(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザの識別情報に応じて、前記ユーザの要求履歴情報を取得し、前記ネットワークリソースに関する前記ユーザの要求嗜好情報を入手するために、前記ユーザの前記要求履歴情報を分析する、第4取得モジュールをさらに備える、
請求項7に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の例示的な実施形態による、例示的なネットワークリソース生成方法の概略フローチャートである。
【
図2】本開示の例示的な実施形態による、操作104の例示的な実施態様の概略フローチャートである。
【
図3】本開示の別の例示的な実施形態による、操作104の別の例示的な実施態様の概略フローチャートである。
【
図4】本開示の別の実施形態による、例示的なネットワークリソース生成方法の概略フローチャートである。
【
図5】本開示の例示的な実施形態による、例示的なネットワークリソース生成装置の概略構造図である。
【
図6】本開示の別の実施形態による、ネットワークリソース生成装置の概略構造図である。
【0012】
本開示の目的、技術的解決法及び利点を明確にするために、本開示の例示的な実施形態における添付図面を参照して、本開示の例示的な実施形態における技術的解決法について説明する。以下の説明における例示的な実施形態は明らかに、本開示の実施形態のすべてではなく、実施形態の一部を表すのみにすぎない。本開示における例示的な実施形態に基づき、当業者によって創造努力なしに得られるすべての他の実施形態は本開示の保護の範囲に収まるものとする。
【0013】
図1は、本開示の例示的な実施形態による、例示的なネットワークリソース生成方法の概略フローチャートである。
図1に示すように、本方法は、以下の操作を含む。
【0014】
102では、ユーザの要求記述情報を取得する。
【0015】
104では、上述の要求記述情報に応じて、少なくとも1つのリソース構成要素を取得する。リソース構成要素は、ユーザが所望するネットワークリソースを構成する構成要素、またはネットワークリソースの機能の一部を実現するための機能構成要素である。
【0016】
106では、少なくとも1つのリソース構成要素に応じて、ユーザが所望するネットワークリソースを組み立てる。
【0017】
この例示的な実施形態は、ネットワークリソース生成装置によって実行されてもよいネットワークリソース生成方法を提供する。ネットワークリソース生成装置は、例えば、汎用検索エンジン、またはショッピングアプリケーションシステム、金融アプリケーションシステムなどの様々なアプリケーションシステムによって提供される検索エンジンなどの、ユーザの要求に応じてネットワークリソースをユーザに提供するための様々な検索エンジンとしてもよい。
【0018】
この例示的な実施形態において、ユーザの要求記述情報は、ユーザが所望するネットワークリソースを記述する。要求記述情報は例えば、1つまたは複数のキーワード、文章、または情報のリストなどの様々な形式において実装されてもよい。従来技術におけるキーワードと比較すると、本実施形態の要求記述情報はより広範な意味を有し、より柔軟に実装される。
【0019】
この例示的な実施形態におけるネットワークリソースは、一般的な意味のネットワークリソースである。インターネットを通じて入手される情報、データ、またはオブジェクトはすべて、この例示的な実施形態において言及されるネットワークリソースに属する。例えば、インターネット上の質問への回答はネットワークリソースに属し、インターネット上の商品の情報はネットワークリソースに属し、インターネット上の特定のユーザの登録情報はネットワークリソースに属し、インターネット上の映像リソースはネットワークリソースに属し、インターネットによって提供される特定のサービスもまた、ネットワークリソースに属する。
【0020】
例えば、様々な金融アプリケーションによって提供される金融商品は、ネットワークリソースに属する。ユーザの各々の特性に応じて金融アプリケーションがカスタマイズされた金融商品を提供するとユーザが期待する場合、カスタマイズされた金融商品もまた、ネットワークリソースに属する。様々なショッピングウェブサイトによって提供される商品またはサービス情報はネットワークリソースに属し、特殊図柄または特殊素材を有する衣類などのユーザの各々の特性に応じてカスタマイズされた商品をショッピングウェブサイトが提供することをユーザが所望する場合、カスタマイズされた商品もまた、ネットワークリソースに属する。
