特許第6649401号(P6649401)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ソノズ インコーポレイテッドの特許一覧

<>
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000002
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000003
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000004
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000005
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000006
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000007
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000008
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000009
  • 特許6649401-ボリューム制限 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6649401
(24)【登録日】2020年1月20日
(45)【発行日】2020年2月19日
(54)【発明の名称】ボリューム制限
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20200210BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20200210BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20200210BHJP
   G10K 15/02 20060101ALI20200210BHJP
   H04N 21/439 20110101ALI20200210BHJP
【FI】
   G10K15/04 302F
   H04R3/00 310
   G06F3/16 540
   G06F3/16 610
   G10K15/02
   H04N21/439
【請求項の数】15
【全頁数】27
(21)【出願番号】特願2017-555679(P2017-555679)
(86)(22)【出願日】2016年4月20日
(65)【公表番号】特表2018-517926(P2018-517926A)
(43)【公表日】2018年7月5日
(86)【国際出願番号】US2016028462
(87)【国際公開番号】WO2016172227
(87)【国際公開日】20161027
【審査請求日】2017年12月25日
(31)【優先権主張番号】14/696,366
(32)【優先日】2015年4月24日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506030756
【氏名又は名称】ソノズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100183276
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 裕三
(72)【発明者】
【氏名】クリス・ビアバウアー
(72)【発明者】
【氏名】ニコラス・マニスカス
【審査官】 堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0037107(US,A1)
【文献】 国際公開第2014/004964(WO,A1)
【文献】 特開2010−288183(JP,A)
【文献】 特開2007−033921(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/040009(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
G06F 3/16
G10K 15/02
H04N 21/439
H04R 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
再生デバイスのための方法であって、
再生デバイスの現在のボリューム設定に対応するアクティブボリューム状態変数をメモリに記憶するステップ、
再生デバイスの再生ボリューム制限に対応するボリューム制限状態変数をメモリに記憶するステップ、
所定のソースからのメディアの再生を開始するためのコマンドを検出するステップ、
再生デバイスの現在のボリューム設定、及び、
再生ボリューム制限
のうちの一方である特定の再生ボリュームでメディアを再生するステップ、
を含み、
特定の再生ボリュームは、再生を開始するためのコマンドの所定のソースが何であるかに基づいて選択され、
検出されたコマンドの所定のソースは、再生デバイスあるいは制御装置に設けた、タッチセンサ又は近傍センサである、方法。
【請求項2】
ボリューム制限状態変数が最大ボリューム状態変数であり、
再生ボリューム制限が最大再生ボリュームであり、
アクティブボリューム状態変数が最大ボリューム状態変数よりも大きいと決定されるときに、最大再生ボリュームを特定の再生ボリュームとして選択するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ボリューム制限状態変数が最大ボリューム状態変数であり、
再生ボリューム制限が最大再生ボリュームであり、
アクティブボリューム状態変数が最大ボリューム状態変数よりも大きくないと決定されるときに、再生デバイスの現在のボリューム設定を特定の再生ボリュームとして選択するステップを更に含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
再生デバイスからのメディアの再生を一時停止するためのコマンドを再生デバイスによって検出するステップ、
メディアの再生を一時停止するための検出されたコマンドに基づいて、再生デバイスからのメディアの再生を一時停止して、メディアの再生を一時停止するためのコマンドに対応する第1の時間を決定するステップ、
メディアの再生を開始するためのコマンドを検出するステップ、
メディアの再生を開始するための検出されたコマンドに基づいて、メディアの再生を開始するためのコマンドに対応する第2の時間を決定して、第1の時間と第2の時間との間の差が閾値一時停止時間を超えるかどうかを決定するステップ、
時間差が閾値一時停止時間を超えない場合には、再生デバイスの現在のボリューム設定でメディアを再生するステップ、
を更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
時間差が閾値一時停止時間を超える場合には、ボリューム制限でメディアを再生することを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
再生デバイスがメディアの再生のために一時停止状態にある間、再生デバイスの再生ボリュームを提示される再生ボリュームまで増大させるために、所定のソースから受信されたコマンドを検出するステップ、
提示された再生ボリュームと再生ボリューム制限状態変数とを比較するステップ、
所定のソースと比較とに基づいて再生デバイスの現在のボリューム設定に対応するアクティブボリューム状態変数を決定してメモリに記憶するステップ、
を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
提示された再生ボリュームがボリューム制限よりも大きいと決定されるときに、再生ボリューム制限をアクティブボリューム状態変数として記憶するステップ、
提示された再生ボリュームがボリューム制限よりも大きくないと決定されるときに、再生デバイスの現在のボリューム設定をアクティブボリューム状態変数として記憶するステップ、
をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
メディアの再生を開始するためのコマンドの検出に応じて再生デバイスの現在のボリューム設定でメディアを再生するステップを更に含む、請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
検出されたコマンドの所定のソースは、再生デバイスに設けたタッチセンサ又は近傍センサである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
再生デバイスは、複数の再生ゾーンと制御装置とを備えるメディア再生システムの一部であり、
再生デバイスが第1の再生ゾーン内にあり、
検出されたコマンドの所定のソースが制御装置上のタッチセンサであり、
制御装置が第2の再生ゾーン内にあると決定されるときにボリューム制限状態変数を調整するステップを更に含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
ボリューム制限状態変数は、
時刻、
再生デバイスが位置するメディア再生システムの特定のゾーン、及び、
メディア再生システム内の再生デバイス又は他の再生デバイスの現在の再生状態、
のうちの少なくとも1つに依存する、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
ボリューム制限状態変数は、メディア再生システムの特定のゾーン内の全ての再生デバイスに適用される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
アクティブボリューム状態変数をメディア再生システム内の他の再生デバイスと通信させるステップ、
他の再生デバイスと再生デバイスとによってメディアを同じボリュームレベルで再生するステップ、
を更に含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
再生デバイスであって、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を再生デバイスに行わせるように構成されるプロセッサを備える再生デバイス。
【請求項15】
タッチセンサを更に備え、検出されたコマンドの所定のソースが再生デバイス上に位置するタッチセンサである、請求項14に記載の再生デバイス
【発明の詳細な説明】
【関連出願の参照】
【0001】
本願は、2015年4月24日に出願された米国特許出願第14/696,366号の優先権を主張しており、その全体が参照されることにより本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願は、コンシューマ製品に関するものであり、特に、メディア再生に向けられた方法、システム、製品、機能、サービス、および他の要素に関するものや、それらのいくつかの態様に関する。2014年9月29日に出願された出願第14/500,465号「再生デバイス制御」の内容は、その全体が参照されることにより本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
