
中間体2:
【0235】
【化34】
【0236】
ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニトリル(2−2)
[0159]5−クロロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン(2−1)(1.0g、6.45mmol)およびZn(CN)(770mg、6.58mmol)の混合物の窒素置換した乾燥DMF(20mL)溶液にPd(PPh(400mg、3.46mmol)を添加した。反応混合物を110℃で一晩中撹拌した。室温に冷却後、溶液を濃縮してシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(620mg)を得た。
【0237】
ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−イルメタンアミン(中間体2)
[0160]ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−カルボニトリル(2−2)(620mg、4.31mmol)のNH入りMeOH(5mL)溶液にラネーニッケル(100mg)を添加した。反応混合物を室温でHの下、3時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮して標記の化合物(600mg)を得た。MS(m/z):149(M+1)
【0238】
中間体3:
(3−1)
[0161]1−(ピリジン−4−イル)エタノン(100mg、0.82mmol)のCHCN(3mL)溶液にY−3(180mg、0.9mmol)を添加した。反応混合物を40℃に加熱して、40℃で24時間撹拌した。溶媒を減圧除去した。残留物をさらに精製することなく次工程に使用した(225mg)。
【0239】
【化35】
【0240】
5−アセチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(3−2)
[0162](3−1)(100mg、0.31mmol)およびKCO(60mg、0
.43mmol)をDMF(1mL)に混合し、プロピオール酸メチル(29mg、0.34mmol)を滴下した。反応混合物を室温で24時間激しく撹拌した。懸濁液を濾過した。濾液を濃縮した。生成した残留物をEtOに溶解し、水で洗浄した。有機層を分離し、濃縮してシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(20mg)を得た。MS(m/z):219(M+1)
【0241】
1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)エタノン(3−3)
[0163]5−アセチルピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(3−2)(90mg、0.41mmol)の50%HSO(2mL)溶液を80℃で3時間撹拌した。0℃に冷却後、溶液を5NのNaOH溶液で処理した後、EtOで抽出した。有機層を分離し、乾燥濃縮してフラッシュクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(25mg)を得た。
【0242】
1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)エタンアミン(中間体3)
[0164]中間体3は上述したD’−3から中間体D’を合成する方法と同様にして、1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)エタノン(3−3)から調製した。MS(m/z):162(M+1)
【0243】
中間体4:
【0244】
【化36】
【0245】
N−(4−(クロロメチル)ピリジン−2−イル)−N’−ヒドロキシホルムイミドアミド(4−2)
[0165]4−(クロロメチル)ピリジン−2−アミン(4−1)(1.56g、8.7mmol)のプロパン−2−オール(15mL)溶液にDMF−DMA(1.56mL、11.3mmol)を室温でNの下で添加した。反応混合物を90℃に3時間加熱した。50℃に冷却後、混合物をNHOH・HCl(0.781g、11.3mmol)で処理して50℃で一晩中撹拌した。室温に冷却後、混合物を濃縮してシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(820mg)を得た。MS(m/z):186(M+1)
7−(クロロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4−3)
[0166]N−(4−(クロロメチル)ピリジン−2−イル)−N’−ヒドロキシホルムイミドアミド(4−2)(820mg、4.4mmol)の無水THF(5mL)溶液を0℃に冷却して、TFAA(1.1g、5.28mmol)をNの下で滴下した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。その後、混合物をNaHCO水溶液で処理してpH8にして、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(400mg)を得た。MS(m/z):168(M+1)
【0246】
7−(アジドメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4−4)
[0167]7−(クロロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4−3)(400mg、2.4mmol)の乾燥DMF(5mL)溶液にNaN(250mg、3.6mmol)をNの下で添加した。反応混合物を80℃で2時間撹拌した後、Na水溶液で反応を止めた。生成した混合物をEtOAcで抽出し、Na
SOで乾燥し、濃縮して標記の化合物(340mg)を得て、さらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):175(M+1)
【0247】
[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イルメタンアミン(中間体4)
[0168]7−(アジドメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン(4−4)(340mg、1.9mmol)のメタノール(20mL)溶液にPd/C(30mg)を添加した。反応混合物を室温でH(1気圧)の下で2時間撹拌した。混合物を濾過してPd/Cを除去した。濾液を濃縮して標記の化合物(300mg)を得た。MS(m/z):149(M+1)
【0248】
中間体5:
【0249】
【化37】
【0250】
イミダゾ[1,2−a]ピラジン−6−カルボニトリル(5−2)
[0169]5−アミノピラジン−2−カルボニトリル(5−1)(350mg、2.92mmol)のエタノール(15mL)溶液に2−クロロアセトアルデヒド(4mL、40%水溶液)を添加した。反応混合物を110℃で一晩中撹拌した。溶液を濃縮した後、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(280mg)を得た。MS(m/z):145.1(M+H)
【0251】
イミダゾ[1,2−a]ピラジン−6−イルメタンアミン(中間体5)
[0170]イミダゾ[1,2−a]ピラジン−6−カルボニトリル(5−1)(180mg、1.25mmol)のメタノール(15mL)溶液にラネーニッケル(水中スラリー、150mg)および1Nのアンモニアを添加した。反応混合物をH(1気圧)の下で2時間撹拌した。混合物を濾過して、濾液を濃縮し、標記の化合物(160mg)を得た。MS(m/z):149.1(M+H)
【0252】
中間体6:
【0253】
【化38】
【0254】
2−ブロモプロパナール(6−1)
[0171]プロピオンアルデヒド(20mL、265mmol)を25mLのジオキサンに溶解したものに0Cで臭素(13.5mL、265mmol)を1時間以内で添加した。反応混合物の撹拌をさらに10分間継続して反応物を無色にした。混合物を200mLのエーテルで希釈して、NaHSO、NaHCOおよび塩水溶液で洗浄した。水層を
エーテルで抽出した。一体化した有機層をNaSOで乾燥濃縮した。生成した油を減圧蒸留してさらに精製し、標記の化合物(8.5g)を得た。
【0255】
3−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(6−2)
[0172]6−アミノニコチノニトリル(1.2g、10.1mmol)のエタノール(80mL)溶液に2−ブロモプロパナール(6−1)(6.9g、50.5mmol)を添加した。反応混合物を80℃で一晩中撹拌した。溶液を濃縮し、水(20mL)で希釈して飽和NaHCO水溶液でpH>7に調整した。沈殿物を採取して標記の化合物(430mg)を得た。MS(m/z):158(M+H)
【0256】
(3−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)メタンアミン(中間体6)
[0173]3−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(6−2)(200mg、1.27mmol)のメタノール(30mL)溶液にラネーニッケル(水中スラリー、100mg)および1Nのアンモニアを添加した。反応混合物をHの下で2時間撹拌した後、濾過して濃縮し標記の化合物(200mg)を得た。MS(m/z):162(M+H)
【0257】
中間体7:
【0258】
【化39】
【0259】
3−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(7−2)
[0174]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(7−1)(1.43g、10mmol)の酢酸3mL溶液に酢酸ナトリウム(3.03g、37mmol)を添加後、ホルムアルデヒド(6mL、37%水溶液)を添加した。反応混合物を100℃で一晩中撹拌した。室温に冷却後、混合物をNaCO水溶液でph>7に調整した。沈殿物を採取し標記の化合物(1.4g)を得た。MS(m/z):174.0(M+H)
【0260】