【0021】
特定のネットワークリソースへのアクセスを有することをユーザが所望する際に、所望のネットワークリソースは要求記述情報を通じて記述されてもよく、ネットワークリソース生成装置が要求記述情報に応じてユーザのために所望のネットワークリソースを生成するように、要求記述情報がネットワークリソース生成装置に提供される。例えばネットワークリソース生成装置は、対話型インターフェースをユーザに提供してもよく、ユーザは対話型インターフェースを介して、要求記述情報をネットワークリソース生成装置に提供する。代替的に、ネットワークリソース生成装置がユーザのクライアントによって送信された取得要求または問合要求を受信し、取得要求または問合要求から要求記述情報を取得するように、ユーザはユーザのクライアント端末を介して取得要求または問合要求をネットワークリソース生成装置に送信し、取得要求または問合要求内の要求記述情報を送信してもよい。
【0022】
ネットワークリソース生成装置はユーザの要求記述情報の取得後、要求記述情報に応じて少なくとも1つのリソース構成要素を取得する。ネットワークリソースの特定のタイプによって、リソース構成要素はユーザが所望するネットワークリソースを構成する構成要素または、ユーザが所望するネットワークリソースの機能の一部を実現するための機能構成要素となる。したがって、ネットワークリソース生成装置は少なくとも1つのリソース構成要素の取得後、少なくとも1つのリソース構成要素に応じてユーザが所望するネットワークリソースを組み立ててもよい。例えば装置は、少なくとも1つのリソース構成要素に応じてこれらのリソース構成要素に一致する構成要素テンプレートを決定し、構成要素テンプレートに応じてリソース構成要素をともに組み立てて、ネットワークリソースを形成してもよい。構成要素テンプレートは、リソース構成要素間の組立関係を定義する。
【0023】
少なくとも1つのリソース構成要素が構成要素テンプレートに対応するか、または2つ以上の構成要素テンプレートに対応してもよいことに留意すべきである。2つ以上の構成要素テンプレートに対応する場合、構成要素テンプレートのそれぞれに対応するリソース構成要素は、まったく同一ではない。さらに、2つ以上の構成要素テンプレートに対応する場合、少なくとも1つのリソース構成要素は2つ以上のネットワークリソースに組み込まれてもよく、これらのネットワークリソースはユーザの要求、すなわちユーザが所望するネットワークリソースを理論的に満たす。
【0024】
上述の説明から、この例示的な実施形態により、ユーザの要求記述情報に応じてユーザの要求を識別し、組み立てられたネットワークリソースがユーザの要求をさらに満たし、ユーザの要求との一致度が高まるようにユーザの要求に応じてユーザが所望するネットワークリソースをカスタマイズし、これによってユーザの要求を満たしてもよい。さらに、この例示的な実施形態における技術によってカスタマイズされたネットワークリソースは比較的少数であり、それによって、従来技術の検索エンジンと比較してネットワークリソース生成装置の処理負担が軽減され、ユーザによるネットワークリソースの取得の効率性が向上する。
【0025】
本開示の例示的な実施形態における、ネットワークリソース、リソース構成要素、及びそれらの間の関係を実施例によって以下に示す。
【0026】
ユーザが所望するネットワークリソースが商品などの物理的エンティティである場合、ユーザの要求記述情報に応じて取得されるリソース構成要素はエンティティを構成する特定の構成要素である。例えば、ユーザは特殊図柄を有するカップ蓋及びカップ本体を有するカップを取得することを所望し、ネットワークリソース生成装置はユーザの要求記述情報に応じて、2つのリソース構成要素、すなわち、カップ蓋及びカップ本体を取得してもよい。すなわち、カップ蓋はリソース構成要素として作用してもよく、カップ本体もまたリソース構成要素として作用してもよく、2つのリソース構成要素はユーザが所望するカップを構成する両方の構成要素である。別の実施例として、回転可能かつ取り外し可能な椅子をユーザが所望し、それによって、ヘッドレスト、背もたれ、シート、アームレスト、支持バー(ガスバー)、ヒンジ、5つの爪、爪車、椅子の固定のためのねじを含む複数のリソース構成要素をネットワークリソース生成装置が取得する。これらのリソース構成要素は、回転可能な椅子を構成するためのすべての構成要素である。
