(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第3の保護回路は、前記電源ノードと前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第1のP型MOSトランジスタと、
前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートと前記グランドノードとの間に接続され、ゲートが前記グランドノードに接続された第1のN型MOSトランジスタと、
前記電源ノード上において形成され、前記第1のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1の抵抗素子と、
前記グランドノード上において形成され、前記第1のN型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第2の抵抗素子とを備え、
前記第1のP型MOSトランジスタは、前記第1のN型MOSトランジスタよりもゲート幅が大きいサイズのトランジスタである請求項1に記載のESD保護回路。
前記第3の保護回路は、前記電源ノードと前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第1のP型MOSトランジスタと、
前記出力最終段の出力バッファを駆動するプリドライバ回路に入力される内部信号と、前記グランドノードとの間に接続され、ゲートが前記グランドノードに接続された第1のN型MOSトランジスタと、
前記電源ノードと、前記プリドライバ回路に入力される内部信号との間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第2のP型MOSトランジスタと、
前記電源ノード上において形成され、前記第1のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1の抵抗素子と、
前記グランドノード上において形成され、前記第1のN型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第2の抵抗素子と、
前記電源ノード上において形成され、前記第2のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第3の抵抗素子とを備え、
前記第2のP型MOSトランジスタは、前記第1のN型MOSトランジスタよりもゲート幅が大きいサイズのトランジスタである請求項1に記載のESD保護回路。
前記第3の保護回路は、前記電源ノードと前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第1のP型MOSトランジスタと、
前記出力最終段の出力バッファを駆動するプリドライバ回路に入力される内部信号と前記グランドノードとの間に接続され、ゲートが前記グランドノードに接続された第1のN型MOSトランジスタと、
前記電源ノードと、前記プリドライバ回路に入力される内部信号との間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第2のP型MOSトランジスタと、
前記電源ノード上において形成され、前記第1のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間、および、前記第2のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に共通に接続された第1の抵抗素子と、
前記グランドノード上において形成され、前記第1のN型MOSトランジスタのソースと前記第1のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続された第2の抵抗素子とを備え、
前記第2のP型MOSトランジスタは、前記第1のN型MOSトランジスタよりもゲート幅が大きいサイズのトランジスタである請求項1に記載のESD保護回路。
前記第1の抵抗素子は、前記電源ノードの電源配線のメタル寄生抵抗によって形成され、前記第2の抵抗素子は、前記グランドノードのグランド配線のメタル寄生抵抗によって形成される請求項2ないし4のいずれか一項に記載のESD保護回路。
【背景技術】
【0002】
図6は、従来のESD保護回路を適用する半導体集積回路の出力最終段の出力バッファの構成を表す一例の回路図である。
図6に示す出力最終段の出力バッファ(以下、単に出力バッファともいう)10は、2つのP型MOS(Metal-Oxide-Semiconductor:金属酸化物半導体)トランジスタ12,14と、2つのN型MOSトランジスタ16,18とを備えている。また、
図6には、出力バッファ10を駆動するプリドライバ回路として、直列に接続された2つのインバータ56,58が示されている。
【0003】
続いて、ESD保護回路は、第1の保護回路20と、第2の保護回路22とを備えている。
第1の保護回路20は、2つのダイオード26,28を備えている。
第2の保護回路22は、ESD電圧検出回路30と、クランプ回路32とを備えている。
ESD電圧検出回路30は、時定数回路34と、インバータ36とを備え、時定数回路34は、抵抗素子38と、容量素子40とを備えている。クランプ回路32は、N型MOSトランジスタ42を備えている。
【0004】
通常動作時において、出力バッファ10の出力信号の電圧は、通常動作時のグランド電圧から電源電圧までの電圧であるため、第1の保護回路20の2つのダイオード26,28はともにオフ状態であり、出力バッファ10の出力信号と電源ノードおよびグランドノードとの間は接続されない。
