【文献】
金澤 裕也 その他,旅行地のイメージに基づく旅行検索システムの開発と評価,電子情報通信学会技術研究報告 Vol.112 No.472,日本,一般社団法人電子情報通信学会,2013年 3月 4日,第112巻 第472号,pp. 97-102
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ユーザによって行われる人と機械間の入力に応答して前記ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、前記ユーザの現在の関心事を提示する、コンピュータに実装される方法であって、
電子デバイスの表示を介して、複数の画像の中から1つの画像を提示するステップであって、前記1つの画像は、物理的対象物を表し、複数のタグからの1つのセットのタグに関連付けられ、前記1つのセットのタグの各タグは、前記1つの画像により表される前記物理的対象物の属性を記述または特徴づけする、ステップと、
前記電子デバイスのユーザインターフェースを介して、前記1つの画像により表される前記物理的対象物に対する嗜好を示す、前記ユーザによる入力を受け取るステップと、
1つ以上のコンピュータ装置により、前記嗜好および前記1つのセットのタグに基づいて、前記複数のタグから次のセットのタグを決定するために前記複数のタグを処理するステップと、
前記1つ以上のコンピュータ装置により、前記次のセットのタグに関連付けられる前記複数の画像から、次の画像を決定するステップであって、前記次の画像は、前記1つの画像により表される前記物理的対象物とは異なる物理的対象物を表し、前記次のセットのタグは、前記次の画像により表される前記物理的対象物の属性を記述または特徴づけする、ステップと、
前記ユーザの前記現在の関心事を提示するセッション中に、前記1つの画像に代えて前記次の画像を用いて、前記提示するステップ、前記受け取るステップ、前記処理するステップ、および前記決定するステップを繰り返すことにより、前記一連の画像を生成するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
請求項1に記載の方法であって、前記複数のタグが一次タグおよび二次タグを含み、前記一次タグが管理者により定義され、前記二次タグが1つ以上のユーザにより定義される、ことを特徴とする方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示は、実施形態を多くの異なる形式で受け入れることができるが、本明細書における本発明および概念の例示の実装が、図面において示され、また、本明細書において詳細に説明され、本開示が、本発明および概念の原理の例示として解釈されること、また、開示される実装の広い態様が、示される例に限定されることは意図されないことを理解することを伴う。本詳細な説明の目的で、単数には複数が含まれ、その逆も同様である(特に否定しない限り)。語句「および」および「または」は、接続語および離接語の両方であり、語句「全て」は「いずれか(任意の)および全て」を意味し、語句「いずれか(任意の)」は「いずれか(任意の)および全て」を意味し、語句「含む」は「限定することなく含む」を意味する。
【0011】
(ソフトウェア)モジュールには、ソフトウェアサブルーチンまたはプログラムを実行するコンピュータ可読オブジェクトコードを指し得、ソフトウェアサブルーチンまたはプログラムは、記載される機能、動作、または工程を実行する任意のマイクロプロセッサまたはマイクロ処理装置により実行される命令に相当する。本明細書に記載されるいずれの方法またはアルゴリズムまたは機能も、(a)電子プロセッサ、(b)電子コントローラ、および/または(c)任意の他の適切な電子処理装置、により実行される、非一時的マシン可読またはコンピュータ可読命令を含むことができる。いずれのアルゴリズム、ソフトウェアモジュール、ソフトウェアコンポーネント、ソフトウェアプログラム、ルーチン、サブルーチン、もしくはソフトウェアアプリケーション、または、本明細書に記載される方法は、1つ以上の非一時的な有形の媒体、例えば、フラッシュメモリ、CD−ROM、フロッピーディスク、ハードドライブ、DVD(digital versatile disk)、もしくは他の電子メモリ装置、などを有するコンピュータプログラム製品として具現化することができるが、当業者は、全体のアルゴリズムおよび/またはその一部が、代替えとして、電子コントローラ以外の装置によって実行可能であること、および/または、ファームウェアもしくは専用のハードウェアにおいて周知の様式で具現化可能である(例えば、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(プログラム可能論理回路)、FPLD(field programmable logic device)、離散論理、などにより実装することができる)ことは、容易に理解するであろう。
【0012】
上記で検討したように、現在あるレコメンデーションシステムでは、例えば、レコメンデーションシステムがユーザの履歴に関する情報にアクセスできるにも関わらず、ユーザの関心事の幅に広さに基づく、ユーザの現在の(すなわち、同時発生の)関心事または嗜好を明らかにすることができない。例えば、嗜好に関する主題についてのユーザの嗜好の履歴と比較して、ユーザの現在の嗜好の粒度は、ユーザが何かを欲求しているようなその瞬間において、現在のレコメンデーションシステムが、ユーザの現在の関心事を推定または提示可能となることを妨げる。現在のレコメンデーションシステムは、せいぜい、単にユーザの現在の嗜好に関する1回限りの推量を提供するだけである。また、食品の分野では、特に、現在存在するアプリケーションは、ユーザの現在位置で利用可能な、食品の広いカテゴリに関する情報を提供する。しかし、かかるアプリケーションにより提供される情報の量は、情報過多となることがある。情報過多では、ユーザは、ユーザが現在点関心がある指定の料理を決定することができない。必要とされるものは、とりわけ、ユーザによって行われる人と機械間の入力に応答して、検索基準を繰り返しおよび動的に調整して、検索セッションの終わりにはユーザの同時発生の欲求を満足させるようなレコメンデーションに到達する、誘導的な反復検索ソリューションである。このようにして、人と機械の両方が、この検索戦略における不可欠なパートナーである。人だけが、自分の主観的感覚を使用して、画像で提示されるものについてユーザがどのように感じるのかを、画像から究明することができる。しかし、直近の欲求を満足させるために、機械は、人であるユーザが、1分足らずなどのうちに、素早くレコメンデーションに到達できるように支援することが求められる。インターネット、セルラデータと無線技術、およびスマートフォンは、無数の選択肢への即座のアクセスおよび可視性をユーザに与えてきたが、いくつかの点で、このアクセスおよび可視性は、恩恵であると同時に害悪でもある。それほど多くの選択物および選択肢が容易に利用可能である状態で、新しいプログラム化された機械は、ユーザが、関係する情報を素早く発見し、つかの間の、また、素早く満足させるべき必要性、を満足させることができるように、支援することが求められる。
【0013】
従って、本開示の態様は、ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザを現在の関心事に誘導する、システムおよび方法を提供する。システムおよび方法により、一連の画像をユーザに対して提示することができる。各画像は、物理的対象物を提供する物理的エンティティを介して、ユーザが取得可能な物理的対象物を表す。食品の分野では、例えば、物理的対象物は料理を表すことができ、物理的エンティティは、料理を提供するレストランまたは店または食品施設(例えば、市場、食料品店、店など)を表すことができる。本明細書で使用されるとき、料理には、動物によって消費される(例えば、食べられる、または飲まれる)ことが可能な任意の食用の品目または食用の品目の組み合わせが含まれ、バブルティー、ミルクシェーク、またはカクテルなどの飲み物も含まれる。一連のうちの各画像は、物理的対象物について記述するセットのタグに関連付けられる。タグごとのユーザの嗜好に基づいて、新しい画像が提示されて一連の画像を生成する。新しい画像は、その画像により表される物理的対象物について記述する、画像に関連付けられるセットのタグと、新しい画像用のセットのタグが、以前の画像の嗜好に基づく、以前の画像用のセットのタグにどのように関係するのかと、に基づいて選択される。物理的対象物を表す画像をユーザに対して一連して提示することを連続して、ユーザの現在の関心事を満足または記述する物理的対象物を決定できるように、ユーザを誘導する。ユーザが現在点関心がある(例えば、欲求する)物理的な(有形の)対象物を表す画像が、ユーザに対して提示されると、システムおよび方法は、ユーザに画像(例えば、デジタル写真)を選択させ、物理的な画像に写る品目をどのように取得する(例えば、消費する)のかに関する情報が提示されるようにする。人の関心事として食品の分野では、例えば、食品を供するまたは提供するレストランまたは他の食品施設など、ユーザが料理を購入することや、食品施設で随意に消費することができる、物理的エンティティのインターネットウェブサイトに、ユーザは差し向けられ得る。いくつかの実施形態によると、ユーザは、ユーザが料理を購入することができるレストランのウェブサイトとは無関係の、ソフトウェアアプリケーションの電子的ユーザインターフェースに差し向けられて、料理を得るプロセスに追加の利便性を設けることができる。
【0014】
図1は、本開示の一態様に係るシステム100の機能ブロック図である。まず、システム100の全体の構成要素について紹介し、その後例を示す。システム100には、1つ以上の電子コンピュータ(クライアント)102a、102bが含まれる。本明細書で使用される、アルファベット無しの参照番号は、同じ参照番号が付された複数の品目のうちの指定の1つ、複数の品目のうちの複数品目のサブセット、または、複数の品目のうちの全ての品目、を指すことができる。従って、例として、参照番号102は、
図1に示すように、コンピュータ102a、コンピュータ102b、または、コンピュータ102aおよび102bの両方を指すことができる。1つ以上のコンピュータ102a、102bは、インターネットなどの通信ネットワーク104と接続する。しかし、通信ネットワーク104は、任意のタイプの電子通信ネットワークとすることができる。コンピュータは、本明細書で使用されるとき、電子コンピュータの当業者には理解されるような中央処理装置(CPU)またはコントローラまたはマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを有する、いずれか1つ以上の電子デバイスを含む。コンピュータの例には、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、サーバ、スマートフォン、時計・眼鏡・衣類またはリストバンドなどのウェアラブル電子デバイス、および携帯情報端末(PDA)、が含まれる。コンピュータという用語は、本明細書で使用されるとき、まとめて連結されて、従来からコンピュータと称されるものを形成する、電子デバイスのシステムを含むことができる。例えば、キーボードまたはマウスなどの1つ以上の入力装置、および、ビデオディスプレイなどの1つ以上の電子表示装置は、CPUまたはコントローラを収容するハウジングに連結されてもよい。または、コンピュータの全ての構成要素が、タブレットコンピュータまたはスマートフォンの場合などに、1つのハウジング内に統合されてもよい。1つ以上のコンピュータ102a、102bは、従来、非一時的機械可読命令およびデータを含むデジタル情報を記憶する1つ以上のメモリ装置を含む、またはそれに動作可能に連結される。
【0015】
