特許第6651176号(P6651176)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6651176
(24)【登録日】2020年1月24日
(45)【発行日】2020年2月19日
(54)【発明の名称】簡易型シールワッペン
(51)【国際特許分類】
   A44C 3/00 20060101AFI20200210BHJP
   G09F 3/00 20060101ALI20200210BHJP
   G09F 3/12 20060101ALI20200210BHJP
【FI】
   A44C3/00
   G09F3/00 D
   G09F3/12
【請求項の数】5
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-134240(P2019-134240)
(22)【出願日】2019年7月22日
【審査請求日】2019年7月26日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000126056
【氏名又は名称】株式会社つくし工房
(74)【代理人】
【識別番号】110001335
【氏名又は名称】特許業務法人 武政国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】星野 照生
【審査官】 柿沼 善一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭61−148093(JP,U)
【文献】 特開平08−101640(JP,A)
【文献】 特開2004−198616(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3216986(JP,U)
【文献】 特開2006−285159(JP,A)
【文献】 特開2015−169731(JP,A)
【文献】 特開平08−156456(JP,A)
【文献】 実開昭51−049999(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0201952(US,A1)
【文献】 米国特許第6185848(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44C 3/00
G09F 3/00−3/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート材を二つに折り曲げ、その粘着剤部分を貼り合わせて作成できる簡易型シールワッペン(1)であって、
前記シート材に形成された折り曲げ線(4)を挟み、その一側に所定の事項が表示された表示部(5)と、その他側に安全ピンなどの留め具(6)用の通し穴(7)が開けられた支持部(8)とを有するワッペン本体(3)と、
前記ワッペン本体(3)の支持部(8)の通し穴(7)部分の裏面以外と、該通し穴(7)部分が貼り合わされる表示部(5)部分の裏面以外に塗布された粘着剤(9)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に剥離自在に貼り付けられた台紙(2)と、から成り、
前記ワッペン本体(3)を構成する表示部(5)の外形縁(5a)が、支持部(8)の外形縁(8a)より大きく、該表示部(5)と該支持部(8)を折り曲げて粘着剤(9)同士を貼り合わせたときに、常に支持部(8)の外形縁(8a)が表示部(5)の外形縁(5a)に隠れるように構成され、
組み立て前の状態では、長方形状のシート状の形態を有し、
その組み立てる際に、前記ワッペン本体(3)を前記台紙(2)と共に、前記折り曲げ線(4)部分で二つに折り、前記支持部(8)の通し穴(7)に留め具(6)を取り付け、該ワッペン本体(3)を前記台紙(2)から剥がし、前記表示部(5)部分の粘着剤(9)と前記支持部(8)部分の粘着剤(9)とが貼り合わせられる、ことを特徴とする簡易型シールワッペン。
【請求項2】
シート材を二つに折り曲げ、その粘着剤部分を貼り合わせて作成できる簡易型シールワッペン(21)であって、
前記シート材に形成された折り曲げ線(4)を挟み、その一側に所定の事項が表示された表示部(5)と、その他側の支持部(8)とを有するワッペン本体(3)と、
前記折り曲げ線(4)位置に開けられた、安全ピンなどの留め具(6)用の通し穴(22)と、
前記ワッペン本体(3)の支持部(8)の通し穴(22)部分の裏面以外と、該通し穴(22)部分が貼り合わされる表示部(5)部分の裏面以外に塗布された粘着剤(9)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に剥離自在に貼り付けられた台紙(2)と、から成り、
