【文献】
岩ヶ谷、外1名,数式処理技術とプラントモデリング,計測と制御,日本,2014年 4月,第53巻、第4号,p.335−338
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記推測センサの対象である前記システムの前記モデルが存するならば、前記オフライン部分の前記推測センサの前記対象である前記システムの前記モデルに対するパラメータデータセットの準備だけが、システムへの前記推測センサの新しい適用に対して必要とされる、請求項2に記載のセンサ。
前記推測センサが、乗物システムの、選択的触媒還元(SCR)触媒内のアンモニア貯蔵、SCR入口NO/NO2比、NOXセンサの交差感度パラメータ、吸気マニホルド/筒内/排出マニホルド酸素含有量または圧力、エンジンアウトNOx、およびターボチャージャ速度からなる群の、1つまたは複数の項目に対する推定値を取得するために利用される、請求項2に記載のセンサ。
前記推測センサを、NH3に対するNOxセンサの交差感度、SCR NH3貯蔵、および選択的触媒還元(SCR)入口NO/NO2比からなる群から1つまたは複数の項目を推定するように構成するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本システムおよび手法は、1つまたは複数の、プロセッサ、コンピュータ、コントローラ、ユーザインターフェイス、無線および/もしくは電線接続、ならびに/または類するものを、本明細書で説明される、および/または示される実施形態に組み込み得る。
【0006】
本説明は、本システムおよび手法の実施について、1つまたは複数の例示的なおよび特定の例または方途を提供し得るものである。システムおよび手法の実施について、数多くの他の例または方途が存在し得る。
【0007】
最新式の内燃機関の複雑度は、法令により規定される、より厳しい排気規制に応じて急速に増加しているように思われる。各々の新しい制約は、しばしば、新しいサブシステムまたは技術を、調整または追加することにつながり得る。実質上すべての追加的なサブシステムは、次いで、所望される性能を実現し、テールパイプ排気制約がエンジン寿命にわたって満たされることになるということを確実にするために、新しい制御システムを必要とする場合がある。
【0008】
新しいサブシステムを監視および制御するために、1つまたはいくつもの追加的なセンサおよびアクチュエータを導入することが、しばしば必要である場合がある。新しいセンサおよびアクチュエータは、複雑度においてのみでなく、製品の最終的な価格においてもまた高まっているように思われる。後処理ラインは、そのようなサブシステムの例であり得る。SCR(選択的触媒還元(selective catalytic reduction))は、注入される尿素から分解されるアンモニア(NH3)を導入することにより、排出ガスからNOxを除去するために使用されるデバイスであり得る。規定される法的な制限は、NOxおよびNH3の両方の排気に対して満たされなければならず、したがって、尿素注入器に対する効率的および精密な制御システムが必要とされ得る。フィードバック制御システムは、触媒の内部状態を、すなわち、NOx変換効率を向上させるアンモニア分布(coverage)を含めて、知る必要がある。この量は、直接の測定値が明白でないので、他の変数から推測されなければならない場合がある。変数の他の例であって、それらを制御システムに導入するときにエンジンの応答を改善し得るものは、エンジンアウトNOx濃度、吸気および排出酸素濃度、筒内酸素割合、ならびに他の要因を組み込む。
【0009】
コスト、信頼性、および保守の理由に起因して、これらの述べられたセンサを導入することが可能でない場合がある。さらに、モデルおよび仮想センサを使用することにより、可能な限り多くの物理センサを、エンジンおよび結合されるサブシステムから置換することの圧力が存在するように思われ、その場合、そのような置換に対する主な理由は、センサのコスト、それらの信頼性、および関係付けられるオンボード診断(OBD)であり得る。
【0010】
物理センサは、量を観測するための何らかの先進的な方法が使用されるときに、モデル、または、推測センサとしても知られている仮想センサにより置換され得る。物理センサの置換は、しばしば、多くの労力、および相当量の費用での試験を要する困難な課業であり得る。1つの手法は、具体的な量に対する具体的な仮想センサを開発することであり得る。新しい物理量を観測することに対する必要性が存在するとき、非システマチックな手法が使用されるならば、開発作業を始めから繰り返すことが必要である場合がある。
