(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6650894
(24)【登録日】2020年1月23日
(45)【発行日】2020年2月19日
(54)【発明の名称】自動ワインダの給糸ボビン装着装置及びその装着方法
(51)【国際特許分類】
B65H 67/06 20060101AFI20200210BHJP
B65H 67/04 20060101ALI20200210BHJP
【FI】
B65H67/06 E
B65H67/04 C
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-25098(P2017-25098)
(22)【出願日】2017年2月14日
(65)【公開番号】特開2017-193443(P2017-193443A)
(43)【公開日】2017年10月26日
【審査請求日】2019年9月30日
(31)【優先権主張番号】201610253639.X
(32)【優先日】2016年4月22日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517002904
【氏名又は名称】青島宏大紡織機械有限責任公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】車 社海
(72)【発明者】
【氏名】賈 坤
(72)【発明者】
【氏名】王 柄堂
(72)【発明者】
【氏名】王 海霞
(72)【発明者】
【氏名】周 愛紅
(72)【発明者】
【氏名】李 瀟
(72)【発明者】
【氏名】陳 俐坊
【審査官】
▲高▼辻 将人
(56)【参考文献】
【文献】
特開平06−100146(JP,A)
【文献】
実公昭48−044118(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 67/00−67/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
給糸ボビン搬送装置と、給糸ボビンの大小径端部判別装置と、前記給糸ボビン搬送装置
の搬出端側に偏って設置された給糸ボビン開放装置と、トレイと、トレイの上方に設置さ
れた案内位置決め装置と、制御システムと、を備える自動ワインダの給糸ボビン装着装置
であって、
前記給糸ボビン開放装置は、前記案内位置決め装置の上方に設置された第1支持体と、
第2支持体と、第3支持体と、伸縮駆動機構と、を備え、前記伸縮駆動機構は、前記第1
支持体、前記第2支持体及び前記第3支持体の伸縮動作をそれぞれ駆動する三つの第1シ
リンダと、第2シリンダと、第3シリンダと、を備え、前記第1シリンダと、前記第2シ
リンダと、前記第3シリンダとは、制御システムによって各自の独立動作を制御され、前
記制御システムは、前記給糸ボビンの大小径端部判別装置の判別結果によって、前記伸縮
駆動機構が前記第1支持体、前記第2支持体、前記第3 支持体を駆動する伸縮動作を制御し、前記給糸ボビン搬送装置が前記給糸ボビン開放装置における前記第1支持体上まで搬送された前記給糸ボビンを開放させ、前記第2支持体または前記第3支持体によって前記給糸ボビンの小径端部の一端を受け止め、前記給糸ボビンの大径端部の一端を下方に向かって前記案内位置決め装置に落下させた後、前記トレイに装着し、
前記給糸ボビン開放装置は、二枚の平行な側板からなる給糸ボビン通路をさらに備え、
前記給糸ボビン通路の底部に前記第1支持体、前記第2支持体、前記第3支持体が設置され、前記第1支持体は矩形状の平板であり、前記第2支持体と前記第3支持体は棒状である、
ことを特徴とする自動ワインダの給糸ボビン装着装置。
【請求項2】
前記第1支持体は傾斜して設置され、且つ前記給糸ボビン搬送装置の搬出端に近い一端
は他端より高く、前記第2支持体と前記第3支持体は前記第1支持体の下方に設置され、
