特許第6647701号(P6647701)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6647701仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置およびその動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6647701
(24)【登録日】2020年1月17日
(45)【発行日】2020年2月14日
(54)【発明の名称】仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置およびその動作方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20130101AFI20200203BHJP
【FI】
   G06F3/0481
【請求項の数】10
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2019-153456(P2019-153456)
(22)【出願日】2019年8月26日
【審査請求日】2019年8月26日
(31)【優先権主張番号】10-2018-0110686
(32)【優先日】2018年9月17日
(33)【優先権主張国】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】511155464
【氏名又は名称】株式会社トゥービーソフト
【氏名又は名称原語表記】TOBESOFT CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】イ、ジュン ハ
【審査官】 円子 英紀
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2018/0011824(US,A1)
【文献】 特表2012−521041(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0286379(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2017/0185567(US,A1)
【文献】 特開2010−113479(JP,A)
【文献】 特開2007−094756(JP,A)
【文献】 増田 英孝,MANU(Motif Architect for Nonexpert Users):エンドユーザを対象としたGUI構築ツール,情報処理学会研究報告,社団法人情報処理学会,1992年 9月10日,Vol.92,No.69,p.125−132
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048−3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示するように設定された表示部、
外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入するコンポーネント管理部、
前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得する位置情報管理部、および
外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算し、前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成するグラフィカルユーザインタフェース生成部を含む
ことを特徴とする仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置。
【請求項2】
前記第1距離情報、前記第2距離情報および前記第3距離情報を含む格納部をさらに含む
請求項1に記載の仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置。
【請求項3】
前記コンポーネント管理部は、
外部から受信された第3命令に基づいて、前記生成されたウィンドウの構成を編集するのに用いられるプログラムを実行し、前記第1距離情報を用いて前記ウィンドウ内に前記一つ以上のコンテナを挿入し、前記第2距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントを前記挿入された一つ以上のコンテナに挿入し、前記挿入された一つ以上のコンテナおよび前記少なくとも一つのコンポーネントのうち少なくとも一つの設定が変更されることに応答して前記第1距離情報および前記第2距離情報のうち少なくとも一つを変更する
請求項2に記載の仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置。
【請求項4】
前記位置情報管理部は、前記一つ以上のコンテナに前記少なくとも一つのコンポーネントが複数存在することに応答して、前記少なくとも一つのコンポーネント間の距離に対する第4距離情報を取得し、
前記格納部は、前記第4距離情報を格納する
請求項2に記載の仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置。
【請求項5】
電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示するステップ、
外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入するステップ、
前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得するステップ、
外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算するステップ、および
前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成するステップを含む
ことを特徴とする仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法。
【請求項6】
前記第1距離情報、前記第2距離情報および前記第3距離情報を前記電子装置の格納部に格納するステップをさらに含む
請求項5に記載の仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法。
【請求項7】
前記取得するステップは、
外部から受信された第3命令に基づいて、前記生成されたウィンドウの構成を編集するのに用いられるプログラムを実行し、前記第1距離情報を用いて前記ウィンドウ内に前記一つ以上のコンテナを挿入し、前記第2距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントを前記挿入された一つ以上のコンテナに挿入し、前記挿入された一つ以上のコンテナおよび前記少なくとも一つのコンポーネントのうち少なくとも一つの設定が変更されることに応答して前記第1距離情報および前記第2距離情報のうち少なくとも一つを変更するステップをさらに含む
