(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6649466
(24)【登録日】2020年1月20日
(45)【発行日】2020年2月19日
(54)【発明の名称】仮想現実メガネ
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0346 20130101AFI20200210BHJP
G06F 3/01 20060101ALI20200210BHJP
H04N 5/64 20060101ALI20200210BHJP
【FI】
G06F3/0346 424
G06F3/01 510
H04N5/64 511A
【請求項の数】26
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2018-503187(P2018-503187)
(86)(22)【出願日】2017年11月24日
(65)【公表番号】特表2019-527861(P2019-527861A)
(43)【公表日】2019年10月3日
(86)【国際出願番号】CN2017112879
(87)【国際公開番号】WO2019015192
(87)【国際公開日】20190124
【審査請求日】2018年1月22日
(31)【優先権主張番号】201710591296.2
(32)【優先日】2017年7月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】姜 浩
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲順▼
(72)【発明者】
【氏名】丁 文▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 惠▲銘▼
【審査官】
大室 秀明
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2016/0062125(US,A1)
【文献】
特開2016−005125(JP,A)
【文献】
特開2000−357025(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B27/00−27/64
G06F 1/00
G06F 1/16−1/18
G06F 3/01
G06F 3/033−3/039
G06F 3/048−3/0489
G09F 9/00
H04M 1/02−1/23
H04N 5/64−5/655
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想現実コンテンツを再生するための外部電子機器と組立できるメガネ本体と、
第1の端部に位置する第1の接続プラグと、第2の端部に位置する第2の接続プラグとを含むデータ接続線と、
前記外部電子機器を前記メガネ本体に締結するための締結構造と、を備え、
前記第1の接続プラグは、前記データ接続線と前記メガネ本体が着脱可能に接続されるように、前記メガネ本体における第1のインタフェースと結合し、前記第2の接続プラグは、前記外部電子機器の第2のインタフェースに適合され、
前記データ接続線は、前記第1のインタフェースと前記第2のインタフェースとの間の離隔距離に適応するように、フレキシブル材料から作製され、
前記締結構造は、第1の締結部、第2の締結部及び伝動部を備え、前記伝動部の両端は、前記第1の締結部及び前記第2の締結部のうちのいずれかの一方が予め設けられた方向に向けて移動する場合に、他方が前記予め設けられた方向の反対方向に向けて連動するように駆動できるように、それぞれ前記第1の締結部及び前記第2の締結部に結合される
ことを特徴とする仮想現実メガネ。
【請求項2】
前記メガネ本体は、ハウジングを備え、
ハウジングのユーザの顔を向いている表面は、第1の表面であり、ハウジングの前記外部電子機器を組み立てるための表面は、第2の表面であり、
前記第1のインタフェースは、ハウジングの側壁に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項3】
前記ハウジングは、前記ハウジングの第1の表面側に形成される内部空間と前記ハウジングの第2の表面側に形成される外部とを導通する通気孔を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の仮想現実メガネ。
【請求項4】
メガネ本体は、保護構造をさらに備え、
前記保護構造は、前記第1の表面と適合する貼合部と、ユーザの顔を向いている方向に沿って延在形成されたユーザの顔に適合する結合部と、を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の仮想現実メガネ。
【請求項5】
前記保護構造は、緩衝性能を有する材質から作製される
ことを特徴とする請求項4に記載の仮想現実メガネ。
【請求項6】
前記メガネ本体のハウジングは、第1の溝を備え、前記第1のインタフェースは、前記第1の溝内に位置し、
前記データ接続線は、前記第1の端部に位置する第1の接続部と、前記第2の端部に位置する第2の接続部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置するデータ線本体と、を備え、
前記第1の溝は、前記第1の接続部及び前記データ線本体の少なくとも一部を収容できる
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項7】
前記データ接続線は、前記第1の接続部及び前記データ線本体の少なくとも一部を、少なくとも包み、前記第1の溝に適合する射出成型部品をさらに備える
ことを特徴とする請求項6に記載の仮想現実メガネ。
【請求項8】
前記第1の接続プラグが前記第1の端部と前記第2の端部との接続方向に垂直であり、前記第1のインタフェースが前記第1の溝の底部に位置することにより、前記第1の接続プラグが前記ハウジングの表面に垂直な方向に沿って前記メガネ本体に接続できるようになり、
又は、前記第1の接続プラグが前記第1の端部と前記第2の端部との接続方向に平行し、前記第1のインタフェースが前記第1の溝の側壁に位置することにより、前記第1の接続プラグが前記ハウジングの表面に平行な方向に沿って前記メガネ本体に接続できるようになる
ことを特徴とする請求項6に記載の仮想現実メガネ。
【請求項9】
前記データ接続線が前記メガネ本体に接続される場合、前記第1の接続部及び前記データ線本体の少なくとも一部の表面は、それぞれ前記メガネ本体のハウジングの表面と面一になる
ことを特徴とする請求項6に記載の仮想現実メガネ。
【請求項10】
前記第1の締結部及び前記第2の締結部は、それぞれラックを備え、前記ラックは、前記第1の締結部及び前記第2の締結部が連動を発生できるように、それぞれ前記伝動部の両端のギヤに噛合する
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項11】
前記伝動部は、
前記第1の締結部と結合する第1の伝動部材と、
前記第2の締結部と結合する第2の伝動部材と、
前記第1の伝動部材及び前記第2の伝動部材に結合し、前記第1の締結部と前記第2の締結部との間に連動を発生するように、前記第1の伝動部材及び前記第2の伝動部材を連動させる第3の伝動部材と、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項12】
前記第3の伝動部材は、前記第1の伝動部材及び前記第2の伝動部材とそれぞれ結合する第1の伝動軸及び第2の伝動軸と、前記第1の伝動軸及び前記第2の伝動軸と結合する結合素子と、を備え、ここで、前記第1の伝動軸と前記第2の伝動軸の回動方向は、相反である