前記ワッペン本体(3)を構成する表示部(5)の外形縁(5a)が、支持部(8)の外形縁(8a)より大きく、該表示部(5)と該支持部(8)を折り曲げて粘着剤(9)同士を貼り合わせたときに、常に支持部(8)の外形縁(8a)が表示部(5)の外形縁(5a)に隠れるように構成され、
組み立て前の状態では、長方形状のシート状の形態を有し、
その組み立てる際に、前記ワッペン本体(3)を前記台紙(2)と共に、前記折り曲げ線(4)部分で二つに折り、該折り曲げ線(4)の通し穴(22)に留め具(6)を取り付け、該ワッペン本体(3)を前記台紙(2)から剥がし、前記表示部(5)部分の粘着剤(9)と前記支持部(8)部分の粘着剤(9)とが貼り合わせられる、ことを特徴とする簡易型シールワッペン。
【請求項3】
シート材を二つに折り曲げ、その粘着剤部分を貼り合わせて作成できる簡易型シールワッペン(51)であって、
前記シート材に形成された折り曲げ線(4)を挟み、その一側に所定の事項が表示された表示部(5)と、その他側の支持部(8)とを有するワッペン本体(3)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に、前記折り曲げ線(4)の周囲は除外して塗布された粘着剤(9)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に剥離自在に貼り付けられた台紙(2)と、から成り、
前記ワッペン本体(3)を構成する表示部(5)の外形縁(5a)が、支持部(8)の外形縁(8a)より大きく、該表示部(5)と該支持部(8)を折り曲げて粘着剤(9)同士を貼り合わせたときに、常に支持部(8)の外形縁(8a)が表示部(5)の外形縁(5a)に隠れるように構成され、
組み立て前の状態では、長方形状のシート状の形態を有し、
その組み立てる際に、前記ワッペン本体(3)を前記台紙(2)と共に、前記折り曲げ線(4)部分で二つに折り該ワッペン本体(3)を前記台紙(2)から剥がし、前記表示部(5)部分の粘着剤(9)と前記支持部(8)部分の粘着剤(9)とが貼り合わせ、該折り曲げ線(4)部分に形成された筒状部(52)に留め具(6)が取り付けられる、ことを特徴とする簡易型シールワッペン。
【請求項4】
前記粘着剤(9)は、前記ワッペン本体(3)の表示部(5)の外周部分の裏面には塗布されていない、ことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の簡易型シールワッペン。
【請求項5】
前記折り曲げ線(4)は、前記ワッペン本体(3)にミシン目を施したものである、ことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の簡易型シールワッペン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、担当者名、役職名、スローガン、宣伝等を安全ピン又はクリップを使い、衣服等に装着し、周囲にその存在を知らしめるためのもので、特に短期間使用する簡易で安価に作成することができる簡易型シールワッペンに関する。
【背景技術】
【0002】
工事、建設などの作業現場において、その人の役職名、担当者名などを表示するワッペンが使用されている。例えば、安全責任者、安全管理者、衛生管理者、職長などが表示されたワッペンが使用されている。また、安全衛生、安全管理、安全第一、危険予知、指差し確認、強化期間などの安全標識用や啓発用の事項が表示されたワッペンも多く使用されている。更に、販売促進用のワッペン、例えば「キャンペーン中」、「セール中」、「実施中」などが表示されたワッペン、記念用のバッジ・ワッペン、例えば「・・周年記念」、「・・th」などが表示された種々のワッペンが使用されている。
【0003】
このようなワッペンは、塩化ビニル製の軟らかい素材に種々の事項が印刷された表示部と、その裏面に安全ピン又はクリップが取り付けられたものである。ワッペンの構造上の種類としては、素材にコシのある平らな形態や、中身にウレタンスポンジ素材を入れた膨らむ形状タイプのワッペンがある。これは若干膨らみがあり、ふわふわした触感のワッペンである。ワッペンの取付構造としては、台座付きの安全ピンが取り付けられた形態のものが多い。または裏面に2穴を開けて安全ピンを通す形態のものがある。
【0004】
最近は、このようなワッペンに代えて、ワッペンシールが普及している。例えばイベントやキャンペーンのスタッフ証として使われることが多く、簡単に洋服や布に貼ることができるものである。ワッペンシールは、表面に所定の文字などが印刷され、裏面に粘着剤が塗布されたもので、服の上から簡単に貼れて生地を傷めず、剥がした跡も衣服に残らないようになっている。ワッペンより短期間で安価に製作できるものである。1日又は数時間程度の使用に適している。