2003年に、ソノズ・インコーポレイテッドが最初の特許出願のうちの1つである「複数のネットワークデバイス間のオーディオ再生を同期する方法」と題する特許出願をし、2005年にメディア再生システムの販売を開始するまで、アウトラウド設定におけるデジタルオーディオへのアクセスおよび試聴のオプションは制限されていた。人々は、ソノズ無線HiFiシステムによって、1つ又は複数のネットワーク再生デバイスを介して多くのソースから音楽を体験できるようになっている。スマートフォン、タブレット、又はコンピュータにインストールされたソフトウェアコントロールアプリケーションを通じて、ネットワーク再生デバイスを備えたいずれの部屋においても、人々は自分が望む音楽を再生することができる。また、例えばコントローラを用いて、再生デバイスを備えた各部屋に異なる歌をストリーミングすることもできるし、同期再生のために複数の部屋をグループ化することもできるし、全ての部屋において同期して同じ歌を聞くこともできる。
【0004】
これまでのデジタルメディアに対する関心の高まりを考えると、試聴体験を更に向上させることができるコンシューマアクセス可能な技術を更に開発することにニーズがある。
【0005】
本明細書で開示されている技術の特徴、態様、および利点は、以下の記載、添付の特許請求の範囲、および添付の図面を参照するとより理解しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】ある実施形態で実施可能な例示的なメデイア再生システムの構成を示す図
図2】例示的な再生デバイスの機能ブロック図を示す図
図3】例示的な制御デバイスの機能ブロック図を示す図
図4】例示的なコントローラインタフェースを示す図
図5A】例示的な再生デバイスの外側表面を示す図
図5B】例示的な再生デバイスの外側表面の複数の領域を示す図
図6】再生コマンドソースに基づいてボリューム制限を決定するための例示的なフロー図
図7】再生コマンドソースに基づいてボリューム制限を決定するための例示的な別のフロー図
図8】例示的なLEDシーケンスのスケジュールを示す図
【発明を実施するための形態】
【0007】
図面は、いくつかの例示的な実施形態を説明することを目的としているが、本発明が、図面に示した配置および手段に限定されるものではないことは理解される。
【0008】
I.概要
本明細書中で説明される例は、再生デバイスを制御するためのコマンドソースに基づいて再生デバイスの再生ボリュームを制限することを含む。再生デバイスのボリュームを制限することが望ましい事例が多い。そのような1つの例としては、再生デバイスの再生を制御するためのコマンドが所定のソースから検出されるときに、所定のソースが、再生デバイスの現在のボリュームの表示をユーザに示さない場合がある。
【0009】
幾つかの実施形態において、再生デバイスは、再生デバイスの現在の再生ボリュームに対応するアクティブボリューム状態変数をメモリに記憶してもよい。この場合、再生デバイスの「現在の」再生ボリュームは、再生デバイスがメディアを再生していることを必ずしも意味するとは限らない。むしろ、それは、再生デバイスがメディアを再生しているか否かに関わらず、再生デバイスの現在のボリューム構成を指す。また、再生デバイスは、再生ボリューム制限に対応するボリューム制限状態変数を記憶してもよい。このボリューム制限状態変数は、特定の状況で利用されてもよい。例えば、再生デバイス自体は、再生デバイスからメディアの再生を開始するためのタッチセンサを含んでもよい。しかしながら、それは現在のボリュームの表示を含まない場合がある。したがって、ユーザが再生デバイス制御器を介して再生を開始して予想よりも大きいかもしれないメディアの現在のボリュームによって驚かされる状況が起こり得る。例えば、再生デバイスが長時間にわたって一時停止され、ユーザは、現在の再生ボリュームがどのくらい大きいかを忘れる場合がある。また、ボリュームは、再生デバイスが一時停止される間、ユーザ又は他の誰かによって、或いは、おそらくペットによってさえ、誤って増大される場合もある。
【0010】
そのため、再生デバイスは、再生を開始するためのコマンドソースを検出して、そのコマンドソースに基づいて、再生制限状態変数が使用されるべきかどうかを決定してもよい。例えば、現在のボリュームが高すぎる場合、再生デバイスは、代わりに、再生制限状態変数に基づいて再生を開始してもよい。
【0011】
再生デバイスが一時停止状態にある間に再生デバイスのボリュームを増大させるためのコマンドを受信すると同様の状況が起こる場合がある。前述のように、ボリュームを増大させるためのコマンドは、現在のボリュームをユーザに示さない装置で受信される場合がある。これらの状況において、再生デバイスは、ボリュームを提示された再生ボリュームまで増大させるためのコマンドソースを検出した後、提示された再生ボリュームをボリューム制限状態変数と比較してもよい。例えば、提示されたボリューム増大が高すぎる場合には、現在のボリュームがボリューム制限状態変数に設定される。最小ボリューム制限及び特定のボリュームレベルを更に含み得る例もまた可能である。
【0012】
また、再生デバイスは、再生デバイスの状態に関するフィードバックをし得るLED照明を1つ以上の表面上に含んでもよい。LED照明は、赤色、青色、緑色、及び、白色などの幾つかの異なる色のLED光を含んでもよく、これらのLED光は、広帯域の色をもたらすように混合されてもよい。また、再生デバイスは、LED照明を異なる色の間でスムーズに目立った点滅もなく消失できてもよい。
【0013】
幾つかの場合において、LED照明挙動の所定の組を伴う第1の再生デバイスが、LED照明挙動又はおそらく再生デバイスの異なる状態に関して規定されていない一般的なLED照明挙動の異なる組を有する第2の再生デバイスに接続されてもよい。この場合、第2の再生デバイスは、第1の再生デバイスのLED照明挙動を引き継いでもよい。
【0014】
前述のように、これらの例は、再生コマンドソースに基づいて再生デバイスの再生ボリュームを制限することを含む。1つの態様では、再生デバイスが提供される。この再生デバイスは、(a)プロセッサと、(b)非一時的なコンピュータ可読媒体と、(c)非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されるプログラム命令とを備え、プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、(i)アクティブボリューム状態変数をメモリに記憶する機能であって、アクティブボリューム状態変数が現在の再生ボリュームに対応する機能と、(ii)ボリューム制限状態変数をメモリに記憶する機能であって、ボリューム制限状態変数が再生デバイスの再生ボリューム制限に対応する機能と、(iii)所定のソースからのメディアの再生を開始するためのコマンドを再生デバイスによって検出する機能と、(iv)再生を開始するためのコマンドの所定のソースに基づいて開始再生ボリュームを現在の再生ボリューム及び再生ボリューム制限のうちの一方となるように選択する機能と、(v)開始再生ボリュームでメディアを再生する機能と、を含む機能を再生デバイスに行わせる。
【0015】
他の態様では、再生デバイスが提供される。この再生デバイスは、(a)プロセッサと、(b)非一時的なコンピュータ可読媒体と、(c)非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されるプログラム命令とを含み、プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、(i)再生デバイスの最大再生ボリュームに対応する最大ボリューム状態変数を再生デバイスによって記憶する機能と、(ii)再生デバイスがメディアの再生のために一時停止状態にある間に、再生デバイスの再生ボリュームを提示された再生ボリュームまで増大するために所定のソースから受信されたコマンドを検出する機能と、(iii)(1)所定のソースと、(2)提示された再生ボリュームと最大ボリューム状態変数との比較とに基づいて、アクティブボリューム状態変数を決定する機能であって、アクティブボリューム状態変数が現在の再生ボリュームに対応する機能と、(iv)アクティブボリューム状態変数をメモリに記憶する機能と、を含む機能を再生デバイスに行わせる。
【0016】
更なる他の態様では、方法が提供される。この方法は、(a)再生デバイスによってアクティブボリューム状態変数をメモリに記憶することであって、アクティブボリューム状態変数が現在の再生ボリュームに対応することと、(b)ボリューム制限状態変数をメモリに記憶することであって、ボリューム制限状態変数が再生デバイスの再生ボリューム制限に対応することと、(c)所定のソースからのメディアの再生を開始するためのコマンドを再生デバイスによって検出することと、(d)再生を開始するためのコマンドの所定のソースに基づいて開始再生ボリュームを現在の再生ボリューム及び再生ボリューム制限のうちの一方となるように選択することと、(e)開始再生ボリュームでメディアを再生することとを含む。
【0017】
当業者であれば分かるように、本開示は多数の他の実施形態を含む。当業者であれば分かるように、本開示は多数の他の例を含む。本明細書中に記載される幾つかの例は、「ユーザ」及び/又は他のエンティティなどの所定の作用主体によって行われる機能を参照する場合があるが、この記載が単なる説明目的に過ぎないことが理解されるべきである。特許請求の範囲は、特許請求の範囲自体の言葉によって明示的に必要とされていない限り、任意のそのような例の作用主体による行為を必要とするように解釈されるべきでない。
【0018】
本明細書中に記載される幾つかの例は、「ユーザ」及び/又は他のエンティティなどの所定の作用主体によって行われる機能を参照する場合があるが、この記載が単なる説明目的に過ぎないことが理解されるべきである。特許請求の範囲は、特許請求の範囲自体の言葉によって明示的に必要とされていない限り、任意のそのような例の作用主体による行為を必要とするように解釈されるべきでない。
【0019】
II.動作環境の例
図1は、本明細書で開示されている1つ又は複数の実施形態で実施可能又は実装可能なメディア再生システム100の例示的な構成を示す。図示されるように、メディア再生システム100は、複数の部屋および空間、例えば、主寝室、オフィス、ダイニングルーム、およびリビングルームを有する例示的なホーム環境と関連付けられている。図1の例に示されるように、メディア再生システム100は、再生デバイス102−124、制御デバイス126および128、有線又は無線のネットワークルータ130を含む。
【0020】
更に、例示的なメディア再生システム100の異なる構成要素、および異なる構成要素がどのように作用してユーザにメディア体験を提供するかに関しての説明は、以下のセクションで述べられている。本明細書における説明は、概してメディア再生システム100を参照しているが、本明細書で述べられている技術は、図1に示されるホーム環境の用途に限定されるものではない。例えば、本明細書で述べられている技術は、マルチゾーンオーディオが望まれる環境、例えば、レストラン、モール、又は空港のような商業的環境、スポーツ用多目的車(SUV)、バス又は車のような車両、船、若しくはボード、飛行機などの環境において有益である。
【0021】
a.例示的なゾーンプレーヤー
図2は、図1のメディア再生システム100の再生デバイス102−124の1つ又は複数を構成する例示的な再生デバイス200の機能ブロック図を示す。再生デバイス200は、プロセッサ202、ソフトウェアコンポーネント204、メモリ206、オーディオ処理コンポーネント208、オーディオアンプ210、スピーカー212およびネットワークインタフェース214を含んでもよい。ネットワークインタフェース214は、無線インタフェース216および有線インタフェース218を含む。ある場合では、再生デバイス200は、スピーカー212を含まないが、再生デバイス200を外部スピーカーに接続するためのスピーカーインタフェースを含んでいてもよい。別の場合では、再生デバイス200は、スピーカー212もオーディオアンプ210も含まないが、再生デバイス200を外部オーディオアンプ又はオーディオビジュアルレシーバーに接続するためのオーディオインタフェースを含んでもよい。