3−(メトキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(7−3)
[0175]3−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(7−2)(346mg、2mmol)を20mLのTHFに溶解したものに水素化ナトリウム(240mg、油中60%)を0Cで添加した。反応混合物を0Cで1時間撹拌した後、ヨウ化メチル(615mg、4.3mmol)を添加した。反応物を室温で一晩中撹拌した。混合物をNaCO水溶液で処理した後、濃縮した。残留物を水で希釈しEtOAcで抽出した。一体化した有機物をNaSOで乾燥し、濃縮して標記の化合物(300mg)を得た。MS(m/z):188.0(M+H)
【0261】
(3−(メトキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)メタンアミン(中間体7)
[0176]3−(メトキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(7−3)(300mg、1.6mmol)のメタノール(30mL)溶液にラニーニッ
ケル(水中スラリー、150mg)および1Nのアンモニアを添加した。反応混合物をHの下で2時間撹拌した。混合物を濾過した。濾液を濃縮して標記の化合物(300mg)を得た。MS(m/z):192.0(M+H)
【0262】
中間体8:
【0263】
【化40】
【0264】
2−メチル−1,5−ナフチリジン(8−2)
[0177]6−メチルピリジン−3−アミン(8−1)(4.8g,44.4mmol)およびプロパン−1,2,3−トリオール(20g、222mmol)を5mLのHOに混合し、室温で5分間撹拌後、濃HSO(47g、488mmol)を室温で20分間滴下した。添加後、反応混合物を150℃で30分間撹拌した。室温に冷却後、混合物を水に注ぎ、6NのNaOHでpH13に調整した後、酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(2.9g)を得た。MS(m/z):145(M+1)
【0265】
1,5−ナフチリジン−2−カルボアルデヒド(8−3)
[0178]2−メチル−1,5−ナフチリジン(8−2)(2.9g、20.1mmol)およびSeO(2.2g、20.1mmol)を40mLのジオキサンに混合し、3時間還流した。室温に冷却後、反応混合物を濃縮した。残留物を塩水で処理してDCM/i−PrOH=4/1で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮してシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(1.81g)を得た。
【0266】
(1,5−ナフチリジン−2−イル)メタノール(8−4)
[0179]1,5−ナフチリジン−2−カルボアルデヒド(8−3)(1.0g、6.32mmol)のMeOH(15mL)およびTHF(15mL)溶液にNaBH(84mg、2.21mmol)を添加した。反応混合物を0℃で0.5時間撹拌した。混合物を濃縮してシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(790mg)を得た。
【0267】
(1,5−ナフチリジン−2−イル)メタンアミン(中間体8)
[0180]中間体8は上述したD−3から中間体Dを合成する方法と同様にして、(1,5−ナフチリジン−2−イル)メタノール(8−4)から調製した。MS(m/z):160(M+1)
【0268】
中間体9:
【0269】
【化41】
【0270】
5−(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(9−1)
[0181]5−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(Y−5)(2.9g、9.1mmol)の無水THF(20mL)溶液にTBAF(3.5g、13.7mmol)を添加した。反応混合物を室温で10分間撹拌した後、酢酸エチル(50mL)で処理した。生成した混合物を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して標記の化合物(1.9g)を得た。
【0271】
5−(アミノメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(中間体9)
[0182]中間体9は上述したD−3から中間体Dを合成する方法と同様にして、5−(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボン酸メチル(9−1)から調製した。MS(m/z):148(M+1)
【0272】
中間体10:
【0273】
【化42】
【0274】
1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−カルボン酸(10−1)
[0183]1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−カルボン酸メチル(F−5)(4.2g、18.7mmol)のMeOH(50mL)溶液にLiOH・HO(3.1g、74.8mmol)水溶液(5mL)を添加した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した。その後、1NのHClを添加して、pHを約5に調整し、生成した沈殿物を採取し、乾燥して標記の化合物を得た。
【0275】
1−(1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−イル)エタンアミン(中間体10)
[0184]中間体10は上述したT−1から中間体T’を合成する方法と同様にして、1H−チエノ[3,2−c]ピラゾール−5−カルボン酸(10−1)から調製した。MS(m/z):168(M+1)
【0276】
中間体11:
【0277】
【化43】
【0278】
1−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)プロパン−1−アミン
[0185]中間体11は上述したZ−3から中間体Zを合成する方法と同様にして、Z−3から調製した。
【0279】
実施例1:化合物1−332の調製
[0186]本発明の化合物は下記の実施例に従って作ることができる。当業者には下記の実施例は本発明を制限するものではないことが理解されよう。例えば、抽出溶媒、条件、量を変更すること、あるいは適切な保護基を有する同等の試薬や中間体を使用することができる。
【0280】
[0187]化合物1、1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]−トリアゾロ[4,5−b]ピラジン
【0281】
【化44】
【0282】
−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル)−6−ブロモピラジン−2,3−ジアミン
[0188](1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メタンアミン(中間体A)(442mg、3.0mmol)、3,5−ジブロモピラジン−2−アミン(758mg、3.0mmol)およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(1160mg、9.0mmol)をEtOH溶液(70mL)に混合し、150℃で一晩中撹拌した。室温に冷却後、濃縮してシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(70mg)を得た。MS(m/z):319(M+1)
【0283】
1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル)−6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン
[0189]N−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル)−6−ブロモピラジン−2,3−ジアミン(48mg、0.15mmol)をHOAc/HO(1.5mL/1.5mL)に氷冷混合し、NaNO(31mg、0.45mmol)の
水溶液(0.2mL)を添加した。反応物を1.5時間氷浴内で撹拌した後、HSO水溶液(49%、0.1mL)を添加した。生成した混合物を室温に温め一晩中撹拌した後、3NのNaOH水溶液でpH>8に調整し、EtOAcで抽出した。一体化した有機物をNaSOで乾燥し、濾過濃縮して標記の化合物(46mg)を得た。MS(m/z):332(M+1)
【0284】
1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]−トリアゾロ[4,5−b]ピラジン
[0190]1−((1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)メチル)−6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ−[4,5−b]ピラジン(46mg、0.14mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(77mg、0.35mmol)、PdCl(dppf)(12mg、0.014mmol)およびCsCO(137mg、0.42mmol)混合物のジオキサン/HO(10:1、8mL)溶液を80℃で一晩中撹拌した。室温に冷却後、混合物を濃縮してクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(18mg)を得た。MS(m/z):332(M+H)
【0285】
化合物2−59、265−269、272、274−277、279−290、293−296、298−299、301−305、308−310、316−317、326、328−329、331
[0191]下記の化合物2−59、265−269、272、274−277、279−290、293−296、298−299、301−305、308−310、316−317、326、328−329、331を当業者が認めている適切な条件下で対応する中間体およびホウ酸またはエステルを用いる化合物1の方法に従って調製した。
