(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6653800
(24)【登録日】2020年1月31日
(45)【発行日】2020年2月26日
(54)【発明の名称】パイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具
(51)【国際特許分類】
B42F 11/00 20060101AFI20200217BHJP
【FI】
B42F11/00 Z
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2018-232015(P2018-232015)
(22)【出願日】2018年11月23日
【審査請求日】2019年1月16日
(31)【優先権主張番号】特願2018-209263(P2018-209263)
(32)【優先日】2018年10月20日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514314554
【氏名又は名称】山口 道子
(72)【発明者】
【氏名】山口 晴義
【審査官】
金田 理香
(56)【参考文献】
【文献】
実開昭50−054213(JP,U)
【文献】
特開2000−062376(JP,A)
【文献】
特開2003−237275(JP,A)
【文献】
実開昭52−151818(JP,U)
【文献】
特開2007−313805(JP,A)
【文献】
特開2012−066523(JP,A)
【文献】
米国特許第02127619(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42F 1/00 − 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具であり、
フラットファイルの背表紙に垂直の短冊形の突起が付いている、前記背表紙と同じ形状の短冊部材であって、その左右部分がフラットファイル側に垂直に折れ曲がった部分でフラットファイルを両側から左右に動かないように挟み込む部材と、
前記背表紙と同じ形状の短冊形の部材であって、前記背表紙の裏側に上からまわって折り返した部材と、
短冊形の部材であって、前記背表紙の裏側に下からまわって折り返した部材と
を有し、
前記背表紙の裏側に上からまわって折り返した部材と、前記背表紙の裏側に下からまわって折り返した部材とが、着脱可能な方法で結合して、フラットファイルが上下に動かないようにし、
前記突起は、パイプ式ファイルのとじ具の二つのパイプを差し込むことが出来る、二つの穴を有する、
フラットファイルの補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のファイルを使った整理方法は、ある案件に関する書類は同じフラットファイルに綴じたり、項目別にフラットファイルに分けて整理し、一つの案件が終了するとパイプ式ファイルに再度整理して綴じていた。
コクヨ株式会社 WEB版総合カタログ2018
「とじれるフラットファイル」で検索
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来は次のような欠点があった。
フラットファイルが増えて同じ案件のファイルを項目別等に整理するのに時間がかかったが、パイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具を提供して作業効率の向上を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、パイプ式ファイルのとじ具の二つのパイプに差し込むための二つの穴を有する部分と、フラットファイルと一体にようにフラットファイルの背表紙部分に上下から挟み込む状態で差し込んで、取付けるためのフラットファイルに表紙の表裏それぞれに二つずつの穴を有する部分からなるパイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具とフラットファイルに本発明の補助具を取付けるために必要な加工を事前に施したフラットファイルで、本発明の補助具のフラットファイルに取付けるための穴と同じ位置にフラットファイルの表紙の表裏に開けたそれぞれに二つずつの穴をフラットファイル側にも同じ位置の穴を開け、本発明の補助具を取付けた事により全体にフラットファイルが全体に背表紙と反対側の縁がパイプ式ファイルから出たしまった部分を折り返すための折返し易くするための山折り線を付けたフラットファイルであるが、通常のフラットファイルに独自に必要な穴やフラットファイルの縁を折り返してステープラで留めても使用できる。
また、発明の目的を達成するためのもうひとつの方法として、パイプ式のとじ具の二つのパイプに差し込むための二つの穴がある背表紙に垂直の短冊形の突起を有する部材が付いている背表紙と同じ形状の短冊形の部材が、その部材の左右部分がフラットファイル側に直角に折れ曲がった部分でフラットファイルを両側から左右に動かないように挟み込み、背表紙と同じ形状の短冊形の部材が背表紙の裏側に上からまわって折り返したキノコ型の凸部のある部材と同じ短冊形の部材が背表紙の裏側に下からまわって折り返した部材で、上からまわってきた部材のキノコ形の凸部のある同じ位置にある穴を上からの部材のキノコ形の凸部に差し込むことにより、上からまわってきた部材と下からまわってきた部材が着脱可能な方法で結合し、かつ、背表紙と一体化してフラットファイルを上下に動かないようにして、背表紙に垂直の短冊形の二つの穴を有する突起部分をパイプ式ファイルのとじ具の二つのパイプに差し込むことが出来るパイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具として使用できる。
【発明の効果】