1つ以上のコンピュータ102a、102bには、ユーザインターフェース装置110a、110bが含まれる。各ユーザインターフェース装置110a、110bは、人により(例えば、接触、クリック、ジェスチャ、音声などを介して)行われる入力を受け入れ、それらの入力を対応する電子信号に変換する、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)に相当する。ユーザインターフェース装置110a、110bの非限定的な例には、タッチスクリーン、キーボード、マウス、カメラ、およびマイクロフォン、が含まれる。これらは、人であるユーザにより機械に供給される入力を提供することによって、人が機械とインタラクションを行うことを可能にするため、ヒューマンマシンインターフェース装置とも称される。
【0016】
1つ以上のコンピュータ102a、102bにはまた、視覚的に感知できる情報を表示するように構成される電子表示装置112a、112bが含まれる。表示装置112a、112bの非限定的な例には、人の目で感知可能な、テキスト、静止グラフィックス、および、アニメーション動画、を含む情報を視覚的に表現するように構成される、電子ビデオディスプレイ、ステレオスコピックディスプレイ、または任意の電子ディスプレイ、が含まれる。電子表示装置112a、112bは、電子ユーザインターフェース(UI)に含まれる視覚情報を表示する。電子UIにはまた、1つ以上のHMI装置110a、110bを使用して選択可能な選択可能要素が含まれてもよい。従って、電子UIには、概ね、人であるユーザが、HMIインターフェースを介してGUI上に表示される選択可能要素を選択することができる、グラフィックスユーザインターフェース(GUI)コンポーネントおよびヒューマンマシンユーザインターフェースコンポーネント、が含まれてもよい。
【0017】
1つ以上のコンピュータ102a、102bにはまた、ソフトウェアアプリケーション114a、114bが含まれる。すなわち、1つ以上のコンピュータ102a、102bが、ソフトウェアアプリケーション114a、114bを実施する非一時的な機械可読命令およびデータを実行する。アプリケーション114a、114bは、1つ以上のコンピュータ102a、102b上で1つ以上の機能を実行する。アプリケーション114a、114bは、ウェブブラウザアプリケーションまたはネイティブアプリケーションなどの、種々の指定のタイプのアプリケーションとすることができる。システム100内で、アプリケーション114a、114bが、1つ以上のコンピュータ102a、102bに関連付けられる従来の有線または無線の電子通信インターフェースを介して、1つ以上のコンピュータ102a、102bと通信ネットワーク104(例えば、インターネット)との間で、情報を伝達する。代替えとして、または加えて、アプリケーション114a、114bは、ネイティブアプリケーションとすることができる。ネイティブアプリケーションは、アプリケーションサーバ106との通信ネットワーク104上を、1つ以上のコンピュータ102a、102bの間で、情報を伝達する。ネイティブアプリケーション114a、114bは従来、1つ以上のコンピュータ102a、102bに関連付けられる従来の有線または無線電子通信インターフェースを介して、通信ネットワーク104上を1つ以上のコンピュータ102a、102bの間で情報を伝達する。
【0018】
上記で説明したように、サーバ106も、通信ネットワーク104に連結される。サーバ106は、1つのタイプのコンピュータであり、従来技術において十分に理解された意味を有する。サーバ106は、アプリケーション114a、114bがウェブブラウザアプリケーションである場合のように、例えば、ウェブブラウザサーバとすることができる。または、サーバ106は、アプリケーション114a、114bがネイティブアプリケーションである場合のように、例えば、ネイティブアプリケーションサーバとすることができる。
【0019】
電子データベース108は、サーバ106に組み込まれるか、または、サーバ106と連結される。データベース108は、メモリ装置またはデータストアの1つの形態であり、サーバ106に対する検索および記録保管のための電子データを記憶する。サーバ106と1つ以上のアプリケーション114a、114bの両方は、通信ネットワーク104がインターネットである場合の、HTTP(hypertext transfer protocol)などの1つ以上のプロトコルに従って、情報を通信する。通信ネットワーク104が、インターネットではなくプライベートローカルエリアネットワーク(LAN)である場合、任意の他の通信プロトコルが、HTTPの代わりに使用可能である。例えば、ネイティブアプリケーションは、代わりに、プロプライエタリまたは従来の通信プロトコルを使用して通信し、1つ以上のコンピュータ102a、102bとサーバ106との間で情報を渡すことができる。
【0020】
システム100は、
図1については、2つのコンピュータ102a、102b、1つのサーバ106、および1つのデータベース108を含むように全体的に示されるが、システム100には、任意の個数のコンピュータ102a、102b、任意の個数の独立またはクラスタ化されたサーバ106(例えば、サーバファームまたはサーバクラスタ)、および任意の個数のデータベース108、を含むことができる。また、システム100の1つ以上の構成要素のうちのいくつまたは全ての機能性は、全体または一部を、システム100の他の構成要素に移動させることができる。例として、サーバ106および/またはデータベース108の機能性は、全体または一部を、コンピュータ102a、102bの機能性および性能に応じて、1つ以上のコンピュータ102a、102bに移動させることができる。
【0021】
アプリケーション114a、114bは、ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザを現在の関心事に誘導するために、通信ネットワーク104上で、サーバ106およびデータベース108と通信する。アプリケーション114a、114bは、ユーザインターフェース装置110a、110bおよび表示装置112a、112bを制御して、画像をユーザに提示し、画像についてのユーザの嗜好を示す入力をユーザから受け取る。画像は、通信ネットワーク104上を、データベース108から、1つ以上のコンピュータ102a、102bのアプリケーション114a、114bへ、直接またはサーバ106を介して通信される。従って、クライアントとしてのコンピュータ102a、102b、およびサーバとしてのサーバ106、というシステム100のクライアント−サーバの配置に基づいて、データベース108は、ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザを現在の関心事に誘導するために使用される情報、を記憶する。サーバ106は、情報をデータベース108からクライアント(例えば、コンピュータ102a、102b)に供給することを含む、本明細書に記載されるアルゴリズムの機能性を実行する。コンピュータ102a、102bは、情報をユーザに提示し、ユーザから入力を受け取り、この入力は処理のためにサーバ106に提示される。しかし、開示されるアルゴリズムについて、本明細書に開示される機能性は、本開示から逸脱することなく、明示的に開示されるものとは異ならせて、システム100の構成要素間で分割されてもよい。例えば、本明細書に開示される機能性の全ては、コンピュータ102a、102bの能力に応じて、コンピュータ102a、102bが分散化ネットワークとして配置されるように、コンピュータ102a、102bの1つ以上において具現化されてもよい。
【0022】
情報の一面として、データベース108は、電子画像を画像のデータストア内に電子的に記憶する。画像は、種々ファイル形式および画像タイプとすることができる。例として、ファイル形式には、JPEG、TIFF(Tagged Image File Format)、PNG(Portable Network Graphics)などを含むことができる。画像タイプには、デジタル写真、デジタル描画、アイコンなどを含むことができる。上記で検討したように、データベース108上に記憶された画像は、ユーザにとって関心があるかもしれない(例えば、ユーザが欲求しているかもしれない)物理的対象物を表す。従って、画像が、ユーザに情報を視覚的に伝達するので、ユーザは画像が表す物理的対象物を理解する。システム100は、最初は設定数の画像を含むことができる。画像の設定数は、システム100の管理者により定義することができる。以下で説明するように、システム100はまた、ユーザが、追加の画像をシステム100に追加することを可能にする。例えば、ユーザは、1つ以上のコンピュータ102a、102bから画像をアップロードして、追加の画像をデータベース108に追加することができる。ユーザがシステム100とインタラクションを行い、ユーザが画像をシステム100にアップロードすると、画像の数が増える。例えば、画像は、それらをアップロードするユーザが、訪れたレストランで注文したまたは見た食品(飲み物を含む)のデジタル写真とすることができる。
【0023】
画像ごとに、データベース108が、画像が表す物理的対象物に関する情報を記憶する。物理的対象物は、画像によって表すことが可能な任意の物理的(有形の)対象物とすることができる。例として、また、限定することなく、物理的対象物は、料理、衣類・自動車などの消費財、行楽地・博物館・スポーツ施設などの物理的な場所、とすることができる。便宜上、本開示は、物理的対象物として、主に料理に関する。しかし、当業者には理解されるように、本開示は、料理のみである物理的対象物に限定されない。むしろ、各物理的対象物を、画像によって表される任意の物理的対象物とすることができるため、画像を提示したときに、ユーザは物理的対象物を識別できる。
【0024】
データベース108はまた、電子タグを記憶することができる。一次タグは、システム100内で使用されて、画像によって表される物理的対象物を記述および/または特徴づけする。一次タグには、物理的対象物を全体的に記述もしくは特徴づけする、または、物理的対象物の副次的構成要素または副次的態様(例えば、属性)を記述もしくは特徴づけするタグとして、単一の単語、または、まとめて結びつけられた数個の単語を含むことができる。従って、画像ごとに、画像は、物理的対象物を記述または特徴づけするセットのタグに関連付けられる。データベース108は、タグのプール内にタグの全てを記憶し、タグのプールとは、画像に関連付けることができ、画像によって表される物理的対象物の特徴および/または品質を記述するタグの全体である。一次タグは、画像により表される物理的対象物の、任意のタイプの記述子とすることができる。料理である物理的対象物については、タグに記載することができるのは、料理の全体的な態様、例えば、アフリカ料理、アメリカ料理、アルゼンチン料理などの、料理の民族性または調理法、その料理が、朝食、ブランチ、昼食、ディナー、夕食、軽食、デザート、夜食など、その日のどの食事に当てはまるか、などである。タグはまた、料理について記述する形容詞、例えば、チーズ風味、カリカリした、熱い、冷たい、スパイシーなど、とすることができる。タグはまた、料理を構成する食品または大まかな材料、例えば、野菜、肉、果物、パンなど、を識別することができる。タグはまた、料理を構成する食品またはより詳細な材料を識別することができ、例えば、りんご、アプリコットなどの指定の果物、牛肉、鶏肉、魚、豚肉などの指定の肉、ブロッコリ、アスパラガス、レタス、人参などの指定の野菜、を識別することなどができる。タグはまた、例えば、ウォッカソースのスパゲッティ、フェットチーネストロガノフ、ラムレッグなど、全体としての指定の料理、または、例えば、種々の構成要素を有する量の多い朝食の料理には含まれるような、ソーセージ、卵、パンケーキ、フレンチトーストなど、料理の構成要素である副菜(例えば、「付け合わせ」)、を識別することができる。
【0025】