【0005】
また、電源ノードの電圧が、通常動作時の電源電圧である場合、第2の保護回路22の時定数回路34の容量素子40は電源電圧に充電されている。そのため、時定数回路34の出力信号はハイレベル、ESD電圧検出回路30のインバータ36から出力される検出信号はローレベル、クランプ回路32のN型MOSトランジスタ42はオフ状態であり、電源ノードとグランドノードとの間は接続されない。
【0006】
このように、通常動作時において、第1の保護回路20および第2の保護回路22はともにオフ状態であり、ESD保護回路は、出力バッファ10の通常動作に何ら影響を与えない。
【0007】
続いて、ESDイベントの発生時に、ESD電流が、出力バッファ10の出力信号の外部出力端子OUTに印加された場合、外部出力端子OUTの電圧が急峻に上昇して第1の保護回路20のダイオード26がオン状態となり、電源ノードの電圧が通常動作時の電源電圧よりも高いESD電圧に上昇する。
【0008】
一方、第2の保護回路22の時定数回路34の出力信号は、その作用によって電源ノードよりも緩やかに立ち上がるため、抵抗素子38を介して容量素子40がESD電圧に充電されるまでの間、つまり、時定数回路34の時定数に相当する時間、ローレベルになる。従って、その期間、検出信号はハイレベル、クランプ回路32のN型MOSトランジスタ42はオン状態となり、電源ノードとグランドノードとの間が接続される。
【0009】
その結果、ESD電流は、出力バッファ10の出力信号の外部出力端子OUTから、ダイオード26、電源ノード、N型MOSトランジスタ42、グランドノードを介して、グランドの外部接続端子VSSに流れる。
このように、ESDイベントの発生時には、ESD電流が、電源ノードからN型MOSトランジスタ42を介してグランドノードに流れ、電源ノードの電圧がクランプされることにより、半導体集積回路の内部回路を保護することができる。
【0010】
上記のように、ESDイベントの発生時に、ESD電流が流れることによって、出力バッファ10の出力信号と電源ノードとの間に発生する電圧をVdio、電源ノードとグランドノードとの間に発生する電圧をVpc、電源配線における寄生抵抗をRvdd、グランド配線における寄生抵抗をRvssとすると、出力バッファ10の出力信号とグランドノードとの間に、電圧Vclamp = Vdio + Iesd*Rvdd + Vpc + Iesd*Rvssが発生する。
【0011】
ESDイベントの発生時に、電圧Vclampが、出力バッファ10の2つのN型MOSトランジスタ16,18のESD耐圧を超えた場合、2つのN型MOSトランジスタ16,18が破壊される恐れがある。
【0012】
これに対し、ESDイベントの発生時のESD電圧を検出し、出力最終段の出力バッファを構成するN型MOSトランジスタのゲートの電圧を制御することによってESD耐圧を向上させる手法として、非特許文献1,2が知られている。
【0013】
図7に示すように、非特許文献1に記載されたESD保護回路では、ESDイベントの発生時に、容量素子60および抵抗素子62からなる時定数回路によってESD電圧が検出された場合、その後段のN型MOSトランジスタ64がオン状態となり、プリドライバ回路となるインバータ66の出力信号、つまり、出力最終段の出力バッファを構成する、2つの直列に接続されたN型MOSトランジスタ68,70のゲートの電圧がハイレベルに固定される。
【0014】
また、
図8に示すように、非特許文献2に記載されたESD保護回路では、ESDイベントの発生時に、出力最終段の出力バッファの出力信号の外部出力端子TXに印加されるESD電圧が、ダイオードストリング72を介して、出力最終段の出力バッファを構成する、2つの直列に接続されたN型MOSトランジスタ74のゲートに印加され、その電圧がハイレベルに固定される。
【0015】
また、本発明に関連性のある先行技術文献として、特許文献1〜7がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
非特許文献1,2に記載のESD保護回路では、出力最終段の出力バッファを構成するN型MOSトランジスタ68,70およびN型MOSトランジスタ74のゲートの電圧をハイレベルに固定することによって、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、出力最終段の出力バッファを構成するN型MOSトランジスタのESD耐圧を向上させることはできるが、人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、そのESD耐圧を向上させることができないという問題があった。
【0019】
このように、人体モデルおよびデバイス帯電モデルに対応するESDイベントを区別して検出し、ESDイベントの種類に応じて、出力最終段の出力バッファを構成するN型MOSトランジスタのゲートの電圧を制御するという手法は、従来存在していなかった。
【0020】
本発明の目的は、ESDイベントの種類に応じて、出力最終段の出力バッファを構成するN型MOSトランジスタのゲートの電圧を制御し、そのESD耐圧を向上させることができるESD保護回路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記目的を達成するために、本発明は、ESDイベントの発生時のESD電圧により半導体集積回路の出力最終段の出力バッファが破壊されるのを保護するESD保護回路であって、