ことを特徴とする請求項11に記載の仮想現実メガネ。
【請求項13】
前記結合素子は、
少なくとも1組の互いに噛合するベベルギヤセット及びモータのうちの少なくとも1つを備える
ことを特徴とする請求項12に記載の仮想現実メガネ。
【請求項14】
前記データ接続線の第2の端部は、前記第1の締結部に着脱可能に接続され、ここで、前記第1の締結部と前記データ接続線の第1の端部との間の距離は、前記第2の締結部と前記データ接続線の第1の端部との間の距離より小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項15】
前記第1の締結部は、前記第2の接続プラグが予め設けられた最大傾斜開き角度と水平締結角度の間で回動するようにさせることができ、
前記第1の締結部は、前記水平締結角度で前記外部電子機器の前記第2のインタフェースを備える一端に対して締結を行うことができ、
前記第2の締結部は、前記外部電子機器における前記第2のインタフェースに対向して設けられる一端に対して締結を行うことができる
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項16】
前記第1の締結部は、
前記水平締結角度で前記外部電子機器の一端に対して締結を行うことができる第1の締結台と、
前記第1の締結台が最大傾斜開き角度と水平締結角度の間で回動するように、前記第1の締結台とヒンジ接続され、且つ、前記第1の締結台が前記メガネ本体上で往復運動を行うように、前記メガネ本体における第1のシュータに対して摺動できる第1の可動板と、を備える
ことを特徴とする請求項15に記載の仮想現実メガネ。
【請求項17】
前記データ接続線は、前記第1の端部に位置する第1の接続部と、前記第2の端部に位置する第2の接続部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置するデータ線本体と、を備え、前記第1の締結部は、前記データ接続線の第2の接続部が前記第1の締結部に接続されるように、前記第2の接続部を収容するための収容空間を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項18】
前記第2の接続部は、第1の締結部と締結して組み立てられるように、前記収容空間と締り嵌めており、
又は、前記収容空間は、前記収容空間を形成する側壁に位置するバンプを備え、前記第2の接続部は、前記バンプに適合される第2の溝を備えることにより、前記第2の接続部と前記第1の締結部とが前記バンプと前記第2の溝との嵌合によって締結組立を行うことができる
ことを特徴とする請求項17に記載の仮想現実メガネ。
【請求項19】
前記収容空間は、前記第1の締結部の前記メガネ本体から離れている表面が前記メガネ本体の内部に向く方向に凹んで形成される
ことを特徴とする請求項17に記載の仮想現実メガネ。
【請求項20】
カバープレートをさらに備え、
前記カバープレートの前記メガネ本体に接近している一側は、前記収容空間に組み立てられる前記データ接続線の第2の接続部の表面と当接できる
ことを特徴とする請求項19に記載の仮想現実メガネ。
【請求項21】
前記第2の締結部は、前記外部電子機器の対応する端面と当接する当接部材を備え、前記当接部材は、前記外部電子機器と前記第2の締結部との間の摩擦力を増大させるように、前記外部電子機器に対向して設けられるいくつかの突起を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項22】
前記当接部材は、エチレン酢酸ビニル共重合体からなるゴム・プラスチック発泡材料、シリカゲル、エチレン酢酸ビニル共重合体のうちの少なくとも1つの材料から作製される
ことを特徴とする請求項21に記載の仮想現実メガネ。
【請求項23】
予め設けられた開孔内に位置する支持部材及び前記支持部材の底部に設けられる弾性素子を備える機器跳ね上げ構造をさらに備え、前記予め設けられた開孔は、前記メガネ本体の前記外部電子機器に対向する表面に位置し、
前記外部電子機器は、前記メガネ本体に締結される場合、前記支持部材に対して押圧して、前記弾性素子が歪みを発生し、前記支持部材の少なくとも一部が前記予め設けられた開孔内に退避するようになり、締結構造が前記外部電子機器に対する締結を解除した場合、前記弾性素子は、前記支持部材が前記予め設けられた開孔からはみ出すように駆動して、前記外部電子機器を支持できる
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項24】
前記機器跳ね上げ構造は、前記第2の締結部の周辺の予め設けられた位置に設けられる
ことを特徴とする請求項23に記載の仮想現実メガネ。
【請求項25】
装用時に前記メガネ本体をユーザの頭部に固定するための装用構造をさらに備え、
前記装用構造は、
ユーザの頭部に適合する環状構造を形成するように、両端がそれぞれ前記メガネ本体に着脱可能に接続される第1のバンドと、
開口が設けられたストッパを備える接続部と、
一端が前記メガネ本体に着脱可能に接続され、他端が前記接続部に接続される第2のバンドと、を備え、
前記第1のバンドは、前記ストッパにより前記第1のバンドに対して位置決めを行うように、前記開口を介して前記接続部の一側から他側まで挿通できる
ことを特徴とする請求項1に記載の仮想現実メガネ。
【請求項26】
前記第1のバンド及び前記第2のバンドのうちの少なくとも1つは、弾性材料から作製される
ことを特徴とする請求項25に記載の仮想現実メガネ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端末技術分野に関し、特に仮想現実メガネに関する。
【背景技術】
【0002】
仮想現実(Virtual Reality、VR)技術は、コンピュータシミュレーションシステムであり、シミュレーション環境を生成でき、3次元動的ビュー、エンティティ行動のインタラクション等の方法によって、ユーザに没入型アプリケーション体験を提供する。
【0003】
関連技術において、仮想現実機能ユニットを備える仮想現実メガネを提供し、ユーザの携帯電話、タブレット等の外部電子機器により仮想現実コンテンツの再生を提供することによって、簡単で実行可能な仮想現実解決手段を提案した。
【0004】
しかし、異なる外部電子機器の間の寸法、仕様、材料等が比較的に大きい差異が存在するので、電子機器に対して有効な位置決めを行うことができない場合、電子機器の使用中にジッタ、ガタつき等の現象が発生しやすく、ユーザの使用中における没入感に影響し、ひいては、ユーザに目眩等の不快感が発生されることもある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、従来技術における不足点を解決するために、仮想現実メガネを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例によれば、仮想現実メガネが提供され、前記仮想現実メガネは、仮想現実コンテンツを再生するための外部電子機器と組立できるメガネ本体と、第1の端部に位置する第1の接続プラグと、第2の端部に位置する第2の接続プラグとを含むデータ接続線と、を備え、前記第1の接続プラグは、前記データ接続線と前記メガネ本体が着脱可能に接続されるように、前記メガネ本体における第1のインタフェースと結合し、前記第2の接続プラグは、前記外部電子機器の第2のインタフェースに適合される。
【0007】
選択的に、前記メガネ本体は、ハウジングを備え、
ハウジングのユーザの顔を向いている表面は、第1の表面であり、ハウジングの前記外部電子機器を組み立てるための表面は、第2の表面であり、
前記第1のインタフェースは、ハウジングの側壁に位置する。