【0011】
本手法は、非常にシステマチックな方途で、自動車用サブシステムでの使用に対する推測センサを設計するためのフレームワークであり得る。さらに、説明されるフレームワークで使用される数学的技法は、数値のロバスト性を確実にし、ECU(エンジン制御ユニット)として知られている、リアルタイム制御システムに対する埋め込み型プラットフォーム上での実施に対して十分に高速であり得る。
【0012】
本手法によって、内燃機関および後処理システムに対する様々な推測センサを、システマチックな方途で、1)観測されるサブシステムに対するモデルを準備することと、2)較正データセットとして知られているデータをリアルタイムテンプレートにポピュレートすることと、3)推測センサを周期的にモデルと一体で、リアルタイムで動作させて、必要とされる推定された変数を得ることとによって、設計、構成、および較正することが可能となり得る。
【0013】
一度実施されると、フレームワークは、エンジン上の実質上任意のサブシステムに対して、相当量の、または面倒なコード変更を必要とすることなく再使用され得る。例えばフレームワークは、後処理ラインでの測定不可能な物理量(例えば、アンモニア貯蔵、NO/NO2比等々)を推定するために使用され得る。さらに、乗物、エンジン、および後処理システムの物理センサの、置換または除去に対する潜在性が存在し得る(例えば、エンジンアウトNOx物理センサ、吸気マニホルド酸素センサ、テールパイプアウトNH3物理センサ、SCRミッドブリック(mid−brick)NH3物理センサ等)。本推測センサはさらには、NH3に対するNOxセンサの交差感度、SCR入口NO/NO2比、およびより多くのものを推定するように構成され得る。そのような手法は、開発時間を相当量低減し、したがって、制御システム設計の全体的なコストを低減し、一方で、システムの性能を改善し得る。
【0014】
本手法は、先進的な観測器方法を利用することにより可能にされ得る、オフライン部分およびリアルタイム部分を厳密に分離し得る。本手法によって、エンジンまたは後処理サブシステムの将来の推測センサに対するリアルタイム部分を、相当量の、または面倒なコード変更を行うことなく、実施および再使用することが可能となり得る。
【0015】
本推測センサは、エンジン制御ユニット(ECU)またはラピッド・プロトタイピング・システム上で実行され得るコンピュータプログラムとして、実施および適用され得る。推測センサは、オフライン部分およびオンライン(またはリアルタイム)部分を有し得る。部分は、以下でのように実施され得る。
【0016】
オフライン部分は、1)リアルタイム実行に対する適した形式(例えば、C言語ファイル)での、推測センサの対象であるサブシステムのモデルの手動または自動の準備であって、モデルが常微分方程式(ODE)のセットにより記述される、準備と、2)自動的に生成されるファイル(例えば、C言語ファイルまたはヘッダファイル)に記憶され得る、モデルに対するパラメータデータセットの手動または自動の準備とを組み込み得る。
【0017】
オンライン部分は、ある決まった構成要素とともに、拡張カルマンフィルタを使用することにより実施され得るものであり、それらの構成要素は、1)システムモデル状態を更新するための陰的固定ステップソルバ(implicit fixed step solver)(例えば、陰的オイラー法)であって、反復ニュートン−ラフソン、ガウス−ニュートン、または、レーベンバーグ−マルカートアルゴリズムを使用し得る、ソルバと、2)因数分解された形式、例えば、コレスキー因数分解またはLDL
T分解で、測定されたデータに基づいて記憶および更新され得る、システム状態推定値の共分散行列であって、因数分解された形式が、方法の数値特性を改善し得る、共分散行列と、3)例えばハマーリング(Hammarling)のアルゴリズムまたはその修正を使用することにより、コレスキーまたはLDL
Tの因数分解された形式で連続リアプノフ(Lyapunov)方程式を解くことにより、陰的形式で行われ得る、システム状態推定値の共分散行列の時間更新とを組み込むものである。
【0018】