前記出力最終段の出力バッファは、前記出力最終段の出力バッファの出力信号とグランドノードとの間に直列に接続された2以上のN型MOSトランジスタを備え、
前記ESD保護回路は、前記ESDイベントの発生時に、前記出力最終段の出力バッファの出力信号の外部出力端子に印加されるESD電流を、前記外部出力端子から電源ノードへ流す第1の保護回路と、
前記ESDイベントの発生時に、前記ESD電流を、前記電源ノードから前記グランドノードへ流し、前記電源ノードの電圧をクランプする第2の保護回路と、
人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートの電圧をローレベルに設定し、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートの電圧をハイレベルに設定する第3の保護回路とを備えることを特徴とするESD保護回路を提供する。
【0022】
ここで、前記第3の保護回路は、前記電源ノードと前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第1のP型MOSトランジスタと、
前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートと前記グランドノードとの間に接続され、ゲートが前記グランドノードに接続された第1のN型MOSトランジスタと、
前記電源ノード上において形成され、前記第1のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1の抵抗素子と、
前記グランドノード上において形成され、前記第1のN型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第2の抵抗素子とを備え、
前記第1のP型MOSトランジスタは、前記第1のN型MOSトランジスタよりも
ゲート幅が大きいサイズのトランジスタであることが好ましい。
【0023】
また、前記第3の保護回路は、前記電源ノードと前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第1のP型MOSトランジスタと、
前記出力最終段の出力バッファを駆動するプリドライバ回路に入力される内部信号と、前記グランドノードとの間に接続され、ゲートが前記グランドノードに接続された第1のN型MOSトランジスタと、
前記電源ノードと、前記プリドライバ回路に入力される内部信号との間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第2のP型MOSトランジスタと、
前記電源ノード上において形成され、前記第1のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第1の抵抗素子と、
前記グランドノード上において形成され、前記第1のN型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第2の抵抗素子と、
前記電源ノード上において形成され、前記第2のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に接続された第3の抵抗素子とを備え、
前記第2のP型MOSトランジスタは、前記第1のN型MOSトランジスタよりも
ゲート幅が大きいサイズのトランジスタであることが好ましい。
【0024】
また、前記第3の保護回路は、前記電源ノードと前記2以上のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第1のP型MOSトランジスタと、
前記出力最終段の出力バッファを駆動するプリドライバ回路に入力される内部信号と前記グランドノードとの間に接続され、ゲートが前記グランドノードに接続された第1のN型MOSトランジスタと、
前記電源ノードと、前記プリドライバ回路に入力される内部信号との間に接続され、ゲートが前記電源ノードに接続された第2のP型MOSトランジスタと、
前記電源ノード上において形成され、前記第1のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間、および、前記第2のP型MOSトランジスタのソースとゲートとの間に共通に接続された第1の抵抗素子と、
前記グランドノード上において形成され、前記第1のN型MOSトランジスタのソースと前記第1のN型MOSトランジスタのゲートとの間に接続された第2の抵抗素子とを備え、
前記第2のP型MOSトランジスタは、前記第1のN型MOSトランジスタよりも
ゲート幅が大きいサイズのトランジスタであることが好ましい。
【0025】
また、前記第1の抵抗素子は、前記電源ノードの電源配線のメタル寄生抵抗によって形成され、前記第2の抵抗素子は、前記グランドノードのグランド配線のメタル寄生抵抗によって形成されることが好ましい。
【0026】