タグは、画像に関連付けられる物理的対象物を、タグがどのように記述または特徴づけするのかに関して、客観的、主観的(または、準主観的)、または、本題から逸れた(tangential)もの、であってもよい。上記で与えられた一次タグの例は、物理的対象物を直接的に記述する客観的なタグである。タグは、追加的に、少なくとも部分的に主観的および/または本題から逸れて、物理的対象物を記述するタグを含んでもよい。例示の目的での物理的対象物としての料理について、主観的または準主観的なタグは、例えば、おいしい、よだれの出そうな、美味、健康に良い、栄養のある、などを含んでもよい。かかる主観的または準主観的なタグは、一人のユーザの料理には当てはまるかもしれないが、必ずしも全てのユーザに当てはまるわけではない。本題から逸れたタグは、他の情報と相関されるときだけ、物理的対象物の態様を記述してもよい。かかる他の情報は、システム100とインタラクションを行うユーザのサブセットに既知または当てはまるだけのものでもよい。例として、かかるタグは、ソーシャルメディアにおいて現在流行っている用語、例えば、現在のソーシャルメディアの流行をフォローしているユーザのサブグループのみに当てはまる、Twitter(登録商標)上のハッシュタグなど、であってもよい。かかるタグには、例えば、hipster、yolo、GenY、GenXなどが含まれる。これらの本題から逸れたタグは、タグのコンテキストとは無関係に、物理的対象物に必ずしも当てはまらない。しかし、本題から逸れた特定のタグが、物理的対象物の品質または特徴に言及するものとして理解されるようにするパターンを、進展させてもよい。
【0026】
画像のように、システム100はまず、特定の個数のタグで開始する。しかし、タグのグループは、動的であって、ユーザがシステム100とインタラクションを行うと進化するものとしてもよい。例えば、ユーザが、物理的対象物の新しい画像をシステム100にアップロードし、ユーザが作成する新しいたタグに基づいて物理的対象物を記述すると、追加のタグがタグのプールに追加されるようにしてもよい。ユーザは、追加のタグを作成して、ユーザがアップロードした画像に関連付けられる物理的対象物を、記述または特徴づけすることができる。各画像は、その画像用のセットのタグとしてのタグのグループの中から、1つ以上のタグに関連付けられる。関連付けは、タグと画像と関連付けるシステム100の管理者に基づくものとすることができる。代替えとして、または加えて、関連付けは、タグを画像に関連付ける、および/または、新しいタグを作成する、システム100のユーザに基づくものとしてもよい。ユーザに基づく関連付けは手動とすることができ、ユーザが手動でタグを選択して画像に関連付けるなどとしてもよい。代替えとして、または加えて、関連付けは自動とすることができ、システム100が画像に当てはまるタグを自動的に決定するなどしてもよい。画像がセットのタグとしての複数のタグに関連付けられることに基づいて、データベース108はまた、指定のセットのタグに関連する情報を記憶する。タグの指定の組み合わせが、セットのタグである。単一のセットのタグは、各タグの普遍性、および、1つの画像が任意の個数のタグに関連付けられること、に基づいて、複数の異なる画像について記述することができる。データベース108は、テーブルなどのデータ構造を含んでもよく、データベース108内のタグと画像との間の種々の関連付けに基づいて、種々のセットのタグをトラッキングしてもよい。
【0027】
データベース108はまた、タグ間、セットのタグ間、画像とタグおよび/またはセットのタグとの間、ユーザと要素との間、などの、システム100の要素間の関連性を記憶し、トラッキングする。システム100は、タグと画像の関連付けを、その画像が既に別のタグに関連付けられていること、および、それら両方のタグが関連付けを含むこと、に基づいて行うことができる。例として、物理的対象物としての料理については、画像は、ライスを含む中国料理を表すことができる。画像は、中国料理というタグに既に関連付けられているかもしれないが、ライスというタグに関連付けられていないかもしれない。システム100が、タグ「ライス」を伴うタグ「中国料理」の使用のトラッキングを、例えば、他のユーザがタグ「中国料理」とタグ「ライス」との両方がタグ付けされた他の画像を好むこと、に加えて行うことにより進展させた関連付けに基づいて、システム100は、ライスというタグを画像に関連付けることを、画像が中国料理というタグに関連付けられることに基づいて、自動的に決定することができる。異なる物理的対象物を表す画像の数が、データベース108内で増えると、または、より多くのユーザがタグおよび画像とインタラクションを行うと、関連付けを進展させることができる。例えば、より多くのユーザが画像をシステム100にアップロードすると、ユーザは、中国料理というタグとライスというタグとの両方を、新しくアップロードされた画像に関連付けてもよい。システム100は、中国料理というタグとライスというタグの連続する関連付けをトラッキングし、データベース108との関連付けをロギングする。
【0028】
タグは、一次タグおよび二次タグなどの2つの全体的なカテゴリに、分割されてもよい。一次タグは、システム100の管理者により定義される。一次タグには、物理的対象物を直接記述または特徴づけするタグが含まれる。システム100は、少なくとも最初には、一次タグを含む。システム100はまた、最初に二次タグを含むことができる。二次タグは、システム100の管理者により、および/またはシステム100のユーザにより、定義される。二次タグは、一次タグと同じ特徴および/または品質を識別してもよいし、二次タグは、一次タグとは異なる特徴および/または品質を識別してもよい。二次タグは、一次タグのように、物理的対象物を直接記述または特徴づけしてもよい。加えて、二次タグは、物理的対象物を主観的に記述または特徴づけしてもよいし、上記で説明したように、本題から逸れて物理的対象物を記述または特徴づけしてもよい。
【0029】
各画像は、少なくとも1つの一次タグに関連付けられるが、任意の個数の一次タグおよび二次タグに関連付けることができる。いくつかの画像は、1つの一次タグのみに関連付けられてもよい。例えば、画像が、パンという物理的対象物を表し、その画像に関連付けられるタグのみをパンというタグとすることができる。いくつかの画像は、多くの異なるタグに関連付けられてもよく、例えば、フレンチトーストという物理的対象物を表す1つの画像が、パン、朝食、卵、スウィーツ、などのタグを含むことができる。
【0030】
ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザを現在の関心事に誘導する、システムおよび方法は、ユーザに関連付けられる複数のタグが、画像の以前のセットのタグと、ユーザからのその画像に対する嗜好と、に基づいて処理されることに依存する。従って、データベース108上に記憶される、全てのタグのサブセットである複数のタグ(例えば、タグのプール)は、データベース108が記憶してもよいし、サーバ106が動的に生成してもよい。複数のタグには、タグだけでなく、タグのうちの1つ以上により対象とされる画像に対応するセットのタグも含まれる。以下でさらに詳述するように、複数のタグは、ユーザに当てはまる、または関係するタグであってもよく、例えば、ユーザのプロフィールに関連付けられるタグとマッチする、タグのプール内のタグなどである。ユーザに画像が提示され、ユーザがその画像に応答して嗜好を定めると、複数のタグから、特定のタグが削除される(または、考慮されない)、および/または特定のセットのタグが削除される(または、考慮されない)ときに、複数のタグは進化する。
【0031】
データベース108はまた、ユーザプロフィールを記憶する。一般的に、ユーザプロフィールには、システム100とインタラクションを行うために使用される情報が含まれる。かかる情報には、ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザを現在の関心事に誘導するセッション中に、ユーザに対して提示される画像とユーザがインタラクションを行うこととは、無関係にまたは関係して、ユーザのプロフィール、画像、物理的対象物、および/または、ユーザが肯定的または否定的な嗜好を示したエンティティ、を含むようにユーザによって示された特定のタグを含むことができる。物理的対象物用の料理については、情報には、ユーザが嗜好する(例えば、好む)料理、およびユーザが嗜好しない(例えば、好まない)料理、に当てはまるタグおよび画像を含むことができる。ユーザは、タグを手動で選択することで、嗜好を示すことができる。代替えとして、または加えて、かかる嗜好は、ある期間にわたるユーザのシステム100とのインタラクション中に、ユーザがタグに対する嗜好を時間をかけて示すことにより、好ましいタグとしてタグを黙示的に選択することを通じてなどして、システム100により学習されてもよい。嗜好は、ユーザが、タグ、画像、および/または物理的対象物を好きまたは好きではない、などのYES/NO型スキーマに従って示すことができる。代替えとして、嗜好は、ユーザが、タグ、画像、および/または物理的対象物を好きまたは好きではない程度、などの重み付けスキーマに従って示すことができる。プロフィール情報には、ユーザの名前、住所、性別、年齢、民族性、宗教、などのユーザに関連付けられる任意の他の追加情報を含むことができる。システム100は、かかる追加情報をトラッキングし、ユーザ全体にわたって流行を探索してタグ、画像、および/または物理的対象物を取り出す。例えば、システム100は、システム100内でのユーザのインタラクションをトラッキングして、ユーザの履歴を進展させる。ユーザの履歴は、ユーザとシステム100との間のインタラクションをトラッキングし、ユーザが以前のインタラクションをレビューできるようにする。例として、ユーザの履歴は、以前ユーザに対して提示された指定の画像についてのユーザの嗜好に関連する情報を含むことができる。
【0032】
いくつかの実施形態によると、また、特に物理的対象物としての料理について、ユーザプロフィールには、食事制限、例えば、グルテンフリー、完全菜食主義、菜食主義、宗教順守(例えば、豚肉不使用あるいは貝類不使用、または、コーシャー/ハラルのみ)、ナッツアレルギー、などを含むことができる。データベース108には、食事関連情報を含むことができ、入力された食事制限を、特定のタグ、画像、および/または食事制限が適用される物理的対象物、に対する否定的な嗜好に自動的に変換して、制限された料理がユーザに対して提示されないようにすることができる。食事関連情報を、ユーザのプロフィールにリンクさせて、ユーザがシステム100により使用される食事関連情報を閲覧できるようにすることができる。
【0033】
上記で検討したように、物理的対象物は、種々のエンティティにより提供される対象物を表す。データベース108には、物理的対象物に関連付けられるエンティティの場所、および/または物理的対象物を表す画像、についての情報が含まれる。例として、物理的対象物は料理を表すことができ、物理的エンティティは料理を提供するレストランまたは店(例えば、市場、食料品店、店など)を表す。データベース108には、レストランまたは店の場所についての情報が含まれる。場所に加えて、データベース108には、エンティティのプロフィールを含むこともできる。いくつかの実施形態によると、エンティティのプロフィールは、サブスクリプションベースシステムに従って編成されてもよい。システム100に対してサブスクライブされたエンティティは、サブスクライブされないエンティティには含むことができない指定の情報を、そのプロフィール内に含むことができる。料理については、かかる情報に含むことができるものには、メニュー、任意の現在提供される特別料理/宣伝/割引などに加えて、エンティティにより提供される料理、例えば、エンティティが作り、システム100にアップロードした料理の画像がある。いくつかの実施形態によると、システム100とのユーザインタラクションにより、ユーザは、エンティティのプロフィールで提示される情報を確認することができる。エンティティのプロフィールはまた、エンティティの物理的対象物を紹介する画像を含むことができ、追加のリンクがそのウェブサイトまたはソーシャルメディアアプリケーション(例えば、Facebook(登録商標)、Twitter(登録商標))などにつながっていてもよい。
【0034】
エンティティのプロフィールにより、ユーザに、エンティティをブラウズすること、および示唆された、またはプロフィールが書かれたエンティティをクリックすることを行わせ、ユーザをエンティティのプロフィールに導く。上述の関連付けの一部として、システム100は、ユーザが、エンティティのウェブサイトにリダイレクトし、続いて、エンティティに関連付けられる物理的対象物に関連付けられる画像を選択する際、そのエンティティへの訪問頻度を収集または共有する。いくつかの実施形態によると、エンティティのプロフィールは、ユーザ用の直接購入インターフェースを含むことができ、それにより、ユーザが、エンティティに関連付けられる物理的対象物を注文または消費するために、サードパーティ企業を探す必要がなくなる。
