(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の実施の形態によるコンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ配信プログラムは、以下のような構成を備える。
[項目1]
学習コンテンツを管理するコンテンツ配信サーバと、複数の広告主端末と、複数のユーザ端末とを利用したコンテンツ配信方法であって、
前記広告主端末が、任意の前記学習コンテンツを指定すると共に、学習条件と報酬を設定するステップと、
前記コンテンツ配信サーバが、指定された前記学習コンテンツを前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記ユーザ端末が、ユーザにより前記学習コンテンツに関する前記学習条件が満たされたことを確認するステップと、
前記コンテンツ配信サーバが、前記ユーザ端末に前記報酬を関連付けるステップとを含む、
コンテンツ配信方法。
[項目2]
項目1に記載のコンテンツ配信方法であって、
前記ユーザ端末は、前記ユーザにより作成されたユーザ学習コンテンツを前記広告配信サーバに共有可能に保有しており、
前記広告配信サーバは、前記広告主が前記ユーザ学習コンテンツを指定可能に当該ユーザ学習コンテンツを管理するステップを更に含む、
コンテンツ配信方法。
[項目3]
項目1又は項目2に記載のコンテンツ配信方法であって、
前記広告主端末は、前記コンテンツ配信サーバから所定の入札ポイントを取得するとともに還元率を設定し、
前記コンテンツ配信サーバは、指定された前記還元率に従って、前記入札ポイントの一部又は全部を前記報酬として前記ユーザ端末に関連付けるステップを更に含む、
コンテンツ配信方法。
[項目4]
項目1乃至項目3のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
前記広告主端末は、前記学習条件毎に任意の前記報酬を割り当てるステップを更に含む、
コンテンツ配信方法。
[項目5]
項目1乃至項目4のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
前記コンテンツ配信サーバが、前記ユーザの属性情報に応じて前記学習コンテンツを送信するユーザ端末を選定するステップを更に含む、
コンテンツ配信方法。
[項目6]
項目1乃至項目6のいずれかに記載のコンテンツ配信方法であって、
前記ユーザ端末は、前記学習コンテンツに関する学習条件の充足状況を前記コンテンツ配信サーバを介して前記広告主端末に共有するステップを更に含む、
コンテンツ配信方法。
[項目7]
コンテンツ配信サーバ、複数の広告主端末及び複数のユーザ端末を利用したコンテンツ配信方法であって、
前記広告主端末が、学習コンテンツと;学習条件と;報酬と;を前記コンテンツ配信サーバに送信するステップと、
前記コンテンツ配信サーバが、受信した前記学習コンテンツを前記ユーザ端末に送信するステップと、
前記ユーザ端末が、ユーザにより前記学習コンテンツに関する前記学習条件が満たされたことを確認するステップと、
前記コンテンツ配信サーバが、前記ユーザ端末に前記報酬を関連付けるステップとを含む、
コンテンツ配信方法。
[項目8]
学習コンテンツを管理するコンテンツ配信サーバと、複数の広告主端末と、複数のユーザ端末とを利用したコンテンツ配信システムであって、
前記広告主端末が、任意の前記学習コンテンツを指定すると共に、学習条件と報酬を設定し、
前記コンテンツ配信サーバが、指定された前記学習コンテンツを前記ユーザ端末に送信し、
前記ユーザ端末が、ユーザにより前記学習コンテンツに関する前記学習条件が満たされたことを確認し、
前記コンテンツ配信サーバが、前記ユーザ端末に前記報酬を関連付ける、
コンテンツ配信システム。
[項目9]
学習コンテンツを管理するコンテンツ配信サーバであって、
広告主端末から任意の前記学習コンテンツの指定を受けると共に、学習条件と報酬の設定を受ける手段、
指定された前記学習コンテンツをユーザ端末に送信する手段、
前記ユーザ端末から、ユーザにより前記学習コンテンツに関する前記学習条件が満たされたことを受け付ける手段、
前記コンテンツ配信サーバが、前記ユーザ端末に前記報酬を関連付ける手段、
コンテンツ配信サーバ。
【0010】
<実施の形態の詳細>
以下、本発明の実施の形態によるコンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバ及びコンテンツ配信プログラムについて、特に、コンテンツ配信システム(以下、単に「システム」と呼ぶ)に関する構成を例に図面を参照しながら説明する。
【0011】
<概要>
本発明によるシステムは、例えば、特定の商品やサービスをユーザに浸透・定着させるためのものであり、より具体的には、広告主等から出稿又は指定されたコンテンツをユーザに記憶させその対価としてインセンティブを付与するものである。
【0012】
<ハードウェア構成>
図1に示されるように、本実施の形態によるシステムは、主にコンテンツ配信サーバ1と、ユーザ端末2と、広告主端末3を含んでいる。なお、これ以外の構成を含むこととしても良い。コンテンツ配信サーバ1、ユーザ端末2、広告主端末3は、以下のようなハードウェア構成を有する。なお、以下の構成は一例である。