【0286】
【表1-1】
【0287】
【表1-2】
【0288】
【表1-3】
【0289】
【表1-4】
【0290】
【表1-5】
【0291】
【表1-6】
【0292】
【表1-7】
【0293】
【表1-8】
【0294】
【表1-9】
【0295】
【表1-10】
【0296】
【表1-11】
【0297】
【表1-12】
【0298】
化合物272を化合物33から下記の方法で調製した。
【0299】
【化45】
【0300】
化合物33(66mg、0.2mmol)の0.1mLの酢酸溶液に酢酸ナトリウム(60mg、0.73mmol)およびホルムアルデヒド(37%、0.2mL、2.8mmol)水溶液を添加した。反応混合物を100℃で一晩中撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を水で希釈し、飽和炭酸ナトリウム水溶液で塩基性にした。生成した沈殿物を濾過した。濾液をクロマトグラフィーで精製して化合物272(30mg)を得た。
【0301】
化合物60:
【0302】
【化46】
【0303】
3−ニトロ−6−クロロ−N−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)ピリジン−2−アミン
[0192]3−ニトロ−2,6−ジクロロピリジン(106mg、0.55mmol)のイソプロパノール(3mL)溶液にNaCO(116mg、1.1mmol)と中間体R(100mg、0.61mmol)を順に添加した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した後、濃縮した。残留物をEtOAcで抽出した。有機層を分離し、濃縮して、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):322(M)
【0304】
6−クロロ−N−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)ピリジン−2,3−ジアミン
[0193]10%Pd/C(20mg)を3−ニトロ−6−クロロ−N−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)ピリジン−2−アミン(100mg、0.31mmol)のMeOH(2mL)およびTHF(10mL)溶液に添加した。混合物を室温で1気圧のHの下で1時間撹拌後、濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):292(M+1)
5−クロロ−3−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン
[0194]NaNO(42.5mg、0.62mmol)のHO(0.5mL)溶液を6−クロロ−N−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)ピリジン−2,3−ジアミン(90mg、0.31mmol)のAcOH(1mL)およびHO(1
mL)溶液に0℃で滴下した。反応溶液を0℃で1時間撹拌した後、30%NaOH水溶液でpH約9の塩基性にした。生成した沈殿物を濾過して採取し、標記の化合物を得た。MS(m/z):303(M+1)
【0305】
5−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン
[0195]中間体X(75mg、0.23mmol)、5−クロロ−3−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン(64mg、0.21mmol)のジオキサン(1.5mL)およびHO(0.15mL)溶液にPd(dppf)Cl(32.7mg、0.04mmol)およびCsCO(98mg、0.3mmol)をNの下で添加した。反応混合物を120℃でNの下で一晩中撹拌した後、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):463(M+1)
【0306】
2−(4−(3−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
[0196]5−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(チアゾロ[4,5−c]ピリジン−2−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン(20mg、0.04mmol)をMeOH/HCl(2mL)溶液に溶解した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):379(M+1)
【0307】
化合物61−76、79、81−151、273、291、292、297、332
[0197]下記の化合物61−76、79、81−151、273、291、292、297、332を化合物60の方法に従って、当業者が認めている適切な条件下で対応する中間体およびホウ酸またはエステルを用いて調製した。
【0308】
【表2-1】
【0309】
【表2-2】
【0310】
【表2-3】
【0311】
【表2-4】
【0312】
【表2-5】
【0313】
【表2-6】
【0314】
【表2-7】
【0315】
【表2-8】
【0316】
【表2-9】
【0317】
【表2-10】
【0318】
【表2-11】
【0319】
【表2-12】
【0320】
1)下記の方法を用いて、化合物60の方法に従って当業者が認めている適切な条件下で対応する中間体およびホウ酸またはエステルを用いて合成した中間体94−aから化合物94を合成した。
【0321】
【化47】
【0322】
94−a(30mg、0.06mmol)のTFA(2mL)およびDCM(2mL)溶液を室温で一晩中撹拌した後、濃縮した。残留物を重炭酸ナトリウム水溶液に溶解しEtOAcで抽出した。有機層を濃縮してシリカゲルで精製して化合物94を得た。
【0323】
2)下記の方法を用いて、化合物98を化合物61から調製した。
【0324】
【化48】
【0325】
化合物61のDCM溶液をEtNおよび塩化アセチルを用いて室温で3時間処理した。その後、水で処理してDCM(15mL´2)で抽出した。一体化した有機抽出物を乾
燥濃縮し、残留物をシリカで精製して化合物98を得た。
【0326】
3)下記の方法を用いて、化合物101を化合物94から調製した。
化合物94(18mg、0.044mmol)の無水DCM(2mL)溶液に0℃でEtN(12.2uL、0.088mmol)を添加し、次にCHI(2.4uL、0.048mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、1時間かけて撹拌した。飽和した重炭酸ナトリウム水溶液を混合物に添加した。有機層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。一体化した抽出物をNaSOで乾燥濃縮した。生成した残留物をシリカで精製して化合物101を得た。
【0327】
4)化合物60の方法に従って調製した中間体104−aを用いて中間体W−1からWの方法に従い、化合物104を調製した。
【0328】
【化49】
【0329】
5)下記の方法により、中間体104−aから化合物105を調製した。
【0330】
【化50】
【0331】
中間体104−a(37mg、0.1mmol)および過剰量のジメチルアミンをメタノール(5mL)に混合し、室温で1時間撹拌した。シアノ水素化ほう素ナトリウム(12mg)を添加した。生成した混合物を室温で16時間撹拌した後、濃縮した。残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液およびDCMで処理した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をシリカで精製して化合物105(8mg)を得た。
【0332】
6)化合物60の条件と同様の条件で、中間体U−3からUの方法に従って調製した中間体108−aを用いて化合物108を調製した。
【0333】
【化51】
【0334】
化合物109を化合物108と同様に調製した。
7)化合物116を化合物94の方法に従って調製した。
8)化合物138の方法におけるPd(dppf)Clに代えて、P(t−Bu)HBFおよびPd(dba)を用いた。
【0335】
9)化合物148を化合物60について記載した条件と同条件を用いて下記の経路によって調製した。
【0336】
【化52】
【0337】
化合物148の方法に従って、当業者が認めている適切な条件下で対応する中間体および試薬を用いて化合物149を合成した。
化合物152:N−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−1−(キノリン−6−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ−[4,5−b]ピラジン−6−アミン
【0338】
【化53】
【0339】
[0198]6−((6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)キノリン(68mg、0.2mmol)(化合物1の方法に従ってキノリン−6−イルメタンアミンから調製)および1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(20mg、0.22mmol)のジオキサン(5mL)懸濁液にCsCO(72mg、0.22mmol)およびHO(0.5mL)を添加した。混合物を脱気しNを3回充填した後、Pd(dba)(0.02mmol、18mg)およびキサントホス(0.04mmol、23mg)を添加した。生成した混合物を120℃でN雰囲気の下で一晩中撹拌した後、濃縮した。生成した残留物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(10mg)を得た。MS(m/z):358(M+1)
化合物80、153−240
[0199]化合物152の方法に従って、当業者が認めている適切な条件下で対応する中間
体および試薬を用いて下記の化合物80、153−240を調製した。
【0340】
【表3-1】
【0341】
【表3-2】
【0342】
【表3-3】
【0343】
【表3-4】
【0344】
【表3-5】