また、前記第3の抵抗素子は、前記電源ノードの電源配線のメタル寄生抵抗によって形成されることが好ましい。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、ESDイベントの発生時に、人体モデルに対応するESDイベントが発生したのか、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントが発生したのかを検出し、検出したESDイベントの種類に応じて、出力最終段の出力バッファを構成するN型MOSトランジスタのゲートの電圧を制御することにより、人体モデルおよびデバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時のいずれにおいても、出力最終段の出力バッファを構成するN型MOSトランジスタのESD耐性を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のESD保護回路を詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明のESD保護回路を適用する半導体集積回路の出力最終段の出力バッファの構成を表す第1の実施形態の回路図である。
図1に示す出力最終段の出力バッファ10は、
図6の場合と同じ構成である。つまり、
図1に示す出力バッファ10は、2つのP型MOSトランジスタ12,14と、2つのN型MOSトランジスタ16,18とを備えている。また、
図1には、出力バッファ10を駆動するプリドライバ回路として、
図6の場合と同じように、2つのインバータ56,58が示されている。
【0031】
プリドライバ回路の前段のインバータ56の入力端子には、図示していない前段の内部回路から、出力バッファ10を駆動するための内部信号G2が入力され、後段のインバータ58から、出力バッファ10を駆動するための内部信号G1が出力される。
【0032】
P型MOSトランジスタ12,14は、電源ノードと、出力バッファ10の出力信号との間に直列に接続され、そのゲートには、図示していない前段の内部回路から内部信号が入力される。
N型MOSトランジスタ16,18は、出力バッファ10の出力信号とグランドノードとの間に直列に接続され、そのゲートには、プリドライバ回路の後段のインバータ58から内部信号G1が入力される。
出力バッファ10の出力信号は、その外部出力端子OUTに接続されている。また、電源ノードは、その外部接続端子VDDに接続され、グランドノードは、その外部接続端子VSSに接続されている。
【0033】
なお、
図1に示す出力最終段の出力バッファ10は、その構成を概念的に示したものであり、本実施形態の場合、出力バッファ10を構成するP型MOSトランジスタの具体的な構成は何ら限定されない。また、出力バッファ10を構成するN型MOSトランジスタは、2以上のN型MOSトランジスタを、出力バッファ10の出力信号とグランドノードとの間に直列に接続して構成することができる。さらに、出力バッファ10は、単一の出力信号または差動出力信号を出力してもよいし、出力専用の出力バッファまたは双方向の入出力バッファであってもよい。
【0034】
続いて、ESD保護回路は、ESDイベントの発生時のESD電圧により出力バッファ10を含む半導体集積回路の内部回路が破壊されるのを保護するものであり、
図6の場合と同じ構成の第1の保護回路20および第2の保護回路22に加えて、第3の保護回路24を備えている。
【0035】
つまり、第1の保護回路20は、ESDイベントの発生時に、出力バッファ10の出力信号の外部出力端子OUTに印加されるESD電流を、外部出力端子OUTから電源ノードへ、または、グランドノードから外部出力端子OUTへ流すものであり、2つのダイオード26,28を備えている。
【0036】
ダイオード26は、出力バッファ10の出力信号から電源ノードの方向に向かって順方向に接続され、ダイオード28は、グランドノードから出力バッファ10の出力信号の方向に向かって順方向に接続されている。
【0037】
また、第2の保護回路22は、ESDイベントの発生時に、ESD電流を、電源ノードからグランドノードへ、または、グランドノードから電源ノードへ流し、電源ノードの電圧、または、グランドノードの電圧をクランプするアクティブクランプ(パワークランプ)型のものであり、ESD電圧検出回路30と、クランプ回路32とを備えている。
【0038】
ESD電圧検出回路30は、電源ノードの電圧が、通常動作時の電源電圧なのか、通常動作時の電源電圧よりも高い、ESDイベントの発生時のESD電圧なのかを検出して検出信号を出力するものであり、時定数回路34と、インバータ36とを備えている。また、時定数回路34は、抵抗素子38と、容量素子40とを備えている。
【0039】
抵抗素子38および容量素子40は、電源ノードとグランドノードとの間に直列に接続されている。抵抗素子38と容量素子40との間の内部ノードから、時定数回路34の出力信号が出力される。
インバータ36の入力端子には、時定数回路34の出力信号が入力され、インバータ36からは、前述の検出信号が出力される。
【0040】
クランプ回路32は、検出信号が、電源のノードの電圧がESD電圧であることを表す場合に、電源ノードとグランドノードとを接続して、電源ノードまたはグランドノードの電圧をクランプするものであり、N型MOSトランジスタ42を備えている。
【0041】
N型MOSトランジスタ42は、ESDイベントの発生時のESD電流を流すことができる大きいサイズのトランジスタであり、電源ノードとグランドノードとの間に接続され、そのゲートには、ESD電圧検出回路30から検出信号が入力される。
【0042】
第3の保護回路24は、人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、N型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧をローレベルに設定し、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、N型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧をハイレベルに設定するものであり、第1のP型MOSトランジスタ44と、第1のN型MOSトランジスタ46と、第1の抵抗素子48と、第2の抵抗素子50とを備えている。
