特許第6648049号(P6648049)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6648049美容器具、美容器具のプローブ切り替え方法、及び美容器具のモード切替方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6648049
(24)【登録日】2020年1月17日
(45)【発行日】2020年2月14日
(54)【発明の名称】美容器具、美容器具のプローブ切り替え方法、及び美容器具のモード切替方法
(51)【国際特許分類】
   A61H 23/02 20060101AFI20200203BHJP
   A61N 1/30 20060101ALI20200203BHJP
【FI】
   A61H23/02 386
   A61H23/02 341
   A61N1/30
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-28834(P2017-28834)
(22)【出願日】2017年2月20日
(65)【公開番号】特開2018-134128(P2018-134128A)
(43)【公開日】2018年8月30日
【審査請求日】2018年7月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】599013658
【氏名又は名称】株式会社プロティア・ジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100118256
【弁理士】
【氏名又は名称】小野寺 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】デスモンド・ブライアン・フェルナンデス
【審査官】 佐藤 智弥
(56)【参考文献】
【文献】 特開2001−268680(JP,A)
【文献】 特開2000−217881(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3135343(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の振動子を備えた第1のプローブ本体、及び前記第1のプローブ本体と第1のケーブルを介して接続される第1のコネクタを有する第1のプローブと、
第2の振動子を備えた第2のプローブ本体、及び前記第2のプローブ本体と第2のケーブルを介して接続される第2のコネクタを有する第2のプローブと、
前記第1の振動子を所定の範囲内の第1の周波数により振動させる第1の駆動部、及び前記第2の振動子を前記第1の周波数と同一つ又は前記所定の範囲内の前記第1の周波数とは異なる第2の周波数により振動させる第2の駆動部を有する器具本体と、を備え、
前記第1のコネクタの端子配置は、前記第2のコネクタの端子配置と同じであり、
前記器具本体は前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとのうちの一方と選択的に接続される第3のコネクタを有し、
前記第3のコネクタは前記第1の駆動部と前記第2の駆動部とのいずれかと接続され、
前記器具本体は、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出し、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続された場合は前記第1の駆動部に、前記第2のコネクタが接続された場合は前記第2の駆動部に切り替える制御部を有し、
前記第3のコネクタに前記第1のコネクタ又は前記第2のコネクタが接続された状態で、前記第3のコネクタの一つ又は二つの端子に電圧が抵抗を介して印加され、前記制御部は前記第3のコネクタの一つ又は二つの端子の電位を検出することで、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出し、
前記第3のコネクタの一つ又は二つの端子と接続される、前記第1のコネクタの一つ又は二つの端子と前記第2のコネクタの一つ又は二つの端子とは、前記電圧が抵抗を介して印加されたときに前記第3のコネクタの一つの端子の電位又は二つの端子の一方の電位が前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとで異なるように、電位が設定されるか又はフローティングとされる、美容器具。
【請求項2】
前記制御部は、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタか前記第2のコネクタが接続され、前記第3のコネクタの一つの端子に前記電圧が抵抗を介して印加されたときに、前記第3のコネクタの一つの端子の電位の違いにより、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出する、請求項1に記載の美容器具。
【請求項3】
前記制御部は、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタか前記第2のコネクタが接続され、前記第3のコネクタの二つの端子にそれぞれ前記電圧が抵抗を介して印加されたときに、前記第3のコネクタの二つの端子の2つの電位の違いにより、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出する、請求項1に記載の美容器具。