【0008】
選択的に、前記ハウジングは、前記ハウジングの第1の表面側に形成される内部空間と前記ハウジングの第2の表面側に形成される外部とを導通する通気孔を備える。
【0009】
選択的に、メガネ本体は、保護構造をさらに備え、
前記保護構造は、前記第1の表面と適合する貼合部と、ユーザの顔を向いている方向に沿って延在形成されたユーザの顔に適合する結合部と、を備える。
【0010】
選択的に、前記保護構造は、緩衝性能を有する材質から作製される。
【0011】
選択的に、前記データ接続線は、前記第1のインタフェースと前記第2のインタフェースとの間の離隔距離に適応するように、フレキシブル材料から作製される。
【0012】
選択的に、前記メガネ本体のハウジングは、第1の溝を備え、前記第1のインタフェースは、前記第1の溝内に位置し、
前記データ接続線は、前記第1の端部に位置する第1の接続部と、前記第2の端部に位置する第2の接続部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置するデータ線本体と、を備え、
前記第1の溝は、前記第1の接続部及び前記データ線本体の少なくとも一部を収容できる。
【0013】
選択的に、前記データ接続線は、前記第1の接続部及び前記データ線本体の少なくとも一部を少なくとも包み、前記第1の溝に適合する射出成型部品をさらに備える。
【0014】
選択的に、前記第1の接続プラグが前記第1の端部と前記第2の端部との接続方向に垂直であり、前記第1のインタフェースが前記第1の溝の底部に位置することにより、前記第1の接続プラグが前記ハウジングの表面に垂直な方向に沿って前記メガネ本体に接続できるようになり、
又は、前記第1の接続プラグが前記第1の端部と前記第2の端部との接続方向に平行し、前記第1のインタフェースが前記第1の溝の側壁に位置することにより、前記第1の接続プラグが前記ハウジングの表面に平行な方向に沿って前記メガネ本体に接続できるようになる。
【0015】
選択的に、前記データ接続線が前記メガネ本体に接続される場合、前記第1の接続部及び前記データ線本体の少なくとも一部の表面は、それぞれ前記メガネ本体のハウジングの表面と面一になる。
【0016】
選択的に、前記外部電子機器を前記メガネ本体に締結するための締結構造をさらに備え、
前記締結構造は、第1の締結部、第2の締結部及び伝動部を備え、前記伝動部の両端は、前記第1の締結部及び前記第2の締結部のうちのいずれかの一方が予め設けられた方向に向けて移動する場合に、他方が前記予め設けられた方向の反対方向に向けて連動するように駆動できるように、それぞれ前記第1の締結部及び前記第2の締結部に結合される。
【0017】
選択的に、前記第1の締結部及び前記第2の締結部は、それぞれラックを備え、前記ラックは、前記第1の締結部及び前記第2の締結部が連動を発生できるように、それぞれ前記伝動部の両端のギヤに噛合する。
【0018】
選択的に、前記伝動部は、
前記第1の締結部と結合する第1の伝動部材と、
前記第2の締結部と結合する第2の伝動部材と、
前記第1の伝動部材及び前記第2の伝動部材に結合し、前記第1の締結部と前記第2の締結部との間に連動を発生するように、前記第1の伝動部材及び前記第2の伝動部材を連動させる第3の伝動部材と、を備える。
【0019】
選択的に、前記第3の伝動部材は、前記第1の伝動部材及び前記第2の伝動部材とそれぞれ結合する第1の伝動軸及び第2の伝動軸と、前記第1の伝動軸及び前記第2の伝動軸と結合する結合素子と、を備え、ここで、前記第1の伝動軸と前記第2の伝動軸の回動方向は、相反である。
【0020】
選択的に、前記結合素子は、
少なくとも1組の互いに噛合するベベルギヤセット及びモータのうちの少なくとも1つを備える
選択的に、前記データ接続線の第2の端部は、前記第1の締結部に着脱可能に接続され、ここで、前記第1の締結部と前記データ接続線の第1の端部との間の距離は、前記第2の締結部と前記データ接続線の第1の端部との間の距離より小さい。
【0021】
選択的に、前記第1の締結部は、前記第2の接続プラグが予め設けられた最大傾斜開き角度と水平締結角度の間で回動するようにさせることができ、
前記第1の締結部は、前記水平締結角度で前記外部電子機器の前記第2のインタフェースを備える一端に対して締結を行うことができ、
前記第2の締結部は、前記外部電子機器における前記第2のインタフェースに対向して設けられる一端に対して締結を行うことができる。
【0022】
選択的に、前記第1の締結部は、
前記水平締結角度で前記外部電子機器の一端に対して締結を行うことができる第1の締結台と、
前記第1の締結台が最大傾斜開き角度と水平締結角度の間で回動するように、前記第1の締結台とヒンジ接続され、且つ、前記第1の締結台が前記メガネ本体上で往復運動を行うように、前記メガネ本体における第1のシュータに対して摺動できる第1の可動板と、を備える。
【0023】
選択的に、前記データ接続線は、前記第1の端部に位置する第1の接続部と、前記第2の端部に位置する第2の接続部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に位置するデータ線本体と、を備え、前記第1の締結部は、前記データ接続線の第2の接続部が前記第1の締結部に接続されるように、前記第2の接続部を収容するための収容空間を備える。
【0024】
選択的に、前記第2の接続部は、第1の締結部と締結して組み立てられるように、前記収容空間と締り嵌めており、
又は、前記収容空間は、前記収容空間を形成する側壁に位置するバンプを備え、前記第2の接続部は、前記バンプに適合される第2の溝を備え、前記第2の接続部と前記第1の締結部とが前記バンプと前記第2の溝との嵌合によって締結組立を行うことができる。
【0025】
選択的に、前記収容空間は、前記第1の締結部の前記メガネ本体から離れている表面が前記メガネ本体の内部に向く方向に凹んで形成される。
【0026】
選択的に、前記仮想現実メガネは、カバープレートをさらに備え、
前記カバープレートの前記メガネ本体に接近している一側は、前記収容空間に組み立てられる前記データ接続線の第2の接続部の表面と当接できる。
【0027】
選択的に、前記第2の締結部は、前記外部電子機器の対応する端面と当接する当接部材を備え、前記当接部材は、前記外部電子機器と前記第2の締結部との間の摩擦力を増大させるように、前記外部電子機器に対向して設けられるいくつかの突起を備える。
【0028】
選択的に、前記当接部材は、エチレン酢酸ビニル共重合体からなるゴム・プラスチック発泡材料、シリカゲル、エチレン酢酸ビニル共重合体のうちの少なくとも1つの材料から作製される。
【0029】
選択的に、前記仮想現実メガネは、
予め設けられた開孔内に位置する支持部材及び前記支持部材の底部に設けられる弾性素子を備える機器跳ね上げ構造をさらに備え、前記予め設けられた開孔は、前記メガネ本体の前記外部電子機器に対向する表面に位置し、
前記外部電子機器は、前記メガネ本体に締結される場合、前記支持部材に対して押圧して、前記弾性素子が歪みを発生し、前記支持部材の少なくとも一部が前記予め設けられた開孔内に退避するようになり、締結構造が前記外部電子機器に対する締結を解除した場合、前記弾性素子は、前記支持部材が前記予め設けられた開孔からはみ出すように駆動して、前記外部電子機器を支持できる。
【0030】
選択的に、前記機器跳ね上げ構造は、前記第2の締結部の周辺の予め設けられた位置に設けられる。
【0031】
選択的に、前記仮想現実メガネは、装用時に前記メガネ本体を前記ユーザの頭部に固定するための装用構造をさらに備え、
前記装用構造は、
ユーザの頭部に適合する環状構造を形成するように、両端がそれぞれ前記メガネ本体に着脱可能に接続される第1のバンドと、
