特許第6656455号(P6656455)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ HOYAサービス株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6656455-商品管理装置 図000009
  • 特許6656455-商品管理装置 図000010
  • 特許6656455-商品管理装置 図000011
  • 特許6656455-商品管理装置 図000012
  • 特許6656455-商品管理装置 図000013
  • 特許6656455-商品管理装置 図000014
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6656455
(24)【登録日】2020年2月6日
(45)【発行日】2020年3月4日
(54)【発明の名称】商品管理装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 13/22 20060101AFI20200220BHJP
   G06K 17/00 20060101ALI20200220BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20200220BHJP
   G06K 19/07 20060101ALI20200220BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20200220BHJP
【FI】
   G08B13/22
   G06K17/00 029
   G06K17/00 022
   G06K7/10 268
   G06K19/07 230
   G06K19/07 160
   G06Q30/06
【請求項の数】2
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-109163(P2019-109163)
(22)【出願日】2019年6月12日
【審査請求日】2019年6月12日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】396015541
【氏名又は名称】HOYAデジタルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】河口 真也
(72)【発明者】
【氏名】石垣 圭悟
(72)【発明者】
【氏名】牧野 芳弘
【審査官】 西巻 正臣
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−256857(JP,A)
【文献】 特開2013−037663(JP,A)
【文献】 特開2002−236166(JP,A)
【文献】 特開2014−001987(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0238471(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第101277880(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G1/137
61/00
G01S5/00−5/14
7/00−7/42
13/00−13/95
19/00−19/55
G06F19/00
G06K7/00−7/14
17/00−19/18
G06Q10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
G08B13/00−15/02
19/00−31/00
H04B7/24−7/26
H04N7/18
H04W4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品管理領域内の商品の動向を管理する商品管理装置であって、
上記商品に取り付けられる無線タグと、
それぞれ商品管理領域内に配置され、上記無線タグから送信されたタグ信号を受信する複数の受信装置と、
各商品に取り付けられた無線タグから送信されたタグ信号の受信レベルが所定の閾値レベル以上である受信装置を検出するサーバ装置と、
上記サーバ装置による検出結果に応じて、上記商品に取り付けられた無線タグと、その無線タグによる受信レベルが所定の閾値以上である受信装置との対応関係を表示する表示装置と、
を備え、
上記所定の閾値レベルは、上記商品管理領域内外への出入口に配置された出入口受信装置の方が、他の受信装置よりも高く設定されているとともに、
さらに、上記出入口受信装置の受信レベルが上記所定の閾値レベル以上である場合に、上記出入口受信装置からの信号に基づいて警報を発する警報発生装置を備えたことを特徴とする商品管理装置。