【0013】
<コンテンツ配信サーバ1>
図2に示されるように、コンテンツ配信サーバ1は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
【0014】
コンテンツ配信サーバ1は、少なくとも、プロセッサ10、メモリ11、ストレージ12、送受信部13、入出力部14等を備え、これらはバス15を通じて相互に電気的に接続される。
【0015】
プロセッサ10は、コンテンツ配信サーバ1全体の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御、及びアプリケーションの実行に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えばプロセッサ10はCPU(Central Processing Unit)であり、ストレージ12に格納されメモリ11に展開されたプログラム等を実行して各情報処理を実施する。
【0016】
メモリ11は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリやHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。メモリ11は、プロセッサ10のワークエリア等として使用され、また、コンテンツ配信サーバ1の起動時に実行されるBIOS(Basic Input / Output System)、及び各種設定情報等を格納する。
【0017】
ストレージ12は、アプリケーション・プログラム、及びブロックチェーンネットワークに対する認証プログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベースがストレージ22に構築されていてもよい。
【0018】
送受信部13は、コンテンツ配信サーバ1をネットワーク10及びブロックチェーンネットワーク20に接続する。なお、送受信部13は、Bluetooth(登録商標)及びBLE(Bluetooth Low Energy)の近距離通信インタフェースを備えていてもよい。
【0019】
入出力部14は、キーボード・マウス類等の情報入力機器、及びディスプレイ等の出力機器である。
【0020】
バス15は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達する。
【0021】
<ユーザ端末2>
図3に示されるように、ユーザ端末2は、その基本構成は上述したコンテンツ配信サーバ1と同様であるが、例えばスマートフォン等の携帯通信機器等で構成されることが好ましい。
【0022】
ユーザ端末2は、少なくとも、プロセッサ20、メモリ21、ストレージ22、送受信部23、入出力部24等を備え、これらはバス25を通じて相互に電気的に接続される。各構成の詳細な機能は、上述したコンテンツ配信サーバ1と同様である。
【0023】
<広告主端末3>
図4に示されるように、広告主端末3も、その基本構成は、上述したコンテンツ配信サーバ1と同様である。広告主端末3は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
【0024】
広告主端末3は、少なくとも、プロセッサ30、メモリ31、ストレージ32、送受信部33、入出力部34等を備え、これらはバス35を通じて相互に電気的に接続される。
【0025】
<データ>
図5に示されるように、広告主端末1、コンテンツ配信サーバ2及びユーザ端末3は、夫々、次のようなデータを保有している。
【0026】
広告主端末1は、学習コンテンツと、条件情報と、報酬情報の3つの要素を少なくとも有している。学習コンテンツは、コンテンツ及び対応コンテンツの組からなるコンテンツペアを複数含んでいるものであり、例えば、広告に関するクイズや情報の対(質問−解答)で構成されるものである。
【0027】
より具体的には、例えば、英会話サービスに関する広告主である場合には、英単語に関するコンテンツペア(典型的には、日本語と英語のペア等が挙げられる)としてもよいし、水族館のようなアミューズメント施設の場合には、当該施設内で飼育されている生物の写真とその名称のペアとしてもよい。コンテンツペアの内容は、広告主がユーザに対して学習・記憶を希望する内容とすることが好ましい。なお、コンテンツペアに含まれるものは、文字等のテキストデータ、イラストや写真などのイメージデータ、映像等の動画データ、音や声などの音声データ及びこれらの組み合わせであってもよい。
【0028】
本システムにおいては、様々な広告主が管理する広告主端末1が参加するものであり、学習コンテンツの内容も多用なものとなる。
【0029】
条件情報は、上述したコンテンツペアに関してユーザに学習してほしい基準となるものであり、例えば、対応コンテンツの正答率や、学習の回数等様々な指標を採用することができる。
【0030】
報酬情報は、ユーザが上記の条件情報により特定される条件を満たした場合にユーザに付与されるインセンティブに関するものである。例えば、仮想通過や、クーポン等、何らかの経済的利益であることが好ましいがこれに限られない。