開口が設けられたストッパを備える接続部と、
一端が前記メガネ本体に着脱可能に接続され、他端が前記接続部に接続される第2のバンドと、を備え、
前記第1のバンドは、前記ストッパにより前記第1のバンドに対して位置決めを行うように、前記開口を介して前記接続部の一側から他側まで挿通できる。
【0032】
選択的に、前記第1のバンド及び前記第2のバンドのうちの少なくとも1つは、弾性材料から作製される。
【0033】
上記の実施例から分かるように、本発明では、データ接続線が仮想現実メガネのメガネ本体から分離できるように、仮想現実メガネとデータ接続線とが着脱可能に接続され、これにより、ユーザは、異なるインタフェースタイプの外部電子機器に適合されるように、外部電子機器のインタフェースタイプに応じて仮想現実メガネに用いられるデータ接続線を交換でき、仮想現実メガネの汎用性を向上させる。
【0034】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定しない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
ここの図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈する。
【
図1】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネと外部電子機器との組立模式図である。
【
図2】一例示的な実施例に係るデータ接続線の構造模式図である。
【
図3】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネの装用模式図である。
【
図4】一例示的な実施例に係る電子機器の模式図である。
【
図5A】一例示的な実施例に係るデータ接続線の分解模式図である。
【
図5B】一例示的な実施例に係る別のデータ接続線の分解模式図である。
【
図5C】一例示的な実施例に係る別のデータ接続線の分解模式図である。
【
図5D】一例示的な実施例に係るデータ接続線の側面模式図である。
【
図5E】一例示的な実施例に係るデータ接続線の斜側面模式図である。
【
図5F】一例示的な実施例に係るデータ接続線の断面模式図である。
【
図6】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネの部分分解模式図である。
【
図7】一例示的な実施例に係る別の仮想現実メガネの部分分解模式図である。
【
図8】一例示的な実施例に係る別の仮想現実メガネの分解模式図である。
【
図9】一例示的な実施例に係るデータ接続線と第1の締結部との取付模式図である。
【
図10】一例示的な実施例に係る別のデータ接続線と第1の締結部との取付模式図である。
【
図11】一例示的な実施例に係る締結構造が外部電子機器を締結する模式図である。
【
図12】一例示的な実施例に係る締結構造が外部電子機器の締結を解除する模式図である。
【
図13】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネを第1の角度から見た図である。
【
図14】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネの伝動部の伝動概略図である。
【
図15】一例示的な実施例に係る締結構造が外部電子機器を締結する模式図である。
【
図16A】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネの部分分解模式図である。
【
図16B】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネの部分分解模式図である。
【
図16C】一例示的な実施例に係る外部電子機器が組み立てられない場合の支持部材の状態模式図である。
【
図16D】一例示的な実施例に係る外部電子機器が組み立てられた後の模式図である。
【
図16E】一例示的な実施例に係る外部電子機器を取り外すプロセスの模式図である。
【
図16F】一例示的な実施例に係る外部電子機器を取り外すプロセスの模式図である。
【
図17】一例示的な実施例に係る当接部材の構造模式図である。
【
図18】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネの構造分解模式図である。
【
図19】一例示的な実施例に係る接続部の構造模式図である。
【
図20】一例示的な実施例に係る仮想現実メガネの立体構造模式図である。
【
図21】一例示的な実施例に係る別の仮想現実メガネの構造分解模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、例示的な実施例を詳しく説明し、その例示を図面に示す。以下の記載が図面に関わる場合、特に別の説明がない限り、異なる図面における同一符号は、同じ又は類似する要素を示す。以下の例示的な実施形態に記載の実施例は、本発明と一致する全ての実施例を代表するものではない。即ち、それらは、特許請求の範囲に記載の本発明のある側面に一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0037】
本発明に記載の用語は、特定の実施例を説明する目的で使用されるものに過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明及び添付された特許請求の範囲に記載の単数形式の「1種類」、「前記」及び「当該」は、前後の文章においてそれぞれ他の意味を含有すると明確に記載される以外には、複数の形式も含む。なお、本発明に記載の「及び/又は」は、挙げられる事項の1つ又は複数の何れ又は全ての組み合わせを意味する。
【0038】
また、本発明は、第1、第2、第3等の用語を使って各種の情報を説明するが、それらの情報は上記用語に限定されない。それらの用語は、同一種類の情報同士を区分するためのものに過ぎない。例えば、本発明の範囲から逸脱しない状況で、第1の情報を第2の情報と称しても良い。同じように、第2の情報を第1の情報と称してもよい。ここで使っている用語「……場合」は、上下文の意味によって、「……時」或いは「……と」又は「確定に応じる」に解釈されてもよい。
【0039】
図1は、一例示的な実施例に係る仮想現実メガネと外部電子機器との組立模式図である。
図1に示すように、当該仮想現実メガネ100は、メガネ本体1と、データ接続線2と、を備え、ここで、当該メガネ本体1は、ユーザが当該仮想現実メガネ100を着用した後に、外部電子機器200が再生する仮想現実コンテンツを視聴できるように、仮想現実コンテンツを再生する外部電子機器200と組立するために使用される。
【0040】
図2に示すように、当該データ接続線2は、第1の端部Aに位置する第1の接続プラグ21と、第2の端部Bに位置する第2の接続プラグ22と、を備えてもよく、ここで、第1の接続プラグ21は、当該データ接続線2とメガネ本体1とが着脱可能に接続されるように、
図3に示すメガネ本体1における第1のインタフェース11と結合されることができ、第2の接続プラグ22は、
図4に示す外部電子機器200の第2のインタフェース201に適合でき、これにより、データ接続線2を介して仮想現実メガネ100と外部電子機器200との間の信号接続を確立することができる。したがって、本実施例におけるデータ接続線2は、ユーザが第2のインタフェース201の仕様に応じて仮想現実メガネ1のために対応するタイプのデータ接続線2を配置できるように、メガネ本体1と迅速分解、分離を行うことができ、これにより、メガネ本体1は、異なるインタフェースの外部電子機器200に適用でき、仮想現実メガネ100の汎用性を向上させる。例えば、第2のインタフェース201の仕様がUSB Type−Cインタフェースである場合に、データ接続線2は、第2の接続プラグ2を選択してUSB Type−Cプラグの接続線とすることができる。さらに例えば、第2のインタフェース201の仕様がLighting(稲妻)(登録商標)インタフェースである場合に、データ接続線2は、第2の接続プラグ2を選択してLightingプラグの接続線とすることができる。
