特許第6654295号(P6654295)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6654295
(24)【登録日】2020年2月3日
(45)【発行日】2020年2月26日
(54)【発明の名称】持ち運びやすい野菜かご
(51)【国際特許分類】
   A45C 3/04 20060101AFI20200217BHJP
   A45C 11/00 20060101ALI20200217BHJP
   B62B 3/00 20060101ALI20200217BHJP
   B62B 3/02 20060101ALI20200217BHJP
   B62B 5/00 20060101ALI20200217BHJP
   B62B 5/06 20060101ALI20200217BHJP
   A45C 5/14 20060101ALN20200217BHJP
【FI】
   A45C3/04 Z
   A45C11/00 Z
   B62B3/00 F
   B62B3/02 H
   B62B5/00 B
   B62B5/00 D
   B62B5/06 C
   !A45C5/14 B
【請求項の数】3
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2019-95605(P2019-95605)
(22)【出願日】2019年5月21日
【審査請求日】2019年5月27日
(31)【優先権主張番号】201910310197.1
(32)【優先日】2019年4月17日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519230086
【氏名又は名称】青島康研日用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718005386
【氏名又は名称】黄 暁磊
(72)【発明者】
【氏名】劉▲し▼意
【審査官】 高島 壮基
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第205030653(CN,U)
【文献】 欧州特許出願公開第2540604(EP,A1)
【文献】 特開2009−268722(JP,A)
【文献】 特開2013−31764(JP,A)
【文献】 特開2017−144080(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45C 1/00−15/08
A63C 17/01
B62B 1/00− 5/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面視で、本体及び固定板を含み、前記本体の中には野菜チャンバが設置され、前記野菜チャンバの中には閉鎖装置が設置され、前記閉鎖装置は前記野菜チャンバを閉鎖でき、前記閉鎖装置は空チャンバと、軸ロッドと、第一捩りばねと、閉鎖用布を含み、前記軸ロッドは前記空チャンバの中に設置され、前記軸ロッドの上には前記第一捩りばねが設置され、前記閉鎖用布は前記軸ロッドに巻き付いており、前記固定板の中には収納チャンバが設置され、前記収納チャンバの中にはローラー装置が設置され、前記ローラー装置は前記収納チャンバの中に設置された回転軸を含み、前記回転軸の上には第二捩りばねが設置され、前記回転軸の上には回転ロッドが設置され、前記回転ロッドの中にはローラー軸が設置され、前記ローラー軸の上にはローラーが回転可能に連結され、非使用時には、前記ローラーを前記収納チャンバの中に収納し、前記固定板の上には固定箱が設置され、前記固定箱の中には固定チャンバが設置され、前記固定チャンバの中には伸縮ロッドが設置され、前記伸縮ロッドは上に伸びられ、前記固定板の中には一側が開口した収容チャンバが設置され、前記収容チャンバの中にはペダルがスライド可能に設置され、前記ペダルの一側の端面には引き手が固定的に設置され、前記引き手で前記ペダルを引き出せ、ベダルとして使えることを特徴とする持ち運びやすい野菜かご。
【請求項2】
前記ローラー装置は前記固定板の中に設置され、且つ前記収納チャンバと連通した制御チャンバを含み、前記制御チャンバの頂壁にはリターンスプリングが固定的に設置され、前記リターンスプリングの下端には連結ロッドが固定的に設置され、前記連結ロッドの上には連結ブロックが固定的に設置され、また前記連結ブロックは下に前記収納チャンバの中まで伸びており、前記連結ブロックの上にはつめがヒンジで連結され、前記回転軸の上にはつめ車が固定的に設置され、前記つめ車と前記つめとが協働しており、前記固定板の中には前記制御チャンバと連通し、且つ下に開口した連通チャンバが設置され、前記連通チャンバの中には制御ロッドがスライド可能に設置され、前記制御ロッドの上端と前記連結ロッドとは固定的に連結され、それにより、前記回転ロッドが鉛直状態まで回転した後、前記制御ロッドを押せば、前記回転ロッドを収納できることを特徴とする請求項1に記載の持ち運びやすい野菜かご。
【請求項3】
前記閉鎖装置は左側に位置する前記閉鎖用布の一端と固定的に連結された穴開きブロックを含み、右側に位置する前記閉鎖用布の一端にはとめ金が固定的に設置され、前記とめ金は前記穴開きブロックの中に挿入可能であり、
