(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6654101
(24)【登録日】2020年1月31日
(45)【発行日】2020年2月26日
(54)【発明の名称】自転車用レバー操作構造体
(51)【国際特許分類】
B62L 3/02 20060101AFI20200217BHJP
G05G 1/01 20080401ALI20200217BHJP
G05G 1/04 20060101ALI20200217BHJP
【FI】
B62L3/02 Z
B62L3/02 A
G05G1/01 C
G05G1/04 A
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-106209(P2016-106209)
(22)【出願日】2016年5月27日
(65)【公開番号】特開2017-210194(P2017-210194A)
(43)【公開日】2017年11月30日
【審査請求日】2018年11月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】000112978
【氏名又は名称】ブリヂストンサイクル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100105463
【弁理士】
【氏名又は名称】関谷 三男
(74)【代理人】
【識別番号】100129861
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 滝治
(72)【発明者】
【氏名】安倍 章雄
【審査官】
大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】
特開平09−305248(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62L 3/02
G05G 1/01
G05G 1/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制動用ブレーキレバーと、駐輪用レバー操作機構と、を備えた自転車用レバー操作構造体であって、
前記駐輪用レバー操作機構は、駐輪用レバーと本体部とを備え、
前記本体部には前記駐輪用レバーが回動自在に取り付けられ、該本体部の一端がブレーキワイヤのアウター側に位置し、前記アウターが前記駐輪用レバーの回動によって前記ブレーキワイヤのインナーに対して移動可能となるように前記駐輪用レバーと連結されて、前記インナーが該本体部の内部にある貫通孔を通って該本体部の他端に位置する前記制動用ブレーキレバーのインナー取り付け箇所に嵌められようになっている、自転車用レバー操作構造体。
【請求項2】
前記本体部は第一本体部と第二本体部から構成されており、
前記第一本体部は、前記インナーが貫通するとともに、前記インナー取り付け箇所が配設される側に位置しており、
前記第二本体部は、前記インナーが貫通するとともに、前記第一本体部に対して相対的に移動自在であって、アウター取り付け箇所がその一端に配設されている、請求項1に記載の自転車用レバー操作構造体。
【請求項3】
前記駐輪用レバー操作機構は、前記第一本体部及び前記第二本体部に対してスライド自在なリンク片を備え、
前記駐輪用レバーと前記リンク片がトグルリンク機構を構成している、請求項2に記載の自転車用レバー操作構造体。
【請求項4】
前記駐輪用レバー操作機構は、アジャスターとリングナットをさらに備え、
前記アジャスターは前記リンク片に取り付けられ、該リンク片とともに前記第一、第二本体部に対してスライド自在であり、
前記リングナットは前記アジャスターとともに前記第一本体部及び前記第二本体部に対してスライド自在である、請求項3に記載の自転車用レバー操作構造体。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の自転車用レバー操作構造体を備えている自転車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、三輪車等の自転車用レバー操作構造体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
前二輪型三輪車や後二輪型三輪車、補助輪付きの二輪車などの自転車を駐輪するに当たり、スタンドを用いずに自転車をパーキングするパーキングブレーキレバーが適用されることがある。
【0003】
このようなパーキングブレーキレバーを備えた自転車では、前二輪や後二輪を制動するブレーキレバーにパーキングブレーキレバーが内蔵されたものが一般に適用されており、特許文献1で開示されるような制動専用のブレーキレバーとは異なる構造を有している。
【0004】
