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特許6656167自動車充電スタンド用タイマー管理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6656167
(24)【登録日】2020年2月6日
(45)【発行日】2020年3月4日
(54)【発明の名称】自動車充電スタンド用タイマー管理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/06 20120101AFI20200220BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20200220BHJP
【FI】
   G06Q50/06ZEC
   G06Q50/10ZHV
【請求項の数】6
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-563633(P2016-563633)
(86)(22)【出願日】2015年12月1日
(86)【国際出願番号】JP2015083830
(87)【国際公開番号】WO2016093118
(87)【国際公開日】20160616
【審査請求日】2018年11月26日
(31)【優先権主張番号】特願2014-252549(P2014-252549)
(32)【優先日】2014年12月13日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】506369874
【氏名又は名称】アユダンテ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100139778
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 潔
(72)【発明者】
【氏名】安川 洋
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 大典
【審査官】 田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−164771(JP,A)
【文献】 特開2011−083165(JP,A)
【文献】 特開2014−166003(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0074523(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の充電器コントローラー、複数の携帯端末、及び、管理サーバーが相互にネットワーク経由で接続され、
前記充電器コントローラーは識別タグを備え、
前記携帯端末は識別タグ読取手段を備えた電気自動車充電システムにおいて、コンピューターによって実行される充電スタンド予約方法であって、
第一の利用者の携帯端末の識別タグ読取手段が、前記第一の利用者による前記充電器コントローラーの操作を介在させずに、前記充電コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、前記第一の利用者によって指定された戻り予定時刻とを前期管理サーバーに送信するステップと、
前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信するステップとを含む
充電スタンド予約方法。
【請求項2】
複数の充電器コントローラー、複数の携帯端末、及び、管理サーバーが相互にネットワーク経由で接続され、
前記充電器コントローラーは識別タグとカメラとを備え、
前記携帯端末は識別タグ読取手段を備えた電気自動車充電システムにおいて、コンピューターによって実行される充電スタンド予約方法であって、
第一の利用者の携帯端末の識別タグ読取手段が、前記充電器コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、前記第一の利用者によって指定された戻り予定時刻とを前期管理サーバーに送信するステップと、
前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信し、第一の利用者の携帯端末と第二の利用者の携帯端末との間の情報交換を開始するステップと、
前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記第一の利用者の車両の充電が開始されたことが検知されたときに、前記第一の利用者の携帯端末と第二の利用者の携帯端末の間の情報交換を終了するステップとを含む
充電スタンド予約方法。
【請求項3】
複数の充電器コントローラー、複数の携帯端末、及び、管理サーバーが相互にネットワーク経由で接続され、
前記充電器コントローラーは識別タグを備え、
前記携帯端末は識別タグ読取手段を備えた電気自動車充電システムにおいて実行される充電スタンド予約プログラムであって、
第一の利用者の携帯端末の識別タグ読取手段が、前記第一の利用者による前記充電器コントローラーの操作を介在させずに、前記充電器コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、第一の利用者によって指定された戻り予定時刻を前期管理サーバーに送信する命令と、
