(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6649440
(24)【登録日】2020年1月20日
(45)【発行日】2020年2月19日
(54)【発明の名称】家庭用景品払出しゲーム機
(51)【国際特許分類】
A63F 9/30 20060101AFI20200210BHJP
A63F 9/00 20060101ALI20200210BHJP
【FI】
A63F9/30 501B
A63F9/00 508K
A63F9/00 508H
A63F9/00 512Z
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-130449(P2018-130449)
(22)【出願日】2018年7月10日
(65)【公開番号】特開2020-5959(P2020-5959A)
(43)【公開日】2020年1月16日
【審査請求日】2018年11月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003584
【氏名又は名称】株式会社タカラトミー
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】深野 桃子
(72)【発明者】
【氏名】馬川 大介
【審査官】
奈良田 新一
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3145523(JP,U)
【文献】
実開平5−18582(JP,U)
【文献】
特開2003−265857(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3113856(JP,U)
【文献】
特開平9−187570(JP,A)
【文献】
たいけつ!キャンディキャッチャークレーン,メガハウスのおもちゃ情報サイト [online],株式会社メガハウス,2018年 6月30日,2018年6月30日時点のウェブアーカイブ,2019年12月11日検索,URL,https://web.archive.org/web/20180630081021/http://www.megahouse.co.jp/megatoy/products/item/2278/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/00−9/20,9/26−11/00
A63H 1/00−37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
景品収容室に設置された回転板上に景品を載せ、前記回転板の回転に追従して周回する前記景品を外部操作可能な捕捉具によって所定の回転位置で捕捉し、捕捉した前記景品を払い出す家庭用景品払出しゲーム機であって、前記景品収容室の外側から操作可能に構成され且つ前記回転板の上面に対して進退可能な押圧子を有し、前記押圧子で当該回転板上の前記景品を押圧して当該景品の並びや位置を変更させる景品押圧装置を備えたことを特徴とする家庭用景品払出しゲーム機。
【請求項2】
前記景品押圧装置は、前記押圧子と、前記押圧子を退避位置に向けて付勢するスプリングと、前記押圧子を前記スプリングの付勢力に抗して前記景品収容室の外側から操作する操作子とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の家庭用景品払出しゲーム機。
【請求項3】
前記回転板上に載せ置かれた前記景品が搬送される流路の幅が狭まる箇所に前記押圧子が進入するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の家庭用景品払出しゲーム機。
【請求項4】
前記回転板上に載せ置かれた前記景品が搬送される流路の上を横断するように設けられ、前記捕捉具で捕捉された前記景品を一旦載せ置くテーブルと、前記テーブル上で動作し前記テーブルに載せ置かれた前記景品を景品排出口から排出させるプッシャとを備え、前記景品押圧装置は、前記押圧子が前記流路における前記テーブルの直ぐ上流位置に進入するように設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の家庭用景品払出しゲーム機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家庭用景品払出しゲーム機