また、前記伸縮ロッドの上端にはグリップが固定的に設置され、前記ペダルの前後端面には位置制限ブロックが対称的、かつ固定的に設置され、前記本体の前後端面には収納溝が対称的に設置され、前記収納溝の中には旋転軸が設置され、前記旋転軸の上にはハンドルが回転可能に設置され、使用時、前記ハンドルを前記収納溝の中から回し出すことを特徴とする請求項1に記載の持ち運びやすい野菜かご。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は野菜かご分野を取り上げて、具体的には持ち運びやすい野菜かごである。
【背景技術】
【0002】
野菜を買う時、野菜かごはよく使われている。しかし、野菜を買い過ぎて、一般的な女性には持ち運べにくいため、本装置を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第106063570号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は持ち運びやすい野菜かごを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の技術プランを採用する:持ち運びやすい野菜かごは、本体及び固定板を含み、前記本体の中には野菜チャンバが設置され、前記野菜チャンバの中には閉鎖装置が設置され、前記閉鎖装置は前記野菜チャンバを閉鎖でき、前記閉鎖装置は空チャンバと、軸ロッドと、第一捩りばねと、閉鎖用布を含み、前記軸ロッドは前記空チャンバの中に設置され、前記軸ロッドの上には前記第一捩りばねが設置され、前記閉鎖用布は前記軸ロッドに巻き付いており、前記固定板の中には収納チャンバが設置され、前記収納チャンバの中にはローラー装置が設置され、前記ローラー装置は前記収納チャンバの中に設置された回転軸を含み、前記回転軸の上には第二捩りばねが設置され、前記回転軸の上には回転ロッドが設置され、前記回転ロッドの中にはローラー軸が設置され、前記ローラー軸の上にはローラーが回転可能に連結され、非使用時には、前記ローラーを前記収納チャンバの中に収納し、前記固定板の上には固定箱が設置され、前記固定箱の中には固定チャンバが設置され、前記固定チャンバの中には伸縮ロッドが設置され、前記伸縮ロッドは上に伸びられ、前記固定板の中には一側が開口した収容チャンバが設置され、前記収容チャンバの中にはペダルがスライド可能に設置され、前記ペダルの一側の端面には引き手が固定的に設置され、前記引き手で前記ペダルを引き出せ、ベダルとして使える。
【0006】
優選的には、前記ローラー装置は前記固定板の中に設置され、且つ前記収納チャンバと連通した制御チャンバを含み、前記制御チャンバの頂壁にはリターンスプリングが固定的に設置され、前記リターンスプリングの下端には連結ロッドが固定的に設置され、前記連結ロッドの上には連結ブロックが固定的に設置され、また前記連結ブロックは下に前記収納チャンバの中まで伸びており、前記連結ブロックの上にはつめがヒンジで連結され、前記回転軸の上にはつめ車が固定的に設置され、前記つめ車と前記つめとが協働しており、前記固定板の中には前記制御チャンバと連通し、且つ下に開口した連通チャンバが設置され、前記連通チャンバの中には制御ロッドがスライド可能に設置され、前記制御ロッドの上端と前記連結ロッドとは固定的に連結され、それにより、前記回転ロッドが鉛直状態まで回転した後、前記制御ロッドを押せば、前記回転ロッドを収納できる。
【0007】
前記閉鎖装置は左側に位置する前記閉鎖用布の一端と固定的に連結された穴開きブロックを含み、右側に位置する前記閉鎖用布の一端にはとめ金が固定的に設置され、前記とめ金は前記穴開きブロックの中に挿入可能であり、
また、前記伸縮ロッドの上端にはグリップが固定的に設置され、前記ペダルの前後端面には位置制限ブロックが対称的、かつ固定的に設置され、前記本体の前後端面には収納溝が対称的に設置され、前記収納溝の中には旋転軸が設置され、前記旋転軸の上にはハンドルが回転可能に設置され、使用時、前記ハンドルを前記収納溝の中から回し出す。
【発明の効果】
【0008】
本発明はシンプルな構成と簡単な操作方法を有し、野菜を買い終えた後に、野菜かごを閉じられ、路上の揺れによるこぼれ落ちを防げ、また、本発明のローラーを引き出せば、キックスケーターとして使え、手で野菜を提げる必要なく、使用者の負担を大幅に下げられる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
下記に図1〜5をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0010】
図1図1は本発明の持ち運びやすい野菜かごの全体構造略図
図2図2図1におけるA―Aの構造略図
図3図3図1におけるB―Bの構造略図
図4図4図1におけるC―Cの構造略図
図5図5図1におけるD―Dの構造略図