このように、パーキングブレーキレバーを備えた自転車では、予めパーキングブレーキレバーが制動用のブレーキレバーに内蔵されていることから、たとえば一般的な構造の制動用ブレーキレバーを備えた自転車にパーキングブレーキレバー(もしくはその機構)を後付けすることはできず、一般的な自転車ブレーキレバーに対してパーキングブレーキレバーを後付けしたいという要請に答えることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平08−119177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、制動用ブレーキレバーにパーキングブレーキ機構を後付けして構成することのできる自転車用レバー操作構造体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成すべく、本発明による自転車用レバー操作構造体は、制動用ブレーキレバーと、駐輪用レバー操作機構と、を備えた自転車用レバー操作構造体であって、前記駐輪用レバー操作機構は、駐輪用レバーと本体部とを備え、前記本体部には前記駐輪用レバーが取り付けられ、該本体部の一端がアウター側に位置し、該本体部の内部にある貫通孔をインナーが通って該本体部の他端に位置する前記制動用ブレーキレバーに嵌められるようになっているものである。
【0008】
本発明の自転車用レバー操作構造体は、一般の制動用ブレーキレバーと、この制動用ブレーキレバーに後付け可能な駐輪用レバー操作機構と、から構成されている。すなわち、制動用ブレーキレバーに駐輪用レバー操作機構が後付けされることで、自転車用レバー操作構造体が構成される。
【0009】
一般の制動用ブレーキレバーでは、同位置に固定されたアウターに対し、アウターから延設したインナーが当該制動用ブレーキレバーに取り付けられており、制動用ブレーキレバーを引くことでアウターに対してインナーが相対的に離間し、このことによって制動用ブレーキを作動させるものである。
【0010】
これに対して本発明の自転車用レバー操作構造体を構成する駐輪用レバー操作機構は、制動用ブレーキレバーと駐輪用レバー操作機構とを備えており、駐輪用レバー操作機構は駐輪用レバーと本体部を備えている。この本体部には駐輪用レバーが取り付けられ、本体部の一端がアウター側に位置し、本体部の内部にある貫通孔をインナーが通って本体部の他端に位置する制動用ブレーキレバーに嵌められるようになっている。
【0011】
このような構成とすることで、制動用ブレーキレバーに駐輪用レバー操作機構を後付けして自転車用レバー操作構造体を構成することにより、制動用ブレーキレバーを引くことで制動用ブレーキの動作を保証することができる。
【0012】
したがって、制動用ブレーキレバーに後付けにて駐輪用レバー操作機構を取り付けると、三輪車等の自転車を運転している際に制動用ブレーキレバーを引くことで通常の制動用ブレーキの操作ができ、自転車を駐輪する際には、駐輪用レバーを引いてアウターを移動させることでスタンドを用いることなく自転車をパーキングすることができる。なお、このように、駐輪用レバー操作機構はパーキングブレーキとしての役割を有する。
【0013】
また、本発明の自転車用レバー操作構造体によれば、パーキングブレーキと制動用ブレーキを別々の機構とせず、一つの機構に集約することが可能になる。
【0014】
また、本発明の自転車用レバー操作構造体では、上記するようにパーキングブレーキと制動用ブレーキを一つの機構に集約したにも関わらず、走行中の制動に影響を与えることなく、駐輪用レバーを動作することが可能になる。
【0015】
さらに、駐輪用レバーは取り外し可能であって簡易な機構であることから、生産性や安全性が向上する。
【0016】
ここで、自転車用レバー操作構造体の実施の形態として、前記本体部は第一本体部と第二本体部から構成されており、前記第一本体部は、インナーが貫通するとともに、インナー取り付け箇所が配設される側に位置しており、前記第二本体部は、インナーが貫通するとともに、前記第一本体部に対して相対的に移動自在であって、アウター取り付け箇所がその一端に配設されている形態を挙げることができる。
【0017】
ここで、「第二本体部が第一本体部に対して相対的に移動自在」とは、駐輪用レバーを引いた際に第二本体部が第一本体部に対してこれら本体部の長手方向(インナーが貫通する方向)に移動することが可能であることを意味している。この実施の形態によれば、簡易な機構でレバー操作が可能となる。
【0018】
また、本発明による自転車用レバー操作構造体の実施の形態において、前記駐輪用レバー操作機構は、第一、第二本体部に対してスライド自在なリンク片を備え、前記駐輪用レバーと前記リンク片がトグルリンク機構を構成しているものである。ここで、「リンク片が第一、第二本体部に対してスライド自在」とは、後述するリングナットを回転させた際に、もしくは駐輪用レバーを引いた際に、リンク片が第一本体部、第二本体部に対してこれら本体部の長手方向に移動可能であることを意味している。
【0019】
