(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6656532
(24)【登録日】2020年2月7日
(45)【発行日】2020年3月4日
(54)【発明の名称】おもちゃ自動車のハンドルカバー
(51)【国際特許分類】
A63G 25/00 20060101AFI20200220BHJP
A63H 17/26 20060101ALI20200220BHJP
B62D 1/06 20060101ALI20200220BHJP
B62B 7/00 20060101ALI20200220BHJP
【FI】
A63G25/00
A63H17/26 Z
B62D1/06
B62B7/00 A
【請求項の数】2
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2019-75970(P2019-75970)
(22)【出願日】2019年4月12日
【審査請求日】2019年4月17日
(31)【優先権主張番号】201910267839.4
(32)【優先日】2019年4月3日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519460661
【氏名又は名称】衢州延航機械科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】許丹
【審査官】
宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−230796(JP,A)
【文献】
特開2018−039306(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第107554598(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63G 1/00 − 33/00
A63H 1/00 − 37/00
B62B 7/00
B62D 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上主体を含み、前記上主体の中には第一ばねチャンバが左右に対称的に設置され、前記第一ばねチャンバの中にはゴムブロックがスライドできるように係合し取り付けられ、前記ゴムブロックと前記第一ばねチャンバとの間には第一ばねが固定的に取り付けられ、前記ゴムブロックの頂部端面には上方に開口した第三ばねチャンバが設置され、前記第三ばねチャンバの中には第一引掛りブロックがスライドできるように係合し取り付けられ、前記第一引掛りブロックの底部端面と前記第三ばねチャンバの底壁との間には第三ばねが固定的に取り付けられ、前記上主体の下方には下主体が設置され、前記下主体には第一引掛り溝が左右に対称的に設置され、前記第一引掛り溝の下方にはプッシュチャンバが連通し設置され、前記プッシュチャンバの中にはプッシュブロックがスライドできるように係合し取り付けられ、前記プッシュチャンバの下方には第二ばねチャンバが連通し設置され、前記第二ばねチャンバの中には第一ボタンがスライドできるように係合し取り付けられ、前記第一ボタンの頂部端面には第一補助ロッドが固定的に取り付けられ、前記第一補助ロッドと前記プッシュブロックとが固定的に連結され、前記第一ボタンの頂部端面と前記プッシュブロックの底部端面との間には第二ばねが固定的に取り付けられ、ハンドルカバーを取り付けるとき、前記ゴムブロックを引き、前記第一引掛りブロックを前記プッシュチャンバの中に固定し、取り外すとき、前記第一ボタンを押すことにより実現し、前記上主体の中にはおもちゃ自動車のハンドルを包むことができる包み機構が設置され、前記包み機構は前記上主体の中に設置される三つの抜き穴を含み、前記抜き穴の中には連結布がスライドできるように係合し取り付けられ、前記連結布には前記下主体の底部に貼り付けることができる面ファスナーが固定的に取り付けられ、前記上主体と前記下主体との間には伸び機構が設置されており、
前記伸び機構は前記上主体の底部端面と前記下主体の頂部端面に左右に対称的に設置される伸びチャンバを含み、前記伸びチャンバには固定ブロックが固定的に取り付けられ、前記固定ブロックには回転ロッドが固定的に取り付けられ、前記回転ロッドには連結ロッドが回転できるように係合し取り付けられ、上下の前記連結ロッドの間がヒンジにより連結し取り付けられ、前記下主体の頂部端面には制限溝が左右に対称的に設置され、前記上主体の底部端面には制限ブロックが左右に対称的に固定的に取り付けられ、前記制限ブロックが前記制限溝の中に固定されることができ、おもちゃ自動車のハンドルが厚すぎる場合、前記上主体を引き、前記制限ブロックと前記制限溝とを固定状態から離脱させ、上下の前記連結ロッドの間が回転し、引き伸ばされることを特徴とするおもちゃ自動車のハンドルカバー。