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1〜5が示したように、本発明の持ち運びやすい野菜かごは、本体14及び固定板10を含み、前記本体14の中には野菜チャンバ33が設置され、前記野菜チャンバ33の中には閉鎖装置200が設置され、前記閉鎖装置200は前記野菜チャンバ33を閉鎖でき、前記閉鎖装置200は空チャンバ31と、軸ロッド32と、第一捩りばね30と、閉鎖用布42を含み、前記軸ロッド32は前記空チャンバ31の中に設置され、前記軸ロッド32の上には前記第一捩りばね30が設置され、前記閉鎖用布42は前記軸ロッド32に巻き付いており、前記固定板10の中には収納チャンバ23が設置され、前記収納チャンバ23の中にはローラー装置100が設置され、前記ローラー装置100は前記収納チャンバ23の中に設置された回転軸27を含み、前記回転軸27の上には第二捩りばね36が設置され、前記回転軸27の上には回転ロッド26が設置され、前記回転ロッド26の中にはローラー軸25が設置され、前記ローラー軸25の上にはローラー18が回転可能に連結され、非使用時には、前記ローラー18を前記収納チャンバ23の中に収納し、前記固定板10の上には固定箱12が設置され、前記固定箱12の中には固定チャンバ40が設置され、前記固定チャンバ40の中には伸縮ロッド41が設置され、前記伸縮ロッド41は上に伸びられ、前記固定板10の中には一側が開口した収容チャンバ38が設置され、前記収容チャンバ38の中にはペダル39がスライド可能に設置され、前記ペダル39の一側の端面には引き手37が固定的に設置され、前記引き手37で前記ペダル39を引き出せ、ベダルとして使える。
【0012】
好ましくは、前記ローラー装置100は前記固定板10の中に設置され、且つ前記収納チャンバ23と連通した制御チャンバ22を含み、前記制御チャンバ22の頂壁にはリターンスプリング19が固定的に設置され、前記リターンスプリング19の下端には連結ロッド21が固定的に設置され、前記連結ロッド21の上には連結ブロック17が固定的に設置され、また前記連結ブロック17は下に前記収納チャンバ23の中まで伸びており、前記連結ブロック17の上にはつめ24がヒンジで連結され、前記回転軸27の上にはつめ車28が固定的に設置され、前記つめ車28と前記つめ24とが協働しており、前記固定板10の中には前記制御チャンバ22と連通し、且つ下に開口した連通チャンバ29が設置され、前記連通チャンバ29の中には制御ロッド11がスライド可能に設置され、前記制御ロッド11の上端と前記連結ロッド21とは固定的に連結され、それにより、前記回転ロッド26が鉛直状態まで回転した後、前記制御ロッド11を押せば、前記回転ロッド26を収納できる。
【0013】
好ましくは、前記閉鎖装置200は左側に位置する前記閉鎖用布42の一端と固定的に連結された穴開きブロック34を含み、右側に位置する前記閉鎖用布42の一端にはとめ金35が固定的に設置され、前記とめ金35は前記穴開きブロック34の中に挿入可能であり、
また、前記伸縮ロッド41の上端にはグリップ13が固定的に設置され、前記ペダル39の前後端面には位置制限ブロック43が対称的、かつ固定的に設置され、前記本体14の前後端面には収納溝16が対称的に設置され、前記収納溝16の中には旋転軸15が設置され、前記旋転軸15の上にはハンドル20が回転可能に設置され、使用時、前記ハンドル20を前記収納溝16の中から回し出す。
【0014】
前記持ち運びやすい野菜かごの具体的実施例は、以下の手順を含み:
【0015】
使用時には、野菜を野菜チャンバ33の中に入れ、買い終えた後、閉鎖用布42を引っ張り、とめ金35を穴開きブロック34の中に挿入することで、野菜チャンバ33を閉鎖し、揺れによる野菜のこぼれ落ちを防げ、回転ロッド26を回し出し、ローラー18を地面に当接させ、グリップ13を引っ張ることで伸縮ロッド41を延長させ、右にハンドル37を引っ張り、ペダル39を引き出し、この時使用者はペダル39に足を乗せ、両手でグリップ13を握り、片足で地面を踏めば前進できる。
【0016】
使用終えた後、制御ロッド11を押して、制御ロッド11は連結ロッド21を上に連動させることで、連結ブロック17を上に連動させ、つめ24とつめ車28とが離脱し、第二捩りばね36の復位によって、回転軸27を回転させ、さらに回転ロッド26を収納チャンバ23の中に収納させ、グリップ13を下に強く押して、伸縮ロッド41を収納し、引き手37を左に動かし、ペダル39を収納する。
【0017】
本発明はシンプルな構成と簡単な操作方法を有し、野菜を買い終えた後に、野菜かごを閉じられ、路上の揺れによるこぼれ落ちを防げ、また、本発明のローラーを引き出せば、キックスケーターとして使え、手で野菜を提げる必要なく、使用者の負担を大幅に下げられる。
【0018】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式であり、本発明の保護範囲は以上の内容に限らず、すべての創造的な労働を通じず思いつきの改動と取替は本発明の保護範囲にカバーされるべき。よって、本発明の保護範囲は権利要求書が限定された保護範囲を標準とすべきである。
【要約】
【課題】本発明は持ち運びやすい野菜かごを開示した。
【解決手段】本体及び固定板を含み、前記本体の中には野菜チャンバが設置され、前記野菜チャンバの中には閉鎖装置が設置され、前記閉鎖装置は前記野菜チャンバを閉鎖でき、前記閉鎖装置は空チャンバと、軸ロッドと、第一捩りばねと、閉鎖用布を含み、前記軸ロッドは前記空チャンバの中に設置され、前記軸ロッドの上には前記第一捩りばねが設置され、前記閉鎖用布は前記軸ロッドに巻き付いており、前記固定板の中には収納チャンバが設置され、前記収納チャンバの中にはローラー装置が設置され、前記ローラー装置は前記収納チャンバの中に設置された回転軸を含み、前記回転軸の上には第二捩りばねが設置される。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5