特許第6653042号(P6653042)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 瀬間 義典の特許一覧

<>
  • 特許6653042-机 図000002
  • 特許6653042-机 図000003
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6653042
(24)【登録日】2020年1月28日
(45)【発行日】2020年2月26日
(54)【発明の名称】机
(51)【国際特許分類】
   A47B 13/00 20060101AFI20200217BHJP
   A47B 13/08 20060101ALI20200217BHJP
   A47B 13/02 20060101ALI20200217BHJP
【FI】
   A47B13/00 Z
   A47B13/08 A
   A47B13/02
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-212582(P2019-212582)
(22)【出願日】2019年11月25日
【審査請求日】2019年11月25日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519058376
【氏名又は名称】瀬間 義典
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(72)【発明者】
【氏名】瀬間 義典
【審査官】 下井 功介
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第201452126(CN,U)
【文献】 特開2017−221673(JP,A)
【文献】 特表2014−525287(JP,A)
【文献】 国際公開第99/33376(WO,A1)
【文献】 韓国登録実用新案第20−0411318(KR,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 1/00−41/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に第1空間部を有する天板部と、
前記第1空間部と連通する第2空間部を有する脚部と、
を備えた机であって、
前記第1空間部及び前記第2空間部は、水密空間として構成されている机。
【請求項2】
請求項1に記載の机において、
前記水密空間に連通する部位に設けられ、外部から液体の注入と、外部への液体の排出との少なくとも一方を可能とする開閉可能な開口部を有すること、
を特徴とする机。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の机において、
前記第1空間部及び前記第2空間部の少なくとも一方の内部に注入された液体の状態を検出するセンサを有すること、
を特徴とする机。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれかに記載の机において、
前記第1空間部及び前記第2空間部の少なくとも一方の内部に注入された液体の量を確認可能な液量表示部を有すること、
を特徴とする机。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれかに記載の机において、
前記第1空間部及び前記第2空間部と連通する第3空間部を有する空間追加構造部を有すること、
を特徴とする机。
【請求項6】
請求項5に記載の机において、
前記空間追加構造部は、幕板、側板、貫の少なくともひとつであること、
を特徴とする机。
【請求項7】
請求項5又は請求項6に記載の机において、
前記空間追加構造部は、前記第1空間部及び前記第2空間部の少なくとも一部を部分的に張り出して構成されていること、
を特徴とする机。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれかに記載の机において、
前記水密空間の内壁は、耐食性を有すること、
を特徴とする机。
【請求項9】
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の机において、
内部に貯蔵されている水を利用した発電部を備えること、
を特徴とする机。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水等の液体を貯蔵可能な机に関するものである。
【背景技術】
【0002】
防火用や防災用に水を貯水する場合には、例えば特許文献1のような貯水槽が用いられている。また、飲料水を貯蔵するためには、ペットボトル入りの飲料水等を倉庫等に保管することが行われている。
【0003】
このような従来の貯水の形態では、専用の場所を確保する必要があることから、設置や保管が不可能な場合も多かった。また、大震災発生時等には、貯水槽の設置されている場所へのアクセスが可能である保証もなく、緊急で消火を行いたい場合に、役に立たないおそれもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017−17227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、通常の机として利用可能であって、かつ、内部に液体を貯蔵可能な机を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0007】