【請求項4】
前記第1のプローブは顔用のプローブであり、前記第2のプローブは顔以外の身体用のプローブである請求項1から3のいずれか1項に記載の美容器具。
【請求項5】
前記第1の周波数及び前記第2の周波数は20kHz〜25kHzの範囲内にある請求項1から4のいずれか1項に記載の美容器具。
【請求項6】
第1の振動子を備えた第1のプローブ本体、及び前記第1のプローブ本体と第1のケーブルを介して接続される第1のコネクタを有する第1のプローブと、
第2の振動子を備えた第2のプローブ本体、及び前記第2のプローブ本体と第2のケーブルを介して接続される第2のコネクタを有する第2のプローブと、
前記第1の振動子を所定の範囲内の第1の周波数により振動させる第1の駆動部、及び、前記第2の振動子を前記第1の周波数と同一つ又は前記所定の範囲内の前記第1の周波数とは異なる第2の周波数により振動させる第2の駆動部を有する器具本体と、を備え、
前記第1のコネクタの端子配置は、前記第2のコネクタの端子配置と同じであり、
前記器具本体は前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとのうちの一方と選択的に接続される第3のコネクタを有し、前記第3のコネクタは前記第1の駆動部と前記第2の駆動部とのいずれかと接続される、美容器具の美容器具のプローブ切り替え方法であって、
前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出する検出ステップと、
前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続された場合は前記第1の駆動部に、前記第2のコネクタが接続された場合は前記第2の駆動部に切り替える切替ステップとを備え、
前記検出ステップは、前記第3のコネクタに前記第1のコネクタ又は前記第2のコネクタが接続された状態で、前記第3のコネクタの一つ又は二つの端子に電圧が抵抗を介して印加され、前記第3のコネクタの一つ又は二つの端子の電位を検出することで、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出し、
前記第3のコネクタの一つ又は二つの端子と接続される、前記第1のコネクタの一つ又は二つの端子と前記第2のコネクタの一つ又は二つの端子とは、前記電圧が抵抗を介して印加されたときに前記第3のコネクタの一つの端子の電位又は二つの端子の一方の電位が前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとで異なるように、電位が設定されるか又はフローティングとされる、美容器具のプローブ切り替え方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美容器具、美容器具のプローブ切り替え方法、及び美容器具のモード切替方法に関し、例えば顔等の美容効果を高める器具に利用することができる。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の美容器具においては、超音波の振動により、又は電界の印加により、美容液を効率良く皮膚に浸透させ、例えば顔等の美容効果を高めることがなされている。
【0003】
すなわち超音波の振動による方法にあっては、施術する部位に美容液を塗布した後、超音波プローブにて周波数1〜3〔MHz〕の振動を与え、これにより美容液の吸収効率を増大させるようになされている。
【0004】
また電界の印加による方法にあっては、同様に、施術する部位に美容液を塗布して一方の電極を把持させた状態で、施術する部位に他方の電極を押し付け、これにより美容液の吸収効率を増大させるようになされている。
【0005】
特許文献1には、振動子の駆動により電極を振動させる駆動部を本体に収納して配置すると共に、この本体に配置された電界生成部により人体に接続される電極との間に電圧を印加し、振動可能な上記電極と人体に接続される電極との間に切り換えスイッチを設けて、直流電圧を振動可能な電極と人体に接続される電極とに印加する場合と、人体に接続される電極に印加する場合との切り換えを行うことの記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−217881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の美容器具においては、人体に振動を与える操作と、人体に直流電圧を印加して電流を流す操作との切り替えを簡便に行えること望ましい。
器具本体にプローブを接続して人体に振動を与える美容器具では、顔用のプローブと顔以外の身体用のプローブとを差し替える場合があるが、プローブを差し替える場合にプローブの特性に合うように器具本体を調整することが求められる。
【0008】
本発明は、人体に振動を与える操作と、人体に直流電圧を印加して電流を流す操作との切り替えを簡便に行える美容器具、及び美容器具のモード切替方法を提供することを目的とする。
また本発明は、プローブの差し替える場合に自動的にプローブにあった動作条件に切り替えることができる美容器具、及び美容器具のプローブ切り替え方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明に係る美容器具は、第1の振動子を備えた第1のプローブと、
第2の振動子を備えた第2のプローブと、