【0005】
このようなワッペンに関する技術が種々提案されている。例えば特許文献1の実用新案登録第3216986号公報「着脱式ワッペン」のように、基布の表面に装飾を施したワッペン本体を、平板状部材の裏面側に対象物への固定手段を備えた装着用アタッチメントの表面に、前記ワッペン本体の裏面に設けた接着体で着脱自在に取り付けてなるワッペンであって、前記接着体は、前記ワッペン本体側の接着力が前記装着用アタッチメント側の接着力よりも強く前記ワッペン本体を前記装着用アタッチメントから引き剥がす操作で前記ワッペン本体から分離されずに前記装着用アタッチメントから分離されるものとして、前記対象物に固定される前記装着用アタッチメントと装飾用の前記ワッペン本体との間で着脱操作の繰り返しが可能とされている着脱式ワッペンが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第3216986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の「着脱式ワッペン」のように、安をワッペン本体と装着用アタッチメントとに分けてワッペン本体側に設けた接着体を介し装着用アタッチメントとの間でワッペン本体を着脱自在の状態で取り付けた本考案によると、様々な対象物に対し手間を要することなく適度な固定力で着脱自在に設けられるものとなる。 着脱式ワッペンをワッペン本体と装着用アタッチメントとに分けてワッペン本体側に設けた接着体を介し装着用アタッチメントとの間でワッペン本体を着脱自在の状態で取り付けた本考案によると、様々な対象物に対し手間を要することなく適度な固定力で着脱自在に設けられるものとなる。 着脱式ワッペンをワッペン本体と装着用アタッチメントとに分けてワッペン本体側に設けた接着体を介し装着用アタッチメントとの間でワッペン本体を着脱自在の状態で取り付けた本考案によると、様々な対象物に対し手間を要することなく適度な固定力で着脱自在に設けられるものとなる。着脱式ワッペンをワッペン本体と装着用アタッチメントとに分けてワッペン本体側に設けた接着体を介し装着用アタッチメントとの間でワッペン本体を着脱自在の状態で取り付けた本考案によると、様々な対象物に対し手間を要することなく適度な固定力で着脱自在に設けられるものとなる。着脱式ワッペンをワッペン本体と装着用アタッチメントとに分けてワッペン本体側に設けた接着体を介し装着用アタッチメントとの間でワッペン本体を着脱自在の状態で取り付けた本考案によると、様々な対象物に対し手間を要することなく適度な固定力で着脱自在に設けられるものとなる。 着脱式ワッペンをワッペン本体と装着用アタッチメントとに分けてワッペン本体側に設けた接着体を介し装着用アタッチメントとの間でワッペン本体を着脱自在の状態で取り付けた本考案によると、様々な対象物に対し手間を要することなく適度な固定力で着脱自在に設けられるものとなる。全ピンの操作がし易いものの、部品点数の増加により製造コストが増加しやすい。また、ワッペンには、安全ピン又はクリップ等の留め具といった突起した部材があるため、梱包箱に入れた状態で運搬するときに、ワッペンの重要な表示面の印刷部分に傷を付けるおそれがあるという問題を有していた。
【0008】
一方、ワッペンシールは粘着剤の付着力が1回しか利用できない。一旦外すと粘着力が極端に低下して再度衣服に貼りつけても簡単に外れて落下しやすくなる。短期間とはいえ、数日又は数週間の利用には耐えられないという問題を有していた。
【0009】
本発明の発明者は、単に数週間から数か月程度であれば簡易な構造のワッペンでも、表示機能は十分果たせることに着目した。ワッペンシールの粘着剤とその手軽さに着目し、この粘着剤を利用して、ワッペンの体を成すように1枚のシート材から、これを折り曲げて簡単に作れ、その費用も極端に安価になることに着目した。
【0010】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、組み立て前の形状では薄いシート状の嵩張らず、その保管が容易であり、使用に際して容易に組み立てることができ、数週間から数か月の使用に耐えることができる安価な簡易型シールワッペンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、シート材を二つに折り曲げ、その粘着剤部分を貼り合わせて作成できる簡易型シールワッペン(1)であって、
前記シート材に形成された折り曲げ線(4)を挟み、その一側に所定の事項が表示された表示部(5)と、その他側に安全ピンなどの留め具(6)用の通し穴(7)が開けられた支持部(8)とを有するワッペン本体(3)と、