請求項6に記載の仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法。
【請求項8】
前記取得するステップは、前記一つ以上のコンテナに前記少なくとも一つのコンポーネントが複数存在することに応答して、前記少なくとも一つのコンポーネント間の距離に対する第4距離情報を取得するステップをさらに含み、
前記格納するステップは、前記第4距離情報を前記電子装置の格納部に格納するステップをさらに含む
請求項6に記載の仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法。
【請求項9】
請求項5ないし8のいずれかに記載の方法をコンピュータが実行するようにするプログラムを記録した
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
請求項5ないし8のいずれかに記載の方法をコンピュータとの結合によって実行させるための格納媒体に格納された
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置およびその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、コンピュータ、スマートフォンまたはタブレットPCなどのような電子装置が広く普及されるにつれて、このような電子装置を用いてデータを処理する様々な方式が紹介されている。例えば、様々なセンサが備えられた電子装置は、センサを介して電子装置の周辺環境に関する情報または電子装置を用いるユーザに関する情報などを取得し、取得された情報に基づいてデータを処理することができる。
【0003】
電子装置内で処理されたデータは、予め設定されたものに従い、様々な形態のグラフィカルユーザインタフェース(graphical user interface、以下、GUI)を介して提供されることができる。データが提供される方式を定義するGUIは、GUIの製作を担当する開発者により予め生成されて電子装置の格納部に格納されることができ、電子装置は、予め生成されて格納されたGUIを用いてデータを出力することができる。
【0004】
プログラム開発者は、電子装置の表示部を介して出力されるGUIなど、様々な画面を構成するにおいて、コンポーネントおよびコンテナを用いることができる。コンポーネントは、様々なデータが出力される形態を定義したUI(user interface)およびUX(user experience)の構成要素を意味するものであって、グリッド、テーブル、ラジオボタンおよびリストボックスなどのように用途に応じて様々な形態を有することができる。コンテナは、一つ以上のコンポーネントを含むように設定された構成単位または環境であって、含まれた一つ以上のコンポーネントの位置または大きさなどを決定する時に利用できる情報を含むように設定されることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
コンテナは一つ以上のコンポーネントを含む形態で構成され、コンテナに含まれたコンポーネントはコンテナの子コンポーネントと命名できる。一方、電子装置は、実行中のプログラムと対応するGUIを電子装置の表示部を介して出力する時、前記GUIを構成するコンポーネントの位置および大きさを決定するために前記コンポーネントが属したコンテナの位置および大きさを優先的に確認することができる。電子装置は、コンテナの位置および大きさが確認される場合、確認されたコンテナの位置および大きさに基づいてコンテナ内の子コンポーネントの位置および大きさを確認することができる。最後に、電子装置は、確認された子コンポーネントの位置および大きさに基づいて電子装置の表示部を介して出力されるGUIを構成することができる。
【0006】
このように、電子装置は、表示部を介して出力されるGUIを構成する時、様々なコンポーネントの位置を決定するために、前記コンポーネントが属したコンテナの位置を確認する過程を経ることになる。前記過程は、GUIを構成するコンポーネントおよびコンテナの数が多くないかまたは重複配置されたコンテナの数が多くない時には、プログラムの性能に大きな影響は及ぼさないが、コンポーネントおよびコンテナの数が多いかまたは重複配置されたコンテナの数が多い時には、プログラムの性能を低下させる主な原因になる。特に、コンテナは、電子装置の表示部を介して最終的に出力されるGUIには視覚的に露出されないにもかかわらず、子コンポーネントの位置および大きさなどを定義する特性上、GUIを構成または出力するごとにその位置などが識別されなければならず、これはリソース占有をもたらすこととなる。
【0007】
本文書に開示された様々な実施形態は、電子装置において表示部を介して出力されるGUIを構成または出力するにおいて、コンテナと関連したデータを呼び出すことがなくても子コンポーネントの位置などを確認し決定できる方法を提案するために導き出されたものである。例えば、一実施形態による電子装置は、GUIを構成する時、GUIに含まれたコンポーネントが属したコンテナを全て削除する代わりに仮想コンテナを生成して最上位タグまたはフォーム(form)オブジェクトを基準に子コンポーネントの位置情報を変更することによって、既存のコンテナと関連したデータを呼び出すことがなくても子コンポーネントの位置を識別し決定できる方法を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置は、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示するように設定された表示部、外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入するコンポーネント管理部、前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得する位置情報管理部、および外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算し、前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成するグラフィカルユーザインタフェース生成部を含む。
【0009】
また、本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法は、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示するステップ、外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入するステップ、前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得するステップ、外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算するステップ、および前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成するステップを含む。
