特許第6651229号(P6651229)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6651229
(24)【登録日】2020年1月24日
(45)【発行日】2020年2月19日
(54)【発明の名称】枕置き具
(51)【国際特許分類】
   A47G 9/10 20060101AFI20200210BHJP
【FI】
   A47G9/10 M
   A47G9/10 Z
【請求項の数】4
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2019-138537(P2019-138537)
(22)【出願日】2019年7月29日
【審査請求日】2019年7月29日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515221657
【氏名又は名称】野島 正視
(74)【代理人】
【識別番号】100160990
【弁理士】
【氏名又は名称】亀崎 伸宏
(72)【発明者】
【氏名】野島 正視
【審査官】 山本 健晴
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2006/090578(WO,A1)
【文献】 特開2007−117575(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
枕を載せて使用する枕置き具であって、
左右に伸びるように設けられ、土台となる第1の帯状シートと、前記第1の帯状シートの上面における左脇及び右脇の少なくとも一方に設けられ、前記第1の帯状シートの上に引出し可能に第2の帯状シートを収納しておく収納部と、を有している本体と、
前記第1の帯状シートの上に重ねられ、前記枕の高さを調整する複数枚の前記第2の帯状シートと、を備え、
前記第1の帯状シート、又は前記第1の帯状シートの上に重ねられた前記第2の帯状シートに前記枕を載せて使用するものであり、更に、
1枚の前記第2の帯状シートを引出し可能に格納しておくケースを複数備え、
前記収納部は、前記第2の帯状シートを格納している複数の前記ケースを収納することを特徴とする
枕置き具。
【請求項2】
前記ケースは、前記第1の帯状シートに対して着脱可能であることを特徴とする
請求項に記載の枕置き具。
【請求項3】
複数枚の前記第2の帯状シートの厚さは、2種類以上であることを特徴とする
請求項1又は2に記載の枕置き具。
【請求項4】
前記収納部は、前記第1の帯状シートに対して着脱可能であることを特徴とする
請求項1〜のいずれかに記載の枕置き具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、就寝時などに枕を置いておくための枕置き具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1及び2には、使用者の好みに合わせて枕の高さを調整することができる枕置き具が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示されている枕置き具は、台座と、帯材と、一対の調整材と、を備えている。台座は、左右一対の支持材を備え、左右一対の支持材は、帯材の端部が挿通される挿通孔部を有している。帯材は、長手方向の端部における長手方向に並んだ複数の箇所に、幅方向に延びている貫通孔部を備えている。調整材は、任意の貫通孔部に差し込まれて、支持材における挿通孔部の外側に引っ掛かる。
【0004】
この枕置き具において、帯材に載せた枕置き具の高さの調整は、帯材の端部にある貫通孔部に対して調整材を抜差しすることで行われる。このような枕置き具によれば、貫通孔部が複数の箇所にあるので、帯材に載せた枕の高さを幾通りにも変えることができる。
【0005】
特許文献2に開示されている枕置き具は、台座と、載置材と、一対の昇降機構と、を備えている。台座は、左右一対の支持材を備え、左右一対の支持材は、それぞれ、前後一対の支柱を有している。一対の昇降機構は、それぞれ、前後一対の支柱に架け渡されている送りネジと、送りネジに取り付けられ、送りネジの回転に伴って互いに近付き又は遠退くように移動する前後一対のスライダーと、一端が前後一対のスライダーに回転可能に取り付けられていると共に、他端が載置材に回転可能に取り付けられている前後一対のアームと、を有している。
【0006】
