特許第6648312号(P6648312)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6648312
(24)【登録日】2020年1月17日
(45)【発行日】2020年2月14日
(54)【発明の名称】乗客コンベア
(51)【国際特許分類】
   B66B 23/22 20060101AFI20200203BHJP
【FI】
   B66B23/22 E
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-545(P2019-545)
(22)【出願日】2019年1月7日
【審査請求日】2019年1月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076314
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 正人
(74)【代理人】
【識別番号】100112612
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲士
(74)【代理人】
【識別番号】100112623
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 克幸
(74)【代理人】
【識別番号】100163393
【弁理士】
【氏名又は名称】有近 康臣
(74)【代理人】
【識別番号】100189393
【弁理士】
【氏名又は名称】前澤 龍
(74)【代理人】
【識別番号】100203091
【弁理士】
【氏名又は名称】水鳥 正裕
(72)【発明者】
【氏名】浅田 宣昭
【審査官】 須山 直紀
(56)【参考文献】
【文献】 特開平05−319760(JP,A)
【文献】 特開2013−133215(JP,A)
【文献】 実開昭55−151767(JP,U)
【文献】 特開2006−118609(JP,A)
【文献】 特開平10−159291(JP,A)
【文献】 特開2013−160021(JP,A)
【文献】 米国特許第06142286(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 23/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
トラスと、
トラスの前後方向に沿って走行する無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段の左右両側から立設された欄干と、
前記欄干の上部を走行する手摺りベルトと、
を有し、
前記欄干は、
ガラスパネルと、
前記ガラスパネルの上端部に設けられたレール支持台と、
前記レール支持台に配され、前記手摺りベルトが走行する手摺りレールと、
前記ガラスパネルの外側であって、前記レール支持台の下部に配された閉塞板と、
前記閉塞板の内端部の前後方向に設けられ、前記ガラスパネルと当接する上目地と、
前記上目地の下面に取り付けられた上目地カバーと、
を有する乗客コンベア。
【請求項2】
前記上目地カバーは、黒色の合成樹脂である、
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記上目地カバーは、前記上目地の下面に接着、又は、両面接着テープで固定されている、
請求項1に記載の乗客コンベア。
【請求項4】
トラスと、
トラスの長手方向に沿って走行する無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段の左右両側から立設された欄干と、
前記欄干の上部を走行する手摺りベルトと、
を有し、
前記欄干は、
前記トラスに固定されたパネル支持部材と、
前記パネル支持部材に支持されたガラスパネルと、
前記ガラスパネルの下部の内側に配された内レッジと、
前記内レッジの外端部の前後方向に設けられ、前記ガラスパネルと当接する内目地と、
前記内目地の上部に取り付けられた内目地カバーと、
を有する乗客コンベア。
【請求項5】
前記内目地カバーは、黒色の合成樹脂である、
請求項4に記載の乗客コンベア。
【請求項6】
前記内目地カバーは、前記内目地の上面に接着、又は、両面接着テープで固定されている、
請求項4に記載の乗客コンベア。
【請求項7】
トラスと、
トラスの長手方向に沿って走行する無端状に連結された複数の踏段と、
前記踏段の左右両側から立設された欄干と、
前記欄干の上部を走行する手摺りベルトと、
を有し、
前記欄干は、
前記トラスに固定されたパネル支持部材と、
前記パネル支持部材に支持されたガラスパネルと、
前記ガラスパネルの下部の外側に配された外デッキと、
前記外デッキの内端部の前後方向に設けられ、前記ガラスパネルと当接する外目地と、
前記外目地の上部に取り付けられた外目地カバーと、
を有する乗客コンベア。
【請求項8】
前記外目地カバーは、黒色の合成樹脂である、
請求項7に記載の乗客コンベア。
【請求項9】
前記外目地カバーは、前記外目地の上面に接着、又は、両面接着テープで固定されている、
請求項7に記載の乗客コンベア。
【請求項10】
前記乗客コンベアは、エスカレータ、又は、動く歩道である、