【0027】
ユーザが所望するネットワークリソースが、少なくともN個のサブ機能(Nは任意の整数であってもよい)を有するアプリケーションなどの非物理的または仮想エンティティネットワークリソースに属する場合、ネットワークリソース生成装置は、アプリケーションの機能構成要素として作用するために、ユーザの要求記述情報に応じて各サブ機能を取得してもよい。別の実施例として、ユーザが所望するネットワークリソースは、6%を上回る給付及び5年を下回る金融サイクルを有するなどの、資本保全に必要なカスタマイズされた金融商品としてもよく、それによってネットワークリソース生成装置は、ユーザの要求記述情報に応じて、(資本保全の必要性を満たすための)保険商品及び(金利及び金融サイクルの必要性を満たすための)中期または短期の企業ローン商品を取得し、カスタマイズされた金融商品のリソース構成要素として作用してもよい。
【0028】
図2に示すように、任意の実施態様において、上述の操作104の一実装処理は以下を含む。
【0029】
1022では、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を入手するために、要求記述情報を分析する。構成要素特徴記述情報は、ユーザが所望するネットワークリソースを構成するリソース構成要素を記述する。
【0030】
1024では、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報に一致する少なくとも1つのリソース構成要素を取得する。
【0031】
例示的な実施形態の技術により、構成要素特徴記述情報を入手するためにユーザの要求記述情報を分析し、構成要素特徴記述情報に一致するリソース構成要素をさらに取得するが、それはユーザの要求を自動的に識別することと同等であり、さらにユーザの要求を満たすリソース構成要素を取得し、これらの構成要素を最終的にユーザが所望するネットワークリソースに組み込み、それによって、ユーザのためにネットワークリソースをカスタマイズして、ユーザの要求を満たすという目的を達成する。
【0032】
1つの構成要素特徴記述情報が1つまたは複数のリソース構成要素に対応してもよいことに留意すべきである。例えばユーザが資本保全に必要な6%の金利を有する1年の金融商品を必要とする場合、保険会社により保証された6%の金利のローン商品、または6%の保証給付を有する銀行金融商品として、要求記述情報を記述してもよい。ネットワークリソース生成装置は、以下に記述する構成要素特徴記述情報を入手するために要求記述情報を分析する。約定金利>=6%かつサイクル<=1年の有利子構成要素、または、サイクル<=1年を有する有利子構成要素、及び6%の最低金利を有し、保険会社によって保証される保険給付構成要素。
【0033】
任意の実施形態においては、様々なリソース構成要素及び、リソース構成要素のそれぞれに対応する
構成要素エレメントを格納するために、構成要素ライブラリを提供してもよい。
構成要素エレメントは、
構成要素エレメントに対応するリソース構成要素を記述する。
【0034】
1024における操作の実施態様は上述の構成要素ライブラリに基づき、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報に応じて構成要素ライブラリにおいてマッチングを実行することと、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報におけるそれぞれの構成要素特徴記述情報が対応する
構成要素エレメントに一致する場合、構成要素ライブラリにおけるそれぞれの構成要素特徴記述情報に対応する
構成要素エレメントに対応するリソース構成要素を取得することと、対応する
構成要素エレメントに一致しない構成要素特徴記述情報が少なくとも1つの構成要素特徴記述情報の間に存在する場合、リソース生成プラットフォームが要求記述情報及び/または少なくとも1つの構成要素特徴記述情報に応じて少なくとも1つのリソース構成要素を生成するように、要求記述情報及び/または少なくとも1つの構成要素特徴記述情報をリソース生成プラットフォームへと送信することと、リソース生成プラットフォームによって返される少なくとも1つのリソース構成要素を受信することを含む。
【0035】
構成要素特徴記述情報及び