一部の観測が特記され得る。本手法は、陰的拡張カルマンフィルタと呼称され得る。オフライン部分、すなわち、ステップ1および2の両方は、推測センサの対象である各々の新しいサブシステムに対して繰り返される必要があり得る。サブシステムのモデルがすでに存し、その推測センサの新しい適用に対する必要性が存在するならば、オフライン部分のステップ2だけが必要とされ得る。オンライン部分は、一度だけ実施されなければならないという場合があり、したがってそれは、必ずしもいかなる新しいサブシステムに対しても変化しなければならないということにはならない。このシステマチックな手法は、新しい推測センサを設計するときに多くの開発作業を省くことが可能である。本手法は、様々なエンジンサブシステムに対して使用され得る。少数の例は、SCR触媒内のアンモニア貯蔵の推定、SCR入口NO/NO2比の推定、NOxセンサの交差感度パラメータの推定、吸気マニホルド/筒内/排出マニホルド酸素含有量または圧力の推定、エンジンアウトNOx、ターボチャージャ速度の推定等々を包含し得る。
【0019】
図1は、自動車用サブシステムに対する推測センサシステム11の適用の線図である。ポート12および15は、エンジンまたはAFTサブシステム13、および推測センサ14それぞれへの入力を伝達するためのものであり得る。エンジンまたはAFTサブシステム13からの測定された出力は、ポート16で提供され得る。ポート16からの出力は、推測センサ14の入力ポート14に進み得る。観測された変数は、ポート17で出力され得る。
【0020】
図2は、推測センサ14のフロー線図である。各々のサンプリング期間に対する、センサ14の開始オンライン部分が、符号21で存在し得る。システム測定値が、符号22で取得され得る。測定値に基づく推定されたシステム状態のデータ更新ステップが、符号23で存在し得る。
【0021】
測定値に基づく推定されたシステム状態の(因数分解された形式での)共分散行列のデータ更新ステップが、符号24で存在し得る。システム状態のフィルタリングされた推定値が、符号25でエクスポートされ得る。システムモデルを使用することによる、推定されたシステム状態の時間更新ステップは、符号26でのものであり得る。陰的ソルバが、硬い(stiff)モデルに対して使用され得る。
【0022】
推定されたシステム状態の(因数分解された形式での)共分散行列の時間更新は、システムモデルを使用することにより、符号27で達成され得る。陰的ソルバが、硬いモデルに対して使用され得る(例えば、連続リアプノフ方程式の求解)。システム状態の予測された推定値が、符号28でエクスポートされ得る。作業フローは符号29で終了し得る。
【0023】
アンモニア分布推測センサが特記され得る。アルゴリズム的フレームワークの構成要素、およびアンモニア貯蔵への適用がチェックされ得る。推測センサは、利用可能な測定信号を使用することにより、測定されない変数を推定するために使用され得る。センサは、単一の精度によってエンジン制御ユニット上で実行可能であり得る。センサの主な部分は、システムの非線形モデル、非線形モデルに対する数値観測器、および測定されない変数を更新するための状態観測器を組み込み得る。
【0024】
システムの非線形モデルは、
図3での方程式61などの、ことによると硬い非線形常微分方程式のセットを有し得る。
図4での解析的1次導関数62は、大きく好都合なものであり得る。
【0025】
非線形モデルに対する数値ソルバは、高速であり、数値的にロバストであり得る。単純な選択肢は、
図5でのオイラー法63であり得る。オイラー法63は、すなわち、硬いシステムに対しては、数値的に不安定であり得るものであり、したがって、必ずしも現実の実際的な問題に対して使用されない。別の単純な選択肢は、硬い方程式に対する大きな安定性を有し得る、後退オイラー法であり得る。
図6での後退オイラー法64は、実際的な適用に対する基本的な手法であり得る。方法64は、非線形方程式のセットを解くために使用され得る。
【0026】
図7は、推測センサのアルゴリズム的フレームワーク65に対する線図である。システムモデル31は、方程式f(.)およびg()を有し得る。モデル31は、較正に対するモデルパラメータ32を提供し得る。
【0027】
システムモデル31は、推測センサエンジン33と対話し得る。エンジン33は、データ更新35および時間更新36を提供し得る拡張カルマンフィルタ34を組み込み得る。データ更新35は、LDL
Tでのビエルマン(Bierman)アルゴリズムによる共分散更新37を必然的に含み得る。時間更新36は、固定ステップ陰的オイラーソルバ38を必然的に含み得るものであり、その固定ステップ陰的オイラーソルバ38は、LDL
