(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6649424
(24)【登録日】2020年1月20日
(45)【発行日】2020年2月19日
(54)【発明の名称】屈折装置
(51)【国際特許分類】
B21D 7/024 20060101AFI20200210BHJP
【FI】
B21D7/024 S
B21D7/024 C
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-67490(P2018-67490)
(22)【出願日】2018年3月30日
(65)【公開番号】特開2019-89122(P2019-89122A)
(43)【公開日】2019年6月13日
【審査請求日】2018年6月5日
(31)【優先権主張番号】106139247
(32)【優先日】2017年11月14日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】514040767
【氏名又は名称】鄭捷宇
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(72)【発明者】
【氏名】鄭捷宇
【審査官】
藤田 和英
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3209013(JP,U)
【文献】
実開昭61−031368(JP,U)
【文献】
実開平02−022772(JP,U)
【文献】
特開平11−290954(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21D 7/024
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
側方向と、前記側方向を囲む周方向と、を規定し、前記側方向に沿って伸びる第1枢着部(11)と、前記周方向に沿って伸びるガイド面(12)と、長形ワークを拘束する拘束口(13)とが設けられている本体(10)と、
前記第1枢着部(11)に枢着されている第2枢着部(21)が設けられており、前記側方向を回ることが可能であり、少なくとも一つの解除位置と少なくとも一つの規制位置との間に移動することが可能である押付機構(20)と、
前記本体(10)及び前記押付機構(20)とそれぞれ連接し、前記側方向を回るように揺動することが可能である二つのハンドル部と、を備え、
前記押付機構(20)が前記各解除位置に位置するときには、前記第2枢着部(21)は、前記第1枢着部(11)に直接に取外し可能に係合されており、前記押付機構(20)が前記各規制位置に位置するときには、前記第2枢着部(21)は、位置が規制されるように前記第1枢着部(11)に係合されており、
前記第1枢着部(11)はアクスルボルトであり、
前記第2枢着部(21)は穴スロットであり、
前記アクスルボルトには、径方向最大外径と、外径が前記径方向最大外径より小さい小径とが設けられており、
前記小径は、それと係合する前記穴スロットの溝口(211)の直径より小さく、
前記径方向最大外径は、それと係合する前記穴スロットの溝口(211)の直径より大きく、
前記溝口(211)の側方向は開放し、
前記本体(10)に第1位置決め部が少なくとも一つ設けられており、
前記押付機構(20)には、前記第1位置決め部に離脱可能に係合する第2位置決め部が少なくとも一つ設けられており、
前記各第1位置決め部と前記各第2位置決め部とのうちの一方は溝(15)であり、他方は前記溝(15)に離脱可能に係合する位置決め玉(22)であり、
前記アクスルボルトは、前記第1枢着部(11)の前記径方向最大外径を径方向に貫通する径方向を画定し、前記径方向は、前記ガイド面(12)の一端に向いた前記本体(10)の前記拘束口(13)の軸方向と平行であり、
前記少なくとも一つの溝(15)は、前記第1枢着部(11)の前記径方向最大外径の前記径方向に設けられ、
前記少なくとも一つの位置決め玉(22)が前記少なくとも一つの溝(15)と係合し、
前記押付機構(20)が前記少なくとも一つの規制位置に位置するとき、前記少なくとも一つの位置決め玉(22)は、前記押付機構(20)の回転により、対向する両側で前記溝(15)から離脱可能であることを特徴とする、
屈折装置。
【請求項2】
前記アクスルボルトは、前記本体(10)に取り外し可能に設けられ、前記本体(10)は、長穴(17)を備え、前記アクスルボルトの形状は前記長穴(17)に対応し、前記アクスルボルトは前記長穴(17)に挿入され、前記長穴(17)は長径と短径を含み、前記溝(15)は、前記長穴(17)の前記長径方向に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の屈折装置。
【請求項3】
前記アクスルボルトには、径方向に突出する止め縁(14)が設けられており、前記止め縁(14)の外径は前記穴スロットの穴径より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の屈折装置。