前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信する命令とをコンピューターに実行させる
充電スタンド予約プログラム。
【請求項4】
複数の充電器コントローラー、複数の携帯端末、及び、管理サーバーが相互にネットワーク経由で接続され、
前記充電器コントローラーは識別タグとカメラとを備え、
前記携帯端末は識別タグ読取手段を備えた電気自動車充電システムにおいて実行される充電スタンド予約プログラムであって、
第一の利用者の携帯端末の識別タグ読取手段が、前記充電器コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、前記第一の利用者によって指定された戻り予定時刻とを前期管理サーバーに送信する命令と、
前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信し、第一の利用者の携帯端末と第二の利用者の携帯端末との間の情報交換を開始する命令と、
前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記第一の利用者の車両の充電が開始されたことが検知されたときに、前記第一の利用者の携帯端末と第二の利用者の携帯端末の間の情報交換を終了する命令とをコンピューターに実行させる
充電スタンド予約プログラム。
【請求項5】
相互にネットワーク経由で接続された複数の充電器コントローラーと、複数の携帯端末と、管理サーバーとを含み、
前記充電器コントローラーは識別タグを備え、
前記携帯端末は識別タグ読取手段を備え、
第一の利用者の携帯端末が、前記第一の利用者による前記充電器コントローラーの操作を介在させずに、前記識別タグ読取手段により前記充電器コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、前記第一の利用者によって指定された戻り予定時刻とを前期管理サーバーに送信し、
前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信する
電気自動車充電システム。
【請求項6】
相互にネットワーク経由で接続された複数の充電器コントローラーと、複数の携帯端末と、管理サーバーとを含み、
前記充電器コントローラーは識別タグとカメラとを備え、
前記携帯端末は識別タグ読取手段を備え、
第一の利用者の携帯端末が、識別タグ読取手段により前記充電器コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、前記第一の利用者によって指定された戻り予定時刻とを前期管理サーバーに送信し、
前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信し、
前記管理サーバーが、第一の利用者の携帯端末と第二の利用者の携帯端末との間の情報交換を開始し、
前記管理サーバーが、前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記第一の利用者の車両の充電が開始されたことが検知したときに、前記第一の利用者の携帯端末と第二の利用者の携帯端末の間の情報交換を終了する
充電スタンド予約システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、電気自動車やPHV(プラグインハイブリッド車)の充電スタンドを効率的に利用するために使用されるスマートフォン向けタイマー管理方法とプログラムに関する
【背景技術】
【0002】
電気自動車やPHV(以下、電気自動車と総称する)の普及に伴い、ショッピングセンターの駐車場などのパブリックな場所における充電スタンドの設置が進みつつある。
【0003】
電気自動車の充電は、自宅あるいは保管場所で夜間に行なうことが基本であり、自宅外で充電するということは緊急性が高いケースであることが多い。たとえば、行程を急に変更した場合、又は、過大な電力消費、バッテリーの老朽化、もしくは、渋滞等によりバッテリーが予想以上に消費された場合等である。
【0004】
しかし、充電スタンドの数は十分ではないため、上記の緊急時充電に適切に対応するためには、その時点で近くにある空いている充電スタンドを効率的に探索する技術が必要である。スマートフォンやカーナビ装置を使用した近隣の充電スタンドの利用状況の検索と予約を行なう技術は公知である(たとえば、特許文献1、及び、特許文献2)。しかし、それでも複数の利用者が同時に充電スタンドを使用しようとする可能性はあるので、その際の待ち時間を利用者にとってできるだけ予測可能にする必要がある。
【0005】
ガソリン給油の場合とは異なり自動車充電中は常に人が見守っている必要性が薄いことから、利用者が充電中に車を離れて買い物や食事などに出かける可能性がある。充電完了後も、利用者が戻ってこない場合には、充電完了後も充電スロットが車両に占拠されてしまい、次の利用者が必要以上に待たされる事態が生じ得る。この待ち時間を事前に予測することで利用者の利便性を高めると共に充電スタンドの利用率を向上できる可能性がある。
【0006】
(充電スタンド単純化のニーズ)