【0035】
図2Aは、ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザを現在の関心事に誘導するコンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのフローチャートであり、1つまたは複数のコンピュータ102a、102b、サーバ106、およびデータベース108を含む本開示の態様を使用する。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、コンピュータ102a、サーバ106、データベース108内で、またはコンピュータ102aおよびサーバ106上など、複数のプラットフォームにわたって、実行されてもよい。後者の配置に関しては、コンピュータ102a(例えば、クライアント側のアプリケーション)により実行されるアプリケーション114aが、クライアント−サーバ間の関係に従って、サーバ106(例えば、サーバ側のアプリケーション)上で実行されるアプリケーションと連動して、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aを実行してもよい。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、ユーザがコンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションを開始することで、始まる。以下でさらに詳述するように、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションは、複数のタグを決定することで始まり、当該複数のタグは、ユーザに関連付けられるタグであって、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッション中に、処理されて、ユーザに提示する後続の画像を決定し、一連の画像を生成するためのものである。複数のタグはまた、複数の画像を決定し、これら画像から、ユーザに対して提示される画像が選択される。従って、いくつかの実施形態によると、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションを開始したユーザに基づいて、データベース108に記憶されるタグおよび画像のサブセットのみを処理する。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数の画像の中から画像のうちの1つが、コンピュータ102aの表示装置112aを介するなどして、ユーザに対して提示されることで、始まる(202)。上記で説明したように、画像は、物理的対象物を表し、セットのタグに関連付けられる。セットのタグのうちの各タグは、提示される画像により表される物理的対象物について記述する。従って、ユーザに対して画像が提示され、ユーザは、画像により表される物理的対象物を認識することができる。
【0036】
以下でも説明するように、画像に沿って、1つ以上のユーザインターフェース要素または対象物を、コンピュータ102aの表示装置112a上に随意に提示することが可能であり、画像によって表される物理的対象物に対する嗜好または嗜好/嫌気を、ユーザに示させることができる。ユーザインターフェース要素は、コンピュータ装置102a、ユーザインターフェース装置110aおよび/または表示装置112aの機能性/能力に応じて変わってもよい。代替えとして、表示装置112aは、物理的対象物に対する嗜好を示すユーザのために特に、グラフィカルユーザインターフェース要素を提示することを(可能であっても)行わなくてもよい。むしろ、または加えて、例えば、ユーザが嗜好を示すために採るべきアクションは黙示的であってもよく、例えば、画像上もしくは近傍、または表示装置112a上のどこかを左にスワイプすることにより、否定的嗜好(例えば、好まない)を示し、画像上もしくは近傍、または表示装置112a上のどこかを右にスワイプすることにより、肯定的嗜好(例えば、好む)、を示してもよく、その逆でもよい。明確にするために、本開示はまた、グラフィカルUI要素(例えば、表示装置112上に表示される、ユーザインターフェース装置110を使用した選択のための、好むおよび好まないの仮想ボタン)を表示すること、および、ユーザインターフェース装置110に対してユーザが行うジェスチャ(例えば、スワイプ)を認識すること、または、どちらか一方、についても熟考する。
【0037】
画像が、ユーザに対して提示される(例えば、表示装置112上に表示される)と、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、画像により表される物理的対象物に対する嗜好を示す入力をユーザから受け取る(204)。嗜好は、対象物を好むこともしくは嗜好(例えば、肯定的)、または、対象物を好まないこともしくは嫌気(例えば、否定的)、であってもよい。代替えとして、嗜好は、好む(例えば、肯定的)、好まない(例えば、否定的)、または好むでも好まないでもない(例えば、中立)、であってもよい。中立嗜好は、ユーザが、画像により表される物理的対象物を好むか好まないかを言えないことを示すものであってもよい。代替えとして、嗜好は、1から10の範囲などで評価してもよく、画像により表される物理的対象物を、ユーザが好む(例えば、6〜10)または好まない(例えば、1〜5)の程度を示してもよい。
【0038】
コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、次に、ユーザにより示される嗜好に基づいて、複数のタグを処理する(206)。タグの処理とは、セッション中に、コンピュータ102またはサーバ106によりタグのプールから引き出されるタグを、操作することまたは処置することを指す。処理される複数のタグは、データベース108内に記憶されるタグのプールから選択されるタグである。処理は、以前の画像に応答してユーザが定めた嗜好と、以前の画像に関連付けられるセットのタグと、に基づいて、次のセットのタグを決定することを含む。嗜好に基づいて、以前の画像からのセットのタグにより、複数のタグをどのように加工して次のセットのタグを決定するのか、が決定される。例として、ユーザが以前の画像に対して示した嗜好が、肯定的、否定的、または中立である場合、複数のタグは、以前の画像のセットのタグに基づいて、異なって処理される(例えば、処置される)。以前の画像によって表された物理的対象物に対する嗜好が否定的であることに応答して、複数のタグの処理は、複数のタグから、以前の画像のセットのタグからのタグに対応するタグを削除することを含む。次のセットのタグを決定するために処理されるタグは、セッションの残り部分のための、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aの反復ごとに、複数のタグから削除されるので、特別なタグを含むセッションの残り部分のために、ユーザに対して画像は提示されない。タグは、複数のタグから削除されるものとして、全体を通して説明されるが、削除には、複数のタグからタグを削除することが含まれ、また、複数のタグ内にタグを残すがそのタグを考慮しないことも含まれる。例えば、タグは、複数のタグ内に残っていてもよいが、例えば、複数のタグの処理中に考慮されないように削除されるべく、タグをマークすることもできる。
【0039】
上記で検討したように、タグは、概ね一次タグおよび二次タグとしてカテゴリに分類することができる。画像は、一次タグと二次タグとの両方に関連付けることができる。いくつかの実施形態によると、画像に関連付けられ、否定的嗜好に応答して複数のタグから削除されるタグは、否定的嗜好を受け取った画像に関連付けられるセットのタグからの、一次タグのみである。代替えとして、否定的嗜好を受け取った画像に関連付けられるセットのタグからの、一次タグと二次タグとの両方が、否定的嗜好に応答して複数のタグから削除される。代替えとして、複数のタグから一次タグが削除されるのか、一次タグと二次タグの両方が削除されるのか、については、ユーザに対して提示されたものの個数に基づいて、決定されてもよい。例えば、画像が、ユーザに対して提示された最初のN個(Nは、3、4、または5である)の画像のうちの1つである場合、画像に関連付けられる一次タグのみが、否定的嗜好を示す、ユーザによる入力に応答して、複数のタグから削除される。しかし、画像が、ユーザに対して提示された、後の方の画像、例えば、6番目、7番目、または8番目の画像である場合、画像に関連付けられる一次タグと二次タグとの両方が、複数のタグから削除される。ユーザが、少なくとも1つの以前の画像に対して肯定的嗜好を示した後に、ユーザに対して提示される後続の画像については、新しく提示される画像に関連付けられ、以前提示されたセットのタグに比べて新しいタグのみが、複数のタグから削除されるタグであり、それらが一次タグのみであるか、一次および二次タグの両方であるか、にかかわらない。
【0040】
ユーザが否定的嗜好を定める画像に関連付けられるタグ(例えば、否定的タグ)を削除することに加えて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aではまた、否定的タグに関連付けられるタグを、複数のタグ(例えば、関連付けされたタグ)から削除してもよい。上記で検討したように、タグがデータベース108に記憶されることに加えて、データベースはタグ間の関連性も記憶する。例えば、特定のタグが、画像によって表される物理的対象物における傾向に基づいて他のタグに関連付けられてもよく、例えば、「中国料理」とラベル付けされたタグは、「バーガー」とラベル付けされたタグよりも、「ライス」とラベル付けされたタグに一層関連付けられる。従って、否定的嗜好に応答して、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、否定的タグとの閾値関連性を満足する、関連付けされたタグを決定することができる。関連性の閾値は、任意の個数の要因または測定基準に基づくものでよく、例えば、2個のタグが同じ画像に関連付けられる回数、ユーザが、画像に対する特定の嗜好(例えば、好む、または好まない)を示す回数、および、画像に関連付けられるタグ、などがある。例えば、関連性は、ある画像が、肯定的嗜好を有するとしてユーザにより示されるとき、2個のタグがその画像に関連付けられる回数に基づくものであってもよい。しかし、関連性を決定するための閾値は、本開示の精神および範囲を逸脱することなく、変更されてもよい。
【0041】
画像により表される物理的対象物に対する嗜好が肯定的または好意的であることに応答して、複数のタグの処理は、画像に関連付けられるセットのタグからのタグに、追加のタグを追加することを含む。追加のタグは、ユーザが肯定的嗜好を定めた以前の画像に関連付けられるタグを生かすことにより、ユーザの現在の関心事をさらに絞り込む。
【0042】
1つ以上の追加のタグを決定するために、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理して、肯定的タグとの関連性を有するタグを決定する。例として、以前の画像に関連付けられるタグが、肉というタグとランチというタグを含む場合、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理して、肉およびロールパンに関連付けられるタグ、例えば、シリアルというタグではなく、ハンバーガーまたはホットドッグというタグなど、を決定する。上記と同様に、関連性の閾値は、任意の個数の要因または測定基準に基づくものでよく、例えば、2個のタグが同じ画像に関連付けられる回数、ユーザが、画像に対する特定の嗜好(好む、または好まない)を示す回数、および、画像に関連付けられるタグ、などがある。しかし、関連性を決定するための閾値は、本開示の精神および範囲を逸脱することなく、変更されてもよい。