この枕置き具において、載置材に載せた枕置き具の高さの調整は、送りネジを回転させることで行われる。このような枕置き具によれば、送りネジの回転量に応じて枕の高さを無段階で調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第6137585号公報
【特許文献2】特許第6257059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1及び2に記載の枕置き具は、それぞれ、台座となる左右一対の支持材を備えており、それなりの重量を有している。また、これらの枕置き具は、安定性を持たせるため、どうしても硬い材料で構成する必要がある。このため、布団やベッドの上に置いて使用するには、適していなかった。
【0009】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、布団やベッドの上に置いて使用することができる枕置き具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明は、枕を載せて使用する枕置き具であって、左右に伸びるように設けられ、土台となる第1の帯状シートと、前記第1の帯状シートの上面における左脇及び右脇の少なくとも一方に設けられ、前記第1の帯状シートの上に引出し可能に第2の帯状シートを収納しておく収納部と、を有している本体と、前記第1の帯状シートの上に重ねられ、前記枕の高さを調整する複数枚の前記第2の帯状シートと、を備え、前記第1の帯状シート、又は前記第1の帯状シートの上に重ねられた前記第2の帯状シートに前記枕を載せて使用するものであり、更に、1枚の前記第2の帯状シートを引出し可能に格納しておくケースを複数備え、前記収納部は、前記第2の帯状シートを格納している複数の前記ケースを収納することを特徴とする枕置き具である。
【0011】
本発明によれば、今お使いの枕の下に帯状シートを敷くだけで枕の高さを調整することができる。帯状シートをクッション性のあるスポンジと布で作ることで、人にやさしい材料を使用しているといえる。また、布団やベッドの上に置いて使用することができる。さらに、収納部が左脇及び右脇の少なくとも一方に設けられているので、枕の位置が移動してしまうことを防止できる。
【0013】
本発明によれば、第2の帯状シートを格納しているケースがカートリッジとして機能するので、第2の帯状シートを収納部に収納しておく作業が容易である。また、第2の帯状シートが1枚ずつケースに格納されているので、収納部から第2の帯状シートを容易に1枚ずつ引き出すことができる。
【0014】
)本発明はまた、前記ケースは、前記第1の帯状シートに対して着脱可能であることを特徴とする上記()に記載の枕置き具である。
【0015】
本発明によれば、カートリッジとして機能するケースを多く準備しておくことができ、そのケースを収納部の近くに配置しておくことができる。
【0016】
(3)本発明はまた、複数枚の前記第2の帯状シートの厚さは、2種類以上であることを特徴とする上記(1)又は記載の枕置き具である。
【0017】
本発明によれば、今お使いの枕の下に厚さの異なる帯状シートを何枚か重ね敷くだけで枕の高さを微調整することができる。
【0018】
)本発明はまた、前記収納部は、前記第1の帯状シートに対して着脱可能であることを特徴とする上記(1)〜()のいずれかに記載の枕置き具である。
【0019】
本発明によれば、状況に応じて第1の帯状シートから収納部を外して使用することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の枕置き具は、布団やベッドの上に置いて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1参考形態に係る枕置き具の正面図である。
図2図1に示す枕置き具の上面図である。
図3図1に示す矢印III−III方向に視た本体の断面図である。
図4図1に示す枕置き具の要部を拡大した正面図である。
図5図1に示す枕置き具が備えている帯状シートの伸ばした状態の正面図であり、(A)は右側の帯状シートを示し、(B)は左側の帯状シートを示し、(C)は土台となる帯状シートを示す。
図6図1に示す枕置き具の使用状態図である。
図7】本発明実施形態に係る枕置き具の正面図である。
図8図7に示す枕置き具の上面図である。
図9図7に示す枕置き具の要部を拡大した正面図である。
