特許第6647513号(P6647513)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6647513
(24)【登録日】2020年1月17日
(45)【発行日】2020年2月14日
(54)【発明の名称】開度制限蝶番及びその部品
(51)【国際特許分類】
   E05D 11/06 20060101AFI20200203BHJP
【FI】
   E05D11/06
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-151987(P2019-151987)
(22)【出願日】2019年8月22日
【審査請求日】2019年9月6日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519305971
【氏名又は名称】安田通商株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100199668
【弁理士】
【氏名又は名称】林 郁夫
(72)【発明者】
【氏名】安田 光穂
【審査官】 藤脇 昌也
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭54−003574(JP,U)
【文献】 実開昭54−022669(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0088825(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0216371(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05D 11/00 − 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠体に対して扉を開閉自在に支持するための蝶番であって、前記枠体に固定される固定羽根板と、該固定羽根板に嵌着された支軸と、該支軸に回動自在に挿入され前記扉に固定された可動羽根板と、前記固定羽根板と前記可動羽根板との間隙に配設された開度制限リングとを有し、前記固定羽根板は円筒状の固定筒部と、該固定筒部の周面から突設した略平板状からなる羽根部とを有し、前記可動羽根板は円筒状で前記支軸が挿入可能な挿入筒部と、該挿入筒部の周面から突設した略平板状からなる羽根部とを有し、前記開度制限リングは一方の前記羽根部と嵌合し、他方の前記羽根部の回動を制限することを特徴とする開度制限蝶番。
【請求項2】
前記開度制限リングは、前記固定筒部及び前記挿入筒部の外径よりもやや大きい内径の円筒形状を成し、軸方向の一方の先端部より軸方向に沿った向きに刻設され前記一方の羽根部と嵌合する嵌合溝部と、軸方向の他の先端部より軸方向に沿って刻設され前記他方の羽根部に当接し羽根部の回転角度を所用角度に制限する角度制限スリット部と、前記嵌合溝部と前記角度制限スリット部とは連通せず、前記嵌合溝部と前記角度制限スリット部との間隙に前記羽根部に係止される係止リブ部とを有することを特徴とする請求項1に記載の開度制限蝶番。
【請求項3】
前記開度制限リングは、外周面の所要位置から内周面へ貫通した雌ねじ部と、前記雌ねじ部に螺合され先端部が前記固定筒部に当接可能となる雄ねじとを有することを特徴とする請求項1または2に記載の開度制限蝶番。
【請求項4】
前記羽根部の前記制限スリット部が当接する所要位置に、緩衝材が付設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の開度制限蝶番。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の開度制限蝶番に使用する開度制限リング。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蝶番及び建具に関し、詳しくは、扉の開扉角度を所定角度に制限できる蝶番及びその蝶番に装着する金具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、住宅などの建物に扉を取り付ける場合には、壁に枠体を取り付け、この枠体に扉用の蝶番を介して扉を開閉自在に取り付けている。この場合、扉が制限なく開扉されると、間取りの関係で、他のドアや、室内に設置されている機材や物品の配置によっては、扉自体や取手などが壁や他の物品などにぶつかり、破損してしまう問題があった。
【0003】