Tでの連続リアプノフ方程式ソルバ39を必然的に含み得る。
【0028】
エンジン33に対する追加的な項目の群30は、LDL
T因数分解、LDL
Tランク1更新、シュール(Schur)実分解、およびLDL
Tを使用して非線形方程式を解くためのニュートン−ラフソン法を組み込み得る。他の項目が組み込まれ得る。
【0029】
常微分方程式に対する数値ソルバは、例えば、
図8での方程式66として示され得る、ニュートン−ラフソンまたはレーベンバーグ−マルカート法に基づく、
図6の後退または陰的オイラー法64を組み込み得る。求解は、良好な開始点が提供されるならば、1つから3つの反復だけを必要とし得る。以前の状態は、非常に良好な推定値であり得る。求解は、特に、ヤコビアンが解析的に導出され得るならば、非常に高速であり得る。
【0030】
拡張カルマンフィルタ34は、
図3での方程式61に鑑みて、
図7の時間更新ステップ36の間の安定性による、起こり得る数値の問題を必然的に含み得る。陰的時間更新ステップ36は、
図9での方程式67を必然的に含み得る。拡張カルマンフィルタ34のデータ更新ステップ35は、数値のロバスト性を得るために、LDL
T因数分解でのビエルマンアルゴリズムによる共分散更新によって実施され得る。
【0031】
推測センサのオフライン部分は、
図10での線
図40で示されるような作業フローを必然的に含み得る。推測センサ構成の開始オフライン部分は、符号41で現れ得る。推測センサに対するサブシステムのモデルを準備することが、符号42で現れ得る。符号43では、推測センサに対するパラメータデータセットを準備することが存在し得る。符号42および43は、
図3での方程式61を必然的に含み得る。符号42に対しては、方程式61の重点は、fおよびgにあり得る。符号43に対しては、方程式61の重点は、θ(t)、推測センサに対するパラメータデータセットにあり得る。符号44での配備は、推測センサに対するサブシステムのモデル、およびリアルタイム部分に対するパラメータデータセットを必然的に含み得る。作業フローは、符号45で終了し得る。較正データセット51は、推測センサのオフライン部分とみなされ得る。
【0032】
推測センサのリアルタイム部分は、
図11でのテンプレート50を必然的に含み得る。較正データセット51は、fおよびgに重点がある、
図3で示されるような方程式61を必然的に含むシステムモデル52を組み込み得る。θ(t)に重点がある同じ方程式61を必然的に含むパラメータデータセット53は、モデル52からのものであり得る。較正データセット51はさらには、チューニングパラメータ54を組み込み得る。
【0033】
較正データセット51は、推測センサリアルタイムテンプレート50の固定リアルタイム部分55と対話し得る。部分55は、拡張カルマンフィルタ56を組み込み得る。データ更新57および時間更新58は、フィルタ56からのものであり得る。因数分解された形式(例えば、LDL
T)での共分散更新59は、データ更新57からのものであり得る。時間更新58は、固定ステップ陰的ソルバ(例えば、陰的オイラー法)を必然的に含み得る。さらには、時間更新58は、拡張カルマンフィルタ共分散行列を更新するための、因数分解された形式(例えば、LDL
T)での連続リアプノフ方程式ソルバを必然的に含み得る。固定リアルタイム部分55は、推測センサのオンライン部分とみなされ得る。
【0034】
要約すると、自動車用サブシステムの量を推測するためのシステムは、自動車用サブシステムに提供される1つまたは複数の入力、およびサブシステムにより提供される1つまたは複数の測定された出力を有し、サブシステムの1つまたは複数の推定された量を提供するための出力を有する、推測センサを組み込み得る。サブシステムに提供される1つまたは複数の入力、およびサブシステムからの測定された出力を処理するコンピュータは、サブシステムの1つまたは複数の推定された量を提供するための、推測センサの出力を提供し得る。推測センサは、オフライン部分と、オンライン部分とを組み込み得る。オフライン部分は、サブシステムのモデルを提供し得る。オンライン部分は、サブシステムの1つまたは複数の推定された量を提供し得る。
【0035】