前記ワッペン本体(3)の支持部(8)の通し穴(7)部分の裏面以外と、該通し穴(7)部分が貼り合わされる表示部(5)部分の裏面以外に塗布された粘着剤(9)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に剥離自在に貼り付けられた台紙(2)と、から成り、
前記ワッペン本体(3)を構成する表示部(5)の外形縁(5a)が、支持部(8)の外形縁(8a)より大きく、該表示部(5)と該支持部(8)を折り曲げて粘着剤(9)同士を貼り合わせたときに、常に支持部(8)の外形縁(8a)が表示部(5)の外形縁(5a)に隠れるように構成され、
組み立て前の状態では、長方形状のシート状の形態を有し、
その組み立てる際に、前記ワッペン本体(3)を前記台紙(2)と共に、前記折り曲げ線(4)部分で二つに折り、前記支持部(8)の通し穴(7)に留め具(6)を取り付け、該ワッペン本体(3)を前記台紙(2)から剥がし、前記表示部(5)部分の粘着剤(9)と前記支持部(8)部分の粘着剤(9)とが貼り合わせられる、ことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、シート材を二つに折り曲げ、その粘着剤部分を貼り合わせて作成できる簡易型シールワッペン(21)であって、
前記シート材に形成された折り曲げ線(4)を挟み、その一側に所定の事項が表示された表示部(5)と、その他側の支持部(8)とを有するワッペン本体(3)と、
前記折り曲げ線(4)位置に開けられた、安全ピンなどの留め具(6)用の通し穴(22)と、
前記ワッペン本体(3)の支持部(8)の通し穴(22)部分の裏面以外と、該通し穴(22)部分が貼り合わされる表示部(5)部分の裏面以外に塗布された粘着剤(9)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に剥離自在に貼り付けられた台紙(2)と、から成り、
前記ワッペン本体(3)を構成する表示部(5)の外形縁(5a)が、支持部(8)の外形縁(8a)より大きく、該表示部(5)と該支持部(8)を折り曲げて粘着剤(9)同士を貼り合わせたときに、常に支持部(8)の外形縁(8a)が表示部(5)の外形縁(5a)に隠れるように構成され、
組み立て前の状態では、長方形状のシート状の形態を有し、
その組み立てる際に、前記ワッペン本体(3)を前記台紙(2)と共に、前記折り曲げ線(4)部分で二つに折り、該折り曲げ線(4)の通し穴(22)に留め具(6)を取り付け、該ワッペン本体(3)を前記台紙(2)から剥がし、前記表示部(5)部分の粘着剤(9)と前記支持部(8)部分の粘着剤(9)とが貼り合わせられる、ことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、シート材を二つに折り曲げ、その粘着剤部分を貼り合わせて作成できる簡易型シールワッペン(51)であって、
前記シート材に形成された折り曲げ線(4)を挟み、その一側に所定の事項が表示された表示部(5)と、その他側の支持部(8)とを有するワッペン本体(3)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に、前記折り曲げ線(4)の周囲は除外して塗布された粘着剤(9)と、
前記ワッペン本体(3)の裏面に剥離自在に貼り付けられた台紙(2)と、から成り、
前記ワッペン本体(3)を構成する表示部(5)の外形縁(5a)が、支持部(8)の外形縁(8a)より大きく、該表示部(5)と該支持部(8)を折り曲げて粘着剤(9)同士を貼り合わせたときに、常に支持部(8)の外形縁(8a)が表示部(5)の外形縁(5a)に隠れるように構成され、
組み立て前の状態では、長方形状のシート状の形態を有し、
その組み立てる際に、前記ワッペン本体(3)を前記台紙(2)と共に、前記折り曲げ線(4)部分で二つに折り該ワッペン本体(3)を前記台紙(2)から剥がし、前記表示部(5)部分の粘着剤(9)と前記支持部(8)部分の粘着剤(9)とが貼り合わせ、該折り曲げ線(4)部分に形成された筒状部(52)に留め具(6)が取り付けられる、ことを特徴とする。
【0015】
前記粘着剤(9)は、前記ワッペン本体(3)の表示部(5)の外周部分の裏面には塗布されていない、ことが好ましい。
前記折り曲げ線(4)は、前記ワッペン本体(3)にミシン目を施したものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明の構成では、簡易型シールワッペン(1,21)の使用に際して、ワッペン本体(3)は、折り曲げ線(4)部分で二つに折り、このワッペンの体を成した裏面に相当する支持部(8)の通し穴(7)に留め具(6)を通す。ワッペン本体(3)を台紙(2)から剥がす。この表示部(5)の粘着剤(9)と支持部(8)の粘着剤(9)とを貼り合わせて完成する。これでシート状の形態から1枚のワッペンの体をなす。通常のワッペンとして、安全ピンなどの留め具(6)で衣服などに容易に装着することができる。