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の乗客コンベア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関するものである。
【背景技術】
【0002】
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの欄干にはガラスパネルが使用されていることがある。手摺りベルトのベルトレール、内レッジ、外デッキをガラスパネルに取り付けているので、ガラスパネルとこれら部材の隙間を塞ぐために目地を設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−154998号公報
【特許文献2】特開2013−133215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような乗客コンベアにおいて目地が傷付いたり汚れたりすると、交換をする必要がある。しかし目地を交換する場合には、その目地と同じ構造のものを製造するとコスト高となり、その上、目地を交換する場合に欄干を分解する必要があり作業の手数がかかるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、欄干に設けられている目地が傷付いたり汚れたりしても、それを隠すことができる乗客コンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態は、トラスと、トラスの前後方向に沿って走行する無端状に連結された複数の踏段と、前記踏段の左右両側から立設された欄干と、前記欄干の上部を走行する手摺りベルトと、を有し、前記欄干は、ガラスパネルと、前記ガラスパネルの上端部に設けられたレール支持台と、前記レール支持台に配され、前記手摺りベルトが走行する手摺りレールと、前記ガラスパネルの外側であって、前記レール支持台の下部に配された閉塞板と、前記閉塞板の内端部の前後方向に設けられ、前記ガラスパネルと当接する上目地と、前記上目地の下面に取り付けられた上目地カバーと、を有する乗客コンベアである。
【0007】
また、本発明の実施形態は、トラスと、トラスの長手方向に沿って走行する無端状に連結された複数の踏段と、前記踏段の左右両側から立設された欄干と、前記欄干の上部を走行する手摺りベルトと、を有し、前記欄干は、前記トラスに固定されたパネル支持部材と、前記パネル支持部材に支持されたガラスパネルと、前記ガラスパネルの下部の内側に配された内レッジと、前記内レッジの外端部の前後方向に設けられ、前記ガラスパネルと当接する内目地と、前記内目地の上部に取り付けられた内目地カバーと、を有する乗客コンベアである。
【0008】
また、本発明の実施形態は、トラスと、トラスの長手方向に沿って走行する無端状に連結された複数の踏段と、前記踏段の左右両側から立設された欄干と、前記欄干の上部を走行する手摺りベルトと、を有し、前記欄干は、前記トラスに固定されたパネル支持部材と、前記パネル支持部材に支持されたガラスパネルと、前記ガラスパネルの下部の外側に配された外デッキと、前記外デッキの内端部の前後方向に設けられ、前記ガラスパネルと当接する外目地と、前記外目地の上部に取り付けられた外目地カバーと、を有する乗客コンベアである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態を示すエスカレータの側面説明図。
図2】エスカレータの斜視図。
図3】エスカレータの欄干の縦断面図。
図4】手摺りレール付近の欄干の拡大縦断面図。
図5】内レッジと外デッキ付近の欄干の拡大縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態の乗客コンベアの手摺りベルト清掃装置を有する乗客コンベアについて図1図5に基づいて説明する。本実施形態では乗客コンベアとしてエスカレータ10を例にして説明する。
【0011】
(1)エスカレータ10
エスカレータ10の構造について、図1図2に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
【0012】
図1に示すように、エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の主駆動スプロケット24,24、左右一対のベルトスプロケット27,27が設けられている。この駆動装置18は、モータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。この駆動チェーン22により左右一対の主駆動スプロケット24,24が回転する。左右一対の主駆動スプロケット24,24と左右一対のベルトスプロケット27,27とは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20やディスクブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
【0013】