さらに、本発明による自転車用レバー操作構造体の実施の形態において、前記駐輪用レバー操作機構は、アジャスターとリングナットをさらに備え、前記アジャスターは前記リンク片に取り付けられ、該リンク片とともに前記第一、第二本体部に対してスライド自在であり、前記リングナットは前記アジャスターとともに第一、第二本体部に対してスライド自在である。ここで、「アジャスターがリンク片とともに第一、第二本体部に対してスライド自在」とは、リングナットを回転させた際に、アジャスターが第一、第二本体部に対してこれら本体部の長手方向に移動可能であることを意味しているとともに、駐輪用レバーを引いた際に、アジャスターが第一本体部に対してその長手方向に移動可能であることを意味している。さらに、「リングナットがアジャスターとともに第一、第二本体部に対してスライド自在」とは、リングナットを回転させた際に、リングナットが第一、第二本体部に対してこれら本体部の長手方向に移動可能であることを意味しているとともに、駐輪用レバーを引いた際に、リングナットが第一本体部に対してその長手方向に移動可能であることを意味している。
【0020】
また、本発明は自転車にも及ぶものであり、この自転車は、前記自転車用レバー操作構造体を備えているものである。
【0021】
本発明の自転車によれば、パーキングブレーキと制動用ブレーキが一つの機構に集約された簡易な構造の自転車用レバー操作構造体によって、制動用ブレーキとパーキングブレーキの双方の動作を保証することができる。
【発明の効果】
【0022】
以上の説明から理解できるように、本発明による自転車用レバー操作構造体によれば、一般の制動用ブレーキレバーに対して後付けにて駐輪用レバー操作機構の取り付けが自在であり、駐輪用レバー操作機構を後付けして自転車用レバー操作構造体が構成された状態において、制動用ブレーキの操作とパーキングブレーキの操作の双方を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の自転車用レバー操作構造体の外観斜視図であって、レバーを引く前の状態(駐輪用レバー操作機構が作動していない状態)を示した図である。
【
図2】
図1の状態における自転車用レバー操作構造体の縦断面図である。
【
図3】レバーを引いた状態(駐輪用レバー操作機構が作動している状態)の自転車用レバー操作構造体の外観斜視図である。
【
図4】
図3の状態における自転車用レバー操作構造体の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照して、本発明の自転車用レバー操作構造体の実施の形態を説明する。
【0025】
(自転車用レバー操作構造体の実施の形態)
図1は本発明の自転車用レバー操作構造体の外観斜視図であって、レバーを引く前の状態(駐輪用レバー操作機構が作動していない状態)を示した図であり、
図2は
図1の状態における自転車用レバー操作構造体の縦断面図である。また、
図3はレバーを引いた状態(駐輪用レバー操作機構が作動している状態)の自転車用レバー操作構造体の外観斜視図であり、
図4は
図3の状態における自転車用レバー操作構造体の縦断面図である。
【0026】
図示する自転車用レバー操作構造体100は、三輪車等の自転車のハンドルHNに取り付けられた制動用ブレーキレバー20と駐輪用レバー操作機構10とから構成され、駐輪用レバー操作機構10は、制動用ブレーキレバー20と制動用ブレーキワイヤWの間に後付けで組み付け可能な機構である。
【0027】
より具体的には、ブレーキワイヤWを制動用ブレーキレバー20から取り外し、インナーW1を駐輪用レバー操作機構10の内部に挿通させて、ブレーキワイヤWのアウターW2を駐輪用レバー操作機構10の端部に取り付けることにより、駐輪用レバー操作機構10の組付けが完了し、制動用ブレーキレバー20と駐輪用レバー操作機構10とからなる自転車用レバー操作構造体100が形成される。
【0028】
駐輪用レバー操作機構10は、貫通孔1aを有する第一本体部1と、第一本体部1に対して一部重なり合うように組み付けられた貫通孔2aを有する第二本体部2と、レバー6とリンク片7が回動軸6aで回動自在に組み付けられてなるトグルリンク機構8と、から大略構成されている。
【0029】
図1,2において、制動用ブレーキレバー20の第一本体部1側の端部にインナー取り付け箇所20aが設けてあり、第二本体部2の端部にアウター取り付け箇所2cが設けてある。
【0030】
第二本体部2の周囲には、中空3aを有するリングナット3と、中空4aを有するアジャスター4が配設され、リングナット3の内周に設けられたネジ溝3bが第二本体部2の周囲に設けられたネジ溝2bにねじ込まれている。
【0031】
アジャスター4は第二本体部2の周囲に摺接しており、リングナット3を回転させた際に(Z方向)、アジャスター4は回転せず、第二本体部2のネジ溝2bに沿って移動する(Y方向)リングナット3の移動に応じてアジャスター4も第二本体部2の軸方向に沿って移動する。
【0032】
また、リングナット3の内周面とアジャスター4の外周面の間には、これらの間の隙間を閉塞してリングナット3の自由回転を抑制させるための摩擦力(ただし、リングナット3を指でつまんで回せる程度)を発生させるべく、摩擦発生部材5が介在している。この摩擦発生部材5としては樹脂製プレート、ゴム製プレートなどが適用できる。ここで、抜け止め部材9が摩擦発生部材5に隣接する位置で、リングナット3に嵌合されている。この抜け止め部材9により、アジャスター4、摩擦発生部材5の抜け止めが図られている。すなわち、リングナット3の