【発明の効果】
【0010】
本文書に開示された様々な実施形態によれば、電子装置は、GUIを構成するコンポーネントの位置などを設定するために無分別に用いられるコンテナの数を減らすことによってプログラムの性能低下問題を改善することができる。それにより、電子装置を用いるユーザの便宜性が増大できる。また、電子装置のユーザは、電子装置を用いることによって数多くのデータを効率的に処理し管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態による電子装置の構成を示す説明図
図2】本発明の一実施形態による電子装置においてグラフィカルユーザインタフェースを生成しそれを出力する過程の説明図
図3】本発明の一実施形態による電子装置においてグラフィカルユーザインタフェースを生成しそれを出力する方法を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0012】
本文書に開示された様々な実施形態は本発明を特定の実施形態に限定するために提示されたものではなく、様々な実施形態を通じて紹介された構成要素は本発明の思想および技術範囲に含まれる全ての変更可能な均等物乃至代替物を含む意味として提示されたものであることを当業者であれば容易に理解することができるであろう。また、各図面を説明するにおいて、特に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含めて本明細書上で用いられる全ての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が一般に理解しているのと同じ意味を有していると解釈できる。また、本発明の目的および効果、そしてそれらを達成するための技術的構成は、添付図面と共に詳細に説明される実施形態を参照すればより明らかになるものである。本発明を説明するにおいて、公知機能または構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合には、それと関連した詳細な説明は省略する。そして後ほど説明される用語は本発明における構造、役割および機能などを考慮して定義された用語であって、これは使用者および運用者の意図または慣例などに応じて既存に用いられていた意味とは異なって解釈されてもよい。
【0013】
本発明は、以下にて開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる様々な形態で実現できることを明らかにしておく。本文書に開示された様々な実施形態は、本発明の開示が完全になるようにし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであって、本発明は、特許請求の範囲に記載された請求項の範疇によって定義されるのみである。
【0014】
本文書において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは、特に反する記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいことを意味する。また、本発明の様々な実施形態において、各構成要素、機能ブロックまたは手段は一つまたはそれ以上の下部構成要素で構成されてもよく、各構成要素が実行する電気、電子、機械的な機能は電子回路、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのような公知の様々な素子または機械的要素で実現されてもよく、各々別個に実現されるかまたは2以上が一つに統合されて実現されてもよい。
【0015】
一方、添付されたブロック図のブロックやフローチャートのステップは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、携帯用ノートブックコンピュータ、ネットワークコンピュータなどのようなデータ処理が可能な装置のプロセッサやメモリに搭載されて指定された機能を実行するコンピュータプログラムインストラクションを意味すると解釈できる。これらのコンピュータプログラムインストラクションはコンピュータ装置に備えられたメモリまたはコンピュータ読み取り可能なメモリに格納されることができるため、ブロック図のブロックまたはフローチャートのステップで説明された機能はそれを実行するインストラクション手段を含む製造物として生産されてもよい。さらに、各ブロックまたは各ステップは、特定された論理的機能を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、幾つかの代替可能な実施形態においては、ブロックまたはステップで言及された機能が定められた順とは異なって実行されるのも可能であることを注目しなければならない。例えば、次いで図示されている二つのブロックまたはステップは、実質的に同時に実行されるか、または逆順に実行されてもよく、場合によっては一部のブロックまたはステップが省略された状態で実行されてもよい。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態による電子装置の構成を示す図である。様々な実施形態によれば、電子装置100は、コンポーネント管理部110、位置情報管理部120、グラフィカルユーザインタフェース(以下、GUI)生成部130、表示部140、格納部150および入力部160のうち少なくとも一つを含むことができる。ここで、コンポーネント管理部110、位置情報管理部120およびGUI生成部130は特定のインストラクションを実行するモジュールを意味するために用いられ、前記モジュールを介して実行されるインストラクションは電子装置のプロセッサ(図示せず)により実行されると理解できることを明らかにしておく。
【0017】
電子装置100のコンポーネント管理部110は、外部から受信された命令に基づいて、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入することができる。例えば、外部から特定のプログラムの実行に必要なウィンドウの生成を指示する命令が受信される場合、コンポーネント管理部110は、ウィンドウを生成するのに必要なプログラムを実行することができる。コンポーネント管理部110は、実行されたプログラムを介してウィンドウを生成し、生成されたウィンドウに少なくとも一つのコンテナと少なくとも一つのコンポーネントを挿入することができる。一つの実施形態によれば、コンポーネント管理部110は、電子装置100の入力部160を介して受信されるキーボード入力またはマウス入力に基づいて、少なくとも一つのコンテナおよび少なくとも一つのコンポーネントを挿入し、挿入された少なくとも一つのコンテナおよび少なくとも一つのコンポーネントの位置を変更することができる。
