【文献】
Intel Corporation, China Telecom, Qualcomm Incorporated,New WI Proposal: LTE-WLAN Radio Level Integration and Interworking Enhancement[online],3GPP TSG RAN Meeting #67 RP-150510,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_67/Docs/RP-150510.zip>,2015年 3月12日
【文献】
Ericsson,RAN-WLAN Architecture Model and Information Exchange[online],3GPP TSG-RAN WG3 #87 R3-150325,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_87/Docs/R3-150325.zip>,2015年 1月30日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記選択されたWLAN識別子は、SSID(service set ID)、BSSID(basicservice set ID)またはHESSID(homogeneous extended service set ID)のうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線通信システムに使われることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で具現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、E−UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であり、IEEE802.16基づくシステムとの後方互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3
rd generation partnership project)LTE(long term evolution)は、E−UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE−UMTS(evolved UMTS)の一部であり、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0020】
説明を明確にするために、LTE−Aを中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0021】
図1は、LTEシステムの構造を示す。通信ネットワークは、IMS及びパケットデータを介したインターネット電話(Voice over internet protocol:VoIP)のような多様な通信サービスを提供するために広く設置される。
【0022】
図1を参照すると、LTEシステム構造は、一つ以上の端末(UE)10、E−UTRAN(evolved-UMTS terrestrial radio access network)及びEPC(evolved packet core)を含む。端末10は、ユーザにより動く通信装置である。端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(mobile station)、UT(user terminal)、SS(subscriber station)、無線機器(wireless device)等、他の用語で呼ばれることもある。
【0023】
E−UTRANは一つ以上のeNB(evolved node-B)20を含み、一つのセルに複数のUEが存在することができる。eNB20は制御平面(control plane)とユーザ平面(user plane)の終端点をUEに提供する。eNB20は一般的にUE10と通信する固定された地点(fixed station)をいい、BS(base station)、アクセスポイント(access point)など、他の用語で呼ばれることがある。一つのeNB20はセル毎に配置できる。
【0024】
以下、DLはeNB20からUE10への通信を意味し、ULはUE10からeNB20への通信を意味する。DLで送信機はeNB20の一部であり、受信機はUE10の一部でありうる。ULで送信機はUE10の一部であり、受信機はeNB20の一部でありうる。
【0025】
EPCはMME(mobility management entity)及びS−GW(serving gateway)を含む。MME/S−GW 30はネットワークの終端に配置できる。明確性のために、本願でMME/S−GW 30は単純に“ゲートウェイ”と称されるが、このような個体はMME及びS−GWを含むものとして理解される。PDN(packet data network)ゲートウェイ(P−GW)は外部ネットワークに連結できる。
【0026】
MMEはeNB20へのNAS(non-access stratum)シグナリング、NASシグナリング保安、AS(access stratum)保安制御、3GPPアクセスネットワーク間の移動性のためのinter CN(core network)ノードシグナリング、アイドルモード端末到達可能性(ページング再転送の制御及び実行含み)、トラッキング領域リスト管理(アイドルモード及び活性化モードであるUEのために)、P−GW(PDN(packet data network)gateway)及びS−GW選択、MME変更と共にハンドオーバーのためのMME選択、2Gまたは3G 3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN(serving GPRS support node)選択、ローミング、認証、専用ベアラ設定を含んだベアラ管理機能、PWS(public warning system:地震/津波警報システム(ETWS)、及び常用モバイル警報システム(CMAS)含み)メッセージ転送サポートなどの多様な機能を提供する。S−GWホストは、ユーザ別基盤パケットフィルタリング(例えば、深層パケット検査を通じて)、合法的遮断、端末IP(internet protocol)アドレス割当、DLで転送レベルパッキングマーキング、UL/DLサービスレベル課金、ゲーティング及び等級強制、APN−AMBR(access point name aggregate maximum bit rate)に基づいたDL等級強制の各種の機能を提供する。
【0027】
ユーザトラフィック転送または制御トラフィック転送のためのインターフェースが使用できる。UE10及びeNB20は、Uuインターフェースにより連結される。eNB20はX2インターフェースにより相互間連結される。隣り合うeNB20はX2インターフェースによる網型ネットワーク構造を有することができる。複数のノードはeNB20とゲートウェイ30との間にS1インターフェースを介して連結できる。
【0028】
図2は、一般的なE−UTRAN及びEPCの構造のブロック図である。