構成要素エレメントの両方がリソース構成要素を記述するが、ユーザの要求記述情報を分析することによって構成要素特徴記述情報が入手されるため、それは通常リソース構成要素の
構成要素エレメントとは一部異なることに留意すべきである。したがって上述のマッチング処理において、1つの構成要素特徴記述情報は、
構成要素エレメントに一致しなくてもよいか、1つの
構成要素エレメントに一致してもよいか、または2つ以上の
構成要素エレメントに一致してもよい。
【0036】
上述の実施形態において、それぞれの構成要素特徴記述情報が対応する
構成要素エレメントに一致することは、ユーザが所望するネットワークリソースを組み立てるために必要なリソース構成要素が入手されること、すなわち、ユーザが所望するネットワークリソースに一致する
構成要素エレメントに対応するリソース構成要素が組み込まれることを示す。構成要素特徴記述情報の一部が対応する
構成要素エレメントに一致することができないことは、ユーザが所望するネットワークリソースを組み立てるために必要なリソース構成要素のすべてが入手されるわけではない、すなわち、ユーザが所望するネットワークリソースを組み立てることができないことを示す。ユーザが所望するネットワークリソースを組み立てることができない場合、ユーザにネットワークリソースを提供するために、ネットワークリソース生成装置は、ユーザの要求記述情報及び/または要求記述情報から分析された少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を、リソース生成プラットフォームに提供する。リソース生成プラットフォームは、ユーザの要求記述情報及び/または要求記述情報から分析された少なくとも1つの構成要素特徴記述情報に応じて少なくとも1つのリソース構成要素を生成し、これらのリソース構成要素に応じてユーザが所望するネットワークリソースをネットワークリソース生成装置が組み立て得るように、それらをネットワークリソース生成装置に返す。
【0037】
リソース生成プラットフォームは、様々なリソース構成要素提供者によって提供される生成プラットフォーム、例えば、カップ蓋提供者によって提供されるカップ蓋製造プラットフォーム、金融商品提供者によって提供される金融商品リリースプラットフォーム、または衣類生産ラインもしくは衣類提供者によって提供される衣類処理プラットフォームなどであってもよい。
【0038】
さらに、任意に、ネットワークリソース生成装置は、構成要素ライブラリ間に存在しない、リソース生成プラットフォームによって提供されるリソース構成要素を、構成要素ライブラリ内に追加してもよい。
【0039】
さらに、任意に、特殊色のカップ蓋の提供者などのいくつかの従来の産業においては、特殊色のカップ蓋を製造する必要がある場合に、対応する生産ラインまたは装置をまず購入する必要があり、大量の需要がない場合、提供者の入出力比が非常に低くなるか、または不足すら生じる。このような問題に関して、ユーザが所望するネットワークリソースを組み立てることができない場合、ネットワークリソース生成装置は、要求記述情報及び/または、要求記述情報から分析された少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を要求プール内に格納し、その後要求プール内の同じ要求数が閾値に達した後に、リソース生成プラットフォームにそれらを送信し、それによってリソース生成プラットフォームの入出力比を高めてもよい。この実装は、いくつかの従来の産業において主に応用可能である。インターネットサービスなどの特定のサービスに関しては、要求が存在する限り限界費用はほぼ0であり、それによって、ネットワークリソース生成装置がユーザの要求記述情報及び/または、要求記述情報から分析された少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を対応する提供者のリソース生成プラットフォームに提供することにより、ユーザがネットワークリソースを取得する時間を短縮し、所望のネットワークリソースをユーザが取得する効率性を向上させてもよい。
【0040】
任意の実装において
図3は、
図2に示す実装方法に基づいて実装されてもよい104における上述の操作の別の例示的な実装を示し、特に1024の前に以下の操作をさらに含む。
【0041】
1026では、ユーザの識別情報に応じて、ユーザの要求履歴情報を取得する。
【0042】
1028では、ネットワークリソースに関するユーザの要求嗜好情報を入手するために、ユーザの要求履歴情報を分析する。