前記第1の振動子を所定の範囲内の第1の周波数により振動させる第1の駆動部、及び前記第2の振動子を前記第1の周波数と同一又は前記所定の範囲内の前記第1の周波数とは異なる第2の周波数により振動させる第2の駆動部を有する器具本体と、を備え、
前記第1のプローブは端部に第1のコネクタを有し、
前記第2のプローブは端部に第2のコネクタを有し、
前記器具本体は前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとのうちの一方と選択的に接続される第3のコネクタを有し、
前記第3のコネクタは前記第1の駆動部と前記第2の駆動部とのいずれかと接続され、
前記器具本体は、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出し、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続された場合は前記第1の駆動部に、前記第2のコネクタが接続された場合は前記第2の駆動部に切り替える制御部を有する美容器具である。
(2)上記(1)の美容器具において、前記第1のプローブは顔用のプローブであり、前記第2のプローブは顔以外の身体用のプローブであってもよい。
(3)上記(1)の美容器具において、前記第1の周波数及び前記第2の周波数は20kHz〜25kHzの範囲内にあってもよい。
(4)上記(1)から(3)の美容器具において、前記制御部は前記第1のコネクタの複数の端子のうちの1つの端子の電位と、該端子の配置と同じ配置にある、前記第2のコネクタの端子の電位との違いにより、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出してもよい。
(5)上記(1)から(4)の美容器具において、前記第1のコネクタの複数の端子のうちの1つの端子が固定電位とされ、該端子の配置と同じ配置にある、前記第2のコネクタの端子が前記固定電位と異なる固定電位又はフローティングとされていてもよい。
(6)本発明に係る美容器具のプローブ切り替え方法は、
第1の振動子を備えた第1のプローブと、
第2の振動子を備えた第2のプローブと、
前記第1の振動子を所定の範囲内の第1の周波数により振動させる第1の駆動部、及び、前記第2の振動子を前記第1の周波数と同一又は前記所定の範囲内の前記第1の周波数とは異なる第2の周波数により振動させる第2の駆動部を有する器具本体と、を備え、
前記第1のプローブは端部に第1のコネクタを有し、
前記第2のプローブは端部に第2のコネクタを有し、
前記器具本体は前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとのうちの一方と選択的に接続される第3のコネクタを有し、前記第3のコネクタは前記第1の駆動部と前記第2の駆動部とのいずれかと接続される、美容器具の美容器具のプローブ切り替え方法であって、
前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続されたか、前記第2のコネクタが接続されたかを検出し、前記第3のコネクタに、前記第1のコネクタが接続された場合は前記第1の駆動部に、前記第2のコネクタが接続された場合は前記第2の駆動部に切り替える、美容器具のプローブ切り替え方法である。
(7)また本発明に係る美容器具は、
振動子に接続され、被施術者に振動を与える第1の電極と、
前記被施術者に接続され、前記被施術者に電流を流す第2の電極と、
前記振動子を所定の周波数により振動させる駆動部、前記第1の電極又は前記第2の電極に電流を供給する電流出力部、及び前記電流出力部からの電流を前記第1の電極に流すか、前記第2の電極に流すかを切り替える切り替えスイッチ、を有する器具本体と、を備え、
前記器具本体は、モード(a)、モード(b)、モード(c)及びモード(d)のいずれを選択し、前記駆動部、前記電流出力部の動作を制御し、前記切り替えスイッチを切り替える制御部を有する美容器具である。
モード(a) 前記振動子を所定の周波数により振動させることで前記第1の電極を振動させ、前記電流出力部からの電流を前記第1の電極に流すモード
モード(b) 前記電流出力部からの電流を前記第2の電極に流すモード
モード(c) 前記振動子を所定の周波数により振動させることで前記第1の電極を振動させるモード
モード(d) 前記振動子を所定の周波数により振動させることで前記第1の電極を振動させ、前記電流出力部からの電流を前記第2の電極に流すモード
(8)上記(7)の美容器具において、前記器具本体は、前記モード(a)、前記モード(b)、前記モード(c)及び前記モード(d)のいずれかにモードを切り替えるモード切替スイッチを有し、前記制御部は前記モード切替スイッチからのモード指示信号に基づいて前記モード(a)、前記モード(b)、前記モード(c)及び前記モード(d)のいずれを選択してもよい。
(9)本発明に係る美容器具のモード切替方法は、
振動子に接続され、被施術者に振動を与える第1の電極と、
前記被施術者に接続され、前記被施術者に電流を流す第2の電極と、
前記振動子を所定の周波数により振動させる駆動部、前記第1の電極又は前記第2の電極に電流を供給する電流出力部、及び前記電流出力部からの電流を前記第1の電極に流すか、前記第2の電極に流すかを切り替える切り替えスイッチ、を有する器具本体と、を備え、
モード切替スイッチからのモード指示信号に基づいて、モード(a)、モード(b)、モード(c)及びモード(d)のいずれを選択し、前記駆動部、前記電流出力部の動作を制御し、前記切り替えスイッチを切り替える、美容器具のモード切替方法である。