【0018】
電子装置100の位置情報管理部120は、ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得することができる。また、位置情報管理部120は、一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得することができる。また、位置情報管理部120は、第1距離情報および第2距離情報を用いてウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得することができる。
【0019】
例えば、位置情報管理部120は、ウィンドウを構成する長方形状の枠線のうち左側に位置した枠線から一つ以上のコンテナを構成する長方形状の枠線のうち左側に位置した枠線までの距離を計算することができる。それと同様に、位置情報管理部120は、ウィンドウを構成する長方形状の枠線のうち右側に位置した枠線から一つ以上のコンテナを構成する長方形状の枠線のうち右側に位置した枠線までの距離を計算することができる。このようにして、位置情報管理部120は、ウィンドウ内の一つ以上のコンテナの位置を決定することができる。このように、位置情報管理部120は、ウィンドウおよび一つ以上のコンテナの間の距離に対する一つ以上の情報である第1距離情報を取得することができる。
【0020】
一つの実施形態によれば、位置情報管理部120は、一つ以上のコンテナを構成する長方形状の枠線のうち少なくとも一つの枠線から少なくとも一つのコンポーネントまでの距離を計算することができる。この時、位置情報管理部120は、少なくとも一つのコンポーネントの重心と対応する点を距離計算の基準点として用いることができる。これとは異なり、少なくとも一つのコンポーネントの形状が長方形であれば、少なくとも一つのコンポーネントを構成する長方形状の枠線のうち少なくとも一つの枠線が距離計算の基準点として用いられてもよい。このようにして、位置情報管理部120は、一つ以上のコンテナ内の少なくとも一つのコンポーネントの位置を決定することができる。このように、位置情報管理部120は、一つ以上のコンテナおよび少なくとも一つのコンポーネントの間の距離に対する一つ以上の情報である第2距離情報を取得することができる。
【0021】
一方、位置情報管理部120は、取得された第1距離情報および第2距離情報を用いて、ウィンドウおよび少なくとも一つのコンポーネントの間の距離に対する一つ以上の情報である第3距離情報を抽出することもできる。
【0022】
電子装置100のGUI生成部130は、外部から受信された命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除することができる。それと同時に、GUI生成部130は、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算し、前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成することができる。すなわち、GUI生成部130は、ウィンドウを生成する時、少なくとも一つのコンポーネントの位置を決定するために用いられた一つ以上のコンテナを削除し、それと同時に削除される一つ以上のコンテナに含まれていた少なくとも一つのコンポーネントの位置を決定するために少なくとも一つのコンポーネントの位置を新たに計算し、計算結果に基づいて少なくとも一つのコンポーネントをウィンドウ内で予め決定された位置に挿入することができる。
【0023】
電子装置100の表示部140は、電子装置100から生成された情報を視覚的な形態で電子装置100の外部(例えば、ユーザ)に提供する機能をすることができる。一つの実施形態によれば、表示部140は、タッチを検知するように設定されたタッチ回路または前記タッチにより発生する力の強さを測定するように設定されたセンサ回路を含むことができる。表示部140は、電子装置100のハウジングに含まれた形態のディスプレイを意味するか、または電子装置100と有線または無線で接続される独立的な形態のディスプレイを意味する。
【0024】
電子装置100の格納部150は、電子装置100の少なくとも一つの構成要素により用いられる様々なデータを格納することができる。ここで、データは、ソフトウェアおよびそれと関連した命令に対する入力データまたは出力データを含むことができる。また、格納部150は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリを含むことができる。一つの実施形態によれば、格納部150は、プログラムおよび前記プログラムを介して提供可能な複数のユーザインターフェースを格納することができる。
【0025】
電子装置100の入力部160は、電子装置100の構成要素に用いられる命令またはデータを電子装置100の外部(例えば、ユーザ)から受信することができる。入力部160は、マウス、キーボードおよびタッチパッドを含むことができる。一つの実施形態によれば、入力部160(例えば、キーボード)を介してユーザから受信される第1入力は、表示部140を介して表示されているユーザインターフェースに少なくとも一つのコンテンツを挿入するのに用いられることができる。また、入力部160(例えば、マウス)を介してユーザから受信される第2入力は、格納部150に格納されたデータのいずれか一つを選択するのに用いられることができる。
【0026】
一つの実施形態によれば、コンポーネント管理部110は、外部から受信された命令に基づいて、既に生成されたウィンドウの構成を編集するのに用いられるプログラムを実行し、前記第1距離情報を用いて前記ウィンドウ内に前記一つ以上のコンテナを挿入し、前記第2距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントを前記挿入された一つ以上のコンテナに挿入し、前記挿入された一つ以上のコンテナおよび前記少なくとも一つのコンポーネントのうち少なくとも一つの設定が変更されることに応答して前記第1距離情報および前記第2距離情報のうち少なくとも一つを変更することができる。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態による電子装置においてグラフィカルユーザインタフェースを生成し、それを出力する過程を説明するための図である。図2を参照すれば、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを構成するのに用いられる第1画面201、第2画面202および第3画面203を確認することができる。
【0028】