【0043】
ユーザが肯定的嗜好を示した画像に関連付けられるセットのタグからの、1つ以上のタグとの閾値関連性を満足させるタグを決定する際、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、次のセットのタグが、閾値関連性を有するタグのうちの少なくとも1つのタグを含むことに基づいて、次のセットのタグを決定する。従って、数個のタグが、ユーザが肯定的嗜好を示した画像に関連付けられる1つ以上のタグとの閾値関連性を有する、と決定されると、それらタグのうちの1つ以上が選択され、次のセットのタグには、それらタグのうちの1つ以上のタグと、以前の画像の以前のタグと、が含まれる。以前のセットのタグからのタグとの閾値関連性を満足させる2つ以上のタグが存在する場合、次のセットのタグを生成するために、1つ以上のタグのうちのどれを追加するべく選択するのかは、変更することができる。選択はランダムとすることができ、例えば、合計4個のタグからの1つ以上のタグが、次のセットのタグに含まれるものとして選択される、などである。代替えとして、選択は、タグの重み付けに基づくものとすることができる。重み付けは、1つ以上の要因および/または測定基準に基づいて決定されてもよい。1つの測定基準によると、重み付けは、どのタグが、ユーザが肯定的嗜好を示した以前の画像に関連付けられるセットのタグのうちの、1つのタグ、2個以上のタグ、または全てのタグ、との最も高い関連性を有するのか、に基づくものとすることができる。関連性は、タグのグループまたはプール内の全てのタグ、特別なユーザに関連する全てのタグ(例えば、ユーザが嗜好を示した)、または、食事、食品のタイプなど同じカテゴリのタグ内の全てのタグ、に対するものとすることができる。しかし、重み付けは、任意のタイプの測定基準またはスキーマに基づいてもよく、例えば、ユーザのプロフィール、閾値関連性を有するタグに関連付けられる物理的対象物、閾値関連性を有するタグに関連付けられる物理的対象物に対応する場所、閾値関連性を有するタグに関連付けられる物理的対象物に対応するエンティティ、またはこれらの組み合わせ、などに基づいてもよい。タグの重み付けが決定されると、選択されるタグが最も高い重み付けを持つタグとなるように、以前の画像に関連付けられるセットのタグに対して追加される1つ以上のタグが選択される。
【0044】
上記で検討したように、タグは、概ね一次タグおよび二次タグとしてカテゴリに分類することができる。画像は、一次タグと二次タグとの両方に関連付けることができる。いくつかの実施形態によると、一次タグである複数のタグ内のタグのみを処理して、以前のセットのタグに対して追加される追加の一次タグを決定する。代替えとして、複数のタグ内の全てのタグ(例えば、一次タグおよび二次タグ)を処理して、以前のセットのタグに対して追加される追加のタグを決定する。一次タグのみか、または、一次タグと二次タグとの両方を、処理して、以前の画像に関連付けられるセットのタグに対して追加される追加のタグを決定するのかについては、ユーザに対して既に提示された一連内の画像の個数に基づいて決定することができる。例えば、画像が、ユーザに対して提示された最初のN個(Nは、2、3、4、または5である)の画像のうちの1つである場合、複数のタグ内の一次タグのみを処理して、以前のセットのタグに対して追加される追加のタグを決定する。しかし、画像が、ユーザに対して提示された、後の方の画像、例えば、セッション内の6番目、7番目、または8番目の画像である場合、一次タグと二次タグとの両方を処理して、以前のセットのタグに対して追加される追加のタグを決定する。
【0045】
上記で検討したように、対象物を表す画像が提示されることに応答して、ユーザが示すことができる嗜好は、肯定的嗜好でも、否定的嗜好でもよい。加えて、嗜好は中立嗜好でもよい。画像に対して示される嗜好が中立嗜好であることに応答して、画像に関連付けられるセットのタグ(例えば、タグの組み合わせ)がロギングされ、そのセットのタグのみを含むセットのタグ(例えば、タグの組み合わせ)は、続いて、セッションの残り部分のためにユーザに対して提示されることはない。従って、そのセットのみを含むセットのタグに関連付けられる画像が、セッションの残り部分のためにユーザに対して提示されることはない。代替えとして、嗜好が中立嗜好であることに応答して、画像に関連付けられるセットのタグがロギングされ、そのセットのタグを含むセットのタグは、任意の他のタグに加えて、続いて、セッションの残り部分のためにユーザに対して提示されることはない。従って、中立嗜好に応答して、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理し、画像に対応するその1つのセットのタグを含まない次のセットのタグに基づいて、単独で、または、代替えとして、追加のタグとの任意の組み合わせで、セッションの残り部分のために、次のセットのタグを決定する。従って、中立嗜好に関連付けられるセットのタグがロギングされて、ユーザに対して提示され得る、次のセットのタグである可能性があるもの、従って、画像、を絞り込む。
【0046】
加えて、いくつかの実施形態によると、また、否定的嗜好についての上記の検討と同様に、次のセットのタグである可能性があるものから除外され得るセットのタグは、中立嗜好に関連付けられるセットのタグ内の1つ以上のタグとの閾値関連性を満足させるタグを含む、セットのタグを含むことができる。
【0047】
嗜好および以前の画像用のセットのタグに基づいて、セットのタグを決定すると、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、ユーザに提示する次の画像を決定する(208)。次の画像は、次のセットのタグに関連付けられる複数の画像からの画像である。複数の画像は、同じセットのタグに関連付けられていてもよい。従って、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、同じセットのタグを共有する画像から、単一の画像を選択する。画像の選択の基準は、変更することができる。選択はランダムとすることができ、例えば、無作為な画像が、同じセットのタグを共有する画像から選択される。代替えとして、選択は、処理または測定基準に基づくものとすることができる。上記で検討したように、データベース108は、ユーザが、指定のタグおよび/または指定の画像と何回インタラクションを行ったのかに関連する情報を記憶する。処理または測定基準は、ユーザと同じセットのタグを共有する画像との間のインタラクションの回数を解析することと、最高回数のインタラクションを有する画像を選択することと、を含むことができる。最高回数のインタラクションを有する画像は、ユーザの現在の関心事が、画像により表される物理的対象物にあることの高い可能性を示し得る。代替えとして、処理は、ユーザとの最低回数のインタラクションを有する画像を選択することを含むことができる。インタラクションには任意のインタラクションを含むことができ、例えば、ユーザが画像を提示されたときはいつも、ユーザが画像に応答して定めた嗜好とは無関係に、などとすることができる。代替えとして、インタラクションは、ユーザが、肯定的嗜好、否定的嗜好、または中立嗜好など、指定の嗜好を定めた場合のインタラクションだけに限定されてもよい。代替えとして、処理または測定基準は、画像によって表される物理的対象物に関連付けられるエンティティに基づくものとすることができる。システム100に対してサブスクライブされたエンティティに関連付けられる画像は、システム100に対してサブスクライブされなかったエンティティに関連付けられる画像よりも、重みを高くしてもよい。従って、画像が、サブスクライブするエンティティに関連付けられる場合は、画像は、同じセットのタグに関連付けられる複数の画像の中から、ユーザに対して提示されてもよい。
【0048】
コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、少なくとも、画像をユーザに対して提示し、次の画像により表される物理的対象物に対して、ユーザが肯定的もしくは否定的、または中立な嗜好を有するかどうかに関して、ユーザからの入力を待機する、上記の処理を繰り返すことに基づいて、一連の画像を生成する(210)。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションは、ユーザが、現在に提示される画像に対する嗜好を定める度に連続し、以前の画像に対する嗜好と以前の画像に関連付けられるセットのタグとに基づいて提示するための、次のセットのタグと次の画像とを決定する。ユーザが嗜好を定めることで、物理的対象物である可能性がある種々のものを表す、ユーザに対して提示される画像に関連付けられるセットのタグに基づいて、ユーザが現在点関心がある物理的対象物を絞り込む。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、ユーザが、画像により表される物理的対象物に対するユーザの嗜好に対応する入力を提供し続ける限り、セッション内で継続する。従って、いくつかの実施形態によると、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、無制限に、または、少なくとも、画像および/またはタグの数が、上記で検討した処理に基づくセッション中に使いつくされるまで、継続する。セッション中、タグおよびセットのタグは、上記で説明したように、否定的または中立的応答に基づいて削除される。従って、セッションは、ユーザに対して提示するタグおよび/または画像がそれ以上ないという場合に、終了してもよい。代替えとして、一連の画像を提示する単一のセッションは、所定数の画像がユーザに対して提示または表示されるまで、または、所定数の入力がユーザから受け取られるまで、続いてもよい。例えば、画像を提示するセッションは、10個の画像分続いてもよい。ユーザが、10個目の画像の後でも、ユーザが現在点関心がある物理的対象物を決めなかった場合、セッションは終了し、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、新しいセッションを改めて開始する。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aの新しいセッションを改めて開始することは、削除されたタグ、中立とされたセットのタグ、または両方を、以前のセッションからリセットする。例えば、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aの開始時に最初は利用可能であった、複数のタグおよびセットのタグの全てが、新しいセットのタグ、およびユーザに提示する新しい画像を決定するべく、再び利用可能となる。代替えとして、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションは、以下でさらに詳細に説明するように、ユーザが関心がある物理的対象物を表す画像を、ユーザが選択すると、終了する。
【0049】
図2Bは、コンピュータ102a、サーバ106、およびデータベース108を含む本開示の態様を使用して、タグのプール全体およびプール画像全体の中から、特別なセッションについてユーザに関係し、また、ユーザに提示する画像を決定するために処理および解析される、複数のタグおよび複数の画像を決定する、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bのフローチャートである。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aとは異なる、システム100内での実装の目的のための別個のアルゴリズムとすることができる。代替えとして、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aの拡張またはサブルーチンとすることができる。
【0050】
コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bは、次のセットのタグを決定するために処理される、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aにて上記で検討した、最初の画像を提示するための、複数のタグを、データベース108内のタグのプールの中から選択する(212)。複数のタグは、複数のタグが、ユーザのプロフィールに関連付けられる1つ以上のタグとマッチすることに基づいて、選択される。従って、ユーザに関係するタグは、ユーザのプロフィール内のタグとマッチするタグに従って、上記で検討したように、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aにおいて処理される複数のタグ内にあるべく選択される。選択されるタグは、ユーザのプロフィール内のタグと完全にマッチするタグである。代替えとして、選択されるタグは、ユーザのプロフィール内のタグとの閾値関連性と完全にマッチする、または当該閾値関連性を満足させる、タグである。関連性は、本明細書に記載される任意の関連性に基づいてもよく、例えば、タグが典型的には、データベース108内の画像およびタグの傾向に基づいて、同じ画像に関連付けられる、などとすることができる。タグのプールの中から選択されるタグは、一次タグのみとすることができ、または、タグは一次タグおよび二次タグの両方とすることができる。いくつかの例では、一次および二次タグは等しい重みを有するが、他の例では、一次タグが、二次タグに比べてより高い重みを有してもよい。
【0051】
コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bはまた、ユーザ、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bを実行するためにアプリケーションを実行中のコンピュータ102a、またはその組み合わせ、に関連付けられる場所を決定する(214)。コンピュータ102aに関連付けられる場所は、コンピュータ102aの種々の機能性、例えば、コンピュータ102a内のGPS(global positioning system)受信機など、に基づいて自動的に決定することができる。代替えとして、ユーザおよびコンピュータ102aに関連付けられる場所は、ユーザがコンピュータ102aに手動で場所を入力することに基づいて、決定することができる。ユーザにより手動で入力される場所は、現在位置、または、別の場所、例えば、ユーザが特定の期間中、いる予定の場所、などとすることができる。
【0052】
タグのプールから選択される複数のタグ、および、ユーザおよび/またはコンピュータ102aの場所、に基づいて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bは、画像のプールの中から画像を選択する(216)。画像は、画像が、タグのプールから選択される複数のタグのうちの少なくとも1つのタグに関連付けられることに基づいて、選択される。さらに、画像は、各画像が、ユーザおよび/またはコンピュータ102aの場所に関連付けられることに基づいて、選択される。画像が場所に基づいて選択されるのは、上記で検討したように、場所が、画像によって表される物理的対象物を利用できる可能性がある場所に相当するからである。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200bに基づいて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200a内のタグの処理、および画像の選択は、ユーザと、指定の場所(例えば、ユーザおよび/またはコンピュータ102aの現在の地理的場所、または、ユーザおよび/またはコンピュータ102aの予定/期待の場所)にローカルな物理的対象物を表す画像と、に関係するタグに限定される。
【0053】
コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッション中に提示される最初の画像は、画像のプール内の画像である。例として、最初の画像は、複数の画像の中から、一連の画像のうちの第1の画像として、ランダムに選択される。代替えとして、最初の画像は、例えば、画像が提示されることに応答してユーザが嗜好を示すなどの、ユーザと画像との間の直接のインタラクションを介する、または、画像に関連付けられる1つ以上のタグとユーザとの間のインタラクションを介する、ユーザとの高回数のインタラクションに関連付けられる複数の画像の中からの画像、とすることができる。代替えとして、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッション内で、ユーザに提示される最初の画像は、指定のタグ、物理的対象物、または物理的対象物を提供するエンティティを探す、ユーザによる検索に基づくものとすることができる。例えば、食品については、ユーザは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションを開始することを選択し、ユーザが探す物理的対象物の名前、例えば、中華風チキンサラダなど、を入力することができる。それに応答して、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aが、中華風チキンサラダを記述または特徴づけする1つ以上のタグを含むデータベース108内の画像を検索し、ユーザが、その食品の品目を有するレストラン/業者を探して、地理的エリアを探索することができるようにする。同時に、この機能性により、プレミアムアカウントに関連付けられるレストラン(例えば、エンティティ)を、自らの料理の画像をアップロードしようという気にさせ、それにより、自らの料理は、そのローカルなエリア内の全ての潜在的なユーザによって、システム100内で検索できるようになる。
【0054】
図2Cは、コンピュータ102a、サーバ106、およびデータベース108を含む本開示の態様を使用して、システム100内の要素間の関連性を決定および/または更新する、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200cのフローチャートである。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200cは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aおよび200bとは異なる、システム100内での実装の目的のための別個のアルゴリズムとすることができる。代替えとして、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200cは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aの拡張またはサブルーチンとすることができる。コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aによる一連の画像を生成するセッション中に、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200cは、ユーザからの入力をインタラクションとしてロギングする(218)。入力は、入力が適合するタグ、セットのタグ、画像、物理的対象物および/または物理的対象物に関連付けられるエンティティ、とのインタラクションとしてロギングされる。ユーザが、画像に関連付けられる嗜好の入力を与えると、入力は、画像、画像により表される物理的対象物、画像に関連付けられる1つ以上のタグおよび/または物理的対象物に関連付けられるエンティティ、に適合するものとしてロギングされる。入力のロギングは、当該ユーザのみに対して行ってもよく、全てのユーザにわたって行ってもよい。
【0055】
入力のロギングによって、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200cは、システム100内の種々の情報の要素間の関連性を修正することができる。(220)。例えば、ロギングにより、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200cは、インタラクションに基づいて、タグ間、セットのタグ間、および/または、画像とタグおよび/またはセットのタグとの間、の関連性を修正することができる。関連性の修正は、入力を行ったユーザに対して行ってもよく、全てのユーザに対して行ってもよい。従って、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aおよび200bにて検討し、使用した関連性は、ユーザの継続した入力に基づいて、動的かつ常に進化していく。
【0056】
図3は、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションの過程全体の、ユーザに関係する複数のタグの処理を示すフロー300の図である。フローは、セットのタグ302で開始する。セットのタグ302は、コンピュータ102aにて、アプリケーション114aを実行することにより、ユーザに対して提示される画像に関連付けられる。具体的には、表示装置112aが、セットのタグ302に関連付けられる画像を表示する。図示のように、セットのタグ302には、一次タグ302aおよび二次タグ302bが含まれる。タグは、上述のタグのいずれかとすることができるが、便宜上、タグをアルファベット文字で表す。従って、タグ302の一次タグ302aには、タグA、B、およびCが含まれ、タグ302の二次タグ302bには、タグDおよびEが含まれる。
【0057】
セットのタグ302に関連付けられる画像の提示に応答して、ユーザが、例えば、画像により表される物理的対象物に対する嗜好を示す。上記で説明したように、嗜好は、ユーザインターフェース装置110aを介して示されてもよい。説明の目的で、嗜好を、
図3の矢印314aで表す。具体的には、矢印314aは、セットのタグ302に関連付けられる画像に対する、否定的な嗜好を表す。
【0058】
否定的嗜好に基づいて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理して、次のセットのタグと、次のセットのタグに関連付けられる次の画像とを決定する。セットのタグ304は、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aによって決定される次のセットのタグと、セットのタグ304に関連付けられる画像と、を表す。セットのタグ304には、一次タグ304aであるF、G、およびHと、二次タグ304bであるIおよびJと、が含まれる。ユーザが、セットのタグ302に関連付けられていた画像により表される物理的対象物に応答して、否定的嗜好を定めたため、セットのタグ304には、一次タグ302aのいずれも含まれない。具体的には、一次タグ302aであるA、B、およびCが、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションの残り部分のために、次のセットのタグを決定するために処理される複数のタグから削除された。
【0059】
上記と同様に、セットのタグ304に関連付けられる画像の提示に応答して、ユーザが、画像により表される物理的対象物に対する嗜好を示す。説明の目的で、嗜好を、
図3の矢印316aで表す。具体的には、矢印316aは、セットのタグ304に関連付けられる画像に対する、肯定的な嗜好を表す。
【0060】
肯定的嗜好に基づいて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理して、次のセットのタグと、次のセットのタグに関連付けられる次の画像とを決定する。セットのタグ306は、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aによって決定される次のセットのタグと、セットのタグ306に関連付けられる画像と、を表す。ユーザが、セットのタグ304に関連付けられる画像により表される、以前の物理的対象物に対して肯定的嗜好を示したため、セットのタグ306には、一次タグ306aであるF、G、H、およびKが含まれ、これらは一次タグ304aと追加の一次タグKである。すなわち、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、ユーザの肯定的嗜好に基づいて、以前の一次タグおよび1つ(または、それ以上)の追加の一次タグを含むセットのタグと、セットのタグが関連付けられる対応する画像と、を決定することにより、セットのタグ304を生かす。