前記第2支持体は前記第1支持体の高い一端側に偏っており、前記第3支持体は前記第1
支持体の低い一端側に偏っていることを特徴とする請求項1に記載の自動ワインダの給糸
ボビン装着装置。
【請求項3】
前記給糸ボビン搬送装置はモータに駆動されたコンベヤを備えていることを
特徴とする請求項1に記載の自動ワインダの給糸ボビン装着装置。
【請求項4】
前記案内位置決め装置は、上漏斗と、前記上漏斗の下方に設置された下漏斗と、を備え
、前記上漏斗の上端口は前記給糸ボビン長さより大きく、前記上漏斗の下端口は前記下漏
斗の上端口より小さく、前記下漏斗の下端口は前記下漏斗の前記上端口より小さいことを
特徴とする請求項1または3に記載の自動ワインダの給糸ボビン装着装置。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかの一項に記載の自動ワインダの給糸ボビン装着装置の給糸ボビ
ン装着方法であって、
トレイ式自動ワインダにおいて、前記給糸ボビンが前記給糸ボビン搬送装置で搬送過程
中に前記給糸ボビンの前記大小径端部判別装置を介して、前記給糸ボビンの前記大小径端
部判別装置によって前記給糸ボビンの前記大小径端部の前後方向を判別し、且つ前記制御
システムに判別結果を伝送し、前記給糸ボビン搬送装置は前記給糸ボビンを前記給糸ボビ
ン開放装置における支持位置にある前記第1支持体上に搬送しており、前記案内位置決め
装置の下方で前記トレイが前記給糸ボビン装着を待機している際、前記制御システムは前
記給糸ボビンの前記大小径端部判別装置の判別結果によって、前記伸縮駆動機構が前記第
1支持体、前記第2支持体及び前記第3支持体の伸縮動作を駆動することを制御し、前記
第1支持体は前記支持位置を離れ、前記給糸ボビンを開放して落下させ、さらに前記第2
支持体または前記第3支持体によって、落下過程における前記給糸ボビンの前記小径端部
の一端を受け止め、前記給糸ボビンの前記大径端部の一端を下方に向かって前記案内位置
決め装置に落下させた後、前記トレイに装着し、そして、前記給糸ボビン搬送装置は前記
給糸ボビン開放装置に次の給糸ボビンを搬送させ、前記給糸ボビン装着の動作を順次に循
環的に完成する、
ことを特徴とする自動ワインダの給糸ボビン装着装置の給糸ボビン装着方法。
【請求項6】
前記給糸ボビンが前記給糸ボビン搬送装置において搬出端まですぐ到着する際、前記第
1支持体上に前記給糸ボビンをまだ開放していないと、前記制御システムは前記給糸ボビ
ン搬送装置の運転を停止することを制御し、前記第1支持体上に前記給糸ボビンがなくな
った後、前記給糸ボビン搬送装置を動作させ、前記給糸ボビン開放装置において前記支持
位置にある前記第1支持体上に前記給糸ボビンを搬送し、そして、前記給糸ボビン装着の
全ての動作を完成することを特徴とする請求項5に記載の自動ワインダの給糸ボビン装着
装置の給糸ボビン装着方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は紡織機械製造の技術分野に属し、具体的には自動ワインダの給糸ボビン装着装置及びその装着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
トレイ式自動ワインダは、大きなマガジンで集中的に給糸し、給糸ボビンを自動的に処理することで、精紡機とのフレキシブル連結を実現した。先端的な制御技術を用い、自己診断、自己供給の全工程監視機能を実現し、設備の自動化を大幅に向上した。高い自動化性能を有し、知能化が一定の水準に達した。
【0003】