第1の発明は、
内部に第1空間部(11)を有する天板部(10)と、前記第1空間部(11)と連通する第2空間部(21)を有する脚部(20)と、を備えた机(1)であって、前記第1空間部(11)及び前記第2空間部(21)は、水密空間として構成されている机(1)である。
【0008】
第2の発明は、請求項1に記載の机(1)において、前記水密空間に連通する部位に設けられ、外部から液体の注入と、外部への液体の排出との少なくとも一方を可能とする開閉可能な開口部(12、22、32)を有すること、を特徴とする机(1)である。
【0009】
第3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の机(1)において、前記第1空間部(11)及び前記第2空間部(21)の少なくとも一方の内部に注入された液体の状態を検出するセンサを有すること、を特徴とする机(1)である。
【0010】
第4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の机(1)において、前記第1空間部(11)及び前記第2空間部(21)の少なくとも一方の内部に注入された液体の量を確認可能な液量表示部(83)を有すること、を特徴とする机(1)である。
【0011】
第5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の机(1)において、前記第1空間部(11)及び前記第2空間部(21)と連通する第3空間部(31)を有する空間追加構造部(30)を有すること、を特徴とする机(1)である。
【0012】
第6の発明は、請求項5に記載の机(1)において、前記空間追加構造部は、幕板、側板、貫の少なくともひとつであること、を特徴とする机(1)である。
【0013】
第7の発明は、請求項5又は請求項6に記載の机(1)において、前記空間追加構造部(30)は、前記第1空間部(11)及び前記第2空間部(21)の少なくとも一部を部分的に張り出して構成されていること、を特徴とする机(1)である。
【0014】
第8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれかに記載の机(1)において、前記水密空間の内壁は、耐食性を有すること、を特徴とする机(1)である。
【0015】
第9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の机(1)において、内部に貯蔵されている水を利用した発電部を備えること、を特徴とする机(1)である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、通常の机として利用可能であって、かつ、内部に液体を貯蔵可能な机を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明による机1の第1実施形態を示す図である。
図2】机1を図1中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
【0019】
(実施形態)
図1は、本発明による机1の第1実施形態を示す図である。
図2は、机1を図1中の矢印A−Aの位置で切断した断面図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
【0020】
本実施形態の机1は、天板部10と、脚部20と、張り出し部30とを備えている。
なお、本発明において、机とは、天板部と、天板部を支える脚部とを備えており、机、又は、テーブルのように利用できる形態のものであればよい。したがって、図1に示すような机の形態に限らず、テーブル、座卓であってもよいし、その大きさの大小も含め、具体的な机の形態、利用形態は、どのようなものであってもよく、実質的に机やデスクとして用いることができる机状の物品を指すものである。
【0021】
天板部10は、上面が平面状に構成されており、その内部には、天板内空間部11(第1空間部)が形成されている。
【0022】
脚部20は、天板部10から下方へ延在して4本設けられており、机1を支える。脚部20の内部には、脚内空間部21(第2空間部)が形成されている。脚内空間部21は、天板内空間部11と連通している。ここで、連通とは、連なって通じていることを意味しており、内部に流体が満たされていれば、その流体が流通できるように繋がっていることを意味している。
また、脚部20は、図示した例では、例えば、接着や溶接等によって、天板部10と一体となるように接続されている例を示した。これに限らず、例えば、脚部20を着脱可能な構成としてもよい。その場合には、例えば、後述する蓋13の部分の構造と同様にOリング等によって水密構造を確保することは言うまでもない。また、接続構造は、その他従来公知の構造を適宜利用可能である。脚部20を着脱可能な構成とすることにより、長さの異なる複数種類の脚部20を適宜交換することが可能であり、利用者の身長や好みに応じて簡単に天板部10の高さを変更することができる。