【0022】
ある例では、プロセッサ202は、メモリ206に記憶された命令に基づいて、入力データを処理するように構成されたクロック駆動コンピュータコンポーネントであってもよい。メモリ206は、プロセッサ202によって実行可能な命令を記憶するように構成された非一時的なコンピュータ読み取り可能記録媒体であってもよい。例えば、メモリ206は、ある機能を実行するためにプロセッサ202によって実行可能なソフトウェアコンポーネント204の1つ又は複数をロードすることができるデータストレージであってもよい。ある例では、機能は、再生デバイス200がオーディオソース又は別の再生デバイスからオーディオデータを読み出すステップを含んでもよい。別の例では、機能は、再生デバイス200がネットワーク上の別のデバイス又は再生デバイスにオーディオデータを送信するステップを含んでもよい。更に別の例では、機能は、マルチチャンネルオーディオ環境を作るために、再生デバイス200と1つ又は複数の再生デバイスとをペアリングするステップを含んでもよい。
【0023】
ある機能は、再生デバイス200が、1つ又は複数の他の再生デバイスと、オーディオコンテンツの再生を同期するステップを含む。再生を同期している間、再生デバイス200によるオーディオコンテンツの再生と1つ又は複数の他の再生デバイスによる再生との間の遅延を、リスナーが気づかないことが好ましい。「複数の独立クロックデジタルデータ処理デバイス間の動作を同期するシステムおよび方法」と題する米国特許第8,234,395号が本明細書に参照として援用されており、それは再生デバイス間のオーディオ再生を同期することが述べられたより詳細な例を提供している。
【0024】
更に、メモリ206は、データを記憶するように構成されていてもよい。データは、例えば、1つ又は複数のゾーンおよび/又はゾーングループに一部として含まれる再生デバイス200などの再生デバイス200、再生デバイス200によりアクセス可能なオーディオソース、又は再生デバイス200(又は他の再生デバイス)と関連付け可能な再生キュー、に関連付けられている。データは、定期的に更新され、再生デバイス200の状態を示す1つ又は複数の状態変数として記憶されてもよい。また、メモリ206は、メディアシステムの他のデバイスの状態と関連付けられたデータを含んでもよく、デバイス間で随時共有することによって、1つ又は複数のデバイスが、システムと関連するほぼ直近のデータを有することができる。他の実施形態も可能である。
【0025】
オーディオ処理コンポーネント208は、1つ又は複数のデジタル−アナログ変換器(DAC)、オーディオ処理コンポーネント、オーディオ強化コンポーネント、又はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等を含んでいてもよい。ある実施形態では、1つ又は複数のオーディオ処理コンポーネント208は、プロセッサ202のサブコンポーネントであってもよい。ある実施形態では、オーディオコンテンツが、オーディオ処理コンポーネント208によって処理および/又は意図的に変更されることによって、オーディオ信号を生成してもよい。生成されたオーディオ信号は、オーディオアンプ210に送信され、増幅され、スピーカー212を通じて再生される。特に、オーディオアンプ210は、1つ又は複数のスピーカー212を駆動できるレベルまでオーディオ信号を増幅するように構成されたデバイスを含んでもよい。スピーカー212は、独立した変換器(例えば、「ドライバ」)又は1つ又は複数のドライバを内包する筐体を含む完全なスピーカーシステムを備えてもよい。スピーカー212に備えられたあるドライバは、例えば、サブウーファー(例えば、低周波用)、ミドルレンジドライバ(例えば、中間周波用)、および/又はツイーター(高周波用)を含んでもよい。ある場合では、1つ又は複数のスピーカー212のそれぞれの変換器は、オーディオアンプ210の対応する個々のオーディオアンプによって駆動されてもよい。再生デバイス200で再生するアナログ信号を生成することに加えて、オーディオ処理コンポーネント208は、オーディオコンテンツを処理し、そのオーディオコンテンツを1つ又は複数の他の再生デバイスに再生させるために送信する。
【0026】
再生デバイス200によって処理および/又は再生されるオーディオコンテンツは、外部ソース、例えば、オーディオライン−イン入力接続(例えば、オートディテクティング3.5mmオーディオラインイン接続)又はネットワークインタフェース214を介して、受信されてもよい。
【0027】
ネットワークインタフェース214は、データネットワーク上で再生デバイス200と1つ又は複数の他のデバイスとの間のデータフローを可能にするように構成されてもよい。このように、再生デバイス200は、再生デバイスと通信する1つ又は複数の他の再生デバイス、ローカルエリアネットワーク内のネットワークデバイス、又は例えば、インターネット等のワイドエリアネットワーク上のオーディオコンテンツソースから、データネットワークを介してオーディオコンテンツを受信するように構成されていてもよい。ある例では、再生デバイス200によって送信および受信されたオーディオコンテンツおよび他の信号は、インターネットプロトコル(IP)に基づくソースアドレスおよびIPに基づく宛先アドレスを含むデジタルパケットの形で送信されてもよい。そのような場合、ネットワークインタフェース214は、デジタルパケットデータを解析することによって、再生デバイス200宛てのデータを、再生デバイス200によって適切に受信して処理することができる。
【0028】
図示されるように、ネットワークインタフェース214は、無線インタフェース216と有線インタフェース218とを含んでもよい。無線インタフェース216は、再生デバイス200用のネットワークインタフェース機能を提供し、通信プロトコル(例えば、無線規格IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.15、4Gモバイル通信基準などを含む無線基準(規格)のいずれか)に基づいて、他のデバイス(例えば、再生デバイス200に関連付けられたデータネットワーク内の他の再生デバイス、スピーカー、レシーバー、ネットワークデバイス、制御デバイス)と無線通信してもよい。有線インタフェース218は、再生デバイス200用のネットワークインタフェース機能を提供し、通信プロトコル(例えば、IEEE802.3)に基づいて他のデバイスとの有線接続を介して通信してもよい。図2に示されるネットワークインタフェース214は、無線インタフェース216と有線インタフェース218との両方を含んでいるが、ネットワークインタフェース214は、ある実施形態において、無線インタフェースのみか、又は有線インタフェースのみを含んでいてもよい。
【0029】
ある例では、再生デバイス200と他の再生デバイスとは、ペアにされて、オーディオコンテンツの2つの別々のオーディオコンポーネントを再生してもよい。例えば、再生デバイス200は、左チャンネルオーディオコンポーネントを再生するように構成される一方、他の再生デバイスは、右チャンネルオーディオコンポーネントを再生するように構成されてもよい。これにより、オーディオコンテンツのステレオ効果を生成するか、又は強化することができる。ペアにされた再生デバイス(「結合再生デバイス」とも言う)は、更に、他の再生デバイスと同期してオーディオコンテンツを再生してもよい。
【0030】
別の例では、再生デバイス200は、1つ又は複数の他の再生デバイスと音響的に統合され、単一の統合された再生デバイス(統合再生デバイス)を形成してもよい。統合再生デバイスは、統合されていない再生デバイス又はペアにされた再生デバイスと比べて、サウンドの処理や再現を異なるように構成することができる。なぜならば、統合再生デバイスは、オーディオコンテンツを再生するスピーカー追加することができるからである。例えば、再生デバイス200が、低周波レンジのオーディオコンテンツを再生するように設計されている場合(例えば、サブウーファー)、再生デバイス200は、全周波数レンジのオーディオコンテンツを再生するように設計された再生デバイスと統合されてもよい。この場合、全周波数レンジの再生デバイスは、低周波の再生デバイス200と統合されたとき、オーディオコンテンツの中高周波コンポーネントのみを再生するように構成されてもよい。一方で低周波レンジの再生デバイス200は、オーディオコンテンツの低周波コンポーネントを再生する。更に、統合再生デバイスは、単一の再生デバイス、又は更に他の統合再生デバイスとペアにされてもよい。
【0031】
例として、現在、ソノズ・インコーポレイテッドは、「PLAY:1」、「PLAY:3」、「PLAY:5」、「PLAYBAR」、「CONNECT:AMP」、「CONNECT」、および「SUB」を含む再生デバイスを販売提供している。他の過去、現在、および/又は将来のいずれの再生デバイスにおいても、追加的に又は代替的に本明細書で開示された実施例の再生デバイスに実装して使用することができる。更に、再生デバイスは、図2に示された特定の例又は提供されるソノズ製品に限定されないことは理解される。例えば、再生デバイスは、有線又は無線のヘッドホンを含んでもよい。別の例では、再生デバイスは、パーソナルモバイルメディア再生デバイス用のドッキングステーションを含むか、又は、それらと対話してもよい。更に別の例では、再生デバイスは、別のデバイス又はコンポーネント、例えば、テレビ、照明器具、又は屋内又は屋外で使用するためのいくつかの他のデバイスと一体化されてもよい。
【0032】
b.例示的な再生ゾーン構成
図1のメディア再生システムに戻って、環境は、1つ又は複数の再生ゾーンを有しており、それぞれの再生ゾーンは1つ又は複数の再生デバイスを含んでいる。メディア再生システム100は、1つ又は複数の再生ゾーンで形成されており、後で1つ又は複数のゾーンが追加又は削除して、図1に示す例示的な構成としてもよい。それぞれのゾーンは、異なる部屋又は空間、例えば、オフィス、浴室、主寝室、寝室、キッチン、ダイニングルーム、リビングルーム、および/又はバルコニーに基づく名前が与えられてもよい。ある場合では、単一の再生ゾーンは複数の部屋又は空間を含んでいてもよい。別の場合では、単一の部屋又は空間は、複数の再生ゾーンを含んでいてもよい。
【0033】
図1に示されるように、バルコニー、ダイニングルーム、キッチン、浴室、オフィス、および寝室のゾーンのそれぞれは、1つの再生デバイスを有する一方、リビングルームおよび主寝室のゾーンのそれぞれは、複数の再生デバイスを有する。リビングルームゾーンは、再生デバイス104、106、108、および110が、別々の再生デバイスとしてか、1つ又は複数の結合再生デバイスとしてか、1つ又は複数の統合再生デバイスとしてか、又はこれらのいずれかの組み合わせで、オーディオコンテンツを同期して再生するように構成されてもよい。同様に、主寝室の場合では、再生デバイス122および124が、別々の再生デバイスとしてか、結合再生デバイスとしてか、又は統合再生デバイスとして、オーディオコンテンツを同期して再生するように構成されてもよい。
【0034】