このような破損の問題に対し、従来は、蝶番とは別にストッパー金物を、床面や壁、若しくは枠体などに突設し、扉が所定角度まで開かれた時にストッパーが扉若しくは、壁のいずれかに当接して、扉がそれ以上開扉し無いように規制していた。
【0004】
しかし、上述の様な従来のストッパーでは、扉を蝶番を介して枠体などに取り付けた後に、床面や壁、若しくは枠体などに突設する作業が必要とされる。また、いずれかに突設することから、見栄えが悪い、さらに、床面に突設すると歩行などの邪魔になる問題点があった。
【0005】
そこで、特許文献1には、扉取付け以外にストッパー取り付け作業をすることなく、扉を所定角度で規制することができるドア用ヒンジ(蝶番)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実開平5−35988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に記載の蝶番は、可動片にストッパー片を突設した構成なので、見栄えは従来のストッパー同様あまり良くなく、また、一度設置すると扉が開扉可能な所定角度の変更が出来ないという問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その具体的目的は、ストッパーなど他の邪魔になる物がなく、蝶番と一体として使用でき、開扉可能な所定の制限角度が容易に設定できる他、変更も容易な開度制限蝶番及びその部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために案出されたものである。詳述するならば、枠体に対して扉を開閉自在に支持するための蝶番であって、前記枠体に固定される固定羽根板と、該固定羽根板に嵌着された支軸と、該支軸に回動自在に挿入され前記扉に固定された可動羽根板と、前記固定羽根板と前記可動羽根板との間隙に配設され前記支軸に挿入された開度制限リングとを有し、前記固定羽根板は円筒状の固定筒部と、該固定筒部の周面から突設した略平板状からなる羽根部とを有し、前記可動羽根板は円筒状で前記支軸に着脱可能な挿入筒部と、該挿入筒部の周面から突設した略平板状からなる羽根部とを有し、前記開度制限リングは一方の前記羽根部と嵌合する嵌合溝部と、他方の前記羽根部の回動を制限する角度制限スリット部とから成る構成が含まれる。
【0010】
本発明の開度制限蝶番は、開度制限リングを扉用の蝶番と一体として使用することで扉の開扉可能な制限角度を容易に設定でき、また、変更も容易に行える効果がある。さらに、蝶番以外にストッパーなど他の金具を取り付ける必要がなく、取付け作業の工数及び金具の部品費を削減することができると共に、蝶番以外の部品が突出しないので、外観上に優位であり邪魔にもならない効果が得られる。
【0011】
本発明には、前記開度制限リングが、前記固定筒部及び前記挿入筒部の外径よりもやや大きい内径の円筒形状を成し、軸方向の一方の先端部より軸方向に沿った向きに刻設され、前記一方の羽根部と嵌合する嵌合溝部と、軸方向の他の先端部より軸方向に沿って刻設され前記他方の羽根部に当接し羽根部の回転角度を所用角度に制限する角度制限スリット部と、前記嵌合溝部と前記角度制限スリット部とは連通せず、前記嵌合溝部と前記角度制限スリット部との間隙に形成された前記羽根部に係止される係止リブ部とから成り、前記係止リブ部の厚みが、前記固定羽根板と前記可動羽根板との間隙よりやや薄い構成が含まれる。
【0012】
本発明の開度制限蝶番は、角度制限スリット部の制限角度を選定するだけで、扉の開く角度を自由に設定でき、既に本願蝶番を使用中のものであっても、開度制限リングを違う制限角度のものに差替えるだけで、扉が開く最大角度を変更することが可能となる効果がある。
【0013】
また、本発明には、前記開度制限リングが、外周面の所要位置から内周面へ貫通した雌ねじ部と、前記雌ねじ部に螺合され先端部が前記固定筒部に当接可能となる雄ねじとを有する構成が含まれる。
【0014】
本発明の開度制限蝶番は、開度制限リングをネジで固定筒部に固定できるので、開扉した際の羽根部と嵌合溝部との当接振動を減少でき、其々の摩耗を抑制できる効果がある。
【0015】
さらに、本発明には、前記羽根部の前記角度制限スリット部が当接する所要位置に、合成ゴム素材などから成る、緩衝材が付設されている構成が含まれる。
【0016】
本発明の開度制限蝶番は、羽根部の所要位置に緩衝材が付設されていることで、羽根部と角度制限スリット部とが当接する際の衝撃緩和及び消音効果と共に、其々の摩耗を抑制できる効果がある。
【0017】
本発明には、前記開度制限蝶番に使用する開度制限リングであって、既存の所謂差込み蝶番や対震蝶番に配設可能となるように、その内径寸法や、前記係止リブ部の厚み、さらに嵌合溝部の幅で形成されている構成が含まれる。