【0017】
組み立て前の状態では、長方形状のシート状の形態をなし、大量にあっても、保管や運搬が容易である。また、安全ピン又はクリップ等の留め具(6)を取り付ける前の状態であれば、出っ張った部材がないため、ワッペンの重要な表示面の印刷部分に傷を付けるおそれがない。
【0018】
粘着剤(9)は、ワッペン本体(3)の支持部(8)の通し穴(7)部分には塗布されていないので、通し穴(7)に留め具(6)を容易に通すことができる。
【0019】
折り曲げ線(4)部分で二つ折りにして、表示部(5)の粘着剤(9)と支持部(8)の粘着剤(9)とを貼り合わせる際に、多少の位置ずれが生じても、表示部(5)の外形縁(5a)が、支持部(8)の外形縁(8a)より大きいので、常に支持部(8)の外形縁(8a)が表示部(5)の外形縁(5a)に隠れるために、見栄えが悪くなることがない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる前の状態を示す表面図である。
図2】本発明の実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる前の状態を示す裏面図であり、台紙は仮想線で表示している。
図3】実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる作業手順を示すフロー図である。
図4】実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる状態を示す概略説明図であり、(a)はワッペン本体を台紙と共に、折り曲げ線部分で二つ折りにする状態、(b)はワッペン本体の支持部部分を台紙から剥がす状態、(c)は支持部の通し穴に安全ピン(留め具)を差し込む状態、(d)はワッペン本体を台紙から剥がす状態、(e)は表示部と支持部とを貼り付ける状態である。
図5】実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す裏面図である。
図6】表示部と支持部のそれぞれの外形縁の相違を示す拡大部分表面図である。
図7】本発明の簡易型シールワッペンの変形例1を示し、組み立てる前の状態を示す表面図である。
図8】実施例2の組み立てる前の簡易型シールワッペンを示す表面図である。
図9】実施例2の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す裏面図である。
図10】実施例2の簡易型シールワッペンの変形例1を示し、組み立てる前の状態を示す表面図である。
図11】実施例2の簡易型シールワッペンの変形例2を示し、組み立てる前の状態を示す表面図である。
図12】実施例3の簡易型シールワッペンを示し、(a)は組み立てる前のワッペン本体の表面図と、(b)は名札用クリップの正面図である。
図13】実施例3の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す裏面図である。
図14】実施例4の簡易型シールワッペンを示し、(a)は組み立てる前の状態の表面図、(b)は裏面図である。
図15】実施例4の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す図であり、(a)は支持部、(b)は安全ピンを通した状態の表示部である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の簡易型シールワッペンは、シート状のワッペン本体を台紙と共に、折り曲げ線部分で二つに折り、支持部に留め具又は名札用クリップを取り付け、ワッペン本体を台紙から剥がし、表示部部分の粘着剤と支持部部分の粘着剤とが貼り合わせられるとワッペンの体を成すものである。
【実施例1】
【0022】
<簡易型シールワッペンの組み立てる前の構成>
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる前の状態を示す表面図である。図2は本発明の実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる前の状態を示す裏面図であり、台紙は仮想線で表示している。
実施例1の簡易型シールワッペン1は、図1に示すように、台紙2に貼られたシート状のワッペン本体3の粘着面同士を貼り合わせて作成するワッペンである。そのワッペンの表示面には文字、図が表示されている。本発明の簡易型シールワッペン1は、組み立てる前の形状はシート状の形態である。
【0023】