現在利用されている充電スタンドの多くは充電器に入力ボタンや液晶ディスプレイなどの入出力機能を備えていることが多い。充電器の機能が向上する中で入出力機能がさらに高度化する可能性もある。しかし、充電器は戸外に置かれ、長期間にわたり使用されることが多いことから、信頼性と保守性向上の観点からその機械的複雑性は最小限にすべきであり、過剰に高機能な表示装置や入力装置を備えていることは望ましくない。特に、綿密な保守作業が行なえないと想定される場所に設置する際にはこの点が重要である。したがって、上記課題を解決する上で充電スタンド設備の機器の複雑性を過剰に増大させるような解決策は避けるべきである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−262525号公報
【特許文献2】特開2010−154635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
電気自動車用充電スタンドの施設を過剰に複雑化させることなく、利用者が充電スタンドを効率的に利用できるようにするための方法とプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、複数の充電器コントローラー、複数の携帯端末、及び、管理サーバーが相互にネットワーク経由で接続され、前期充電器コントローラーは識別タグを備え、前期携帯端末は識別タグ読取手段を備えた電気自動車充電システムにおいて、第一の利用者の携帯端末の識別タグ読取手段が、前記充電コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、第一の利用者によって指定された戻り予定時刻を前期管理サーバーに送信するステップと、前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信するステップとを含む充電スタンド予約方法を提供することで上記課題を解決する。
【0010】
また、本願発明は、複数の充電器コントローラー、複数の携帯端末、及び、管理サーバーが相互にネットワーク経由で接続され、前期充電器コントローラーは識別タグを備え、前期携帯端末は識別タグ読取手段を備えた電気自動車充電システムにおいて、第一の利用者の携帯端末の識別タグ読取手段が、前記充電コントローラーの前記識別タグを読み取って得た充電器コントローラー識別子と、第一の利用者によって指定された戻り予定時刻を前期管理サーバーに送信する命令と、前記管理サーバーが、第二の利用者の携帯端末に、前記戻り予定時刻を加味した情報を送信する命令とをコンピューターに実行させる充電スタンド予約プログラムを提供することで上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0011】
本願発明によれば、電気自動車用充電システムにおいて、充電器コントローラーの機能的複雑性を最小限に抑えつつ、その利用率を最大化すると共に利用者の満足度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本願発明に係る電気自動車充電システムの全体像である。
図2】本願発明に係る充電器コントローラー、管理サーバー、及び、携帯端末が備える機能構成の概要である。
図3】本願発明に係る管理サーバーが管理するデータ項目の概要である。
図4】本願発明に係る充電スタンドの緊急予約を行なうための手順フローの例である。
図5】本願発明に係る充電スタンド利用中の利用者に対する匿名かつ時限的なコミュニケーションを行なう手順フローの例である。
図6】本願発明に係るスマートフォン用アプリケーションの画面の例である。
図7】本願発明に係る充電スタンド利用の際の待ち時間のタイマー情報を利用者間で共用する際の手順フローの例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1に本発明に係る電気自動車充電システムの全体構造を示す。
【0014】
(充電器コントローラー構成)
電気自動車の充電を行なう充電スタンドには複数の充電スロット(充電スペース)が設けられており、それぞれの充電スロットに対して、充電器(102)、及び、それに対応する充電コントローラー(101)が設置されている。一つの充電器(102)が複数の充電スロットでの充電を行なえるようにしてもよい。
【0015】
(充電器コントローラーの説明)
充電器コントローラー(101)は、ネットワーク(105)に接続されたコンピューター機器及びプログラム群であり、管理サーバー(103)からネットワーク経由で送られた指令にしたがって、充電器(102)による電気自動車への充電を制御し、充電機能の開始・停止、充電ステータスの照会等を行なうことができる。
【0016】
充電器コントローラー(101)は識別タグ、及び、表示ランプを備える。ここで、識別タグは携帯端末(104)が充電器コントローラー(101)をユニークに識別できるようにするための手段であり、具体的には、充電器コントローラー(101)の表面上に貼り付けられたバーコードや二次元バーコード、あるいは、充電器コントローラーに内蔵された無線タグ(RFID)等である。あるいは、NFC、Bluetooth(登録商標)、又は、WiFi(登録商標)などの通信手段により、携帯端末上(104)で稼働するプログラムが充電器コントローラー(101)上で稼働するプログラムとやり取りして、充電器コントローラー(101)の識別子を読み出せるようにしてもよい。
【0017】