図10図7に示す枕置き具が備えている帯状シートの丸めた状態の正面図であり、(A)は厚さ10mmの帯状シートを示し、(B)は厚さ7mmの帯状シートを示し、(C)は厚さ5mmの帯状シートを示す。
図11図7に示す枕置き具が備えている帯状シートの伸ばした状態の正面図であり、(A)は帯状シートの3枚重ねの例を示し、(B)は帯状シートの2枚重ねの例を示し、(C)は帯状シートの1枚だけの例を示す。
図12図7に示す枕置き具の使用状態図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照して、参考形態に係る枕置き具1、及び本発明の実施形態に係る枕置き具について詳細に説明する。なお、本発明の実施形態の説明において、参考形態と共通する構成、作用及び効果については、適宜その説明を省略する。
【0023】
参考形態]まず、図1図6を用いて、枕置き具1について説明する。図1は、枕置き具1の正面図である。図2は、図1に示す枕置き具1の上面図である。図3は、図1に示す矢印III−III方向に視た本体10の断面図である。図4は、図1に示す枕置き具1の要部を拡大した正面図である。図5は、図1に示す枕置き具1が備えている帯状シート11,20の伸ばした状態の正面図である。図5(A)は、右側の帯状シート15を示す。図5(B)は、左側の帯状シート15を示す。図5(C)は、土台となる帯状シート11を示す。図6は、図1に示す枕置き具1の使用状態図である。なお、各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。
【0024】
図1図6に示す枕置き具1は、枕PILを載せて使用するものであり、就寝時などに、使用者MANが使用する枕PILの高さを自由に調整するものである。具体的に、枕置き具1は、本体10と、複数枚の帯状シート(第2の帯状シート)15と、を備えている。
【0025】
本体10は、1枚の帯状シート(第1の帯状シート)11と、左右一対の収納部12と、を備えている。
【0026】
帯状シート11は、寝具に適した柔らかい材料から構成された矩形状のシートである。例えば、帯状シート11は、縦380mm×横850mm×厚さ10mmの寸法を有するスポンジシートである。この帯状シート11は、左右に伸びるように設けられ、土台となる。また、帯状シート11の上面における左右の両脇には、収納部12を着脱可能に取り付けるための面テープ(図示省略)が設けられ、収納部12が取り付けられている。
【0027】
左右一対の収納部12は、寝具に適した柔らかい材料(例えば、ゴム)から構成された筒体であり、断面が略C形状となるようにスリット12aを有している。左右一対の収納部12は、帯状シート11の上面における左右の両脇に沿って設けられ、互いに対向する位置にスリット12aを配置させている。これら左右一対の収納部12の下面には、帯状シート11に対して着脱可能に取り付けるための面テープ(図示省略)が設けられ、帯状シート11が取り付けられている。また、左右一対の収納部12は、スリット12aから帯状シート11の上に引出し可能に、複数枚の帯状シート15をまとめて丸めた状態で収納している。
【0028】
複数枚の帯状シート15は、寝具に適した柔らかい材料から構成された矩形状のシートである。例えば、複数枚の帯状シート15は、縦350mm×横830mmで任意の厚さの寸法を有するスポンジシートであり、厚さが2種類以上である。具体的に、右側の収納部12に収納されている複数枚の帯状シート15は、厚さが、5mmのものと、5mmのものと、7mmのものである(図5(A)参照)。左側の収納部12に収納されている複数枚の帯状シート15は、厚さが、5mmのものと、10mmのものである。ちなみに、土台となる帯状シート11は、厚さが10mmのものである(図5(C)参照)。
【0029】
以上説明したように、枕置き具1は、枕PILを載せて使用するものであって、左右に伸びるように設けられ、土台となる帯状シート11と、帯状シート11の上面における左右の両脇に設けられ、帯状シート11の上に引出し可能に帯状シート15を収納しておく収納部12と、を有している本体10と、帯状シート11の上に重ねられ、枕PILの高さを調整する複数枚の帯状シート15と、を備え、帯状シート11、又は帯状シート11の上に重ねられた帯状シート15に枕PILを載せて使用する。
【0030】