ワッペン本体3は、シート表面に形成された折り曲げ線4を挟み、その一側に所定の事項が印刷された表示部5と、その他側に安全ピンなどの留め具6用の通し穴7を有する支持部8から成る。図示例は所謂紋章型のワッペンであるために、略長方形状のシートである。素材として例えば、ポリ塩化ビニルなどの軟質合成樹脂がある。
【0024】
留め具6用の通し穴7は、支持部8のシートに単純に直線的な切れ込みを入れたものではない。図1に示すように、通し穴7の両端に半円弧状に補強部7aを形成している。この半円弧状の補強部7aにより、通し穴7に安全ピンなどの留め具6を差し込む際、組み立てて衣服等に装着しているときに、留め具6が引っ張られても、この補強部7aのいわゆる「遊び」部分で通し穴7が裂け、又は切れることを防止するようになっている。この補強部7aは通し穴7にいわゆる「遊び」状態を付与できる形状であれば、この半円弧状の切れ込みに限定されない。
【0025】
折り曲げ線4は、例えば、ワッペン本体3にミシン目を施したものである。このミシン目に限定されず、シート材に、線状の薄肉に形成し、折り曲げやすくした構成でもよい。この折り曲げ線4は、表示部5と支持部8とを連結し、かつ容易に折り曲げることができる構造、又は素材であれば、ミシン目、薄肉以外の種々の構成にすることができる。
【0026】
ワッペン本体3のシート裏面に粘着剤9が塗布されている。このワッペン本体3のシート裏面には、台紙2が剥離自在に貼り付けられている。図示するように、台紙2はワッペン本体3より面積が広いものがよい。また、ワッペン本体3のシートの剛性が、台紙2の剛性より大きいものが好ましい。これは、ワッペン本体3に貼り付いた状態から台紙2を剥がしやすくするためである。
【0027】
粘着剤9は、ワッペン本体3の表示部5と支持部8の裏面全部に塗布する必要はない。図2の裏面図に示すように、ワッペン本体3の支持部8の通し穴7部分の裏面と、この通し穴7部分が貼り合わされる表示部5の裏面に部分的に塗布しない、不塗布部分9aにすることができる。このように支持部8の通し穴7部分に粘着剤9が塗布されていない、不塗布部分9aがあると、通し穴7に安全ピンなどの留め具6を容易に通すことができる。また、ワッペン本体3の表示部5と支持部8を貼り合わせたときに、粘着剤9が食み出すことを防止できる。
勿論、簡易型シールワッペン1を簡易に製造するときは、ワッペン本体3の裏面全部に塗布することも可能である。
【0028】
ワッペン本体3の組み立て前の状態は、長方形状のシート状の形態を有し、大量にあっても、保管や運搬が容易である。また、安全ピン又はクリップ等の留め具6を取り付ける前の状態であれば、出っ張った部材がないため、ワッペンの重要な表示部5の印刷部分に傷を付けるおそれがない。なお、予め通し穴7に安全ピン(留め具6)を取り付けた状態であっても、組み立てる前であれば留め具6が重ね合わせた他のワッペン本体3の支持部8には当たるが、他のワッペン本体3の表示部5の印刷部分に傷を付けるおそれはない。
【0029】
<簡易型シールワッペンの組立方法>
図3は実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる作業手順を示すフロー図である。図4は実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てる状態を示す概略説明図であり、(a)はワッペン本体を台紙と共に、折り曲げ線部分で二つ折りにする状態、(b)はワッペン本体の支持部部分を台紙から剥がす状態、(c)は支持部の通し穴に安全ピン(留め具)を差し込む状態、(d)はワッペン本体を台紙から剥がす状態、(e)は表示部と支持部とを貼り付ける状態である。
簡易型シールワッペン1を組み立てる際には、ワッペン本体3を台紙2と共に、折り曲げ線4部分で二つに折る(図4(a))。これは折り曲げ線4部分に折り目を付けて後の作業を円滑に進めるためである。ワッペン本体3の支持部8部分を台紙2から剥がし(図4(b))、支持部8の通し穴7に安全ピン等の留め具6を取り付ける(図4(c))。
次に、この支持部8に留め具6を(安全ピン)を取り付けた状態でワッペン本体3を台紙2から剥がす(図4(d))。
最後に表示部5の粘着剤9と支持部8の粘着剤9とを貼り合わせる(図4(e))。これでワッペンの体をなす。
ワッペンの体をなした状態で、通常のワッペンとして、安全ピンなどの留め具6を衣服などに装着する。
【0030】
図5は実施例1の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す裏面図である。図6は表示部と支持部のそれぞれの外形縁の相違を示す拡大部分表面図である。
実施例1の簡易型シールワッペン1は、ワッペン本体3を構成する表示部5の外形縁5aが、支持部8の外形縁8aより大きく、表示部5と支持部8を折り曲げて粘着剤9同士を貼り合わせたときに、常に支持部8の外形縁8aが表示部5の外形縁5aに隠れるように構成した。図示例では支持部8の外形縁8aと表示部5の外形縁5aとは、間隔「a」だけ相違することを示す。なお、この間隔を広げすぎると、粘着剤9の粘着面の露出面積が広くなり好ましくない。