ある例では、図1の環境における1つ又は複数の再生ゾーンは、それぞれ異なるオーディオコンテンツを再生している。例えば、ユーザは、バルコニーゾーンでグリルしながら、再生デバイス102によって再生されるヒップホップ音楽を聞くことができる。一方、別のユーザは、キッチンゾーンで食事を準備しながら、再生デバイス114によって再生されるクラシック音楽を聞くことができる。別の例では、再生ゾーンは、同じオーディオコンテンツを別の再生ゾーンと同期して再生してもよい。例えば、ユーザがオフィスゾーンにいる場合、オフィスゾーンの再生デバイス118が、バルコニーの再生デバイス102で再生されている音楽と同じ音楽を再生してもよい。そのような場合、再生デバイス102および118は、ロック音楽を同期して再生しているため、ユーザは、異なる再生ゾーン間を移動してもアウト−ラウドで再生されるオーディオコンテンツをシームレス(又は少なくともほぼシームレス)に楽しむことができる。再生ゾーン間の同期は、前述の米国特許第8,234,395号で述べられているような再生デバイス間の同期と同様の方法で行ってもよい。
【0035】
上述したように、メディア再生システム100のゾーン構成は、動的に変更してもよく、ある実施形態では、メディア再生システム100は、複数の構成をサポートする。例えば、ユーザが1つ又は複数の再生デバイスを、物理的にゾーンに移動させるか、又はゾーンから移動させる場合、メディア再生システム100は変更に対応するように再構成されてもよい。例えば、ユーザが再生デバイス102をバルコニーゾーンからオフィスゾーンに物理的に移動させる場合、オフィスゾーンは、再生デバイス118と再生デバイス102との両方を含んでもよい。必要に応じて、制御デバイス、例えば制御デバイス126と128とを介して、再生デバイス102が、ペアにされるか、又はオフィスゾーンにグループ化されるか、および/又はリネームされてもよい。一方、1つ又は複数の再生デバイスが、再生ゾーンを未だ設定していないホーム環境において、ある領域に移動させられた場合、新しい再生ゾーンがその領域に形成されてもよい。
【0036】
更に、メディア再生システム100の異なる再生ゾーンは、動的にゾーングループに組み合わされてもよいし、又は別々の再生ゾーンに分割されてもよい。例えば、ダイニングルームゾーンとキッチンゾーン114とがディナーパーティ用のゾーングループに組み合わされることによって、再生デバイス112と114とがオーディオコンテンツを同期して再生することができる。一方、あるユーザがテレビを見たい一方、他のユーザがリビングルーム空間の音楽を聞きたい場合、リビングルームゾーンが、再生デバイス104を含むテレビゾーンと、再生デバイス106、108および110を含むリスニングゾーンと、に分けられてもよい。
【0037】
c.例示的な制御デバイス
図3は、メディア再生システム100の制御デバイス126と128とうちの一方又は両方を構成する例示的な制御デバイス300の機能ブロック図を示す。図示されるように、制御デバイス300は、プロセッサ302、メモリ304、ネットワークインタフェース306、およびユーザインタフェース308を含んでもよい。ある例では、制御デバイス300は、メディア再生システム100専用の制御デバイスであってもよい。別の例では、制御デバイス300は、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェアをインストールされたネットワークデバイス、例えば、iPhone(登録商標)、iPad(登録商標)、又は任意の他のスマートフォン、タブレットあるいはネットワークデバイス(例えば、PC又はMac(登録商標)などのネットワークコンピュータ)であってもよい。
【0038】
プロセッサ302は、メディア再生システム100のユーザアクセス、コントロール、および構成を可能にすることに関する機能を実行するように構成されてもよい。メモリ304は、プロセッサ302によって実行可能な命令を記憶し、それらの機能を実行するように構成されていてもよい。また、メモリ304は、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェアと、メディア再生システム100とユーザとに関連付けられた他のデータを記憶するように構成されていてもよい。
【0039】
ある例では、ネットワークインタフェース306は、工業規格(例えば、赤外線、無線、IEEE802.3などの有線規格、IEEE802.11a、802.11b、802.11g、802.11n、802.11ac、802.15などの無線規格、4G通信規格など)に基づいてもよい。ネットワークインタフェース306においては、制御デバイス300がメディア再生システム100内の他のデバイスと通信するための手段を提供してもよい。ある例では、データおよび情報(例えば、状態変数)は、ネットワークインタフェース306を介して制御デバイス300と他のデバイスとの間で通信されてもよい。例えば、メディア再生システム100における再生ゾーンおよびゾーングループの構成は、制御デバイス300によって、再生デバイス又は別のネットワークデバイスから受信されてもよいし、あるいは制御デバイス300によって、ネットワークインタフェース306を介して別の再生デバイス又はネットワークデバイスに送信されてもよい。ある場合では、他のネットワークデバイスは、別の制御デバイスであってもよい。
【0040】
ボリュームコントロールおよびオーディオ再生コントロールなどの再生デバイス制御コマンドは、ネットワークインタフェース306を介して制御デバイス300から再生デバイスに通信されてもよい。上述したように、メディア再生システム100の構成の変更は、ユーザにより制御デバイス300を用いて行うことができる。構成の変更は、1つ又は複数の再生デバイスをゾーンに追加すること、1つ又は複数の再生デバイスをゾーンから取り除くこと、1つ又は複数のゾーンをゾーングループに追加すること、1つ又は複数のゾーンをゾーングループから取り除くこと、結合プレーヤー又は統合プレーヤーを形成すること、結合プレーヤー又は統合プレーヤーから1つ又は複数の再生デバイスに分けることなどを含んでもよい。このように、制御デバイス300は、コントローラと呼ばれてもよく、制御デバイス300は、メディア再生システムコントローラアプリケーションソフトウェアをインストールした専用のコントローラか、又はネットワークデバイスであってもよい。
【0041】
制御デバイス300のユーザインタフェース308は、図4に示されるコントローラインタフェース400などのようなコントローラインタフェースを提供することによって、メディア再生システム100のユーザアクセスおよび制御を可能にするように構成されていてもよい。コントローラインタフェース400は、再生制御領域410、再生ゾーン領域420、再生ステータス領域430、再生キュー領域440、およびオーディオコンテンツソース領域450を含む。図示されるユーザインタフェース400は、図3の制御デバイス300などのようなネットワークデバイス(および/又は図1の制御デバイス126および128)を設けられたユーザインタフェースの単なる一例であって、ユーザによってメディア再生システム100などのようなメディア再生システムを制御するためにアクセスされるものである。あるいは、様々なフォーマット、スタイル、および対話型シーケンスを他のユーザのインタフェースを1つ又は複数のネットワークデバイスに実装し、メディア再生システムへ類似の制御アクセスを提供してもよい。
【0042】
再生制御領域410は、(例えば、タッチ又はカーソルを用いることで)選択可能なアイコンを含んでもよい。このアイコンによって、選択された再生ゾーン又はゾーングループ内の再生デバイスが、再生又は停止、早送り、巻き戻し、次にスキップ、前にスキップ、シャッフルモードのオン/オフ、リピートモードのオン/オフ、クロスフェードモードのオン/オフを行う。再生制御領域410は、別の選択可能なアイコンを含んでもよい。別の選択可能なアイコンは、イコライゼーション設定、再生ボリュームなど他の設定などを変更してもよい。
【0043】
再生ゾーン領域420は、メディア再生システム100内の再生ゾーンの表示を含んでもよい。ある実施形態では、再生ゾーンのグラフィック表示が選択可能であってもよい。追加の選択可能なアイコンを移動させることによって、メディア再生システム内の再生ゾーンを管理又は構成することができる。例えば、結合ゾーンの作成、ゾーングループの作成、ゾーングループの分割、およびゾーングループのリネームなど他の管理又は構成を行うことができる。
【0044】
例えば、図示されるように、「グループ」アイコンは、再生ゾーンのグラフィック表示のそれぞれに設けられてもよい。あるゾーンのグラフィック表示内の「グループ」アイコンは、メディア再生システム内の1つ又は複数のゾーンを選択して、あるゾーンとグループ化するオプションを出せるように選択可能であってもよい。一度グループ化すると、あるゾーンとグループ化されたゾーン内の再生デバイスは、あるゾーン内の再生デバイスと同期してオーディオコンテンツを再生するように構成される。同様に、「グループ」アイコンは、ゾーングループのグラフィック表示内に設けられてもよい。この場合、「グループ」アイコンは、ゾーングループ内の1つ又は複数のゾーンをゾーングループから取り除くために、ゾーングループ内の1つ又は複数のゾーンを選択から外すというオプションを出すように選択可能であってもよい。ユーザインタフェース400等のユーザインタフェースを介してゾーンをグループ化およびグループ解除するための他の対話をすることも可能であるし、実施することも可能である。再生ゾーン領域420内の再生ゾーンの表示は、再生ゾーン又はゾーングループ構成が変更されると、動的に更新されてもよい。
【0045】
再生ステータス領域430は、現在再生されているオーディオコンテンツ、前に再生されたオーディオコンテンツ、又は選択された再生ゾーン又はゾーングループ内で次に再生するように予定されているオーディオコンテンツ、のグラフィック表示を含んでもよい。選択可能な再生ゾーン又は再生グループは、ユーザインタフェース上で、例えば、再生ゾーン領域420および/又は再生ステータス領域430内で視覚的に区別されてもよい。グラフィック表示は、トラックタイトル、アーティスト名、アルバム名、アルバム年、トラックの長さ、およびメディア再生システムを、ユーザインタフェース400を介して制御するときに、ユーザにとって有益な他の関連情報を含んでいてもよい。
【0046】
再生キュー領域440は、選択された再生ゾーン又はゾーングループと関連付けられた再生キュー内のオーディオコンテンツのグラフィック表示を含んでもよい。ある実施形態では、それぞれの再生ゾーン又はゾーングループは、再生ゾーン又は再生グループによって再生される0以上のオーディオアイテムに対応する情報を含む再生キューと関連付けられていてもよい。例えば、再生キュー内のそれぞれのオーディオアイテムは、ユー・アール・アイ(URI)、ユー・アール・エル(URL)、又は再生ゾーン又はゾーングループ内の再生デバイスによって使用可能な他の識別子を含んでいてもよい。これらによって、ローカルオーディオコンテンツソース又はネットワークオーディオコンテンツソース、からオーディオアイテムを見つけ、および/又は取り出し、再生デバイスによって再生することができる。
【0047】
ある例では、プレイリストが再生キューに追加されてもよい。この場合、プレイリスト内のそれぞれのオーディオアイテムに対応する情報が再生キューに追加されてもよい。別の例では、再生キュー内のオーディオアイテムは、プレイリストとして保存されてもよい。更に別の例では、再生デバイスがストリーミングオーディオコンテンツ、例えば、再生時間を有することで連続して再生されないオーディオアイテムよりも、停止しない限り連続して再生されるインターネットラジオを再生し続けているとき、再生キューは、空であってもよいし、又は「未使用」であるが埋められていてもよい。別の実施形態では、再生キューは、インターネットラジオおよび/又は他のストリーミングオーディオコンテンツアイテムを含むことができ、且つ再生ゾーン又はゾーングループがそれらのアイテムを再生しているとき「未使用」とすることができる。他の例も可能である。