【0345】
【表3-6】
【0346】
【表3-7】
【0347】
【表3-8】
【0348】
【表3-9】
【0349】
【表3-10】
【0350】
【表3-11】
【0351】
10)化合物152に記載した条件と同様の条件で、当業者が認めている適切な条件下で化合物244の方法に従って調製した中間体154−aを用いて化合物154を合成した。
【0352】
【化54】
【0353】
化合物154の方法に従って、当業者が認めている適切な条件下で対応する中間体および試薬を用いて、化合物177および239を合成した。
化合物244:6−((6−(ピリジン−4−イルチオ)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)−キノリン
【0354】
【化55】
【0355】
[0200]6−((5−クロロ−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル)キノリン(60mg、0.2mmol)(化合物60に従って調製)、CsCO(195mg、0.6mmol)および4,5,6,7−テトラヒドロチエノ[3,2−c]ピリジンヒドロクロリド(52mg、0.3mmol)をDMF(1.5mL)に混合し、120℃で一晩中撹拌した後、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):399(M+1)
【0356】
化合物245−260
[0201]化合物244の方法に従って、当業者が認めている同様な条件下で対応する中間体を用いて下記の化合物245−260を調製した。
【0357】
【表4-1】
【0358】
【表4-2】
【0359】
化合物261:N−(5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−イル)アセトアミド
【0360】
【化56】
【0361】
N−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)ニトロアミド
[0202]2,6−ジクロロピリジン−4−アミン(3.0g、18mmol)を濃硫酸(20mL)に注意深く添加した。混合物を氷浴で冷却し、ピペットで発煙硝酸(2.6mL)を滴下した。混合物を室温に温め1時間撹拌した後、砕いた氷に注ぎ白色沈殿物を得た。白色沈殿物を濾過して採取し、冷水で洗浄し、乾燥して標記の化合物(3.7g)を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。
【0362】
2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン
[0203]N−(2,6−ジクロロピリジン−4−イル)ニトロアミド(3.7g、18mmol)を濃硫酸(5mL)に添加し、反応混合物を60℃で30分間加熱した。室温に冷却後、反応混合物を砕いた氷に注ぎ、高濃度の水酸化アンモニウムを添加してpHを約7にした。沈殿物を濾過して採取し、氷冷水で洗浄し、乾燥して標記の化合物(2.5g)を得た。MS(m/z):208(M+1)
【0363】
N−(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イル)アセトアミド
[0204]2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン(208mg、1mmol)を無水酢酸(2mL)に添加し、反応混合物を一晩中還流した。室温に冷却後、混合物をNaCO水溶液でpH8になるまで塩基性にした。生成した混合物をその後CHClで抽出した。有機層を分離し、NaSOで乾燥濃縮して標記の化合物(240mg)を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):250(M+1)
【0364】
N−(6−クロロ−3−ニトロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イル)アセトアミド
[0205]N−(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イル)アセトアミド(240mg、0.96mmol)およびキノリン−6−イルメタンアミン(150mg、0.96mmol)をCHCN(10mL)に混合し、EtN(0.5mL)を添加した。反応混合物を80℃で1時間撹拌した。室温に冷却後、混合物をDCM/MeOH=50/1で溶離したシリカゲルクロマトグラフィーで精製し標記の化合物(220mg)を得た。MS(m/z):372(M+1)
【0365】
N−(3−アミノ−6−クロロ−2−(キノリン−6−イルメタンアミノ)ピリジン−4−イル)アセトアミド
[0206]N−(6−クロロ−3−ニトロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イル)アセトアミド(220mg、0.593mmol)のメタノール(5mL)およびCHCl(5mL)溶液に10%触媒量のPd/Cを添加した。反応混合物を室温で1気圧のHの下で1時間撹拌した後、濾過した。濾液を濃縮して標記の化合物を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):342(
M+1)
【0366】
N−(5−クロロ−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−イル)アセトアミド
[0207]N−(3−アミノ−6−クロロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イル)アセトアミドを酢酸(2mL)および水(2mL)の溶液に0℃で添加し、次にNaNO(180mg、2.6mmol)のHO(0.2mL)溶液を添加した。反応物を0℃で1時間撹拌後、30%NaOHで塩基性化してpH=7にした。生成した沈殿物を濾過して採取し、標記の化合物(80mg)を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):353(M+1)
【0367】
N−(5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−イル)アセトアミド
[0208]N−(5−クロロ−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−イル)アセトアミド(80mg、0.227mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(50mg、0.24mmol)およびNaCO(48mg、0.25mmol)をジオキサン(10mL)およびHO(1mL)に混合し、Nの下でPd(dppf)Cl(20mg、0.02mmol)を添加した。反応混合物を100℃でNの下で一晩中撹拌した。室温に冷却後、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(7mg)を得た。MS(m/z):400(M+1)
【0368】
化合物262:5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−7−オール
【0369】
【化57】
【0370】
6−クロロ−3−ニトロ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピリジン−2,4−ジアミン
[0209]2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン(624mg、3mmol)およびキノリン−6−イルメタンアミン(316mg、2mmol)をCHCN(10mL)に混合し、EtN(0.5mL)を添加した。反応混合物を80℃で1時間撹拌した。室温に冷却後、混合物を濃縮し標記の化合物(658mg)を得た。MS(m/z):330(M+1)
【0371】
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−ニトロ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピリジン−2,4−ジアミン
[0210]6−クロロ−3−ニトロ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピリジン−2,4−ジアミン(658mg、2mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(500mg、2.4mmol)およびNaCO(424mg、4mmol)をジオキサン(20mL)およびHO(2mL)に混合し、Nの下でPd(dppf)Cl(160mg、0.2mmol)を添加した。反応混合物を100℃でNの下で一晩中撹拌した。室温に冷却後、混合物を濃縮し、クロマトグラフィーで標記の化合物(300mg)を得た。MS(m/z):376(M+1)
【0372】
6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−ニトロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−オール
[0211]6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−ニトロ−N−(キノリン−6−イルメチル)ピリジン−2,4−ジアミン(260mg、0.69mmol)をHBF4(5mL)に混合し、0℃でHNO(96mg、1.4mmol)のHO(0.5mL)溶液を添加した。反応混合物を0℃で一晩中撹拌した後、NaHCO水溶液で塩基性化しpH=6−7にした。生成した混合物を濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(200mg)を得た。MS(m/z):377(M+1)
【0373】
3−アミノ−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−オール
[0212]6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−ニトロ−N2−(キノリン−6−イルメチル)ピリジン−2,4−ジアミン(200mg、0.53mmol)のメタノール(10mL)溶液に10%Pd/C(20mg、0.1当量)を添加した。反応混合物を室温で1気圧のHの下で2時間撹拌した後、濾過した。濾液を濃縮し標記の化合物(170mg)を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):347(M+1)