一つの実施形態によれば、電子装置100は、一つ以上のコンテナ220および少なくとも一つのコンポーネント230、235の位置および大きさなどを決定するのに用いられるレイヤ210を生成することができる。レイヤ210上には、一つ以上のコンテナ220が配置されることができる。電子装置100は、マウスまたはキーボードなどのような入力部160を介して受信されたユーザ命令に基づいて一つ以上のコンテナ220の位置および大きさを決定することができる。次に、電子装置100は、レイヤ210上に配置された一つ以上のコンテナ220内に少なくとも一つのコンポーネント230、235を挿入することができる。ここで、少なくとも一つのコンポーネント230、235は、グリッド、テーブル、ラジオボタンおよびリストボックスなどのように用途に応じて様々な形態に区分されてもよく、最小単位のブロックに分離されて格納部150に予め格納されていてもよい。
【0029】
一つの実施形態によれば、電子装置100は、レイヤ210を構成する枠線のうち少なくとも一つの枠線から一つ以上のコンテナ220を構成する枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離を計算することができる。例えば、電子装置100は、レイヤ210を構成する枠線のうち上端枠線から一つ以上のコンテナ220を構成する枠線のうち上端枠線までの距離である19を計算することができる。また、電子装置100は、レイヤ210を構成する枠線のうち左側枠線から一つ以上のコンテナ220を構成する枠線のうち左側枠線までの距離である19を計算することができる。
【0030】
一つの実施形態によれば、電子装置100は、一つ以上のコンテナ220を構成する枠線のうち少なくとも一つの枠線から少なくとも一つのコンポーネント230を構成する枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離を計算することができる。例えば、電子装置100は、一つ以上のコンテナ220を構成する枠線のうち上端枠線から少なくとも一つのコンポーネント230を構成する枠線のうち上端枠線までの距離である20を計算することができる。また、電子装置100は、一つ以上のコンテナ220を構成する枠線のうち左側枠線から少なくとも一つのコンポーネント230を構成する枠線のうち左側枠線までの距離である14を計算することができる。
【0031】
一つの実施形態によれば、電子装置100は、少なくとも一つのコンポーネント230を構成する枠線のうち少なくとも一つの枠線から少なくとも一つのコンポーネント235を構成する枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離を計算することができる。例えば、電子装置100は、少なくとも一つのコンポーネント230を構成する枠線のうち右側枠線から少なくとも一つのコンポーネント235を構成する枠線のうち左側枠線までの距離である12を計算することができる。
【0032】
第2画面202を参照すれば、電子装置100は、一つ以上のコンテナ220および少なくとも一つのコンポーネント230、235を含むレイヤ210を特定のプログラムと対応するウィンドウ211内に挿入することができる。この場合、レイヤ210の枠線のうち少なくとも一部とウィンドウ211の枠線のうち少なくとも一部は対応するように設定できる。
【0033】
次に、第3画面203を参照すれば、電子装置100は、グラフィカルユーザインタフェースとしてウィンドウ211を生成して出力する時、既に挿入された一つ以上のコンテナ220を削除することができる。それと同時に、電子装置100は、一つ以上のコンテナ220に挿入されていた少なくとも一つのコンポーネント230、235の位置をウィンドウ211を基準に再び計算し決定することができる。例えば、電子装置100は、先に計算された結果を参照して、ウィンドウ211を構成する枠線のうち上端枠線から少なくとも一つのコンポーネント230を構成する枠線のうち上端枠線までの距離を39に決定することができる。また、電子装置100は、先に計算された結果を参照して、ウィンドウ211を構成する枠線のうち左側枠線から少なくとも一つのコンポーネント230を構成する枠線のうち左側枠線までの距離を33に決定することができる。
図3は、本発明の一実施形態による電子装置においてグラフィカルユーザインタフェースを生成し、それを出力する方法を示すフローチャートである。
ステップ300では、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示することができる。
【0034】
ステップ310では、外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入することができる。
【0035】
ステップ320では、前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得することができる。
【0036】
ステップ330では、外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算することができる。
ステップ340では、前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成することができる。
【0037】
様々な実施形態によれば、図3に開示された動作のうちの一部は省略されるかまたは複数回繰り返し実行されてもよい。また、図3に開示された動作の各々は一つの実施形態に見るのが妥当であり、いずれか一つの動作が他の一つの動作に従属するものに制限して解釈してはならない。
【0038】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置は、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示するように設定された表示部、外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入するコンポーネント管理部、前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得する位置情報管理部、および外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算し、前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成するグラフィカルユーザインタフェース生成部を含むことができる。
【0039】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置は、前記第1距離情報、前記第2距離情報および前記第3距離情報を含む格納部をさらに含むことができる。
