【実施例】
【0065】
ここで
図3を参照すると、この
図3は、本発明の一実施形態に従う、RF信号発生装置を使用する検査配置構成114の概略図である。生理食塩水を含む点滴静注パック116は、上述されるように、電解質流体リザーバを構成する。滴下チャンバ112の下流の管路124から通じる電気ケーブル118は、水槽150内の生理食塩水138に接続される。生理食塩水は、滴下チャンバ112からコネクタ120を通って流れて管路124に達し、ケーブル118と電気的に接触する。管路124は、コネクタ120からポンプ126に延在する。
【0066】
液圧管路124、128は、点滴静注パック116及びポンプ126を相互接続する。電線路130は、ハンドル132及びカテーテル134をRF発生装置136と接続する。管路128は、ポンプ126からカテーテル134のハンドル132に延在する。カテーテル134の遠位端は、ヒトの被験者を模倣する生理食塩水138を含む水槽150の中に挿入される。
【0067】
検査システム140は、ディスプレイ144に接続されるECG回路142を含む。4つのECGリード線146は、ECG回路142に、及び生理食塩水138と接触する水槽150の内面に載置される金属パッチ148に接続される。電気ケーブル118は、点滴静注パック116を水槽150内の生理食塩水138に接続する。
【0068】
ここで
図4を参照すると、この
図4は、本発明の一実施形態に従って構築される、コネクタ120(
図3)の概略図である。コネクタ120は、外側金属シェル154と、導電性ネット又はスポンジ156で満たされたルーメンとを有する管状である。スポンジ156は、コネクタ120のルーメン内に流れる生理食塩水と広範な物理的接触を確保し、そのコンダクタンスを増大する。電気コネクタ158は、ルーメン内の生理食塩水とスポンジ156とケーブル118との間に電気的導通が存在するように、金属シェル154上に提供される。
【0069】
第2の実施形態
ここで
図5を参照すると、この
図5は、本発明の代替的実施形態に従う、心電図ノイズを低減するためのシステム178の概略図である。この実施形態では、リザーバ220内の電解質含有流体は、ポンプ224によって血管内カテーテル222の中に注入され、例えば、肢部、被験者180の身体の他の一部分、又は患者の接地に取り付けられた身体表面電極パッド又は針電極184を使用して、コネクタ226及び導電性ケーブル182によって被験者180に電気的に接続される。コネクタ226は、コネクタ120(
図4)と同じ構造を有することができる。ケーブル182は遮蔽されてもよい。コネクタ226は、
液圧管路228内、又はリザーバ220から下流の活栓上に配置される。好ましくは、コネクタ158は、ポンプ224の下流に配設される。
【0070】
ここで
図6を参照すると、この
図6は、本発明の代替的実施形態に従う、システム178(
図5)が動作中であるときに記録されたECGデータを提示する。データは、CARTO 3システム、NaviStar(登録商標)ThermoCool(登録商標)カテーテル、及びSmartAblate(商標)ポンプ(Cordis Corporationから入手可能)を使用して記録された。RFアブレーション発生装置は稼働中ではなかった。
図3を参照して上述されるように、水槽は、患者をシミュレーションするために使用された。
【0071】
ECGストリップ232は、ケーブル182の取り付け前の基線トレーシングである。バックグラウンドノイズは、約0.02mVの大きさで示される。
【0072】
ECGストリップ234では、ポンプは稼働中である。ノイズは、約0.07mVの値まで増大した。
【0073】
ECGストリップ236では、ポンプは動作中のままである。ケーブル182は接続され、それによって生理食塩水の浴槽水への洗浄管内の生理食塩水を短絡する。ノイズレベルは、約0.02mVの基線値まで戻った。
【0074】
第3の実施形態
ここで
図7を参照すると、この
図7は、本発明の代替的実施形態に従う、心電図ノイズを低減するためのシステム188の概略図である。
図7における配置構成は、
図5のものと類似する。しかしながら、ここでワイヤー238はコネクタ226から、電極32及び33に近位するがカテーテル222上、例えば下大静脈内に位置する、電極240に延在する。
【0075】
あるいは、電極240は、被験者の中に、例えば、血管系又は胃腸管の中に導入された、第2のカテーテル(図示せず)上に配設されてもよい。ワイヤー238は、準用して電極240に再経路決めされる。
【0076】
第4の実施形態
ここで
図8を参照すると、この