【0041】
図3に示す実施例では、メガネ本体1は、ハウジング14を備えてもよく、当該ハウジング14のユーザの顔を向いている表面は、第1の表面12であり、外部電子機器200が組み立てられる表面は、第2の表面13であり、第1のインタフェース11は、ユーザがデータ接続線2とメガネ本体1とを挿着又は分解することを容易にするように、ハウジング14の側壁に位置してもよい。
【0042】
例えば、ユーザが当該仮想現実メガネ100を装用した後に、慣用の右手で当該データ接続線2を挿着又は分解することを容易にするように、大部分のユーザの操作習慣に応じて、第1のインタフェース11をハウジング14の外面の右側に設けてもよい。同様に、第1のインタフェース11をハウジング14の外面の左側又はハウジング14の内面の左側又はハウジング14の内面の右側等のいずれの位置に設けてもよい。
【0043】
本発明の技術案では、仮想現実メガネ100に用いられるデータ接続線2の具体的な構造を制限せず、実際には、いずれの構造のデータ接続線2は、メガネ本体1に適合するように、いずれも本発明の仮想現実メガネ100に適用することができる。
【0044】
一実施例では、
図5Aに示すように、データ接続線2は、第1の端部Aに位置する第1の接続部23と、第2の端部Bに位置する第2の接続部24と、第1の端部Aと第2の端部Bとの間に位置するデータ線本体25と、を備えてもよい。当該第1の接続部23、第2の接続部24及びデータ線本体25の間は、物理回線を介して電気的接続を実現する。当該第1の接続部23の端部は、第1の接続プラグ21を備え、第2の接続部24の端部は、第2の接続プラグ22を備える。ここで、データ線本体25は、フレキシブル材料から作製されてもよく、或いは、データ接続線2全体は、いずれもフレキシブル材料から作製されてもよい、これにより、外部電子機器200の外形寸法が異なることによる第1のインタフェース11と第2のインタフェース201との間の離隔距離が変化する場合に、それに伴い、当該データ接続線2は、適応性歪みを発生する。例えば、
図1に示す実施例では、外部電子機器200の外形寸法が比較的大きいことによる第1のインタフェース11と第2のインタフェース201との間の離隔距離が比較的小さい場合に、当該離隔距離に適応するように、データ接続線2が湾曲を発生することができる。
【0045】
図5B及び
図5Cに示すように、当該データ接続線2は、射出成形によって第1の接続部23、第2の接続部24及びデータ線本体25を包む射出成型部品26を得ることができ、このように、当該データ接続線2の内部回路を保護し、損傷確率を低減させることができ、一方、他の構造との適応性組立等を実現できる(以下、この点について詳述し、ここでは詳細な説明を省略する)。ここで、当該射出成型部品26は、一回で射出成形されてもよく、複数回で射出成形されてもよい。射出成形後、
図5Dに示すように、
図5Dは、データ接続線2の正側面図である。
図5Eに示すように、
図5Eは、データ接続線2の斜側面図である。
図5Fに示すように、
図5Fは、データ接続線2の断面図である。本発明は、射出成形の方法を限定するものではなく、例えば、
一場合では、第1の接続部23、第2の接続部24及びデータ線本体25をいずれも射出成形金型内に入れて、外部に包まれる射出成型部品26を一回で成形することができる。
【0046】
別の場合では、第1の接続部23、第2の接続部24及びデータ線本体25をいずれも第1の金型内に入れて、第1の接続部23、第2の接続部24及びデータ線本体25を少なくとも部分的に包む第1の射出成型部品261を形成し、単に第2の金型により射出して第1の射出成型部品261と適合される第2の射出成型部品262を得てから、第1の射出成型部品261と第2の射出成型部品262とを組み立てて射出成型部品26を得ることができる。
【0047】
さらに別の場合では、第1の接続部23、第2の接続部24及びデータ線本体25をいずれも第1の金型内に入れて、射出を行って第1の射出成型部品261を得てから、第1の射出成型部品261の全体を第2の金型内に入れて、射出を行って第2の射出成型部品262を得て、直接に射出成型部品26に成形することができる。
【0048】
第1のインタフェース11がハウジング14の外面の右側に設けられる場合に、
図6に示すように、メガネ本体1のハウジング14の表面に第1の溝142が形成されてもよく、データ接続線2は、当該第1の溝142が第1の接続部23及びデータ線本体25の少なくとも一部を収容できるように、上記の実施例で形成した射出成型部品26を介して当該第1の溝142と適合することができ、これにより、データ接続線2に対する収容及び位置決めを実現し、データ接続線2が乱れることを回避できる。第1のインタフェース11は、当該第1の溝142内に位置してもよく、例えば、第1のインタフェース11は、当該第1の溝142のハウジング14の内側方向を向いている側面に位置する。そして、当該第1のインタフェース11のインタフェース仕様は、データ接続線2の第1の接続プラグ21の仕様と適合する。
【0049】
さらに、データ接続線2がメガネ本体1に組み立てられた後に、第1の接続部23及びデータ線本体25の少なくとも一部の表面は、メガネ本体1のハウジング14の表面と面一になることができ(
図1に示すように)、このようにすると、データ接続線2とメガネ本体1との全体性の向上に有利であり、仮想現実メガネ100の見栄えを向上させることができる。
【0050】
本発明の技術案では、第1の溝142の構造及び第1のインタフェース11の第1の溝142内における設置方法に基づいて、第1の接続プラグ21と第1のインタフェース11とが挿着結合する複数の方法を存在することができる。
【0051】
一実施例では、
図6に示すように、第1の溝142は、ハウジング14の外面から当該ハウジング14の内側に凹んで形成してもよい。当該第1の溝142の深さは、データ接続線2のデータ線本体25の厚さに適合することができ、当該第1の溝142の幅は、データ接続線2のデータ線本体25の幅に適合することができる。なお、当該第1の溝142の内側壁の形状は、さらにデータ接続線2のデータ線本体25の一端の形状に適合することができる。第1のインタフェース11は、第1の接続プラグ21がハウジング14の外面に垂直な方向に沿って当該第1のインタフェース11と挿着されて、メガネ本体1に接続されるように、第1の溝142の当該深さ方向における底部に位置してもよい。いくつかの実施例では、第1の溝142の表面は、第1の接続プラグ21が傾斜してハウジング14の外面に垂直せずに第1のインタフェース11に挿着できるように、傾斜状を呈してもよく、本発明は、当該第1の接続プラグ23とハウジング14の外面との間の角度関係を限定しない。対応的に、当該第1の溝142及び第1のインタフェース11に結合されるために、第1の接続プラグ21は、データ線本体25がハウジング14に平行する場合に、第1の接続プラグ21がハウジング14に垂直して第1のインタフェース11と挿着されるように、第1の端部Aと第2の端部Bとの接続方向に垂直してもよく(
図6に示すデータ接続線2と
図2、
図5A〜5Fに示す実施例とは一致し)、これにより、上記の「当該第1の溝142が第1の接続部23及びデータ線本体25の少なくとも一部を収容できるように」をできるだけ実現することができる。
【0052】