【0031】
コンテンツ配信サーバ2は、多数の広告主端末1から依頼された学習コンテンツを管理する。学習コンテンツは、所定の条件に応じて、ユーザ端末に配信される。
【0032】
ユーザ端末3は、コンテンツ配信サーバ2から受信した少なくとも学習コンテンツをユーザに表示することにより、学習させる。この際、学習コンテンツは、学習中のものと学習済みのものとに分けて管理されることとしてもよい。「学習中」とは、例えば、上述した条件情報により特定される条件を未だ満たしていないものであり、「学習済み」とは、例えば、上述した条件情報により特定される条件を既に満たしたものを意味する。
【0033】
本システムにおいては、様々なユーザ端末3が参加するものであり、様々な学習コンテンツが様々なユーザ端末に送信されることとなる。
【0034】
<処理の流れ>
図6に示されるように、本実施の形態においては、広告主端末3が学習コンテンツをコンテンツ配信サーバ1に送信して登録する(SQ301)。なお、学習コンテンツは、広告主が作成してもよいが、コンテンツ配信サーバ1が既に管理している学習コンテンツから任意のものを選択・指定することとしてもよい。
【0035】
コンテンツ配信サーバ1は、各事業主端末3から登録リクエストを受けた学習コンテンツを管理する(SQ302)。コンテンツ配信サーバ1は、事業主端末以外の端末(例えばユーザ端末等)から受信して管理することとしてもよい(詳しくは後述する)。
【0036】
ユーザ端末2は、コンテンツ配信サーバ1が管理している学習コンテンツのうち任意のものに対してリクエストを送信する(SQ303)。コンテンツ配信サーバ1は、リクエストに関する学習コンテンツをユーザ端末2に送信する(SQ304)。
【0037】
なお、学習コンテンツは、所定の条件に基づいてユーザ端末2に対して自動で送信することとしてもよい。ユーザ端末2においては、ユーザに対して、コンテンツに関する対応コンテンツを解答させる等して学習コンテンツの学習を促し(SQ305)、ユーザが学習コンテンツの条件情報に含まれる学習条件を充足したかどうか判定する(SQ306)。
【0038】
より詳しくは、例えば、学習の促しは、
図9aに示されるように、表示されたいくつかの学習コンテンツの中から任意のものをユーザに選択させることにより行われる。
【0039】
図において、ユーザが「国旗」を選択すると、
図9bに示されるように、各国の国旗のイメージが表示される。各イメージを選択すると、
図9cに示されるように対応する国名又は組織名が表示される。ユーザは、あたかも単語カードをめくるかのように、コンテンツ(国旗のイメージ)と対応コンテンツ(国名又は組織名)を学習することができる。
【0040】
本実施の形態においては、ユーザ端末2における学習コンテンツは次のように処理される。
図7に示されるように、コンテンツ配信サーバ1から学習コンテンツを受信すると、当該学習コンテンツに含まれる学習コンテンツ(例えば、上述した「国旗」)は、学習中コンテンツとして少なくともユーザ端末2に登録される(ステップS401)。
【0041】
ユーザが学習コンテンツを学習し、所定のテスト等を実施することによって学習度合いを確認すると(ステップS402)、学習条件を満たしたか否かが判定される(S403)。
【0042】
学習条件を満たしたと判断された場合には(ステップS403のY)、当該学習コンテンツを学習済みとして登録する(ステップS404)。一方、学習条件を満たしていないと判断された場合には引き続き学習度合いを確認するテスト等が繰り返される。
【0043】
図6に戻り、学習条件を充足した場合、ユーザ端末2は、コンテンツ配信サーバ1に報酬リクエストを送信する(SQ307)。これに応じて、コンテンツ配信サーバ1は、当該ユーザに報酬を付与する(SQ308)。必要に応じて、コンテンツ配信サーバ1は、ユーザのステータス(学習コンテンツの状況や保有している報酬の量や履歴等)を更新することとしてもよい(SQ309)。
【0044】
本実施の形態においては、学習条件毎に異なる報酬を付与することとしてもよい。例えば、学習コンテンツを開いた場合に10Pt、一問正解するごとに5Pt、全問正解すると30Ptというように段階的に報酬を設定することとしてもよい。報酬の設定の仕方はこれに限られず、例えば、ユーザの属性やシステムの利用率、ログイン回数・履歴、学習コンテンツの学習状況等、様々な要素に応じてカスタマイズすることができる。
【0045】
以上説明したように、本実施の形態によれば、
図8に示されるように、例えば、ビールメーカー、エステ、レストラン等の広告主が自社の製品やサービスに関連のある学習コンテンツをユーザに配信し、かつ学習(記憶)することによってインセンティブを付与することにより、効果的な広告を行うことができる。また、ユーザにとっては、記憶することによってインセンティブを受け取るという新たな体験をすることができる。
【0046】
本実施の形態においては、例えば、コンテンツ配信サーバが、ユーザの属性情報(年齢、学習コンテンツの状態、趣味等)に応じて配信する学習コンテンツを選定することとしてもよい。