図8は、本発明の代替的実施形態に従う、注入システムの配置構成204の概略図である。この実施形態では、管206内の生理食塩水溶液205は、コネクタ212から金属ロータ214又はポンプ208内のローラに延在するワイヤー210を使用して蠕動ポンプ208に短絡される。ワイヤー210は、管206を通ってポンプ208によって推進される生理食塩水溶液205を電気的に接続し、それによって摩擦発生装置を短絡する。あるいは、この接続は、内面が生理食塩水と接触し、かつ身体がポンプロータの反流側に接続される導電性ニップルによって実現されてもよい。ECGデータは、カテーテル242上の電極241からコンソール186内のPIU入力部102を介して得られる。
【0077】
配置構成204は、
図3に示される検査配置構成に類似する患者組織モデルの代わりに生理食塩水を使用して検査された。洗浄蠕動ポンプは、ニップルに接続され、かつ患者の身体内の洗浄されたカテーテルに更に取り付けられた管を通る正常な生理食塩水を押し出す。カテーテル内の生理食塩水チャネルを通って、及び患者の中に流れる電流は、ECGノイズ信号の発生源である。
【0078】
第5の実施形態
ここで
図9を参照すると、この
図9は、本発明の代替的実施形態に従う、注入システムの配置構成216の概略図である。配置構成216は、配置構成204(
図8)に類似する。しかしながら、発生装置の電位を短絡することは、ポンプ208と滴下チャンバ112との間の電気的接続、又はワイヤー218によって、若しくは導電性ニップルによってポンプの入力部側を供給する他の流体源を形成することによって達成される。ロータ又はポンプフレームへの管206内の生理食塩水を短絡することによって、発生装置の電位は、前の実施形態と同様に出力部側ではなくポンプ208の入力部側上で効果的に短絡される。
【0079】
第6の実施形態
再び
図9を参照すると、上述される実施形態は、管の表面電荷を軽減することによって更に修正され得る。これを達成するための1つの手法は、液体水及びその水をわずかに導電性にし、かつ管表面を親水性にするイオン性界面活性剤を含有する任意の材料で管又は
液圧管路の外表面をコーティングすることによるものである。コーティングは、管の外側で生理食塩水、手洗い石鹸、又は電極ゲルを、噴出、噴霧、又は磨くことによって達成されてもよい。前述の説明は、物質の非常に広範な階級に適用するが、特定の材料が摩擦電気発生装置を遮断するのに特に有効であること、即ち、通常の手洗い石鹸、生理食塩水、及び電極ゲルが見出された。
【0080】
潤滑油などの非導電体はまた、摩擦電気発生装置の表面を遮断するために検査された。これらは、油がどれだけ乾燥し又は低導電性であるかによって電位を変えた。乾燥し又は低導電性の油は、水と混合されるか、又は導電性特性を有する油より有効性が低くかった。3マイクロメートルのアルミニウムフレークと混合された油は、非常に有効な遮断剤を構成するが、伝導機構が水と同様にイオン伝導率ではなくアルミニウム粒子間の静電結合であるように見受けられるため、電位を完全に抑制しない。これらの調製物のいずれかの中の水が蒸発するとすぐ、摩擦電気発生装置は、その元の電位に戻り、電気ノイズを再開する。
【0081】
あるいは、管の外表面は、金属ロータ214との機械的接触が本質的にメタル−オン−メタルであるように、導電体でコーティングされてもよい。インジウムスズ酸化物が提案される。管をアルミニウム箔で包むことは、接触点が箔上の金属ローラであるように、摩擦帯電を完全に取り除く。
【0082】
あるいは、管のプラスチック材料に帯電防止化学添加物、例えば、金属粒子を含浸させることは、管壁がわずかに導電性であるように、摩擦電気発生装置を短絡する。これらの化学添加物は、それがわずかに導電性であるように、プラスチック表面又は体積で結合するように水分子を引き付ける親水性である傾向がある。
【0083】
更にあるいは、「帯電防止」化学添加物を管の外表面に添加することもまた有効である。
【0084】
当業者であれば、本発明は、上記に具体的に示し、説明したものに限定されない点は認識されるところであろう。むしろ、本発明の範囲は、上記に述べた異なる特性の組み合わせ及び一部の組み合わせ、並びに上記の説明文を読むことで当業者には想到されるであろう、従来技術ではない変形及び改変をも含むものである。
【0085】
〔実施の態様〕
(1) カテーテル法システムであって、
生存被験者の心臓への挿入に適合された可撓性カテーテルであって、遠位部分と、該遠位部分で前記カテーテルから出るように導電性流体を通すためのルーメンとを有し、該ルーメンが、洗浄ポンプに接続可能であり、それと流体連通を形成する、可撓性カテーテルと、
前記導電性流体を前記カテーテルに供給するために前記ルーメンに接続された流体リザーバと、
前記心臓内の電気活動を監視するために前記被験者に接続可能な心電図回路であって、入力部を有する、心電図回路と、
前記被験者と接触する電極に前記流体リザーバの前記導電性流体を結合する導電性ケーブルと、を備える、システム。
(2) 前記カテーテルが、前記遠位部分上に配設されたマッピング電極を有し、前記電極が、前記カテーテル上で前記マッピング電極の近位に位置する、実施態様1に記載のシステム。
(3) 前記電極が、前記被験者の中に導入される第2のカテーテル上に位置する、実施態様1に記載のシステム。