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、玩具、お菓子又はガム等の景品を容器内に収容しておき、景品を載せ置く回転板を回転させ、所定の回転位置で、操作子の操作を通じてバケットやショベル等の捕捉具で景品を捕捉し、捕捉した景品を払い出す景品払出しゲーム機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4190514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、この形態の景品払出しゲーム機を家庭用の景品払出しゲーム機とする場合、景品の収容空間も小さく、景品が流れる流路幅も小さくならざるを得ず、流路を画成する壁に景品が摺接しながら周回する可能性が高く、壁面からの抵抗を受けて景品が周回途中で滞留したりすることがある。この場合には、捕捉場所まで景品が到達しないか、或いは、捕捉場所までの景品の到達が遅延する。そこで、滞留を解消するため、景品の並びや位置を変更する必要がある。そのため、景品払出しゲーム機を手に持って揺すったり、或いは、カバーを開放したりして景品の並びや位置を変更する必要があり、面倒であった。また、衛生面等で手で直接に景品に触れて並びや位置を変更するのが好ましくない場合もある。
本発明は、設置状態で、手で直接に景品に触れずに景品の位置や並びを簡単に変更することができる家庭用の景品払出しゲーム機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の手段は、景品収容室に設置された回転板上に景品を載せ、前記回転板の回転に追従して周回する前記景品を外部操作可能な捕捉具によって所定の回転位置で捕捉し、捕捉した前記景品を払い出す家庭用景品払出しゲーム機であって、前記景品収容室の外側から操作可能に構成され且つ前記回転板の上面に対して進退可能な押圧子を有し、前記押圧子で当該回転板上の前記景品を押圧して当該景品の並びや位置を変更させる景品押圧装置を備えたことを特徴とする。
【0006】
第2の手段は、第1の手段において、前記景品押圧装置は、前記押圧子と、前記押圧子を退避位置に向けて付勢するスプリングと、前記押圧子を前記スプリングの付勢力に抗して前記景品収容室の外側から操作する操作子とを備えたことを特徴とする。
【0007】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段において、前記回転板上に載せ置かれた前記景品が搬送される流路の幅が狭まる箇所に前記押圧子が進入するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
第4の手段は、第1の手段〜第3の手段のいずれか一の手段において、前記回転板上に載せ置かれた前記景品が搬送される流路の上を横断するように設けられ、前記捕捉具で捕捉された前記景品を一旦載せ置くテーブルと、前記テーブル上で動作し前記テーブルに載せ置かれた前記景品を景品排出口から排出させるプッシャとを備え、前記景品押圧装置は、前記押圧子が前記流路における前記テーブルの直ぐ上流位置に進入するように設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
第1の手段によれば、景品押圧装置が設けられているので、景品収容室の外側から押圧子を操作することによって景品の並びや位置を簡単に変えることができる。
【0010】
第2の手段によれば、操作子をスプリングの付勢力に抗して操作するだけで押圧子が進入し、操作子から手を離せばスプリングの付勢力によって押圧子は元に戻る。したがって、押圧子の操作が簡単に行えることになる。
【0011】
第3の手段によれば、流路幅が狭まる箇所、つまり景品が滞留を特に起こしやすい箇所に押圧子が進入するので、効果的に滞留を解消することができる。
【0012】
第4の手段によれば、テーブルが流路を横断する箇所では流路の高さが低くなるため景品が滞留を特に起こしやすいので、押圧子を流路におけるテーブルの直ぐ上流位置に進入させることで効果的に滞留を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施形態に係る家庭用景品払出しゲーム機の斜視図である。
【
図2】カバーを取り外した状態の家庭用景品払出しゲーム機の斜視図である。
【
図3】カバーを取り外した状態の家庭用景品払出しゲーム機の平面図である。
【
図7】家庭用景品払出しゲーム機の制御構成のブロック図である。