【0018】
本発明の開度制限リングは、既存の所謂差込み蝶番や対震蝶番に配設可能であるので、本発明の開度制限リングを設置済みの蝶番に配設するだけで、開度制限蝶番と同じ効果が得られる。
【発明の効果】
【0019】
本発明の開度制限蝶番及び開度制限リングは、蝶番以外の金具を蝶番と別に設置することがないので邪魔になる物がなく、扉の開扉可能な所定角度が容易に制限できるばかりでなく、一度設定した所定角度の変更も容易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本実施形態に係る開度制限蝶番を示す斜視図である。
図2図1に係る開度制限蝶番を装着した建具を示す正面図である。
図3図2に示すX−X線における扉を閉じた状態を示す部分拡大断面図である。
図4図2に示すX−X線における扉を開いた状態を示す部分拡大断面図である。
図5】本実施形態に係る開度制限リングを示す斜視図である。
図6図5に係る開度制限リングの角度制限スリット部の角度違いの例を示す底面図である。
図7】他の実施形態に係る開度制限蝶番を示す斜視図である。
図8図7に係る開度制限蝶番を示す分解斜視図である。
図9図7に係る開度制限蝶番を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。ただし、図面は模式的に図示しており、実際の寸法や比率等とは必ずしも一致しない。また、図面相互間において、お互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることがある。
尚、本実施形態において、開度制限蝶番を扉及び枠体に設置した状態で、支軸の軸方向に沿った方向で上下方向を表すものとする。
【0022】
(第1実施形態)
図2に示されるように、本実施形態に係る開度制限蝶番1は、例えば、室内において、部屋を仕切る壁に設けた出入口に設置される。その出入口は、壁に取付けられた枠体50と、出入口を開閉する扉60と、枠体50に扉60を開閉自在に支持する開度制限蝶番1とで構成されている。
【0023】
また、図1に示されるように、本実施形態に係る開度制限蝶番1は、枠体50に固定される固定羽根板2と、固定羽根板2に嵌着された支軸3と、支軸3に回動自在に挿入され扉60に固定された可動羽根板4と、固定羽根板2と可動羽根板4との間隙に配設された開度制限リング5とで構成されている。
【0024】
さらに、固定羽根板2は円筒状の固定筒部2Bと、固定筒部2Bの周面から突設した略平板状からなる羽根部2Aと、固定筒部2Bの下端部を閉鎖する円盤状の蓋部2Cとで構成されている。羽根部2Aは、枠体50に固定するための貫通孔であるビス穴2Dを有し、ビス穴2Dは、皿ビスに適応するため片面をテーパー形状に形成されている。
【0025】
可動羽根板4は円筒状で支軸3に着脱可能な挿入筒部4Bと、挿入筒部4Bの周面から突設した略平板状からなる羽根部4Aと、挿入筒部4Bの上端部を閉鎖する円盤状の蓋部4Cとで構成されている。羽根部4Aは、扉60に固定するための貫通孔であるビス穴4Dを有し、ビス穴4Dは、皿ビスに適応するため片面をテーパー形状に形成されている。
【0026】
図1図5及び図6に示すように開度制限リング5は、円筒形状の本体部5Cと、一方の羽根部2Aと嵌合する嵌合溝部5Aと、他方の羽根部4Aの回動を制限する角度制限スリット部5Bと、本体部5Cに刻設された雌ねじ部5Dとで構成されている。
【0027】
また、本体部5Cは、固定筒部2B及び挿入筒部4Bの外径よりもやや大きい内径の略円筒形状に形成され、嵌合溝部5Aは、本体部5Cの軸方向の一方の先端部より軸方向に沿った向きに刻設され、一方の羽根部2Aと嵌合可能な厚さに形成されている。
【0028】
角度制限スリット部5Bは、嵌合溝部5Aと違う他端部側より軸方向に沿って刻設され、底面視において制限角度を例えば、θ1、θ2、θ3のいずれかの角度に羽根部4Aの厚みを加えた扇状の間隔が形成されている。さらに、角度制限スリット部5Bを形成する一対の制限壁5E,5Eは、羽根部4Aに当接し羽根部4Aの回転角度を制限角度であるθ1、θ2、θ3のいずれかに制限することができる。ここで、図6はθ1、θ2、θ3を便宜上重ねて表記して例示しているが、実際にはθ1、θ2、θ3など角度の違う別の開度制限リング5を設定形成することになる。
【0029】
羽根部4Aの制限壁5Eが当接する所要位置に、合成ゴムなどから成る、緩衝材4Eが付設されている。緩衝材4Eは、羽根部4Aと制限壁5Eとが当接する際の衝撃緩和と消音効果と共に、其々の摩耗を抑制できる効果がある。
【0030】