(4) 前記カテーテルが、吸気口を有し、コネクタが、前記吸気口で前記導電性流体と電気的に接触し、かつ前記導電性流体を患者の接地点(patient ground)に接続する、実施態様1に記載のシステム。
(5) 前記導電性ケーブルが、前記洗浄ポンプの下流で前記導電性流体に電気的に接続される、実施態様1に記載のシステム。
【0086】
(6) 前記導電性ケーブルが、金属的に遮蔽されたケーブルである、実施態様1に記載のシステム。
(7) カテーテル法システムであって、
生存被験者の心臓への挿入に適合された可撓性カテーテルであって、遠位部分と、該遠位部分で前記カテーテルから出るように導電性流体を通すためのルーメンとを有する、可撓性カテーテルと、
前記導電性流体を前記カテーテルに供給するために
液圧管路によって前記ルーメンに接続された流体リザーバと、
前記導電性流体を前記カテーテルの前記ルーメンに推進させるためのポンプであって、フレームと、前記
液圧管路に作用する回転要素とを有する、ポンプと、
前記
液圧管路内の前記導電性流体と前記回転要素との間の電気的接続を形成する導電性ケーブルと、を備える、システム。
(8) 前記回転要素が、金属製である、実施態様7に記載のシステム。
(9) 前記回転要素が、セラミックから形成される、実施態様7に記載のシステム。
(10) 前記回転要素が、ポリマーから形成される、実施態様7に記載のシステム。
【0087】
(11) 前記回転要素が、アセタールホモポリマーから形成される、実施態様7に記載のシステム。
(12) 前記導電性ケーブルが、前記ポンプの前記フレームに接続する、実施態様7に記載のシステム。
(13) 前記導電性ケーブルが、前記ポンプの前記回転要素に接続する、実施態様7に記載のシステム。
(14) 前記回転要素が、非導電性である、実施態様7に記載のシステム。
(15) 前記導電性流体との前記電気的接続が、前記ポンプから下流にある、実施態様7に記載のシステム。
【0088】
(16) 前記導電性流体との前記電気的接続が、前記ポンプから上流にある、実施態様7に記載のシステム。
(17) 前記
液圧管路の外表面の一部分が、帯電防止化学物質でコーティングされ、前記一部分が、前記外表面を前記ポンプの前記回転要素と接触させる、実施態様7に記載のシステム。
(18) 前記
液圧管路の外表面の一部分が、石鹸水、生理食塩水、及び水からなる群から選択される帯電防止化学物質でコーティングされ、前記一部分が、前記外表面を前記ポンプの前記回転要素と接触させる、実施態様7に記載のシステム。
(19) 前記
液圧管路の外表面の一部分が、導電体でコーティングされ、前記一部分が、前記外表面を前記ポンプの前記回転要素と接触させる、実施態様7に記載のシステム。
(20) 電気活動を監視するための方法であって、
導電性流体のリザーバを蠕動ポンプに接続する工程であって、前記蠕動ポンプが、回転要素と、フレームとを有し、前記蠕動ポンプが、
液圧管路を通って前記導電性流体を流れさせるように前記
液圧管路に力を及ぼす、工程と、
心電図回路を被験者に接続する工程と、
前記導電性流体と前記蠕動ポンプとの間の電気的接続を形成する工程と、
前記リザーバから前記被験者の中に前記導電性流体を流れさせるように、前記蠕動ポンプを動作させる工程と、
前記蠕動ポンプの動作中に、前記心電図回路で前記被験者の心臓内の電気活動を監視する工程と、を含む、方法。
【0089】
(21) 前記電気的接続が、前記蠕動ポンプの前記フレームと形成される、実施態様20に記載の方法。
(22) 前記電気的接続が、前記蠕動ポンプの前記回転要素と形成される、実施態様20に記載の方法。
(23) 前記回転要素が、金属製である、実施態様20に記載の方法。
(24) 前記回転要素が、非導電性である、実施態様20に記載の方法。
(25) 前記
液圧管路の一部分が、導電体でコーティングされ、前記一部分を前記回転要素と接触させる工程を更に含む、実施態様20に記載の方法。
【0090】
(26) 前記導電体が、インジウムスズ酸化物である、実施態様25に記載の方法。
(27) 前記導電体が、アルミニウム箔である、実施態様25に記載の方法。
(28) 前記
液圧管路に、帯電防止化学物質が含浸される、実施態様20に記載の方法。
(29) 前記
液圧管路の一部分の外表面が、液体水及びイオン性界面活性剤を含有する材料でコーティングされ、前記一部分を前記回転要素と接触させる工程を更に含む、実施態様20に記載の方法。
(30) 前記材料が、手洗い石鹸、生理食塩水、油水混合物、及び電極ゲルからなる群から選択される、実施態様29に記載の方法。
【0091】
(31) 前記
液圧管路の一部分には、帯電防止化学物質が含浸され、前記一部分を前記回転要素と接触させる工程を更に含む、実施態様20に記載の方法。
(32) 前記
液圧管路の外表面の一部分が、帯電防止化学物質でコーティングされ、前記一部分を前記回転要素と接触させる工程を更に含む、実施態様20に記載の方法。