【0040】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置において、前記コンポーネント管理部は、外部から受信された第3命令に基づいて、前記生成されたウィンドウの構成を編集するのに用いられるプログラムを実行し、前記第1距離情報を用いて前記ウィンドウ内に前記一つ以上のコンテナを挿入し、前記第2距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントを前記挿入された一つ以上のコンテナに挿入し、前記挿入された一つ以上のコンテナおよび前記少なくとも一つのコンポーネントのうち少なくとも一つの設定が変更されることに応答して前記第1距離情報および前記第2距離情報のうち少なくとも一つを変更することを特徴とする。
【0041】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置において、前記位置情報管理部は、前記一つ以上のコンテナに前記少なくとも一つのコンポーネントが複数存在することに応答して、前記少なくとも一つのコンポーネント間の距離に対する第4距離情報を取得し、前記格納部は、前記第4距離情報を格納することを特徴とする。
【0042】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法は、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示するステップ、外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入するステップ、前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得するステップ、外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算するステップ、および前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成するステップを含むことができる。
【0043】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法は、前記第1距離情報、前記第2距離情報および前記第3距離情報を前記電子装置の格納部に格納するステップをさらに含むことができる。
【0044】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法において、前記取得するステップは、外部から受信された第3命令に基づいて、前記生成されたウィンドウの構成を編集するのに用いられるプログラムを実行し、前記第1距離情報を用いて前記ウィンドウ内に前記一つ以上のコンテナを挿入し、前記第2距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントを前記挿入された一つ以上のコンテナに挿入し、前記挿入された一つ以上のコンテナおよび前記少なくとも一つのコンポーネントのうち少なくとも一つの設定が変更されることに応答して前記第1距離情報および前記第2距離情報のうち少なくとも一つを変更するステップをさらに含むことができる。
【0045】
本文書に開示された様々な実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法において、前記取得するステップは、前記一つ以上のコンテナに前記少なくとも一つのコンポーネントが複数存在することに応答して、前記少なくとも一つのコンポーネント間の距離に対する第4距離情報を取得するステップをさらに含み、前記格納するステップは、前記第4距離情報を前記電子装置の格納部に格納するステップをさらに含むことができる。
【0046】
本発明の一実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法は、コンピュータとの結合によって実行させるための格納媒体に格納されたコンピュータプログラムで実現されてもよい。
【0047】
また、本発明の一実施形態により、仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置の動作方法は、様々なコンピュータ手段を介して実行できるプログラム命令形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであるか、またはコンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光気録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例には、コンパイラによって作られるもののような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを用いてコンピュータにより実行できる高級言語コードを含む。
【0048】
以上のように、本発明を具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施形態および図面によって説明したが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものに過ぎず、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有した者であれば、このような記載から様々な修正および変形が可能である。
したがって、本発明の思想は説明された実施形態に限定して定められず、特許請求の範囲だけでなく、該特許請求の範囲と均等または等価的な変形がある全てのものは本発明思想の範疇に属する。
【要約】
【課題】仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置およびその動作方法を提供すること。
【解決手段】仮想コンテナを用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成する電子装置は、電子装置において実行中のプログラムと対応するウィンドウを表示するように設定された表示部、外部から受信された第1命令に基づいて、前記ウィンドウ内に一つ以上のコンテナを生成し、前記生成された一つ以上のコンテナの内部に少なくとも一つのコンポーネントを挿入するコンポーネント管理部、前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線までの距離に対する第1距離情報を取得し、前記一つ以上のコンテナの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第2距離情報を取得し、前記第1距離情報および第2距離情報を用いて前記ウィンドウの枠線のうち少なくとも一つの枠線から前記少なくとも一つのコンポーネントまでの距離に対する第3距離情報を取得する位置情報管理部、および外部から受信された第2命令に基づいて、前記ウィンドウ内に生成された前記一つ以上のコンテナを前記ウィンドウから削除し、前記取得された第3距離情報を用いて前記少なくとも一つのコンポーネントの前記ウィンドウ内での位置を計算し、前記計算結果に基づいて前記少なくとも一つのコンポーネントを含む前記ウィンドウを生成するグラフィカルユーザインタフェース生成部を含む。
【選択図】図1
図1
図2
図3