【0374】
5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−オール
[0213]3−アミノ−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−オール(170mg、0.49mmol)を酢酸(3mL)およびHO(3mL)溶液に0℃で添加し、次にNaNO(69mg、10mmol)のHO(0.3mL)溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌後、30%NaOH水溶液で塩基性化してpH=6−7にし、クロマトグラフィーで標記の化合物(120mg)を得た。MS(m/z):358(M+1)
【0375】
化合物263:6−((7−クロロ−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イル)メチル)キノリン
【0376】
【化58】
【0377】
[0214]5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(キノリン−6−イル
メチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−オール(120mg、0.336mmol)をPOCl(2ml)中に溶解した。反応混合物を110℃で1時間撹拌した。0℃に冷却後、混合物をNaHCO水溶液で塩基性化してpH=7にし、EtOAcで抽出した。有機層を分離し、無水NaSOで濃縮し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(25mg)を得た。MS(m/z):376(M+1)
【0378】
化合物264:5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−7−アミン
【0379】
【化59】
【0380】
tert−ブチル=2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イルカルバマート
[0215]2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン(832mg、4mmol)のTHF(10mL)溶液にDMAP(50mg、0.4mmol)および(Boc)O(1.0g、4.6mmol)をこの順で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した後、濃縮した。残留物をPet/EtOAc=50/1で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(1.20g)を得た。
【0381】
tert−ブチル=6−クロロ−3−ニトロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イルカルバマート
[0216]tert−ブチル=2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−イルカルバマート(1.2g、3.9mmol)およびキノリン−6−イルメタンアミン(616mg、3.9mmol)のCHCN(15mL)およびEtN(1mL)溶液を80℃で1時間撹拌した。室温に冷却後、混合物を濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(1.60g)を得た。MS(m/z):430(M+1)
【0382】
tert−ブチル=6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−ニトロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イルカルバマート
[0217]tert−ブチル=6−クロロ−3−ニトロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イルカルバマート(860mg、2mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(416mg、2mmol)およびNaCO(424mg、4mmol)のをジオキサン(20mL)およびHO(2mL)に混合し、Nの下でPd(dppf)Cl(163mg、0.2mmol)を添加した。反応物を80℃でNの下で一晩中撹拌した。室温に冷却後、混合物を濃縮し、混合物を濃縮し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(950mg)を得た。MS(m/z):476(M+1)
【0383】
tert−ブチル=3−アミノ−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−
2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イルカルバマート
[0218]tert−ブチル=6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−ニトロ−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イルカルバマート(950mg、2mmol)のメタノール(10mL)溶液に10%Pd/C(95mg、0.1当量)を添加した。反応物を室温で1気圧のHの下1時間撹拌後、濾過した。濾液を濃縮し、標記の化合物(890mg)を得て、これをさらに精製することなく次工程に使用した。MS(m/z):446(M+1)
【0384】
5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(キノリン−6−イルメチル)−3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−7−アミン
[0219]tert−ブチル=3−アミノ−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(キノリン−6−イルメチルアミノ)ピリジン−4−イルカルバマート(890mg、2mmol)を酢酸(5mL)および水(5mL)溶液に0℃で添加し、次にNaNO(300mg、4mmol)のHO(0.5mL)溶液を添加した。反応物を0℃で1時間撹拌後、30%NaOHで塩基性にしてpH=8にした。生成した混合物を濾過して固形物を得た。固形物をTFA(3mL)で処理した後、室温でさらに0.5時間撹拌した後、NaCO水溶液で処理してpHを8に調整した。生成した混合物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(190mg)を得た。MS:358(M+1)
【0385】
化合物278:1−((3−ブロモイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)メチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン
【0386】
【化60】
【0387】
[0190]化合物33(10mg、0.03mmol)のCHCl(3mL)溶液にNBS(5.4mg、0.031mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩中撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(11mg)を得た。MS(m/z):411.7(M+1)
【0388】
化合物300:
【0389】
【化61】
【0390】
[0191]化合物278の方法に従って、化合物300をNCSで調製した。MS(m/z):365.9(M+1)
化合物306:2−(4−(1−((3−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)メチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
【0391】
【化62】
【0392】
[0192]306−a(60mg、0.13mmol)(化合物1の方法に従って調製)の0.1mLの酢酸溶液に酢酸ナトリウム(39mg、0.48mmol)を添加し、その後ホルムアルデヒド(0.13mL、37%水溶液)を添加した。混合物を100℃で一晩中撹拌した。冷却後、混合物をNaOH水溶液でpH>7に調整した。生成した沈殿物を採取し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(10mg)を得た。MS(m/z):392.0(M+H)
【0393】
化合物307:6−((6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボアルデヒド
【0394】
【化63】
【0395】
[0193]化合物33(33mg、0.1mmol)を0.2mLの酢酸および0.4mLの水に混合し、ヘキサメチレンテトラアミン(16mg、0.11mmol)を添加した。混合物を120℃で一晩中撹拌した。冷却後、混合物をNaOH水溶液でpH>7に調整し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(5mg)を得た。MS(m/z):360.0(M+H)
【0396】
化合物311:2−(4−(1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルメチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
【0397】
【化64】
【0398】
[0194]1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルメチル)−6−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジンである311−a(10mg、0.022mmol)(化合物1の方法に従って調製)のCHCl溶液にNBS(4.4mg、0.025mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した後、濃縮した。生成した残留物をCHCl(2mL)およびMeOH(2mL)に溶解し、次に6NのHClのMeOH溶液を添加した。生成した混合物を30分間撹拌後、NH・HOで処理してpH8に調製した。混合物を濃縮し、分取薄層クロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。MS(m/z):439.9(M+1)