【請求項2】
請求項1の商品管理装置であって、
上記表示装置は、上記出入口受信装置の受信レベルが上記所定の閾値レベル以上である場合に警報を発することを特徴とする商品管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、店舗で商品が不正に持ち出されることなどを防止する商品管理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
店舗で商品の不正な持ち出しなどを防止するために、例えば商品にRFタグを取り付ける一方、陳列棚にRFIDリーダを設置し、RFタグからRFIDリーダへの応答がなくなることによって、商品が陳列棚から離れたことを検知する技術が知られている。また、上記のようなRFタグを商品に取り付けるとともに、店舗の出入口前に電子タグゲートを設置して、未精算の商品が通過するのを検知可能にすることもできる(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許6195331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のように陳列棚に設置されたRFIDリーダによって商品が陳列棚から離れたことを検知しても、その後に精算が行われようとしているのか、精算されずに持ち出されようとしているのかを判別することはできない。また、電子タグゲートによって未精算の商品が通過するのを検知できたとしても、短時間のうちに商品が店舗外に持ち出されてしまうと、追跡することは容易でない。それゆえ、商品の不正な持ち出しなどを防止することは必ずしも容易ではなかった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、商品の不正な持ち出しなどを容易に防止できるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、
本発明は、
商品管理領域内の商品の動向を管理する商品管理装置であって、
上記商品に取り付けられる無線タグと、
それぞれ商品管理領域内に配置され、上記無線タグから送信されたタグ信号を受信する複数の受信装置と、
各商品に取り付けられた無線タグから送信されたタグ信号の受信レベルが所定の閾値レベル以上である受信装置を検出するサーバ装置と、
上記サーバ装置による検出結果に応じて、上記商品に取り付けられた無線タグと、その無線タグによる受信レベルが所定の閾値以上である受信装置との対応関係を表示する表示装置と、
を備え、
上記所定の閾値レベルは、上記商品管理領域内外への出入口に配置された出入口受信装置の方が、他の受信装置よりも高く設定されていることを特徴とする。
【0007】
これにより、商品が商品管理領域外に持ち出される蓋然性が高いことを容易に検出可能にしたり、商品管理領域内では、受信装置の数を少なく抑えたりすることが容易になる。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、商品の不正な持ち出しなどを容易に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】商品管理装置の全体構成の例を示す説明図である。
図2】ビーコンタグ200の機能的構成を示すブロック図である。
図3】店内ゲートウェイ300の機能的構成を示すブロック図である。
図4】サーバ装置400機能的構成を示すブロック図である。
図5】タブレット端末500での表示例を示す説明図である。
図6】警備室ゲートウェイ600機能的構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態として、店舗に置かれた商品が管理される例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
(商品管理装置の全体構成)
例えば図1に示すように、店舗エリア100(商品管理領域)には、陳列棚101が設けられ、商品150が置かれている。この店舗エリア100には、出入口102、エスカレータ103、または階段104を通って出入りできるようになっている。上記商品150には、ビーコンタグ200(無線タグ)が取り付けられている。
【0012】
店舗エリア100の天井には、ビーコンタグ200から送信されたタグ信号である電波を受信する複数の店内ゲートウェイ300、および出入口ゲートウェイ300’(受信装置)が配置されている。より詳しくは、出入口ゲートウェイ300’は出入口102やエスカレータ103の乗り口、階段104の昇降口付近に配置され、これらよりも内部寄りの領域に店内ゲートウェイ300が配置されている。
【0013】