トレイ式自動ワインダは、知能化のマガジンで集中的に給糸する。給糸ボビンを人工的に装着する必要がなくなり、精紡機から糸が巻かれた給糸ボビン箱のみを人工的に自動ワインダまで搬送させて、糸を巻き取ることができ、精紡機とのフレキシブル連結を実現した。給糸ボビンの需要量によってマガジン振動トレイにより振動周波数を自動的に調整し、給糸ボビンをタイミング良く供給することを確保する。給糸ボビンの大小径端部判別装置は給糸ボビンの大小径端部を自動的に判別し、そして、コンベヤによって案内位置決め装置に搬送し、給糸ボビン開放装置及び案内位置決め装置によって給糸ボビンをトレイ上に正確的且つ有効的に落下させる。
【0004】
従来のトレイ式自動ワインダは、マガジン振動トレイから搬出された給糸ボビンを給糸ボビンの大小径端部判別装置を介して判別した後、給糸ボビン開放装置と漏斗の位置決め作用によって下方に位置するトレイ上に装着され、通常の給糸ボビン装着速度は一般に30個/分程度であり、後続で糸掛け機構を2セット配置し、糸掛け能力は40〜42番手/分であり、このような場合、給糸ボビン装着能力は全体効率を制限するボトルネック問題となる。
【0005】
現在、自動ワインダの紡錘数量は拡大する傾向があり、各自動ワインダは一般の60紡錘から72紡錘へ、または更なる高数量へ発展する。これにより、給糸ボビン装着の能力に対して高く要求され、特に太糸の生産にとって、より高く要求される。
【0006】
従来技術の給糸ボビン開放装置は、構造が複雑で、体積が大きく、重量が重く、給糸ボビンを開放する運動慣性が大きいため、給糸ボビン装着速度をこれ以上に向上し難く、且つ給糸ボビンの引っ掛かるなどの現象がよく発生し、給糸ボビン装着効率を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
如何なる自動ワインダの給糸ボビン装着装置及びその装着方法を提供し、給糸ボビン開放装置は簡単且つコンパクトであり、給糸ボビンを開放する運動慣性が小さく、動程が短く、給糸ボビン装着のスピートを大幅に向上することができ、且つ給糸ボビンの引っ掛かる現象を回避することができる。これは現在本技術分野において早急に解決しなければならない課題である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は従来技術に存在する課題及び欠点を解決するため、自動ワインダの給糸ボビン装着装置及びその装着方法を提供し、その給糸ボビン開放装置の構造は簡単且つコンパクトであり、給糸ボビンを開放する運動慣性が小さく、動程が短く、給糸ボビン装着のスピートを大幅に向上することができ、且つ給糸ボビンの引っ掛かる現象を回避することができる。
【0009】
本発明の目的は以下の技術案によって実現させる。
【0010】
給糸ボビン搬送装置と、給糸ボビンの大小径端部判別装置と、前記給糸ボビン搬送装置の搬出端側に偏って設置された給糸ボビン開放装置と、トレイと、トレイの上方に設置された案内位置決め装置と、制御システムと、を備える自動ワインダの給糸ボビン装着装置であって、
前記給糸ボビン開放装置は、前記案内位置決め装置の上方に設置された第1支持体と、第2支持体と、第3支持体と、伸縮駆動機構と、を備え、前記制御システムは、給糸ボビンの大小径端部判別装置の判別結果によって、前記伸縮駆動機構が前記第1支持体、第2支持体、第3支持体を駆動する伸縮動作を制御し、前記給糸ボビン搬送装置が前記給糸ボビン開放装置における第1支持体上まで搬送された給糸ボビンを開放させ、前記第2支持体または前記第3支持体によって給糸ボビンの小径端部の一端を受け止め、給糸ボビンの大径端部の一端を下方に向かって前記案内位置決め装置に落下させた後、前記トレイに装着することを特徴とする。
【0011】
上記の技術案をさらに改善し、前記給糸ボビン開放装置は、二枚の平行な側板からなる給糸ボビン通路をさらに備え、前記給糸ボビン通路の底部に第1支持体、第2支持体、第3支持体が設置され、前記第1支持体は矩形状の平板であり、前記第2支持体と前記第3支持体は棒状である。
【0012】