このような枕置き具1によれば、今お使いの枕PILの下に帯状シート11,20を敷くだけで枕PILの高さを調整することができる。帯状シート11,20をクッション性のあるスポンジと布で作ることで、人にやさしい材料を使用しているといえる。また、布団やベッドの上に置いて使用することができる。さらに、収納部12が左右の両脇に設けられているので、枕PILの位置が移動してしまうことを防止できる。
【0031】
また、枕置き具1において、複数枚の帯状シート15の厚さは、2種類以上である。
【0032】
このような枕置き具1によれば、今お使いの枕PILの下に厚さの異なる帯状シート15を何枚か重ね敷くだけで枕PILの高さを微調整することができる。
【0033】
また、枕置き具1において、収納部12は、帯状シート11に対して着脱可能である。
【0034】
このような枕置き具1によれば、状況に応じて帯状シート11から収納部12を外して使用することができる。
【0035】
実施形態]次に、図7図12を用いて、枕置き具2について説明する。図7は、枕置き具2の正面図である。図8は、図7に示す枕置き具2の上面図である。図9は、図7に示す枕置き具2の要部を拡大した正面図である。図10は、図7に示す枕置き具2が備えている帯状シート25a,25bの丸めた状態の正面図である。図10(A)は、厚さ10mmの帯状シート25aを示す。図10(B)は、厚さ7mmの帯状シート25bを示す。図10(C)は、厚さ5mmの帯状シート25bを示す。図11は、図7に示す枕置き具2が備えている帯状シート21,25a,25bの伸ばした状態の正面図である。図11(A)は、帯状シート25bの3枚重ねの例を示す。図11(B)は、帯状シート25a,25bの2枚重ねの例を示す。図11(C)は、帯状シート21の1枚だけの例を示す。図12は、図7に示す枕置き具2の使用状態図である。
【0036】
図7図12に示す枕置き具2は、本体20と、複数のカートリッジ24と、1枚の帯状シート(第2の帯状シート)25aと、を備えている。
【0037】
本体20は、1枚の帯状シート(第1の帯状シート)21と、左右一対の収納部22と、を備えている。
【0038】
帯状シート21は、帯状シート11と同様、寝具に適した柔らかい材料から構成された矩形状のシートである。例えば、帯状シート21は、縦380mm×横850mm×厚さ10mmの寸法を有するスポンジシートである。この帯状シート21は、左右に伸びるように設けられ、土台となる。また、帯状シート21の上面における左脇には、カートリッジ24及び一方の収納部22を着脱可能に取り付けるための面テープ(図示省略)が設けられ、カートリッジ24及び一方の収納部22が平行に取り付けられている。帯状シート21の上面における右脇には、他方の収納部22を着脱可能に取り付けるための面テープ(図示省略)が設けられ、他方の収納部22が取り付けられている。
【0039】
左右一対の収納部22は、左右一対の収納部12と同様、寝具に適した柔らかい材料(例えば、ゴム)から構成された筒体であり、断面が略C形状となるようにスリット22aを有している。左側の収納部22は、帯状シート21の上面における左脇から少し離れた位置に当該左脇に沿って設けられている。右側の収納部22は、帯状シート21の上面における右脇に沿って設けられている。これら左右一対の収納部22は、互いに対向する位置にスリット22aを配置させている。これら左右一対の収納部22の下面には、帯状シート21に対して着脱可能に取り付けるための面テープ(図示省略)が設けられ、帯状シート21が取り付けられている。左側の収納部22は、スリット22aから帯状シート21の上に引出し可能に、1枚の帯状シート25aを丸めた状態で収納している。右側の収納部22は、スリット22aから帯状シート21の上に帯状シート25bを引出し可能に、複数のカートリッジ24をまとめて収納している。
【0040】
複数のカートリッジ24は、寝具に適した柔らかい材料から構成された筒状である。具体的に、複数のカートリッジ24は、それぞれ、1枚の帯状シート(第2帯状シート)25bと、1つのケース26と、を備えている。
【0041】
帯状シート25a,25bは、例えば、縦350mm×横830mmで任意の厚さの寸法を有するスポンジシートであり、厚さが2種類以上である。具体的に、帯状シート25aは、厚さが、10mmのものである(図10(A)参照)。左脇に設けられるカートリッジ24に格納された帯状シート25bは、厚さが、7mmのものである(図10(B)参照)。右側の収納部22に収納された帯状シート25bは、厚さが、5mmのものである(図10(C)参照)。ちなみに、土台となる帯状シート21は、厚さが10mmのものである(図11(C)参照)。