【0043】
第1のP型MOSトランジスタ44は、電源ノードとN型MOSトランジスタ16,18のゲートとの間に接続され、そのゲートは電源ノードに接続されている。
第1のN型MOSトランジスタ46は、N型MOSトランジスタ16,18のゲートとグランドノードとの間に接続され、そのゲートはグランドノードに接続されている。
また、第1の抵抗素子48は、電源ノード上において形成され、第1のP型MOSトランジスタ44のソースとゲートとの間に接続されている。
第2の抵抗素子50は、グランドノード上において形成され、第1のN型MOSトランジスタ46のソースとゲートとの間に接続されている。
【0044】
第1のP型MOSトランジスタ44は、第1のN型MOSトランジスタ46よりも大きいサイズのトランジスタである。本実施形態の場合、第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46の閾値電圧Vt=0.4V、第1のP型MOSトランジスタ44のゲート幅W=4μm、第1のN型MOSトランジスタ46のゲート幅W=0.5μmとする。
第1の抵抗素子48および第2の抵抗素子50は、例えば、電源ノードの電源配線およびグランドノードのグランド配線のメタル寄生抵抗によって形成することができ、非常に小面積である。本実施形態の場合、第1の抵抗素子48の抵抗値Rp=0.07Ω、第2の抵抗素子50の抵抗値Rg=0.1Ωとする。
【0045】
なお、第1の保護回路20、第2の保護回路22および第3の保護回路24は、
図1に示す構成のものに限定されず、それぞれ、上記と同様の機能を果たすことができる各種構成のものを利用することができる。
【0046】
次に、ESD保護回路の動作を説明する。
【0047】
通常動作時において、第1の保護回路20および第2の保護回路22の状態は、
図6の場合と同じである。
つまり、第1の保護回路20の2つのダイオード26,28はともにオフ状態であり、出力バッファ10の出力信号と電源ノードおよびグランドノードとの間は接続されない。
また、第2の保護回路22の時定数回路34の出力信号はハイレベル、ESD電圧検出回路30から出力される検出信号はローレベル、クランプ回路32のN型MOSトランジスタ42はオフ状態であり、電源ノードとグランドノードとの間は接続されない。
【0048】
電源ノードの電圧およびグランドノードの電圧が、通常動作時の電源電圧およびグランド電圧である場合、第3の保護回路24の第1の抵抗素子48および第2の抵抗素子50に流れる電流は最大でも数mA程度である。本実施形態の場合、第1の抵抗素子48の抵抗値Rp=0.07Ω、第2の抵抗素子50の抵抗値Rg=0.1Ωであり、第1の抵抗素子48および第2の抵抗素子50により生じるIRドロップは、第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46の閾値電圧Vt=0.4Vを超えない。そのため、第3の保護回路24の第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46はオフ状態であり、出力バッファ10の2つのN型MOSトランジスタ16,18のゲートと電源ノードおよびグランドノードとの間は接続されない。
【0049】
このように、通常動作時において、第1の保護回路20、第2の保護回路22および第3の保護回路24はいずれもオフ状態であり、ESD保護回路は、出力バッファ10の通常動作に何ら影響を与えない。
【0050】
続いて、ESDイベントの発生時の第1の保護回路20および第2の保護回路22の動作は、
図6の場合と同じである。
つまり、第1の保護回路20のダイオード26がオン状態となり、電源ノードの電圧が通常動作時の電源電圧よりも高いESD電圧に上昇する。
一方、第2の保護回路22の時定数回路34の出力信号は、時定数回路34の時定数に相当する時間、ローレベル、検出信号はハイレベル、クランプ回路32のN型MOSトランジスタ42はオン状態となり、電源ノードとグランドノードとの間が接続される。
【0051】
その結果、ESD電流は、出力バッファ10の出力信号の外部出力端子OUTから、ダイオード26、電源ノード、N型MOSトランジスタ42、グランドノードを介して、グランドの外部接続端子VSSに流れる。
このように、ESDイベントの発生時には、ESD電流が、電源ノードからN型MOSトランジスタ42を介してグランドノードに流れ、電源ノードの電圧がクランプされることにより、半導体集積回路の内部回路を保護することができる。
【0052】
ここで、
図2に示すように、直列に接続された2つのN型MOSトランジスタ16,18が、出力バッファ10の出力信号の外部出力端子OUTと、グランドの外部接続端子VSSとの間に接続された場合について考える。
【0053】
出力バッファ10の直列に接続されたN型MOSトランジスタ16,18のESD耐圧、つまり、許容される電圧Vclampは、表1に示すように、ESDイベントの種類およびN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧によって変化することが分かっている。
【0055】