オフライン部分は、サブシステムのモデル、およびオンライン部分に対するパラメータデータセットをさらに提供し得る。オンライン部分は、サブシステムに提供される1つまたは複数の入力を受信し、サブシステムからの測定された出力を受信し得る。オンライン部分は、サブシステムの推定された量の1つまたは複数の信頼区間をさらに提供し得る。
【0036】
オンライン部分は、カルマンフィルタを組み込み得る。カルマンフィルタは、サブシステムのモデル、1つまたは複数の推定された量の共分散行列を更新し、サブシステムからの測定された出力に基づいて更新する、陰的固定ステップソルバを組み込む拡張カルマンフィルタであり得る。サブシステムは、エンジンまたは後処理機構であり得る。
【0037】
推測センサは、コンピュータと、オフライン部分と、オンライン部分とを組み込み得る。オフライン部分は、推測センサの対象であるシステムのモデルの準備を組み込み得る。オンライン部分は、システムのモデルを更新するための陰的固定ステップソルバを組み込み得る。オフライン部分およびオンライン部分は、コンピュータにより処理され得る。
【0038】
オフライン部分は、推測センサの対象であるシステムのモデルに対するパラメータデータセットの準備をさらに組み込み得る。
オンライン部分は、システムの状態の推定値の共分散行列をさらに組み込み得る。システムの状態の推定値の共分散行列は、因数分解された形式で、測定されたデータに基づいて記憶および更新され得る。
【0039】
推測センサの対象であるシステムのモデルに対するパラメータデータセットは、自動的に生成されるファイルに記憶され得る。
推測センサの対象であるシステムのモデルは、常微分方程式のセットにより記述され得る。
【0040】
システムの状態の推定値の共分散行列の時間更新は、連続リアプノフ方程式を利用して、陰的固定ステップソルバにより遂行され得る。
推測センサの対象であるシステムのモデルが存するならば、オフライン部分の推測センサの対象であるシステムのモデルに対するパラメータデータセットの準備だけが、システムへの推測センサの新しい適用に対して必要とされ得る。
【0041】
推測センサは、乗物システムの、選択的触媒還元(SCR)触媒内のアンモニア貯蔵、SCR入口NO/NO2比、NOXセンサの交差感度パラメータ、吸気マニホルド/筒内/排出マニホルド酸素含有量または圧力、エンジンアウトNOx、およびターボチャージャ速度からなる群の、1つまたは複数の項目に対する推定値を取得するために利用され得る。
【0042】
コンピュータは、エンジン制御ユニット(ECU)であり得る。
推測センサを確立するための手法は、コンピュータを用意することと、観測されているサブシステムに対するモデルを準備することと、較正データセットとなるように、データをリアルタイムテンプレートにポピュレートすることと、周期的にリアルタイムで、コンピュータ上で推測センサをモデルとともに動作させて、所望される推定された変数を取得することとを組み込み得る。
【0043】
推測センサは、後処理システムでの、測定可能な物理量、および/または、測定不可能な物理量の、推定値および信頼区間を提供し得る。
推測センサは、エンジンの、測定可能な物理量、および/または、測定不可能な物理量の、読み取り値の推定値および信頼区間を結果として生じさせ得る。推測センサからの測定可能な物理量の読み取り値の推定値は、直接測定可能な物理量の1つまたは複数のセンサが除去され得るということを示唆し得る。
【0044】
測定可能な物理量の1つまたは複数のセンサは、エンジンアウトNOx物理センサ、吸気マニホルド酸素物理センサ、EGRマスフロー物理センサ、新気(fresh air)マスフロー物理センサ、ターボチャージャ速度物理センサ、選択的触媒還元(SCR)ミッドブリックNH3物理センサ、およびテールパイプアウトNH3物理センサからなる群から選択され得る。
【0045】
手法は、推測センサを、NH3に対するNOxセンサの交差感度、SCR NH3貯蔵、およびSCR入口NO/NO2比からなる群から1つまたは複数の項目を推定するように構成することをさらに組み込み得る。
【0046】
本明細書では、事項の一部は、たとえ別の様式または時制で明言されるとしても、仮定的または予測的な性質のものであり得る。
本システムおよび/または手法は、少なくとも1つの例示的な例に関して説明されたが、多くの変形および修正が、本明細書を読むことで当業者には明白となろう。したがって、添付される特許請求の範囲は、可能な限り広範に、関係付けられる技術分野に鑑みて、すべてのそのような変形および修正を含むように解釈されるということが意図するものである。