別の実施例では、
図7に示すように、第1の溝142は、ハウジング14の外面から当該ハウジング14の内側に凹んで形成されてもよい。当該第1の溝142の深さは、データ接続線2のデータ線本体25の厚さに適合することができ、当該第1の溝142の幅は、データ接続線2のデータ線本体25の幅に適合することができる。なお、当該第1の溝142の内側壁の形状は、さらにデータ接続線2のデータ線本体25の一端の形状に適合することができる。第1のインタフェース11は、第1の接続プラグ23がハウジング14の外面に平行な方向に沿って当該第1のインタフェース11と挿着されて、メガネ本体1に接続されるように、第1の溝142の側壁に位置してもよい。いくつかの実施例では、第1の溝142の表面は、第1の接続プラグ23が傾斜してハウジング14の外面に平行せずに第1のインタフェース11に挿着されるように、傾斜状を呈してもよく、本発明は、当該第1の接続プラグ23とハウジング14の外面との間の角度関係を限定しない。対応的に、当該第1の溝142及び第1のインタフェース11に結合されるために、
図8に示すデータ接続線2では、第1の接続プラグ21は、データ線本体25がハウジング14に平行する場合に、第1の接続プラグ21がハウジング14に平行して第1のインタフェース11と挿着されるように、第1の端部Aと第2の端部Bとの接続方向に平行してもよく、これにより、上記の「当該第1の溝142が第1の接続部23及びデータ線本体25の少なくとも一部を収容できるように」をできるだけ実現することができる。
【0053】
他の実施例では、第1のインタフェース11は、第1の溝142の他の位置に位置してもよく、データ接続線2における第1の接続プラグ21の位置及び構造は、適応的に変更してもよい、これにより、第1の接続プラグ21が第1のインタフェース11に組み立てられる場合に、上記の「当該第1の溝142が第1の接続部23及びデータ線本体25の少なくとも一部を収容できるように」をできるだけ実現することができる。
【0054】
なお、上記の実施例では、第1のインタフェース11がハウジング14の外面の右側に位置することを例として説明したが、当業者は、第1のインタフェース11がハウジング14の外面の左側又は内面の右側、内面の左側等の他の位置に設けられる場合に、
図6又は
図7の方法を用いて設けることもできることを理解すべきであり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0055】
理解を容易にするために、以下の実施例では、いずれも上記の
図2、
図5A〜5F及び
図6に示す実施例におけるデータ接続線2を例として説明する。
【0056】
データ接続線2の第2の接続プラグ22と外部電子機器200の第2のインタフェース201との組み立てに関しては、データ接続線2の第2の接続部24をメガネ本体1における対応する構造に着脱可能に固定することで、第2の接続部24のガタつきによる第2の接続プラグ22と第2のインタフェース201との間の接続が不安定であることを回避できる。
【0057】
一例示的な実施例では、仮想現実メガネ100は、
図8に示す締結構造3を備えてもよく、当該締結構造3は、第1の締結部31及び第2の締結部32を備え、第1の締結部31及び第2の締結部32により外部電子機器200に対して両端から締結を行うことができ、締結後の状態は、
図1を参照する。当該締結構造3については、以下の実施例で詳細に説明し、ここでは詳細な説明を省略する。データ接続線2の第2の接続部24は、当該第1の締結部31又は第2の締結部32と結合して、メガネ本体1との着脱可能な固定を実現できる。
【0058】
例えば、
図9に示すように、第1の締結部31は、第2の締結部32と比較して、よりデータ接続線2に接近しているので、データ接続線2の第2の接続部24は、当該データ接続線がメガネ本体1に着脱可能に固定できるように、第1の締結部31と着脱可能に接続することができる。ここで、第1の締結部31において収容空間311を形成することができ、当該収容空間311は、データ接続線2の第2の接続部24を収容するためのものであり、そして、第2の接続部24と接続する第2の接続プラグ22は、第2のインタフェース201と組み立てるように、第1の締結部31から突出すると共に、外部電子機器200の対応端面に向くことができる。
【0059】
一実施例では、まだ
図9に示す実施例を例として、第2の接続部24がフレキシブル材料から作製される場合、収容空間311の幅寸法が第2の接続部24の幅寸法より僅かに小さくすることができ、この場合、第2の接続部24と第1の締結部31とは、第2の接続部24と収容空間311との締り嵌めによって着脱可能に接続することができる。
【0060】
別の実施例では、
図10に示すように、当該収容空間311を形成する側壁には、バンプ3111が延在形成されてもよい、対応的に、第2の接続部24には、バンプ3111に適合する第2の溝241が形成されてもよい。第2の接続部24が第1の締結部31に組み立てられる場合に、バンプ3111と第2の溝241とが嵌合して、第2の接続部24に対して固定及び位置決めを行い、第2の接続部24と第1の締結部31との間の接続を実現することができる。外力が第2の接続部24に作用して、反対方向に沿ってバンプ3111と第2の溝241との間の嵌合を解除する場合に、当該第2の接続部24を第1の固定部31から分離させることができる。
【0061】
上記の各実施例では、当該収容空間311は、第1の締結部31のメガネ本体1から離れている表面がメガネ本体1の内部に向いている方向に凹んで形成してもよい。このように、メガネ本体1に向いている方向に沿ってデータ接続線2の第2の接続部24に対して締結して組み立てを行うことができ、操作が便利である。
【0062】
さらに、仮想現実メガネ100は、
図8に示すカバープレート4をさらに備えてもよく、当該カバープレート4は、メガネ本体1に着脱可能に接続されて、メガネ本体1に組み立てられる外部電子機器200に対して遮蔽及び保護を行うことができる。ここで、当該カバープレート4のメガネ本体1に接近している一側(即ち、カバープレート4の内面)は、収容空間311に組み立てられるデータ接続線2の第2の接続部24の表面(即ち、第2の接続部24のカバープレート4に向いている外面)と当接することができ、これにより、当該カバープレート4の組み立て方向にデータ接続線2に対して位置決めを行って、第1の締結部31に対する第2の接続部24の運動を規制し、データ接続線2の第2の接続部24が滑り抜けることを回避できる。
【0063】
理解を容易にするために、以下、具体的な実施例を併せて締結構造3と外部電子機器200との結合について説明する。
【0064】
例えば、
図11に示すように、締結構造3の第1の締結部31により外部電子機器200の第2のインタフェース201を備える一端に対して締結を行うことができ、第2の締結部32は、外部電子機器200の上記の一端に対向している他端に対して締結を行う。ここで、第1の締結部31とデータ接続線2の第1の端部Aとの間の距離は、第2の締結部32とデータ接続線2の第1の端部Aとの間の距離よりも小さく、これにより、データ接続線2の第2の接続プラグ22と外部電子機器200の第2のインタフェース201との挿着を実現するように確保するとともに、データ接続線2の長さをできる限り短縮でき、データ接続線2が仮想現実メガネ100の内部又は外部に乱れることを回避できる。
【0065】
当該締結構造3は、伝動部33をさらに備えてもよく、当該伝動部33の両端は、それぞれ第1の締結部31及び第2の締結部32に結合することができ、