【請求項4】
前記第1位置決め部は複数あり、前記複数の第1位置決め部は、前記側方向を囲むように設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の屈折装置。
【請求項5】
前記第1枢着部(11)と前記第2枢着部(21)とのうちの一方はアクスルボルトであり、他方は前記アクスルボルトに枢着されている穴スロットであり、前記アクスルボルトには、径方向最大外径と、外径が前記径方向最大外径より小さい小径とが設けられており、前記小径は、それと係合する前記穴スロットの溝口(211)の直径より小さく、前記径方向最大外径は、それと係合する前記穴スロットの溝口(211)の直径より大きく、前記溝口(211)の側方向は開放し、前記第1枢着部(11)は前記アクスルボルトであり、前記アクスルボルトは前記本体(10)に取外し可能に設けられており、前記アクスルボルトには、径方向に突出する止め縁(14)が設けられており、前記止め縁(14)の外径は前記穴スロットの穴径より大きく、前記第1位置決め部は複数あり、前記複数の第1位置決め部は、前記側方向を囲むように設けられており、前記複数の第1位置決め部のうちの少なくとも二つが互いに対向するように設けられており、前記第2位置決め部の数量は、前記第1位置決め部の数量に対応し、複数あり、前記穴スロットの径方向の寸法は、前記溝口(211)の直径より大きく、前記本体(10)は、取外し可能なストリップを備え、前記ストリップに前記拘束口(13)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の屈折装置。
【請求項6】
前記本体(10)にマークが設けられており、前記マークは、スタート位置で前記押付機構(20)に対応することを特徴とする、請求項1から5の何れかの1項に記載の屈折装置。
【請求項7】
前記穴スロットは、溝口(211)と、前記溝口(211)と連通する環状穴(212)とを含み、前記アクスルボルトの前記径方向最大外径の大きさは、前記環状穴(212)の大きさより小さく、前記溝口(211)は、狭い開口部であり、前記環状穴(212)は、径方向を画定し、前記少なくとも一つの位置決め玉(22)は、前記環状穴(212)の径方向の、前記環状穴(212)の側方に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の屈折装置。
【請求項8】
前記アクスルボルトは、接続部(111)と前記接続部(111)から径方向に突出する止め縁(14)をさらに含み、前記接続部(111)は、前記径方向最大外径と前記小径を含み、前記接続部(111)は、前記本体(10)と前記止め縁(14)の間に設けられ、前記止め縁(14)の大きさは、前記環状穴(212)の大きさより大きく、前記止め縁(14)は、前記環状穴(212)及び前記溝口(211)を前記アクスルボルトの軸方向に覆うことを特徴とする、請求項7に記載の屈折装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屈折装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
押付機構と前記押付機構に対向する円弧面との間にロッドを固定して、屈折装置の二つのハンドルに力を加えて前記ロッドを屈折する方法は、コストが低く、作業速度が速く、角度を調整しやすいなどの長所を有するため、業界でよく利用されている。
【0003】
しかし、従来の屈折装置は、押付機構が、本体の後に枢着されており、直接取り外すことができないため、屈折した後、ワークの取り出しが容易ではない。これにより、ワークを取り出すときには、ワークが押付機構に衝突しやすいため、ワークが摩耗され、プロセス及び工数が増加する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、予定の位置で押付機構を脱着可能な屈折装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の屈折装置は、側方向と、側方向を囲む周方向と、を規定し、側方向に沿って伸びる第1枢着部と、周方向に沿って伸びるガイド面と、長形ワークを拘束する拘束口とが設けられている本体と、第1枢着部に枢着されている第2枢着部が設けられており、側方向を回ることが可能であり、少なくとも一つの解除位置と少なくとも一つの規制位置との間に移動することが可能である押付機構と、本体及び押付機構とそれぞれ連接し、側方向を回るように揺動することが可能である二つのハンドル部と、を備え、押付機構が各解除位置に位置するときには、第2枢着部は、第1枢着部に直接に取外し可能に係合されており、押付機構が各規制位置に位置するときには、第2枢着部は、位置が規制されるように第1枢着部に係合されていることを特徴とする。
【0006】
本発明の屈折装置は、第1枢着部と第2枢着部とのうちの一方はアクスルボルトであり、他方はアクスルボルトに枢着されている穴スロットであり、アクスルボルトには、径方向最大外径と、外径が径方向最大外径より小さい小径とが設けられており、小径は、それと係合する穴スロットの溝口の直径より小さく、径方向最大外径は、それと係合する穴スロットの溝口の直径より大きいことを特徴とする。