【0043】
1030では、要求嗜好情報に応じて、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を修正する。
【0044】
この実装においては、ユーザの要求履歴情報を考慮することにより、ユーザの要求履歴情報に応じて、ユーザの要求嗜好(すなわち、今回所望されるネットワークリソース)を分析し、要求嗜好に応じて、ユーザの要求記述情報から分析された構成要素特徴記述情報をさらに修正する。上述の修正は主に、新規構成要素特徴記述情報を追加することと、構成要素特徴記述情報間の階層関係を調整することと、及び/または構成要素特徴記述情報を調節することなどを含む。
【0045】
例えば、ユーザが6%の金利を有する1年の金融商品を要求すると仮定すると、要求記述情報は、6%の金利を有するローン商品または6%の給付を有する銀行金融商品として表されてもよい。要求記述情報から分析された構成要素特徴記述情報は金利>=6%及びサイクル<=1年を有する有利子構成要素として表されてもよく、ユーザの要求履歴情報は、Yu’ E Baoなどの資金ファンド上でのユーザの投資であってもよい。ユーザの要求履歴情報に応じて分析されたユーザの要求嗜好は、ユーザが堅実投資ユーザであることである。要求嗜好に基づき、金利>=6%、サイクル<=1年、堅実な商品タイプを有する有利子構成要素として表されてもよい修正後の構成要素特徴記述情報を入手するために、構成要素特徴記述情報を修正する。
【0046】
上記に基づき、1024における操作により、修正後の構成要素特徴記述情報に応じてマッチングを実行し、修正後の構成要素特徴記述情報に一致する少なくとも1つのリソース構成要素を取得する。
【0047】
この例示的な実施形態において、ネットワークリソース生成装置は、ユーザの要求嗜好に応じて構成要素特徴記述情報の修正を実行し、それによって、修正後の構成要素特徴記述情報がユーザのこの要求をさらに満たし、またさらに、一致するリソース構成要素によって組み立てられたネットワークリソースが、ユーザの要求をさらに満たす。
【0048】
図4は、本開示の別の例示的な実施形態に応じた、例示的なネットワークリソース生成方法の概略フローチャートである。
図4に示すように、方法は以下を含む。
【0049】
402では、ユーザの要求記述情報を取得する。
【0050】
404では、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を入手するために、要求記述情報を分析する。構成要素特徴記述情報は、ユーザが所望するネットワークリソースを構成するリソース構成要素を記述する。
【0051】
406では、ユーザの識別情報に応じて、ユーザの要求履歴情報を取得する。
【0052】
408では、ネットワークリソースに関するユーザの要求嗜好情報を入手するために、ユーザの要求履歴情報を分析する
【0053】
410では、要求嗜好情報に応じて、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を修正する。
【0054】
412では、修正後の構成要素特徴記述情報に応じて構成要素ライブラリにおいてマッチングを実行し、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報間のそれぞれの構成要素特徴記述情報が対応する
構成要素エレメントに一致するか否かを判定する。判定結果が正である場合、414での操作を実行するが、そうでない場合、416での操作を実行する。
【0055】
414では、それぞれの構成要素特徴記述情報に対応する、リソース構成要素に対応する
構成要素エレメントを構成要素ライブラリから取得し、418での操作を実行する。
【0056】
416では、リソース生成プラットフォームが要求記述情報及び/または修正後の構成要素特徴記述情報に応じて少なくとも1つのリソース構成要素を生成するように、要求記述情報及び/または修正後の構成要素特徴記述情報をリソース生成プラットフォームへと送信する。リソース生成プラットフォームによって返された少なくとも1つのリソース構成要素を受信し、418での操作を実行する。
【0057】
418では、上述の少なくとも1つのリソース構成要素に応じて、ユーザが所望するネットワークリソースを組み立てる。
【0058】
420では、ネットワークリソースをユーザにプッシュする。
【0059】