これらのゲートウェイ300・300’は、例えばモバイル通信によって、サーバ装置400(例えばクラウド装置)と通信するようになっている。サーバ装置400には、例えばインターネット700を介して、タブレット端末500(表示装置)が接続されている。タブレット端末500は、店舗エリア100に隣接した警備室110内等に設けられ、商品150の移動に関する状態を示す移動状態表示を行うようになっている。警備室110内には、また、ゲートウェイ300・300’と通信可能な警備室ゲートウェイ600が設けられている。
【0014】
上記ビーコンタグ200、ゲートウェイ300・300’、サーバ装置400、および警備室ゲートウェイ600は、例えば以下のような機能的構成を有している。
【0015】
(ビーコンタグ200)
ビーコンタグ200は、定期的に所定のタグ信号を発射することによって、そのビーコンタグ200の位置(したがって、それが取り付けられている商品150の位置)を近傍のゲートウェイ300・300’に知らせるものである。このビーコンタグ200には、図2に示すように、送信データ処理部201、Gセンサ202(加速度センサ)と、ブルートゥース送信部203(ブルートゥースは登録商標)、およびこれらに電力を供給するバッテリ204が設けられている。送信データ処理部201は、下記(表1)に示すように、ビーコンタグ200を識別するためのシリアル番号(例えばあらかじめ設定されたビーコンタグMACアドレス)、Gセンサ202によって検出されたビーコンタグ200の加速度を示す移動レベル、およびバッテリ204の残容量を示すビーコン送信データを生成し、タグ信号としてブルートゥース送信部203を介して送信するようになっている。
【0016】
【表1】
【0017】
(ゲートウェイ300・300’)
ゲートウェイ300・300’は、ビーコンタグ200から、受信レベルが所定の閾値レベル以上のタグ信号を受信することによって、そのビーコンタグ200が近傍に存在することを検出するようになっている。このゲートウェイ300・300’には、図3に示すように、ブルートゥース受信部301、送信データ処理部302、クロック303、ゲートウェイID記憶部304、およびモバイル送信部305が設けられている。送信データ処理部302は、ビーコンタグ200から送信されてブルートゥース受信部301によって受信されたビーコン送信データに、下記(表2)に示すように、クロック303によって示される当該ゲートウェイ300・300’での処理時刻、当該ゲートウェイ300・300’を識別するためのゲートウェイID、およびビーコンタグ200から受信した信号のレベルを示すRSSIデータ(受信信号強度データ)を付加しGW送信データとして、モバイル送信部305、およびモバイル回線を介して送信するようになっている。
【0018】
ここで、店内ゲートウェイ300と出入口ゲートウェイ300’とは、機能的には同様に構成されている。
【0019】
【表2】
【0020】
(サーバ装置400)
サーバ装置400は、ビーコンタグ200からのタグ信号を受信したゲートウェイ300・300’から送られる、上記GW送信データを受け取って、各商品の移動に関する状態を検出し、タブレット端末500への表示等を行うようになっている。このサーバ装置400は、図4に示すように構成されている。
【0021】
モバイル受信部411は、各ゲートウェイ300・300’から送られるGW送信データを受信するようになっている。
【0022】
現在地データ処理部412は、上記GW送信データに基づいて、受信データID付加部421等に以下のような処理を行わせるとともに、サーバ受信データ記憶部431等に対する各種データの蓄積、読み出しを制御するようになっている。
【0023】
すなわち、受信データID付加部421は、モバイル受信部411が受信したGW送信データに、下記(表3)に示すように、自動採番による受信データIDが付加されたサーバ受信データを生成し、サーバ受信データ記憶部431に蓄積させるようになっている。
【0024】
【表3】
【0025】
最近接GW判定部422は、例えば下記(表4)に示すようにあらかじめ設定されてビーコンタグマスタ記憶部433に記憶されたビーコンタグマスタを参照して、各ビーコンタグ200について、そのビーコンタグ200から受信したタグ信号の受信レベルが所定の閾値レベル以上であるゲートウェイ300・300’を求め、下記(表5)に示すように現在地データID付加部423による自動採番で現在地データIDが付加された現在地データを生成し、現在地データ記憶部432に蓄積させるようになっている。また、必須ではないが、現在地データには、ビーコンタグ200のシリアル番号(ビーコンタグMACアドレス)に代えて、これ対応する例えばデータ量がより少ないタグIDが含められる。
【0026】