なお、開度制限リング5は、角度制限スリット部5Bと、嵌合溝部5Aとが連通しないことから、嵌合溝部5Aと角度制限スリット部5Bとの間隙に形成された係止リブ部5Fを有する。その、係止リブ部5Fの上下方向の厚さは、固定羽根板2と可動羽根板4との間隙よりやや薄い構成とすれば良い。
【0031】
開度制限リング5は、外周面の所要位置から内周面へ貫通した雌ねじ部5Dと、雌ねじ部5Dに螺合され先端部が固定筒部2Bに当接可能となる雄ねじ6を有する。その、雄ねじ6で固定すると、固定羽根板2に対する開度制限リング5の固定性能が向上し、扉60を全開角度に開扉した際の羽根部2Aと嵌合溝部5Aとの当接振動を減少することで、其々の摩耗を抑制できる効果がある。
【0032】
図3及び図4は、図2に示した建具の開度制限蝶番1及びその周辺を示す部分拡大断面図であって、図3は扉60を閉じた状態を示しており、図4は扉60を全開角度まで開扉した状態で羽根部4Aが制限壁5Eに当接している。ここで、θ1を90度に設定してあることから扉60も90度開いた時点で規制されている。また、制限壁5Eの制限角度を変更した開度制限リング5と差し換えると、扉60の規制される角度も容易に変更できる効果がある。
【0033】
(第2実施形態)
図7図8及び図9に示すのは、所謂対震蝶番100に使用する場合の実施形態である。上記実施形態に記載した通常の差込蝶番の場合と違い、開度制限リング5の向きを、上下逆向きに挿入すると、通常時の対震蝶番100は支軸3の根元部分が露出している部分Tの、多くを開度制限リング5でカバーでき、ほこり等の外部要因から保護できる効果がある。
【0034】
ここで、開度制限リング5を既存の対震蝶番100に配設可能となるように設定するには、その内径寸法や嵌合溝部5Aの幅は使用する対震蝶番100に合わせて設定すれば良いが、嵌合溝部5Aの軸方向の長さは、支軸3の根元部分が露出している部分Tよりも長く設定し、係止リブ部5Fの上下方向の厚さは、対震蝶番100が軸方向に縮みきった状態の羽根部2Aと羽根部4Aとの間隙よりやや薄い構成とすれば良い。
【0035】
本実施形態に係る開度制限蝶番1及び、その部品は、周知の方法により形成することができる。例えば、ステンレス合金を素材として使用し、プレス加工、切削加工などで形成すれば良く、開度制限蝶番に付設した緩衝材は、例えば、合成ゴム、特にニトリルゴムやウレタンゴムまたはシリコーンゴムなどの素材を採用すれば良い。
【0036】
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、上記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、制限角度を例えば、θ1、θ2、θ3とし其々90度、120度、180度に設定した図面等で説明したが、その構成に限定するものではなく、許容範囲内で任意の角度に設定することができる。
【0037】
また、上記実施形態では、開度制限蝶番のみで扉の開度制限をすることとして説明したが、その構成に限定するものではなく、開扉中に強風や外力が加わった時に対応する為に、全開角度までの開扉動作中に開扉速度を遅らせるバックチェック機能を有するドアクローザー(図示せず)などを併用して使用することとしても良い。
【符号の説明】
【0038】
1 開度制限蝶番
2 固定羽根板
2A,4A 羽根部
2B 固定筒部
2C,4C 蓋部
2D,4D ビス穴
3 支軸
4 可動羽根板
4B 挿入筒部
4E 緩衝材
5 開度制限リング
5A 嵌合溝部
5B 角度制限スリット部
5C 本体部
5D 雌ねじ部
5E 制限壁
5F 係止リブ部
6 雄ねじ
100 対震蝶番
【要約】      (修正有)
【課題】ストッパーなど他の邪魔になる物がなく、蝶番と一体として使用でき、開扉可能な所定の制限角度が容易に設定できる他、変更も容易な開度制限蝶番及びその部品を提供する。
【解決手段】枠体に対して扉を開閉自在に支持するための蝶番1であって、枠体に固定される固定羽根板2と、固定羽根板2に嵌着された支軸3と、支軸3に回動自在に挿入され扉に固定された可動羽根板4と、固定羽根板2と可動羽根板4との間隙に配設された開度制限リングとを有し、固定羽根板2は円筒状の固定筒部2Bと、固定筒部2Bの周面から突設した略平板状からなる羽根部2Aとを有し、可動羽根板4は円筒状で支軸3が挿入可能な挿入筒部4Bと、挿入筒部4Bの周面から突設した略平板状からなる羽根部4Aとを有し、開度制限リングは一方の羽根部2Aと嵌合し、他方の羽根部4Aの回動を制限する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9