【
図8】アーム及びショベルの動作を示した模式的な正面図である。
【
図9】カバーを取り外した状態の家庭用景品払出しゲーム機の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
(全体構成)
図1は実施形態の家庭用の景品払出しゲーム機100を示した斜視図である。
この景品払出しゲーム機100はベース盤10とカバー40とを備え、ベース盤10とカバー40とによって景品収容空間が形成されている。
【0016】
(細部構成)
1.ベース盤
ベース盤10は概ね平面視で正八角形となっている。正面に位置する壁面11aには景品排出口12が形成されている。また、景品排出口12の下には、前方に張り出した、景品P(
図2参照)を留め置く景品受け13が形成されている。
前記壁面11aの右隣には外方に膨らみ出す箱形の台14が形成されている。この台14の上面には左側にアーム操作用の第1ボタン15が、右側にショベル操作用の第2ボタン16がそれぞれ設けられている。
【0017】
前記壁面11aの左隣には外方に膨らみ出す箱形の台17が形成されている。この台17の上面には右にコイン投入口18が、左に前後方向に動作可能なレバー(操作子)19が設けられている。また、台17には、コイン投入口18の下側に引出し170が設けられており、この引出し170を引き出すことによって、コイン投入口18から投入されたコインを回収可能となっている。
なお、レバー19については後述する。
【0018】
図2はカバーを取り外した状態の景品払出しゲーム機100を示す斜視図、
図3はその平面図である。
ベース盤10の上面には、平面視で略円形に形成され且つ底面が平らな凹部20が形成されている。この凹部20の外周を画成する壁(第1壁)は、反時計回りでAの位置からBの位置までは上に行くに従って拡径した形となっている。また、凹部20の外周を画成する壁(第2壁)は、反時計回りでBの位置からCの位置までは傾斜がきつくなりCの位置では垂直に切り立った形となっている。さらに、凹部20の外周を画成する壁は、反時計回りでCの位置からAの位置までは垂直に切り立った形となっており、Aの位置では段を介して第1壁と繋がっている。このような壁構造とした理由は、正面に後述の景品落とし口31を設けるためである。
また、凹部20を取り囲む土手21には略円形の溝22が形成されている。そして、この溝22の2箇所には切欠き23が形成されている。
【0019】
また、ベース盤10には、前後方向に延在するテーブル24が設けられている。このテーブル24は凹部20の中央部に立設された脚25と土手21の前側部分とによって支持されている。また、テーブル24の後端部には支柱26が立設されている。この支柱26には屈伸可能なアーム27が支持されている。
図8に示すように、アーム27は、基端部が軸270aを介して支柱26に回動可能に支持された第1アーム27aと、第1アーム27aの先端部に軸270bを介して基端部が回動可能に支持された第2アーム27bとから構成されている。第2アーム27bの先端部にはショベル28が軸280を中心に回動可能に取り付けられている。
【0020】
図2に戻り、テーブル24の後端部の上面は前端部の上面よりも一段上がった形となっている。そして、蹴込み部分には開口29が設けられ、この開口29には前後方向に動作可能な平板状のプッシャ30が設けられている。このプッシャ30は前方に動作したときにテーブル24上にある景品を前方に押し出す働きをする。テーブル24の手前には景品落とし口31が形成されている。この景品落とし口31の床31aは前方に向けて下り勾配を有し、景品落とし口31は景品排出口12に連通されている。なお、テーブル24の下の段の両端には側壁が形成されている。
【0021】
図3に示すように、凹部20の床には回転板33が設けられている。回転板33の上面には多数の小突起が形成されている。例えば、回転板33には、小突起を所定間隔で周方向に立設して形成された起伏部33aが同心円状に複数設けられている。ここでは、表面が平らであると景品の捕捉時に景品が滑り、景品が取りにくくなったり、滞留が起こりやすくなったりするので、これらを解消するため、起伏部33aを設けている。
【0022】
図4は景品押圧装置34の斜視図、
図5は景品押圧装置34の底面図である。