表示ランプは、充電器コントローラー(101)のステータスを充電スタンドの利用を希望する者に知らせるための視覚的手段である。表示ランプは、少なくとも、その充電器コントローラー(101)が予約中であって予約した運転者以外は使えないという状態を利用者に対して表示できる必要がある。加えて、充電器コントローラー(101)はステータスを知らせるための音声発生手段を備えていてもよい。音声によるステータスの通知は常時行なうのではなく、車両が充電スロットに入ろうとした時のみに行なうことが望ましい。車両が充電スロットに入ろうとしていることは、ループコイルなどの周知の技術、あるいは、充電器コントローラーに備えられたカメラにより判断することができる。さらに、充電器コントローラー(101)は、表示ランプに加えて、充電スロットへの車両の進入を物理的に防ぐフラップなどの機構の制御機能を備えていてもよい。
【0018】
充電器コントローラー(101)はカメラを備えていることが望ましい。カメラの映像を分析することで管理サーバー(103)上のプログラムは、充電スロットの車両のあるなしを判断できる。また、カメラで撮影した画像を利用者の携帯端末(104)に転送し、充電スロットの状況を利用者が目視できるようにしてよい。さらに、充電スロットに停まっている車両のナンバープレートをカメラで読み取り、管理サーバー(103)上のプログラムによって番号を認識することで、実際に予約を行なった車が充電スロットを使用しているかどうかを確認することができるようにしてもよい。
【0019】
(管理サーバーの説明)
管理サーバー(103)はネットワーク(105)経由で複数の充電器コントローラー(101)、及び、複数の携帯端末(104)と接続された機器であり、通常はコンピューター・サーバー・ハードウェア、及び、その上で稼働するプログラム群である。
【0020】
管理サーバー(103)は、各充電器(102)の位置情報と属性情報を保存・管理し、また、充電器コントローラー(101)を介して各充電器(102)のリアルタイムの空き状況に関する情報を把握し、維持する。空き状況は携帯端末からの要求にしたがって、管理サーバー(103)が各充電器コントローラー(102)に問い合わせを行なうことで確認してもよいし、一定期間ごとのポーリングを充電器コントローラー(102)に対して常時行なうことで各充電器のステータスを維持しておくようにしてもよい。
【0021】
加えて、前述のとおり、充電器コントローラー(102)に設置されたカメラで撮影された映像により、管理サーバー(103)が、充電スロットの物理的な空き状況を確認できるようにしてもよい。こうすることで、充電器(103)が使用されていないのに充電スロットが占拠されている状況を把握することができる。
【0022】
(携帯端末の説明)
携帯端末(104)は運転者(利用者)が使用する機器であり、典型的にはスマートフォンやタブレット端末、及び、その上で稼働するプログラム群である。携帯端末(104)は、ネットワーク(105)を経由して管理サーバー(103)とのやり取りを行なう。
【0023】
携帯端末(104)は、GPSなどの位置測位手段、及び、充電器コントローラー(101)の識別タグ読取手段を備える。典型的には、識別タグは二次元バーコードであり、識別タグ読取手段はスマートフォンに内蔵されたカメラでと二次元バーコード解析のプログラムであるが、これに限定されない。
【0024】
(ネットワークの説明)
ネットワーク(105)は通常はインターネットであり、充電器コントローラー(101)と管理サーバー(103)の間、及び、管理サーバー(103)と携帯端末(104)の間で周知の技術によるデータのやり取りを提供する。
【0025】
(機能構成)
図2に充電器コントローラー(101)、管理サーバー(102)、及び、携帯端末(104)の機能ブロックを示す。各ブロックはハードウェアとその上で稼働するプログラムにより実現される。なお、これらの機能は論理的存在であり、必ずしも物理的ハードウェアに束縛されるものではない、ネットワークを介して一部の機能を別の場所にあるハードウェアで実行する技術は周知技術であり、本発明に係る充電システムにおいても同様のことを行なえることは言うまでもない。また、通信制御、画面制御、及び、データベース管理などの当然に必要とされる周知技術については特に説明しない。
【0026】
(充電器コントローラー機能ブロック)
充電器コントローラー(101)は、充電器制御(1011)、予約表示(1012)、カメラ制御(1013)の機能を含む。
【0027】
充電器制御(1011)機能は管理サーバー(103)からの指令に応じて接続された充電器の充電開始・充電終了・ステータス変更・ステータス読み出しなどの処理を行なう機能である。
【0028】
予約表示(1012)機能は予約ランプの表示、音声通知、フラップ操作などにより、充電器が予約状態にあることを周囲の者に伝えるための機能である。
【0029】
カメラ制御(1013)は管理サーバー(103)からの指令にしたがって、あるいは、充電コントローラーのプログラムの制御により、充電スロットの写真を撮り、画像を管理サーバーに送信するための機能である。
【0030】
(管理サーバー機能ブロック)
管理サーバー(102)は、利用者データ管理(1021)、充電器データ管理(1022)、車両データ管理(1023)、課金管理(1024)、及び、タイマー共用(1025)の機能を含む。
【0031】
利用者データ管理(1021)機能、充電器データ管理(1022)機能、及び、車両データ管理(1023)機能は、それぞれ後述の利用者関連データ、充電期間連データ、及び、車両関連データを管理する。