【0031】
折り曲げ線4部分で二つ折りにして、表示部5の粘着剤9と支持部8の粘着剤9とを貼り合わせる際に、多少の位置ずれが生じても、表示部5の外形縁5aが、支持部8の外形縁8aより大きいので、常に支持部8の外形縁8aが表示部5の外形縁5aに隠れる。そのために見栄えが悪くなることがない。ワッペン本体3の表示部5の外周部分の裏面には粘着剤9を塗布しない。
【0032】
図5の組み立てた状態の簡易型シールワッペンの裏面図に示すように、安全ピン又はクリップ等の留め具6を取り付ける通し穴7は、2個の穴を形成する切り欠きが、平行線ではなく、位置によって間隔が異なる状態になっている(図示では「n」と「w」)。これは、本発明の簡易型シールワッペン1は、最初から組み立てられたものであれば、留め具6である安全ピンも所定の統一されたものが使用される。これに対して、本発明の簡易型シールワッペン1は、シート状のものを組み立て、その後に安全ピン(留め具6)を取り付けるものであるために、安全ピン(留め具6)の大きさが統一されていないことがある。そこで、本発明の簡易型シールワッペン1は、寸法の相違がある安全ピン(留め具6)について、何れにも対応できるようになる。
【0033】
<実施例1の簡易型シールワッペンの変形例1>
図7は本発明の簡易型シールワッペンの変形例1を示し、組み立てる前の状態を示す表面図である。
本発明の簡易型シールワッペン1の折り曲げ線4は、上述したようにシールワッペンとして使用する際に、上部位置になる場所に限定されない。図7に示すようにシールワッペンとして使用する際に、横位置になる場所に折り曲げ線4を形成することも可能である。このような変形例1の簡易型シールワッペン1についても、組み立て方法等は実施例1で説明した方法と略同様である。
【実施例2】
【0034】
<組み立てる前の簡易型シールワッペンの構成>
図8は実施例2の組み立てる前の簡易型シールワッペンを示す表面図である。図9は実施例2の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す裏面図である。
実施例2の簡易型シールワッペン21は、吊り下げ型のワッペンであり、図8に示すように、留め具6用の通し穴22を折り曲げ線4の位置に形成したものである。安全ピンなどの留め具6は、ワッペンとして使用する際に、必ずしもワッペンの裏面(本発明の支持部8)に取り付ける必要はない。組み立てた状態のワッペンの上部位置に取り付ける構成でも良い。そこで、実施例2の簡易型シールワッペン21は、この留め具6用の通し穴22を折り曲げ線4に形成した。
【0035】
このような構成の実施例2の簡易型シールワッペン21は、完成品の簡易型シールワッペン21の上部に安全ピンなどの留め具6が位置して吊り下げる状態になる。この実施例2の簡易型シールワッペン21についても、組み立て方法等は実施例1で説明した方法と略同様である。
【0036】
<実施例2の簡易型シールワッペンの変形例1>
図10は実施例2の簡易型シールワッペンの変形例1を示し、組み立てる前の状態を示す表面図である。
本発明の簡易型シールワッペン31は、上述した所謂紋章型の形状に限定されない。縦に細長い名札形状に形成することも可能である。この実施例2の変形例1の簡易型シールワッペン31は、折り曲げ線4が、シールワッペンとして使用する際に、上部位置になる場所にある。組み立て方法等は実施例1,2の説明と略同様である。
【0037】
<実施例2の簡易型シールワッペンの変形例2>
図11は実施例2の簡易型シールワッペンの変形例2を示し、組み立てる前の状態を示す表面図である。
実施例2の簡易型シールワッペンについても、シールワッペンとして使用する際に、横位置になる場所に折り曲げ線4を形成することも可能である。このときの通し穴22は支持部8に設ける。組み立て方法等は実施例1,2の説明と略同様である。
【実施例3】
【0038】
<組み立てる前の簡易型シールワッペンの構成>
図12は実施例3の簡易型シールワッペンを示し、(a)は組み立てる前のワッペン本体の表面図と、(b)は名札用クリップの正面図である。図13は実施例3の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す裏面図である。