また、言うまでもないが、脚部20の形状は、図示した四角柱形状(四角筒形状)に限らず、円柱形状(円筒形状)、楕円柱形状(楕円筒形状)、その他多角形形状(多角筒形状)であってもよく、どのような形状であってもよい。
【0023】
張り出し部30は、天板部10の下面側の一部が下方に張り出して構成されている。張り出し部30の内部には、張り出し内空間部31(第3空間部)が設けられている。張り出し内空間部31は、天板内空間部11と連通している。この張り出し部30は、張り出し内空間部(第3空間部)を追加するための空間追加構造部となっている。
また、脚部20の下端部には、車輪40が設けられている。
【0024】
よって、天板内空間部11と、脚内空間部21と、張り出し内空間部31とは、すべて連通しており、これらの空間はすべて水密空間として構成されている。ここで、水密とは、水のみを対象とするものではなく、圧力が加わった環境下において、天板内空間部11と、脚内空間部21と、張り出し内空間部31とにより構成された空間(以下、机内空間部とも呼ぶ)内に密閉した液体が外部に洩れないことを意味している。なお、ここでの水密を維持できる限界圧力は、机1の使用環境に応じて適宜設定するとよい。
本実施形態では、机内空間部には、水が満たされている。
【0025】
天板内空間部11と、脚内空間部21と、張り出し内空間部31とは、例えば、アクリル樹脂等の樹脂素材により形成されており、接着剤によって接合されている。なお、机1を構成する素材としては、アクリル樹脂に限らず、各種強化プラスチック等、その他の樹脂素材により構成されていてもよいし、銅、鉄、ステンレススチール、アルミニウム等の金属材料により構成して、それぞれを溶接等により接合してもよい。
また、机1は、接着や溶接による接合に限らず、従来から公知の水密性を担保できる他の接合方法によって接合されていてもよい。
さらに、机内空間部の内壁は、内部に貯蔵される液体に対する耐食性を備えることが望ましい。
【0026】
天板部10の上面には、上部開口部12が設けられており、蓋13を着脱することにより開閉自在となっている。この上部開口部12から、水の注入を行うことができる。
脚部20の下端には、下部開口部22が設けられており、蓋23を着脱することにより開閉自在となっている。この下部開口部22から、水の排出、取り出しを行うことができる。下部開口部22は、複数に分かれている脚部20のそれぞれの先端に設けている。
張り出し部30には、この部分にたまる水を排出できるように、追加開口部32が設けられており、蓋33を着脱することにより開閉自在となっている。この追加開口部32から、張り出し部30内の水の排出、取り出しを行うことができる。
蓋13、蓋23、蓋33には、Oリング70が設けられており、水の漏れを防ぎ、気密性及び水密性を確保している。なお、本実施形態では、Oリングを例示したが、気密性及び水密性を確保する手段としては、従来公知の技術を適宜利用可能である。例えば、ゴムパッキン、シリコンパッキン、ガスケットパッキン、平ワッシャー、スプリングワッシャー等、自動車や機械系パーツの液体流動部分等に用いられる、漏れ止めや気密性に有効的な素材等を適宜利用可能である。
なお、図2中には、蓋13の部分を拡大して例示したが、蓋23や蓋33のOリング70についても同様な構成となっている。
【0027】
また、本実施形態の机1は、内部に不図示の発電部を備えている。この発電部は、机1が貯蔵している水を用いて発電を行う。より具体的には、発電部は、例えば、特開2015−046312号公報に開示されているマグネシウム電池と呼ばれている構成によって発電を行う。
机1は、その内部に、上部開口部12から挿入されるマグネシウム棒(金属マグネシウム又はマグネシウム合金)を設置可能な構成を含む発電部を備えている。そして、発電が必要な場合には、マグネシウム棒を上部開口部12から挿入してセットし、さらに、上部開口部12から食塩を投入する。これにより、机1の発電部は、マグネシウム棒を負極として発電を行う。
【0028】
本実施形態の机1は、上記発電部によって発電される電力を利用するために、コンセント81と、USB給電端子82とを備えている。
コンセント81は、発電部が発電した電力を用いて、不図示のインバータを介してAC100Vの電力を出力する出力端子である。
USB給電端子82は、発電部が発電した電力を用いて、DC5Vの電力を出力する出力端子である。
【0029】
また、本実施形態の机1は、液量確認窓(液量表示部)83を複数個所に備えている。液量確認窓83は、それぞれ、机1の各部に設けられ、内部に満たされた液体(水)の確認が可能な透明な窓である。液量確認窓83には、液量に相当する目盛りを設けてもよい。
また、特に図示しないが、本実施形態の机1は、温度計、圧力計、電圧計、電流計、水質センサ等の各種センサと、これらセンサによって得られる情報を表示する表示部等をさらに備える構成としてもよい。