図2を参照すると、eNB20はゲートウェイ30に対する選択、RRC(radio resource control)活性(activation)の間ゲートウェイ30へのルーティング(routing)、ページングメッセージのスケジューリング及び転送、BCH(broadcast channel)情報のスケジューリング及び転送、UL及びDLからUE10への資源の動的割当、eNB測定の設定(configuration)及び提供(provisioning)、無線ベアラ制御、RAC(radio admission control)及びLTE活性状態で連結移動性制御機能を遂行することができる。前述したように、ゲイウェイ30はEPCでページング開始、LTEアイドル状態管理、ユーザ平面の暗号化、SAEベアラ制御及びNASシグナリングの暗号化と無欠性保護機能を遂行することができる。
【0029】
図3はLTEシステムのユーザ平面プロトコルスタックのブロック図である。
図4はLTEシステムの制御平面プロトコルスタックのブロック図である。UEとE−UTRANとの間の無線インターフェースプロトコルの階層は通信システムで広く知られたOSI(open system interconnection)モデルの下位3個階層に基づいて、L1(第1階層)、L2(第2階層)、及びL3(第3階層)に区分される。
【0030】
物理階層(PHY;physical layer)はL1に属する。物理階層は物理チャンネルを介して上位階層に情報転送サービスを提供する。物理階層は上位階層であるMAC(media access control)階層と転送チャンネル(transport channel)を介して連結される。物理チャンネルは、転送チャンネルにマッピングされる。転送チャンネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが転送される。互いに異なる物理階層の間、即ち送信機の物理階層と受信機の物理階層との間にデータは物理チャンネルを介して転送される。
【0031】
MAC階層、RLC(radio link control)階層、及びPDCP(packet data convergence protocol)階層はL2に属する。MAC階層は、論理チャンネル(logical channel)を介して上位階層であるRLC階層にサービスを提供する。MAC階層は、論理チャンネル上のデータ転送サービスを提供する。RLC階層は、信頼性あるデータ転送をサポートする。一方、RLC階層の機能はMAC階層の内部の機能ブロックで具現されることができ、この際、RLC階層は存在しないこともある。PDCP階層は、相対的に帯域幅の小さい無線インターフェース上でIPv4またはIPv6のようなIPパケットを導入して転送されるデータが効率良く転送されるように不要な制御情報を減らすヘッダー圧縮機能を提供する。
【0032】
RRC(radio resource control)階層は、L3に属する。L3の最も下端 部分に位置するRRC階層はただ制御平面のみで定義される。RRC階層は、RB(radio bearer)などの設定(configuration)、再設定(re-configuration)、及び解除(release)と関連して論理チャンネル、転送チャンネル、及び物理チャンネルなどの制御を担当する。RBは、UEとE−UTRANとの間のデータ転送のためにL2により提供されるサービスを意味する。
【0033】
図3を参照すると、RLC及びMAC階層(ネットワーク側におけるeNBで終了)は、スケジューリング、ARQ及びHARQのような機能を遂行することができる。PDCP階層(ネットワーク側におけるeNBで終了)は、ヘッダー圧縮、無欠性保護、及び暗号化のようなユーザ平面機能を遂行することができる。
【0034】
図4を参照すると、RLC/MAC階層(ネットワーク側におけるeNBで終了)は、制御平面のために同一な機能を遂行することができる。RRC階層(ネットワーク側におけるeNBで終了)は、放送、ページング、RRC連結管理、RB制御、移動性機能、及びUE測定報告及び制御のような機能を遂行することができる。NAS制御プロトコル(ネットワーク側におけるゲートウェイのMMEで終了)は、SAEベアラ管理、認証、LTE_IDLE移動性管理、LTE_IDLEにおけるページング開始、及びゲートウェイとUEとの間のシグナリングのための保安制御などの機能を遂行することができる。
【0035】
図5は、物理チャンネル構造の一例を示す。物理チャンネルは、無線資源を通じてUEの物理階層とeNBの物理階層との間のシグナリング及びデータを転送する。物理チャンネルは、時間領域で複数のサブフレームと周波数領域で複数の副搬送波で構成される。1msである一つのサブフレームは、時間領域で複数のシンボルで構成される。該当サブフレームの特定シンボル、例えばサブフレームの第1のシンボルはPDCCHのために使用できる。PDCCHは、PRB(physical resource block)及びMCS(modulation and coding schemes)のように動的に割り当てられた資源を運ぶことができる。
【0036】
DL転送チャンネルは、システム情報を転送するために使われるBCH(broadcast channel)、UEをページングするために使われるPCH(paging channel)、ユーザトラフィックまたは制御信号を転送するために使われるDL−SCH(downlink shared channel)、マルチキャストまたはブロードキャストサービス転送のために使われるMCH(multicast channel)などを含む。DL−SCHは、HARQ、変調、コーディング及び転送電力の変化による動的リンク適応及び動的/半静的資源割当をサポートする。また、DL−SCHはセル全体にブロードキャスト及びビームフォーミングの使用を可能にすることができる。
【0037】
UL転送チャンネルは、一般的にセルへの初期接続のために使われるRACH(random access channel)、ユーザトラフィック、または制御信号を転送するために使われるUL−SCH(uplink shared channel)などを含む。UL−SCHは、HARQ及び転送電力及び潜在的な変調及びコーディングの変化による動的リンク適応をサポートする。また、UL−SCHはビームフォーミングの使用を可能にすることができる。
【0038】
論理チャンネルは、転送される情報の種類によって、制御平面の情報伝達のための制御チャンネルとユーザ平面の情報伝達のためのトラフィックチャンネルに分類される。即ち、論理チャンネルタイプの集合はMAC階層により提供される互いに異なるデータ転送サービスのために定義される。
【0039】
制御チャンネルは、制御平面の情報伝達のみのために使われる。MAC階層により提供される制御チャンネルは、BCCH(broadcast control channel)、PCCH(paging control channel)、CCCH(common control channel)、MCCH(multicast control channel)、及びDCCH(dedicated control channel)を含む。BCCHは、システム制御情報を放送するためのDLチャンネルである。PCCHは、ページング情報の転送のためのDLチャンネルであり、ネットワークがUEのセル単位の位置を知らない時に使われる。CCCHは、ネットワークとRRC連結を有しない時、UEにより使われる。MCCHは、ネットワークからUEにMBMS(multimedia broadcast multicast services)制御情報を転送するために使われる一対多のDLチャンネルである。DCCHは、UEとネットワークとの間に専用制御情報転送のためにRRC連結を有するUEにより使われる一対一の両方向チャンネルである。