【請求項2】
前記包み機構は前記連結布に固定的に取り付けられる包み板も含み、三つの前記包み板の間には遮り布が固定的に連結され、前記包み板には連結板が固定的に取り付けられ、前記連結板の中には連結溝が設置され、前記連結溝の中には移動ロッドが回転できるように係合し取り付けられ、前記移動ロッドには移動ブロックが固定的に取り付けられ、前記移動ブロックには蓋板が固定的に取り付けられ、前記蓋板の頂部端面には第二引掛りブロックが固定的に取り付けられ、前記包み板の底部端面の中には下方に開口した第二引掛り溝が設置され、前記第二引掛りブロックが前記第二引掛り溝の中に固定されることができ、前記第二引掛り溝には第四ばねチャンバが連通し設置され、前記第四ばねチャンバの中には第二ボタンがスライドできるように係合し取り付けられ、前記第二ボタンには第二補助ロッドが固定的に連結され、前記第二ボタンと前記第四ばねチャンバとの間には第四ばねが固定的に取り付けられ、前記おもちゃ自動車のハンドルを包むとき、前記蓋板を回し、前記第二引掛りブロックを前記第二引掛り溝の中に固定し、開けるとき、前記第二ボタンを押すことにより実現し、前記遮り布によりおもちゃ自動車のロゴをカバーするとき、三つの前記面ファスナーを引くことにより調整し完成することを特徴とする請求項1に記載のおもちゃ自動車のハンドルカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はハンドルカバー分野を取り上げて、具体的にはおもちゃ自動車のハンドルカバーである。
【背景技術】
【0002】
子供により気持ちよくおもちゃ自動車を遊ぶようにさせるために、おもちゃ自動車のハンドルにハンドルカバーを設置する必要があり、一般的なおもちゃ自動車のハンドルカバーは各種の厚さのハンドルに適することができなく、また
おもちゃ自動車のハンドルを包むこともできなく、子供が遊ぶとき、ハンドルカバーを取り外す可能性があり、一般的なおもちゃ自動車のハンドルカバーはハンドルに固定されることができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107554598号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的はおもちゃ自動車のハンドルカバーを提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のおもちゃ自動車のハンドルカバーは、上主体を含み、前記上主体の中には第一ばねチャンバが左右に対称的に設置され、前記第一ばねチャンバの中にはゴムブロックがスライドできるように係合し取り付けられ、前記ゴムブロックと前記第一ばねチャンバとの間には第一ばねが固定的に取り付けられ、前記ゴムブロックの頂部端面には上方に開口した第三ばねチャンバが設置され、前記第三ばねチャンバの中には第一引掛りブロックがスライドできるように係合し取り付けられ、前記第一引掛りブロックの底部端面と前記第三ばねチャンバの底壁との間には第三ばねが固定的に取り付けられ、前記上主体の下方には下主体が設置され、前記下主体には第一引掛り溝が左右に対称的に設置され、前記第一引掛り溝の下方にはプッシュチャンバが連通し設置され、前記プッシュチャンバの中にはプッシュブロックがスライドできるように係合し取り付けられ、前記プッシュチャンバの下方には第二ばねチャンバが連通し設置され、前記第二ばねチャンバの中には第一ボタンがスライドできるように係合し取り付けられ、前記第一ボタンの頂部端面には第一補助ロッドが固定的に取り付けられ、前記第一補助ロッドと前記プッシュブロックとが固定的に連結され、前記第一ボタンの頂部端面と前記プッシュブロックの底部端面との間には第二ばねが固定的に取り付けられ、ハンドルカバーを取り付けるとき、前記ゴムブロックを引き、前記第一引掛りブロックを前記プッシュチャンバの中に固定し、取り外すとき、前記第一ボタンを押すことにより実現し、前記上主体の中には