表1に示すように、人体モデル(HBM)に対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10の出力信号の外部出力端子OUTにESD電流が印加された時、N型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧がローレベル(Low)の場合、そのESD耐圧は約9.6V、ハイレベル(High)の場合、ESD耐圧は約5.85Vであり、ゲートの電圧がローレベルの場合の方がハイレベルの場合よりもESD耐圧を向上させることができる。
【0056】
一方、デバイス帯電モデル(CDM)に対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10の出力信号の外部出力端子OUTにESD電流が印加された時、N型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧がローレベルの場合、そのESD耐圧は約5.85V、ハイレベルの場合、ESD耐圧は約9.6Vであり、ゲート電圧がハイレベルの場合の方がローレベルの場合よりもESD耐圧を向上させることができる。
【0057】
また、
図3は、人体モデルおよびデバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時のESD電流の波形を表す一例のグラフである。
図3は、人体モデル(HBM)に対応するESDイベントの発生時のESD電圧が約2000Vの場合、および、デバイス帯電モデル(CDM)に対応するESDイベントの発生時のESD電圧が約500Vの場合におけるESD電流の波形を表すグラフであり、その縦軸はESD電流I(A)、横軸は時間t(ns)の経過を表す。
【0058】
このグラフに示すように、人体モデルおよびデバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に流れるESD電流のピーク電流は、それぞれ、約1.3Aおよび約7Aであり、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時のESD電流の方が、人体モデルに対応するESDイベントの発生時のESD電流よりも大きく、立ち上がり時間も速いという違いがあることが分かる。
【0059】
従って、上記の違いに基づいて、人体モデルに対応するESDイベントが発生したのか、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントが発生したのかを検出し、その検出結果に基づいて、N型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧を、人体モデルに対応するESDイベントの発生時にローレベル、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時にハイレベルに制御することにより、人体モデルおよびデバイス帯電モデルのいずれに対応するESDイベントが発生した場合でも、そのESD耐圧を向上させることが可能となる。
【0060】
第3の保護回路24の動作に関して、例えば、人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、8000VのESD電圧のピーク電圧が、出力バッファの出力信号の外部出力端子OUTに印加された場合、そのESD電流のピーク電流は、約5.3Aである。
【0061】
この場合、全てのESD電流が、第1の抵抗素子48および第2の抵抗素子50を通過すると考えると、第3の保護回路24の第1の抵抗素子48の抵抗値Rp=0.07Ω、第2の抵抗素子50の抵抗値Rg=0.1Ωであるから、表2に示すように、第1の抵抗素子48によって生じるIRドロップV(Rp)=0.371V、第2の抵抗素子50によって生じるIRドロップV(Rg)=0.53Vになる。
【0063】
電圧V(Rp)および電圧V(Rg)が、それぞれ、第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46のゲート−ソース間に印加される。第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46の閾値電圧Vt=0.4Vであるから、第1のP型MOSトランジスタ44はオフ状態(OFF)、第1のN型MOSトランジスタ46はオン状態(ON)になり、内部信号G1とグランドノードとの間が接続される。その結果、内部信号G1、つまり、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧はローレベルになる。
【0064】
表1に示すように、人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧がローレベルの場合、そのESD耐圧は約9.6Vになり、ハイレベルの場合のESD耐圧の約5.85Vよりも高くすることができる。つまり、第3の保護回路24を付加することによって、人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のESD耐圧を向上させることができる。
【0065】
また、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、例えば、750VのESD電圧のピーク電圧が、出力バッファの出力信号の外部出力端子OUTに印加された場合、そのESD電流のピーク電流は、約9Aである。
【0066】