【0006】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)フラットファイルを案件別にパイプ式ファイルに綴じる事で、必要なフラットファイルを見つけやすくなる。
(2)項目別のフラットファイルが複数冊必要になっても必要に応じて1冊のパイプ式ファイルにまとめる事が可能となる。
(3)パイプ式ファイルからフラットファイル取り出すときに中間のフラットファイルもパイプ式ファイルのとじ具パイプからその都度はずさなくても必要なフラットファイルを取り出せる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】はフラットファイルの背表紙の部分に取付ける本発明のパイプ式ファイルに綴じるための補助具の幅をフラットファイルの背幅より少し広げた時の斜視図
【
図2】はフラットファイルの表紙の表裏に本発明補助具を取付けのための穴とフラットファイルの背表紙と反対側方向の縁がパイプ式ファイルから出た時に折り返すための折返し易くするための山折り線を付けたフラットファイル
【
図5】はフラットファイルの背幅と同じ幅の状態の本発明補助具の斜視図
【
図6】はパイプ式ファイルに綴じるフラットファイルと本発明補助具をパイプ式ファイルのとじ具に取付けた状態のイメージ図
【
図8】はフラットファイルの背表紙の表側からみた発明の平面図
【
図9】はフラットファイルの背表紙の裏側からみた発明の平面図
【
図10】はフラットファイルの背表紙の裏側からみた発明の展開図
【
図11】はフラットファイルに発明品を取付けた断面図
【
図13】は[
図11]のフラットファイル部分を離した時の拡大図
【
図14】は背表紙の表側にある短冊形の部材が背表紙の裏側に上と下からまわってきて、キノコ形の凸部を穴が広がるように切込みを入れた穴に入れて双方が外れないようにしているイメージ図
【
図15】は背表紙の表側にある短冊形の部材が背表紙の裏側に上と下からまわってきて、一体となろうとしている状態を横からみた図
【
図16】は背表紙の表側にある短冊形の部材が背表紙の裏側に上と下からまわってきて、一体となろうとしている状態の斜視図
【
図17】は背表紙の表側にある短冊形の部材が背表紙の裏側に上と下からまわってきて、一体となろうとしている状態にフラットファイルを重ねた斜視図
【
図18】は背表紙の表側にある短冊形の部材が背表紙の裏側に上と下からまわってきて、一体となった状態の斜視図
【
図19】はは背表紙の表側にある短冊形の部材が背表紙の裏側に上と下からまわってきて、一体となった状態にフラットファイルを重ねたの斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【実施例1】
【0009】
[
図1]の符号1−1;パイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具を[
図2]の符号2−1;フラットファイルの背表紙に差し込み、符号1−3と符号2−2の穴を合わせて符号1−4の符号1−5を入れて挟み付け、符号1−1と符号2−1を一体にする。
【実施例2】
【0010】
[
図6]は上記[009]で一体となったフラットファイルの補助具とフラットファイルをパイプ式ファイルのとじ具のパイプに差し込んだイメージ図。
【符号の説明】
【0011】
1−1 本発明補助具をフラットファイルの背表紙に取付けて、パイプ式ファイルのとじ具のパイプに差し込んでフラットファイルとパイプ式ファイルをつなぐ補助具
1−2 本発明補助具をパイプ式ファイルのとじ具のパイプに差し込むための穴
1−3 本発明補助具とフラットファイルの表紙表裏に取付けるための穴
1−4 本発明補助具とフラットファイルの表紙表裏を上下から挟み付けて固定するため部材
1−5 符号−4と本発明補助具とフラットファイルの表紙表裏を上下から挟み付けて固定するために符号1−3の穴に入れる凸部分
2−1 本発明補助具を取付けるためのフラットファイル
2−2 本発明補助具を止めるのが簡単に出来るように符号1−3と同じ位置にフラットファイルに開けた穴
2−3 本発明補助具を取付けることにより本来のフラットファイルのとじ具の穴の位置がずれて、パイプ式ファイルの背表紙と反対側の縁からフラットファイルが出てしまうので、[
図7]のように出た部分のフラットファイルを簡単に折り返してステープラで留めることが出来るようにした山折り線
2−4 フラットファイルの背表紙と反対側の縁
3−1 パイプ式ファイル(本発明対象外)
3−2 パイプ式ファイルのとじ具(本発明対象外)
4 フラットファイルに綴じた用紙(本発明対象外)
5−1 本発明をパイプ式ファイルのパイプ部分に差し込むための穴を有する部材
5−2 パイプ式ファイルのパイプに差し込むための穴
5−3 フラットファイルの背表紙表側にある背表紙と同じ形状の短冊形の部材
5−4 フラットファイルを両側から左右に動かないように挟み込む部材
5−5 符号5−3が背表紙の裏側に上からまわって折り返したキノコ形の凸部がある部材
5−6 キノコ形の凸部
5−7 符号5−3が背表紙の裏側に下からまわって折り返し、上からまわってきた部材の凸部のあると同じ位置となる穴を有する部材
5−8 キノコ形の凸部を差し込む切込みの入った穴
5−9 谷折り線(90度)
5−10 谷折り線(180度)
【要約】 (修正有)
【課題】パイプ式ファイルに綴じるフラットファイルの補助具を提供する。
【解決手段】フラットファイルの補助具1−1は、パイプ式ファイルのとじ具の二つのパイプに差し込むための二つの穴1−2を有する部分と、フラットファイルと一体にようにフラットファイルの背表紙部分に上下から挟み込む状態で差し込んで、取付けるためのフラットファイルに表紙の表裏それぞれに二つずつの穴1−3を有する部分からなる。
【選択図】
図6