モード(a) 前記振動子を所定の周波数により振動させることで前記第1の電極を振動させ、前記電流出力部からの電流を前記第1の電極に流すモード
モード(b) 前記電流出力部からの電流を前記第2の電極に流すモード
モード(c) 前記振動子を所定の周波数により振動させることで前記第1の電極を振動させるモード
モード(d) 前記振動子を所定の周波数により振動させることで前記第1の電極を振動させ、前記電流出力部からの電流を前記第2の電極に流すモード
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、人体に振動を与える操作と、人体に電圧を印加して電流を流す操作との切り替えを簡便に行えることができる。
また、本発明によれば、プローブを差し替える場合に自動的にプローブにあった動作条件に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施の形態に係る美容器具の器具本体及び器具部品の一部を示す構成図である。
図2】本発明の実施の形態に係る美容器具の他の器具部品の一部を示す構成図である。
図3】器具本体の回路構成及びフェイスプローブの構成を示すブロック図である。
図4】フェイスプローブとボディプローブとのうちどちらが接続されたかを検出する方法を示すフローチャートである。
図5】(A)〜(C)はフェイスプローブ2のコネクタとボディプローブ3のコネクタとの違いを示す断面図である。
図6】第1〜第4のモード選択動作を示すフローチャートである。
図7】制御ユニットの一構成例を示すブロック図である。
図8】超音波発生ユニットの一構成例を示すブロック図である。
図9】定電流出力ユニットの一構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る美容器具の器具本体及び器具部品の一部を示す構成図である。図2は本発明の実施の形態に係る美容器具の他の器具部品の一部を示す構成図である。ここに示す器具部品は一例であって必要に応じて器具部品を選択してよく、他の器具部品を器具本体に接続してもよい。
【0013】
本実施形態の美容器具は、器具本体1と、器具本体1と接続されるフェイスプローブ2及びボディプローブ3と、器具本体1と接続される電極コード4と、電極コード4に接続されるエレクトロード5及び5分極コード6と、を備えている。フェイスプローブ2、ボディプローブ3、電極コード4、エレクトロード5及び5分極コード6は器具部品となる。フェイスプローブ2は第1のプローブ又は第2のプローブ、ボディプローブ3は第2のプローブ又は第1のプローブとなる。フェイスプローブ2は顔用のプローブであり、ボディプローブ3は顔以外の身体用のプローブである。なお、プローブとは器具本体と被施術者との間を接続するもので、器具本体から超音波、電流等を被施術者に加える器具部品である。
【0014】
器具本体1のフロントパネルは、電源スイッチ1aと、第3のコネクタとなるプローブコネクタ1bと、モード設定表示部1cと、モード切替スイッチ1dと、タイマー設定スイッチ1eと、イオンレベルダイヤル1fと、電極コードコネクタ1gと、表示パネル1hと、を備えている。
【0015】
プローブコネクタ1bには、フェイスプローブ2のコネクタ2aとボディプローブ3のコネクタ3aとのうちの一方が選択的に接続される。器具本体1のプローブコネクタ1bは6個のU字状のメス端子を有する。フェイスプローブ2のコネクタ2aは6個のピン状のオス端子を有し、ボディプローブ3のコネクタ3aは6個のピン状のオス端子を有する。フェイスプローブ2のコネクタ2aとボディプローブ3のコネクタ3aとは端子配置が同じになっており、ともに器具本体のプローブコネクタ1bに接続可能となっている。コネクタ2aは第1のコネクタ又は第2のコネクタとなり、コネクタ3aは第2のコネクタ又は第1のコネクタとなる。
モード設定表示部1cは後述する4つのモードのいずれかに合わせて4つのLEDのうちのいずれかが点灯する。モード切替スイッチ1dは4つのモードを切り換えるスイッチで、スイッチを押すたびに、モードが順次シフトしていく。
【0016】
タイマー設定スイッチ1eは電極コードコネクタ1gに接続される電極コード4に流すパルス直流電流印加の時間を設定する。スイッチを押すたびに、20分、15分、10分等の異なる時間が順次シフトして設定される。
イオンレベルダイヤル1fはパルス直流電流の電流値を設定するもので、適する電流強度までダイアルを回す。
電極コードコネクタ1gは電極コード4のコネクタ4aが接続される。電極コード4はアース用プラグ4bと電極コードプラグ4cとに分かれている。アース用プラグ4bはエレクトロード5に接続され、電極コードプラグ4cは5分極コード6のコネクタ6aに接続される。5分極コード6の他端はクリップ6b〜6e、ローラー6fとなっている。クリップ6b〜6e、ローラー6fは第2の電極となる。エレクトロード5は施術する被験者に把持させる。クリップ6b〜6eは水分を含んだフェイスマスクに挟む。ローラー6fはフェイスマスク上にあてることができる。クリップ6b〜6e、ローラー6fは施術する部位に電圧を印加して電流を流す。
【0017】
モード切替スイッチ1dにより選択される4つのモードは以下の第1モードから第4モードである。第1モード〜第4モードはそれぞれモード(a)〜モード(d)に対応する。