図12に示すように、第1の締結部31及び第2の締結部32のうちのいずれか一方が予め設けられる方向に沿って移動する場合、当該伝動部33は、他方が当該予め設けられる方向の反対方向に向かって連動するように駆動でき、これにより、異なる仕様の電子機器に適用することができ、一方、データ接続線2の第2の接続プラグ22と外部電子機器200の第2のインタフェース201との間の挿着及び分離に有利であり、したがって、外部電子機器200と仮想現実メガネ100との分解及び分離を実現できる。
【0066】
一実施例では、
図13に示すように、第1の締結部31及び第2の締結部32は、第4の伝動部材312及び第5の伝動部材321をそれぞれ備えてもよく、当該第4の伝動部材312及び第5の伝動部材321は、伝動部33の両端の第1の伝動部材331及び第2の伝動部材332にそれぞれ結合する。このように、外力が第2の締結部32に作用して、第2の締結部32を図示されている矢印Cの方向に沿って運動させる場合、第5の伝動部材321は、第2の伝動部材332が回動するように駆動し、さらに、第1の伝動部材331が反対方向に回動するように駆動して、第4の伝動部材312を図示されている矢印Dの方向に沿って運動させることができる。これにより、第1の締結部31及び第2の締結部32は、互いに離れることができる。第2の締結部32が矢印Cに示す方向の反対方向に沿って運動する場合、第1の締結部31及び第2の締結部32が互いに接近するようにさせることができる。外力が第1の締結部31に作用して当該第1の締結部31を移動させる場合に、第2の締結部32を連動させることもでき、ここでは詳細な説明を省略する。
【0067】
ここで、第4の伝動部材312及び第5の伝動部材321は、それぞれ第1の締結部31及び第2の締結部32に固定されるラックであってもよい、第1の伝動部材331及び第2の伝動部材332は、それぞれ当該ラックに噛合するギヤであってもよい。ここで、ラックの成形方法に応じて、それと第1の締結部31又は第2の締結部32との間は、複数の構造関係を用いることができ、第1の締結部31に固定されるラックを例として、当該ラックは、ボルト、溶接、接着等の複数の方法によって第1の締結部31に固定されるように、第1の締結部31から独立して成形されてもよく、或いは、第1の締結部31において直接に当該ラックを加工成形してもよい。第4の伝動部材312、第5の伝動部材321はいずれも上記のいずれの構造関係を用いることができ、両者に対応する構造関係は、同じであってもよく、異なってもよく、本発明は、これに対して限定をしない。
【0068】
本実施例では、当該伝動部33は、第1の伝動部材331及び第2の伝動部材332に結合される第3の伝動部材333をさらに備えてもよい。当該第3の伝動部材333は、第1の伝動部材331及び第2の伝動部材332が連動を発生するようにさせることができ、さらに、第1の締結部31と第2の締結部32との間に連動が発生されるようにさせることができる。
【0069】
例えば、
図14に示すように、当該第3の伝動部材333は、それぞれ第1の伝動部材331及び第2の伝動部材332と結合される第1の伝動軸3331及び第2の伝動軸3332と、第1の伝動軸3331及び第2の伝動軸3332に結合される結合素子3333と、を備えてもよく、ここで、第1の伝動軸3331と第2の伝動軸3332との回動方向は、相反であり、これにより、第4の伝動部材312及び第5の伝動部材321が異なる方向に向かって運動するようにそれぞれ駆動して、第1の締結部31と第2の締結部32とが反対方向に向かって移動するようにさせる。
【0070】
一実施例では、
図14の破線ブロックに示すように、当該結合素子3333は、第1のベベルギヤ3333A及び第2のベベルギヤ3333Bからなる第1のベベルギヤセットと、第3のベベルギヤ3333C及び第4のベベルギヤ3333Dからなる第2のベベルギヤセットと、第2のベベルギヤ3333Bと第4のベベルギヤ3333Dとの間に接続される回動軸3333Eを備えてもよく、これにより、第1のベベルギヤセットと第2のベベルギヤセットとの間の噛合によって、運動を伝達するとともに、運動方向を変更して、第1の締結部31と第2の締結部32との間の並進連動を実現できる。もちろん、他の実施例では、当該結合素子3333は、3対ひいてはより多いベベルギヤセット及びそれらと噛合する回動軸を備えてもよく、本発明は、これに対して限定をしない。
【0071】
別の実施例では、当該結合素子3333は、それぞれ第1の伝動軸3331及び第2の伝動軸3332と合わせる2つのモータを備えてもよい。この場合、仮想現実メガネ100は、そのうちの1つのモータが作動状態にあることを検出した場合に、別のモータを起動状態に切り替えて、同一の期間で第1の締結部31及び第2の締結部32が運動するようにそれぞれ駆動できる。ここで、第1の伝動軸3331及び第2の伝動軸3332は、それぞれ対応するモータの動力出力軸であってもよい。或いは、モータが他の伝動構造によって第1の伝動軸3331又は第2の伝動軸3332にそれぞれ結合してもよい、本発明は、これに対して限定をしない。
【0072】
本発明の実施例では、第2の接続プラグ22に対する角度調節によって、外部電子機器200に対する組み立てを容易にすることができる。
図15に示すように、外部電子機器200が最終的に第2の表面13に組み立てられる場合、外部電子機器200におけるインタフェースと第2の接続プラグ22は、いずれも水平締結角度にある。第2の接続プラグ22の角度が調整不可能である場合、第2の接続プラグ22は、常に水平締結角度を維持する。ユーザが外部電子機器200のインタフェースと第2の接続プラグ22とを挿着する場合、第2の締結部32の阻害のため、外部電子機器200は、第2の表面13と予め設けられた夾角を維持する状態でのみ、第2の接続プラグ22と挿着することができる。言い換えれば、外部電子機器200が必ず当該第2の接続プラグ22と一定の夾角をなすので、外部電子機器200と第2の接続プラグ22との挿着が困難になり、さらに、第2の接続プラグ22が挿着する過程で折れられる等の場合を発生する恐れがある。
【0073】
したがって、データ接続線2の第2の接続部24と第1の締結部31とが着脱可能に接続される場合、本発明は、第1の締結部31の構造を改善することで、第2の接続プラグ22が予め設けられた傾斜開き角度(即ち、
図15の破線に示す態様)を実現するようにさせることができ、これにより、第2の接続プラグ22が外部電子機器200に平行するまで回動された場合、第2の接続プラグ22と外部電子機器200におけるインタフェースとが平行に突き合わせることを確保でき、これにより、挿着が容易であるとともに、第2の接続プラグ22が折れられる等の意図しない場合が発生することを有効に回避できる。
【0074】
一例示的な実施例として、
図16A、
図16Bに示すように、当該第1の締結部3は、互いにヒンジ接続される第1の締結台313及び第1の可動板314を備えてもよい、当該第1の締結台313は、予め設けられた最大傾斜開き角度と水平締結角度との間で第1の可動板314に対して回動できる。これにより、さらに第2の接続プラグ22が予め設けられた最大傾斜開き角度と水平締結角度との間で回動するように駆動して、データ接続線2と外部電子機器200との組立を容易にすることができる。ここで、第1の締結台313は、水平締結角度で外部電子機器200の第2のインタフェース201を備える一端に対して締結を行うことができる。
【0075】
本実施例では、第1の可動板314は、メガネ本体1における第1のシュート16に対して摺動して、第1の締結台313がメガネ本体1に対して往復運動を行うように駆動することができ、この場合、第1の締結部31と第2の締結部32との間が