【0007】
本発明の屈折装置は、溝口の側方向は開放することを特徴とする。
【0008】
本発明の屈折装置は、第1枢着部はアクスルボルトであり、アクスルボルトは、本体に取り外し可能に設けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明の屈折装置は、アクスルボルトには、径方向に突出する止め縁が設けられており、止め縁の外径は穴スロットの穴径より大きいことを特徴とする。
【0010】
本発明の屈折装置は、本体に第1位置決め部が少なくとも一つ設けられており、押付機構には、第1位置決め部に離脱可能に係合する第2位置決め部が少なくとも一つ設けられていることを特徴とする。
【0011】
本発明の屈折装置は、第1位置決め部は複数あり、複数の第1位置決め部は、側方向を囲むように設けられていることを特徴とする。
【0012】
本発明の屈折装置は、各第1位置決め部と各第2位置決め部とのうちの一方は溝であり、他方は溝に離脱可能に係合する位置決め玉であることを特徴とする。
【0013】
本発明の屈折装置は、第1枢着部と第2枢着部とのうちの一方はアクスルボルトであり、他方はアクスルボルトに枢着されている穴スロットであり、アクスルボルトには、径方向最大外径と、外径が径方向最大外径より小さい小径とが設けられており、小径は、それと係合する穴スロットの溝口の直径より小さく、径方向最大外径は、それと係合する穴スロットの溝口の直径より大きく、溝口の側方向は開放し、第1枢着部はアクスルボルトであり、アクスルボルトは本体に取外し可能に設けられており、アクスルボルトには、径方向に突出する止め縁が設けられており、止め縁の外径は穴スロットの穴径より大きく、第1位置決め部は複数あり、複数の第1位置決め部は、側方向を囲むように設けられており、複数の第1位置決め部のうちの少なくとも二つが互いに対向するように設けられており、第2位置決め部の数量は、第1位置決め部の数量に対応し、複数あり、穴スロットの径方向の寸法は、溝口の直径より大きく、本体は、取外し可能なストリップを備え、ストリップに拘束口が設けられていることを特徴とする。
【0014】
本発明の屈折装置は、本体にマークが設けられており、マークは、スタート位置で押付機構に対応することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の屈折装置は、各解除位置で本体に迅速に脱着することが可能であり、各規制位置で本体から離脱することができないため、操作が安定的であり、長形ワークの取外しが容易であり、長形ワークを損壊することを回避することが可能であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態に係る屈折装置を示す之斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る屈折装置を示す分解斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る押付機構の一部を示す拡大図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る屈折装置を示す別の分解図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る屈折装置の使用状態を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る屈折装置の使用状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1から
図6を参照する。本発明の実施形態に係る屈折装置1は、本体10と、押付機構20と、二つのハンドル部30と、を備える。
【0019】
本体10は、側方向L1と、側方向L1を囲む周方向L2と、を規定する。本体10には、側方向L1に沿って伸びる第1枢着部11と、周方向L2に沿って伸びるガイド面12と、長形ワーク2を拘束する拘束口13とが設けられている。押付機構20には、第1枢着部11に枢着されている第2枢着部21が設けられている。押付機構20は、側方向L1を回ることが可能であり、少なくとも一つの解除位置と少なくとも一つの規制位置との間に移動することが可能である。
本実施形態では、前記少なくとも一つの解除位置は
図5に示し、前記少なくとも一つの規制位置は
図6に示す。別の実施形態では、前記解除位置は複数あってもよく、前記規制位置も複数あってもよい。二つのハンドル部30は、本体10及び押付機構20とそれぞれ連接し、側方向L1を回るように揺動することが可能である。押付機構20が前記各解除位置に位置するときには、第2枢着部21は、第1枢着部11に直接に取外し可能に係合されている。本実施形態では、第2枢着部21が横方向へ側方向L1から離脱する。別の実施形態では、第2枢着部が側方向に平行する方向へ側方向から離脱することが可能である。