第1モード:フェイスプローブ2又はボディプローブ3を用いて、超音波振動印加(ソノフォレーシス)とパルス直流電流印加(イオントフォレーシス)との同時導入を行うモード
第2モード:5分極コードを用いて、パルス直流電流印加(イオントフォレーシス)を行うモード
第3モード:フェイスプローブ2又はボディプローブ3を用いて、超音波振動印加(ソノフォーシス)を行うモード
第4モード:5分極コードを用いたパルス直流電流印加(イオントフォレーシス)と、フェイスプローブ2又はボディプローブ3を用いた超音波振動印加(ソノフォーシス)を同時に行うモード
【0018】
図3は器具本体1の回路構成及びフェイスプローブ2の構成を示すブロック図である。器具本体1は制御ユニット11、超音波発生ユニット12、電流出力部となる定電流出力ユニット13、電源ユニット14、切り換えスイッチ15及びボリューム16を備えている。
電源ユニット14は商用電源から供給される交流電圧を整流して制御ユニット11、超音波発生ユニット12、定電流出力ユニット13に供給する。
【0019】
フェイスプローブ2は、図1及び図3に示すように、全体が略円柱形状のプローブ本体2cと、コネクタ2aと、プローブ本体2cとコネクタ2aとを接続するケーブル2dにより構成され、プローブ本体2cの先端に円板形状の電極2b(第1の電極となる)が配置される。フェイスプローブ2は、この電極2bと超音波振動子22の電極2fが電気的に接続され、この超音波振動子22の振動により電極2bが所定の範囲の周波数により振動するようになされている。ここで、フェイスプローブ2は、この超音波振動子22の共振周波数が20kHz〜25kHzの範囲内、例えば23kHzになるように、全体の形状が形成される。これに対して電極2bにおいては、汗等により変化しないように、ステンレスにより形成される。フェイスプローブ2にはスイッチ21が側面に配置され、スイッチ21を押すことで、制御ユニット11により超音波発生ユニット12が制御され、超音波印加が開始される。
【0020】
フェイスプローブ2は、超音波振動子22を超音波発生ユニット12により駆動できるように、超音波振動子22の両端電極2e、2fから配線L1、L2がそれぞれ延長するようにプローブ本体2cにケーブル2dが接続され、このケーブル2dに接続されるコネクタ2aがプローブコネクタ1bと接続される。そして、器具本体1の超音波発生ユニット12にプローブコネクタ1bからの配線L1、L2が接続されるようになっている。
【0021】
切り替えスイッチ15は制御ユニット11からのパルス出力切替信号(第3出力制御信号)によって、定電流出力ユニット13の出力を配線L2と、電極コードコネクタ1gとのいずれかに接続可能となっている。定電流出力ユニット13の出力が配線L2に接続されると、電極2fを介して電極2bに定電流出力ユニット13からの出力電流が流れる。ボリューム16は音声出力の制御を行う。
【0022】
定電流出力ユニット13の出力を電極コードコネクタ1g側に接続すると、エレクトロード5及び5分極コード6との間に直流電圧を間欠的に、又は継続して印加できるようになされる。これにより美容器具は、施術する部位に美容液を塗布してエレクトロード5を把持させた後、クリップ6b〜6e、ローラー6fを用いて、施術する部位に電界を印加して美容液を効率良く皮膚に浸透させることができるようになされている。なお、ここでは直流電圧を間欠的に、又は継続して印加しているが交流電圧を印加してもよい。
【0023】
また、これに代えて定電流出力ユニット13の出力を配線L2側に接続すると、エレクトロード5とフェイスプローブ2の電極2bとの間に直流電圧を間欠的に、又は継続して印加できるようになされ、これにより施術する部位に超音波による振動を与えながら、併せて電界を印加することができるようになされ、単に超音波の振動のみによる場合、電界の印加のみによる場合に比して、格段的に効率良く美容液を皮膚に浸透させることができるようになされている。なおこの実施の形態においては、この美容液としてビタミンを含有したゼリー状の液体が適用されるようになされている。
【0024】
図1に示すボディプローブ3もフェイスプローブ2と同様な構成を有し、先端に、電極2より大きく、中央部が膨らんだ円盤形状の電極3bが配置されたプローブ本体3cと、コネクタ3aと、プローブ本体3cとコネクタ3aとを接続するケーブル3dにより構成される。ボディプローブ3は、フェイスプローブ2と同様に側面にスイッチ31が配置され、スイッチ31を押すことで超音波に印加が開始される。ボディプローブ3は、ボディプローブ3内に設けられた超音波振動子の共振周波数が20kHz〜25kHzの範囲内、例えば23kHzになるように、全体の形状が形成される。フェイスプローブ2とボディプローブ3の超音波振動子の共振周波数は、20kHz〜25kHzの範囲内で設定されることが望ましいが、必要に応じてこの範囲より大きい範囲の周波数としてもよい。フェイスプローブ2とボディプローブ3の超音波振動子の共振周波数は同一でも、異なっていてもよい。フェイスプローブ2の超音波振動子の共振周波数はボディプローブ3の超音波振動子の共振周波数より小さくても、大きくてもよい。
超音波発生ユニット12は、フェイスプローブ2の超音波振動子を共振周波数が20kHz〜25kHzの範囲内の周波数(例えば23kHz)により振動させる駆動部と、ボディプローブ3の超音波振動子を共振周波数が20kHz〜25kHzの範囲内の周波数(例えば23kHz)により振動させる駆動部とを備えている。これらの駆動部については図8を用いて後述する。