【0061】
セットのタグ306にはまた、二次タグ306bであるD、E、およびIが含まれる。ユーザが、二次タグDを含んでいたセットのタグ302に対する否定的嗜好を示しているにもかかわらず、二次タグDが、後続のセットのタグにおいて再度使用可能であるのは、タグが二次タグであるからである。代替えとして、二次タグもまた、セッションの残り部分のために、次のセットのタグを決定するために処理される複数のタグから削除されてもよく、一次タグのみの削除でなくてもよい。
【0062】
セットのタグ306に関連付けられる画像の提示に応答して、ユーザが、画像により表される物理的対象物に対する嗜好を示す。説明を簡単にする目的で、嗜好を、
図3の矢印314bで表す。具体的には、矢印314bは、セットのタグ306に関連付けられる画像に対する、否定的な嗜好を表す。
【0063】
否定的嗜好に基づいて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理して、次のセットのタグと、次のセットのタグに関連付けられる次の画像とを決定する。セットのタグ308は、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aによって決定される次のセットのタグと、セットのタグ308に関連付けられる画像と、を表す。セットのタグ308には、一次タグ308aであるF、G、H、およびLと、二次タグ308bであるM、N、およびOと、が含まれる。ユーザが、セットのタグ306に関連付けられていた画像により表される物理的対象物に応答して、否定的嗜好を定めたため、セットのタグ308には、セットのタグ304(例えば、最後の肯定的嗜好)と、セットのタグ306との間に追加された一次タグ、すなわち、一次タグK、は含まれない。すなわち、セットのタグ306に応答する否定的嗜好は、一次タグKを追加したことに起因し、従って、一次タグKは、セッションの残り部分のために、複数のタグから削除され、後続のセットのタグには、一次タグKを含むものはない。セットのタグ308にはまた、二次タグ308bであるM、N、およびOが含まれる。
【0064】
セットのタグ308に関連付けられる画像の提示に応答して、ユーザが、画像により表される物理的対象物に対する嗜好を示す。説明の目的で、嗜好を、
図3の矢印318aで表す。具体的には、矢印318aは、セットのタグ308に関連付けられる画像に対する、中立の嗜好を表す。
【0065】
中立嗜好に基づいて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理して、次のセットのタグと、次のセットのタグに関連付けられる次の画像とを決定する。セットのタグ310は、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aによって決定される次のセットのタグと、次のセットのタグ310に関連付けられる画像と、を表す。セットのタグ310には、一次タグ310aであるF、G、H、およびPと、二次タグ310bであるD、E、およびOと、が含まれる。ユーザが、セットのタグ308に関連付けられていた画像により表される物理的対象物に応答して、中立嗜好を定めたため、セットのタグ310には、セットのタグ306(例えば、最後の肯定的嗜好)と、セットのタグ308との間に追加された一次タグ、すなわち、一次タグL、は含まれない。すなわち、セットのタグ308に応答する中立嗜好は、一次タグLと、一次タグF、G、およびHと、を含む、一次タグ308a全体に起因する。従って、全く同じセットの一次タグ308aが、ユーザに対して二度と提示されることはないという意味で、セットの一次タグ308aは、処理される複数のタグから削除される。しかし、一次タグLが、セッションの残り部分のために、複数のタグから削除されず、セットのタグが、セットの一次タグ308aそのものではない限り、後続のセットのタグに一次タグLが含まれてもよい。セットのタグ310にはまた、二次タグ310bであるD、E、およびOが含まれる。
【0066】
セットのタグ310に関連付けられる画像の提示に応答して、ユーザが、画像により表される物理的対象物に対する嗜好を示す。説明の目的で、嗜好を、
図3の矢印316bで表す。具体的には、矢印316aは、セットのタグ310に関連付けられる画像に対する、肯定的な嗜好を表す。
【0067】
肯定的嗜好に基づいて、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、複数のタグを処理して、次のセットのタグと、次のセットのタグに関連付けられる次の画像とを決定する。セットのタグ312は、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aによって決定される次のセットのタグと、セットのタグ312に関連付けられる画像と、を表す。ユーザが、セットのタグ310に関連付けられる画像により表される、以前の物理的対象物に対して肯定的嗜好を示したため、セットのタグ312には、一次タグ310aであるF、G、H、P、Q、およびRが含まれ、これらは一次タグ310aと、追加の一次タグQおよびRである。すなわち、上記で説明したように、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、以前の一次タグ、および1つ以上の追加の一次タグを含むセットのタグと、セットのタグが関連付けられる対応する画像と、を決定することにより、ユーザの肯定的嗜好を生かす。
【0068】
フロー300は、ユーザが、現在に提示される画像により表される物理的対象物を選択するまで継続されるものであり、当該物理的対象物は、上記の一連の画像内に提示される最後の画像に相当する、ユーザが取得したい物理的対象物である。代替えとして、上記で検討した理由により、フロー300は、セッションが終了して、改めて開始されるまで継続する。それぞれの場合において、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aのセッションが開始または改めて開始されると、処理される複数のタグと画像とが、リセットされて、複数のタグから削除されたタグおよびセットのタグが、処理用に複数のタグに戻し入れられる。
【0069】
以下の図面は、前述の
図1〜3に関連して上記で説明した態様のいずれかを使用する。これらの図面および付随する説明は、本開示の基礎的な態様のいくつかについて述べるものであり、以下の図面により、本開示により熟考される多くの実装の単なる例として示される。
【0070】
図4A〜4Gは、それぞれユーザインターフェース(UI)400a〜400gを示し、これらユーザインターフェースは、ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザを現在の関心事に誘導するために、コンピュータ装置102a上で実行されるアプリケーション114aの一部として、コンピュータ装置102a上に提示される。
図4Aを参照すると、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズムのセッションが開始されると、画像が1つずつ現れ、ユーザが画像とインタラクションを行って、動的な一連の画像をポピュレートする。システム100の種々の構成に従って、画像がサーバ106により、データベース108からコンピュータ102a上のアプリケーション114aにプッシュされる。代替えとして、画像は、直接、またはサーバ106を介して、アプリケーション114aにより、データベース108から検索されてもよい。代替えとして、画像は、コンピュータ102a上のアプリケーション114a内に含まれていてもよい。
図4Aは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aの主UI400aを示す。図示のように、UI400aには画像402aが含まれる。画像402aは、物理的対象物を表す。
図4Aの具体例では、画像402aはパンのデジタル写真であり、これは、パンという物理的対象物を表し、例えば、これらのパンを供する店またはレストランを詳細に調べた誰かが撮り、オンラインのソーシャルメディアネットワーキングサービスに投稿したものであり得る。画像402aの下方には、ユーザインターフェース要素404aおよび404bがある。具体的には、ユーザインターフェース要素404aおよび404bにより、ユーザは、画像402aと、画像により表される対応する物理的対象物と、に関連付けられる入力を行うことができ、ユーザは、画像402aにより表される物理的対象物に対する嗜好を定めることができる。例えば、ユーザインターフェース要素404aは、否定的嗜好に対応する×のアイコンであり、ユーザインターフェース要素404bは、肯定的嗜好に対応するチェックマークのアイコンである。UI400aにはまた、ユーザがアプリケーション114a内をナビゲートできるようにする、主ツールバー406が含まれる。主ツールバー406内には、アプリケーション114aの機能に対応するアイコンがあり、フィードアイコン406a、レストランアイコン406b、欲しいもの検索(Crave Search)アイコン406c、およびマイプロフィールアイコン406d、が含まれる。欲しいもの検索アイコン406cは、ユーザに対して提示される一連の画像に関連付けられるタグを解析して、ユーザの現在の関心事を提示するためのプロセスまたはアルゴリズムを始める、コンピュータに実装されるプロセスまたはアルゴリズム200a、のセッションを開始する。従って、UI400aが、コンピュータ102aの表示装置112a内に提示されるのに先立って、ユーザは、例えば、欲しいもの検索アイコン406cを選択していた。
【0071】
図4Bは、UI400aの後の、後続のユーザインターフェースを示す。具体的には、ユーザが、ユーザインターフェース要素404aまたは404bのうちの1つを選択すると、UI400aがUI400bに移行する。UI400bには新しい画像402bが含まれる。画像402aと同様に、画像402bは物理的対象物を表す。
図4Bの具体例では、画像402bは牛肉の炒め物のデジタル写真であり、これは、牛肉の炒め物という料理の物理的対象物を表す。例として、ユーザは、ユーザ要素404aを選択して、ユーザが、画像402aにより表されるパンという物理的対象物に対して否定的嗜好(例えば、好まない)を有する、ということを示した可能性がある。それに応答して、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aは、画像402aに関連付けられる以前のセットのタグからのタグを含まない、次のセットのタグを決定して、ユーザに提示するための次のセットのタグに関連付けられる画像(例えば、画像402b)を決定した。従って、牛肉の炒め物の画像402bは、パンの画像402aに関連付けられる一次タグと同じ一次タグを持たない。
【0072】
図4Cは、UI400bの後の、後続のユーザインターフェースを示す。
図4CのUI400cは、コンピュータに実装される方法またはアルゴリズム200aが、次のセットのタグと次のセットのタグに関連付けられる画像とを選択すること、および、画像により表される物理的対象物に対する嗜好を示す入力をユーザから受け取ること、を数ラウンド行った後のものとしてもよい。説明として、UI400cは、N個の画像が既に提示された後に、提示されるものとしてもよい。従って、UI400cには新しい画像402cが含まれる。画像402aおよび402bと同様に、画像402cは物理的対象物を表す。
図4Cの具体例では、画像402bは寿司のデジタル写真であり、これは、寿司という料理の物理的対象物を表す。
【0073】
図4Dは、
図4Cの画像402cに関連付けられる詳細なビューUI400dを示す。例として、ユーザが、UI400c内の画像402cを選択することにより、UI400cはUI400dに移行する。UI400dには、同じ