【0032】
課金管理(1024)は利用者ごとの利用履歴や料金情報の維持や課金処理等を管理する機能である。この機能は、外部で提供されるクレジットカードのトランザクション・サービス等を利用する形態で行なうことが望ましい。
【0033】
タイマー共用(1025)は携帯端末を使用する各利用者が設定した充電スタンドへの戻り予定時刻を、他の利用者が共用できるようにし、他の利用者にとって充電スタンドが利用可能になる時間を予測しやすくするための機能である。
【0034】
利用者データ管理(1021)機能、充電器データ管理(1022)機能、及び、車両データ管理(1023)機能は、それぞれ後述の利用者関連データ、充電期間連データ、及び、車両関連データを管理する。
【0035】
(携帯端末機能ブロック)
携帯端末(104)は、充電器予約(1041)、コミュニケーション(1042)、特典管理(1043)の機能を含む。
【0036】
充電器予約(1041)機能は、現在地の近くにある空いている充電スタンドを管理サーバー(103)に問い合わせる機能、管理サーバー(103)が選択した充電スタンドの候補を地図上に表示する機能、利用者が選択した充電スタンドを予約状態にするために管理サーバー(103)に指令を送るための機能等から構成される。
【0037】
コミュニケーション(1042)機能は、充電スタンドに充電完了後も車両を放置している利用者との間で匿名、かつ、一定期間のみ有効なメッセージあるいはメールのやり取りを行なう機能である。
【0038】
特典管理(1043)機能は利用中の充電スタンドの周囲にある店舗であって、充電スタンド運営者との取り決めによって何らかの特典を提供する店舗の情報を表示するための機能である。
【0039】
タイマー設定・表示(1043)機能は、充電スタンドを利用中の利用者が戻り予定時刻のリマインダーとしてタイマーを設定できる機能、及び、他の利用者のタイマー設定情報を表示するための機能である。
【0040】
(管理サーバーが管理するデータベース)
図3に管理サーバー(103)上で管理されるデータベースで管理されるデータ項目の概要を示す。管理サーバー(103)は複数の充電器(102)に関する情報、複数の利用者、及び、複数の車両に関する情報を管理する。利用者は、所定の登録方法により、利用者関連データ及び車両関連データの一部を予め登録し、必要に応じて維持管理する。また、充電スタンドシステム運営者は事前に充電器関連データの一部を予め登録し、必要に応じて維持管理する。
【0041】
(充電器関連データ)
管理サーバー(103)は、充電器関連のデータとして、充電器ID、充電器の位置情報、充電器の属性情報、充電スロットのステータス、充電器のステータス、使用中あるいは予約中の利用者ID、割引サービスの提携店舗等の情報を維持管理する。
【0042】
充電器IDは、充電器を固有に識別する識別子であり、充電器コントローラーが備える識別タグ(典型的には二次元バーコード)に記載されているものと同一である。位置情報は充電器の物理的な設置場所に関する情報であり、属性情報は充電器のプラグ等の仕様に関する情報である。位置情報と属性情報はシステムの管理者が事前に入力し、維持管理する。
【0043】
充電スロットステータスは、充電スロットを車両が占有しているかいないかの情報であり、管理サーバー(103)が充電器コントローラー(101)にネットワーク(105)経由で問い合わせることで把握できる。充電器コントローラー(101)のカメラで撮影した画像を解析することで車両のあるなしを判定してもよいし、ループコイルなどの公知の技術を使用してもよい。
【0044】
充電器ステータスは、少なくとも、「空き」、「予約中」、「充電中」、「充電完了」の値を取る。充電器ステータスは管理サーバー(103)が充電器コントローラー(101)にネットワーク(105)経由で問い合わせ、充電器コントローラー(101)が接続された充電器(102)に問い合わせることで把握できる。
【0045】
使用中利用者IDは、その時点で充電スタンドを使用している利用者の識別子である。
【0046】
戻り予定時刻は、充電器を使用中の利用者が設定したタイマー時間(あるいは充電器に固有の値として事前に設定された最大利用時間)に基づいて算出された時刻であり、当該充電器が次に利用可能になる可能性が高い時刻である。
【0047】
(利用者関連データ)
管理サーバー(103)は、利用者関連のデータとして、利用者ID、利用者認証情報、課金情報、利用者属性、利用者ステータス、使用中充電器ID、メッセージ送信先、及び、車両ID等の情報を維持・管理する。
【0048】
利用者IDは利用者を一意に識別する識別子であり、事前に所定の登録手続きにより登録されている。利用者認証情報はパスワード等の正当な利用者であることを判定するために必要な情報である。ユーザー認証はパスワードチェックや生体認証などの公知の方法で行なわれる。課金情報は利用者に対する充電システム利用料を請求するために必要なデータであるが、実際にはその一部は外部のクレジットカードのトランザクション・サービスを提供するネット・サービス業者で維持・管理することが望ましい。
【0049】
利用者ステータスは、利用者が、充電ステーションを予約中、充電中、あるいは、そのいいずれでもないことを表すデータであり、管理サーバー(103)により動的に更新される。
【0050】