【0399】
化合物312:5−((6−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−yl)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボアルデヒド
【0400】
【化65】
【0401】
[0195]1−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イルメチル)−6−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジンである311−a(125mg、0.28mmol)のAcOH/HO(2mL/1mL)溶液にHMTA(79mg、0.56mmol)を添加した。反応混合物を110℃で2時間撹拌後、NH・HOで処理してpHを8にした。生成した混合物をその後濃縮し、分取薄層クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(67mg)を得た。MS(m/z)389.37(M+1)
【0402】
化合物313:2−(4−(1−((3−(ヒドロキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)メチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
【0403】
【化66】
【0404】
[0196]化合物312(10mg、0.025mmol)のMeOH溶液にNaBH(4mg、0.051mmol)を添加した。反応物を室温で1時間撹拌した後、濃縮し、分取薄層クロマトグラフィーで精製して標記の化合物を得た。
化合物318:1−(1−(3−(メトキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)エチル)−6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン
【0405】
【化67】
【0406】
[0197]中間体318−aを化合物306の方法に従って、化合物331を用いて調製した。
[0198](6−(1−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)エチル)H−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル)メタノールである318−a(40mg、0.11mmol)を30mLのTHFに混合し、水素化ナトリウム(22mg、0.53mmol、鉱油中60%)を0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した後、ヨードメタン(60mg、0.43mmol)を添加した。混合物を室温で一晩中撹拌した後、飽和NaCOで処理し、次に濃縮した。残留物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。一体化した有機層をNaSOで乾燥濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーで精製して標記の化合物(30mg)を得た。MS(m/z):389.9(M+H)
【0407】
化合物319および320:
【0408】
【化68】
【0409】
[0199]化合物319および320を化合物327の方法に従って調製した。化合物319はMS:388.9(M+1)、化合物320はMS:431(M+1)
化合物321:
【0410】
【化69】
【0411】
[0200]化合物321を化合物318の方法に従って、化合物272から開始して調製した。MS:389.9(M+1)
化合物322:
【0412】
【化70】
【0413】
5−((6−ブロモ−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボアルデヒド(322−b)
[0201]標記の化合物(中間体322−b)を化合物307の方法に従って調製した。
5−((6−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジ
ン−1−イル)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−カルボアルデヒド(322−c)
[0202]標記の化合物(中間体322−c)を化合物1の方法に従って322−bから調製した。
【0414】
(5−((6−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル)メタノール(332−d)
[0203]標記の化合物(中間体322−d)を化合物313の方法に従って322−cから調製した。MS(m/z):476.1(M+H)
【0415】
1−((3−(メトキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)メチル)−6−(1−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン(332−e)
[0204]標記の化合物(中間体322−e)を化合物318の方法に従って322−dから調製した。
【0416】
2−(4−(1−((3−(メトキシメチル)ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)メチル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−6−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール(化合物322)
[0205]322−e(40mg、0.082mmol)をメタノール(15mL)に混合し、HClのメタノール(0.5mL、5N)溶液を添加した。混合物を0℃で1時間撹拌後、アンモニアで処理してpH>7に調整した。生成した溶液を濃縮し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(15mg)を得た。
【0417】
化合物323:
【0418】
【化71】
【0419】
[0206]化合物323を化合物318の方法に従って化合物272から調製した。MS:403.9(M+1)
化合物327:N−メチル−1−(6−((6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−yl)メタンアミン
【0420】
【化72】
【0421】
[0207]化合物33(50mg、0.15mmol)を酢酸(0.5mL)に混合し、塩化アンモニウム(61mg、0.9mmol)およびホルムアルデヒド(61mg、0.75mmol、37%水溶液)を添加した。混合物を55℃で24時間撹拌した。反応物をアンモニアで処理してpH>7に調整した後、濃縮し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物(15mg)を得た。MS(m/z):374.8(M+1)
【0422】
化合物330:
【0423】
【化73】
【0424】
N−(5−(1−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)エチル)ピリジン−2−イル)ホルムアミド(330−a)
[0208]化合物331(1.0g)の100mLのCHCl溶液を−60〜−70℃で、Oで30分間泡立て、その後Nで10分間泡立てた。反応混合物をNa2SO3溶液で処理し、10分間攪拌した。得られた混合物をCHClで抽出した。有機層を濃縮し、クロマトグラフィーで精製して標記の化合物を固形物(300mg)として得た。MS(m/z):322(M+H)
【0425】
5−(1−(6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピラジン−1−イル)エチル)ピリジン−2−アミン(化合物330)
[0209]化合物330−a(300mg)の10mLのHCl/CHOH溶液を一晩中撹拌した後、濃縮し、NaCOで塩基性にした。生成した混合物をクロマトグラフィーで精製して標記の化合物を固形物(155mg)として得た。
【0426】
化合物77および78:
【0427】
【化74】
【0428】
ラセミ化合物332(4mg)をキラルHPLCで分離して光学的に純粋な光学異性体化合物77(0.7mg)および78(1.1mg)を得た。(HPLC条件:ギルソンシステム、カラム:Dicel IA 4.6´250mm、移動相:n−ヘキサン/i−PrO
H/DEA=70/30/0.1、流量1mL/分、検出器:UV254nm)。化合物77は少なくとも98%のee、MS(m/z):386(M+1)を有する第一の溶離液である。化合物78は少なくとも93%のee、MS(m/z):386(M+1)を有する第二の溶離液である。
【0429】
化合物270および271:
【0430】
【化75】
【0431】
ラセミ化合物331(3mg)をキラルHPLCで分離して光学的に純粋な光学異性体化合物270(0.9mg)および271(1.1mg)を得た。(HPLC条件:ギルソンシステム、カラム:Dicel IA 20´250mm、移動相:EtOH/CH3CN=
9/1、流量8mL/分、検出器:UV254nm)。化合物270は少なくとも98%のee、MS(m/z):346(M+1)を有する第一の溶離液であり、化合物271は少なくとも98%のee、MS(m/z):346(M+1)を有する第二の溶離液である。
【0432】
化合物314および315:
【0433】
【化76】
【0434】
[0210]ラセミ化合物310(5mg)をキラルHPLCで分離して光学的に純粋な光学異性体化合物314(1.0mg)および化合物315(1.9mg)を得た。(HPLC条件:ギルソンシステム、カラム:Dicel IA 20´250mm、移動相:n−ヘキサ