図1に示すように、トラス12の下端部にある下階側の機械室16内には、左右一対の従動スプロケット26,26が設けられている。上階側の左右一対の主駆動スプロケット24,24と下階側の左右一対の従動スプロケット26,26との間には、左右一対の無端の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。左右一対の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30が等間隔で取り付けられている。モータ20が回転すると踏段30の前輪301は、トラス12に固定された不図示の案内レールを走行し、後輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。
【0014】
図1図2に示すように、トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設され、欄干36の上部を無端状の手摺りベルト38が移動する。この欄干36については、後から詳しく説明する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。
【0015】
図1図2に示すように、欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
【0016】
図1に示すように、手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し、案内ローラ群64を介してベルトスプロケット27に掛け渡され、その後、案内ローラ群66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部48から正面スカートガード42外に現れる。そして、手摺りベルト38は、ベルトスプロケット27が主駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。また、回転するベルトスプロケット27に、走行する手摺りベルト38を押圧するための押圧部材68を有する。
【0017】
図1に示すように、上階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室14の天井面には、上階側の乗降板32が水平に設けられている。下階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室16の天井面には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。上階側の乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60に踏段30が侵入する。また、下階側の乗降板34の先端にも櫛歯状のコム62が設けられている。
【0018】
(2)欄干36
次に、欄干36について図2図5を参照して説明する。なお、以下の説明では欄干36の内側とは、踏段30側を意味し、欄干36の外側とは、踏段30と反対側を意味する。欄干36は、複数枚のガラスパネル70が、エスカレータ10の前後方向に沿って垂直に並べられることにより形成されている。
【0019】
図3図4に示すように、ガラスパネル70の上端部には、合成樹脂製のグレイジングチャンネル72が前後方向に沿って被せられている。「グレイジングチャンネル」とは、ガラスを金属部材にはめ込む際に、周囲に巻き付けるゴム状のガスケットをいう。グレイジングチャンネル72の上には、レール支持台74が取り付けられている。レール支持台74は、水平な支持面76の内端から下方に向かって内板78が延設され、外端部から外板80が下方に延設されている。レール支持台74の支持面76には、手摺りレール82が設けられている。手摺りレール82の左右両側の上端部は、左右両側にそれぞれ屈曲されている。断面C字型の手摺りベルト38が、手摺りレール82に被さって前後方向に走行する。
【0020】
図3図4に示すように、レール支持台74の外板80の下端部と、ガラスパネル70の間には、水平方向に閉塞板84が配されている。この閉塞板84は、レール支持台74の支持面76の下面から所定間隔毎に設けられた吊り下げ部材86によって吊り下げられている。閉塞板84の内端部であって、ガラスパネル70と当接する部分には断面コの字状の上目地88が設けられている。この上目地88は、合成樹脂製である。
【0021】
図3図5に示すように、ガラスパネル70の下端部にも、合成樹脂製のグレイジングチャンネル90が前後方向に被せられ、その外周部分にガラスパネル70の下部を保持する金属製の保持部材92が設けられている。
【0022】
図3図5に示すように、保持部材92の内側面には、所定間隔毎にパネル支持部材94が設けられている。このパネル支持部材94は、金属板をL字型に屈曲したものであり、縦部96と横部98とよりなる。縦部96は、保持部材92の内側面に固定され、横部98は、トラス12の枠材13の上面に固定されている。
【0023】
図3図5に示すように、保持部材92の上方であって、ガラスパネル70の内面側には金属製の内レッジ106が設けられている。内レッジ106は、ガラスパネル70に沿う外縦部106aと、その上端部から内方に延設された横部106bと、横部106bから内側に行くほど下方に向かって延設された斜面部106cと、斜面部106cの下端部から縦方向に延設された内縦部106dから形成されている。
【0024】
図3に示すように、内縦部106dの内側には、踏段30が配されている。
【0025】
図3に示すように、内縦部106dの下端部には、スカートガード44が配されている。スカートガード44は、断面L字状のガード支持部材108に固定され、このガード支持部材108は、トラス12の枠材13の上面に固定されている。