おもちゃ自動車のハンドルを包むことができる包み機構が設置され、前記包み機構は前記上主体の中に設置される三つの抜き穴を含み、前記抜き穴の中には連結布がスライドできるように係合し取り付けられ、前記連結布には前記下主体の底部に貼り付けることができる面ファスナーが固定的に取り付けられ、前記上主体と前記下主体との間
には伸び機構が設置される。
【0006】
さらなる技術プラン、前記包み機構は前記連結布に固定的に取り付けられる包み板も含み、三つの前記包み板の間には遮り布が固定的に連結され、前記包み板には連結板が固定的に取り付けられ、前記連結板の中には連結溝が設置され、前記連結溝の中には移動ロッドが回転できるように係合し取り付けられ、前記移動ロッドには移動ブロックが固定的に取り付けられ、前記移動ブロックには蓋板が固定的に取り付けられ、前記蓋板の頂部端面には第二引掛りブロックが固定的に取り付けられ、前記包み板の底部端面の中には下方に開口した第二引掛り溝が設置され、前記第二引掛りブロックが前記第二引掛り溝の中に固定されることができ、前記第二引掛り溝には第四ばねチャンバが連通し設置され、前記第四ばねチャンバの中には第二ボタンがスライドできるように係合し取り付けられ、前記第二ボタンには第二補助ロッドが固定的に連結され、前記第二ボタンと前記第四ばねチャンバとの間には第四ばねが固定的に取り付けられる。
【0007】
さらなる技術プラン、前記伸び機構は前記上主体の底部端面と前記下主体の頂部端面に左右に対称的に設置される伸びチャンバを含み、前記伸びチャンバには固定ブロックが固定的に取り付けられ、前記固定ブロックには回転ロッドが固定的に取り付けられ、前記回転ロッドには連結ロッドが回転できるように係合し取り付けられ、上下の前記連結ロッドの間がヒンジにより連結し取り付けられ、前記下主体の頂部端面には制限溝が左右に対称的に設置され、前記上主体の底部端面には制限ブロックが左右に対称的に固定的に取り付けられ、前記制限ブロックが前記制限溝の中に固定されることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の有益的な効果は:本発明はハンドルカバーをハンドルに固定でき、子供が遊ぶときハンドルカバーを取り外すことを防止し、伸び機構が引き伸ばされることができ、異なる厚さのハンドルに適し、包み機構が
おもちゃ自動車のハンドルを包むことができ、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0009】
説明しやすいため、本発明は以下の具体的な実施例と付図を交え詳しく説明する。
【0010】
【発明を実施するための形態】
【0011】
下記に
図1−7をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
図1−7を参照し、本発明のおもちゃ自動車のハンドルカバーは、上主体12を含み、前記上主体12の中には第一ばねチャンバ14が左右に対称的に設置され、前記第一ばねチャンバ14の中にはゴムブロック11がスライドできるように係合し取り付けられ、前記ゴムブロック11と前記第一ばねチャンバ14との間には第一ばね13が固定的に取り付けられ、前記ゴムブロック11の頂部端面には上方に開口した第三ばねチャンバ39が設置され、前記第三ばねチャンバ39の中には第一引掛りブロック40がスライドできるように係合し取り付けられ、前記第一引掛りブロック40の底部端面と前記第三ばねチャンバ39の底壁との間には第三ばね38が固定的に取り付けられ、前記上主体12の下方には下主体15が設置され、前記下主体15には第一引掛り溝31が左右に対称的に設置され、前記第一引掛り溝31の下方にはプッシュチャンバ32が連通し設置され、前記プッシュチャンバ32の中にはプッシュブロック33がスライドできるように係合し取り付けられ、前記プッシュチャンバ32の下方には第二ばねチャンバ35が連通し設置され、前記第二ばねチャンバ35の中には第一ボタン37がスライドできるように係合し取り付けられ、前記第一ボタン37の頂部端面には第一補助ロッド34が固定的に取り付けられ、前記第一補助ロッド34と前記プッシュブロック33とが固定的に連結され、前記第一ボタン37の頂部端面と前記プッシュブロック33の底部端面との間には第二ばね36が固定的に取り付けられ、ハンドルカバーを取り付けるとき、前記ゴムブロック11を引き、前記第一引掛りブロック40を前記プッシュチャンバ32の中に固定し、取り外すとき、前記第一ボタン37を押すことにより実現し、前記上主体12の中には