上記レバー19は、スライド部材35の上面に付設されている。スライド部材35には一端に押圧子36が取り付けられたロッド36aの他端部がねじ止めされている。押圧子36の先端面は、平面視で凹部20の対応壁と同じ曲率で湾曲している。また、押圧子36の先端面は側面視で凹部20の対応壁に倣った形で傾斜している。ロッド36aにはスプリング38が巻回される。このスプリング38は、ロッド36aを挿通させた被係止板37とスライド部材35との間に巻回されている。そして、互いに組み付けられたスライド部材35及び押圧子36等はベース盤10に固定された支持枠380の上に設置される。その際、被係止板37はベース盤10の固定部に固定される。その結果、スプリング38は、スライド部材35を凹部20から離間する方向に付勢する。これによって、押圧子36の先端面は、常態では、凹部20の対応壁面と面一となる。そして、レバー19がスプリング38の付勢力に抗して凹部20方向に操作されると、押圧子36が凹部20内の回転板33の上方に突出する(
図9参照)。
なお、手動によらずに、押圧子36をモータ動力によって動作させることもできる。
【0023】
2.カバー40
図6はカバー40を下方から見た状態の斜視図である。
カバー40は釣り鐘状に形成されている。カバー40は透明であり、このカバー40を通して外部から内部を視認できる。カバー40の後側の下端縁には四角形の切欠きからなる景品投入口41が形成されている。この景品投入口41からは景品Pを適宜に補充することができる。また、カバー40の前側の下端部には半径方向外方に膨出する膨出部42が形成されている。膨出部42の裏側には当該膨出部42の形状と相補的な凹み42aが形成されており、景品の景品落とし口31への落下を容易にしている。カバー40の下端外周には半径方向外方に張り出す突片43とねじ挿通孔が形成されたねじ止め44とが2個ずつ形成されている。そして、カバー40をベース盤10に取り付けるにあたっては、切欠き23と突片43とが合致するように溝22にカバー40の下端を嵌め込み、カバー40を所定方向に回転させる。これにより、突片43が切欠き23の縁下に潜り込み、カバー40がベース盤10に取り付けられる。そして、ねじ止め44に挿通した雄ねじをベース盤10の雌ねじ10bに螺合することによって、カバー40がベース盤10に固定される。
【0024】
3.制御構成
図7は景品払出しゲーム機100の制御構成を示したブロック図である。この景品払出しゲーム機100は制御部50を備える。制御部50は、記憶部51、コイン検出部52、第1ボタン操作検出部53、第2ボタン操作検出部54、回転板駆動装置55、プッシャ動作装置56、第1アーム動作装置57、第2アーム動作装置58及びショベル動作装置59が接続されている。そして、制御部50は、記憶部51に記憶されたプログラム及びデータに従って、各部を制御する。なお、この景品払出しゲーム機100の電源としては特に限定はされないが電池が用いられている。
【0025】
コイン検出部52は、コイン投入口18からのコインの投入を検知し、検知信号を制御部50に出力する。このコイン検出部52はコイン投入口18の直下に位置している。
【0026】
第1ボタン操作検出部53は、第1ボタン15の操作の有無を検出し、第1ボタン15の操作を検出したときにその検出信号を制御部50に出力する。この第1ボタン操作検出部53は例えばスイッチによって構成されている。
【0027】
第2ボタン操作検出部54は、第2ボタン16の操作の有無を検出し、第2ボタン16の操作を検出したときにその検出信号を制御部50に出力する。この第2ボタン操作検出部54は例えばスイッチによって構成されている。
【0028】
回転板駆動装置55は、モータと、モータ動力を回転板33に伝達して当該回転板33を回転させる歯車機構とを備える。なお、歯車機構に代えて、ロープ伝動機構、ベルト伝動機構等を用いてもよい。或いは、回転板駆動装置55はモータだけから構成され、モータによって回転板33を直接回転させてもよい。
【0029】
プッシャ動作装置56は、プッシャ30を動作させるもので、モータと、このモータの動力をプッシャ30に伝達して当該プッシャ30を動作させるカム機構等とを備える。この場合、カム機構に代えて、リンク機構によって構成されていてもよい。
【0030】
第1アーム動作装置57は、第1アーム27aを軸270aを中心にして回動させるもので、モータと、このモータの動力を第1アーム27aに伝達して当該第1アーム27aを回動させる歯車機構とを備える。なお、歯車機構に代えて、ロープ伝動機構、ベルト伝動機構等を用いてもよい。或いは、第1アーム動作装置57はモータだけから構成され、モータによって第1アーム27aを直接回転させてもよい。なお、第1アーム27aが所定量動作した際にそれを検知するスイッチを設けておいてもよい。