メッセージ送信先は利用者にメッセージやメールを送るために必要なアドレス情報であり、利用者登録時に利用者により登録されている。
【0051】
車両IDは利用者が使用する可能性がある車両の識別子であり、一人の利用者が複数の車両に対応することもある(逆に、複数の利用者が一台の車両に対応することもある)。
【0052】
(車両関連データ)
本発明に係る充電システムでは利用者単位の管理を行なってもよいが、加えて、車両の管理も行なってもよい。たとえば、1台の車両を複数の利用者が共用している場合に、特典情報を名寄せしたりすることができる。また、車両スロットを占拠している車両が正規に登録された利用者のものであるか等を判断できる。
【0053】
車両IDは車両をユニークに識別する識別子である。利用者が事前に登録しておいてもよいいし、管理サーバー(103)上で稼働するプログラムにより自動的に割り当てておいてもよい。車両登録番号はナンバープレート番号である。
【0054】
車両属性は、特に充電プラグの互換性に関する情報であり、利用者が事前に登録しておく。管理サーバー(103)が携帯端末(104)からの問い合わせに答えて充電スタンドの候補に関する情報を提供する際には車両属性と充電器属性のマッチングを行ない充電が可能な充電スタンドのみの情報を提供することが望ましい。
【0055】
利用者IDは、その車両を使用する可能性があるとして事前に登録されている一人以上の利用者の識別子である。実際に利用する利用者の利用者IDと車両IDと対応づけられた利用者IDが一致するかどうかをチェックしてもよいが、一致しないからと言って充電期の利用を禁止する必要はない。他人の車両を一時的に借りて充電するケースもあり得るからである。
【0056】
(充電スタンド緊急予約のプロセス)
図4に本発明に係る電気自動車充電システムにおいて、利用者が充電スタンドを緊急予約し、利用を行なうまでのプロセス・フローを示す。
【0057】
(S401)自分の近隣の充電スタンドを使用する必要性が生じた利用者は、携帯端末(104)を介してその旨の要求を、利用者ID、及び、携帯端末の測位機能が得た現在位置と共に管理サーバー(103)に送信する。
【0058】
(S402)管理サーバー(103)は、携帯端末(104)の現在位置と充電器データベースで管理する充電器ステータスに基づいて、使用候補となる一つ以上の充電スタンドの位置情報を携帯端末(104)に返信する。ここで、充電器データベースで管理する充電器の属性情報と車両データベースで管理する車両属性情報を確認し、利用者が使用している車両と互換性がある充電スタンドの情報だけを送信することが望ましい。さらに、料金、近隣の施設、近隣の提携店舗などの付加的情報も送信してもよい。また、管理サーバー(103)は、充電スタンドが空き状態にあるにもかかわらず、充電スロット(車両停車スペース)に車両が存在するかどうかを充電器コントローラー(101)に備えたカメラにより確認し、車両が存在する場合には警告メッセージを携帯端末(104)に送信してもよい。
【0059】
(S403)携帯端末(104)は管理サーバー(103)から送信されたデータを元に近隣の空き充電スタンドの候補を表示する。表示は地図上にオーバーラップ表示することが望ましい。利用者は候補の中から自分が利用したい充電スタンドを一つ選択し、携帯端末(104)がその選択を管理サーバー(103)に送信する。緊急予約が不要である場合にはその旨を送信してもよい。緊急予約機能の乱用を防ぐために、緊急予約に対して追加料金を徴収する、あるいは、緊急予約を行なったにもかかわらず所定の時間内にその充電器で充電を行なわなかった場合にはペナルティ料金を徴収するなどの取り決めを行なっておいてもよい。
【0060】
(S404)管理サーバー(103)は、利用者が選択した充電スタンドに相当する充電器コントローラー(101)に対して予約状態にする指令を送信し、充電器データベース中の当該充電器のステータスを使用中にする。
【0061】
(S405)予約状態にする指令を受信した充電器コントローラー(101)は、接続された充電器(102)を一時的に使用停止にし、予約表示ランプを点灯し、一般利用者に対して、その充電器(102)が緊急予約されており、予約者以外は使えないことを示す。これにより緊急予約を行なった利用者は予約した充電器の場所に到着した際に直ちに確実に当該充電器を使用できる。加えて、充電スロットのフラップを制御し、予約を行なった車両以外の車両が物理的に当該充電スロットに侵入できないようにしてもよい。
【0062】
(S406)緊急予約を行なった利用者は、目的の充電スタンドに到着すると、携帯端末(104)のバーコード読み取り装置(通常はカメラ)を使用して充電コントローラー(101)の識別タグを読み取り、充電コントローラーの識別子を、利用者IDと共に管理サーバー(103)に送信する。
【0063】
(S407)管理サーバー(103)は、携帯端末(104)から送信されたメッセージを読み、利用者IDが当該充電コントローラーを予約した利用者と同一であることを確認し、同一であった場合には、充電器データベースのステータスを使用中に変更し、充電器(103)を利用可能にする指令を充電器コントローラー(102)に送信する。携帯端末(104)から送信された利用者IDが当該充電コントローラーを予約した利用者と一致しない場合(たとえば、利用者が間違えて別の充電スタンドに到着した場合など)はエラー・メッセージを携帯端末(104)に返すことが望ましい。