この場合、同様に、表2に示すように、第3の保護回路24の第1の抵抗素子48によって生じるIRドロップV(Rp)=0.63V、第2の抵抗素子50によって生じるIRドロップV(Rg)=0.9Vになる。従って、第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46はオン状態(ON)になり、内部信号G1と電源ノードおよびグランドノードとの間が接続される。
【0067】
この時、内部信号G1の電圧は、第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46のオン抵抗の抵抗分割によって決定される。第1のP型MOSトランジスタ44のゲート幅Wのサイズは4μm、第1のN型MOSトランジスタ46のゲート幅Wのサイズは0.5μmであり、第1のP型MOSトランジスタ44は、第1のN型MOSトランジスタ46よりも大きいサイズのトランジスタであるから、内部信号G1、つまり、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧はハイレベルになる。
【0068】
表1に示すように、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧がハイレベルの場合、そのESD耐圧は約9.6Vになり、ローレベルの場合のESD耐圧の約5.85Vよりも高くすることができる。つまり、第3の保護回路24を付加することによって、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のESD耐圧を向上させることができる。
【0069】
このように、本実施形態のESD保護回路は、ESDイベントの発生時に、人体モデルに対応するESDイベントが発生したのか、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントが発生したのかを検出し、検出したESDのイベントの種類に応じて、出力バッファ10を構成するN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧を制御することにより、人体モデルおよびデバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時のいずれにおいても、N型MOSトランジスタ16,18のESD耐性を向上させることができる。
【0070】
次に、
図4は、本発明のESD保護回路を適用する半導体集積回路の出力最終段の出力バッファの構成を表す第2の実施形態の回路図である。
図4に示す半導体集積回路は、
図1に示す半導体集積回路と比べて、第3の保護回路24の構成が異なる。
【0071】
図4に示す第3の保護回路24は、第1のP型MOSトランジスタ44、第1のN型MOSトランジスタ46、第1の抵抗素子48および第2の抵抗素子50に加え、第2のP型MOSトランジスタ52および第3の抵抗素子54を備えている。
【0072】
第1のP型MOSトランジスタ44、第1の抵抗素子48および第2の抵抗素子50の構成は、
図1の場合と同じである。
第1のN型MOSトランジスタ46は、その接続位置が移動されて、プリドライバ回路の前段のインバータ56の入力端子とグランドノードとの間に接続され、そのゲートはグランドノードに接続されている。
第2のP型MOSトランジスタ52は、電源ノードとプリドライバ回路の前段のインバータ56の入力端子との間に接続され、そのゲートは電源ノードに接続されている。
また、第3の抵抗素子54は、電源ノード上において形成され、第2のP型MOSトランジスタ52のソースとゲートとの間に接続されている。
【0073】
第2のP型MOSトランジスタ52は、第1のN型MOSトランジスタ46よりも大きいサイズのトランジスタである。本実施形態の場合、第2のP型MOSトランジスタ52および第1のN型MOSトランジスタ46の閾値電圧Vt=0.4V、第2のP型MOSトランジスタ52のゲート幅W=2μm、第1のN型MOSトランジスタ46のゲート幅W=0.25μmとする。
第3の抵抗素子54も、同様に、電源ノードの電源配線のメタル寄生抵抗によって形成することができる。本実施形態の場合、第1の抵抗素子48および第3の抵抗素子54の抵抗値Rp=0.07Ω、第2の抵抗素子50の抵抗値Rg=0.1Ωとする。
【0074】
プリドライバ回路は、例えば、偶数個のインバータを直列に接続して構成することができる。また、初段のインバータから最終段のインバータの方向へ向かって、次第に大きいサイズのインバータで構成される。
【0075】
従って、第3の保護回路24の第2のP型MOSトランジスタ52および第1のN型MOSトランジスタ46を、それぞれ、内部信号G2と電源ノードおよびグランドノードとの間に接続することにより、第2のP型MOSトランジスタ52および第1のN型MOSトランジスタ46を、
図1に示す第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46よりも小さいサイズのトランジスタで構成することができるため、回路規模を削減することができる。
【0076】
なお、第2のP型MOSトランジスタ52および第1のN型MOSトランジスタ46を、それぞれ、内部信号G2と電源ノードおよびグランドノードとの間に接続すると、内部信号G2の電圧レベルが内部信号G1へ伝播するまでの遅延時間が発生する。前述のように、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時のESD電流の立ち上がり時間は速く、これに対応するために、第3の保護回路24は、第1のP型MOSトランジスタ44を備えることが望ましい。