おもちゃ自動車のハンドルを包むことができる包み機構80が設置され、前記包み機構80は前記上主体12の中に設置される三つの抜き穴18を含み、前記抜き穴18の中には連結布16がスライドできるように係合し取り付けられ、前記連結布16には前記下主体15の底部に貼り付けることができる面ファスナー17が固定的に取り付けられ、前記上主体12と前記下主体15との間
には伸び機構90が設置される。
【0013】
前記包み機構80は前記連結布16に固定的に取り付けられる包み板20も含み、三つの前記包み板20の間には遮り布19が固定的に連結され、前記包み板20には連結板21が固定的に取り付けられ、前記連結板21の中には連結溝22が設置され、前記連結溝22の中には移動ロッド23が回転できるように係合し取り付けられ、前記移動ロッド23には移動ブロック24が固定的に取り付けられ、前記移動ブロック24には蓋板47が固定的に取り付けられ、前記蓋板47の頂部端面には第二引掛りブロック41が固定的に取り付けられ、前記包み板20の底部端面の中には下方に開口した第二引掛り溝42が設置され、前記第二引掛りブロック41が前記第二引掛り溝42の中に固定されることができ、前記第二引掛り溝42には第四ばねチャンバ44が連通し設置され、前記第四ばねチャンバ44の中には第二ボタン45がスライドできるように係合し取り付けられ、前記第二ボタン45には第二補助ロッド43が固定的に連結され、前記第二ボタン45と前記第四ばねチャンバ44との間には第四ばね46が固定的に取り付けられ、それにより
おもちゃ自動車のハンドルを包むとき、蓋板47を回し、第二引掛りブロック41を第二引掛り溝42の中に固定し、開けるとき、第二ボタン45を押すことにより実現し、遮り布19によりおもちゃ自動車のロゴをカバーするとき、三つの面ファスナー17を引くことにより調整し完成する。
【0014】
前記伸び機構90は前記上主体12の底部端面と前記下主体15の頂部端面に左右に対称的に設置される伸びチャンバ29を含み、前記伸びチャンバ29には固定ブロック30が固定的に取り付けられ、前記固定ブロック30には回転ロッド25が固定的に取り付けられ、前記回転ロッド25には連結ロッド26が回転できるように係合し取り付けられ、上下の前記連結ロッド26の間がヒンジにより連結し取り付けられ、前記下主体15の頂部端面には制限溝28が左右に対称的に設置され、前記上主体12の底部端面には制限ブロック27が左右に対称的に固定的に取り付けられ、前記制限ブロック27が前記制限溝28の中に固定されることができ、それによりおもちゃ自動車のハンドルが厚すぎる場合、上主体12を引き、制限ブロック27と制限溝28とを固定状態から離脱させ、上下の連結ロッド26の間が回転し、引き伸ばされる。
【0015】
使用するとき、ハンドルカバーを取り付けるとき、ゴムブロック11を引き、第一引掛りブロック40をプッシュチャンバ32の中に固定し、取り外すとき、第一ボタン37を押すことにより実現し、
おもちゃ自動車のハンドルを包むとき、蓋板47を回し、第二引掛りブロック41を第二引掛り溝42の中に固定し、蓋板47を開けるとき、第二ボタン45を押すことにより実現し、遮り布19によりおもちゃ自動車のロゴをカバーするとき、三つの面ファスナー17を引くことにより調整し完成し、おもちゃ自動車のハンドルが厚すぎる場合、上主体12を引き、制限ブロック27と制限溝28とを固定状態から離脱させ、上下の連結ロッド26の間が回転し、引き伸ばされる。
【0016】
本発明の有益的な効果は:本発明はハンドルカバーをハンドルに固定でき、子供が遊ぶときハンドルカバーを取り外すことを防止し、伸び機構が引き伸ばされることができ、異なる厚さのハンドルに適し、包み機構が
おもちゃ自動車のハンドルを包むことができ、普及する価値がある。
【0017】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本発明はおもちゃ自動車のハンドルカバーを開示した。
【解決手段】上主体を含み、操作ロッドを包むとき、蓋板を回し、第二引掛りブロックを第二引掛り溝の中に固定し、蓋板を開けるとき、第二ボタンを押すことにより実現し、遮り布によりおもちゃ自動車のロゴをカバーするとき、三つの面ファスナーを引くことにより調整し完成し、本発明はハンドルカバーをハンドルに固定でき、子供が遊ぶときハンドルカバーを取り外すことを防止し、伸び機構が引き伸ばされることができ、異なる厚さのハンドルに適し、包み機構が操作ロッドを包むことができる。
【選択図】
図1