【0042】
ケース26は、断面が略C形状となるようにスリット26aを有した筒体である。このケース26は、スリット26aから引出し可能に、1枚の帯状シート25bを丸めた状態で格納している。ケース26の外面には、スリット26aに沿って、帯状シート21に対して着脱可能に取り付けるための面テープ(図示省略)が設けられ、帯状シート21が取り付けられている。ケース26は、スリット22aから帯状シート21の上に帯状シート25bが引出し可能に、収納部22にまとめて収納されている。
【0043】
以上説明したように、枕置き具2は、1枚の帯状シート25a,25bを引出し可能に収納しておくケース26を複数備え、収納部22は、帯状シート25a,25bを格納している複数のケース26を収納する。
【0044】
このような枕置き具2によれば、帯状シート25a,25bを格納しているケース26がカートリッジ24として機能するので、帯状シート25a,25bを収納部に収納しておく作業が容易である。また、帯状シート25a,25bが1枚ずつケース26に格納されているので、収納部22から帯状シート25a,25bを容易に1枚ずつ引き出すことができる。
【0045】
また、枕置き具2において、ケース26は、帯状シート21に対して着脱可能である。
【0046】
このような枕置き具2によれば、カートリッジ24として機能するケース26を多く準備しておくことができ、そのケース26を収納部22の近くに配置しておくことができる。
【0047】
なお、本発明は、上実施形態に限定されるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。すなわち、各構成の位置、寸法(大きさ、長さ、厚さ)、数量、形状、材質などは適宜変更できる。
【0048】
すなわち、帯状シー25a,25bやカートリッジ24の数量は適宜変更できる。帯状シー21,25a,25bの厚さは適宜変更できる。カートリッジ24の太さは適宜変更できる。
【0049】
あるいは、上実施形態において、収納22は、帯状シー21の上面における左右の両脇に設けられている場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、収納22は、帯状シー21の上面における左脇及び右脇の少なくとも一方に設けられていてもよい。
【0050】
あるいは、上実施形態において、左側の収納部22は、スリット22aから帯状シート21の上に引出し可能に、1枚の帯状シート25aを丸めた状態で直接収納しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、左側の収納部22は、スリット22aから帯状シート21の上に帯状シート25aを引出し可能に、一つのカートリッジ24を収納していてもよい。
【0051】
あるいは、上実施形態において、帯状シート21の上面における左脇にカートリッジ24を着脱可能に取り付けるための面テープ(図示省略)が設けられ、1つのカートリッジ24が取り付けられている場合を例に説明したが、本発明において、取り付けられるカートリッジ24の数量はこれに限定されず、取り付けられるカートリッジ24の数量に応じて、帯状シート21の上面に複数の面テープ(図示省略)が適宜設けられていてもよい。
【符号の説明】
【0052】
1,2 枕置き具
10,20 本体
11,21 帯状シート(第1帯状シート)
12,22 収納部
12a,22a スリット
15,25a,25b 帯状シート(第2帯状シート)
24 カートリッジ
26 ケース
26a スリット
MAN 使用者
PIL 枕

【要約】
【課題】布団やベッドの上に置いて使用することができる枕置き具を提供する。
【解決手段】枕置き具1は、枕PILを載せて使用するものである。枕置き具1は、左右に伸びるように設けられ、土台となる帯状シート11と、帯状シート11の上面における左右の両脇に設けられ、帯状シート11の上に引出し可能に帯状シート15を収納しておく一対の収納部12と、を有している本体10と、帯状シート11の上に重ねられ、枕PILの高さを調整する複数枚の帯状シート15と、を備えている。枕置き具1は、帯状シート11、又は帯状シート11の上に重ねられた帯状シート15に枕PILを載せて使用する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12