【0048】
再生ゾーン又はゾーングループが「グループ化される」か、又は「グループ解除」されるとき、影響を受ける再生ゾーン又はゾーングループに関連付けられた再生キューは、クリアされてもよいし、又は再び関連付けられてもよい。例えば、第1再生キューを含む第1再生ゾーンが、第2再生キューを含む第2再生ゾーンとグループ化された場合、形成されたゾーングループは、関連付けられた再生キューを有していてもよい。関連付けられた再生キューは、最初は空であるか、(例えば、第2再生ゾーンが第1再生ゾーンに追加された場合、)第1再生キューのオーディオアイテムを含むか、(例えば、第1再生ゾーンが第2再生ゾーンに追加された場合、)第2再生キューのオーディオアイテムを含むか、又は第1再生キューと第2再生キューとの両方のオーディオアイテムを組み合わせられる。その後、形成されたゾーングループがグループ解除された場合、グループ解除された第1再生ゾーンは、前の第1再生キューと再び関連付けられてもよいし、空の新しい再生キューと関連付けられてもよいし、あるいはゾーングループがグループ解除される前にゾーングループと関連付けられていた再生キューのオーディオアイテムを含む新しい再生キューと関連付けられてもよい。同様に、グループ解除された第2再生ゾーンは、前の第2再生キューと再び関連付けられてもよいし、空の新しい再生キューと関連付けられてもよいし、あるいはゾーングループがグループ解除される前にゾーングループと関連付けられていた再生キューのオーディオアイテムを含む新しい再生キューと関連付けられてもよい。
【0049】
図4のユーザインタフェース400に戻って、再生キュー領域440内のオーディオコンテンツのグラフィック表示は、トラックタイトル、アーティスト名、トラックの長さ、および再生キュー内のオーディオコンテンツと関連付けられた他の関連情報を含んでいてもよい。ある例では、オーディオコンテンツのグラフィック表示は、追加の選択可能なアイコンを選択して移動させることができる。これにより、再生キューおよび/又は再生キューに表示されたオーディオコンテンツを管理および/又は操作することができる。例えば、表示されたオーディオコンテンツは、再生キューから取り除いてもよいし、再生キュー内の異なる位置に移動させてもよいし、すぐに再生させるか若しくは現在再生しているオーディオコンテンツの後に再生するように選択されてもよいし、あるいは他の動作を実行してもよい。再生ゾーン又はゾーングループに関連付けられた再生キューは、再生ゾーン又はゾーングループ内の1つ又は複数の再生デバイスのメモリ、再生ゾーン又はゾーングループに入っていない再生デバイスのメモリ、および/又は他の指定のデバイスのメモリに記憶されていてもよい。
【0050】
オーディオコンテンツソース領域450は、選択可能なオーディオコンテンツソースのグラフィック表示を含んでいてもよい。このオーディオコンテンツソースにおいては、オーディオコンテンツが選択された再生ゾーン又はゾーングループによって取り出され、再生されてもよい。オーディオコンテンツソースに関する説明は、以降のセクションを参照することができる。
【0051】
d.例示的なオーディオコンテンツソース
前回図示したように、ゾーン又はゾーングループ内の1つ又は複数の再生デバイスは、再生するオーディオコンテンツを、(例えば、オーディオコンテンツの対応するURI又はURLに基づいて、)複数の入手可能なオーディオコンテンツソースから取り出すように構成されていてもよい。ある例では、オーディオコンテンツは、再生デバイスによって、対応するオーディオコンテンツソース(例えば、ライン−イン接続)から直接取り出されてもよい。別の例では、オーディオコンテンツは、1つ又は複数の他の再生デバイス若しくはネットワークデバイスを介してネットワーク上の再生デバイスに提供されてもよい。
【0052】
例示的なオーディオコンテンツソースは、メディア再生システム内の1つ又は複数の再生デバイスのメモリを含んでもよい。メディア再生システムとしては、例えば、図1のメディア再生システム100、1つ又は複数のネットワークデバイス上のローカルミュージックライブラリ(例えば、制御デバイス、ネットワーク対応のパーソナルコンピュータ、又はネットワーク接続ストレージ(NAS)など)、インターネット(例えば、クラウド)を介してオーディオコンテンツを提供するストリーミングオーディオサービス、あるいは再生デバイス又はネットワークデバイスのライン−イン入力接続を介してメディア再生システムに接続されるオーディオソース、他の可能なシステムであってもよい。
【0053】
ある実施形態では、オーディオコンテンツソースは、図1のメディア再生システム100などのようなメディア再生システムに定期的に追加されてもよいし、定期的に取り除かれてもよい。ある例では、1つ又は複数のオーディオコンテンツソースが追加される、取り除かれる、又は更新される度に、オーディオアイテムのインデックス付けが行われてもよい。オーディオアイテムのインデックス付けは、ネットワーク上で共有される全てのフォルダ/ディレクトリ内の識別可能なオーディオアイテムをスキャンすることを含んでもよい。ここで、ネットワークは、メディア再生システム内の再生デバイスによってアクセス可能である。また、オーディオアイテムのインデックス付けは、メタデータ(例えば、タイトル、アーティスト、アルバム、トラックの長さなど)と他の関連情報とを含むオーディオコンテンツデータベースを作成すること、又は更新すること、を含んでもよい。他の関連情報とは、例えば、それぞれの識別可能なオーディオアイテムを見つけるためのURI又はURLを含んでもよい。オーディオコンテンツソースを管理し、且つ維持するための他の例も可能である。
【0054】
再生デバイス、制御デバイス、再生ゾーン構成、およびメディアコンテンツソースに関しての上述した説明は、以降で述べられている機能および方法を実施可能ないくつかの例示的な動作環境のみを提供している。本発明は、本明細書で明示的に述べられていないメディア再生システム、再生デバイス、およびネットワークデバイスの他の動作環境および構成であっても適用可能であり、その機能および方法を実施するのに適している。
【0055】
III.再生ボリュームを制限するための技術例
前述のように、本明細書中に記載される実施形態は、再生デバイスを制御するためのコマンドソースに基づいて再生デバイスの再生ボリュームを制限することを含んでもよい。例えば、再生デバイスを制御するためのコマンドは、メディアの再生を開始するためのコマンドであってもよく、又は、再生ボリュームを制御するためのコマンドであってもよい。他の例もまた可能である。
【0056】
本明細書中の例において、特定の機能は、メディア再生システム内の所定の装置によるもの又はメディア再生システム内の所定の装置によって実行されるものとして記載される。しかしながら、これらの機能は、システム内の他の装置によって同様に実行されてもよい。例えば、図5に示される方法500における機能の幾つかは、再生デバイスに関して記載されるが、これらの機能は、制御装置又はサーバなどの遠隔装置によっても実行され得る。他の例もまた可能である。
【0057】
図6及び図7に示される方法600及び方法700は、例えば、図1のメディア再生システム100、図2の再生デバイス200又は図5の再生デバイス500のうちの1つ以上、及び、図3の制御装置300のうちの1つ以上を含む操作環境内で実施され得る方法の実施形態を表す。方法600及び方法700は、図6及び図7に示されるブロックのうちの1つ以上によって示されるような1つ以上の操作、機能、又は、アクションを含んでもよい。ブロックは順番に例示されるが、これらのブロックは、並行して及び/又は本明細書中に記載される順番とは異なる順番で行われてもよい。また、様々なブロックを更に少ない数のブロックへの組み合わせ、付加的なブロックへの分割、及び/又は、望ましい実施に基づいて除去してもよい。
【0058】
加えて、本明細書中に開示される方法600、700及び他のプロセス及び方法に関して、フローチャートは、本実施形態の1つの想定し得る実施の機能及び操作を示す。これに関して、各ブロックは、プロセスにおける特定の論理的な機能又はステップを実施するためにプロセッサによって実行可能な1つ以上の命令を含むモジュール、セグメント、又はプログラムコードの一部を表わしてもよい。プログラムコードは、例えば、ディスク又はハードドライブを含む記憶装置などの任意のタイプのコンピュータ可読媒体に記憶されてもよい。コンピュータ可読媒体は、例えばレジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、及び、ランダムアクセスメモリ(RAM)のような短時間データを記憶するコンピュータ可読媒体などの非一時的なコンピュータ可読媒体を含んでもよいまた、コンピュータ可読媒体は、例えばリードオンリーメモリ(ROM)、光ディスク又は磁気ディスク、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)のような二次的な又は永続的な長期記憶装置などの非一時的な媒体を含んでもよい。また、コンピュータ可読媒体は、任意の他の揮発性又は不揮発性記憶システムであってもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、コンピュータ可読記憶媒体又は有形記憶装置と見なされてもよい。更に、本明細書中に開示される方法600、700及び他のプロセス及び方法に関して、図6及び図7における各ブロックは、プロセスにおける特定の論理的な機能を行うように配線される回路を表わしてもよい。
【0059】
a.再生コマンドソースに基づく再生ボリュームの制限
フロー図600のブロック602では、図2の再生デバイス200などの再生デバイスがメモリ206などのメモリにアクティブボリューム状態変数を記憶してもよい。再生デバイスの他の例は、図5A及び図5Bに示される再生デバイス500であってもよく、図2に示される再生デバイス200の特徴の一部又は全部並びに更なる特徴を含んでもよい。
【0060】
図5Aは、1つ以上の物理的接触を検出するように構成される外側表面を有するとともに、検出される1つ以上の物理的接触の位置に基づいて1つ以上の再生デバイス動作を行い得る再生デバイス500を示す。
【0061】
再生デバイス500はスピーカグリル510と外側表面とを有する。スピーカグリル510は、再生デバイス500の外方を向くスピーカが位置される再生デバイス500の側を覆ってもよい。外側表面は第1の表面502及び第2の表面504を含んでもよく、これらの表面のそれぞれは、図示のように、スピーカグリル510に対して略垂直であってもよい。また、外側表面は第3の面506及び第4の面508を含んでもよく、これらの表面は、図5Aでは、スピーカグリル510と再生デバイス500の本体により遮られる。幾つかの場合において、外側表面は、スピーカグリル510と反対側の再生デバイス500の背面(図示せず)を更に含んでもよい。
【0062】
図5Bは、再生デバイス500を上から見た再生デバイス500の代替図を示す。言い換えると、図5Bは、再生デバイス500の第1の表面502を示す。図示のように、第1の表面502は、第1の領域552、第2の領域554、及び、第3の領域556を含んでもよい。また、図5Bには、再生デバイス500の外側表面下にある近接センサの配列(それぞれ円として表わされる)も示される。この場合、近接センサの配列の第1のサブセットは第1の表面502の第1の領域552の下側にあってもよく、近接センサの配列の第2のサブセットは第1の表面502の第2の領域554の下側にあってもよく、及び、近接センサの配列の第3のサブセットは第1の表面502の第3の領域556の下側にあってもよい。