【0047】
上述した実施の形態においては、広告主端末が学習コンテンツを含む学習コンテンツをコンテンツ配信サーバに登録(送信)することとしていたが、ユーザ端末内に保存されている学習コンテンツに対して、条件情報と報酬情報を設定することとしてもいよ。これにより、学習コンテンツを作成することが不要となる。
【0048】
ユーザは、
図8を参照して説明した学習コンテンツを作成し、自己の端末(ユーザ端末2)に登録することができる(ユーザが作成した学習コンテンツを「ユーザ学習コンテンツ」と呼ぶ)。ユーザ学習コンテンツは、その一部又は全部をコンテンツ配信サーバに共有可能に保存される。
【0049】
コンテンツ配信サーバは、ユーザ学習コンテンツを自由に利用可能であり、例えば、ハッシュタグ等の特定の識別子によってその内容や属性を特定可能に管理している。
【0050】
図9に示されるように、例えば、いずれかのユーザが「麦とホップの違い」というユーザ学習コンテンツを作成していた場合、ビールメーカーの広告主は、コンテンツ配信サーバ1において管理されている「麦とホップの違い」というユーザ学習コンテンツを指定し、25ポイントのインセンティブを設定することができる。同様に、エステの広告主は「脱毛の仕組み」という学習コンテンツに対し15ポイントを設定と、レストランの広告主は「フレンチのマナー」という学習コンテンツに対して10ポイントを設定する。このように、本実施の形態によれば、広告主側は、自社の商品やサービスと関連性のあるユーザ学習コンテンツを(自社で作成することなく)多くのユーザに積極的に学習してもらえることに加え、ユーザ側は自分の学習(記憶)を経済利益に変えることができる。
【0051】
この際、各広告主は、指定した学習コンテンツを学習・記憶してもらいたいユーザを特定するための情報(タグ等の識別子)を設定することとしてもよい。
【0052】
コンテンツ配信サーバ1は、上記情報に基づいて、学習コンテンツをユーザに配信する。その後、ユーザが学習コンテンツを学習すると、設定したポイントが当該ユーザに付与される。
【0053】
図10に示されるように、本実施の形態においては、広告主端末3は、学習コンテンツの学習度合い(習熟度)条件情報と、報酬情報とをコンテンツ配信サーバ1に送信する。即ち、本実施の形態においては、広告主は、学習コンテンツを自己において作成する必要がない。
【0054】
一方、ユーザは、学習コンテンツを独自に作成することができる。例えば、英単語、地理その他のコンテンツを「問題と解答」といった何らかの組み合わせによって作成する。各ユーザ端末においては、ユーザが独自に作成した学習コンテンツがコンテンツ配信サーバ1に共有可能に保存されている。
【0055】
なお、上述した実施の形態において、ユーザ端末内に保存された学習コンテンツやその状況(学習コンテンツ毎の学習中/学習済みのステータス)に関する情報は、コンテンツ配信サーバ1を介して、広告主端末3や他のユーザ端末2に一部又は全部が共有される。
【0056】
本システムにおける報酬の取り扱いについて
図11及び
図12を参照して更に説明する。
【0057】
図11に示されるように、本実施の形態においてユーザに付与される報酬は、広告主が間接的に負担するものである。広告主は予め本システムの運営者等からポイント(入札ポイント:後述する)を例えば100Pt購入する。当該ポイントは、上述した学習コンテンツの指定、学習条件の指定、報酬の指定と共に行われる。
【0058】
例えば、広告主が還元率80%を指定すると、ユーザが学習条件を充足した際にユーザに付与されるポイントは80Ptとなり、システム運営者には20Ptが付与される。システム運営者に付与されるポイントは、システム
運営のための費用としてシステム運営に還元される。
【0059】
図12を参照して端末間の具体的な処理を説明する。広告主端末3は、コンテンツ配信サーバ1に対して、入札ポイントのリクエストを行う(SQ1101)。コンテンツ配信サーバ1は、リクエストに応じたポイントを広告主端末3に割り当てる(
図11の「100Pt」:SQ1102)。広告主は、ポイントの割り当てと引き換えに所定の金銭をシステム運営者側に支払うこととしてもよい。広告主端末3は、上述した学習コンテンツ、学習条件、報酬の指定と共に還元率を設定する。
【0060】
コンテンツ配信サーバ1は、学習コンテンツ、学習条件、報酬、指定された還元率を読み込んだのち、配信対象となるユーザ端末を選定し、学習コンテンツを配信する(SQ1105)。ユーザ端末2においては、当該学習コンテンツをユーザに対して表示する等して学習条件を充足したかどうかを判定する。学習条件を充足すると(SQ1106)、ユーザ端末2は、コンテンツ配信サーバ1に報酬リクエストを送信する(SQ1107)コンテンツ配信サーバ1においては、指定された還元率に基づいて、ユーザに付与すべき報酬(ポイント)を算出し、ポイントを付与する(SQ1109)。その後、コンテンツ配信サーバ1は、広告主端末3に現在のポイントの更新情報を通知する(SQ1110)。
【0061】
上述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。