【0026】
図3図5に示すように、ガラスパネル70の内面と内レッジ106の外縦部106aの間には、内目地100が設けられている。この内目地100は縦部102と横部104とを有する。縦部102は、ガラスパネル70と内レッジ106の外縦部106aの間に挟まれている。横部104は、縦部102の上端部から内側に突出し、内レッジ106の横部106bを覆う。
【0027】
図2図3図5に示すように、保持部材92の上方であって、ガラスパネル70の外面側には、外デッキ118が設けられている。この外デッキ118は、水平方向のデッキ板120と、デッキ板120の内端部から下方に折曲された内板122と、デッキ板120の外端部から下方に折曲された外板124とを有する。外デッキ118の外板124は、建物の壁面4などに接している。
【0028】
図3図5に示すように、ガラスパネル70の外面と外デッキ118の内板122の間には、外目地110が設けられている。外目地110は、縦部114と、縦部114の上端から外方に延設された上横部116と、縦部114の下端から外方に延設された下横部112とを有している。縦部114は、内板122とガラスパネル70との間に挟まれている。上横部116は、デッキ板120の内端部を覆っている。下横部112は、外デッキ118の内板122の下端部と保持部材92との間に挟まれている。
【0029】
上記のような構造であると、上目地88、内目地100、外目地110によってガラスパネル70と金属部材との隙間が塞がれる。
【0030】
(3)リニューアル方法
上記のような欄干36において、長年使用していると上目地88、内目地100、外目地110が傷付いたり汚れたりする。そのため、この部分を隠すためのリニューアル方法を次のように行う。
【0031】
図3図4に示すように、上目地88の露出した下面が傷付いたり汚れたりすると、上目地88の下面に板状の上目地カバー130を取り付ける。この上目地カバー130は、黒色の合成樹脂よりなり、これを上目地88の下面に取り付けることにより、傷付いたり汚れたりした上目地88が隠れる。この上目地カバー130は、接着剤(本願では、粘着剤を含む)又は両面接着テープ(本願では、両面粘着テープを含む)で上目地88に取り付ける。
【0032】
図3図5に示すように、内目地100の露出した横部104が傷付いたり汚れたりすると、横部104の上に、内目地カバー132を被せる。この内目地カバー132は板状であって、黒色の合成樹脂よりなり、内端部にはフランジ部が設けられているため、露出している傷付いたり汚れたりした横部104を全て覆うことができる。この内目地カバー132は、接着剤又は両面接着テープで横部104に取り付ける。
【0033】
図3図5に示すように、外目地110の露出した上横部116が傷付いたり汚れたりすると、上横部116の上に、外目地カバー134を被せる。この外目地カバー134は板状であり、黒色の合成樹脂よりなり、外端部にフランジ部が設けられているため、外目地110の傷付いたり汚れたりした上横部116を全て覆うことができる。この外目地カバー134は、接着剤又は両面接着テープで上横部116に取り付ける。
【0034】
(4)効果
本実施形態によれば、上目地88、内目地100、外目地110が傷付いたり汚れたりしても、上目地カバー130、内目地カバー132、外目地カバー134を接着剤や両面接着テープで被せることにより、外観を簡単に綺麗できる。
【0035】
また、上目地カバー130、内目地カバー132、外目地カバー134は、接着剤又は両面接着テープで取り付けているため、これらカバーが傷付いたり汚れたりしても取り外して、新しいカバーを簡単に取り付け直すことができる。
【変更例】
【0036】
上記実施形態では、上目地カバー130、内目地カバー132、外目地カバー134は、黒色であったが、銀色などの他の色でもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレータ10で説明したが、動く歩道におけるガラスパネルを有する欄干に適応してもよい。
【0038】
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0039】
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、36・・・欄干、70・・・ガラスパネル、74・・・レール支持台、82・・・手摺りレール、84・・・閉塞板、88・・・上目地、94・・・パネル支持部材、100・・・内目地、106・・・内レッジ、110・・・外目地、118・・・外デッキ、130・・・上目地カバー、132・・・内目地カバー、134・・・外目地カバー
【要約】
【課題】欄干に設けられている目地が傷付いたり汚れても、それを隠すことができる乗客コンベアを提供する。
【解決手段】欄干36は、ガラスパネル70と、レール支持台74と、手摺りベルト38が走行する手摺りレール82と、ガラスパネル70の外側であって、レール支持台74の下部に水平に配された閉塞板84と、閉塞板84の内端部の前後方向に設けられ、ガラスパネル70と当接する上目地88と、上目地88の下面に取り付けられた上目地カバー130とを有する。
【選択図】 図3
図1
図2
図3
図4
図5