図11〜13のいずれかの実施例に示す方法で伝動部33を介して結合し、且つ、第2の締結部32が第2のシュート17に対して往復運動を行うことができる場合、第2の接続プラグ22が水平移動及び水平方向に対して回動する2つの自由度を有するようにさせることができ、さらに、外部電子機器200の組立及び分離を容易にする。
【0076】
例えば、第1の可動板314の伝動部33に向いている一側に伝動部33と結合する第4の伝動部材312を設けてもよい、第1のシュート16の対応する位置で開孔してもよい、これにより、第4の伝動部材312が当該開孔を介して伝動部33における第1の伝動部材331と結合することができる。同様に、第2の締結部32の伝動部33に向いている一側に伝動部33と結合する第5の伝動部材321を設け、第2のシュート17の対応する位置で開孔してもよい、これにより、第5の伝動部材321が当該開孔を介して伝動部33における第2の伝動部材332と結合することができる。
【0077】
上記の各実施例では、当該第2の締結部32は、外部電子機器200の対応する端面と当接する当接部材322を備えてもよく、
図16C〜
図17に示すように、当該当接部材322は、外部電子機器200と第2の締結部32との間の摩擦力を増大させるように、当該外部電子機器200に対向して設けられるいくつかの突起3221を備えてもよい。当該摩擦力の作用によって、第2の締結部32に対する外部電子機器200の運動を規制できる。さらに、当該当接部材322及び/又はいくつかの突起3221は、例えば、シリカゲル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体からなるゴム・プラスチック発泡材料等のような緩衝性能を有する材質で作製されてもよく、本発明は、これに対して限定をしない。緩衝性能を有する当接部材322及び/又はいくつかの突起3221により、外部電子機器200のハウジングが磨耗されないように保護できる。ここで、いくつかの突起3221は、当接部材322に規則又は不規則的に配列される柱状体であってもよく、当接部材322に規則又は不規則的に配列されるストライプ状等の他の形状であってもよい。
【0078】
図16Bに示すように、外部電子機器200の分解を容易にするために、本発明の仮想現実メガネ100は、機器跳ね上げ構造5をさらに備えてもよい。当該機器跳ね上げ構造5は、予め設けられた開孔18内に位置する支持部材51及び支持部材51の底部に設けられる弾性素子52を備えてもよい。ここで、当該予め設けられた開孔18は、メガネ本体1の外部電子機器200に対向して設けられる表面に位置し、即ち、第2の表面13に位置する。例えば、当該弾性素子52は、ベース521及びばね522を備えてもよく、当該ベース521には1つの上部開口が設けられ、ばね522は、当該上部開口を介して当該ベース521内に置かれ、且つ、当該上部開口と当該予め設けられた開孔18とが合わせることで、支持柱51が当該予め設けられた開孔18を挿通してからばね522に合わせ、支持柱51及びばね522が予め設けられた開孔18に沿って同期的に運動するようになり、これにより、外部電子機器200に対する跳ね上げを実現できる。
【0079】
図16Cに示すように、外部電子機器200が組み立てられない場合、支持部材51は、少なくとも部分的に予め設けられた開孔18から突出することができ、弾性素子52には、ほとんど歪みが存在しない。
図16Dに示すように、外部電子機器200が対応する表面に締結される場合、当該外部電子機器200は、当該支持部材51に対して押圧し、さらに、支持部材51の底部の弾性素子52は、圧力を受けて初期状態から圧縮状態に変化し、且つ、支持部材51は、少なくとも部分的に当該予め設けられた開孔18内に退避する。例えば、
図16Bに示す実施例では、ばね522が初期状態から圧縮されて、圧縮状態に変化すると理解される。
図16Eに示すように、締結構造3が当該外部電子機器200に対する締結を解除した場合、当該弾性素子52は、外部の付勢力がなくなるため、圧縮状態から徐々に初期状態まで回復し、例えば、
図16Bに示す実施例では、ばね522が圧縮状態から徐々に初期状態まで回復して、外部電子機器200に向く反力を発生し、当該支持部材51が当該予め設けられた開孔18からはみ出すように駆動して、当該外部電子機器200を支持し、これにより、外部電子機器200と対応する表面との間に一定の夾角を形成し、ユーザが当該外部電子機器200を分解及び取り外すことを容易にすると理解され、
図16Fに示すとおりである。
【0080】
さらに、機器跳ね上げ構造5の外部電子機器200に対する上向きの支持による第2の接続プラグ22が第2の接続部24に対して折り曲げることを回避するために、当該機器跳ね上げ構造5を第2の締結部32の周辺の予め設けられた位置に設けてもよい。ここで、外部電子機器200が跳ね上げられる過程でバランスを維持し、傾斜を回避するために、機器跳ね上げ構造5は、複数設けられてもよい。
【0081】
本発明の技術案に基づいて、
図18に示すように、仮想現実メガネ100は、メガネ本体1をユーザの顔に固定するための装用構造6をさらに備えてもよく、当該装用構造6は、第1のバンド61、接続部62及び第2のバンド63を備えてもよい。ここで、当該第1のバンド61の両端は、ユーザの頭部に適合する環状構造を形成するように、それぞれメガネ本体1に着脱可能に接続され、第2のバンド63は、一端がメガネ本体1に着脱可能に接続され、他端が接続部62に接続される。仮想現実メガネ100が装用状態にある場合に、当該第1のバンド61と第2のバンド63とは、略垂直な状態を呈して、ユーザの仮想現実メガネ100に対する安定な装用を確保できる。
【0082】
図19及び
図20に示すように、当該接続部62は、ストッパ621を備えてもよく、当該ストッパ621には開口6211が設けられ、これにより、第1のバンド61が接続部62の一側で開口6211から挿入及び挿出するようにさせ、第1のバンド61と第2のバンド63との分離を実現することを容易にし、ユーザが当該仮想現実メガネ100を装用するのに便利である。さらに、第1のバンド61及び第2のバンド63のうちのいずれかは、異なるユーザの頭部のサイズに適応するように、弾性材料から作製されてもよく、或いは、いずれも弾性材料から作製されてもよい。
【0083】
図21に示すように、当該仮想現実メガネ100は、保護構造7をさらに備えてもよく、当該保護構造7は、メガネ本体1のユーザの顔を向いている表面と適合する貼合部71と、ユーザの顔に向いている方向に沿って延在形成されたユーザの顔に適合する結合部72と、を備えてもよい。ここで、当該保護構造7は、ユーザの使用快適性を向上させるように、緩衝性能を有する材質から作製されてもよく、貼合部71は、接着又はマジックテープ(登録商標)の方法によって対応する表面に貼合してもよく、本発明は、これに対して限定をしない。
【0084】
ここで、ハウジング14は、通気孔141を備えてもよく、当該通気孔141は、仮想現実メガネ100に対して放熱するように、ハウジング14の内部空間とハウジング14の外部を導通できる。
【0085】
当業者は、明細書に対する理解、及び明細書に記載された発明に対する実施を介して、本発明の他の実施形態を容易に取得することができる。本発明は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開示していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0086】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定されず、その範囲を離脱しない状況で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付される特許請求の範囲のみにより限定される。