押付機構20が前記各規制位置に位置するときには、第2枢着部21は、位置が規制されるように第1枢着部11に係合されている。これにより、押付機構は、各解除位置で迅速に脱着することが可能であり、その他の位置で、長形ワーク2をスムーズに屈折可能であり、長形ワーク2が離脱しにくい。
【0020】
詳細には、本体10が1/4の丸棒であり、前記丸棒の軸方向が側方向L1であり、ガイド面12が前記丸棒の周面である。押付機構20は、第1枢着部11を中心として回る過程中に、長形ワーク2がガイド面12に沿って屈折される。長形ワーク2を屈折した後、各解除位置で押付機構20を直接取り外して、長形ワーク2を取り出すことが可能である。
【0021】
第1枢着部11と第2枢着部21との一方はアクスルボルトであり、他方は前記アクスルボルトに枢着されている穴スロットである。前記アクスルボルトには、径方向最大外径と、外径が前記径方向最大外径より小さい小径とが設けられていることが好ましい。前記小径は、それと係合する前記穴スロットの溝口211の直径より小さい。前記径方向最大外径は、それと係合する前記穴スロットの溝口211の直径より大きい。本実施形態では、第1枢着部11が前記アクスルボルトであり、第2枢着部21が前記穴スロットである。
前記アクスルボルトは、本体10に取外し可能に設けられている。これにより、前記アクスルボルトを取り換え、又は前記アクスルボルトの角度を調整することが可能である。一方、溝口211の側方向は開放するため、押付機構20は、前記各解除位置で、側方向へ直接に取り外し、又は本体10に係合することが可能である。前記穴スロットの径方向の寸法は溝口211の直径より大きいことが好ましい。これにより、第1枢着部11は、前記穴スロットでスムーズに旋回することが可能である。
【0022】
具体的には、前記穴スロットが前記アクスルボルトに対して前記各解除位置に旋回すると、前記小径が溝口211に平行するようになり、前記アクスルボルトは側方向へ前記穴スロットから直接に離脱することが可能である。逆に、前記各穴スロットが前記各解除位置に旋回しないと(例えば前記各規制位置に旋回すると)、前記各アクスルボルトは前記各穴スロットから離脱することができない。
【0023】
前記アクスルボルトには、径方向に突出する止め縁14が設けられており、止め縁14の外径は前記穴スロットの穴径より大きいことが好ましい。具体的には、押付機構20が止め縁14と本体10との間に係合するときに、押付機構20が側方向L1へ本体10から離脱することはできない。
【0024】
本体10に第1位置決め部15が少なくとも一つ設けられている。押付機構20には、第1位置決め部15に離脱可能に係合する第2位置決め部22が少なくとも一つ設けられている。
本実施形態では、各第1位置決め部15と各第2位置決め部22との一方が溝であり、他方が前記溝に離脱可能に係合する位置決め玉(バネが組付けられているスチール玉でもよい)である。本実施形態では、各第1位置決め部15が前記溝であり、各第2位置決め部22が前記位置決め玉である。
【0025】
第1位置決め部15は、複数あり、側方向L1を囲むように設けられている。第2位置決め部22の数量は、第1位置決め部15に対応し、複数ある。複数の第1位置決め部15の少なくとも二つは互いに対向するように設けられていることが好ましい。
【0026】
本体10は、取外し可能なストリップ16を備える。ストリップ16に拘束口13が設けられている。取外し可能なストリップ16を交換することにより、断面の大きさ及び形状の異なる長形ワークに適用することが可能である。本実施形態では、前記長形ワークが丸棒または円管であり、拘束口13がU字形を呈する穴である。
【0027】
本体10にマーク40が設けられており、スタート位置でマーク40は押付機構20に対応することが好ましい。前記スタート位置は、例えば押付機構20によりワークを屈折する前の位置である。
マーク40は、彫刻、印刷、又はエンボスなどの方法により付けられ、本発明はこれらに限定されない。これにより、例えば壁の近傍に使用する場合には、ユーザは目で見れば、本体10に押付機構20を適当に取り付けたかどうかを判断することが可能である。詳細的には、例えば押付機構20がマーク40を完全に覆うときに、これは適当な位置である。
【0028】
本発明に係る押付機構によれば、各解除位置で本体に迅速に脱着することが可能であり、各規制位置で本体から離脱することができないため、操作が安定的となり、長形ワークの取外しが容易となり、長形ワークを損壊することを回避することが可能である。
【0029】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【符号の説明】
【0030】
1 屈折装置
2 長形ワーク
10 本体
11 第1枢着部
12 ガイド面
13 拘束口
14 止め縁
15 第1位置決め部
16 ストリップ
20 押付機構
21 第2枢着部
22 第2位置決め部
30 ハンドル部
40 マーク
211 溝口
L1 側方向
L2 周方向