【0040】
トラフィックチャンネルは、ユーザ平面の情報伝達のみのために使われる。MAC階層により提供されるトラフィックチャンネルは、DTCH(dedicated traffic channel)及びMTCH(multicast traffic channel)を含む。DTCHは一対一のチャンネルであって、一つのUEのユーザ情報の転送のために使われて、UL及びDL全てに存在することができる。MTCHは、ネットワークからUEにトラフィックデータを転送するための一対多のDLチャンネルである。
【0041】
論理チャンネルと転送チャンネルとの間のUL連結は、UL−SCHにマッピングできるDCCH、UL−SCHにマッピングできるDTCH、及びUL−SCHにマッピングできるCCCHを含む。論理チャンネルと転送チャンネルとの間のDL連結は、BCHまたはDL−SCHにマッピングできるBCCH、PCHにマッピングできるPCCH、DL−SCHにマッピングできるDCCH、DL−SCHにマッピングできるDTCH、MCHにマッピングできるMCCH、及びMCHにマッピングできるMTCHを含む。
【0042】
RRC状態はUEのRRC階層がE−UTRANのRRC階層と論理的に連結されているか否かを指示する。RRC状態は、RRC連結状態(RRC_CONNECTED)及びRRCアイドル状態(RRC_IDLE)のように2種類に分けられる。RRC_IDLEで、UEがNASにより設定されたDRX(discontinuous reception)を指定する間に、UEはシステム情報及びページング情報の放送を受信することができる。そして、UEはトラッキング領域でUEを固有に指定するID(identification)の割当を受けて、PLMN(public land mobile network)選択及びセル再選択を遂行することができる。またRRC_IDLEで、いかなるRRCコンテクストもeNBに格納されない。
【0043】
RRC_CONNECTEDで、UEはE−UTRANでE−UTRAN RRC連結及びコンテクストを有して、eNBにデータを転送及び/又はeNBからデータを受信することが可能である。また、UEはeNBにチャンネル品質情報及びフィードバック情報を報告することができる。RRC_CONNECTEDで、E−UTRANはUEが属したセルを知ることができる。したがって、ネットワークはUEにデータを転送及び/又はUEからデータを受信することができ、ネットワークはUEの移動性(ハンドオーバー及びNACC(network assisted cell change)を通じてのGERAN(GSM EDGE radio access network)でinter−RAT(radio access technology)セル変更指示)を制御することができ、ネットワークは隣り合うセルのためにセル測定を遂行することができる。
【0044】
RRC_IDLEで、UEはページングDRX周期を指定する。具体的には、UEはUE特定ページングDRX周期毎の特定ページング機会(paging occasion)にページング信号をモニターする。ページング機会は、ページング信号が転送される間の時間区間である。UEは、自分だけのページング機会を有している。ページングメッセージは、同一のトラッキング領域(TA;tracking area)に属する全てのセル上に転送される。UEが一つのTAから他のTAに移動すれば、UEは自身の位置をアップデートするためにネットワークにTAU(tracking area update)メッセージを転送することができる。
【0045】
Rel−12で、接続ネットワーク選択及びトラフィック操縦(steering)のための3GPP/WLAN(wireless local area network)インターワーキングが導入された。LTEからWLANへの、またはその反対のトラフィック操縦を遂行するために、UE決定基盤ソリューションがRel−12で定義された。即ち、eNBはRAN(radio access network)規則をUEに単に提供することができ、UEは受信されたRAN規則及び自身の情報に基づいて、どんな接続ネットワークを選択するかを、またはどんな接続ネットワークに操縦されるかを決定することができる。
【0046】
図6は、3GPP/WLANインターワーキングアーキテクチャの例示を図示する。
図6を参照すると、UEは3GPP接続ネットワークのeNBを通じて、非−3GPP接続ネットワーク(即ち、WLAN)のePDG(enhanced packet data gateway)を通じてP−GWに連結される。eNBはRAN規則をUEに提供することができる。UEは、RAN規則及びUEが有している情報に基づいて、3GPP及びWLANの間に操縦されるトラフィックに対する接続ネットワークを決定することができる。
【0047】
Rel−12で導入された接続ネットワーク選択及びトラフィック操縦のための3GPP/WLANインターワーキングは、レガシー移動性手続(例えば、S1/X2ハンドオーバー手続)と相異し、ここで、常にeNBはこのような決定をする。これによって、eNBにより制御される3GPP/WLANインターワーキングがRel−13で論議された。現在、eNBにより制御される3GPP/WLANインターワーキングに対する手続はない。
【0048】
3GPP/WLAN無線インターワーキングRel−12ソリューションは、QoE(quality of experience)及びネットワーク活用を向上させ、運営者に多い制御を提供することによって、コアネットワーク基盤WLANオフロードを向上させることができる。このような向上は、共に位置した、及び共に位置しない配置シナリオ全てに関連したLTE−WLAN統合、及び延いては、LTE−WLANインターワーキング向上によりさらに向上できる。LTE−WLAN統合の利点は、以下の通りである。
【0049】
(1)WLAN接続ネットワークは、WLAN−特定CNノード及びCNインターフェースを要求してはならないという観点で、CNに透明になる。これは、運営者に3GPP及びWLANネットワークを個別的に管理することと反対に、これら全ての統合された制御及び管理を提供する。
【0050】
(2)相当な容量及びQoE向上を提供するための無線レベルでの統合及びタイトな統合はWLAN及びLTEを通じてのリアルタイムチャンネル及びロード認識無線資源管理を可能にする。
【0051】
(3)QoEの向上を提供し、サービス中断を最小化し、運営者制御を増加させるために制御及び移動性アンカーとして信頼すべきLTEネットワークが使用できる。
【0052】
(4)新規WLAN−関連CNシグナリングが必要でないので、CNロードを減少させる。
【0053】
したがって、E−UTRANはLWA(LTE-WLAN aggregation)動作を支援することができ、ここで、RRC_CONNECTEDのUEはLTE及びWLANの無線資源を活用するためにeNBにより構成される。LTE及びWLANの間のバックホール連結によって2種類のシナリオが支援できる。一つは、非−理想的(non-ideal)バックホールのための共に位置しないLWAシナリオであり、他の一つは、理想的/内部(internal)バックホールのための共に位置したLWAシナリオである。