ここで、ゲートウェイ300・300’における上記所定の閾値レベルは、同じに設定してもよいが、出入口ゲートウェイ300’方が、店内ゲートウェイ300よりも高く設定されることによって、図1に2点鎖線で示すように出入口ゲートウェイ300’の方が検出領域を狭くすることができる。すなわち、商品150が店舗エリア100外に持ち出される蓋然性が高いことを容易に検出可能にするとともに、店舗エリア100の内部領域では、検出領域を必要十分な大きさに設定して店内ゲートウェイ300の数を少なく抑えることなどができる。このような閾値レベルの設定は、ゲートウェイマスタに設定されるようにしてもよいし、ゲートウェイ300・300’に設定されるようにしてもよい。なお、図1においては上記2点鎖線で示す検出領域は図の簡素化を図るために半径を小さめに描いているが、実際には検出領域はオーバラップして原則として何れかのゲートウェイ300・300’によって検出可能にされるようにすることが好ましい。
【0027】
また、例えば受信レベルが所定の閾値レベル以上であるゲートウェイ300・300’が複数ある場合には、受信レベルが最も高いゲートウェイ300・300’が最近接ゲートウェイとされる。
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
また、ステータス判定部424は、ビーコンタグマスタ記憶部433を参照して、各ビーコンタグ200が取り付けられた商品の初期位置に対応する店内ゲートウェイ300を求め、それが上記最近接ゲートウェイと同じかどうかを判別し、異なっていれば、対応する商品が初期位置から移動していることを示すステータスデータを生成し、現在地データ記憶部432に蓄積させるようになっている。
【0031】
また、警報判定部425は、上記最近接ゲートウェイが、例えば下記(表6)に示すようにゲートウェイマスタ記憶部434に記憶されているゲートウェイマスタを参照して、出入口ゲートウェイ300’であることが検知された場合には、警報レベルであることを示すステータスデータを生成し、現在地データ記憶部432に蓄積させるようになっている。
【0032】
【表6】
【0033】
警報判定部425は、また、何れのゲートウェイ300・300’でも受信レベルが上記所定の閾値レベル未満である場合には、その旨を示す情報を生成し、警告表示や警報を発することなどができるようになっている。すなわち、何らかの方法で既に商品が店舗エリア100外に持ち去られたり、ビーコンタグ200が故障したり無効化されたりした可能性があるので、確認しやすいようにすることができる。
【0034】
また、警報判定部425は、初期位置から移動した位置に所定の時間以上継続して存在する場合にも、その旨を示す情報を生成し、警告表示や警報を発することなどができるようになっている。すなわち、そのような場合には、商品が移動されて適切な位置に戻されずに放置されていることや、ビーコンタグ200が商品から外されて放置されている可能性があるので、確認しやすいようにすることができる。
【0035】
メール送信部441、および表示処理部442は、上記のような処理によって得られた情報に基づいて、メールデータやweb表示データを生成し、インターネット送受信部444およびインターネット700を介してタブレット端末500への表示を行うとともに、モバイル送信部445を介して、警備室ゲートウェイ600に警報を発せさせるようになっている。ここで、web表示データが生成される際には、例えば、商品マスタ記憶部443に記憶された、下記(表7)に示すような商品情報が参照されるなどして、商品の内容などが把握しやすいようにしてもよい。
【0036】
【表7】
【0037】
(タブレット端末500)
上記のようにサーバ装置400によってweb表示データが生成される場合、商品の移動状態表示は、特に専用の装置を用いなくても、図5に示すようにタブレット端末500の表示部501や、通常のパーソナルコンピュータの表示画面に表示させることができる。同図の例では、店舗エリア100のレイアウトとともに、各ビーコンタグ200の位置を示すタグ表示511が表示される。より詳しくは、各タグ表示511は、上記現在地データに含まれるゲートウェイIDに基づいて、最近接の店内ゲートウェイ300の位置に表示される。また、現在地データに含まれるステータスの情報に基づいて、例えば初期位置で静止状態であれば、青色、初期位置で動いている(持ち上げられるなどして加速度が所定以上)の場合には、緑色、初期位置とは異なる店内ゲートウェイ300に対応する位置に移動している場合には、黄色、さらに、出入口ゲートウェイ300’に対応する位置に移動していれば、赤色などで表示される。すなわち、商品が単に特定のゲートウェイの位置にあるかどうかだけでなく、商品の動きや移動経路などが検出され、表示されることによって、店舗エリア100の出入口102に近づきつつあることなどが前もって把握可能になる。したがって、商品が不正に持ち出されることなどへの対処を迅速に行うことが容易にできる。