402から420までの上述の操作については先の例示的な実施形態の説明を参照してもよく、本明細書においては詳述しない。
【0060】
この例示的な実施形態において、ネットワークリソース生成装置はユーザが所望するネットワークリソースの組み立て後、ネットワークリソースをユーザにプッシュする。例えば、ネットワークリソース生成装置がネットワークリソースをネットワークリソース生成装置のインターフェース上に表示するか、またはユーザのクライアント端末を介してネットワークリソースをユーザに表示してもよい。
【0061】
任意の実装において、ネットワークリソースの特徴とユーザの要求記述情報との間の一致度が予め設定された一致度の閾値よりも高い場合に、ネットワークリソース生成装置はネットワークリソースをユーザにプッシュしてもよい。
【0062】
ネットワークリソース生成装置が複数のネットワークリソースを組み立てる場合、ネットワークリソース生成装置は、複数のネットワークリソースのうちの、予め設定された一致度の閾値よりも高い要求記述情報との一致度を有する特徴を有するネットワークリソースをユーザにプッシュしてもよい。
【0063】
さらに、ユーザはまた、ネットワークリソース生成装置によってプッシュされたネットワークリソースに関する満足度または意見などの情報をネットワークリソース生成装置に返してもよい。ネットワークリソース生成装置は満足度または意見のフィードバックなどの情報をユーザから受信し、このような情報をユーザの現在時刻要求の情報として利用して、ユーザの要求履歴情報の蓄積を実現し、それによってその後、ユーザの嗜好傾向を形成する。
【0064】
この例示的な実施形態の技術は、ユーザの要求記述情報とのより高い一致度を有するネットワークリソースをユーザにプッシュすることによって、ユーザにプッシュされたネットワークリソースのユーザの要求との一致度をさらに向上させ、それによってユーザの要求をネットワークリソースにおいてさらに満たしてもよい。さらに、異なるユーザが異なる要求を有し、すべてのユーザが自身の独自の要求を有することを考慮すると、この例示的な実施形態において提示される本方法は、異なるユーザの異なる要求及び異なるユーザの独自の要求に関して、各ユーザの要求または独自の要求を満たすネットワークリソースをユーザにプッシュしてもよい。さらに、この例示的な実施形態において提供する本方法は、新規の電子商取引モデルに貢献し得る。すなわち、異なる提供者が自身のリソースをユーザのためのリソース構成要素として構成要素ライブラリへと発行し、自身の要求に応じて所望のネットワークリソースをカスタマイズしてもよい。
【0065】
先の例示的な方法の実施形態のそれぞれが簡略化のために、一連の操作の組み合わせとして表されるが、本開示によると、本開示は説明された動作の順に限定されず、いくつかの操作が他の順によって、または同時に実行されてもよいことを当業者が理解すべきであることに留意すべきである。さらに、本明細書において説明される実施形態は例示的な実施形態であり、関与する操作及びモジュールは本開示にとって必要でない場合があることを当業者はまた理解すべきである。
【0066】
上述の例示的な実施形態において、各実施形態の説明はそれぞれの強調点を有し、特定の例示的な実施形態において詳細に説明されない部分は別の例示的な実施形態の関連する説明を参照することによって知られ得る。
【0067】
図5は、本開示の実施形態による、例示的なネットワークリソース生成装置500の概略構造図である。
図5に示すように、ネットワークリソース生成装置500は、1つもしくは複数のプロセッサ502(複数可)またはデータ処理ユニット(複数可)及び記憶装置504を含んでもよい。ネットワークリソース生成装置500は、1つまたは複数の入力/出力インターフェース(複数可)506、及びネットワークインターフェース(複数可)508をさらに含んでもよい。記憶装置504は、コンピュータ可読媒体の実施例である。
【0068】