【0031】
第2アーム動作装置58は、第2アーム27bを軸270bを中心にして回動させるもので、モータと、このモータの動力を第2アーム27bに伝達して当該第2アーム27bを回動させる歯車機構とを備える。なお、歯車機構に代えて、ロープ伝動機構、ベルト伝動機構等を用いてもよい。或いは、第2アーム動作装置58はモータだけから構成され、モータによって第2アーム27bを直接回転させてもよい。なお、第2アーム27bが所定量動作した際にそれを検知するスイッチを設けておいてもよい。
【0032】
ショベル動作装置59は、ショベル28を軸280を中心にして回動させるもので、モータと、このモータの動力をショベル28に伝達して当該ショベル28を回動させる歯車機構とを備える。なお、歯車機構に代えて、ロープ伝動機構、ベルト伝動機構等を用いてもよい。或いは、ショベル動作装置59はモータだけから構成され、モータによって第2アーム27bを直接回転させてもよい。なお、ショベル28が所定量動作した際にそれを検知するスイッチを設けておいてもよい。
【0033】
なお、回転板駆動装置55、プッシャ動作装置56、第1アーム動作装置57、第2アーム動作装置58及びショベル動作装置59のそれぞれにモータを設けたが、モータを適宜共有してもよい。
【0034】
4.全体動作
まず、回転板33の上に多数の景品を載せておく。景品を回転板33に載せるにあたっては、景品投入口41から景品を少しずつ投入してもよいし、カバー40を取り外して景品を一度機に投入してもよい。景品としては、
図2に示すように、例えば封入りのお菓子が使用される。
次に、電源摘みを操作して電源を投入する。すると、回転板33及びプッシャ30が動作する。この状態で、コインをコイン投入口18に1枚入れると、1回の操作が可能となる。回転板33上の景品の周回タイミングを見計らいながら、アーム操作用の第1ボタン15を押すと、第1アーム27aと第2アーム27bとが
図8(A)〜
図8(C)に示すように回動して伸長しショベル28の先端が回転板33に触れた後、
図8(D)に示すようにショベル28が回動して掬い動作をする。これによって景品が捕捉される。そして、ショベル28により景品を保持したまま第1アーム27aと第2アーム27bとが
図8(E)及び
図8(F)に示すように回動して初期位置に戻る。
次に、プッシャ30によって景品を落としやすくなるようなタイミングを見計らってショベル操作用の第2ボタン16を押す。すると、ショベル28だけが軸280を中心に回動してショベル28に保持されていた景品がテーブル24又はプッシャ30の上に落下する。そして、プッシャ30の往復動作によって景品落とし口31に落とされた景品だけが、景品排出口12から排出される。
【0035】
この場合、回転板33上に載せられた景品は、回転板33の回転に伴って周回する。
しかし、景品が凹部20の壁面に摺接して上手く流れなくなる場合が生じる。特に、景品の流路の幅が狭まる箇所(
図3のBからCの範囲)ではその傾向が強い。また、回転板33上で景品が局在する場合が生じる。そのときには、景品が押圧子36の直前まで来た際に、レバー19を押し込んで押圧子36で景品を押して景品の並びや位置を変える。これにより、一々、景品払出しゲーム機100自体を振ったり、カバー40を開放したりする必要がなくなる。
【0036】
5.変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、板状の押圧子36で景品を押圧することによって景品の並びや位置を変えるように構成したが、押圧子36の形状はこれに限定されない。例えば、断面が一様な棒状の押圧子を凹部の内壁から突出させてもよい。つまり、上記実施形態の押圧子36はロッド36aの先端から起立し、全体としてL字状となっていることから、押圧子36が突出状態から引っ込む際に景品を巻き込みやすい。しかし、断面が一様な棒状の押圧子とすれば巻き込みを防止できる。
また、直線往復運動させたが、所定の軸を中心に揺動運動をさせるようにしてもよい。
さらに、スプリングで没入状態に戻すようにしたが、手動で戻すようにしてもよい。
【符号の説明】
【0037】
10 ベース盤
24 テーブル
28 ショベル(捕捉具)
30 プッシャ
31 景品排出口
33 回転板
34 景品押圧装置
36 押圧子
38 スプリング
40 カバー
100 景品払出しゲーム機