【0054】
図7は、本発明の一実施形態に係る共に位置しないLWAシナリオに対する全体的なアーキテクチャの一実施形態を図示する。
図7を参照すると、WT(WLAN termination)は、WLANに対するXwインターフェースを終端させる。WTは、WLAN側でXwインターフェースを終端させる論理的ノードであることができ、3GPPはどこでこれを具現するかを特定しないことがある。
【0055】
LWAで、特定ベアラーが使用する無線プロトコルアーキテクチャは、LWAバックホールシナリオ及びベアラーが設定された方法に従うことができる。LWAに対して2種類のベアラー類型がありうる。一つは分離LWAベアラーであり、残りの一つはスイッチLWAベアラーである。分離LWAベアラーは、LWAでeNB及びWLAN無線資源を全て使用するために、eNB及びWLANに全て無線プロトコルが位置するベアラーである。スイッチLWAベアラーは、eNB及びWLANに全て無線プロトコルが位置するベアラーであるが、LWAでWLAN無線資源のみを使用する。
【0056】
共に位置しないLWAシナリオで、eNBはXwインターフェースを介して一つ以上のWTに連結できる。共に位置するLWAシナリオで、LTE及びWLANの間のインターフェースは具現によることができる。LWAに対して、単にコアネットワークに要求されるインターフェースはS1−U及びS1−MMEであり、これはeNBで終端される。WLANに対してコアネットワークインターフェースが要求されないことがある。
【0057】
図8は、本発明の一実施形態に係るLWAのためのeNB及びWTのU−平面連結の例示を図示する。
図8を参照すると、共に位置しないLWAシナリオで、S1−UはeNBで終端され、eNB及びWTはXwユーザ平面インターフェース(Xw−U)を介して連結される。Xw−Uインターフェースは、WTからのフィードバックに基盤する流れの制御を支援することができる。E−RAB(E-UTRAN radio access bearer)がLWAベアラー上にマッピングされる場合、流れ制御関数がDLに適用できる。即ち、LWAベアラーに対してWTへのDLユーザデータ流れをeNBが制御するために、流れ制御情報がWTによりeNBに提供できる。eNB及びWTの間のLWA PDU(protocol data unit)を伝達するためにXw−Uインターフェースが使用できる。LWAに対してeNBでS1−Uが終端されることができ、Xw−UユーザデータベアラーがLWAベアラーオプションが構成されるE−RABと関連されれば、Xw−Uインターフェースを用いてユーザ平面データはeNBからWTに伝達できる。
【0058】
図9は、本発明の一実施形態に係るLWAのためのeNB及びWTのC−平面連結の例示を図示する。
図9を参照すると、共に位置しないLWAシナリオで、S1−MMEはeNBで終端し、eNB及びWTはXw制御平面インターフェース(Xw−C)を介して連結される。アプリケーション階層シグナリングプロトコルは、Xw−AP(Xw application protocol)と呼ばれることができる。Xw−APプロトコルは、次の動作を支援する。
【0059】
−WTからeNBへのWLANメトリック(例えば、bssロード)の伝達;
【0060】
−ECM−CONNECTEDのUEに対するLWAの支援:LWAベアラーのために特定UEに対するeNB及びWTの間のユーザ平面トンネルの制御及び/又はWTでUEコンテクストの構築、修正、及び解除;
【0061】
−一般Xw管理及びエラー取扱機能:エラー指示;Xw設定;Xw再設定;WT構成データアップデート;
【0062】
LWAのためのeNB−WT制御平面シグナリングはXw−Cインターフェースシグナリング手段により遂行できる。eNB及びMMEの間のLWA UE当たりただ一つのS1−MME連結のみがありうる。eNB及びWTの間の各々の調整がXwインターフェースシグナリング手段により遂行できる。
【0063】
以下、本発明の実施形態に係る3GPP−WLANインターワーキング及び統合のための手続が説明される。次の手続は相異する状況に対する手続、例えば、WT付加に対する手続、WT修正に対する手続、またはWT解除に対する手続を含むことができる。また、次の手続はeNB及びWTの間のインターフェース、例えば、前述したXwインターフェースまたは他のインターフェースに基盤することができる。また、WT及びWLANは以下の明細書で同一な意味として表示されることができ、したがって、以下の明細書で相互間に代替できる。
【0065】
図10は、本発明の一実施形態に係るWT付加手続の例示を図示する。WT付加手続はeNBにより開始されることができ、UEにWLAN資源を提供するためにWTでUEコンテクストを構築するために利用できる。即ち、特定UEに対してLWAベアラーを構築するようにWTに要請するためにWT付加手続が利用できる。
【0066】
ステップS100で、eNBはWT付加要請メッセージをWTに転送する。このステップにより、eNBはE−RAB特性を指示する特定E−RABに対してWLAN資源を割り当てるようにWTに要請することを決定することができる。WT付加要請メッセージは、特定UEに対するLWAベアラーを含むことができる。より特定的に、WT付加要請メッセージは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、2)付加されるE−RABに対するE−RAB ID、E−RAB QoS(quality of service)、3)付加されるE−RABに対する(UL PDU伝達のための)eNB GTP(GPRS tunneling protocol)トンネル終点、4)データフォーワーディング指示、5)保安キー、または6)選択されたWLAN識別子(例えば、SSID(service set ID)、BSSID(basic service set ID)、HESSID(homogeneous extended service set ID))のうち、少なくとも一つを含むことができる。LTE−WLAN統合のために、前述した全ての種類の情報がWT付加要請メッセージに含まれることができる。LTE−WLANインターワーキングのために、前述した全ての種類の情報のうち、1)、2)、及び6)がWT付加要請メッセージに含まれることができる。WTは原因値、例えば、利用可能な無線資源が無いこと(no radio resource available)を用いて要請を拒絶することができる。
【0067】
<表1>は、WT付加要請メッセージの例示を図示する。このようなメッセージは特定UEに対してLTE−WLAN統合のための資源の準備を要請するためにeNBによりWTに転送される。
【0069】
<表1>を参照すると、WT付加要請メッセージは、eNB Xw AP ID(“eNB UE XwAP ID”)、E−RAB ID、E−RAB QoS、及びeNB GTPトンネル終点(“E-RABS To Be Added Item”内)、保安キー(“WLAN Security Information”)、及び選択されたWLAN識別子(“Mobility Set”)を含む。