上記の技術案をさらに改善し、前記第1支持体は傾斜して設置され、且つ前記給糸ボビン搬送装置の搬出端に近い一端は他端より高く、前記第2支持体と前記第3支持体は前記第1支持体の下方に設置され、前記第2支持体は前記第1支持体の高い一端側に偏っており、前記第3支持体は前記第1支持体の低い一端側に偏っている。
【0013】
上記の技術案をさらに改善し、前記給糸ボビン搬送装置はモータに駆動されたコンベヤを備え、前記給糸ボビンの大小径端部判別装置はドア式センサであり、前記ドア式センサは前記コンベヤの上方を横切って、前記ドア式センサと前記コンベヤの頂面との間に給糸ボビンを通過させる空間を残しており、前記ドア式センサの信号出力端は前記制御システムと接続されている。
【0014】
上記の技術案をさらに改善し、前記案内位置決め装置は、上漏斗と、上漏斗の下方に設置された下漏斗と、を備え、前記上漏斗の上端口は前記給糸ボビン長さより大きく、前記上漏斗の下端口は前記下漏斗の上端口より小さく、前記下漏斗の下端口は下漏斗の上端口より小さい。
【0015】
本発明の上記の自動ワインダの給糸ボビン装着装置の給糸ボビン装着方法は、トレイ式自動ワインダにおいて、給糸ボビンが前記給糸ボビン搬送装置で搬送過程中に前記給糸ボビンの大小径端部判別装置を介して、前記給糸ボビンの大小径端部判別装置によって給糸ボビンの大小径端部の前後方向を判別し、且つ前記制御システムに判別結果を伝送し、前記給糸ボビン搬送装置は給糸ボビンを前記給糸ボビン開放装置における支持位置にある第1支持体上に搬送しており、前記案内位置決め装置の下方でトレイが給糸ボビン装着を待機している際、前記制御システムは前記給糸ボビンの大小径端部判別装置の判別結果によって、前記伸縮駆動機構が前記第1支持体、第2支持体、第3支持体の伸縮動作を駆動することを制御し、前記第1支持体は支持位置を離れ、前記給糸ボビンを開放して落下させ、さらに前記第2支持体または前記第3支持体によって、落下過程における前記給糸ボビンの小径端部の一端を受け止め、前記給糸ボビンの大径端部の一端を下方に向かって前記案内位置決め装置に落下させた後、前記トレイに装着し、そして、前記給糸ボビン搬送装置は前記給糸ボビン開放装置に次の給糸ボビンを搬送させ、給糸ボビン装着の動作を順次に循環的に完成することを特徴とする。
【0016】
上記の技術案をさらに改善し、給糸ボビンが前記給糸ボビン搬送装置において搬出端まですぐ到着する際、前記第1支持体上に給糸ボビンをまだ開放していないと、前記制御システムは前記給糸ボビン搬送装置の運転を停止することを制御し、前記第1支持体上に給糸ボビンがなくなった後、前記給糸ボビン搬送装置を動作させ、前記給糸ボビン開放装置において支持位置にある前記第1支持体上に給糸ボビンを搬送し、そして、給糸ボビン装着の全ての動作を完成する。
【発明の効果】
【0017】
本発明は従来技術に比べて、以下の利点と積極的効果がある。
【0018】
1.本発明は、自動ワインダの給糸ボビン装着装置を提供し、その給糸ボビン開放装置は簡単且つコンパクトであり、給糸ボビンを開放する運動慣性が小さく、動程が短く、給糸ボビン装着のスピートを大幅に向上することができ、且つ給糸ボビンの引っ掛かる現象を回避することができる。また、製造コストを大幅に低減し、故障率も大幅に低下し、生産効率を向上することができる。
【0019】
2.本発明の自動ワインダの給糸ボビン装着装置の給糸ボビン装着方法は、工程が短く、給糸ボビン装着効率を大幅に向上し、給糸ボビン装着速度は40個/分以上である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の自動ワインダの給糸ボビン装着装置の構成図。
【
図2】本発明の自動ワインダの給糸ボビン装着装置における部分の平面図。
【
図3】本発明の自動ワインダの給糸ボビン装着装置における第1種開放給糸ボビンの簡略図。
【
図4】本発明の自動ワインダの給糸ボビン装着装置における第2種開放給糸ボビンの簡略図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次は付図を併せて本発明について詳細に説明をする。