【0064】
(S408)管理サーバー(103)から指令を受信した充電器コントローラー(101)は予約表示ランプを消灯し、接続した充電器(102)を利用可能状態にする。また、フラップにより充電スロットに車両が進入できない状態になっていた時はフラップを戻す。
【0065】
充電が完了すると、充電器(102)から充電完了のステータスを受け取った充電器コントローラー(101)は充電完了の通知を管理サーバー(103)に送信する。管理サーバー(103)は、これに応じて、充電器ステータスを充電完了に変更する。管理サーバー(103)は、充電完了から所定の時間経過後も、充電スロットに車両が残っている場合には、その車両の利用者の携帯端末(103)に対して、充電スロットを開放するよう警告メッセージを表示するような指令を送信してもよい。これに加えて(あるいこれに替えて)、充電器コントローラー(101)から警告音声を発生するようにしてもよい。充電完了後も必要以上充電スロットを占拠している利用者に対しては、追加料金を請求する、又は、割引を無効にする等の、占拠の抑止効果を持つ取り決めを行なっていてもよい。
【0066】
(充電中利用者への匿名連絡プロセス)
電気自動車の充電には時間を要するため充電中は運転者が買い物などに出かけるケースがあり得る。この場合に、充電が完了しても、運転者が充電スロットに戻らず、場所を占拠する状態が生じ、充電器の利用率や顧客満足度に悪影響を与え得る。必要以上の充電スロット占拠に対してペナルティとしての課金を行なうことで、このような行為を抑止してもよい。付加的な手段として、充電スタンドの利用を希望する者が占拠車両の運転者に連絡を行ない、戻る時間の目安を尋ねたり、速やかに戻るよう依頼したりする仕組みがあることが望ましい。ここで、両運転者は通常は知り合いではないためメールアドレスやメッセージアドレスが相手先にわかる仕組みは望ましくない。また、やり取りが必要なのは先の運転者が充電スロットに戻るまでのわずかな時間であるため、その時間にのみやり取りが可能である仕組みであることが望ましい。図5にそのような匿名かつ時限型のコミュニケーションのプロセス・フローを示す。
【0067】
(S501)利用者1が携帯端末1(104)を使用して充電器コントローラー(101)の識別タグを読み取り、利用者1のIDと共に管理サーバー(103)に送信する。なお、これは、前述の緊急予約フローの一部であっても、予約のない通常使用であってもよい。
【0068】
(S502)管理サーバー(103)は利用者1が正当な利用者であることを確認し、利用者1のIDを充電器データベースの当該レコードの「使用中利用者ID」のフィールドに保存する。
【0069】
(S503)同じ充電器の使用を希望する利用者2が携帯端末2を使用して充電器コントローラーの識別タグを読み取り、利用者2のID、及び、充電中の車両の運転者(すなわち、利用者1)に送信したいメッセージと共に管理サーバー(103)に送信する。
【0070】
(S504)管理サーバー(103)は、利用者2が正当なユーザーであることを確認した後、当該充電器レコードの「使用中利用者ID」を使って利用者データベースから利用者1のメールアドレス(あるいはメッセージ送り先)を得、その送り先に対して利用者2が送ったメッセージを送信する。利用者1と利用者2の間で相手の電話番号やメールアドレス等の個人情報が知られることはない。
【0071】
(S505)携帯端末1(103)で匿名のメッセージを受信した利用者1は、返信の必要があれば返信を行なう。返信メッセージは管理サーバー(103)で送られる。
【0072】
(S506)管理サーバー(103)は受信した返信メッセージを利用者2の携帯端末2に送信する。
【0073】
(S507)メッセージを受信した利用者2はさらに返信ができる。このメッセージ送受信のプロセスは必要に応じて繰り返すことができる。
【0074】
利用者2(あるいは利用者1以外の利用者)が充電器ステーションを利用開始した、又は、利用者1の車両が充電スロットから離れたことを充電コントローラー(101)のカメラで確認した等により、利用者1の占拠状態が解消されたことが判明した場合には、管理サーバー(103)は利用者1と利用者2の間のメール(メッセージ)の転送機能の提供を終了する。
【0075】
(タイマー共用機能)
上記の利用者間のコミュニケーション機能に代えて、又は、同機能に加えて、充電スタンドの利用者間のタイマー共用機能を提供し、充電器が利用可能になる可能性が高い時刻を複数の利用者が共用できるようにすることが望ましい。
【0076】
タイマー共用機能を提供する情報端末(104)の画面例を図6に示す。特定の充電スタンドを検索すると、そのスタンドに関する情報(営業時間帯、コネクターの種類と数、スタンドに関する口コミ情報、予測待ち時間等)が表示される。また、充電スタンドが利用可能であったかどうかの情報や口コミを入力することができる。入力された情報は管理サーバー(103)で保存管理しても、別のウェブサイトで保存管理しても、一般的なソーシャル・ネットワークを利用して他の利用者に公開できるようにしてもよい。図6中の「あと30分」というメッセージは、管理サーバー(103)に保存された、現在その充電器を使用中の利用者が設定した(あるいは充電器固有の所定の値として設定された)戻り予定時刻まであと30分であることを意味する。このメッセージは時々刻々と更新されることが望ましい。