また、本実施形態の机1は、上述の発電部によって発電される電力を利用するその他の構成を適宜備えることができる。例えば、ライトを設けてもよいし、緊急時に遭難信号を発信する遭難信号発信装置を備えてもよい。これらを備えることにより、大規模災害時等の停電時において、机1をさらに有効に活用することができる。
【0030】
以上説明したように、本実施形態では、天板内空間部11と、脚内空間部21と、張り出し内空間部31とからなる机内空間部を設け、水密空間としてこれを形成したので、内部に水を満たして、これを貯蔵(貯水)することができる。よって、通常は机として使うことができ、かつ、必要な時には、内部の水を利用することができる。水の利用用途は、必要に応じて適宜選択すればよい。例えば、災害時の消火用水として用いてもよいし、生活用水や、飲料水として用いてもよい。なお、飲料水として利用する場合には、定期的に内部の水を交換することが望ましく、また、煮沸したり、70℃以上に加熱したりすることによって、さらに安全に飲用水として利用可能である。また、災害時の消火用水として用いる場合には、例えば、電子回路等からの発火の恐れがある場所や、化学実験室等、火災の発生が予見される場所で本実施形態の机1利用することにより、緊急時にすぐに利用可能であり、有用である。
【0031】
また、本実施形態の机1は、張り出し内空間部31を、第3空間部として利用可能とする張り出し部30を空間追加構造部として備えるので、より多くの水を貯水可能な机とすることができる。
【0032】
また、本実施形態の机1は、内部に発電部を備えるので、内部に貯蔵している水を利用して、非常時に発電を行うことができる。内部に貯蔵している水の他に発電に必要なマグネシウム棒及び塩については、別途保管するとよい。
また、発電を行うと、水酸化マグネシウム等の残留物が机1の内部に残留することになるが、これは、例えば、上部開口部12及び下部開口部22に高圧水源を接続して、高圧の水を圧送する等して除去することができる。この際、圧力計を有効に利用可能である。
【0033】
このように、本実施形態の机は、内部に貯蔵されている水を利用した発電部を備えるので、非常時において、内部に貯蔵されている水の利用価値をさらに高めることができる。そして、机1は、貯蔵された水を生活用水や飲料水として利用してもよいし、発電用に利用してもよい。したがって、机1は、被災時の状況によって自由度の高い利用が可能であり、被災時に非常に有効な防災機器として機能することができる。
【0034】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
【0035】
(1)実施形態において、机1は、その内部に水を貯水する例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、机の内部には、灯油等の燃料を貯蔵するようにしてもよいし、その他、必要に応じて貯蔵する液体を変更可能である。
【0036】
(2)各実施形態において、発電部で発電された電力を外部へ出力する形態として、コンセントと、USB給電端子とを設けている例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、電力出力用の端子の形態は、所謂ジャック形態等、従来公知の他の形態の電源コネクタの端子形状となっていてもよい。
【0037】
(3)実施形態において、張り出し部30を天板部10の下面側に設けて空間追加構造部とした例を説明した。これに限らず、例えば、脚部20の一部を張り出して空間追加構造部としてもよい。また、幕板、側板、貫等をさらに設けてその内部を第3空間部とすることにより空間追加構造部としての機能を持たせてもよい。さらに、天板部と平行な棚部を天板部の下方に設け、この棚部の内部を第3空間として空間追加構造部を構成してもよい。さらにまた、天板部の下方に引き出しを備える場合には、引き出しを囲む部位の内部を第3空間として空間追加構造部を構成してもよい。
【0038】
(4)実施形態において、張り出し部30を空間追加構造部として備える構成を例示した。これに限らず、例えば、空間追加構造部を備えず、天板部と脚部のみの簡素な構造としてもよい。また、発電部も必須ではなく、単に液体を貯蔵可能な単機能の構成としてもよい。
【0039】
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
【符号の説明】
【0040】
1 机
10 天板部
11 天板内空間部
12 上部開口部
13 蓋
20 脚部
21 脚内空間部
22 下部開口部
23 蓋
30 張り出し部
31 張り出し内空間部
32 追加開口部
33 蓋
40 車輪
70 Oリング
81 コンセント
82 給電端子
83 液量確認窓
【要約】
【課題】通常の机として利用可能であって、かつ、内部に液体を貯蔵可能な机を提供する。
【解決手段】机1は、内部に第1空間部を有する天板部10と、第1空間部と連通する第2空間部を有する脚部20と、を備えた机1であって、第1空間部及び第2空間部は、水密空間として構成されている。この構成によって、机1は、通常の机として利用可能であって、かつ、内部に液体を貯蔵可能であり、例えば、水を貯蔵しておくことにより、災害時に有効に利用することができる。
【選択図】図1
図1
図2