【0025】
フェイスプローブ2の電極2b又はボディプローブ3の電極3bを施術する部位に押し当てることにより、この施術する部位に予め塗布した美容液を電極2b又はボディプローブ3の電極3bの超音波振動により効率良く皮膚に浸透させることができる。
プローブコネクタ1bに、フェイスプローブ2のコネクタ2aとボディプローブ3のコネクタ3aとのうちの一方が選択的に接続されると、制御ユニット11は、フェイスプローブとボディプローブ3とのうちどちらが接続されたかを検出し、その検出結果に基づいて、超音波発生ユニット12の駆動部(フェイス用駆動部、ボディ用駆動部のいずれか)を切り替える。
【0026】
図4は、フェイスプローブ2とボディプローブ3とのうちどちらが接続されたかを検出する方法を示すフローチャートである。図5(A)〜(C)はフェイスプローブ2のコネクタとボディプローブ3のコネクタとの違いを示す断面図である。図5では理解の容易化のためにフェイスプローブ及びボディプローブのコネクタの6つのオス端子、プローブコネクタの6個のメス端子は一列に配置されているが、実際は円状に配置されている。制御ユニット11は、フェイスプローブ2のコネクタ2aの複数の端子のうちの1つの端子の電位と、該端子の配置と同じ配置にある、ボディプローブ3のコネクタ3aの端子の電位との違いにより、コネクタ2aが接続されたか、コネクタ3aが接続されたかを検出することができる。以下に説明するプローブの検出方法は、検出方法の一例を示すもので、特にこれらの方法に限定されるものではない。例えば、不使用の空き端子が2つ以上有る場合には、フェイスプローブ2の空き端子間を接続、ボディプローブ3の空き端子間を開放しておけば、フェイスプローブ2のコネクタ2aが接続されたか、ボディプローブ3のコネクタ3aが接続されたかを検出することができる。
【0027】
図5(A)に示すように、フェイスプローブ2のコネクタ2aのオス端子T1は固定電圧(ここでは、グランド)に接続されて固定電位とされ、図5(B)に示すように、ボディプローブ3のコネクタ3aのオス端子T1はフローティングにされている。ボディプローブ3のコネクタ3aのオス端子T1は、グランド電位との違いを検出可能であれば、グランド電位と異なる他の電位(固定電位)とされてもよい。電源が抵抗の一端に接続されて、その一端に電圧Vが印加され、抵抗の他端はプローブコネクタ1bのメス端子P1に接続される。プローブコネクタ1bにフェイスプローブ2のコネクタ2aが接続されると、抵抗による電圧降下によりプローブコネクタ1bのメス端子P1の電位はほぼグランド電位となる。一方、プローブコネクタ1bにボディプローブ3のコネクタ3aが接続されると、プローブコネクタ1bのメス端子P1の電位はほぼ電圧Vとなる。
【0028】
図4のステップS101において、プローブコネクタ1bにフェイスプローブ2のコネクタ2a又はボディプローブ3のコネクタ3aが接続されると、制御ユニット11は、プローブコネクタ1bのメス端子P1の電位がグランド電位か電位Vかで、接続されたプローブの種類を検出する。
【0029】
ステップS102において、プローブコネクタ1bのメス端子P1がグランド電位であればフェイスプローブ2が接続されていると判断し(ステップS102:フェイスプローブ)、電位Vであればボディプローブ3が接続されていると判断する(ステップS102:ボディプローブ)。フェイスプローブ2が接続されていると判断された場合は、ステップS104において、制御ユニット11からの指示に基づいて、超音波発生ユニット12はフェイス用の駆動部に切り換える。ボディプローブ3が接続されていると判断された場合は、ステップS105において、制御ユニット11からの指示に基づいて、超音波発生ユニット12はボディ用の駆動部に切り換える。その後、制御ユニット11はモード切替スイッチ1dからのモード選択信号に基づいて、モードを選択して超音波発生ユニット12、定電流出力ユニット13、及び切り換えスイッチ15を制御する。
【0030】
なお、プローブコネクタ1bの2つのメス端子P1、P2を使えば、プローブコネクタ1bに、フェイスプローブ2のコネクタとボディプローブ3のコネクタとのうちの一方が接続されているかどうかと、どちらが接続されているかの両方を検出することができる。図5(C)に示すように、ボディプローブ3のコネクタ3aのオス端子T1、T2をグランドに接続する。図5(A)に示すように、フェイスプローブ2のコネクタ2aのオス端子T1をグランドに接続する。すると、制御ユニット11は、プローブコネクタ1bのメス端子P1がグランド電位であれば、フェイスプローブ2とボディプローブ3のコネクタとのうちの一方が、プローブコネクタ1bのメス端子P1に接続されていることを検出できる。さらに、プローブコネクタ1bのメス端子P1のみがグランド電位であればフェイスプローブ2がプローブコネクタ1bのメス端子P1に接続されていると判断し、プローブコネクタ1bのメス端子P1、P2の両方がグランド電位であればボディプローブ3がプローブコネクタ1bのメス端子P1に接続されていると判断できる。
【0031】
このように、制御ユニット11は、プローブコネクタ1bのコネクタに、フェイスプローブ2のコネクタとボディプローブ3のコネクタとのうちの一方が接続されているかどうか、又は/及びプローブコネクタ1bのコネクタに、フェイスプローブ2のコネクタとボディプローブ3のコネクタのどちらが接続されているか検出することができる。