【0077】
図7に本願発明に係る待ち時間タイマー共用のフローの一例を示す。戻り予定時刻の設定はシステム的に強制される必要はなく、利用者の自発的行為として行なわれることが望ましい。
【0078】
(S701)携帯端末1の利用者(利用者1)がある充電コントローラーを使用するとする。まず、利用者1は前述のとおり、充電コントローラーの識別タグを読み取り、読み取ったその充電コントローラーの識別子を管理サーバー(103)に送信する。
【0079】
(S702)管理サーバー(103)は必要なチェックを行ない、利用者1に利用権限がある場合には、充電コントローラーを充電可能状態にする。
【0080】
(S703)利用者は充電を開始する。そして、自分が再度充電スタンドに戻る予定時刻を携帯端末1を利用して入力する。これは自分自身のリマインダーのためでもある。入力は数字入力で行なわせても、リストから選択させるようにしてもよい。一般に、スマートフォンをアラーム時計の代替として使用し、特定の時刻をアラーム設定することはよく行なわれており、利用者自身にとっての利便性も高いため、利用者はこの操作を行なってくれる可能性が高い。携帯端末1はこのタイマー設定情報を管理サーバー(103)に送信する。利用者1がタイマー設定時刻通りに充電スタンドに戻ることはシステム的には強制できないが、各利用者の善意に任せてもよいし、タイマー設定時刻通りに戻らなかった(車両の充電を終了しなかった)場合には何らかのペナルティ(たとえば、特典ポイントの減額、優良会員ステータスからの降格)を与えるような取り決めを行なってもよい。フル充電を行なわない利用者は、戻り予定時刻をフル充電完了時刻よりも早めに設定することができる(こうすることで、当該充電器を使用したい他の利用者は、当該充電器がフル充電を行なっていたとした場合よりも早く利用可能になることを知ることができる)。フル充電が完了する時刻より後に戻り予定時刻を設定することをプログラム・ロジックとして禁止してもよいし、しなくてもよい(しない場合には充電スロットの長期専有を防ぐために前述のようなペナルティの取り決めを行なっておくことが望ましい)。また、利用者が、戻り予定時刻を入力しない場合には、充電器固有の値として定められた値(たとえば、最長充電時間)に基づいて戻り予定時刻を設定してもよい。
【0081】
(S704)管理サーバー(103)は送られたタイマー設定情報(戻り予定時刻)を一時記憶域(図3の充電器関連データの戻り予定時刻に相当)に保存し、他の利用者に提供可能にする。
【0082】
(S705)当該充電器の使用を希望する、携帯端末2を使用する別の利用者が、携帯端末2から当該充電器を検索し、関連情報表示を要求したとする。
【0083】
(S706)管理サーバー(103)は、充電器関連データに含まれる情報の一部としてS704で保存されたタイマー情報を携帯端末2に送信する。
【0084】
(S707)携帯端末2は、当該充電器の予測待ち時間として管理サーバー(103)から送信された予定戻り時間に基づいて、その充電器があと何分で利用可能になるかの予測値を表示する。このタイマー表示の例は図6に示されている。予測値は時刻で示しても、残り時間で示してもよい。利用者が設定した戻り予定時刻(あるいは、それに基づいて計算された「あと何分」という時間)そのものではなく、ある程度の誤差を加味した時刻・時間を表示してもよい。一つの充電スタンドに複数の充電コントローラーが設置されている場合には、充電コントローラーごとにタイマー情報を表示してもよいが、最短の待ち時間のみを表示してもよい。また、携帯端末2の利用者が検索を行なう前に、別の一人以上の利用者が予約を入れている場合には、それらの利用者の平均的充電スタンド占有時間、又は、その充電スタンドで定められている最大の占有時間を待ち時間に加算することが望ましい。利用者2は、当該充電スタンドが利用可能になる予測値、及び、当該充電スタンドに到着するまでの推定時間を参考にして、当該充電スタンドに向かうか、向かわないか(たとえば、他の充電スタンドに向かうか)、又は、予約するかしないかの意思決定を行なうことができる。この結果、先の利用者(利用者1)がフル充電前に充電器を終了し、当該充電器が利用可能になる可能性が高いという事実を他の利用者が知らずに、充電器がアイドル状態になってしまう状況、及び、充電器が空いているであろうと見込みの元に充電スタンドに向かったにもかかわらず、目的の充電器がまだ使用中であって先の利用者(利用者1)が戻るのを待たなければならない状況を最小化できる。
【0085】
(本願発明による顕著な技術的効果)
本願発明によれば、充電器コントローラーに複雑な入力装置や表示装置を設けることなく、また、複雑なスケジューリングの仕組みがなくても、電気自動車充電スタンドの利用率を向上し、ユーザーの利便性を高めることができる。また、この効果を実現する上で、充電器コントローラーの製造・保守コストを削減でき、屋外に設置された充電器コントローラーでも高い信頼性を維持できる。また、機能のほとんどがスマートフォン上のアプリケーション・プログラム、及び、管理サーバー上のアプリケーション・プログラムによって実行されることから、充電器コントローラーの変更作業なしに、新たな機能を追加することが容易である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7