図1〜
図4に示すように、本発明の自動ワインダの給糸ボビン装着装置の実施例であり、給糸ボビン搬送装置と、給糸ボビンの大小径端部判別装置と、前記給糸ボビン搬送装置の搬出端側に偏って設置された給糸ボビン開放装置と、トレイ12と、トレイ12の上方に設置された案内位置決め装置と、制御システムと、を備える。前記給糸ボビン開放装置は、前記案内位置決め装置の上方に設置された第1支持体6と、第2支持体7と、第3支持体8と、伸縮駆動機構と、を備え、前記制御システムは、給糸ボビンの大小径端部判別装置の判別結果によって、前記伸縮駆動機構が前記第1支持体6、第2支持体7、第3支持体8を駆動する伸縮動作を制御し、前記給糸ボビン搬送装置が前記給糸ボビン開放装置における第1支持体6上まで搬送された給糸ボビンを開放させ、前記第2支持体または前記第3支持体によって給糸ボビンの小径端部の一端を受け止め、給糸ボビン2の大径端部の一端を下方に向かって前記案内位置決め装置に落下させた後、前記トレイ12に装着することを特徴とする。
【0022】
具体的には、前記給糸ボビン開放装置は、二枚の平行な側板5からなる給糸ボビン通路をさらに備え、前記給糸ボビン通路の底部に第1支持体6、第2支持体7、第3支持体8が設置され、前記第1支持体6は矩形状の平板または類似形状のものであり、前記第2支持体7と前記第3支持体8は棒状であり、例えば円柱状、角柱状である。
【0023】
前記第1支持体6は傾斜して設置され、且つ前記給糸ボビン搬送装置の搬出端に近い一端は他端より高く、前記第2支持体7と前記第3支持体8は前記第1支持体の両端の下方に設置され、前記第2支持体7は前記第1支持体6の高い一端側に偏っており、前記第3支持体8は前記第1支持体6の低い一端側に偏っており、第2支持体7の位置は第3支持体8より高い。
【0024】
前記伸縮駆動機構は、前記第1支持体6、第2支持体7及び第3支持体8の伸縮動作をそれぞれ駆動する三つの第1シリンダと、第2シリンダと、第3シリンダと、を備え、前記三つのシリンダは、制御システムによって各自の独立動作を制御される。
【0025】
前記給糸ボビン搬送装置はモータ1−1に駆動されたコンベヤ1を備え、給糸ボビンの大小径端部判別装置はドア式センサ3であり、ドア式センサ3はコンベヤ1の上方を横切って、ドア式センサ3とコンベヤ1の頂面との間に給糸ボビン2を通過させる空間を残しており、ドア式センサ3の信号出力端は前記制御システムと接続されている。前記給糸ボビン搬送装置は、モータに駆動されたローラまたはその他類似の伝動形式でもよく、従来技術を用いてもよい。
【0026】
コンベヤ1の給糸ボビン搬出端の近くに給糸ボビン到達検出センサ4が設置され、コンベヤ1の給糸ボビン搬入端の近くに給糸ボビン進入検出センサ11が設置され、給糸ボビン到達検出センサ4と給糸ボビン進入検出センサ11の信号出力端はどちらとも制御システムと接続されている。
【0027】
前記案内位置決め装置は、上漏斗9と、上漏斗9の下方に設置された下漏斗10と、を備え、上漏斗9の上端口は給糸ボビン2長さより大きく、上漏斗9の下端口は下漏斗10の上端口より小さく、下漏斗10の下端口は下漏斗10の上端口より小さい。
【0028】