【0032】
その結果、制御ユニット11は、検出結果に基づいて、モード切替スイッチ1dによって第1、第3、又は第4のモードが選択されているにもかかわらず、フェイスプローブ2とボディプローブ3のどちらも接続されていないことを警告することが可能となる。また、制御ユニット11は、フェイスプローブ2とボディプローブ3のどちらが接続されているかを検出して、超音波発生ユニット12によってプローブの種類に合わせた駆動部に切り換えることができる。
【0033】
図6は、第1〜第4のモード選択動作を示すフローチャートである。
ステップS201において、制御ユニット11は、モード切替スイッチ1dからモード選択信号を受ける。次に、ステップS202において、制御ユニット11は、モード選択信号が第1のモードかどうかを判断する。
【0034】
ステップS202において、制御ユニット11が第1のモードと判断した場合、ステップS203において、制御ユニット11は、切り換えスイッチ15により、定電流出力ユニット13の出力をプローブ側(配線L2側)に切り換える。次に、ステップS204において、制御ユニット11は、超音波発生ユニット12と定電流出力ユニット13とを動作させる。
【0035】
ステップS202において、制御ユニット11が第1のモードでないと判断した場合、ステップS205において、制御ユニット11は、切り換えスイッチ15により、定電流出力ユニット13の出力を電源コード側(電極コードコネクタ1g側)に切り換える。次に、ステップS206において、制御ユニット11は、モード選択信号が第4のモードかどうかを判断する。
【0036】
ステップS206において、制御ユニット11が第4のモードと判断した場合、ステップS207において、制御ユニット11は、超音波発生ユニット12と定電流出力ユニット13とを動作させる。
【0037】
ステップS206において、制御ユニット11が第4のモードでないと判断した場合、ステップS208において、制御ユニット11は、モード選択信号が第3のモードかどうかを判断する。ステップS206において、制御ユニット11が第3のモードでないと判断した場合、ステップS209において、制御ユニット11は、定電流出力ユニット13を動作させる。ステップS206において、制御ユニット11が第3のモードと判断した場合、ステップS210において、制御ユニット11は、超音波発生ユニット12を動作させる。
このように制御ユニットは、モード切替スイッチ1dからのモード選択信号によって、超音波発生ユニット12、定電流出力ユニット13、及び切り換えスイッチ15を制御して、自動的に第1〜第4のモードのいずれかを選択することができる。
【0038】
図7は制御ユニットの一構成例を示すブロック図である。図7に示すように、制御部となる制御ユニット11はマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)111、LED112、7セグメントLED113、電流表示部114、及び電圧制御部115を備えている。
【0039】
電圧制御部115は、マイコン111、LED112、7セグメントLED113、電流表示部114の動作に必要な電圧を生成して供給する。LED112、7セグメントLED113、電流表示部114は、器具本体1のフロントパネルの表示パネル1hの裏面側に配置される。LED112は超音波振動印加(ソノフォレーシス)がされていることを示す。7セグメントLED113はパルス直流電流印加の時間の経過を表示する。電流表示部114は、モード1でフェイスプローブ2及びボディプローブ3に流れる電流値、モード2又はモード4で5分極コードに流れる電流値を表示する。電流表示部114はLEDアレイ等を用いて、電流値をバーの長さで表示する。LED112、7セグメントLED113、電流表示部114、及び表示パネル1hを液晶表示パネルに置き換えて表示を行ってもよい。
【0040】
マイコン111は、CPU、制御プログラムが記憶されたROM、CPUの演算処理のためのデータを記憶するRAM等から構成される。マイコン111は器具本体1のフロントパネルのモード切替スイッチ1dからモード選択信号、タイマー設定スイッチ1eからタイマー設定信号、イオンレベルダイヤル1fからレベル信号、を受ける。また、マイコン111は、モード1でフェイスプローブ2及びボディプローブ3に流れる電流値、モード2又はモード4で5分極コードに流れる電流値を示す出力電流検出信号を定電流出力ユニット13から受ける。また、超音波発生ユニット12から温度検出信号を受ける。
【0041】
マイコン111は、図4のステップS101、ステップS102及び図5(A)〜図5(C)を用いて説明した、プローブコネクタ1bに、フェイスプローブ2のコネクタ2aとボディプローブ3のコネクタ3aのどちらが接続されたかを検出する処理を記述したプログラムに従って行う。そして、図4のステップS103又はステップS104の動作を行うために、超音波発生ユニット12に、フェイス用駆動部又はボディ用駆動部を指示する第1出力制御信号(FACE/BODY)を出力する。
【0042】