【0070】
WTが全体または一部WLAN資源要請を認めることができれば、ステップS101で、WTはWT付加要請承認メッセージをeNBに転送する。即ち、WTで一つ以上のGTPトンネルが成功裏に構築された場合、LWAに対して成功裏に構築されたベアラー及び構築されることに失敗したベアラーを含むWT付加要請承認メッセージでWTは応答することができる。より特定的には、WT付加要請承認メッセージは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、2)認定されたE−RAB ID、3)認定されたE−RABに対する(DL PDU伝達のための)WT GTPトンネル終点、4)認定されないE−RAB ID、5)データフォーワーディングTEID(tunnel ID)、または6)eNBを通じてUEに伝達される必要があるパラメータ(例えば、ビーコン)のうち、少なくとも一つを含むことができる。LTE−WLANインターワーキングのために、前述した全ての種類の情報のうち、1)、2)、4)、及び6)がWT付加要請承認メッセージに含まれることができる。
【0071】
<表2>は、WT付加要請承認メッセージの例示を図示する。このようなメッセージはeNBにWT付加準備に関して確認させるためにWTにより転送される。
【0073】
<表2>を参照すると、WT付加要請承認メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE Xw AP ID”)、WT Xw AP ID(“WT UE XwAP ID”)、認定されたE−RAB ID、及びWT GTPトンネル終点(“E-RABs Admitted To Be Added Item”内)、及び認定されないE−RAB ID(“E-RABs Not Admitted List”)を含む。
【0074】
ステップS102で、eNBはWTから必要な情報及びeNBの情報を有するRRC連結再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージをUEに転送する。RRC連結再構成メッセージは、新たな無線資源構成を含むことができる。ステップS103で、UEは新たな構成を適用し、eNBにRRC連結再構成完了(RRCConnectionReconfigurationComplete)メッセージで応答する。UEは、新たなLWA構成を使用することを始めて、WLAN結合を遂行する。
【0075】
ステップS104で、eNBはWTに状態を指示するためにWLAN再構成完了メッセージをWTに転送することができる。ステップS105で、WTはWT結合確認メッセージをeNBに転送する。
【0076】
以後、データフォーワーディングまたはデータ転送のために、eNBはSN状態伝達メッセージをWTに転送することができ、データはeNBを通じてS−GWからWTに転送できる。このようなステップはLTE−WLAN統合のために遂行できる。または、MMEにオフローディング動作を指示するために、eNBはWTにオフローディングされるE−RABを指示することによって、MMEに向けて経路アップデート手続を遂行することができる。MMEは、経路アップデート承認メッセージをeNBに転送することができる。このようなステップは、LTE−WLANインターワーキングのために遂行できる。前述した説明で、LTE−WLAN統合のための手続及びLTE−WLANインターワーキングのための手続が互いに分離されているように説明される。しかしながら、これらは互いに分離される必要がない。
【0077】
図11は、本発明の一実施形態に係るWT付加手続の他の例示を図示する。
【0078】
ステップS110で、eNBはWT付加要請メッセージをWTに転送する。ステップS110は、
図10のステップS100に対応することができる。WT付加要請メッセージは、前述した<表1>に従うことができる。
【0079】
ステップS111で、WTはWT付加要請承認メッセージをeNBに転送する。ステップS111は、
図10のステップS101に対応することができる。WT付加要請承認メッセージは前述した<表2>に従うことができる。
【0081】
図12は、本発明の一実施形態に係るeNB開始WT修正手続の例示を図示する。eNB開始WT修正手続は同一なWT内でUEコンテクストの他の特徴を修正するか、またはベアラーコンテクストを修正、構築、または解除するために使用できる。即ち、WTで特定UEに対してLWAベアラーを修正するようにWTに要請するために、eNB開始WT修正手続が使用できる。WT修正手続は必ずUEに対するシグナリングを含む必要があるものではない。
【0082】
ステップS200で、eNBはWT修正要請メッセージをWTに転送する。このステップにより、eNBは特定E−RABに対するWLAN資源を修正するようにWTに要請することができる。より特定的には、WT修正要請メッセージはUEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、2)付加/修正/解除されるE−RABに対するE−RAB ID、E−RAB QoS、3)付加/修正/解除されるE−RABに対する(UL PDU伝達のための)eNB GTPトンネル終点、4)データフォーワーディング指示(DL/ULフォーワーディングGTPトンネル終点)、5)保安キー、6)選択されたWLAN識別子(例えば、SSID、BSSID、HESSID)、7)修正に対する原因、または8)WT変更指示のうち、少なくとも一つを含むことができる。LTE−WLAN統合のために、前述した全ての種類の情報がWT修正要請メッセージ内に含まれることができる。LTE−WLANインターワーキングのために、前述した全ての種類の情報のうち、1)、2)、6)、7)、及び8)がWT修正要請メッセージ内に含まれることができる。
【0083】
<表3>は、WT修正要請メッセージの例示を図示する。このようなメッセージは特定UEに対してWT資源を修正するための準備を要請するようにeNBによりWTに転送される。
【0086】
<表3>を参照すると、WT修正要請メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE Xw AP ID”)、WT Xw AP ID(“WT UE Xw AP IE”)、2)付加/修正されるE−RABに対するE−RAB ID、E−RAB QoS、及びeNB GTPトンネル終点(“E-RABs To Be Added Item”内)、解除されるE−RABに対するデータフォーワーディング指示(“E-RABs To Be Release Item”内)、保安キー(“WLAN Security Information”)、選択されたWLAN識別子(“Mobility Set”)、及び修正に対する原因(“Cause”)を含む。
【0087】