【0038】
(警備室ゲートウェイ600)
警備室110には、上記タブレット端末500に加えて、警備室ゲートウェイ600が設けられている。この警備室ゲートウェイ600は、図6に示すように、モバイル受信部601、コマンド処理部602、および警報出力部603を備え、出入口ゲートウェイ300’やサーバ装置400から送られるコマンド等に応じて、警報ランプ611の緑色灯611a、黄色灯611b、または赤色灯611cを点灯させたり、スピーカ612によって警報音を鳴らしたりするようになっている。すなわち、緑色灯611aや黄色灯611bについては、上記タブレット端末500への表示と同じようにサーバ装置400からの指示に応じて点灯させることによって、タブレット端末500の表示部501をのぞき込まなくても離れた場所から容易に視認できるようになる。また、例えばビーコンタグ200が出入口ゲートウェイ300’に接近した場合などには、サーバ装置400を経由することによるタイムラグを生じることなく迅速に赤色灯611cを点灯させたりスピーカ612によって警報音を鳴らしたりすることができる。
【0039】
上記のように、商品が初期位置で動いているかどうか(持ち上げられるなどして加速度が所定以上かどうか)や、初期位置とは異なる店内ゲートウェイ300に対応する位置に移動しているかどうかなどの比較的複雑な判定は、サーバ装置400によって行い、その判定結果に応じて緑色灯611aや黄色灯611bを点灯させることによって、きめ細かな状況の把握を容易にしたりできる一方、商品が出入口ゲートウェイ300’に対応する位置に移動したかどうかなどのように比較的判定が容易な場合や緊急性が高い場合などには、出入口ゲートウェイ300’からのコマンド等に応じて赤色灯611cを点灯させたり警報音を鳴らしたりして、迅速な対応を容易にすることなどができる。
【0040】
(その他の事項)
上記実施形態では、各部の通信にブルートゥースや、モバイル通信、インターネットなどが用いられる例を示したが、これに限らず、種々の通信方式を用いてもよい。
【0041】
また、商品150の移動状態表示を行わせるために表示色を異ならせる例を示したが、これに限らず、表示画像の形状や大きさ、音などを異ならせるようにしてもよく、これらを組み合わせてもよい。また、商品マスタ記憶部443等に記憶されている商品の特性等を示す表示と組み合わせるなどしてもよい。また、店舗エリア100のレイアウトを模した表示を行うのに限らず、これに代えて、またはこれらとともに、商品等の一覧表などの形式で表示するようにしてもよい。
【0042】
また、商品の現在位置に加えて、または別途、商品の移動経路(移動履歴)なども把握可能に表示されるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0043】
100 店舗エリア
101 陳列棚
102 出入口
103 エスカレータ
104 階段
110 警備室
150 商品
200 ビーコンタグ
201 送信データ処理部
202 Gセンサ
203 ブルートゥース送信部
204 バッテリ
300 店内ゲートウェイ
300’ 出入口ゲートウェイ
301 ブルートゥース受信部
302 送信データ処理部
303 クロック
304 ゲートウェイID記憶部
305 モバイル送信部
400 サーバ装置
411 モバイル受信部
412 現在地データ処理部
421 受信データID付加部
422 最近接GW判定部
423 現在地データID付加部
424 ステータス判定部
425 警報判定部
431 サーバ受信データ記憶部
432 現在地データ記憶部
433 ビーコンタグマスタ記憶部
434 ゲートウェイマスタ記憶部
441 メール送信部
442 表示処理部
443 商品マスタ記憶部
444 インターネット送受信部
445 モバイル送信部
500 タブレット端末
501 表示部
511 タグ表示
600 警備室ゲートウェイ
601 モバイル受信部
602 コマンド処理部
603 警報出力部
611 警報ランプ
611a 緑色灯
611b 黄色灯
611c 赤色灯
612 スピーカ
700 インターネット
【要約】
【課題】商品の不正な持ち出しなどを防止する。
【解決手段】商品管理装置は、商品に取り付けられる無線タグ(ビーコンタグ200)と、無線タグから送信されたタグ信号を受信する複数の受信装置(店内ゲートウェイ300)と、各商品に対応する受信装置を検出するサーバ装置400と、無線タグと受信装置との対応関係を表示する表示装置(タブレット端末500)と、を備え、商品管理領域内外への出入口に配置された受信装置は、他よりも、タグ信号を受信する閾値レベルが高く設定されている。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6