また、マイコン111は、超音波発生ユニット12に、超音波発生ユニット12の動作をオン、オフするための第2出力制御信号(ON/OFF)を出力する。マイコン111は、モード選択信号がモード1、モード3、モード4である場合には、超音波発生ユニット12に、超音波発生ユニット12をオン動作させるための第2出力制御信号(ON)を出力する。マイコン111は、モード選択信号がモード2である場合、又は温度検出信号により超音波発生ユニット12の温度が一定温度以上に上昇したことを検出した場合には、超音波発生ユニット12に、超音波発生ユニット12をオフ動作させるための第2出力制御信号(OFF)を出力する。
また、マイコン111は、定電流出力ユニット13に、出力極性切替信号、イオンレベルダイヤル1fによるパルス直流電流の電流値に基づいて出力電流の値を制御する第4出力制御信号、及びパルス信号を送る。
【0043】
また、マイコン111は、モード選択信号に基づいてパルス出力切替信号(第3出力制御信号)を切り替えスイッチ15に出力する。モード選択信号がモード1の場合には、切り替えスイッチ15は定電流出力ユニット13の出力を配線L2に接続する。モード選択信号がモード2、3、4の場合には、切り替えスイッチ15は定電流出力ユニット13の出力を電極コードコネクタ1gに接続する。
【0044】
図8は超音波発生ユニットの一構成例を示すブロック図である。図8に示すように、超音波発生ユニット12は、電圧制御部121、ドライブアンプ122、トランス123、ファイナルアンプ124、トランス125、フィルタ126、切替器127、移相変換器128、移相変換器129、切替器130、及び温度検出器131を備えている。電圧制御部121、ドライブアンプ122、トランス123、ファイナルアンプ124、トランス125、フィルタ126、及び移相変換器128はフェイス用駆動部(第1の駆動部となる)を構成する。電圧制御部121、ドライブアンプ122、トランス123、ファイナルアンプ124、トランス125、フィルタ126、及び移相変換器129はボディ用駆動部(第2の駆動部となる)を構成する。移相変換器128は、プローブコネクタ1bにフェイスプローブ2のコネクタ2aを接続したときに、フェイスプローブ2の超音波振動子が、共振周波数が20kHz〜25kHzの範囲内の周波数(例えば23kHz)になるように、回路素子が調整される。また、移相変換器129は、プローブコネクタ1bにボディプローブ3のコネクタ3aを接続したときに、ボディプローブ3の超音波振動子が、共振周波数が20kHz〜25kHzの範囲内の周波数(例えば23kHz)になるように回路素子が調整される。
電圧制御部121は、第1出力制御信号(FACE/BODY)によりトランス125に与える電圧を制御する。第1出力制御信号(FACE/BODY)により、スイッチ等の切替器127、130は移相変換器128と移相変換器129のうちのいずれかに切り替える。こうして、フェイス用駆動部かボディ用駆動部かに切り替えることができる。電圧制御部121は、移相変換器128と移相変換器129とを切り替える場合に、フェイス用かボディ用かでトランス125に与える電圧を切り替えてもよい。また、トランス125に与える電圧のみを切り替えてもよい。このような電圧の切り替えも駆動部の切り替えに含まれる。
【0045】
第2出力信号(ON/OFF)はドライブアンプ122に入力され、ドライブアンプ122はトランス123からの出力を制御する。トランス123の出力はファイナルアンプ124を介してトランス125に入力され、所定範囲の周波数となるようにフィルタ126を介して発振出力が出力される。この発振出力により、フェイスプローブ2又はボディプローブ3の超音波振動子を動作させる。フィルタ126の出力は切替器127に入力され、移相変換器128又は移相変換器129を介してドライブアンプ122に入力される。
温度検出器131は制御ユニット11に温度検出信号を出力する。
【0046】
図9は定電流出力ユニットの一構成例を示すブロック図である。図9に示すように、定電流出力ユニット13は、電圧制御部136、ドライブアンプ132、ファイナルアンプ124、フィルタ134、極性切替器135を備えている。
電圧制御部136は、制御ユニットからの第4出力制御信号に基づいてファイナルアンプ133に供給する電圧を制御する。第4出力制御信号はイオンレベルダイヤル1fにより設定されるパルス直流電流の電流値に基づいて、電圧制御部136を制御し、ファイナルアンプ133に供給される電圧を制御する。
【0047】
制御ユニット11からのパルス信号はドライブアンプ132に入力され、ファイナルアンプ133、フィルタ134、極性切替器135を介して、パルス直流電圧が出力される。
パルス信号に基づいて、ドライブアンプ132及びファイナルアンプ133は間欠的に直流電圧による出力電圧を立ち上げる。このとき、出力電流の平均値又はピーク値が一定の基準電流値になるように、出力電圧を立ち上げる。極性切替器135は出力極性切替信号に基づいて出力電圧の極性を切り換える。出力電圧の極性が切り換わると、これにより施術する部位に印加する電界の向きを切り換えることができる。従って皮膚に吸収させようとする美容液の有効成分に応じて極性を設定することができ、これによっても単に一方向の極性により電界を印加する場合に比して、美容液の吸収効率を向上させることができる。
【符号の説明】
【0048】
1 器具本体
2 フェイスプローブ
3 ボディプローブ
4 電極コード
5 エレクトロード
6 5分極コード
11 制御ユニット
12 超音波発生ユニット
13 定電流出力ユニット
14 電源ユニット
15 切り換えスイッチ


図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9