図4Cの画像402cが含まれる。加えて、UI400dには、ユーザインターフェース要素408aおよび410aが含まれる。ユーザインターフェース要素408aは、画像402cに関連付けられるタイトルまたは説明文に相当する。ユーザインターフェース要素408のタイトルまたは説明文は、画像402cによって表される物理的対象物を記述するテキスト文字列である。例として、画像402cが寿司を示す場合、ユーザインターフェース要素408aには、カリフォルニア寿司ロールという説明文が含まれる。ユーザインターフェース要素410aは、画像402cに関連付けられるタグをリストアップする。ユーザインターフェース要素410aにより、ユーザは、タグが、画像402cに関連付けられており、そのため、画像402cによって表される物理的対象物にも関連付けられることが、直接的に分かる。例として、ユーザインターフェース要素410aには、寿司、ロール、生、日本料理、野菜、および冷たい、というタグが含まれる。
【0074】
図4Eは、現在に提示される画像402dに基づくレストランのレコメンデーションを含むUI400eを示し、これは、コンピュータに実装されるプロセスまたはアルゴリズム200aに基づいて提示される。例えば、ユーザは、画像402cが提示されたことに応答して、否定的嗜好または好まないこと、を示した可能性がある。肯定的な応答に最後に関連付けられるタグに戻ると(例えば、402b)、コンピュータに実装されるプロセスまたはアルゴリズム200aは、画像402dを、ユーザに提示する次の画像として決定した可能性がある。UI400dと同様に、UI400eには、現在に提示される画像402dに関連付けられる詳細なビューが含まれる。図示のように、画像402dは、ポークチョップのデジタル写真を示し、これは、ユーザインターフェース要素408bにより示される。具体的には、ユーザインターフェース要素408bが、ポークチョップのリピエーノという説明文を示す。UI400eには、ユーザインターフェース要素410bがさらに含まれ、これは、画像402dに関連付けられるタグを提供する。図示のように、タグには、ハーブ、ウォック、ブレッドクラム、ポークチョップ、およびディナー、が含まれる。さらに、UI400eにはユーザインターフェース要素412が含まれる。ユーザインターフェース要素412は、例えば、ユーザの場所、コンピュータ102a、またはその両方により規定される、画像402aに関連付けられる物理的対象物を提供する、そのエリア内にある多数のエンティティを示す。図示の例に特有なものして、ユーザインターフェース要素412は、ユーザの場所にある、画像402dにより提示される料理を提供するレストランの数を示す。図示のように、ユーザの閾値の場所に、画像402dに関連付けられるポークチョップのリピエーノという料理を提供する、15個のレストランがある。
【0075】
ユーザインターフェース要素412は、ユーザが、画像402dに関連付けられる物理的対象物を取得することに関心があることを、ユーザが示すことに応答して、UI400e内においてユーザに対して提示される。そのような表意は、ユーザが画像402dをダブルタップする、または選択するなど、種々の方法に従って行うことができる。それに応答して、アプリケーション114aは、UI400e内にユーザインターフェース要素412を提示する。従って、ユーザが、ユーザが関心がある、料理の場合なら欲しい、物理的対象物に誘導されると、コンピュータに実装されるプロセスまたはアルゴリズム200aは、ユーザが、物理的対象物を提供するエンティティに関する情報を取得できるようにする。この場合、エンティティは15個のレストランである。ユーザがユーザインターフェース要素412を選択することに応答して、アプリケーション114aは、UI400eとUI400fとの間で移行を発生させる。
【0076】
図4FはUI400fを示し、UI400fには、ユーザが追加情報を取得することに関心があることを示した、物理的対象物を提供する、推奨されたエンティティのリストが含まれる。UI400fには、エンティティ414a〜414g、具体的には、画像402dに関連付けられる物理的対象物を提供するレストラン、のリストが含まれる。UI400fから、ユーザは、エンティティ414a〜414gのリストから指定のエンティティを選ぶことができる。エンティティ、例えば、1番目のユーザインターフェース要素414aに関連付けられる1番目のエンティティ、を選択すると、アプリケーション114aが、UI400fからUI400gへ移行させる。
【0077】
図4Gは、画像402dに関連付けられる物理的対象物を提供する、指定のエンティティに関する情報を提供するUI400gを示す。レストランの場合、UI400gには、レストランの外観の画像416が含まれる。画像416の下方では、UI400gには、レストランの名前およびレストランの住所が含まれる。UI400gにはまた、ユーザインターフェース要素418が含まれる。ユーザインターフェース要素418を、レストランに関連付けられるウェブサイトへのハイパーリンクに関連付けることができる。代替えとして、ユーザインターフェース要素418は、ユーザを、レストランのアプリケーション内のランディングサイトに直接差し向けてもよい。レストランのランディングサイトは、レストランに関する情報、例えば、データベース108内に記憶されるレストランのプロフィールに含まれる情報など、を提供することができる。いくつかの実施形態によると、レストランのランディングサイトは、ユーザが料理を購入することができるインターネットウェブサイトにユーザを差し向けるのではなく、ユーザがアプリケーション114aを介して料理を購入できるようにしてもよい。
【0078】
図4Hは、ユーザが、物理的対象物の画像をシステム100にアップロードして関連付けする、例えば、システム100のデータベース108内に記憶させる、ためのUI400hを示す。UI400hには、物理的対象物に関連付けられることになる画像を表示する、領域420が含まれる。画像は、スマートフォンの場合であればコンピュータ102a内に統合されるカメラ、または、インターネット上の画像、または、コンピュータ102aのメモリ装置に保存される画像、にリンクすることにより、など種々の方法に従って取得することができる。UI400fと同様に、UI400hにはまた、ユーザが、画像のタイトルまたは説明文を挿入することができるようにする、ユーザインターフェース要素422が含まれる。UI400hにはまた、領域420内の画像を、画像により表される物理的対象物について記述する1つ以上のタグに関連付けるためのユーザインターフェース要素424が含まれる。UI400hにはまた、場所を画像および物理的対象物に関連付けるためのユーザインターフェース要素426が含まれる。場所は、コンピュータ102a内の構成要素および/またはモジュール(例えば、GPS受信機)を介するなどして自動的に決定することもできるし、ユーザにより手動で入力することもできる。
【0079】
図4Iは、ユーザが、ユーザインターフェース要素422および422内に情報を入力する際のUI400iを例示する。例えば、ユーザは、料理の画像をアップロードしているとする。料理は、具体的には牛肉の炒め物であるとする。ユーザは、画像により表される料理(例えば、物理的対象物)について記述するために、熱い、ウォック、および中国料理というタグを選択したとする。タグを選択して、説明文を入力するために、UI400iには仮想キーボード428が含まれる。しかし、ユーザは、種々の他のユーザインターフェース装置に従ってテキストを入力することができる。ユーザが情報の入力を完了すると、画像がデータベース108にアップロードされる。
図4Jは、ユーザインターフェース要素430を含むUI400jを示し、これは、画像、ならびに、タグ、説明文、および場所などの関連付けられる情報のアップロードが成功したことを示す。
【0080】
図4Kおよび4Lは、ユーザのプロフィールをユーザが閲覧する態様、に関連付けられるユーザインターフェースを示す。具体的には、
図4Kは、ユーザインターフェース要素432に基づいてユーザが関連付けされるタグを含む、ユーザプロフィールに関連付けられるUI400kを示す。図示のように、ユーザプロフィールは、ユーザが、他のタグの中でも、イタリア料理、アジア料理、バーガージョイント、ロマンチック、宅配、音楽、健康食品、新鮮、というタグに関連付けられることを示す。タグは、ユーザが肯定的嗜好(例えば、好む)を有する、データベース108内に記憶されるタグの全てから、ユーザが特定のタグを手動で選択することにより、ユーザに関連付けられる。代替えとして、ユーザインターフェース要素432内のタグに関連付けられる、ユーザが嗜好する画像および/または物理的対象物を、選択する習慣をユーザが持っているなど、時間の経過とともにユーザによるタグとのインタラクションにより、タグが黙示的にユーザに関連付けられる。UI400kにはまた、アプリケーション114aとのインタラクション中に、ユーザが肯定的嗜好(例えば、好む)を定めた画像(例えば、デジタル写真)が含まれる。
【0081】
図4Lには、ユーザのプロフィールの少なくともいくつかの追加の態様を示すUI400lが含まれる。例えば、UI400lには、ユーザインターフェース要素436および438が含まれる。ユーザインターフェース要素436には、ユーザに関するソーシャルメディア情報、例えば、ユーザのアイコン、ユーザの所在地(例えば、町および州)、ならびに、そのユーザが何人のユーザをフォローしているのか、および何人のユーザがそのユーザをフォローしているのか、などが含まれる。ユーザインターフェース要素438には、ユーザが、例えば、
図4H〜4Jで示した流れに従って、システム100にアップロードした画像が含まれる。UI400lには、システム100内に他の情報を含むことができ、本明細書において
図4A−4Lにて具体的に参照した情報だけが含まれるのではない。例えば、UI400lには、トップ100と呼ばれる、ユーザ向けの特集が含むことができ、これは、首位に格付けされる画像および/または画像に関連付けられる物理的対象物を、任意の所定の時点においてハイライト表示するものである。トップ100の画像は、データベース108内に記憶される画像の全て、ユーザが好んだことがあるタグに画像が関連付けられることに基づいて、データベース100内のユーザに関係する画像の全て、または、ユーザの現在位置を囲む事前に定義したエリア内で提供される物理的対象物の画像の全て、からのものとすることができる。最も多くの肯定的嗜好を有する物理的対象物を表す画像は、トップ100内に掲載されることになるものであり、ユーザが、自分のお気に入りの物理的対象物である物理的対象物(例えば、料理など)のアップロードをする気を鼓舞する。例えば、これにより、ユーザは、トップ100入りすることを願って、自分の最高の食事をシェアしようという気になるかもしれない。トップ100のリストにより、ユーザは注目を集めることができる。ソーシャルメディアの分野では、アプリケーション114aおよび114bにより、ユーザは、より多くのフォロワーを惹き付けるとともに、例えば、お気に入りのレストラン(例えば、エンティティ)をサポートすることができる。トップ100のリストはアクティブにもなるものであり、ユーザが、トップ100のリスト内の画像を選択して、画像により表される物理的対象物を提供するエンティティのプロフィールに関連付けられるページに興味を持つようになる、ようにすることができる。
【0082】
本開示は、種々の変形および代替えの形式を受け入れることができるが、指定の実施形態または実装が、例として図面に示され、本明細書において詳細に説明される。しかし、本開示が、開示される特別な形式に限定されることは意図されない、ことは理解すべきである。むしろ、本開示は、添付の請求項により定義されるような本発明の精神および範囲内にある全ての変形、等価物、および代替えに及ぶものである。
【0083】
これら実施形態のそれぞれ、および、その明らかな種々の変動は、以下の請求項において記載される、請求される発明の精神および範囲内にあるものとして熟考される。さらに、本概念は、先行する要素および態様の、任意および全てのコンビネーションおよびサブコンビネーションを明確に含む。