コンピュータ可読媒体は、情報記憶装置を実装するために、任意の方法または技術を利用してもよい永久及び非永久、可搬及び非可搬媒体を含む。情報はコンピュータ可読命令、データ構造、ソフトウェアモジュール、または任意のデータであってもよい。計算装置によってアクセス可能な情報を格納してもよいコンピュータ記憶装置の媒体の実施例は、相変化メモリ(PCM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのRAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用記憶装置(EEPROM)、フラッシュメモリ、内部メモリ、CD‐ROM、DVD、光学記憶装置、磁気テープ、磁気ディスク、任意の他の磁気記憶装置、または任意の他の非通信媒体を含んでもよいがそれに限定されない。本明細書において定義されるように、コンピュータ可読媒体は、変調されたデータ信号及び搬送波などの一時的媒体を含まない。
【0069】
記憶装置504は、第1取得モジュール510、第2取得モジュール512、及び組立モジュール514を含む複数のモジュールまたはユニットを格納してもよい。
【0070】
第1取得モジュール510は、ユーザの要求記述情報を取得する。
【0071】
第1取得モジュール510と接続する第2取得モジュール512は、第1取得モジュール510によって取得された要求記述情報に応じて、少なくとも1つのリソース構成要素を取得する。リソース構成要素は、ユーザが所望するネットワークリソースを構成する構成要素、またはネットワークリソースの機能の一部を実現するための機能構成要素である。
【0072】
第2取得モジュール512と接続する組立モジュール514は、第2取得モジュール512によって取得された少なくとも1つのリソース構成要素に応じて、ネットワークリソースを組み立てる。
【0073】
任意の実装において、
図6に示すように、第2取得モジュール512の1つの例示的な実装構造は、分析ユニット5122及び取得ユニット5124を含む。
【0074】
分析ユニット5122は、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を入手するために要求記述情報に関する分析処理を実行する。構成要素特徴記述情報は、ネットワークリソースを構成するリソース構成要素を記述する。
【0075】
分析ユニット5122と接続する取得ユニット5124は、分析ユニット5122によって取得された少なくとも1つの構成要素特徴記述情報に一致する少なくとも1つのリソース構成要素を取得する。
【0076】
任意の実施態様において、取得ユニット5124は、少なくとも1つの構成要素特徴記述情報に応じて、構成要素ライブラリにおいてマッチングを実行する。
【0077】
少なくとも1つの構成要素特徴記述情報の内のそれぞれの構成要素特徴記述情報が対応する
構成要素エレメントに一致する場合、それぞれの構成要素特徴記述情報に対応する
構成要素エレメントに対応するリソース構成要素を構成要素ライブラリから取得する。
【0078】
少なくとも1つの構成要素特徴記述情報の内に、対応する
構成要素エレメントに一致しない構成要素特徴記述情報が存在する場合、要求記述情報及び/または少なくとも1つの構成要素特徴記述情報をリソース生成プラットフォームへと送信し、それによって、要求記述情報及び/または少なくとも1つの構成要素特徴記述情報に応じてリソース生成プラットフォームが少なくとも1つのリソース構成要素を生成し、リソース生成プラットフォームによって返される少なくとも1つのリソース構成要素が受信される。
【0079】
任意の実施態様において、
図6に示すように、ネットワークリソース生成装置500は、記憶装置504に格納される第4取得モジュール602及び修正モジュール604をさらに含んでもよい。
【0080】
第4取得モジュール602は、取得ユニット5124がリソース構成要素を取得する前に、ユーザの識別情報に応じてユーザの要求履歴情報を取得し、ネットワークリソースに関するユーザの要求嗜好情報を入手するためにユーザの要求履歴情報を分析する。したがって、第4取得モジュール602及び分析ユニット5122と接続する修正モジュール604は、第4取得モジュール602によって取得された要求嗜好情報に応じて分析ユニット5122によって取得された少なくとも1つの構成要素特徴記述情報を修正する。さらに、取得ユニット5124と接続する修正モジュール604は、修正後の構成要素特徴記述情報を取得ユニット5124にさらに提供する。
【0081】
任意の実施態様において、
図6に示すように、ネットワークリソース生成装置500は、記憶装置504内に格納されたプッシュモジュール606をさらに含んでもよい。
【0082】
組立モジュール514と接続するプッシュモジュール606は、組立モジュール514によって組み立てられたネットワークリソースをユーザにプッシュする。
【0083】