図2におけるY方向への移動時に、アジャスター4が、リングナット3の移動に追従して、リングナット3と一体的にY方向へ移動することが可能となる。
【0033】
図1,2で示すように、駐輪用レバー6は回動軸6bを介して第一本体部1に回動自在に取り付けられており、リンク片7の端部の回動軸7aはアジャスター4の嵌合孔4bと第二本体部2の長孔2dに回動自在に嵌め込まれ、この回動軸7aを介してリンク片7とアジャスター4が連結している。さらに、アジャスター4と第二本体部2はリングナット3を介して連結しており、リンク片7、回動軸7a、アジャスター4、リングナット3、第二本体部2、の順に連結している。
【0034】
図1,2で示すように、第二本体部2の周囲でリングナット3を手動にて回転させると(Z方向)、リングナット3とアジャスター4が第二本体部2に対して移動(Y方向)して、トグルリンク機構8の回転軸7aと第二本体部2のY方向の相対位置を第二本体部2の長孔2dの範囲で調整できるようになっている。
【0035】
リングナット3を回転させ、アジャスター4を駐輪用レバー6に近づける方向に相対移動させると、回動軸7aが回動軸6bに近づき、結果として回動軸6aが上方に持ち上げられる。このことにより、駐輪用レバー6は第一本体部1に対して傾斜角を増加させながら立った状態になる。この状態を状態Gとする。
【0036】
一方、上記とは逆向きにリングナット3を回転させ、アジャスター4を駐輪用レバー6から遠ざける方向に相対移動させると、今度は回動軸6aは下がり、このことによって駐輪用レバー6は第一本体部1に対して傾斜角を低減させながら寝た状態になる。この状態を状態Hとする。
【0037】
図3,4で示すように、停車時の三輪車等の駐輪用レバー操作機構10を作動して駐輪するべく、駐輪用レバー6を引くことにより(X1’方向)、回動軸6aを中心にリンク片7が回動して(X2’方向)アウター取り付け箇所2cが押し出され(Y’方向)、インナー取り付け箇所20aとアウター取り付け箇所2cの間の距離が距離L1よりも長い距離L2となる。
【0038】
すなわち、駐輪用レバー6を引くことで、制動用ブレーキレバー20を操作しなくとも、アウターW2に対してインナーW1を引いた状態にできるため、制動用ブレーキレバー20を引いた時と同じように、図示しないブレーキにて制動力を発生させることができる。
【0039】
上記する状態Gの場合、トグルリンク機構8のストローク量が大きいため、L1とL2の差は大きくなる。
【0040】
一方、上記する状態Hの場合、トグルリンク機構8のストローク量が小さいため、L1とL2の差は状態Gに比べて小さくなる。
【0041】
したがって、状態Gと状態Hの間において、駐輪時の制動力を走行時の制動力とは独立して調整することが可能になる。
【0042】
一方、アジャスター4とリングナット3の間には摩擦発生部材5が介在していることから、任意の位置にリングナット3を位置決めすることが可能となり、たとえば三輪車等を運転している際の振動でリングナット3が自由に(自然に)回転するのを抑制することができる。
【0043】
図示する駐輪用レバー操作機構10では、アウター取り付け箇所2cを移動させる機構としてトグルリンク機構8を適用していることで、可及的に少ない把持力で駐輪用レバー操作機構10の作動を実行することができる。このことに加えて、上記するようにリングナット3によるストローク調整により、任意の強さでの駐輪用レバーの操作機構10の制動力の調整が可能になる。
【0044】
また、一般的な構造の制動用ブレーキレバー20に対してブレーキワイヤWが取り付けられたものに対し、後付けで駐輪用レバー操作機構10を簡易に設置できることから、駐輪用レバー操作機構10の後付けに対する要請に応えることができる。
【0045】
そして、駐輪用レバー操作機構10が取り付けられた状態において、パーキングブレーキである駐輪用レバー操作機構の作動を実現するようにしたことから、通常運転時の制動用ブレーキの動作と駐輪時の駐輪用レバー操作機構10の動作をともに保証することができる。
【0046】
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0047】
1…第一本体部、1a…貫通孔、2…第二本体部、2a…貫通孔、2b…ネジ溝、2c…アウター取り付け箇所、2d…長孔、3…リングナット、3a…中空、3b…ネジ溝、4…アジャスター、4a…中空、5…摩擦発生部材、6…駐輪用レバー、6a…回動軸、7…リンク片、8…トグルリンク機構(アウター取り付け箇所移動部)、9…抜け止め部材、10…駐輪用レバー操作機構、20…制動用ブレーキレバー、20a…インナー取り付け箇所、100…自転車用レバー操作構造体、W…ブレーキワイヤ、W1…インナー、W2…アウター、HN…ハンドル