WTが要請を受諾すれば、WTは修正されたWLAN資源構成を適用し、ステップS201で、WTはWT修正要請承認メッセージをeNBに転送する。即ち、WTで資源修正が成功裏に遂行された場合に、WTはWT修正要請承認メッセージで応答する。より特定的に、WT修正要請承認メッセージは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、2)付加/修正/解除されるE−RABに対して認定されたE−RAB ID、3)認定されたE−RABに対して(DL PDU伝達のための)WT GTPトンネル終点、4)認定されないE−RAB ID、5)データフォーワーディングTEID、または6)eNBを通じてUEに伝達される必要があるパラメータ(例えば、ビーコン)のうち、少なくとも一つを含むことができる。LTE−WLAN統合のために、前述した全ての種類の情報がWT修正要請承認メッセージ内に含まれることができる。LTE−WLANインターワーキングに対して、前述した全ての種類の情報のうち、1)、2)、4、及び6)がWT修正要請承認メッセージ内に含まれることができる。
【0088】
<表4>は、WT修正要請承認メッセージの例示を図示する。このようなメッセージはeNBがWT付加準備に関して確認するようにWTにより転送される。
【0091】
<表4>を参照すると、WT修正要請承認メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE XwAP ID”)、WT Xw AP ID(“WT UE XwAP ID”)、認定されたE−RAB ID及び付加/修正/解除されるE−RABに対するWT GTPトンネル終点(“E-RABs Admitted To Be Added Item”内)、及び認定されないE−RAB ID(“E-RABs Not Admitted List”)を含む。
【0092】
ステップS202で、修正がRRC構成を要請すれば、eNBは新たなWLAN無線資源構成を含むRRC連結再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージをUEに転送することができる。ステップS203で、UEは新たなRRC構成を適用することができ、RRC連結再構成完了(RRCConnectionReconfiguration Complete)メッセージをeNBに応答することができる。UEは新たなLWA構成を使用することを始める。ステップS204で、eNBはWTに状態を指示するためにWLAN再構成完了メッセージをWTに転送することができる。
【0093】
以後、eNBはSN状態伝達メッセージをWTに転送することができ、データはeNBを通じてS−GWからWTに転送できる。このようなステップはLTE−WLAN統合のために遂行できる。または、eNBはWTにオフローディングされるE−RABを指示することによって、MMEに向けて経路アップデート手続を遂行することができる。MMEは、経路アップデート承認メッセージをeNBに転送することができる。このようなステップは、LTE−WLANインターワーキングのために遂行できる。前述した説明で、LTE−WLAN統合のための手続及びLTE−WLANインターワーキングのための手続が互いに分離されているように説明される。しかしながら、これらは互いに分離される必要がない。
【0094】
図13は、本発明の一実施形態に係るWT修正手続の他の例示を図示する。
【0095】
ステップS210で、eNBはWT修正要請メッセージをWTに転送する。ステップS210は、
図12のステップS200に対応できる。WT修正要請メッセージは前述した<表3>に従うことができる。
【0096】
ステップS211で、WTはWT修正要請承認メッセージをeNBに転送する。ステップS211は、
図12のステップS201に対応できる。WT修正要請承認メッセージは、前述した<表4>に従うことができる。
【0098】
図14は、本発明の一実施形態に係るWT開始WT修正手続の例示を図示する。WT開始WT修正手続は同一なWT内でUEコンテクストの他の特徴を修正するか、またはベアラーコンテクストを修正、構築、または解除するために使用できる。即ち、WTで特定UEに対するLWAベアラーを解除するようにeNBに要請するためにWT開始WT修正手続が使用できる。例えば、WLANのロード状況が良好でない場合に、WTは付加されたベアラーに対して修正、即ち、これらのうちの一部を解除する要請をトリガーすることが許容できる。付加的に、WTはパラメータ変更、例えば、保安パラメータ変更、またはUEをサービングするSSIDの移動性集合変更などをトリガーすることが許容できる。WT修正手続は必ずUEに対するシグナリングを含む必要があるものではない。
【0099】
ステップS300で、WTはWT修正要求メッセージをeNBに転送する。このステップにより、WTは特定E−RABに対して割り当てられたWLAN資源の解除を要請することができる。より特定的に、WT修正要求メッセージは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、2)解除されるE−RABに対するE−RAB ID、及び原因、3)修正に対する原因、または、4)WT変更指示のうち、少なくとも一つを含むことができる。WT変更指示は保安キー/パラメータ変更、または移動性集合変更(WLAN ID、例えば、SSID/BSSID)のうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0100】
<表5>は、WT修正要求メッセージの例示を図示する。このようなメッセージは特定UEに対してLWAベアラーの解除または修正を要請するためにWTによりeNBに転送される。
【0102】
<表5>を参照すると、WT修正要求メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE XwAP ID”)、WT Xw AP ID(“WT UE XwAP ID”)、解除されるE−RABに対するE−RAB ID、及び原因(“E-RABs To Be Released Item”内)、及び修正に対する原因(“Cause”)を含む。
【0103】
また、データフォーワーディング指示、保安キー、またはWT変更指示のうち、少なくとも一つに対して、ステップS301で、eNBはWT修正要請メッセージをWTに転送することができ、ステップS302で、WTはWT修正要請承認メッセージをeNBに転送することができる。
【0104】
eNBがWT要請に従うことに決定すれば、ステップS303で、eNBはWT修正確認メッセージをWTに転送する。より特定的に、WT修正確認メッセージは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、または2)WTに伝達される必要があるパラメータのうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0105】
<表6>は、WT修正確認メッセージの例示を図示する。このようなメッセージはWT開始WT修正が成功裏であることをWTに通知するためにeNBにより転送される。
【0107】
<表6>を参照すると、WT修正確認メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE XwAP ID”)及びWT Xw AP ID(“WT UE XwAP ID”)を含む。
【0108】
ステップS304で、修正がRRC構成を要請すれば、eNBは新たなWLAN無線資源構成を含むRRC連結再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージをUEに転送することができる。ステップS305で、UEは新たなRRC構成を適用することができ、RRC連結再構成完了(RRCConnectionReconfiguration Complete)メッセージをeNBに応答することができる。UEは新たなLWA構成を使用するのを始める。