ン/i−PrOH/DEA=6/4/0.1、流量8mL/分、検出器:UV254nm)。化合物314は少なくとも95%のee、MS(m/z):376(M+1)を有する最初の溶離液である。化合物315は少なくとも80%のee、MS(m/z):376(M+1)を有する2番目の溶離液である。
【0435】
化合物324および325:
【0436】
【化77】
【0437】
[0211]ラセミ化合物318(50mg)をキラルHPLCで分離して光学的に純粋な光学異性体化合物324(15mg)および化合物325(8mg)を得た。(HPLC条件:ギルソンシステム、カラム:Dicel IA、20´250mmIA、移動相:エタノール/メタノール/DEA=70/30/0.1、検出器:UV254nm)。化合物324は少なくとも98%のee、MS(m/z):390(M+1)を有する最初の溶離液である。化合物325は少なくとも90%のee、MS(m/z):390(M+1)を有する2番目の溶離液である。
【0438】
実施例2:Transcreener FP分析試料を用いたc−Metキナーゼ活性の阻害
[0212]1.試薬
Transcreenen(商標)キナーゼ分析試料キット: Bellbrook Labs., 3003-10K;
遺伝子組み換えヒトMet: Invitrogen,PV3143;
ポリE4Y(基体): Sigma, P0275; 5 mg/mL, H2Oに溶解;
分析試料緩衝剤: 67 mM HEPES, 0.013% Triton X-100, 27 mM MgCl2, 0.67 mM MnCl2, 1.25 mM DTT, PH 7.4;
10 mM ATP: Invitrogene, PV3227;
500 mM EDTA: Invitrogene, 15575-038;
96ウェル黒色グライナー板: Greiner, 675076。
【0439】
[0213]2.溶液の調製
化合物の希釈:20%DMSOを用いて試験濃度の5倍に試験品を希釈した。
酵素/基体原料の調製:遺伝子組み換えヒトc−MetおよびポリE4Yを分析試料緩衝剤中でc−Metは0.5μg/mL、ポリE4Yは62.5μg/mLに希釈した。混合物をその後に使用するまで氷に接触させた;
ATP希釈剤の調製:10mMのATP原料を分析試料緩衝剤で希釈して25μMにした;
ADP希釈剤の調製:500μMのADP原料を分析試料緩衝剤で希釈して25μMにした;
ATP検量線用原料を下記のように調製した。
【0440】
【表5】
【0441】
[0214]3.酵素反応:96ウェル反応板中
5μLの試験品または5μLの20%DMSOまたは5μLの500mMのEDTAを添加し;
10μLの酵素/基体原料を添加し;
10μLのATP希釈剤を添加して酵素反応を開始し板撹拌器で混合し:
5μLの20%DMSO、10μLの分析試料緩衝剤、および10μLのATP検量線用原料を検量線用ウェルに添加し;
28℃で45分間ゆっくりと揺すった。
【0442】
[0215]4.反応停止とADPの検出
検出混合体の調製: 分析試料キットに記述の方法に従って、ADP Alexa633トレーサ、ADP抗体、および停止・検出緩衝剤をHO中に添加し十分に混合した。トレーサのみの対照の調製: 分析試料キットに記述の方法に従って、Alexa633トレーサ、および停止・検出緩衝剤をHO中に添加し十分に混合した。
【0443】
トレーサなしの対照の調製: 分析試料キットに記述の方法に従って、停止・検出緩衝剤をHOで希釈した;
25μLの検出混合体、トレーサのみの対照、およびトレーサなしの対照を対応するウェルにそれぞれ添加した;
反応板を28℃で1時間ゆっくりと揺すった;
蛍光分極(FP)をTECAN F500で測定した。励起波長:610nm、発光波長:670nm。
【0444】
[0216]5.データ分析
阻害(%)=100−(化合物ウェル[ADP]/陽性対照ウェル[ADP])´100
ここで、
化合物ウェル[ADP]は化合物ウェルのADP濃度を表す;
陽性対照ウェル[ADP]は20%DMSOウェルのADP濃度を表す;
mP値のADP濃度への変換は検量線によって定量される式に基づく。mP値の測定はBellBrook Labs (www.bellbrooklabs.com)が提供する指示書に従った。
【0445】
IC50:XL−Fit2.0ソフトウエアを使用して計算した。
次の化合物のIC50値は0.001から0.1uM未満の範囲である:化合物7、8、11、12、16、19、20、25、33、34、35、36、42、43、44、45、47、48、49、50、56、57、77、127、128、129、153、156、158、161、163、169、190、192、193、195、197、198、203、207、210、212、220、222、223、224、225、227、228、229、230、254、265、269、270、278、279、280、300、301、303、308、309、314、318、325、328、332、1、13、14、15、21、24、26、27、46、51、52、54、58、59、61、62、63、65、70、72、76、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、95、97、102、104、111、112、113、115、117、130、131、132、133、134、135、136、137、140、141、144、145、146、147、150、152、155、157、160、162、164、165、166、168、172、173、176、177、179、180、182、183、185、186、188、189、191、194、196、199、200、202、213、214、215、217、218、221、226、235、237、238、239、240、245、246、248、250、252、253、255、258、259、266、267、268、271、272、274、275、276、277、281、282、283、287、290、295、298、302、304、305、306、307、310、311、312、313、315、319、321、322、323、324、326、327、329、331。
【0446】
次の化合物のIC50値は0.1μMから1μM未満である:化合物2、5、6、9、17、18、22、23、28、30、37、38、41、53、55、64、66、71、73、74、78、79、80、92、93、94、96、98、99、100、101、103、105、107、108、109、110、116、118、119、120、121、122、123、126、138、142、143、154、170、174、181、187、201、204、205、206、208、209、216、219、231、234、236、241、244、247、249、257、260、261、263、273、284、285、286、288、289、292、293、294、296、299、316、317、320。
また、これに限定されるものではないが、本発明は以下の態様の発明を包含する。
[1]以下の式1の少なくとも1つの化合物および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩:
【化78】
[式中、XはNであり、Yは−O−、−S−、および−N(R)−から選択され、またRはアリールおよびヘテロアリールから選択され、それらのそれぞれはハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環,ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって置換されていてもよく、あるいは、
XはNであり、Yは存在せず、またRは縮合二環式ヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって置換されていてもよく、あるいは、
XはC(R)であり、Yは−O−、−S−、および−N(R)−から選択されるかYは存在せず、またRはヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1以上の基によって置換されていてもよく、
およびRは水素およびアルキルから独立して選択され、またはRおよびRはそれらが結合する炭素とともに3〜7員環のシクロアルキルおよび3〜7員環のヘテロ環から選択される環を形成し、
はハロ、アルキル、シクロアルキル、ヘテロ環、アリール、およびヘテロアリールから選択され、これらのうちハロを除くそれぞれは、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1以上の基によって置換されていてもよい低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよい低級アルコキシ、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよいシクロアルコキシ、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよいヘテロシクロアルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよいヘテロ環、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基に
よって置換されていてもよいアリール、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよいヘテロアリール、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1以上の基によって置換されていてもよく、
は水素、ハロ、OH、NH、CF、−CFH、アルキル、アルケニル、およびアルキニルから選択され、
は水素、−OH、−NH、−NHC(O)R11、ハロ、およびアルキルから選択され、
は水素および低級アルキルから選択され、
それぞれのnは独立して0、1、または2であり、
11、R12、R13、およびR14は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロ環から独立して選択され、これらのうち水素を除くそれぞれはハロ、低級アルキル、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよく、またはR13およびR14はそれらが結合する窒素とともに結合してヘテロ環を形成し、その環はハロ、低級アルキル、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1以上の基によって置換されていてもよく、さらにヘテロ環に1または2のさらなるヘテロ原子を含んでいてもよく、その1または2のさらなるヘテロ原子は−O−、−S−、および−N(R15)−から選択され、かつ、