【0063】
近接センサの配列は、1つ以上のタイプの近接センサを含んでもよい。例えば、近接センサの配列は、色々数ある中で、1つ以上の容量センサ、1つ以上の抵抗センサ、1つ以上のピエゾセンサ、1つ以上の赤外線センサ、1つ以上の誘導センサ、1つ以上の磁気センサ、及び、1つ以上の光センサを含んでもよい。近接センサの配列は、第1の表面502上の第1、第2、又は、第3の領域での物理的接触を検出するように構成されてもよい。幾つかの場合において、近接センサの配列は、第1の表面502上の第1の領域552、第2の領域554、又は、第3の領域556の近位距離内の存在又は動きを検出するように更に構成されてもよい。ある場合では、第1の表面502の材料のタイプ及び/又は再生デバイスの構成に基づいて近接センサの配列内の1つ以上のタイプの近接センサが選択されてもよい。他の例もまた可能である。
【0064】
再生デバイス500によって記憶されるアクティブボリューム状態変数は、再生デバイス500の現在の再生ボリュームに対応してもよい。前述したように、再生デバイスの「現在の」再生ボリュームは、再生デバイスがメディアを再生していることを必ずしも意味するとは限らない。むしろ、それは、再生デバイスがメディアを再生しているか否かに関わらず、再生デバイスの現在のボリューム構成を指す。
【0065】
再生デバイス500は、例えば、製造業者によって設計される特定のボリューム範囲内でメディアを再生できてもよい。この範囲は、デシベル単位で表わされてもよく、又は、使い易いように簡略化されたボリュームスケールであってもよい。例えば、再生デバイス500は、0〜10又は0〜100のボリューム範囲内でメディアを再生するように調整されてもよい。したがって、ユーザは、再生デバイス500のボリュームを所望のレベルに調整してもよい。
【0066】
例えば、ユーザは、再生デバイス500の現在の再生ボリュームを表す76にボリュームレベルを調整してもよい。その後、再生デバイス500は、(100のうちの)76の値をアクティブボリューム状態変数としてメモリ206に記憶してもよい。幾つかの例において、アクティブボリューム状態変数は、例えば再生が一時停止された後に再開されるときに或いは再生デバイスの電源が切られる場合に現在のボリュームを維持するべく再生デバイス500によって使用されてもよい。また、アクティブボリューム状態変数は、図1に示されるシステム100などのメディア再生システム内の他の再生デバイスと共有されてもよく、それにより、複数の再生デバイスが同期して同じボリュームでメディアを再生できる。他の例もまた可能である。
【0067】
ブロック604において、再生デバイス500は、ボリューム制限状態変数をメモリ206に記憶してもよい。ボリューム制限状態変数は、再生デバイスの再生ボリューム制限に対応してもよく、また、特定の状況において再生デバイス500により使用されてもよい。例えば、ボリューム制限状態変数は、最大再生ボリュームに対応する最大ボリューム状態変数であってもよい。ボリューム制限状態変数は例えば(100のうちの)50であってもよい。
【0068】
所定のボリューム制限状態変数は、色々数ある中で、製造業者によって予め設定されてもよく、又は、ユーザによって設定されてもよい。更に、複数のボリューム制限状態変数が再生デバイス500によって記憶されてもよく、また、各ボリューム制限状態変数は、再生デバイス500の利用可能なデータに基づいてもよい。幾つかの例としては、時刻、再生デバイス500がグループ化される再生ゾーン、再生デバイス500の現在の再生状態、又は、メディア再生システム100内の他の再生デバイスが挙げられる。幾つかの場合において、再生デバイス500は、再生デバイス500を制御するためのコマンドソースに基づいて利用されるボリューム制限状態変数を記憶してもよい。
【0069】
例えば、メディアの再生を開始するためのコマンドが受信されるときに、最大ボリューム状態変数を利用することが望ましい場合がある。再生デバイス500は、比較的高いボリュームでメディアを既に再生してしまっていてもよく、したがって、記憶されたアクティブボリューム状態変数が比較的高くてもよい。再生デバイス500が比較的高いボリュームで再生を開始する場合には、それがユーザを驚かせる場合がある。更に、幾つかの制御装置は、図4に示されるボリュームバー460などの再生デバイス500の現在のボリュームの表示を示してもよいが、他の制御装置はそのような情報を表示しなくてもよく、したがって、それをユーザが利用できなくてもよい。同様に、再生デバイス500はこの情報を表示しなくてもよい。
【0070】
したがって、ブロック606において、再生デバイス500は、所定のソースからのメディアの再生を開始するためのコマンドを検出してもよい。所定のソースは、例えば、図5Bに示される第2の領域554の下側にある近接センサなどの再生デバイス500上に位置するタッチセンサであってもよい。或いは、ソースは、図3に示される制御装置300などの制御装置であってもよい。他の例もまた可能である。
【0071】
ブロック608において、再生デバイスは、再生を開始するためのコマンドの所定のソースに基づいて、開始再生ボリュームを現在の再生ボリューム及び再生ボリューム制限のうちの一方となるように選択してもよい。例えば、記憶されるアクティブボリューム状態変数は、再生デバイス500の現在の再生ボリュームに対応する76であってもよい。再生ボリューム制限状態変数は、50であってもよく、再生ボリューム制限、この場合には最大ボリューム50に対応してもよい。再生を開始するためのコマンドソースに基づいて、再生デバイス500は、アクティブボリューム状態変数とボリューム制限状態変数とを比較して、アクティブボリューム状態変数の方が大きいと決定してもよい。例えば、再生デバイス500は、コマンドソースが再生デバイス500上に位置するタッチセンサであると再生デバイス500が決定する場合にはアクティブボリューム状態変数とボリューム制限状態変数とを比較してもよいが、再生デバイス500は、コマンドソースが例えば図3に示される制御装置300などの制御装置であると再生デバイス500が決定する場合には状態変数を比較しなくてもよい。状態変数を比較した後、再生デバイスは、その後、開始再生ボリュームを最大再生ボリューム50となるように選択した後、ブロック610において、メディアを開始再生ボリュームで再生してもよい。このようにして、再生デバイス500は、開始再生ボリュームをより緩やかなレベルに制限してもよい。
【0072】
或いは、再生デバイスは、アクティブボリューム状態変数が最大ボリューム状態変数よりも大きくないと決定してもよい。アクティブボリューム状態変数は例えば40であってもよい。この場合、再生デバイス500は、開始再生ボリュームを現在の再生ボリューム40となるように選択してもよく、そのため、再生デバイス500は、メディアを現在の再生ボリューム40で再生する。
【0073】
前述の例では最大再生ボリュームについて論じられているが、これに加えて又はこれに代えて、ボリューム制限状態変数が最小値を表わしてもよい。例えば、再生デバイス500は、再生コマンドソースに基づいて、最小ボリュームよりも小さい再生ボリュームで再生が始まらないように最小ボリューム状態変数を使用してもよい。他の例として、ボリューム制限状態変数は、使用される特定の再生ボリュームに対応してもよい。例えば、再生デバイス500は、再生コマンドソースに基づいて、現在の再生ボリュームに関係なく特定のボリュームレベルで再生を開始してもよい。この場合、再生デバイスは、アクティブボリューム状態変数と特定のボリューム制限状態変数とを比較しなくてもよい。他の例もまた可能である。
【0074】
幾つかの例において、再生デバイス500は、それが所定のソースから受信する「再生開始」コマンドごとにボリューム制限状態変数を利用しなくてもよい。例えば、ユーザは、再生デバイス500での再生を短時間だけ一時停止した後に再生を再び開始してもよい。この場合、再生ボリューム制限を課すことによって再生ボリュームを調整するのではなく、再生が再開するときに現在の再生ボリュームを維持することが望ましい。
【0075】
したがって、再生デバイス500は、再生デバイスからのメディアの再生を一時停止するためのコマンドを検出してもよい。そのコマンドに基づいて、再生デバイス500は、メディアの再生を一時停止して、メディアの再生を一時停止するためのコマンドに対応する第1の時間を更に決定してもよい。その後、再生デバイスがブロック506でメディアの再生を開始するためのコマンドを検出すると、再生デバイス500は、再生を開始するためのコマンドに対応する第2の時間を決定してもよい。その後、再生デバイスは、第1の時間と第2の時間との間の差が閾値一時停止時間を超えないと決定してもよい。この決定に基づいて、再生デバイス500は、アクティブボリューム状態変数とボリューム制限状態変数とを比較しなくてもよく、また、現在の再生ボリュームでメディアを再生してもよい。
【0076】
或いは、再生デバイスは、第1の時間と第2の時間との間の差が閾値時間を超えると決定してもよい。この場合、再生デバイスは、アクティブボリューム状態変数とボリューム制限状態変数とを比較することによって前述のように進行してもよい。他の例もまた可能である。
【0077】
閾値一時停止時間は、色々数ある例の中で、例えば、30秒、2分、又は、1時間であってもよい。閾値一時停止時間は、製造業者によって設定されるデフォルト値であってもよく、又は、ユーザによって設定可能であってもよい。このようにして、ユーザは、ボリューム制限が再生を開始する効力を生じる前にどのくらいの期間にわたって再生を一時停止したままにしなければならないのかを決定付けてもよい。
【0078】
幾つかの場合において、異なるボリューム制限状態変数が異なるコマンドソースのために適用されてもよい。例えば、再生デバイス500で検出される再生を開始するためのコマンドは、前述したように、ボリューム制限状態変数と関連付けられてもよい。再生デバイス500は、メディア再生システム100内の他の制御装置から検出されるコマンドに対し異なるボリューム制限状態変数を適用してもよい。更に、再生デバイス500は、コマンドを受信する特定の制御装置に登録されるユーザプロファイルに応じて異なるボリューム制限状態変数を適用してもよい。他の例もまた可能である。
【0079】
更に、再生コマンドソースの識別は、ボリューム制限状態変数の基礎となる唯一の基準でなくてもよい。前述のように、再生デバイス500は、メディア再生システム100などのメディア再生システムの一部であってもよい。ボリューム制限状態変数は、所定のゾーン内の全ての再生デバイスに適用されてもよい。例えば、ベッドルームゾーン内の全ての再生デバイスは、再生コマンドソースに関係なく、同じボリューム制限状態変数を含んでもよい。これに加えて又はこれに代えて、ボリューム制限状態変数は、再生デバイスの現在のゾーン以外のゾーン内の制御装置から受信する任意のコマンドに基づいて適用されてもよい。例えば、リビングルームゾーン内の再生デバイスが異なるゾーン内に位置する制御装置からの再生を開始するためのコマンドを検出する場合には、ボリューム制限状態変数が適用されてもよい。したがって、コマンドソースの位置が考慮されてもよい。
【0080】