【0109】
以後、eNBはSN状態伝達メッセージをWTに転送することができ、データはeNBを通じてS−GWからWTに転送できる。このようなステップはLTE−WLAN統合のために遂行できる。または、eNBはWTにオフローディングされるE−RABを指示することによって、MMEに向けて経路アップデート手続を遂行することができる。MMEは、経路アップデート承認メッセージをeNBに転送することができる。このようなステップはLTE−WLANインターワーキングのために遂行できる。前述した説明で、LTE−WLAN統合のための手続及びLTE−WLANインターワーキングのための手続が互いに分離されているように説明される。しかしながら、これらは互いに分離される必要がない。
【0110】
図15は、本発明の一実施形態に係るWT開始WT修正手続の他の例示を図示する。
【0111】
ステップS310で、eNBはWT修正要求メッセージをWTに転送する。ステップS310は、
図14のステップS300に対応できる。WT修正要求メッセージは前述した<表5>に従うことができる。
【0112】
ステップS311で、WTはWT修正確認メッセージをeNBに転送する。ステップS311は、
図14のステップS303に対応できる。WT修正確認メッセージは前述した<表6>に従うことができる。
【0114】
図16は、本発明の一実施形態に係るeNB開始WT解除手続の例示を図示する。WTでUEコンテクストの解除を開始するためにeNB開始WT解除手続が使用できる。このような要請の受信ノードは拒絶することができる。eNB開始WT解除手続は必ずUEに対するシグナリングを含む必要があるものではない。
【0115】
ステップS400で、eNBはWT解除要請メッセージをWTに転送する。このようなステップにより、eNBは割り当てられたWLAN資源を解除するようにWTに要請することができる。より特定的に、WT解除要請メッシュは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、2)解除されるE−RABに対するE−RAB ID及びDL/ULフォーワーディングGTPトンネル終点、または3)解除に対する原因のうち、少なくとも一つを含むことができる。WTは全ての割り当てられたWLAN資源の解除を開始する。
【0116】
<表7>は、WT解除要請メッセージの例示を図示する。このようなメッセージは資源の解除を要請するためにeNBによりWTに転送される。
【0118】
<表7>を参照すると、WT解除要請メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE XwAP ID”)、WT Xw AP ID(“WT UE XwAP ID”)、解除されるE−RABに対するE−RAB ID及びDL/ULフォーワーディングGTPトンネル終点(“E-RABs To Be Released Item”内)、及び解除に対する原因(“Cause”)を含む。
【0119】
要求されれば、ステップS401で、eNBはWLAN無線資源構成の解除を指示するRRC連結再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージをUEに転送することができる。ステップS402で、UEはRRC連結再構成完了(RRCConnectionReconfigurationComplete)メッセージでeNBに応答することができる。UEは、指定されたWLAN資源に対するLWA構成を解除することができる。eNBは、UEコンテクスト解除メッセージをWTに転送する。
【0120】
以後、eNBはSN状態伝達メッセージをWTに転送することができ、データはWTからeNBに伝達できる。このようなステップはLTE−WLAN統合のために遂行できる。または、eNBはWTにオフローディングされるE−RABを指示することによって、MMEに向けて経路アップデート手続を遂行することができる。MMEは、経路アップデート承認メッセージをeNBに転送することができる。このようなステップはLTE−WLANインターワーキングのために遂行できる。前述した説明で、LTE−WLAN統合のための手続及びLTE−WLANインターワーキングのための手続が互いに分離されているように説明される。しかしながら、これらは互いに分離される必要がない。
【0121】
図17は、本発明の一実施形態に係るeNB開始WT解除手続の他の例示を図示する。
【0122】
ステップS410で、eNBはWT解除要請メッセージをWTに転送する。ステップS410は、
図16のステップS400に対応できる。WT解除要請メッセージは、前述した<表7>に従うことができる。
【0124】
図18は、本発明の一実施形態に係るWT開始WT解除手続の例示を図示する。WTでUEコンテクストの解除を開始するためにWT開始WT解除手続が使用できる。このような要請の受信ノードは拒絶しないことがある。WT開始WT解除手続は必ずUEに対するシグナリングを含む必要があるものではない。
【0125】
ステップS500で、WTはWT解除要求メッセージをeNBに転送する。このようなステップにより、WTは割り当てられたWLAN資源の解除を要請することができる。より特定的に、WT解除要求メッセージは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、または、2)解除に対する原因のうち、少なくとも一つを含むことができる。
【0126】
<表8>は、WT解除要求メッセージの例示を図示する。このようなメッセージはWTで特定UEに対して全ての資源の解除を要請するためにWTにより転送される。
【0128】
<表8>を参照すると、WT解除要求メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE XwAP ID”)、WT Xw AP ID(“WT UE XwAP IE”)、及び解除に対する原因(“Cause”)を含む。
【0129】
ステップS501で、eNBはWT解除確認メッセージをWTに転送する。WT解除確認メッセージは、1)UEを識別するためのeNB Xw AP ID、WT Xw AP ID、または2)解除されるE−RABに対するE−RAB ID及びDL/ULフォーワーディングGTPトンネル終点のうち、少なくとも一つを含むことができる。WTは、全ての割り当てられたWLAN資源の解除を開始する。
【0130】
<表9>は、WT解除確認メッセージの例示を図示する。このようなメッセージはWTで特定UEに対して全ての資源の解除を確認するためにeNBにより転送される。
【0132】
<表9>を参照すると、WT解除確認メッセージはeNB Xw AP ID(“eNB UE XwAP ID”)、WT Xw AP ID(“WT UE XwAP ID”)、及び解除されるE−RABに対するE−RAB ID及びDL/ULフォーワーディングGTPトンネル終点(“E-RABs To Be Released Item”内)を含む。
【0133】