本発明の上記の自動ワインダの給糸ボビン装着装置の給糸ボビン装着方法の具体的な実施形態は、トレイ式自動ワインダにおいて、給糸ボビン2が給糸ボビン搬送装置で搬送過程中に給糸ボビンの大小径端部判別装置を介して、給糸ボビンの大小径端部判別装置によって給糸ボビン2の大小径端部の前後方向を判別し、且つ制御システムに判別結果を伝送する。給糸ボビン搬送装置は給糸ボビン2を給糸ボビン開放装置における支持位置にある第1支持体6上に搬送しており、案内位置決め装置の下方でトレイ12が給糸ボビン装着を待機している際、制御システムは給糸ボビンの大小径端部判別装置の判別結果によって、前記伸縮駆動機構が前記第1支持体6、第2支持体7、第3支持体8の伸縮動作を駆動することを制御し、第1支持体6は支持位置を離れ、給糸ボビン2を開放して落下させ、さらに第2支持体7または前記第3支持体8によって、落下過程における前記給糸ボビンの小径端部2−1の一端を受け止め、前記給糸ボビンの大径端部2−2の一端を下方に向かって前記案内位置決め装置に落下させた後、前記トレイ12に装着し、そして、前記給糸ボビン搬送装置は給糸ボビン開放装置に次の給糸ボビン2を搬送させ、給糸ボビン装着の動作を順次に循環的に完成する。
【0029】
上記の給糸ボビン装着方法において、給糸ボビン2が前記給糸ボビン搬送装置において搬出端まですぐ到着する際、第1支持体6上に給糸ボビン2をまだ開放していないと、制御システムは給糸ボビン搬送装置の運転を停止することを制御し、前記第1支持体6上に給糸ボビン2がなくなった後、給糸ボビン搬送装置を動作させ、給糸ボビン開放装置において支持位置にある第1支持体6上に給糸ボビン2を搬送し、そして、給糸ボビン装着の全ての動作を完成する。
【0030】
図1〜
図4に示すように、本発明の上述したような自動ワインダの給糸ボビン装着装置の装着方法の実施例は、トレイ式自動ワインダにおいて、給糸ボビン2はコンベヤ1における搬送過程で、ドア式センサ3を通過し、ドア式センサ3によって給糸ボビン2の大小径端部の前後方向を判別し、且つ制御システムに判別結果を伝送し、
図2示すように、給糸ボビン2がドア式センサ3を通過する際、給糸ボビンの小径端部2−1は前にあり(
図2の左側)、給糸ボビンの大径端部2−2は後ろにある(
図2の右側)。コンベヤ1は給糸ボビン2を給糸ボビン開放装置における給糸ボビン経路の底部の支持位置にある第1支持体(矩形平板)6上に搬送し、案内位置決め装置の下方でトレイ12などが給糸ボビン装着を待機している際、制御システムは、ドア式センサ3の判別結果によって前記伸縮駆動機構が前記第1支持体(矩形平板)6、第2支持体(円柱状)7、第三支持体(円柱状)8の伸縮動作を駆動することを制御する。具体的な実施形態は以下の通りである。第1シリンダの駆動によって第1支持体6を支持位置から離れて給糸ボビン2を開放して落下させ、さらに第2シリンダの駆動によって第2支持体7を支持位置に位置させ、第3シリンダの駆動によって第3支持体8を支持位置から離れ(
図3に示す)、第2支持体7によって落下過程における給糸ボビンの小径端部2−1の一端を受け止め、給糸ボビンの大径端部2−2を下方に向かって上漏斗9と下漏斗10にそれぞれ落下させ、トレイ12に装着させ、そして、コンベヤ1はさらに給糸ボビン開放装置に次の給糸ボビン2を搬送させ、順次に給糸ボビン装着動作のサイクルを完成する。
【0031】
若し給糸ボビンの小径端部2−1は後ろにあり、給糸ボビンの大径端部2−2は前にあると、具体的な実施形態は以下の通りである。第1シリンダの駆動によって第1支持体6を支持位置から離れて給糸ボビン2を開放して落下させ、さらに第3シリンダの駆動によって第3支持体8を支持位置に位置させ、第2シリンダによって第2支持体7を支持位置から離れ(
図4に示す)、第3支持体8によって落下過程における給糸ボビンの小径端部2−1の一端を受け止め、給糸ボビンの大径端部2−2を下方に向かって上漏斗9と下漏斗10にそれぞれ落下させ、トレイ12に装着させ、そして、コンベヤ1はさらに給糸ボビン開放装置に次の給糸ボビン2を搬送させ、順次に給糸ボビン装着動作のサイクルを完成する。
【0032】
勿論、上記の記載は本発明に対する制限ではなく、また、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本技術分野の一般技術者は、本発明の実質的範囲において、変更、改善、追加や置換してもよく、それらも本発明の保護範囲に属するものである。