実施例3の簡易型シールワッペン41は、衣服に留める部材として、安全ピンなどの留め具6ではなく、いわゆる名札用クリップ42を用いた。実施例3の構成では、支持部8又は折り曲げ線4に安全ピンなどの留め具6用の通し穴7が開けられていない。この名札用クリップ42は、長方形状の剛性を有する基盤部43に、わに口クリップ44が取り付けられたものである。この基盤部43には、例えば粘着剤を塗布して支持部8面に取り付ける。この塗布面には剥離自在な台紙(図示せず)が取り付けられている。ワッペン本体3、台紙2などのその他の構成は、実施例1又は実施例2の構成と略同じ構成であるため、詳細な説明を省略する。なお、図示していないが、このわに口クリップ44に安全ピンが取り付けられた両用タイプの構成のものを用いることができる。
【0039】
実施例3の簡易型シールワッペン41を組み立てる際には、ワッペン本体3を台紙2と共に、折り曲げ線4部分で二つに折り、折り目を付けた後に、ワッペン本体3を台紙2から剥がす。その後、表示部5部分の粘着剤9と支持部8部分の粘着剤9とを貼り合わせてワッペンの体を成すようにする。最後に、支持部8に、名札用クリップ42の基盤部43を、粘着剤の粘着力で取り付けて組み立てが完了する。この名札用クリップ42の基盤部43に粘着剤を塗布して取り付ける。この粘着剤の塗布に代えて両面テープを用いることも可能である。
【実施例4】
【0040】
<実施例4の簡易型シールワッペン>
図14は実施例4の簡易型シールワッペンを示し、(a)は組み立てる前の状態の表面図、(b)は裏面図である。図15は実施例4の簡易型シールワッペンを組み立てた状態を示す図であり、(a)は支持部、(b)は安全ピンを通した状態の表示部である。
実施例4の簡易型シールワッペン51は、衣服に留める部材として、安全ピンなどの留め具6を使用するが、支持部8又は折り曲げ線4に安全ピンなどの留め具6用の通し穴7が開けられていない。ワッペン本体3を折り曲げた際に、折り曲げ線4部分に安全ピン(留め具6)を通す筒状部52が形成されるようになっている。実施例4の簡易型シールワッペン51は細長い形状のシールワッペンに適している。組み立てた状態で横幅が広いと、大きな安全ピン(留め具6)を用いることになるからである。
【0041】
実施例4の簡易型シールワッペン51は、粘着剤9は、ワッペン本体3の表示部5と支持部8の裏面それぞれに塗布するが、折り曲げ線4部分には略長方形状に部分的に塗布しない、不塗布部分9bにすることができる。なお、実施例4の簡易型シールワッペン51についても、折り曲げ線4部分で二つ折りにして、表示部5の粘着剤9と支持部8の粘着剤9とを貼り合わせる際に、多少の位置ずれが生じても、表示部5の外形縁5aが、支持部8の外形縁8aより大きくして、常に支持部8の外形縁8aが表示部5の外形縁5aに隠れるようにする。そのために見栄えが悪くなることがない。ワッペン本体3の表示部5の外周部分の裏面には粘着剤9を塗布しない。
組み立て方法等は実施例1,2,3の説明と略同様である。
【0042】
なお、本発明は、ワッペンの組み立て前の形状では薄いシート状のもので嵩張らず、その保管が容易であり、使用に際して容易に組み立てることができ、数週間から数か月の使用に耐えることができる安価な構成であれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明の簡易型シールワッペンは、イベントや展示会などの入場パス・スタッフパスとしてのワッペン、安全衛生、安全管理、安全第一、危険予知、指差し確認、強化期間など安全標識用や啓発用のワッペン、販売促進用のワッペン、キャンペーン中、セール中、実施中などのワッペンとして利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
1,21,31,41,51 簡易型シールワッペン
2 台紙
3 ワッペン本体
4 折り曲げ線
5 表示部
5a 表示部の外形縁
6 留め具
7 通し穴
8 支持部
8a 支持部の外形縁
9 粘着剤
9a 粘着剤の不塗布部分
9b 粘着剤の不塗布部分
22 通し穴
42 名札用クリップ
43 基盤部
44 わに口クリップ
52 筒状部
【要約】
【課題】組み立て前の形状では薄いシート状の嵩張らず、その保管が容易であり、使用に際して容易に組み立てることができ、数週間から数か月の使用に耐えることができ、安価に製造できる。
【解決手段】シート材に形成された折り曲げ線4を挟み、その一側に所定の事項が表示された表示部5と、その他側に安全ピンなどの留め具6用の通し穴7を有する支持部8から成るワッペン本体3と、ワッペン本体3のシート材の裏面に塗布された粘着剤9と、ワッペン本体3の裏面に剥離自在に貼り付けられた台紙2と、から成り、ワッペン本体3を台紙2と共に、折り曲げ線4部分で二つに折り、支持部8の通し穴7に留め具6を取り付け、ワッペン本体3を台紙2から剥がし、表示部5部分の粘着剤9と支持部8部分の粘着剤9とが貼り合わせられるように構成した。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15