要求されれば、ステップS502で、eNBはWLAN無線資源構成の解除を指示するRRC連結再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージをUEに転送することができる。ステップS503で、UEはRRC連結再構成完了(RRCConnectionReconfigurationComplete)メッセージでeNBに応答することができる。UEは、指定されたWLAN資源に対するLWA構成を解除することができる。eNBは、UEコンテクスト解除メッセージをWTに転送する。
【0134】
以後、eNBはSN状態伝達メッセージをWTに転送することができる。このようなステップはLTE−WLAN統合のために遂行できる。または、eNBはWTにオフローディングされるE−RABを指示することによって、MMEに向けて経路アップデート手続を遂行することができる。MMEは、経路アップデート承認メッセージをeNBに転送することができる。このようなステップはLTE−WLANインターワーキングのために遂行できる。前述した説明で、LTE−WLAN統合のための手続及びLTE−WLANインターワーキングのための手続が互いに分離されているように説明される。しかしながら、これらは互いに分離される必要がない。
【0135】
図19は、本発明の一実施形態に係るWT開始WT解除手続の他の例示を図示する。
【0136】
ステップS510で、WTはWT解除要求メッセージをeNBに転送する。ステップS510は、
図18のステップS500に対応できる。WT解除要求メッセージは前述した<表8>に従うことができる。
【0137】
ステップS511で、eNBはWT解除確認メッセージをWTに転送する。ステップS511は、
図18のステップS501に対応できる。WT解除確認メッセージは、前述した<表9>に従うことができる。
【0139】
前述した
図10のステップS104、
図12のステップS204で、eNBはWT再構成完了メッセージをWTに転送してWT再構成完了手続を遂行することができる。
【0140】
UEがWTに連結できない場合に、WT結合失敗が発生する。WT結合失敗を通知するために、本発明の一実施形態に係る新たなRRCメッセージが定義できる。
【0141】
図20は、本発明の一実施形態に係るWT再構成完了手続の例示を図示する。
【0142】
ステップS600で、eNBはWT付加要請メッセージをWTに転送する。ステップS601で、WTはWT付加要請承認メッセージをeNBに転送する。ステップS602で、eNBはRRC連結再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージをUEに転送する。ステップS603で、eNBはRRC連結再構成完了(RRCConnectionReconfigurationComplete)メッセージをUEに転送する。ステップS604で、UEは新たなLWA構成を使用するのを始めて、WLAN結合を遂行する。
【0143】
WLANへのUE連結の失敗が発生することがある。このような場合に、ステップS605で、UEはWLAN連結失敗を有するRRCメッセージを転送する。ステップS606で、eNBは失敗原因を有するWT再構成完了メッセージをWTに転送する。これによって、成功である場合及び失敗である場合の全てに対してWT再構成完了手続が使用できる。代案的に、eNBがWLAN構成に誤りが発生したと判断すれば、eNBはUEに対する構成要請をトリガーしないことがあり(即ち、ステップS602)、ステップS601の以後に失敗原因を有するWT再構成完了メッセージを直ちにWTに転送することができる。
【0144】
図21は、本発明の一実施形態に係るWT解除手続の例示を図示する。
【0145】
ステップS610で、eNBはWT付加要請メッセージをWTに転送する。ステップS611で、WTはWT付加要請承認メッセージをeNBに転送する。ステップS612で、eNBはRRC連結再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージをUEに転送する。ステップS613で、eNBはRRC連結再構成完了(RRCConnectionReconfigurationComplete)メッセージをUEに転送する。ステップS614で、UEは新たなLWA構成を使用することを始めて、WLAN結合を遂行する。
【0146】
WLANへのUE連結の失敗が発生することがある。このような場合に、ステップS615で、UEはWLAN連結失敗を有するRRCメッセージを転送する。ステップS616で、eNBは失敗原因を有するWT解除要請メッセージをWTに転送する。代案的に、eNBがWLAN構成に誤りが発生したと判断すれば、eNBはUEに対する構成要請をトリガーしないことがあり(即ち、ステップS612)、ステップS611の以後に失敗原因を有するWT解除要請メッセージを直ちにWTに転送することができる。
【0147】
図20及び
図21の実施形態において、例示としてWT付加手続が使われた。しかしながら、本発明はWT修正手続のような他の手続にまた適用できる。
【0148】
図22は、発明の実施形態が具現される無線通信システムを示す。
【0149】
eNB800は、プロセッサ(processor)810、メモリ(memory)820、及び送受信部(transceiver)830を含むことができる。プロセッサ810は本明細書で説明された機能、過程及び/又は方法を具現するように構成できる。無線インターフェースプロトコルの階層は、プロセッサ810により具現できる。メモリ820はプロセッサ810と連結されて、プロセッサ810を駆動するための多様な情報を格納する。送受信部830はプロセッサ810と連結されて、無線信号を転送及び/又は受信する。WT900はeNB800とXwインターフェースを介して連結できる。
【0150】
プロセッサ810は、ASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/又はデータ処理装置を含むことができる。メモリ820は、ROM(read-only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体、及び/又は他の格納装置を含むことができる。送受信部830は、無線周波数信号を処理するためのベースバンド回路を含むことができる。実施形態がソフトウェアで具現される時、前述した技法は前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現できる。モジュールはメモリ820に格納され、プロセッサ810により実行できる。メモリ820はプロセッサ810の内部または外部にあることができ、よく知られた多様な手段によりプロセッサ810と連結できる。
【0151】
前述した例示的なシステムにおいて、前述した本発明の特徴によって具現されることができる方法は、流れ図に基づいて説明された。便宜上、方法は、一連のステップまたはブロックで説明したが、請求された本発明の特徴は、ステップまたはブロックの順序に限定されるものではなく、あるステップは、異なるステップと、前述と異なる順序にまたは同時に発生できる。また、当業者であれば、流れ図に示すステップが排他的でなく、他のステップが含まれ、または流れ図の1つまたはそれ以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさずに削除可能であることを理解することができる。