さらに任意に、ネットワークリソースの特徴と要求記述情報との間の一致度が予め設定された一致度の閾値よりも高い場合に、プッシュモジュール606はネットワークリソースをユーザにプッシュする。
【0084】
この例示的な実施形態において提供されるネットワークリソース生成装置は、ユーザの要求記述情報を取得することによって、要求記述情報に応じてユーザが所望するネットワークリソースを構成するかまたは実装する、少なくとも1つのリソース構成要素を取得し、少なくとも1つのリソース構成要素に応じて、ユーザが所望するネットワークリソースを組み立て、ユーザの要求に応じてユーザのために、ネットワークリソースをカスタマイズするという目的を達成し、それによって組み立てられたネットワークリソースがユーザの要求をさらに満たし、ユーザの要求とのより高い一致度を有することによって、ネットワークリソースにおいてユーザの要求をさらに満たす。
【0085】
便宜上、また簡略化のために、上述のシステム詳細な作業処理、装置、及びユニットについては、本明細書において詳述されない、上述の方法の実施形態における対応する処理を参照してもよいことが、当業者によって明確に理解され得る。
【0086】
本開示において提示されるいくつかの例示的な実施形態において、他の方法で開示されるシステム、装置、及び方法が実装されてもよいことを理解すべきである。例えば、説明される装置の実施形態は例示に過ぎない。例えば、ユニット分割は単に論理機能分割であり、実際の実施態様では他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素を組み合わせるか、もしくは別のシステムに統合されてもよいか、またはいくつかの特徴を無視するかまたは実行しなくてもよい。さらに、示された、または論じられた相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて実装されてもよい。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形態によって実装されてもよい。
【0087】
個別の部分として説明されたユニットは、物理的に分離していても分離していなくてもよく、ユニットとして示された部分は、物理的ユニットであってもそうでなくてもよいか、1つの位置に配置されてもよいか、または複数のネットワークユニットに分散されてもよい。例示的な実施形態の解決策の目的を達成するための実際の必要性に応じてユニットの一部またはすべてを選択してもよい。
【0088】
さらに、本開示の例示的な実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニット、または複数の処理ユニットに統合されてもよく、ユニットのそれぞれが単独で物理的に存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットはハードウェアの形式で実装されてもよいか、またはハードウェア及びソフトウェア機能ユニットの形式で実装されてもよい。
【0089】
ソフトウェア機能ユニットの形式で実装される、統合されたユニットは、コンピュータ可読媒体内に格納されてもよい。コンピュータ可読媒体内に格納されるソフトウェア機能ユニットは、(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置であってもよい)計算装置またはプロセッサに本開示の例示的な実施形態において説明される方法の操作の一部またはすべてを実行するよう命令するためのコンピュータ実行可能命令を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令を格納することができる、USBフラッシュドライブ、着脱式ハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、または光学ディスクなどの任意の媒体を含む。
【0090】
上述の例示的な実施形態は単に、本開示の技術的解決法を説明するものであり、限定すべきものではないことに留意すべきである。本開示は先の例示的な実施形態を参照して詳細に説明されているが、技術的解決策に対応する本質が本開示の例示的な実施形態の趣旨及び原理から逸脱しない限り、上述の実施形態において開示される技術的解決法に修正を加えてもよいか、またはその部分的な技術的特徴における等価な置換もまた加えられてもよいことを当業者は理解すべきである。