加えて、再生デバイス500は、コンテキストに基づいてボリューム制限状態変数を調整してもよい。例えば、再生デバイス500は、ダイニングルームゾーンなどのメディア再生システム100の第1のゾーン内に位置してもよい。再生デバイス500は、例えば、再生デバイス112に対応してもよい。再生を開始するためのコマンドの所定のソースは、例えば、ダイニングルームゾーン内に位置する制御装置300であってもよい。この場合、再生デバイス500は、同じゾーン内の制御装置300から検出される再生コマンドに対応する特定のボリューム制限状態変数をメモリに記憶していてもよい。
【0081】
しかしながら、再生デバイス500は、再生を開始するためのコマンドが検出されるときに制御装置300がマスターベッドルームゾーンなどの第2の再生ゾーン内にあると決定してもよい。その後、再生デバイス500は、制御装置300が第2の再生ゾーン内にあるという決定に基づいて、ボリューム制限状態変数を調整してもよい。例えば、制御装置300と関連付けられるボリューム制限状態変数は、コマンドが第2の再生ゾーンから検出されるときに減少される最大ボリューム制限であってもよい。他の例もまた可能である。
【0082】
b.コマンドソースに基づくボリューム制御コマンドの制限
メディアの再生を開始するためのコマンドに加えて、他のタイプの再生コマンドはボリューム制限状態変数の使用を含んでもよい。例えば、再生デバイスの再生ボリュームを増大させる又は減少させるためのコマンドが幾つかの状況下で制限されてもよい。
【0083】
例えば、フロー図700のブロック702では、図2の再生デバイス200などの再生デバイスが最大ボリューム状態変数を記憶してもよい。再生デバイスの他の例は、図6に示される再生デバイス500であってもよく、図2に示される再生デバイス200の特徴の一部又は全部並びに更なる特徴を含んでもよい。最大ボリューム状態変数は、前述したように、メモリ206などのメモリに記憶されてもよく、また、再生デバイス500の最大再生ボリュームに更に対応してもよい。例えば、最大ボリューム状態変数が(100のうちの)50であってもよい。
【0084】
ユーザは、再生デバイス500からのメディアの再生を一時停止してもよい。再生デバイス500が一時停止状態にある間、再生デバイス500の再生ボリュームを調整できてもよい。しかしながら、再生メディアを基準として使用することなく、再生が一時停止される間に再生ボリュームを調整できる範囲を制限することが望ましい場合がある。これにより、驚くほど大きいボリュームで意図的に又は誤って再生を再開することを回避でき得る。更に、前述したように、再生デバイス500を含む幾つかの制御装置は、現在の再生ボリュームを示すディスプレイを含まなくてもよい。
【0085】
ブロック704において、再生デバイス500は、再生デバイスがメディアの再生のために一時停止状態にある間、再生デバイスの再生ボリュームを提示される再生ボリュームまで増大させるためのコマンドを検出してもよい。検出されたコマンドは所定のソースから受信されてもよい。例えば、検出されたコマンドは、図5Bに示される第3の領域556の下側にある近接センサなどの再生デバイス500に位置するタッチセンサから受信されてもよい。
【0086】
ブロック706では、再生デバイス500がアクティブボリューム状態変数を決定してもよい。アクティブボリューム状態変数は、再生デバイス500の現在の再生ボリュームに対応してもよい。更に、アクティブボリューム状態変数は、所定のソース、並びに、提示された再生ボリュームと最大ボリューム状態変数との比較に基づいて決定されてもよい。例えば、再生デバイス500は、提示された再生ボリュームが最大ボリューム状態変数よりも大きいと決定してもよい。この場合、現在の再生ボリュームに対応する決定されたアクティブボリューム状態変数は、最大再生ボリュームである。
【0087】
例えば、再生デバイス500が一時停止状態にある間、再生デバイスは、再生ボリュームを(100のうちの)90の提示された再生ボリュームまで増大させるためのコマンドを検出してもよい。再生デバイスは、これが最大ボリューム状態変数よりも大きいと決定してもよく、したがって、アクティブボリューム状態変数を50となるように決定してもよい。したがって、現在の再生ボリュームが最大再生ボリュームであり、また、メディアの再生が再開すると、再生ボリュームは50になる。
【0088】
或いは、再生デバイス500は、提示された再生ボリュームが最大ボリューム状態変数よりも大きくないと決定してもよい。例えば、再生デバイスは、再生ボリュームを46まで増大させるためのコマンドを検出してもよい。この場合、現在の再生ボリュームに対応する決定されたアクティブボリューム状態変数は、提示された再生ボリューム46である。
【0089】
ブロック708において、再生デバイス500は、メモリ206などのメモリにアクティブボリューム状態変数を記憶してもよい。その後、再生デバイス500は、メディアの再生を開始するためのコマンドを検出してもよい。そのコマンドに基づいて、再生デバイス500は、アクティブボリューム状態変数により決定される現在の再生ボリュームでメディアを再生してもよい。
【0090】
前述の例は最大ボリューム状態変数に関して説明されたが、最小ボリューム状態変数の場合も有り得る。例えば、再生デバイス500が一時停止状態の間に設定されてもよい最小再生ボリュームを決定することが望ましい場合がある。
【0091】
幾つかの実施形態において、再生デバイス500は、偶発的である可能性が高いタッチ入力を無視する又は考慮に入れないように構成されてもよい。例えば、図5Bに示されるように、再生デバイス500には、第1の領域552、第2の領域554、及び、第3の領域556などのタッチコマンドを受信するための複数の領域が存在する。他の構成もまた可能である。これらの領域のうちの2つ以上で同時にタッチ入力が検出されると、再生デバイス500は、タッチが偶発的であることを示してもよい。例えば、再生デバイス500は、ユーザが不注意に再生デバイス500の上端に手を置いたこと、小さい子供が再生デバイス500の上端に触れていること、又は、おそらくペットが再生デバイス500の上端に接触していることを示唆してもよい。したがって、2つ以上の領域でタッチが同時に検出されると、再生デバイスは入力がなかったと決定してもよい。
【0092】
同様に、再生デバイス500は、複数のタッチの全てが再生デバイス500から除去され装置がタッチ入力を検出しなくなるまで、再生デバイス500の領域552、領域554及び領域556を介したタッチ入力を無視し続けてもよい。例えば、タッチが領域552及び領域556の両方で同時に検出される場合には、いずれも入力として無視される。552におけるタッチはもはや検出されないが、556でのタッチが依然として検出される場合、再生デバイスは、領域556としてのタッチがもはや検出されなくなるまで、入力領域からの全ての入力を無視し続ける。このようにして、再生デバイス500は、入力領域に対するタッチがユーザによる意図的なタッチであるという確率を高めてもよい。
【0093】
c.状態表示するLED照明
幾つかの実施形態において、再生デバイス500などの再生デバイスは、再生デバイス500の状態に関するフィードバックをし得るLED照明を再生デバイス500の1つ以上の表面上に含んでもよい。LED照明は、赤色、青色、緑色、及び、白色などの幾つかの異なる色のLED光を含んでもよく、これらのLED光は、広帯域の色をもたらすように混合されてもよい。また、再生デバイス500は、LED照明を異なる色の間でスムーズに目立った点滅もなく消失できてもよい。
【0094】
例えば、再生デバイス500は、再生デバイス500の状態にそれぞれが対応する1つ以上のLED挙動パターンをメモリに記憶していてもよい。幾つかのLED挙動は、所定の状態を示すために、1つ以上の色を特徴とする一連の点滅であってもよい。再生デバイス500の他の状態は、所定の色の一定のLED光によって示されてもよい。
【0095】
図8は、再生デバイス500の異なる状態に対応するLED挙動の一覧例を示す。色の略語は、Wは白色、Gは緑色、Aは琥珀色である。LEDの「急速ブリーズフェード」は、0.6秒のフェードイン、0.2秒のホールドオン、0.6秒のフェードアウト、及び、0.6秒のホールドオフに対応してもよい。或いは、LEDの「Sonos ジョインフェード」は、0.6秒のフェードイン、2.2秒のホールドオン、0.6秒のフェードアウト、及び、0.6秒のホールドオフに対応してもよい。全てのフェードは、立方体であり、LEDの初期輝度に基づいて変化してもよい。
【0096】
一例として、再生デバイス500が給電されるが家庭用IDに接続されない場合には、その状態が終了するまで、一連の4つの緑色LED Sonos ジョインフェードを繰り返す。他の例として、任意の容量性領域に触れる指を再生デバイス500が検出すると、LEDはタッチ接触の持続時間にわたって常に白色のままである。再生デバイス500に関して、多くの他の状態、他のLEDシーケンス及び色が可能である。
【0097】
幾つかの実施形態において、再生デバイス500は、図2に示される再生デバイスなどの第2の再生デバイスと通信状態にあってもよい。例えば、再生デバイス500及び200は、メディア再生システム100内のゾーン内で一緒にグループ化されてもよい。再生デバイス200は、LED照明を含んでもよいが、再生デバイス500のメモリに記憶される同じLED挙動パターンをメモリに記憶していなくてもよい。この場合、再生デバイス200は、再生デバイス500のLED挙動パターンを引き継いでもよい。例えば、再生デバイス200は、再生デバイス500のLED挙動パターンをそのメモリに記憶してもよい。LED挙動パターンのこの引継ぎは、自動であってもよく、或いは、再生デバイス500が2つの再生デバイス間のゾーンコントローラであることに基づいてもよい。これに加えて又はこれに代えて、2つの再生デバイス間のLED挙動の引継ぎがユーザ制御されてもよい。
【0098】
IV.結論
本明細書は、様々な例示のシステム、方法、装置、および製品などを開示しており、それらは、他のコンポーネントの中で、ハードウェア上で実行されるファームウェアおよび/又はソフトウェアを含む。そのような例は、単なる例示であり、限定されるものとみなすべきではないと理解される。例えば、これらのファームウェア、ハードウェア、および/又はソフトウェアの態様又はコンポーネントのいくつか又はすべてが、専らハードウェアに、専らソフトウェアに、専らファームウェアに、又はハードウェア、ソフトウェア、および/又はファームウェアの任意の組み合わせを実施することができることが意図されている。したがって、提供されているそれらの例は、それらのシステム、方法、装置、および/又は生産物を実施する唯一の方法ではない。
【0099】
(特徴1)
(i)プロセッサと、(ii)非一時的なコンピュータ可読媒体と、(iii)非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されるプログラム命令とを備え、プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、(i)アクティブボリューム状態変数をメモリに記憶する機能であって、アクティブボリューム状態変数が現在の再生ボリュームに対応する機能と、(ii)ボリューム制限状態変数をメモリに記憶する機能であって、ボリューム制限状態変数が再生デバイスの再生ボリューム制限に対応する機能と、(iii)所定のソースからのメディアの再生を開始するためのコマンドを再生デバイスによって検出する機能と、(iv)再生を開始するためのコマンドの所定のソースに基づいて開始再生ボリュームを現在の再生ボリューム及び再生ボリューム制限のうちの一方となるように選択する機能と、(v)開始再生ボリュームでメディアを再生する機能と、を含む機能を再生デバイスに行わせる、再生デバイス。