15は水素、低級アルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−S(O)12および−S(O)NR1314から選択される、
ただし、Rは置換されていてもよいフェニルまたは置換されていてもよい4−ピリジニルではなく、
XはNであり、Rは水素またはメチル、RおよびRは水素であり、かつYが存在しない場合には、Rはキノリン−6−イル、7−フルオロキノリン−6−イル、3−キナゾリン−6−イル、2−3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル、または2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イルではなく、
XがNであり、R、R、およびRが水素であり、Yが−O−または−N(R)−であり、かつRがキノリン−6−イル、7−フルオロキノリン−6−イル、3−キナゾリン−6−イル、2−3−ジヒドロ−ベンゾフラン−5−イル、または2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ダイオキシン−6−イルの場合には、Rは置換されていてもよいヘテロアリールである]。
[2]XがNである、[1]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[3]XがC(R)である、[1]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[4]Rが水素および低級アルキルから選択される、[3]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[5]Rが水素である、[4]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[6]Yが−O−である、[1]〜[5]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[7]Yが−S−である、[1]〜[5]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[8]Yが−N(R)−である、[1]〜[5]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[9]Rが水素またはメチルである、[8]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[10]Yが存在しない、[1]〜[5]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[11]Rが8〜10員のヘテロアリールであって、ハロ、−CF、−CFH、シクロアルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により置換されていてもよい、[1]〜[10]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[12]Rが、
【化79】
から選択される環系であって、それぞれの環系はハロ、−CF、−CFH、シクロア
ルキル、−C(O)R11、−C(O)OR11、−CN、−C(O)NR1314、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−NO、−S(O)12、−S(O)NR1314、ヘテロ環、ヘテロアリール、アリール、アルケニル、アルキニル、低級アルキル、ヒドロキシ置換低級アルキル、低級アルコキシ置換低級アルキル、−NR1314置換低級アルキル、およびヘテロ環置換低級アルキルから選択される1つ以上の基により置換されていてもよい、[1]〜[11]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[13]Rが、
【化80】
から選択される環系である、[1]〜[12]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[14]RおよびRが、水素およびC−Cアルキルから独立して選択されるか、あるいはRおよびRが、それらが結合する炭素とともに3員のシクロアルキルを形成する、[1]〜[13]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[15]Rが水素である、[1]〜[14]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[16]Rがアリールであって、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよい低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいヘテロ環、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいヘテロアリールオキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいアリール、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいヘテロアリール、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい、[1]〜[15]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[17]Rがヘテロ環であって、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよい低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい、[1]〜[15]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[18]Rがピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、モルホリン−4−イル、および6,7−ジヒドロチエノ[3,2−c]ピリジン−5(4H)−イルから選択され、それぞれが、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい、[17]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[19]Rがヘテロアリールであって、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい、[1]〜[15]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[20]Rが1H−ピラゾール−1−イル、1H−ピラゾール−3−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−イミダゾール−1−イル、1H−イミダゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、チアゾール−2−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、およびピリジン−4−イルから選択され、それぞれは、
ヒドロキシ、低級アルコキシ、シアノ、ハロ、−C(O)OR11、−C(O)NR1314、−NR1314、−OC(O)R11、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、および−NR13C(O)NR1314から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい低級アルキル、
ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基で置換されていてもよい低級アルコキシ、
低級アルキル、ハロ、ヒドロキシ、および低級アルコキシから選択される1つ以上の基により置換されていてもよいヘテロ環、
ハロ、シアノ、−C(O)R11、−C(O)OR11、−NR1314、−NR13C(O)R11、−NR13S(O)12、−NR13S(O)NR1314、−NR13C(O)OR12、−NR13C(O)NR1314、−C(O)NR1314、−S(O)12、および−S(O)NR1314
から選択される1つ以上の基により置換されていてもよい、[19]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[21]化合物1〜332から選択される少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩。
[22][1]〜[21]に記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩、および少なくとも1つの医薬的に許容される担体を含む組成物。
[23]有効量の[1]〜[21]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩を受容体に接触させることを含む、c−Metの活性を阻害する方法。
[24]治療が必要と認められる被験者に有効量の[1]〜[21]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩を投与することを含む、c−Metの阻害に応答して癌を治療する方法。
[25]治療が必要と認められる被験者に有効量の[1]〜[21]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩を投与し、かつ一定量の[1]〜[21]のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物、および/または少なくとも1つの医薬的に許容されるその塩とは異なる抗腫瘍性剤を被験者に投与することを含む、c−Metの阻害に応答して癌を治療する方法。