【0077】
通常動作時において、第1の保護回路20および第2の保護回路22の状態は、
図1の場合と同じオフ状態である。
【0078】
また、第3の保護回路24の第1のP型MOSトランジスタ44および第1のN型MOSトランジスタ46の状態は、
図1の場合と同じオフ状態であり、第2のP型MOSトランジスタ52の状態は、第1のP型MOSトランジスタ44の状態と同じオフ状態である。従って、出力バッファ10の2つのN型MOSトランジスタ16,18のゲートと電源ノードとの間は接続されない。また、プリドライバ回路の前段のインバータ56の入力端子に入力される内部信号G2と電源ノードおよびグランドノードとの間も接続されない。
【0079】
このように、通常動作時において、第1の保護回路20、第2の保護回路22および第3の保護回路24はいずれもオフ状態であり、ESD保護回路は、出力バッファ10の通常動作に何ら影響を与えない。
【0080】
続いて、ESDイベントの発生時の第1の保護回路20および第2の保護回路22の動作は、
図1の場合と同じである。
つまり、ESDイベントの発生時には、ESD電流が、電源ノードからN型MOSトランジスタ42を介してグランドノードに流れ、電源ノードの電圧がクランプされることにより、半導体集積回路の内部回路を保護することができる。
【0081】
第3の保護回路24の動作に関して、同様に、人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、8000VのESD電圧のピーク電圧が、出力バッファの出力信号の外部出力端子OUTに印加された場合、そのESD電流のピーク電流が、約5.3Aであるとすると、第1の抵抗素子48および第3の抵抗素子54によって生じるIRドロップV(Rp)=0.371V、第2の抵抗素子50によって生じるIRドロップV(Rg)=0.53Vになる。
【0082】
従って、第1のP型MOSトランジスタ44および第2のP型MOSトランジスタ52はオフ状態(OFF)、第1のN型MOSトランジスタ46はオン状態(ON)になり、内部信号G2とグランドノードとの間が接続される。その結果、内部信号G2の電圧はローレベル、内部信号G1、つまり、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧もローレベルになる。
【0083】
つまり、第3の保護回路24を付加することによって、同様に、人体モデルに対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のESD耐圧を向上させることができる。
【0084】
同様に、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、第3の保護回路24の第1の抵抗素子48および第3の抵抗素子54によって生じるIRドロップV(Rp)=0.63V、第2の抵抗素子50によって生じるIRドロップV(Rg)=0.9Vになる。
【0085】
従って、第1のP型MOSトランジスタ44、第2のP型MOSトランジスタ52および第1のN型MOSトランジスタ46はオン状態(ON)になり、内部信号G1と電源ノードとの間が接続され、内部信号G2と電源ノードおよびグランドノードとの間が接続される。
【0086】
この時、内部信号G2の電圧は、同様に、第2のP型MOSトランジスタ52および第1のN型MOSトランジスタ46のオン抵抗の抵抗分割によって決定され、内部信号G2の電圧はハイレベル、内部信号G1、つまり、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のゲートの電圧もハイレベルになる。
【0087】
つまり、第3の保護回路24を付加することによって、同様に、デバイス帯電モデルに対応するESDイベントの発生時に、出力バッファ10のN型MOSトランジスタ16,18のESD耐圧を向上させることができる。
【0088】
次に、
図5は、本発明のESD保護回路を適用する半導体集積回路の出力最終段の出力バッファの構成を表す第3の実施形態の回路図である。
図5に示す半導体集積回路は、
図4に示す半導体集積回路と比べて、第3の保護回路24の構成が異なる。
【0089】
図5に示す第3の保護回路24は、第1のP型MOSトランジスタ44、第1のN型MOSトランジスタ46、第2のP型MOSトランジスタ52、第1の抵抗素子48および第2の抵抗素子50を備えている。
【0090】
第1のP型MOSトランジスタ44、第2のP型MOSトランジスタ52、第1のN型MOSトランジスタ46および第2の抵抗素子50の構成は、
図4の場合と同じである。
第1の抵抗素子48は、電源ノード上において形成され、第1のP型MOSトランジスタ44のソースとゲートとの間、および、第2のP型MOSトランジスタ52のソースとゲートとの間に共通に接続されている。
【0091】
このように、第1の抵抗素子48を、第1のP型MOSトランジスタ44と第2のP型MOSトランジスタ52との間で共用することにより、
図4に示す第3の抵抗素子54を省くことができ、ESD保護回路の回路規模を削減することができる。
【0092】
図5に示すESD保護回路の動作は、
図4の場合と同様である。
【0093】
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。