【0100】
(特徴2)
検出されたコマンドの所定のソースは再生デバイス上に位置するタッチセンサである特徴1の再生デバイス。
【0101】
(特徴3)
ボリューム制限状態変数が最大ボリューム状態変数であり、再生ボリューム制限が最大再生ボリュームであり、プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、アクティブボリューム状態変数が最大ボリューム状態変数よりも大きいと決定することを含む機能を再生デバイスに更に行わせ、選択された開始再生ボリュームが最大再生ボリュームである特徴1の再生デバイス。
【0102】
(特徴4)
ボリューム制限状態変数が最大ボリューム状態変数であり、再生ボリューム制限が最大再生ボリュームであり、プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、アクティブボリューム状態変数が最大ボリューム状態変数よりも大きくないと決定することを含む機能を再生デバイスに更に行わせ、選択された始再生ボリュームが現在の再生ボリュームである特徴1の再生デバイス。
【0103】
(特徴5)
再生デバイスは、複数の再生ゾーンと制御装置とを備えるメディア再生システムの一部であり、再生デバイスが第1の再生ゾーン内にあり、検出されたコマンドの所定のソースが制御装置上のタッチセンサであり、プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、(i)制御装置が第2の再生ゾーン内にあると決定する機能と、(ii)制御装置が第2の再生ゾーン内にあるという決定に基づいてボリューム制限状態変数を調整する機能と、を含む機能を再生デバイスに更に行わせる、特徴1の再生デバイス。
【0104】
(特徴6)
プログラム命令は、プロセッサにより実行されると、(i)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止するためのコマンドを再生デバイスによって検出する機能と、(ii)メディアの再生を一時停止するための検出されたコマンドに基づいて、(a)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止して、(b)メディアの再生を一時停止するためのコマンドに対応する第1の時間を決定する機能と、(iii)メディアの再生を開始するための検出されたコマンドに基づいて、(a)メディアの再生を開始するためのコマンドに対応する第2の時間を決定して、(b)第1の時間と第2の時間との間の差が閾値一時停止時間を超えると決定する機能と、を含む機能を再生デバイスに更に行わせる特徴1の再生デバイス。
【0105】
(特徴7)
プログラム命令は、プロセッサにより実行されると、(i)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止するためのコマンドを再生デバイスによって検出する機能と、(ii)メディアの再生を一時停止するための検出されたコマンドに基づいて、(a)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止して、(b)メディアの再生を一時停止するためのコマンドに対応する第1の時間を決定する機能と、(iii)メディアの再生を開始するための検出されたコマンドに基づいて、(a)メディアの再生を開始するためのコマンドに対応する第2の時間を決定して、(b)第1の時間と第2の時間との間の差が閾値一時停止時間を超えないと決定する機能と、を含む機能を再生デバイスに更に行わせる特徴1の再生デバイス。
【0106】
(特徴8)
(i)プロセッサと、(ii)非一時的なコンピュータ可読媒体と、(iii)非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶されるプログラム命令とを備え、プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、(i)再生デバイスの最大再生ボリュームに対応する最大ボリューム状態変数を再生デバイスによって記憶する機能と、(ii)再生デバイスがメディアの再生のために一時停止状態にある間に、再生デバイスの再生ボリュームを提示された再生ボリュームまで増大するために所定のソースから受信されたコマンドを検出する機能と、(iii)(a)所定のソースと、(b)提示された再生ボリュームと最大ボリューム状態変数との比較とに基づいて、アクティブボリューム状態変数を決定する機能であって、アクティブボリューム状態変数が現在の再生ボリュームに対応する機能と、(iv)アクティブボリューム状態変数をメモリに記憶する機能と、を含む機能を再生デバイスに行わせる、再生デバイス。
【0107】
(特徴9)
検出されたコマンドの所定のソースは、再生デバイス上に位置するタッチセンサである特徴8の再生デバイス。
【0108】
(特徴10)
プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、提示された再生ボリュームが最大ボリューム状態変数よりも大きいと決定することを含む機能を再生デバイスに更に行わせ、現在の再生ボリュームが最大再生ボリュームである特徴8の再生デバイス。
【0109】
(特徴11)
プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、提示された再生ボリュームが最大ボリューム状態変数よりも大きくないと決定することを含む機能を再生デバイスに更に行わせ、現在の再生ボリュームが提示された再生ボリュームである特徴8の再生デバイス。
【0110】
(特徴12)
プログラム命令は、プロセッサによって実行されると、(i)メディアの再生を開始するためのコマンドを検出する機能と、(ii)メディアの再生を開始するためのコマンドに基づいて、現在の再生ボリュームでメディアを再生する機能とを含む機能を再生デバイスに更に行わせる特徴8の再生デバイス。
【0111】
(特徴13)
(i)再生デバイスによってアクティブボリューム状態変数をメモリに記憶することであって、アクティブボリューム状態変数が現在の再生ボリュームに対応することと、(ii)ボリューム制限状態変数をメモリに記憶することであって、ボリューム制限状態変数が再生デバイスの再生ボリューム制限に対応することと、(iii)所定のソースからのメディアの再生を開始するためのコマンドを再生デバイスによって検出することと、(iv)再生を開始するためのコマンドの所定のソースに基づいて開始再生ボリュームを現在の再生ボリューム及び再生ボリューム制限のうちの一方となるように選択することと、(v)開始再生ボリュームでメディアを再生することとを含む方法。
【0112】
(特徴14)
検出されたコマンドの所定のソースは、再生デバイス上に位置するタッチセンサである特徴14の方法。
【0113】
(特徴15)
ボリューム制限状態変数が最大ボリューム状態変数であり、再生ボリューム制限が最大再生ボリュームであり、その方法は、アクティブボリューム状態変数が最大ボリューム状態変数よりも大きいと決定することを更に含み、選択された開始再生ボリュームが最大再生ボリュームであるように決定される特徴14の方法。
【0114】
(特徴16)
ボリューム制限状態変数が最大ボリューム状態変数であり、再生ボリューム制限が最大再生ボリュームであり、その方法は、アクティブボリューム状態変数が最大ボリューム状態変数よりも大きくないと決定することを更に含み、選択された開始再生ボリュームが現在の再生ボリュームであるように決定される特徴14の方法。
【0115】
(特徴17)
再生デバイスは、複数の再生ゾーンと制御装置とを備えるメディア再生システムの一部であり、再生デバイスは第1の再生ゾーン内にあり、検出されたコマンドの所定のソースが制御装置上のタッチセンサであり、その方法は、(i)制御装置が第2の再生ゾーン内にあると決定することと、(ii)制御装置が第2の再生ゾーン内にあるという決定に基づいてボリューム制限状態変数を調整することとを更に含む、特徴14の方法。
【0116】
(特徴18)
(i)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止するためのコマンドを再生デバイスによって検出することと、(ii)メディアの再生を一時停止するための検出されたコマンドに基づいて、(a)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止して、(b)メディアの再生を一時停止するためのコマンドに対応する第1の時間を決定することと、(iii)メディアの再生を開始するための検出されたコマンドに基づいて、(a)メディアの再生を開始するためのコマンドに対応する第2の時間を決定して、(b)第1の時間と第2の時間との間の差が閾値一時停止時間を超えると決定することとを更に含む特徴14の方法。
【0117】
(特徴19)
(i)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止するためのコマンドを再生デバイスによって検出することと、(ii)メディアの再生を一時停止するための検出されたコマンドに基づいて、(a)再生デバイスからのメディアの再生を一時停止して、(b)メディアの再生を一時停止するためのコマンドに対応する第1の時間を決定することと、(iii)メディアの再生を開始するための検出されたコマンドに基づいて、(a)メディアの再生を開始するためのコマンドに対応する第2の時間を決定して、(b)第1の時間と第2の時間との間の差が閾値一時停止時間を超えないと決定することと、(iv)現在の再生ボリュームでメディアを再生することとを更に含む特徴14の方法。
【0118】
更に、本明細書において「実施形態」は、実施形態に関連して述べられた特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを示している。本明細書の様々な場所でこの語句が用いられているが、すべてが同じ実施形態を言及するものではなく、又、他の実施形態を除いた別個の実施形態又は代替の実施形態でもない。このように、本明細書で述べられた実施形態は、明示的におよび暗黙的に、当業者によって、他の実施形態砥組み合わせることができることが理解される。
【0119】
本明細書は、例示的な環境、システム、手順、ステップ、論理ブロック、処理、および他のシンボル表現に関して広く示されており、それらは直接又は間接的にネットワークに接続されるデータ処理デバイスの動作に類似するものである。これらの処理説明および表現は、一般的に当業者によって使用され、それらの仕事の内容を他の当業者に最も効率良く伝えることができる。多くの具体的な内容が、本開示を理解するために提供されている。しかしながら、当業者にとって、本開示の特定の実施形態が特定の、具体的な詳細なしに実施され得ることは理解される。他の例では、周知の方法、手順、コンポーネント、および回路が、実施形態を不必要に曖昧にすることを避けるため、詳細に説明していない。したがって、本開示の範囲は、上記した実施形態よりむしろ添付された特許請求の範囲によって定義される。
【0120】
添付の特許請求の範囲のいずれかが単にソフトウェアおよび/又はファームウェアへの実装をカバーするように読み取ると、少なくとも1つの例における要素の1つ又は複数は、本明細書では、ソフトウェアおよび/又はファームウェアを記憶する有形の非一時的な記憶媒体、例えば、メモリ、DVD、CD、Blu−ray(登録商標)等を含むことが明確に定められている。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8